JP2000130321A - 容量可変斜板式コンプレッサ - Google Patents

容量可変斜板式コンプレッサ

Info

Publication number
JP2000130321A
JP2000130321A JP10304161A JP30416198A JP2000130321A JP 2000130321 A JP2000130321 A JP 2000130321A JP 10304161 A JP10304161 A JP 10304161A JP 30416198 A JP30416198 A JP 30416198A JP 2000130321 A JP2000130321 A JP 2000130321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid coil
swash plate
control valve
suction
pressure chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10304161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4118413B2 (ja
Inventor
Atsushi Kubota
篤 久保田
Koichi Shimada
浩一 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP30416198A priority Critical patent/JP4118413B2/ja
Publication of JP2000130321A publication Critical patent/JP2000130321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4118413B2 publication Critical patent/JP4118413B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部制御式のコントロールバルブのソレノイ
ドコイルの小型化を図ると共に消費電量の低減を図り得
る容量可変斜板式コンプレッサを提供する。 【解決手段】 媒体としての冷媒が外部制御式コントロ
ールバルブCvのソレノイドコイル57の周囲を流れる
ように低圧側の連通路を構成する。すなわち、コントロ
ールバルブのソレノイドコイルを、リアヘッド15の吸
入側圧力室13に隔壁71を介して臨むように配置し、
隔壁のうちソレノイドコイルに臨む部位に孔部72を形
成する。さらに、リアヘッドの吸入側圧力室内に、流入
した冷媒が前記孔部72に向けて流れるように仕切壁7
5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部制御式のコン
トロールバルブを備え、当該コントロールバルブの作動
によりクランク室内の圧力を調整し、駆動斜板の傾斜角
度を変化させて媒体の吐出容量を制御する容量可変斜板
式コンプレッサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用空気調和装置に使用されるコン
プレッサには、外部制御式のコントロールバルブを備え
た電子制御式の容量可変斜板式コンプレッサがある。
【0003】前記コントロールバルブは、吸入側圧力室
とクランク室との低圧側連通路を開閉する低圧側弁体
と、吐出側圧力室とクランク室との高圧側連通路を開閉
する高圧側弁体と、これら弁体が設けられたプランジャ
と、当該プランジャを移動させる磁力を発生するソレノ
イドコイルと、を備えている。コントロールバルブのソ
レノイドコイルへの通電量は、外気温度、車室内温度、
日射量などに基づいて冷房能力の必要量を算出するオー
トアンプからの信号により制御される。
【0004】そして、容量可変斜板式コンプレッサで
は、コントロールバルブを作動させてクランク室内の圧
力を調整し、これにより、駆動斜板の傾斜角度を変化さ
せて、冷媒の吐出容量を冷房能力の必要量に応じた容量
に制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】外部制御式のコントロ
ールバルブのソレノイドコイルは、小さな設置スペース
で大きな力を必要とするため、消費電力が比較的大き
く、当該ソレノイドコイルでのジュール熱による発熱量
は比較的大きいものである。
【0006】しかしながら、ソレノイドコイルでの発熱
量が大きくなると、コイルの抵抗値が上がり、流れる電
流が下がり、発生する磁力が低下してしまう。このた
め、ソレノイドコイルでの発熱量が大きくなっても十分
な磁力を確保するために、ソレノイドコイルの設計には
比較的大きな安全率を見込んでいる。この結果、ソレノ
イドコイルの大型化、ひいては、外部制御式のコントロ
ールバルブが設けられる容量可変斜板式コンプレッサの
小型化も阻害されていた。
【0007】従来、コンプレッサのケーシングないしリ
アヘッドの設計に際して、コントロールバルブのソレノ
イドコイルの冷却を考慮した設計がなされていないのが
実情である。
【0008】そこで、本発明は、外部制御式コントロー
ルバルブのソレノイドコイルの冷却を促進するようにリ
アヘッドを設計し、ソレノイドコイルの小型化を図ると
共に消費電量の低減を図り得る容量可変斜板式コンプレ
ッサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、複数のシリンダボアが形成
されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックの一
の側面に取り付けられ、吸入側圧力室と吐出側圧力室と
を形成する第1ヘッドと、前記シリンダブロックの他の
側面に取り付けられ、クランク室を形成する第2ヘッド
と、駆動軸に対して傾斜角度が可変に連結された駆動斜
板と、前記吸入側圧力室と前記クランク室との連通路
を、ソレノイドコイルへの通電に応じて弁体を移動させ
ることにより開閉する外部制御式のコントロールバルブ
と、を備え、前記コントロールバルブの作動により前記
クランク室内の圧力を調整し、前記駆動斜板の傾斜角度
を変化させて媒体の吐出容量を制御するようにした容量
可変斜板式コンプレッサにおいて、前記コントロールバ
ルブの前記ソレノイドコイルの周囲を前記媒体が流れる
ように前記連通路を構成したことを特徴とする容量可変
斜板式コンプレッサである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、前記コン
トロールバルブの前記ソレノイドコイルを、前記第1ヘ
ッドの前記吸入側圧力室に隔壁を介して臨むように配置
し、前記ソレノイドコイルに臨む前記隔壁に孔部を形成
して前記連通路を構成してなることを特徴とする。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、前記第1
ヘッドの前記吸入側圧力室に流入した前記媒体が前記孔
部に向けて流れるように、前記吸入側圧力室内に仕切壁
を設けてなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に
係る、外部制御式のコントロールバルブを備えた電子制
御式の容量可変斜板式コンプレッサを示す部分断面図、
図2は、図1に示されるリアヘッドを示す正面図、図3
は、コントロールバルブを示す断面図である。
【0013】本実施形態の容量可変斜板式コンプレッサ
10は、自動車用空気調和装置の冷房サイクルを、コン
デンサ、膨張弁およびエバポレータとともに構成してい
る。コンプレッサ10から吐出された高圧ガス状の冷媒
(媒体に相当する)は、コンデンサで凝縮された後、膨
張弁で断熱膨張されて低温低圧の気液混合冷媒となって
エバポレータに流入する。この冷媒は、エバポレータに
おいて車室内に吹き出される空気と熱交換してガス状冷
媒となり、コンプレッサ10に帰還する。
【0014】容量可変斜板式コンプレッサ10は、複数
のシリンダボア11が形成されたシリンダブロック12
と、前記シリンダブロック12の一の側面に取り付けら
れると共に吸入側圧力室13と吐出側圧力室14とを形
成するリアヘッド15(第1ヘッドに相当する)と、前
記シリンダブロック12の他の側面に取り付けられると
共にクランク室16を形成するフロントヘッド17(第
2ヘッドに相当する)と、を有している。前記クランク
室16内には、軸受を介して駆動軸18が回転自在に設
けられ、当該駆動軸18は、エンジンの回転動がベル
ト、プーリ19およびマグネットクラッチ20を介して
伝達されて回転駆動される。
【0015】駆動軸18には、当該駆動軸18とともに
回転する駆動棒21が駆動軸18と直交する方向に突出
して設けられている。この駆動棒21にはピン22を支
点として駆動斜板23が駆動軸18に対して傾斜して揺
動し得るように連結されている。これにより、駆動軸1
8の回転力が、駆動棒21およびピン22を介して駆動
斜板23に伝達されるようになっている。そして、この
駆動斜板23には、スラスト軸受24およびラジアル軸
受25を介して、非回転のソケットプレート26が摺動
自在に取付けられている。
【0016】ソケットプレート26は、クランク室16
に固定された案内プレート27に対して滑動自在に連結
され、これにより、回転が防止される一方、軸線方向の
往復動が許容されている。このソケットプレート26に
は、球面軸受28を介して複数のピストンロッド29が
円周方向等間隔に取付けられており、このピストンロッ
ド29の他端には球面軸受30を介しピストン31が連
結されている。
【0017】そして、駆動斜板23の回転により、ソケ
ットプレート26がいわゆるみそすり的動作をして軸線
方向に往復動して、ピストンロッド29を介してピスト
ン31を往復動させるようになっている。このピストン
31が嵌挿されたシリンダボア11のピストン31の前
面側部分は圧縮室となり、背面側部分は前記クランク室
16と連通している。
【0018】図2に示すように、リアヘッド15には、
吸入側圧力室13に通路35を介して連通する吸入ポー
ト36と、吐出側圧力室14に通路37を介して連通す
る吐出ポート38と、が設けられている。吸入ポート3
6にはエバポレータ33に連通する低圧側導管39が接
続され、吐出ポート38にはコンデンサ34に連通する
高圧側導管40が接続されている。低圧側導管39、吸
入ポート36および通路35を経て、エバポレータ33
からの帰環冷媒が吸入側圧力室13に導かれ、この冷媒
は、図1に示すように、バルブプレート41に開設され
た吸入口42を閉鎖する吸入弁の閉鎖弾発力に抗してシ
リンダボア11内の圧縮室に流入する。一方、前記バル
ブプレート41に開設された吐出口43を閉鎖する吐出
弁44の閉鎖弾発力に抗して吐出側圧力室14に吐出さ
れた圧縮冷媒は、通路37、吐出ポート38および高圧
側導管40を経て、コンデンサ34に送り込まれる。
【0019】図1に示すように、オートアンプからの信
号で作動する外部制御式のコントロールバルブCvがリ
アヘッド15に設けられている。
【0020】本実施形態のコントロールバルブCvは、
図3に示すように、吸入側圧力室13とクランク室16
とを連通する低圧側弁口51(低圧側の連通路70の一
部を構成する)を開閉する低圧側弁体52と、吐出側圧
力室14とクランク室16とを連通する高圧側弁口53
(高圧側の連通路の一部を構成する)を開閉する高圧側
弁体54と、これら2つの弁体52、54が設けられた
ニードル55と、進退移動(図示例では上下移動)自在
なプランジャ56と、当該プランジャ56を移動させる
磁力を発生するソレノイドコイル57と、を備えてい
る。
【0021】高圧側弁体54はニードル55の頂部に設
けられる一方、低圧側弁体52はニードル55の下部に
設けられている。プランジャ56およびソレノイドコイ
ル57は、ケース体58内に収納され、このケース体5
8の上部開口を変位自在なダイアフラム59により閉塞
することにより、冷媒からシールされている。ニードル
55は、ダイアフラム59を介してプランジャ56の上
に配置されている。
【0022】また、高圧側弁体54の上方には、ニード
ル55をダイアフラム59を介してプランジャ56に押
しつけるばね力を付勢するスプリング60が設けられて
いる。一方、プランジャ56の下方には、高圧側弁体5
4が高圧側弁口53を開くと共に低圧側弁体52が低圧
側弁口51を閉じる方向にプランジャ56を移動させる
ばね力を付勢するセットスプリング61が設けられてい
る。
【0023】ソレノイドコイル57は、オートアンプ8
0からの信号に基づいて電流が印加されて前記磁力を発
生し、この磁力と両スプリング60、61のばね力との
均衡により、低圧側弁口51および高圧側弁口53の開
度が、低圧側弁体52および高圧側弁体54のそれぞれ
により調整される。これらの弁体52、54は連動して
動作し、低圧側弁体52が低圧側弁口51の開度を大き
くする場合には、高圧側弁体54が高圧側弁口53の開
度を小さくするように作動し、これとは逆に、低圧側弁
体52が低圧側弁口51の開度を小さくする場合には、
高圧側弁体54が高圧側弁口53の開度を大きくするよ
うに作動する。
【0024】上記のコントロールバルブCvはつぎのよ
うに作用する。冷房サイクルにおける熱負荷が小さい場
合には、オートアンプ80は、冷房能力の必要量は少な
くてよいと判断し、ソレノイドコイル57に流す電流を
減じさせる信号を出力する。電流の減少に伴い、プラン
ジャ56に下向きに働いていた磁力が減少し、セットス
プリング61のばね力によって、ダイアフラム59の上
にあるニードル55が押し上げられ、高圧側弁体54は
高圧側弁口53を開く方向に、低圧側弁体52は低圧側
弁口51を閉じる方向に移動する。この結果、ピストン
31によって圧縮された高圧冷媒(吐出圧力Pd)の一
部が、吐出側圧力室14から高圧側弁口53より通路6
2→中心孔63を通ってクランク室16に導入され、こ
のクランク室16の内部圧力(クランク室圧Pc)が高
められる。
【0025】ここに、ソケットプレート26の傾斜角度
(駆動軸18に直交する方向からの傾斜角度)は、複数
のピストン31に対して加わる前後の圧力バランスによ
ってコントロールされている。つまり、クランク室圧P
cが吸入圧力Psより少しでも大きくなると、複数のピ
ストン31の背面に加わる力の合成力は、ソケットプレ
ート26に、ピン22を中心とするモーメントとして働
き、このソケットプレート26の傾斜角度を減少させる
にように作用する。
【0026】このため、吸入工程にあるピストン31
は、充分に大きなストロークとなるように後退できず、
次に圧縮工程に入るときに僅かな圧縮ストロークしかと
ることができない。したがって、冷媒の圧縮量は少なく
なり、吐出冷媒量は少なく、冷房サイクル内を循環する
冷媒流量が減少し、低い熱負荷に応じた適正な冷媒量と
なる。
【0027】一方、冷房サイクルにおける熱負荷が大き
い場合には、オートアンプ80は、冷房能力の必要量が
多いと判断し、ソレノイドコイル57に電流を印加する
信号を出力する。電流の印加に伴い、プランジャ56に
下向きの磁力が発生し、セットスプリング61のばね力
に抗して、ダイアフラム59の上にあるニードル55が
押し下げられ、高圧側弁体54は高圧側弁口53を閉じ
る方向に、低圧側弁体52は低圧側弁口51を開く方向
に移動する。この結果、高圧の吐出圧力Pdはクランク
室16内に導入されず、吸入圧力Psがクランク室圧P
cより小さいと、クランク室16内の冷媒は、シリンダ
通路64→低圧側弁口51を通って吸入側圧力室13に
流れ、これによりクランク室圧Pcと吸入圧力Psとが
ほぼ等しくなる。
【0028】このため、前述したモーメントの作用によ
りソケットプレート26が最大に傾斜することになり、
ピストン31の往復動ストロークが長くなる。したがっ
て、この状態で圧縮を行なうと、吐出冷媒量は増大し、
冷房サイクル内を循環する冷媒流量が増大し、高い熱負
荷に応じた適正な冷媒流量となる。
【0029】本実施形態の容量可変斜板式コンプレッサ
10にあっては、低圧側弁口51を含む低圧側連通路7
0を、コントロールバルブCvのソレノイドコイル57
の周囲を冷媒が流れるように構成してある。
【0030】すなわち、ソレノイドコイル57は、リア
ヘッド15の吸入側圧力室13に隔壁71を介して臨む
ように配置され、前記隔壁71のうちソレノイドコイル
57に臨む部位には、孔部72が形成されている。この
孔部72を通って、ソレノイドコイル57の周囲に形成
される通路73に吸入側圧力室13内の冷媒が導かれる
ようになっている。また、この通路73は低圧側弁口5
1と連通している。
【0031】さらに、図2に明らかに示されるように、
吸入側圧力室13内において、ヘッド中心に対して孔部
72とは略反対側の部位には、仕切壁75が設けられて
いる。この仕切壁75により、吸入側圧力室13に通路
35を経て流入した帰還冷媒は、吸入側圧力室13内で
矢印Aで示す一の方向に沿って流れる。このように仕切
壁75により帰還冷媒が二方向に分れて流れることがな
く、帰還冷媒は、前記孔部72に向けて確実に流れ、ソ
レノイドコイル57の周囲に確実に導かれることにな
る。
【0032】低圧側連通路70を上記のように構成した
本実施形態にあっては、コントロールバルブCvのソレ
ノイドコイル57は通電に伴うジュール熱の発生により
比較的高温(約100℃〜120℃)となっているが、
当該ソレノイドコイル57の周囲には、エバポレータ3
3からの帰還冷媒や、コントロールバルブCvの作動に
伴うクランク室16内の冷媒が導かれている。帰還冷媒
の温度は、ソレノイドコイル57の温度よりもはるかに
低く、約0℃〜30℃である。これらの冷媒がソレノイ
ドコイル57の周囲を通過するときに、ソレノイドコイ
ル57が冷却されることになる。
【0033】このようにしてソレノイドコイル57の冷
却が促進されると、冷却を促進しない場合に比べて、コ
イル57の抵抗値が下がり、流れる電流が多くなり、十
分な大きさの磁力を発生させることができる。このた
め、ソレノイドコイル57を設計する際に大きな安全率
を見込む必要がなくなり、この結果、ソレノイドコイル
57の小型化、ひいては、外部制御式のコントロールバ
ルブCvが設けられる容量可変斜板式コンプレッサ10
の小型化を図ることができる。しかも、ソレノイドコイ
ル57における消費電量の低減も図ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に記
載の発明によれば、外部制御式のコントロールバルブの
ソレノイドコイルの冷却を促進して、当該ソレノイドコ
イルの小型化を図ると共に消費電量の低減を図ることが
できる。
【0035】また、請求項3に記載の発明によれば、第
1ヘッドの吸入側圧力室に流入した媒体が、仕切壁によ
ってソレノイドコイルの周囲に確実に導かれ、上記の効
果がより顕著なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る、外部制御式のコ
ントロールバルブを備えた電子制御式の容量可変斜板式
コンプレッサを示す部分断面図である。
【図2】 図1に示されるリアヘッドを示す正面図であ
る。
【図3】 ントロールバルブを示す断面図である。
【符号の説明】
10…容量可変斜板式コンプレッサ 11…シリンダボア 12…シリンダブロック 13…吸入側圧力室 14…吐出側圧力室 15…リアヘッド(第1ヘッド) 16…クランク室 17…フロントヘッド(第2ヘッド) 18…駆動軸 21…駆動斜板 51…低圧側弁口 52…低圧側弁体(弁体) 53…高圧側弁口 54…高圧側弁体 57…ソレノイドコイル 70…低圧側連通路(連通路) 71…隔壁 72…孔部 75…仕切壁 Cv…外部制御式のコントロールバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H076 AA06 BB04 BB32 BB38 CC12 CC16 CC20 CC33 CC41 CC94 3H106 DA03 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC04 DD05 EE22 EE34 KK12 KK23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダボア(11)が形成され
    たシリンダブロック(12)と、 前記シリンダブロック(12)の一の側面に取り付けら
    れ、吸入側圧力室(13)と吐出側圧力室(14)とを
    形成する第1ヘッド(15)と、 前記シリンダブロック(12)の他の側面に取り付けら
    れ、クランク室(16)を形成する第2ヘッド(17)
    と、 駆動軸(18)に対して傾斜角度が可変に連結された駆
    動斜板(21)と、 前記吸入側圧力室(13)と前記クランク室(16)と
    の連通路(70)を、ソレノイドコイル(57)への通
    電に応じて弁体(52)を移動させることにより開閉す
    る外部制御式のコントロールバルブ(Cv)と、を備
    え、 前記コントロールバルブ(Cv)の作動により前記クラ
    ンク室(16)内の圧力を調整し、前記駆動斜板(2
    1)の傾斜角度を変化させて媒体の吐出容量を制御する
    ようにした容量可変斜板式コンプレッサにおいて、 前記コントロールバルブ(Cv)の前記ソレノイドコイ
    ル(57)の周囲を前記媒体が流れるように前記連通路
    (70)を構成したことを特徴とする容量可変斜板式コ
    ンプレッサ。
  2. 【請求項2】 前記コントロールバルブ(Cv)の前記
    ソレノイドコイル(57)を、前記第1ヘッド(15)
    の前記吸入側圧力室(13)に隔壁(71)を介して臨
    むように配置し、 前記ソレノイドコイル(57)に臨む前記隔壁(71)
    に孔部(72)を形成して前記連通路(70)を構成し
    てなる請求項1に記載の容量可変斜板式コンプレッサ。
  3. 【請求項3】 前記第1ヘッド(15)の前記吸入側圧
    力室(13)に流入した前記媒体が前記孔部(72)に
    向けて流れるように、前記吸入側圧力室(13)内に仕
    切壁(75)を設けてなる請求項2に記載の容量可変斜
    板式コンプレッサ。
JP30416198A 1998-10-26 1998-10-26 容量可変斜板式コンプレッサ Expired - Fee Related JP4118413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30416198A JP4118413B2 (ja) 1998-10-26 1998-10-26 容量可変斜板式コンプレッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30416198A JP4118413B2 (ja) 1998-10-26 1998-10-26 容量可変斜板式コンプレッサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000130321A true JP2000130321A (ja) 2000-05-12
JP4118413B2 JP4118413B2 (ja) 2008-07-16

Family

ID=17929799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30416198A Expired - Fee Related JP4118413B2 (ja) 1998-10-26 1998-10-26 容量可変斜板式コンプレッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4118413B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009500552A (ja) * 2005-07-06 2009-01-08 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 冷媒圧縮機及び冷媒圧縮機用制御弁

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009500552A (ja) * 2005-07-06 2009-01-08 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 冷媒圧縮機及び冷媒圧縮機用制御弁
US7950242B2 (en) 2005-07-06 2011-05-31 Daimler Ag Control valve for a refrigerant compressor and refrigerant compressor
JP4778554B2 (ja) * 2005-07-06 2011-09-21 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 冷媒圧縮機及び冷媒圧縮機用制御弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP4118413B2 (ja) 2008-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10325393A (ja) 可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ
US6102670A (en) Apparatus and method for operating fluid displacement apparatus with variable displacement mechanism
KR100277815B1 (ko) 가변용량 압축기
US6250891B1 (en) Variable displacement compressor having displacement controller
JPH0819904B2 (ja) 容量可変斜板式コンプレツサ
US6074173A (en) Variable displacement compressor in which a liquid refrigerant can be prevented from flowing into a crank chamber
JP3928832B2 (ja) 可変容量型圧縮機
US20190032648A1 (en) Variable displacement swash plate type compressor
JPH10205443A (ja) 可変容量圧縮機
EP1586772B1 (en) Control device for variable capacity compressor
EP1070845A1 (en) Crank pressure control mechanism of variable displacement compressor
JP2000130321A (ja) 容量可変斜板式コンプレッサ
JPH0724630Y2 (ja) 可変容量型揺動板式圧縮機
CN111656012B (zh) 可变容量斜盘式压缩机
JPH0494470A (ja) 可変容量式斜板型圧縮機
KR20110035597A (ko) 가변용량형 사판식 압축기의 제어밸브
JP2000120912A (ja) 可変容量型圧縮機用制御弁
JPH0510788U (ja) 容量可変斜板式コンプレツサ
US20060222513A1 (en) Swash plate type variable displacement compressor
JPH0429097Y2 (ja)
JPH0517433Y2 (ja)
JP2008144701A (ja) 可変容量型往復動圧縮機
JPS62203980A (ja) 揺動斜板型圧縮機におけるワツブルプレ−トの揺動傾斜角制御機構
JPH0429094Y2 (ja)
JPS6291672A (ja) 可変容量圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080423

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees