JP2000131245A - 透明フィルムの異物検査装置 - Google Patents

透明フィルムの異物検査装置

Info

Publication number
JP2000131245A
JP2000131245A JP10308506A JP30850698A JP2000131245A JP 2000131245 A JP2000131245 A JP 2000131245A JP 10308506 A JP10308506 A JP 10308506A JP 30850698 A JP30850698 A JP 30850698A JP 2000131245 A JP2000131245 A JP 2000131245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent film
dimensional ccd
imaging
ccd camera
foreign matter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10308506A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tsuji
浩二 辻
Satoshi Sato
聡 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10308506A priority Critical patent/JP2000131245A/ja
Publication of JP2000131245A publication Critical patent/JP2000131245A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/89Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles
    • G01N21/892Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles characterised by the flaw, defect or object feature examined
    • G01N21/896Optical defects in or on transparent materials, e.g. distortion, surface flaws in conveyed flat sheet or rod
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/89Investigating the presence of flaws or contamination in moving material, e.g. running paper or textiles
    • G01N21/8901Optical details; Scanning details

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明フィルムが高速で走行しても、これに含
まれる異物を高精度に検出することのできる透明フィル
ムの異物検査装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る透明フィルムの異物検査装
置1は、走行する透明フィルム7に検査光を照射する照
明装置2と、透明フィルム7の走行方向Aに移動しつつ
検査光を受光して透明フィルム7を撮像する一次元CC
Dカメラ3と、一次元CCDカメラ3の撮像結果に基づ
いて透明フィルム7中の異物を検査し、透明フィルム7
の良否を判定する良否判定装置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明なフィルムを
走行させてその中に含まれる異物を検査する透明フィル
ムの異物検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、透明フィルムの異物検査装置
として、走行中の透明フィルムを一次元CCDカメラや
レーザー光でスキャンして透明フィルムの透過光量の変
化や拡散光を検出し、これにより透明フィルム中の異物
を検査してその製品としての良否を判定するものが知ら
れている。例えば特開平6−242023号公報に記載
された検査装置では、毎分数mの速さで走行する透明フ
ィルムを照明装置が下方から照射し、その透明フィルム
の上方に固定された所定の分解能を有する一次元CCD
カメラが透明フィルムの透過光を受光し撮像することに
よって、透明フィルム中に含まれる異物の有無が検査さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の検査装置では、検査時間の短縮・効率化のた
めに透明フィルムを例えば毎分数十mの高速で走行させ
た場合に、その走行速度に一次元CCDカメラやレーザ
ー光のスキャン速度が追いつかず、異物の検出が困難に
なるという問題がある。とりわけ異物が微小である場合
にはその発見が難しく、本来不良品と判定されるべき透
明フィルムが良品として判定されるおそれが大きい。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、透明フィルムが高速で走行しても、これに含まれ
る異物を高精度に検出することのできる透明フィルムの
異物検査装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の透明フィルムの異物検査装置は、
走行する透明フィルムに検査光を照射する照明装置と、
前記透明フィルムの走行方向に移動しつつ前記検査光を
受光して前記透明フィルムを撮像する撮像装置と、該撮
像装置の撮像結果に基づいて前記透明フィルム中の異物
を検査し、前記透明フィルムの良否を判定する良否判定
装置とを有することを特徴とする。
【0006】この透明フィルムの異物検査装置によれ
ば、撮像装置が透明フィルムの走行方向に移動しつつ透
明フィルムの撮像を行うので、撮像装置から見た透明フ
ィルムの走行速度は減殺され、透明フィルムの走行速度
を絶対的には高速としても撮像装置から見たその走行速
度はそれほど高速とはならない。このため、透明フィル
ムの高速走行に撮像が追従可能で、透明フィルム中の異
物の検出を高精度に行うことができる。
【0007】請求項2に記載の透明フィルムの異物検査
装置は、請求項1に記載の透明フィルムの異物検査装置
において、前記撮像装置が前記走行方向に沿って複数設
けられ、各撮像装置が前記走行方向に沿って往復動可能
であるとともに、一の撮像装置が前記走行方向と反対方
向に移動する際に撮像できない領域を他の撮像装置が撮
像することによって、前記透明フィルムの全面的な検査
を行うことを特徴とする。
【0008】この透明フィルムの異物検査装置によれ
ば、撮像装置が走行方向に沿って往復動可能であるの
で、その往復動のための距離を確保しうる範囲内で検査
装置全体の走行方向に沿った寸法を短く抑えることがで
きる。また、一の撮像装置が走行方向と反対方向に移動
する際に撮像できない領域を、他の撮像装置が撮像して
カバーするので、透明フィルムにおいて撮像されない領
域が生じうるという上記往復動に基づく弊害が除去され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0010】図1及び図2は、本発明に係る透明フィル
ムの異物検査装置を示す。この透明フィルムの異物検査
装置1は、照明装置2と、撮像装置としての一次元CC
Dカメラ3と、制御装置4と、A/D変換装置5と、良
否判定装置6と、図示を略すフィルム送り機構とを備え
ている。このフィルム送り機構は、走行方向Aに透明フ
ィルム7を走行させる。透明フィルム7は、例えば液晶
の色パターン印刷用として使用され、無色透明、有色透
明の別は問わない。
【0011】照明装置2は直管型の蛍光灯により構成さ
れ、走行方向Aと直交する水平方向Bに沿ってのびるよ
うに、走行する透明フィルム7の下方に2台設置されて
いる。照明装置2は透明フィルム7に向けて検査光を照
射する照射部2aを備え、この照射部2aの走行方向A
に沿った幅はDとなっている。
【0012】透明フィルム7の上方には、走行方向Aに
沿ってのびるガイドレール8と、ガイドレール8に支持
されこれに沿って移動可能なフレーム9とが設けられて
いる。フレーム9は水平方向Bに沿ってのびる一対の辺
部9a,9bを有し、一次元CCDカメラ3はその辺部
9a,9bにそれぞれ5台ずつ設けられている。この辺
部9aの各一次元CCDカメラ3と辺部9bの各一次元
CCDカメラ3とは走行方向Aに沿うように1台ずつ対
応して設置されている。
【0013】フレーム9は制御装置4により動作制御さ
れ、ガイドレール8に沿って往復動を行う。このフレー
ム9の往復動に伴って、一次元CCDカメラ3は走行方
向Aに沿って距離L1だけ往復動する(図5参照)。こ
こでは、距離L1と照射部2aの幅Dとの間にL1<D
の関係があり、フレーム9が往復動しても辺部9aの一
次元CCDカメラ3は常に一の照明装置2の上方に位置
し、辺部9bの一次元CCDカメラ3は常に他の照明装
置2の上方に位置するようになっている。
【0014】A/D変換装置5は、辺部9a,9bの各
一次元CCDカメラ3に接続され、制御装置4からの制
御信号に応じて一次元CCDカメラ3からの撮像信号を
取り込みこれをA/D変換する。良否判定装置6はその
A/D変換装置5に接続され、一次元CCDカメラ3の
撮像結果に基づいて透明フィルム7中の異物を検査し、
透明フィルム7の製品としての良否を判定する。
【0015】この検査装置1では、走行方向Aに走行す
る透明フィルム7を照明装置2からの検査光が下方から
照射し、透明フィルム7を透過したその検査光を一次元
CCDカメラ3が走行方向Aに移動しつつ受光すること
によって、透明フィルム7の撮像が行われる。詳細に
は、辺部9a,9bの各一次元CCDカメラ3を構成す
る画素の受光量が水平方向Bに沿って順次検出され、そ
の受光量が透明フィルム7に含まれる異物の遮光により
減少して予め設定された良否判定基準値を下回った場合
に(図3)、透明フィルム7が良否判定装置6により不
良と判断される。
【0016】その透明フィルム7の走行速度をVs、一
次元CCDカメラ3の走行方向Aの移動速度をVcf
(<Vs)とすると、透明フィルム7は一次元CCDカ
メラ3から見て走行方向Aに速度(Vs−Vcf)で走
行する。よって、図4において上から下に順に示すよう
に、一次元CCDカメラ3による透明フィルム7の撮像
領域(図中の斜線部)は徐々に拡大していく。
【0017】一次元CCDカメラ3は走行方向Aに距離
L1だけ移動すると、走行方向Aと反対方向に同じく距
離L1だけ移動して、再度走行方向Aに移動しながら撮
像を行う。走行方向Aと反対方向に移動しているその間
に一次元CCDカメラ3は撮像を行わない一方、透明フ
ィルム7は走行方向Aに走行し続けている。このため、
走行方向Aの上流側にある辺部9aの一次元CCDカメ
ラ3のみでは撮像できない領域が生じ、同方向の下流側
に位置する辺部9bの一次元CCDカメラ3の設置は、
辺部9aの一次元CCDカメラ3が撮像できない透明フ
ィルム7の領域を撮像しうるように以下の一般的考察に
基づいている。
【0018】走行方向Aに沿って一次元CCDカメラ3
がN台(N≧2)設置されているとき、図5に示すよう
に、一次元CCDカメラ3の設置間隔をL、撮像開始点
(往復動の上流側端点)をS、撮像終了点(往復動の下
流側端点)をEとする。また、一次元CCDカメラ3が
走行方向Aに移動しつつ撮像する透明フィルム7の領域
の長さをL2、このときの所要時間をt1、一次元CC
Dカメラ3が走行方向Aと反対方向に移動している間に
透明フィルム7が走行する距離をL3、このときの一次
元CCDカメラ3の移動速度をVcb、所要時間をt2
とする。
【0019】時刻t=0において撮像開始点Sにある各
一次元CCDカメラ3がt=t1で撮像終了点Eに達し
たとき、透明フィルム7においては、下流側の一次元C
CDカメラ3による撮像の終了地点Qが上流側の一次元
CCDカメラ3による撮像の開始地点Pと一致して、両
者の撮像領域が重複なく連続するものとする。
【0020】その撮像終了点Eから撮像開始点Sに各一
次元CCDカメラ3が戻るとき、透明フィルム7は距離
L3だけ走行するが、この間撮像は行われないため、各
一次元CCDカメラ3が撮像開始点Sに帰着し次の撮像
を開始するt=t1+t2の時点で、最も上流側の一次
元CCDカメラ3による撮像の終了地点が最も下流側の
一次元CCDカメラ3の撮像開始点Sよりも下流にまで
進行しているとすると、その撮像の終了地点よりも上流
側で撮像開始点Sよりも下流側の透明フィルム7の部分
は、いずれの一次元CCDカメラ3によっても撮像され
ず異物検査が不可能となる。
【0021】したがって、最も上流側の一次元CCDカ
メラ3による撮像の終了地点の進行は、時刻t=t1+
t2の時点でせいぜい最も下流側の一次元CCDカメラ
3の撮像開始点Sにとどまっていなければならず、ま
た、このような場合に撮像の重複なく最も効率的に検査
を行うことができるので、ここでは、t=t1+t2の
時点において、最も上流側の一次元CCDカメラ3によ
る撮像の終了地点が最も下流側の一次元CCDカメラ3
の撮像開始点Sに位置するものとする。
【0022】このような設定の下で、最も上流側の一次
元CCDカメラ3により撮像できない透明フィルム7の
領域を下流に設置された(N−1)台の一次元CCDカ
メラ3により撮像するためには、以下の、の条件が
満たされることが必要となる。 1台の一次元CCDカメラ3で撮像できない透明フ
ィルム7の領域を他の(N−1)台の一次元CCDカメ
ラ3で撮像するために、一次元CCDカメラ3が1往復
する間に撮像できる領域が撮像できない領域の1/(N
−1)となっていること。 隣接する一次元CCDカメラ3の各撮像領域が連続
となるように、一次元CCDカメラ3の設置間隔Lが設
定されていること。すなわち、一次元CCDカメラ3が
1回に撮像できる領域の長さL2と設置間隔Lが等しい
こと。
【0023】図5からも明らかなように、1台の一次元
CCDカメラ3で撮像できない領域の長さは(L1+L
3)であるので、、の各条件が満たされるとき次式
が成立する。
【0024】 L2=(L1+L3)/(N−1) …(1) L=L2 …(2) 一方、定義より L2=(Vs−Vcf)×t1 …(3) t1=L1/Vcf …(4) L3=Vs×t2 …(5) t2=L1/Vcb …(6) が成り立ち、0<α<1なる係数α、β>0なる係数β
を用いて Vcf=αVs …(7) Vcb=βVcf=αβVs …(8) とすると、式(1)及び式(3)〜式(8)より β=1/{(1−α)N−1} …(9) が成立する。β>0であるので (1−α)N−1>0 よって、透明フィルム7の走行速度Vsが定まると、 α<(N−1)/N …(10) が一次元CCDカメラ3の移動速度Vcfの制約条件と
なる。
【0025】また、式(2)〜式(4)及び式(7)よ
り L=L2={(1−α)/α}×L1 …(11) となるので、透明フィルム7の走行速度Vs、一次元C
CDカメラ3の移動速度Vcf、往復動の距離L1を初
期条件として設定すると、式(7)〜式(9)より移動
速度Vcbを、式(11)より設置間隔Lをそれぞれ算
出することができる。
【0026】以下、より具体的な実施例について説明す
る。
【0027】検査装置1においてN=2であり、透明フ
ィルム7の水平方向Bに沿った幅は1200mmとす
る。この透明フィルム7については、最小50μm程度
の異物まで検出を要求される。
【0028】一次元CCDカメラ3については、辺部9
a及び辺部9bの1ラインの素子数を5000bit、
動作クロック(1素子の信号を読み込む周期)を20M
Hz、カメラ1台当たりの視野を250mm、幅方向の
分解能を0.05mm/画素とする。
【0029】初期条件として透明フィルム7の走行速度
Vsを毎分40m、一次元CCDカメラ3の往復動の距
離L1を300mm、移動速度Vcfを式(10)を満
たすように毎分15mと設定すると、式(7)及び式
(9)よりα=3/8、β=4となって式(8)より移
動速度Vcbは毎分60mとなる。さらに、式(11)
より設置間隔Lは500mmとなるので、辺部9bの各
一次元CCDカメラ3は辺部9aの各一次元CCDカメ
ラ3と500mmの間隔をあけて設置すればよい。
【0030】この実施の形態に係る透明フィルムの異物
検査装置1では、一次元CCDカメラ3が透明フィルム
7の走行方向Aに移動しつつその撮像を行うので、一次
元CCDカメラ3から見た透明フィルム7の走行速度は
移動速度Vcfだけ減殺され、透明フィルム7の走行速
度Vsを絶対的には高速としても一次元CCDカメラ3
から見たその走行速度(Vs−Vcf)はそれほど高速
とはならない。このため、透明フィルム7の高速走行に
撮像が追従可能で、透明フィルム7中に微小な異物が含
まれていてもこれを高精度に検出することができる。
【0031】例えば、上記実施例においては、一次元C
CDカメラ3から見た透明フィルム7の相対速度(Vs
−Vcf)は毎分25mとなり、透明フィルム7の1秒
当たりの走行距離は{(25×103)/60}mmと
なる。また、素子数n、動作クロックC[MHz]のラ
インセンサが1回のスキャンに要する時間は一般に{n
/(C×106)}[秒]と表されるので、検査装置1
における流れ方向分解能、すなわち、1スキャン当たり
の透明フィルム7の移動距離は、 {(25×103)/60}×{5000/(20×1
6)}=0.104mm となる。
【0032】一方、撮像装置が固定式の従来の検査装置
によれば、上記同様の条件の下では一次元CCDカメラ
に対する透明フィルムの移動速度が毎分40mとなるの
で、流れ方向分解能は0.167mmとなる。よって、
検査装置1は流れ方向分解能について従来比で約40%
改善されていることになる。
【0033】また、この検査装置1では、一次元CCD
カメラ3が走行方向Aに沿って往復動可能であるので、
その往復動のための距離L1を確保しうる範囲内で検査
装置全体の走行方向Aに沿った寸法を短く抑えることが
できる。ここでは、辺部9aの一次元CCDカメラ3が
走行方向Aと反対方向に移動する際に撮像できない領域
を、辺部9bの一次元CCDカメラ3が撮像してカバー
するので、透明フィルム7において撮像されない領域が
生じうるという上記往復動に基づく弊害が除去されてい
る。
【0034】以上、本発明の具体的な実施の形態を図面
に基づいて説明したが、本発明は上述の構成に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内での設計
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、上記検査
装置1においては走行方向Aに沿って一次元CCDカメ
ラ3を2台設置したが、3台以上設けてもよく、このよ
うに台数を増やすことにより撮像精度を確保しつつ透明
フィルムの走行速度を上げることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、撮像装置が透明フィルムの走行方向に移動しつ
つ透明フィルムの撮像を行うので、撮像装置から見た透
明フィルムの走行速度は減殺され、透明フィルムの走行
速度を絶対的には高速としても撮像装置から見たその走
行速度はそれほど高速とはならない。このため、透明フ
ィルムの高速走行に撮像が追従可能で、透明フィルム中
の異物の検出を高精度に行うことができる。
【0036】請求項2の発明によれば、撮像装置が走行
方向に沿って往復動可能であるので、その往復動のため
の距離を確保しうる範囲内で検査装置全体の走行方向に
沿った寸法を短く抑えることができる。また、一の撮像
装置が走行方向と反対方向に移動する際に撮像できない
領域を、他の撮像装置が撮像してカバーするので、透明
フィルムにおいて撮像されない領域が生じうるという上
記往復動に基づく弊害が除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明フィルムの異物検査装置を示
す説明図である。
【図2】図1の透明フィルムの異物検査装置の概略構成
を示す説明図である。
【図3】一次元CCDカメラの撮像結果に基づく良否判
定方法を示す説明図である。
【図4】一次元CCDカメラの撮像領域が順次拡大して
いく様子を示す説明図である。
【図5】複数の一次元CCDカメラによる撮像を経時的
に示す説明図である。
【符号の説明】
1 透明フィルムの異物検査装置 2 照明装置 3 一次元CCDカメラ(撮像装置) 7 透明フィルム A 走行方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する透明フィルムに検査光を照射する
    照明装置と、前記透明フィルムの走行方向に移動しつつ
    前記検査光を受光して前記透明フィルムを撮像する撮像
    装置と、該撮像装置の撮像結果に基づいて前記透明フィ
    ルム中の異物を検査し、前記透明フィルムの良否を判定
    する良否判定装置とを有することを特徴とする透明フィ
    ルムの異物検査装置。
  2. 【請求項2】前記撮像装置が前記走行方向に沿って複数
    設けられ、各撮像装置が前記走行方向に沿って往復動可
    能であるとともに、一の撮像装置が前記走行方向と反対
    方向に移動する際に撮像できない領域を他の撮像装置が
    撮像することによって、前記透明フィルムの全面的な検
    査を行うことを特徴とする請求項1に記載の透明フィル
    ムの異物検査装置。
JP10308506A 1998-10-29 1998-10-29 透明フィルムの異物検査装置 Pending JP2000131245A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10308506A JP2000131245A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 透明フィルムの異物検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10308506A JP2000131245A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 透明フィルムの異物検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000131245A true JP2000131245A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17981852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10308506A Pending JP2000131245A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 透明フィルムの異物検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000131245A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531718A (ja) * 2007-03-28 2009-09-03 エスエヌユー プレシジョン カンパニー リミテッド ビジョン検査システム及びこれを用いる被検査体の検査方法
KR101364148B1 (ko) 2012-07-27 2014-02-17 윈텍 주식회사 카메라 이동형 자동 광학 검사 장치
CN108303425A (zh) * 2018-02-01 2018-07-20 深圳华龙讯达信息技术股份有限公司 Ch小透包散包成像检测装置及***

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531718A (ja) * 2007-03-28 2009-09-03 エスエヌユー プレシジョン カンパニー リミテッド ビジョン検査システム及びこれを用いる被検査体の検査方法
US8116555B2 (en) 2007-03-28 2012-02-14 Snu Precision Co., Ltd. Vision inspection system and method for inspecting workpiece using the same
KR101364148B1 (ko) 2012-07-27 2014-02-17 윈텍 주식회사 카메라 이동형 자동 광학 검사 장치
CN108303425A (zh) * 2018-02-01 2018-07-20 深圳华龙讯达信息技术股份有限公司 Ch小透包散包成像检测装置及***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101343277B1 (ko) 표면 검사 장치
US6259109B1 (en) Web inspection system for analysis of moving webs
RU2445571C1 (ru) Устройство для измерения параметров пересечений
US6909501B2 (en) Pattern inspection apparatus and pattern inspection method
US5101442A (en) Three-dimensional imaging technique using sharp gradient of illumination
HU224500B1 (hu) Berendezés és eljárás tartályok vizsgálatára
JPS60259904A (ja) 路面横断プロフイル測定方法
JP2011038773A (ja) ロボット追従式画像検査装置、ロボット追従式画像検査方法及びロボット追従式画像検査に用いるコンピュータプログラム
JP2004184397A (ja) 帯状体の形状不良検査方法およびその装置
JP3514107B2 (ja) 塗装欠陥検査装置
JP2000131245A (ja) 透明フィルムの異物検査装置
JP2008180578A (ja) 周期性パターンのムラ検査装置
JP5576050B2 (ja) リニア浮上式高速鉄道ガイドウェイ走行路検査装置及び検査方法
JPH11248643A (ja) 透明フィルムの異物検査装置
KR101015808B1 (ko) 본딩 전극 선폭 측정 장치 및 방법
JP2000221144A (ja) 透明フィルムの異物検査装置
JP2004138417A (ja) 鋼板の疵検査方法およびその装置
JPH10185830A (ja) 透明シート検査装置
KR100229070B1 (ko) 인쇄 회로 기판의 크림 납 검사 장치 및 방법
JP2001097212A (ja) 画像撮影および評価システム
JP2007298526A (ja) 検査装置及び検査方法並びにパターン基板の製造方法
JP2004212353A (ja) 光学的検査装置
US20040021857A1 (en) Device for automatic surface inspection of an unwinding strip
JP2004132800A (ja) 帯状体の表面欠陥検査装置
JP2683248B2 (ja) 着色周期性パターンの検査方法