JP2000129612A - 舗装構造 - Google Patents

舗装構造

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JP2000129612A
JP2000129612A JP10305253A JP30525398A JP2000129612A JP 2000129612 A JP2000129612 A JP 2000129612A JP 10305253 A JP10305253 A JP 10305253A JP 30525398 A JP30525398 A JP 30525398A JP 2000129612 A JP2000129612 A JP 2000129612A
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JP
Japan
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pavement
rubber particles
adhesive
rubber
water
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10305253A
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English (en)
Inventor
Nozomi Tanaka
望 田中
Yukio Ogasa
幸雄 小笠
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Obayashi Road Corp
Original Assignee
Obayashi Road Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な方法によって形成することができ、ま
た車両の走行時に生じる騒音を効果的に低減することの
できる舗装構造を提供する。 【解決手段】 本発明の舗装構造20は、舗装10の表
面11に、接着剤を介してゴム粒子12を多数敷設固着
して構成される。ゴム粒子12の固着される舗装10
は、通水機能を有するアスファルト舗装、特に排水性ア
スファルト舗装10であっても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装構造に関し、
特に路床と、路盤と、アスファルト層やコンクリート層
とからなる舗装構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】道路を
構成する舗装は、砂質土等からなる路床と、路床の上面
に切込み砕石等を用いて形成される路盤と、路盤の上面
に形成されるアスファルト層やコンクリート層からなる
ものである。
【0003】かかる舗装は、表層部分のアスファルト層
やコンクリート層が、一般に水密な層として形成され、
また表面の凹凸も少ないことから、車の走行時におい
て、タイヤが路面に接する際にトレッドによって圧縮さ
れた空気が溝から急激に放出されて生じる破裂音であ
る、タイヤポンピング音等を吸収低減することができ
ず、かかる走行時の騒音によって周囲の環境に影響を与
えることになる。
【0004】また、雨天時に舗装表面から雨水を速やか
に排除して、水はねや、濡れた路面を車両が高速で走行
する際に回転するタイヤから発生する水しぶきにより視
界が悪くなる現象であるスモーキング現象、あるいはタ
イヤと路面との間に水膜ができてすべり抵抗がなくなっ
た状態となるハイドロプレーニング現象等を軽減するこ
とを目的として、排水性アスファルト舗装や透水性アス
ファルト舗装等の通水機能を有するアスファルト舗装も
多く採用されている。
【0005】かかる通水機能を有するアスファルト舗装
は、粗骨材が主体となった構成の舗装体を備えることに
より、多くの空隙ないしは間隙を有し、またその表面が
粗い凹凸面とることにより、タイヤが路面に接する際の
空気を逃がすことができ、タイヤポンピング音等による
騒音を吸収低減することができる。
【0006】しかしながら、このような通水機能を有す
るアスファルト舗装によっても、必ずしも十分に騒音を
解消しているとはいえず、騒音低減効果をさらに高める
ことのできる簡易な技術の開発が望まれている。
【0007】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたもので、簡易な方法によって形成することができ、
また車両の走行時に生じる騒音を効果的に低減すること
のできる舗装構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、その要旨は、舗装の表面
に、接着剤を介してゴム粒子を敷設固着したことを特徴
とする舗装構造にある。
【0009】また、本発明は、ゴム粒子を、通水機能を
有するアスファルト舗装の表面、特に排水性アスファル
ト舗装の表面に敷設固着することが好ましい。
【0010】ここで、舗装の表面に敷設固着されるゴム
粒子としては、天然ゴムまたは合成ゴムからなる、耐摩
耗性や耐候性に優れ舗装に適した品質のものを使用で
き、また廃タイヤ等を破砕又は切断したリサイクル品を
用いることもできる。かかるゴム粒子は、粒径が例えば
1.0〜10mm程度のものを使用する。粒径が大きす
ぎるとゴム粒子の脱落の原因となるため、粒径が小さす
ぎると騒音低減効果が小さくなるため、いずれも好まし
くない。
【0011】また、ゴム粒子を舗装の表面に敷設固着す
るための接着剤としては、例えばウレタン樹脂、アクリ
ル樹脂等からなる、各種の公知の接着剤を使用すること
ができる。
【0012】さらに、ゴム粒子を舗装の表面に敷設固着
する作業は、例えば以下の手順により行う。舗装表面
に接着剤を散布する。ゴム粒子を散布する。余剰の
ゴム粒子を取り除く。
【0013】そして、本発明によれば、舗装の表面に敷
設固着されたゴム粒子による凹凸が形成されるので、こ
の凹凸面によってタイヤが路面に接する際の空気を容易
に逃がすことができ、ゴム粒子の弾性と相俟って、車両
の走行時における騒音を効果的に低減することができ
る。
【0014】また、本発明は、舗装の表面に接着剤を介
してゴム粒子を敷設固着するだけの簡易な施工方法によ
って、容易に形成することができる。
【0015】そして、ゴム粒子を通水機能を有するアス
ファルト舗装の表面に付着固定すれば、舗装自体の表面
の凹凸及び大きな空隙と、ゴム粒子の凹凸及び弾性によ
って、さらに大きな騒音防止効果が得られる。なお、ゴ
ム粒子の固着により舗装の表面から舗装内に水が入り込
む空隙は減少するが、舗装自体の透水係数は大きく低減
することがなく、また表層部分の空隙経路が細くなるた
め、舗装体内に入り込む粉塵は小粉塵のみとなり、舗装
内の空隙詰まりはかえって少なくなる。さらに、表層部
分の空隙詰まりは、ゴム粒子の弾性等を介して容易に除
去することができ、通水機能を用意に回復することがで
きる。
【0016】また、ゴム粒子を排水性アスファルト舗装
の表面に付着固定すれば、舗装内に入り込んだ粉塵を、
表面より流入した水とともに水平方向に流下移動させ
て、容易に排除することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態
を図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態の舗装
構造20は、図1に示すような排水性アスファルト舗装
10の表面11に、図2に示すように、多数のゴム粒子
12を接着剤を介して敷設固着することによって構成さ
れる。
【0018】ここで、排水性アスファルト舗装10は、
路盤13の表面に敷設形成される舗装体14の表層部分
15に高い空隙率を確保するとともに、基層部分16を
不透水層とすることにより、舗装体14の表面11であ
る路面に降り注いだ雨水等の水を、下方に位置する路盤
13に浸透させることなく、表層部分15の空隙を介し
て例えば路面の側方に設けた排水溝17に流下排水させ
るものである。
【0019】すなわち、舗装体14の表層部分15は、
その高い空隙率や透水係数を確保すべく、粗骨材を主体
とした排水性アスファルトコンクリートを敷設して構成
されており、これによって相当の通水機能を備えるとと
もに、その表面11が粗い凹凸状となっている。なお、
かかる排水性アスファルト舗装10は、社)日本道路協
会発行、「排水性舗装技術指針(案)」に基づいて容易
に施工することができる。
【0020】そして、本実施形態によれば、排水性アス
ファルト舗装10の表面11である舗装体14の表面1
1に、接着剤を介して多数のゴム粒子12が敷設固着さ
れている。
【0021】ここで、ゴム粒子12としては、粒径1.
0〜10mm程度に加工形成した、耐摩耗性や耐候性に
優れた合成ゴムを使用し、また、接着剤としては、例え
ばウレタン樹脂、アクリル樹脂等を使用する。
【0022】また、ゴム粒子12は、舗装表面11に接
着剤を散布した後に、ゴム粒子12を散布し、余剰のゴ
ム粒子11を取り除く作業によって、舗装10の表面1
1に容易に敷設固着することができる。すなわち、本実
施形態によれれば、安価な材料を用い、かつ簡単な方法
によって容易に舗装構造20を形成することができる。
【0023】そして、本発明によれば、舗装体14の表
面11には舗装自体の凹凸に加えてゴム粒子12による
凹凸が形成され、かつゴム粒子12の弾性と、表層部分
15の空隙とによって、走行時における車両の騒音を効
果的に低減する。
【0024】また、ゴム粒子12の骨材間の間隙部分へ
の固着によって、舗装体14の表層部分15の空隙経路
が細くなるため、舗装体14内に入り込む粉塵は小粉塵
のみとなり、舗装体14の空隙詰まりはかえって少なく
なり、さらに空隙に詰まった粉塵は容易に除去されて、
表面より流入した水とともに排水溝17に流下移動し、
容易に排除されることになる。
【0025】さらにまた、舗装体14の表面11に固着
したゴム粒子12の弾性によって、冬季や寒冷地におい
ては、路面の氷結防止効果を発揮することも可能にな
る。
【0026】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明は
排水性アスファルト舗装に限定されることなく、その他
の一般のアスファルト舗装やコンクリート舗装に対して
も採用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の舗
装構造は、舗装の表面に、接着剤を介してゴム粒子を敷
設固着してなるので、簡易な方法によって形成すること
ができ、また車両の走行時に生じる騒音を効果的に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る舗装構造を採用した排
水性アスフアルト舗装を説明する略示断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る舗装構造を説明する図
1のA部拡大図である。
【符号の説明】
10 排水性アスファルト舗装 11 舗装の表面 12 ゴム粒子 13 路盤 14 舗装体 15 表層部分 16 基層部分 17 排水溝 20 舗装構造

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装の表面に、接着剤を介してゴム粒子
    を敷設固着したことを特徴とする舗装構造。
  2. 【請求項2】 上記舗装が、通水機能を有するアスファ
    ルト舗装である請求項1記載の舗装構造。
  3. 【請求項3】 上記舗装が、排水性アスファルト舗装で
    ある請求項2記載の舗装構造。
JP10305253A 1998-10-27 1998-10-27 舗装構造 Withdrawn JP2000129612A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211430A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Shiima Consultant:Kk 舗装構造
CN108797260A (zh) * 2018-05-28 2018-11-13 南通福伦利新材料有限公司 一种彩色沥青路面的施工工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211430A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Shiima Consultant:Kk 舗装構造
CN108797260A (zh) * 2018-05-28 2018-11-13 南通福伦利新材料有限公司 一种彩色沥青路面的施工工艺

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Effective date: 20060110