JP2000127040A - 研削盤の研削条件設定装置 - Google Patents
研削盤の研削条件設定装置Info
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- JP2000127040A JP2000127040A JP10304459A JP30445998A JP2000127040A JP 2000127040 A JP2000127040 A JP 2000127040A JP 10304459 A JP10304459 A JP 10304459A JP 30445998 A JP30445998 A JP 30445998A JP 2000127040 A JP2000127040 A JP 2000127040A
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- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Abstract
足する作業ができ、また、始めてのワークを研削する場
合であっても試し加工を行うことなく、所望の仕上げ面
粗さを得ることができる研削盤の研削条件設定装置を提
供すること。 【解決手段】 砥石の種類すなわち、砥石の材質、粒度
および硬度と、ワークの種類すなわちワークの材質およ
び硬度と、切り込み量と、仕上げ面粗さと、ドレス条件
とを対応させて記憶したデータベースDBと、演算装置
10とを設け、入力されたワークの材質、ワークの硬度
および仕上げ面粗さに基づき、データベースDBから加
工に適した砥石の候補を抽出し、加工に使用する砥石が
決定された時には、入力された仕上げ面粗さに対応する
切り込み量とドレス条件とをデータベースDBから抽出
する。
Description
XYZ方向に相対的に移動させてワークの表面を研削す
る研削盤の研削条件設定装置に関する。
御により、上下方向および砥石軸と平行な前後方向にな
らびに前後方向と直角の左右方向に相対的に移動させて
ワークの表面を研削する装置である。このようなNC研
削盤を図8により説明する。図8は従来のNC平面研削
盤の全体構成図である。この図で、1はベッドである。
2はテーブルで、ベッド1に左右方向に摺動自在に支持
され、図示しない油圧シリンダにより往復駆動される。
3は内部に磁石を備えるチャックで、テーブル2に固定
され、図示しない鉄系のワークを保持する。4a、4b
は近接センサで、ベッド1に取り付けられ、テーブル2
に取り付けられた図示しないドッグに対向すると信号を
出力する。5は砥石で、主軸頭6に回転自在に支持され
ている。主軸頭6はコラム7に上下方向(砥石軸と直角
の方向)に摺動自在に支持され、図示しないサーボモー
タにより位置決めされる。コラム7はベッド1に前後方
向(砥石軸方向)に摺動自在に支持され、図示しないサ
ーボモータにより位置決めされる。8はNC制御装置
で、主軸頭6およびコラム7を駆動するサーボモータ等
を制御する。9はドレス装置で、先端に単石のダイヤモ
ンド粒が固定されたドレッサを保持し、テーブル2の左
端に載置されている。
説明する。予め加工条件、加工位置およびドレッシング
時期等を記載した加工プログラムを作成し、NC制御装
置8に入力しておく。砥石5を回転させてから、図示し
ない起動釦をオンすると、テーブル2が移動し、ドッグ
が近接センサ4a、4bに対向する毎に移動方向が切り
替わり、左右方向(長さ方向)に往復移動する。
い、右端すなわちドッグが近接センサ4bに対向する毎
にまたは左右両端すなわちドッグが近接センサ4a、4
bに対向する毎に砥石5を一定量だけワークに切り込
み、予定した寸法まで加工をしたら所定の距離だけ砥石
5を前後方向(幅方向)に移動させる、という動作を、
加工が終了するまで繰り返す。
ラムに従い、テーブル2の移動方向が変わる毎に砥石5
を前後方向の一方に所定量だけ移動させ、それぞれの移
動端で折り返す際に砥石5を一定量だけ切り込ませる、
という動作を、加工が終了するまで繰り返す。
定された時期に、砥石5の下面をドレス装置9のドレッ
サの先端に切り込ませた状態で砥石5を前後方向に移動
させ、砥石5のドレッシングを行い、砥石5の目詰まり
を解消させる。
択基準を規格化した日本工業規格JISB4051の表
1には、一般の金属材料に対する砥石の選択基準が示さ
れており、ワークの材質と、その硬度が決まれば、加工
に適した砥石を選択することができる。しかし、前記表
には、切り込み量やドレス条件は記載されていない。こ
のため、切り込み量やドレス条件は作業者の経験や勘に
より設定されることが多く、精度(高さ方向の寸法精度
である。以下、同じ。)や研削能率が作業者の技能力に
よって左右された。また、材質等が未経験のワークを研
削する場合、所望の仕上げ面粗さが得られるまで研削条
件を変更しながら試し加工を行なっていた。さらに、砥
石には種々の材質のものがあり、非熟練者は砥石を選択
することも困難であった。
題を解決し、非熟練者であっても加工精度や研削能率を
満足する作業ができ、また、始めてのワークを研削する
場合であっても試し加工を行うことなく、所望の仕上げ
面粗さを得ることができる研削盤の研削条件設定装置を
提供するにある。
め、請求項1の発明は、砥石の種類(材質、粒度および
硬度)と、ワークの種類(材質および硬度)と、切り込
み量と、仕上げ面粗さと、ドレス条件とを対応させて記
憶したデータベースと、演算装置とを設け、前記演算装
置は、入力されたワークの材質、ワークの硬度および仕
上げ面粗さに基づき、前記データベースから加工に適し
た砥石の候補を抽出し、加工に使用する砥石が決定され
た時には、前記入力された仕上げ面粗さに対応する切り
込み量とドレス条件とを前記データベースから抽出する
ように構成したことを特徴とする。
て、ワークの厚み、精度、能率のうちのいずれかの要素
により、前記切り込み量を補正して出力することを特徴
とする。
形状に応じてドレッサの送り速度を補正して出力するこ
とを特徴とする。
及び3において、加工部の表面積と、砥石の幅および直
径と、テーブル送り速度と、砥石のワークに対する水平
方向の相対的な移動量と、切り込み方向の移動量と、前
記データベースから抽出された前記切り込み量と、前記
ドレス条件とから加工時間を演算するようにしたことを
特徴とする。
に基づいて説明する。図1は本発明に係る研削条件設定
装置の構成図である。図で、10は演算装置である。1
1はハードディスク装置で、演算装置10に接続され、
動作プログラムおよび後述する各種の情報から成るデー
タベースDBを記憶している。12はフロッピーディス
ク装置で、演算装置10に接続され、データのバックア
ップ等に使用される。13はグラフィック表示機能を備
えた表示装置で、演算装置10に接続されている。14
はキーボード等の入力装置である。15は通信ケーブル
で、演算装置10とNC制御装置8とを接続している。
る。図2は、データベースDBの構成を示す図である。
データベースDBには、砥石の材質、粒度および硬度
と、ワークの材質および硬度と、粗研削、中研削、精研
削の各工程における1回当りの切り込み量とスパークア
ウト回数、結果として得られる仕上げ面粗さと、ドレッ
シングの条件No.と、1回のドレッシングにより研削
できる砥石の単位面積当りのワーク除去量(体積)とが
記憶されている。
図3に示す諸元、すなわち、ドレッサの先端が鋭角であ
る場合における、砥石に対する1回当りの切り込み量k
と、切り込み回数mと、送り速度vと、カラドレス回数
とが定められてデータベースDBに記憶されている。
4は研削条件の設定手順を示すフローチャートである。
図示しない条件設定釦がオンされると、演算装置10
は、表示装置13に、図5に示す砥石選択条件の入力画
面を表示させる。作業者は、設計図面あるいは仕様書の
指示に従って、入力装置14からワークの材質、硬度お
よび必要とされる仕上げ面粗さを入力する(手順S10
0)。演算装置10は、入力された砥石選択条件に基づ
き、データベースDBの中から、最適砥石と推奨砥石
(この実施例では2種類)を抽出し、図6に示すような
画面を表示装置13に表示する(手順S110)。作業
者は、最適砥石が使用できる場合には最適砥石を、最適
砥石がない場合であっても、いずれかの推奨砥石が使用
できる場合はその砥石を選択して(手順S120)、図
示しない砥石決定ボタンを押し(手順S130)、砥石
がないときには作業を中止する(手順S220)。砥石
が決定されると、演算装置10は、データベースDBの
該当する段に記載された粗研削、中研削、精研削の各工
程における1回当りの切り込み量と切り込み回数および
スパークアウト回数およびドレス条件を、研削条件とし
て仮決定する(手順S140)。なお、以上の手順によ
り、標準的な加工、すなわち精度および加工能率が平均
的な加工条件設定が終了する。
図7に示す補正パラメータの入力画面を表示させる。作
業者は、入力装置14から、板厚の情報と、現在セット
されているドレッサの先端形状の情報と、作業内容の情
報(以下、これらをまとめて補正情報という。)を入力
し(手順S150)、次へボタンを押す(手順S16
0)。すると、補正情報が演算装置に保存される。な
お、補正情報を入力する目的は以下の通りである。 (1)板厚の情報:薄いワークの場合、加工後のワーク
に反りが発生することがある。このため、板厚が3.2
mm以下の場合は、粗研削、中研削、精研削の各工程に
おける1回当りの切り込み量を小さくし、反りの発生を
予防する。 (2)ドレッサの先端形状の情報:ドレッサの先端形状
が丸くなっている場合、送り速度vを速くしても砥石の
研削面の凹凸を小さくできる。 (3)作業内容の情報:標準が選択された場合は、仮決
定したデータベースDBの値をそのまま採用する。この
場合、精度および加工能率のいずれもが平均的な値にな
る。「精度」が選択された場合は、切り込み量の値を小
さくする。この場合、能率は低下するが、加工時の熱の
発生を抑ることができ、精度を向上させることができ
る。また、「能率」が選択された場合は、切り込み量の
値を大きくする。この場合、加工時の熱の発生が大きく
なり、精度は低下するが、加工時間を短くすることがで
きる。なお、仕上げ面粗さはいずれの場合も維持され
る。 (4)ワークの寸法:ドレス間隔を算出するためのデー
タとする。すなわち、加工部の表面積および切り込み量
とから研削量(ワークの除去量)を演算し、粗研削、中
研削、精研削の各工程におけるドレスを行うインターバ
ルを決める。
(手順S170)、補正が必要ない場合(板厚が3.2
mm以上の場合、ドレッサが鋭い場合、精度および能率
が標準の場合)は手順S140で仮決定された値を、補
正が必要な場合は、手順S140で仮決定された値を予
め定める量だけ補正して(手順S180)、すなわち、
「精度」が選択された場合は、例えば切り込み量を標準
値の70%に、「能率」が選択された場合は、例えば切
り込み量を標準値の120%にする等の補正を行ってか
ら、また、ドレッサの先端形状が丸い場合には、ドレッ
サの水平方向の送り速度を例えば標準値の120%にす
る等の補正を行ってから、それぞれの値を加工プログラ
ムの所定の位置に入力する(手順S190)。
より研削するかトラバース研削により研削するかを入力
する(手順S200)。一般に、幅が砥石幅より小さい
ワークを加工する場合および砥石幅に略等しい溝を研削
する場合はプランジ研削を選定し、その他の場合、特に
面の品位(見た目)を良くしようとする場合は、トラバ
ース研削を行うようにすれば良い。
要なデータを入力する(手順S210)。すなわち、砥
石の幅および直径と、テーブル送り速度と、砥石のワー
クに対する水平方向の相対的な移動量(砥石の前後方向
および左右方向の全移動量と砥石の前後方向の1回毎の
移動量、前後方向の移動速度、テーブル速度)と、切り
込み方向の移動量を、図示しない入力画面に従って入力
する。以上で研削条件の設定が完了する。
と、演算装置10は、入力されたデータに基づき、ドレ
ス時間を含む加工時間を演算する。
を直接加工プログラムに入力するようにしたから、作業
能率が向上するだけでなく、入力ミスを予防できる。
示させ、手動で入力するようにしてもよい。このように
すると、手動で条件を設定する研削盤にも適用すること
ができる。
したが、鉄系に限らず、非鉄系のワークを加工する場合
にも適用できる。
C制御装置に接続したが、本装置だけでも動作させるこ
とができるから、事務所等でデータの作成を行うことも
可能である。
砥石の種類と、ワークの種類と、切り込み量と、仕上げ
面粗さと、ドレス条件とを対応させて記憶したデータベ
ースと、演算装置とを設け、入力されたワークの材質、
ワークの硬度および仕上げ面粗さに基づき、加工に適し
た砥石の候補を抽出し、加工に使用する砥石が決定され
た時には、入力された仕上げ面粗さに対応する切り込み
量とドレス条件とをデータベースから抽出するように構
成したから、非熟練者であっても加工精度や研削能率を
満足する作業ができ、また、始めてのワークを研削する
場合であっても試し加工を行うことなく、所望の仕上げ
面粗さを得ることができる。
る。
る図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 砥石の種類(材質、粒度および硬度)
と、ワークの種類(材質および硬度)と、切り込み量
と、仕上げ面粗さと、ドレス条件とを対応させて記憶し
たデータベースと、演算装置とを設け、前記演算装置
は、入力されたワークの材質、ワークの硬度および仕上
げ面粗さに基づき、前記データベースから加工に適した
砥石の候補を抽出し、加工に使用する砥石が決定された
時には、前記入力された仕上げ面粗さに対応する切り込
み量とドレス条件とを前記データベースから抽出するよ
うに構成したことを特徴とする研削盤の研削条件設定装
置。 - 【請求項2】 ワークの厚み、精度、能率のうちのいず
れかの要素により、前記切り込み量を補正して出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の研削盤の研削条件設
定装置。 - 【請求項3】 ドレッサの先端形状に応じてドレッサの
送り速度を補正して出力することを特徴とする請求項1
に記載の研削盤の検索条件設定装置。 - 【請求項4】 加工部の表面積と、砥石の幅および直径
と、テーブル送り速度と、砥石のワークに対する水平方
向の相対的な移動量と、切り込み方向の移動量と、前記
データベースから抽出された前記切り込み量と、前記ド
レス条件とから加工時間を演算するようにしたことを特
徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載の研削
盤の研削条件設定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10304459A JP2000127040A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 研削盤の研削条件設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10304459A JP2000127040A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 研削盤の研削条件設定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000127040A true JP2000127040A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17933281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10304459A Pending JP2000127040A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 研削盤の研削条件設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000127040A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108262667A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-07-10 | 瓦房店轴承集团国家轴承工程技术研究中心有限公司 | 轴承加工确定尺寸补偿量的方法 |
JP2019021235A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-07 | ファナック株式会社 | 機械学習装置、数値制御装置、数値制御システム、及び機械学習方法 |
TWI689370B (zh) * | 2019-01-04 | 2020-04-01 | 福裕事業股份有限公司 | 研磨輔助方法 |
JP2020142335A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 株式会社ディスコ | 加工装置 |
CN115338709A (zh) * | 2022-10-18 | 2022-11-15 | 徐州艾奇川自动化设备有限公司 | 一种基于工业智能化的数控加工智能监测控制*** |
-
1998
- 1998-10-26 JP JP10304459A patent/JP2000127040A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019021235A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-07 | ファナック株式会社 | 機械学習装置、数値制御装置、数値制御システム、及び機械学習方法 |
US10921774B2 (en) | 2017-07-21 | 2021-02-16 | Fanuc Corporation | Machine learning devices and methods for optimizing the speed and accuracy of thread mill, inner diameter, outer shape, and surface machine tools |
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Legal Events
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