JP2000125080A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
り領域に導くための導光体に煩雑な加工や処理を施す必
要性を生じさせることなく、画像読み取り領域の長手方
向各所への照射光量の均一化が図れるようにして、読み
取り画像の質を高めることができるようにする。 【解決手段】光源3から発せられた光をライン状の画像
読み取り領域Pに照射させるように第1側面80Aの一
定長さ領域から出射させる導光体8と、画像読み取り領
域Pから反射してきた光を集束させて画像結像を行わせ
るためのレンズアレイ6と、このレンズアレイ6で集束
された光を受光して光電変換を行う複数の受光素子20
と、導光体8を収容する収容部10を形成しているケー
ス1と、を具備している画像読み取り装置であって、ケ
ース1には、第1側面80Aから出射される光のうち、
出射光量が他と比べて多くなる部分の光を遮る遮光部1
3が設けられている。
Description
キャナ装置に組み込まれるなどして原稿の画像を読み取
るのに用いられる画像読み取り装置に関する。
置の一例として、特開平10−173870号公報に記
載のものを先に提案している。この従来のものは、本願
の図11に示すように、R,G,B(赤,緑,青)の各
色の光を発するLEDなどの複数の光源90、これら複
数の光源90のそれぞれから発せられた光をライン状の
画像読み取り領域Peに導く導光体91、上記画像読み
取り領域Peに配置された原稿Dから反射してきた光を
集束させて画像結像を行わせるレンズアレイ92、この
レンズアレイ92によって集束された光を受光して光源
変換する複数の受光素子93を具備しており、上記各部
品はケース94に組み込まれている。
像読み取り領域Peと同方向に延びる複数の側面を有し
ている。図12に示すように、上記導光体91の長手方
向中央部には、側面視略V字状の凹部95が形成されて
いる。光源90は、上記導光体91を挟むようにして上
記凹部95に対向している。上記導光体91の複数の側
面のそれぞれは鏡面状に形成されている。ただし、光出
射面となる第1側面91aに対向する第2側面91bに
は、複数の凹溝96が適当な間隔で設けられている。
は、光源90から発せられた光がこの導光体91内に入
射して凹部95の傾斜面95a,95aに到達すると、
その光の多くはこの導光体91の長手方向両端部に向け
て反射され、その後この導光体91の複数の側面による
全反射を繰り返しながらこの導光体91の長手方向両端
部まで達する。その際、上記第2側面91bの各凹溝9
6に達した光は、その進行方向が急激に変えられるよう
に反射され、その光の一部が第1側面91aに対してそ
の全反射臨界角よりも小さな入射角で入射することとな
る。すると、その光は第1側面91aをそのまま透過し
て外部に出射し、画像読み取り領域Peに照射されるこ
ととなる。
源としていわゆる点状の光源90を用いているにもかか
わらず、この光源90から発せられた光をライン状の画
像読み取り領域Peの各所に照射させることができる。
したがって、光源の総数を少なくし、その部品コストお
よびランニングコストを安価にすることができる利点が
得られる。
来の画像読み取り装置では、次のような不具合があっ
た。
光体91の第1側面91aの長手方向各部からの出射光
量を均一にすることが難しく、光源90に近い第1側面
91aの長手方向中央部からの出射光量がそれ以外の部
分からの出射光量よりもかなり多くなる傾向がみられ
る。このままの状態では、画像読み取り領域Peの長手
方向中央部の照度が他の部分の照度よりも高くなってし
まい、原稿画像を忠実に読み取ることができなくなる。
このため、従来では、上記第1側面91aの長手方向中
央部に不透明な部材を接着したり、あるいは遮光用の塗
料を塗布するなどして、その部分に遮光部97を設け、
これにより第1側面91aの長手方向中央部から画像読
み取り領域Peに向けての出射光量を減少させていた。
ところが、そのような手段では、導光体91に遮光部9
7を設けるための作業が煩雑であり、生産性が悪くなっ
ていた。
出されたものであって、光源から発せられた光をライン
状の画像読み取り領域に導くための導光体に煩雑な加工
や処理を施す必要性を生じさせることなく、画像読み取
り領域の長手方向各所への照射光量の均一化が図れるよ
うにして、読み取り画像の質を高めることができるよう
にすることをその課題としている。
は、次の技術的手段を講じている。
装置は、光源から発せられた光をライン状の画像読み取
り領域に照射させるように導くための透明部材からなる
導光体と、上記画像読み取り領域から反射してきた光を
集束させて画像結像を行わせるためのレンズアレイと、
このレンズアレイで集束された光を受光して光電変換を
行う複数の受光素子と、上記導光体を収容する収容部を
形成しているケースと、を具備しており、かつ上記導光
体は、上記光源からこの導光体の内部に入射した光をこ
の導光体の複数の側面によって反射させることにより、
その光を上記画像読み取り領域が延びる方向に進行させ
ながら上記複数の側面のうちの第1側面の一定長さ領域
から出射させるように構成されている、画像読み取り装
置であって、上記ケースには、上記導光体の第1側面か
ら出射される光のうち、出射光量が他と比べて多くなる
部分の光を遮る遮光部が設けられていることに特徴づけ
られる。
記レンズアレイを収容する溝部が形成されており、かつ
この溝部と上記収容部とを仕切る隔壁部の一部が上記遮
光部とされている構成とすることができる。また、本願
発明では、上記光源は、上記導光体の長手方向端部に対
向して設けられたLED光源であるとともに、上記導光
体は、上記LED光源から発せられてこの導光体の長手
方向端部内に入射した光をこの導光体の長手方向に進行
させながら上記第1側面の一定長さ領域から出射させる
ようにした構成とすることもできる。
一定長さ領域から光を出射させた場合に、その出射光量
が多くなる部分の光については、ケースに設けられてい
る遮光部によって遮ることができ、光量が極端に多い状
態のまま画像読み取り領域に照射されないようにするこ
とができる。このため、導光体の第1側面のうち出射光
量が多くなる部分を経て画像読み取り領域に照射される
光の量と、それ以外の部分を経て画像読み取り領域に照
射される光の量とを等しくして、画像読み取り領域の長
手方向各部への照射光量の均一化を図り、質の高い読み
取り画像を得ることが可能となる。一方、本願発明で
は、画像読み取り領域への照射光量の均一化を図るため
の手段として、ケースに遮光部を設ける手段を採用して
いるため、従来とは異なり、導光体に遮光部を設けるた
めの特別な加工や処理を施す必要を無くすことができ
る。加えて、ケースの遮光部は、たとえばケースを樹脂
成形する場合にその樹脂成形によって形成することが可
能であり、特別な加工作業などを要することなく簡単に
形成することができる。したがって、本願発明では、画
像読み取り装置の生産性を高め、その製造コストを安価
にすることもできる。
遮光部は、上記導光体の第1側面のうち、上記光源に近
い部分から出射する光を遮るように設けられている。
場合には、上記第1側面の長手方向各部のうち、光源に
近い部分からの出射光量が最大となる傾向がみられる。
上記構成によれば、出射光量が最大となる部分の光を遮
光部によって遮ることが可能となり、画像読み取り領域
の長手方向各部への照射光量の均一化が図れる。
上記遮光部は、上記導光体の第1側面の長手方向各部の
うち、出射光量が最大になる部分とそれ以外の部分とに
対向して設けられており、出射光量が多い部分から出射
される光ほど上記遮光部によって遮られる光の量が多く
なるように構成されている。
面の長手方向各部からの出射光量が幾通りもの段階にば
らついているような場合に、出射光量が最大になる部分
の光については遮光部による遮光量を最大にする一方、
出射光量がそれよりも少ない部分の光については遮光部
による遮光量をやや少なくし、出射光量がさらに少ない
部分の光については遮光部による遮光量をさらに少なく
するといったことができる。したがって、画像読み取り
領域への照射光量分布をよりきめ細かく均一にすること
が可能となる。
上記導光体は、上記第1側面に対してこの導光体の厚み
方向に対向する第2側面と、この導光体の幅方向に互い
に対向する第3側面および第4側面とを具備しており、
かつ上記第2側面は、この導光体内を進行する光を散乱
反射可能な面を有しているとともに、上記第3側面およ
び第4側面は、上記第2側面の方向から進行してきた光
を互いに略平行な光線の光線束にして上記第1側面に向
かって進行させるように反射する曲面とされている。
れて導光体内に入射した光を導光体の内部において進行
させてゆく場合に、上記導光体の第2側面に到達した光
を散乱反射させることによって、その光の一部を第3側
面や第4側面に向けて進行させることができる。そし
て、これら第3側面や第4側面によって上記光を反射さ
せることによって、上記光を互いに略平行な光線の光線
束にして第1側面に向けて進行させ、この第1側面から
導光体の外部に出射させることができる。したがって、
上記第1側面から出射する光が種々の方向へ広がるよう
に進行することを抑制し、その光を画像読み取り領域に
集中的に照射させることによって画像読み取り領域への
光の照射効率を高めることができる。
ては、以下の発明の実施の形態の説明から、より明らか
になるであろう。
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
の一例を示す要部断面図である。図2は、図1のII−II
断面図である。図3は、図1の III−III 断面図であ
る。図4は、図1のIV−IV断面図である。図5は、図1
ないし図4に示す画像読み取り装置の分解斜視図であ
る。
ゆる密着型イメージセンサとして構成されている。図5
によく表れているように、この画像読み取り装置Aは、
ケース1、基板4、この基板4に搭載された複数のセン
サICチップ2ならびに1個のLED光源3、原稿ガイ
ド板5、レンズアレイ6、リフレクタ7、導光体8、お
よび1または複数のアタッチメント59を具備して構成
されている。後述するように、上記センサICチップ2
は、複数の受光素子20を有するものである。
開口状の収容部10を形成した細長な箱型状に形成され
ている。このケース1には、この画像読み取り装置Aの
上述した部品が組み付けられる。上記原稿ガイド板5
は、原稿を対向配置させるためのものであり、たとえば
透明なガラスまたは合成樹脂製である。図2および図3
によく表れているように、この原稿ガイド板5は、上記
ケース1の収容部10の上部を閉塞するように上記ケー
ス1の上面部に装着されている。この原稿ガイド板5の
上面部のうち、レンズアレイ6の直上部分が画像読み取
り領域Pであり、この画像読み取り領域Pはケース1お
よび原稿ガイド板5の長手方向にライン状に延びてい
る。上記原稿ガイド板5の上面にはたとえばプラテンロ
ーラ58が配され、原稿Dはこのプラテンローラ58に
よって副走査方向に移送される。
図である。図7は、図6のVII−VII断面図である。図
8は、上記導光体8の作用を示す説明図である。
れた光を上記画像読み取り領域Pの全長域に効率良く導
くためのものである。この導光体8は、たとえばPMM
Aなどのアクリル系透明樹脂やその他の透明度の高い部
材によって構成されており、この導光体8の各所の表面
は全て鏡面とされている。透明部材の表面を鏡面にすれ
ば、この透明部材の内部に光を導いた場合において、透
明部材の表面に対して透明部材の材質によって特定され
る全反射臨界角より大きな角度で入射する光線を全反射
させることができる。その一方、上記全反射臨界角より
も小さな角度で入射する光線については、透明部材の外
部へそのまま透過させることができる。なお、上記鏡面
とは、必ずしも表面が積極的に研磨されている面である
必要はない。たとえば金型を用いて上記導光体8を樹脂
成形する場合には、その樹脂成形によって得られた比較
的滑らかな面であってもよい。
一端部の補助領域Sbと、それ以外の主要領域Saとに
区分することができる。上記補助領域Sbは、LED光
源3から発せられた光を主要領域Sa内に進行させる役
割を果たす部分である。この補助領域Sbには、下向き
状の突起部81、下向きの底面82、端面85に繋がっ
た2つのテーパ面86a,86bなどが設けられてい
る。上記底面82は、LED光源3からの光を受ける光
入射面となる部分であり、LED光源3から発せられた
光はこの底面82を透過して補助領域Sb内に進入す
る。上記テーパ面86a,86bは、図7によく表れて
いるように、上記底面82を介して補助領域Sb内に進
入した光を上記主要領域Saに向けて全反射可能な平面
または曲面である。上記突起部81は、上記底面82の
下方にLED光源3を配置するためのスペースを確保す
るのに役立つ。
ら進行してきた光をこの主要領域Saの長手方向に進行
させつつ、その光をこの主要領域Saの第1側面80A
の全長域から出射させる役割を果たす部分である。すな
わち、この主要領域Saは、その長手方向各所の断面形
状が略一様であり、この導光体8の上下厚み方向に対向
する第1側面80Aと第2側面80B、およびこの導光
体8の左右幅方向に対向する第3側面80Cと第4側面
80Dを具備している。これらの側面80A〜80D
は、いずれも導光体8の長手方向に延びている。
面80Aは、その幅方向中央部分がその側縁部よりも膨
出した非球面状の凸面として形成されている。上記第3
側面80Cおよび第4側面80Dのそれぞれは、この導
光体8の主要領域Saにおける幅方向中心線Cを共通の
主軸とする放物面(2次曲面)として形成されている。
図6によく表れているように、上記中心線Cは、補助領
域Sbにおける幅方向中心線C1に対して傾斜してい
る。これは後述するように、補助領域Sbについては、
その底面82をLED光源3に対面させる必要があるの
に対し、主要領域Saについてはその第1側面80Aを
画像読み取り領域Pに対向させる必要があるからであ
る。図8によく表れているように、上記第2側面80B
は、上記第3側面80Cおよび第4側面80Dのそれぞ
れの放物面の共通の焦点O1またはその近傍を通過する
平面として形成されている。図7によく表れているよう
に、上記第2側面80Bには、複数の凹部84が適当な
間隔で設けられている。これら複数の凹部84,84の
相互間領域は、鏡面状の平面である。上記複数の凹部8
4は、導光体8内において光を散乱反射させることによ
ってその進行方向を急激に変化させる役割を果たす部分
であり、たとえば断面円弧状とされている。ただし、導
光体8内において光を散乱反射させることによってその
進行方向を急激に変えるための他の手段としては、たと
えば上記第2側面80Bに複数の凸部を適当な間隔で設
ける手段、光の散乱反射が可能な塗料などを上記第2側
面80Bに塗布する手段、あるいは第2側面80Bの全
面または一部を微小な凹凸状の粗面にする手段などを採
用することができる。
ら発せられた光が補助領域Sb内に入射してから主要領
域Saに向けて進行してくると、その光は第1側面80
A、第3側面80C、ならびに第4側面80Dの各所、
および第2側面80Bの平面部分において全反射を繰り
返しながら導光体8の長手方向一端部の端面80Eに向
けて進行する。第2側面80Bの凹部84に入射した光
は、種々の方向に散乱反射され、急激にその進路が変え
られるため、その光の多くは、図8に示すように、第3
側面80Cおよび第4側面80Dに向けて進行し、これ
らの側面によって全反射されることとなる。ただし、既
述したとおり、上記第3側面80Cおよび第4側面80
Dが放物面であること、および上記第2側面80Bはそ
れら放物面の焦点O1またはその近傍に位置しているこ
とにより、上記第3側面80Cおよび第4側面80Dに
よって反射された多数の光線は、それらの放物面の主軸
に略平行な光線束となって第1側面80Aに向けて進行
し、この第1側面80Aから外部に出射する。また、上
記第1側面80Aは凸面状であるため、この第1側面8
0Aから出射した光は、所定の焦点O2に集束するよう
に進行することとなる。このような光の出射は、上記第
1側面80Aの全長域において行われる。
導光体8を支持するためのものである。このリフレクタ
7は、上記導光体8の全長寸法と略同一の全長寸法を有
しており、このリフレクタ7の一側面に開口した溝部7
0がこのリフレクタ7の長手方向に延びて一連に形成さ
れている。図2および図3によく表れているように、上
記導光体8は上記溝部70に嵌入することにより、一定
の姿勢で上記リフレクタ7に支持されている。上記リフ
レクタ7は、ケース1の収容部10に嵌入されており、
これにより上記導光体8の第1側面80Aは上記画像読
み取り領域Pと同方向に延びて上記画像読み取り領域P
に対向している。上記リフレクタ7は、たとえばケース
1に設けられた係止用リブ19と係合することにより、
上記収容部10の上方へ不用意に移動しないように位置
決めされている。
b〜70dは、上記導光体8の第2側面80B、第3側
面80C、および第4側面80Dのそれぞれに対向接触
しており、導光体8内を進行する光が上記導光体8の外
部へ洩れることを防止する役割を果たすようになってい
る。図1および図5によく表れているように、上記リフ
レクタ7は、その長手方向一端部7aが導光体8の補助
領域Sbの外面をカバー可能な形状に形成されていると
ともに、その長手方向他端部7bには上記導光体8の端
面80Eをカバー可能な壁面70eが形成されている。
したがって、図1に示すように、LED光源3から発せ
られて導光体8の補助領域Sb内に進行した光がこの補
助領域Sbの外部に洩れてしまうようなことや、導光体
8の端面80Eに到達した光がそのまま外部に洩れてし
まうようなことも、上記リフレクタ7によって防止する
ことができる。上記リフレクタ7は、たとえば白色の合
成樹脂製であり、上記導光体8と対向する面は、光の反
射率が白色面とされている。本実施形態では、リフレク
タ7を単一部材としているが、本願発明ではこれに代え
て、たとえば導光体8の主要領域Saと補助領域Sbと
を別々に形成された2つのリフレクタによって個別にカ
バーするようにしてもかまわない。
イ6は、導光体8の第1側面80Aから画像読み取り領
域Pに照射されて原稿Dによって反射された光を複数の
受光素子20の表面に集束させて画像結像を行わせるた
めのものである。このレンズアレイ6としては、たとえ
ば原稿画像を正立等倍に結像させる複数のセルフォック
レンズを列状に並べて合成樹脂製などのホルダに保持さ
せた構造のものが適用される。このレンズアレイ6は、
ケース1に形成された溝部12に嵌入されることによ
り、上記原稿ガイド板5の直下に配置されている。
との間には、それらを仕切る隔壁部13’が形成されて
いる。図2に示すように、この隔壁部13’の一部が、
導光体8の第1側面80Aの一部に対向する遮光部13
とされている。より具体的には、上記隔壁部13’は、
画像読み取り領域Pと同方向に一連に延びるように形成
されているものの、その高さは各所一様ではなく、図2
に示すように、LED光源3に近い部分においては、導
光体8の第1側面80Aの比較的広い領域に対面する高
さに形成されている。上記隔壁部13’のうち、上記第
1側面80Aに対面する部分が遮光部13に相当する。
これに対し、図3に示すように、LED光源3から比較
的離れた部分では、上記隔壁部13’は、図2で示す部
分よりも低い高さに形成されており、導光体8の第1側
面80Aに対面する遮光部は設けられていないか、ある
いは遮光部が設けられていたとしても上記第1側面80
Aに対面する面積は非常に小さなものとなっている。
形状の半導体チップの片面に複数の受光素子20を一体
的に造り込んだものであり、上記レンズアレイ6で集束
された光を受光素子20によって受光することによりそ
の光電変換を行い、その受光量に応じた出力レベルの画
像信号を出力するものである。これら複数のセンサIC
チップ2は、基板4の長手方向に列状に並べて実装され
ている。
の各色の光を発する3種類のLEDチップを一纏めに樹
脂パッケージしたものであり、カラー原稿の読み取りに
対応可能なものである。むろん、モノクロ原稿の読み取
りに対応させる場合には、白色光またはそれとは別の単
色光を発するLED光源を用いればよい。上記LED光
源3は、上記基板4のセンサICチップ2が実装されて
いる面と同一面に実装されている。
レンズアレイ6の直下に位置するとともに、LED光源
3が導光体8の底面82と対面するように、ケース1の
底部に組み付けられている。この基板4の組み付けは、
ケース1の両側面部に形成されている係止用凸部14,
14に上記アタッチメント59の上部両端を掛止させ
て、そのアタッチメント59の底部中央部を上記基板4
の裏面に当接させることによって行われている。上記基
板4の表面には、上記複数のセンサICチップ2やLE
D光源3への信号の入出力や電力供給などを行うための
導電配線パターン(図示略)が形成されており、外部機
器との接続がコネクタ40を介して行えるように構成さ
れている。
いて説明する。
3を点灯駆動させると、既述したとおり、このLED光
源3から発せられた光は導光体8の底面82からこの導
光体8内に入射し、導光体8の主要領域Sa内をその長
手方向に進行する。そして、その光は第1側面80Aの
全長域から出射し、ライン状の画像読み取り領域Pに位
置する原稿Dの表面に照射される。この場合、上記導光
体8に対してはその長手方向一端部からのみ光の入射を
行わせているために、第1側面80Aの長手方向各所の
うち、LED光源3に近い部分、すなわち図1の符号N
で示す部分からの出射光量が、それ以外の部分からの出
射光量よりも多くなる。ところが、この画像読み取り装
置Aでは、図2に示したように、遮光部13が上記出射
光量が多い部分に対面して設けられており、その部分か
ら出射する光の一部が画像読み取り領域Pに照射されな
いようにできる。このため、画像読み取り領域Pへの照
射光量が局部的に多くなることを回避して、画像読み取
り領域Pの長手方向各所への照射光量の均一化を図るこ
とができる。その結果、照射光量のバラツキに起因する
読み取り画像の画質の低下を無くすことができる。
を進行する光が第1側面80Aとは別の側面を介して外
部に洩れることをリフレクタ7によって阻止することが
できる。また、上記第1側面80Aから画像読み取り領
域Pに向けて進行する光の多くを、所定の焦点O2に集
束させることができるために、上記画像読み取り領域P
に対して光を集中的に照射させることもできる。したが
って、画像読み取り領域Pに対する光の照射効率も高め
ることができる。
具体的な構成は、決して上述した実施形態に限定されな
い。
のうち、出射光量が最大となる部分から出射する光のみ
を遮光部によって遮るのではなく、それ以外の部分から
出射される光の一部も遮光部によって遮られるように構
成してもかまわない。すなわち、導光体8の第1側面8
0Aの長手方向各所からの出射光量が、LED光源3に
近い部分のみが他の部分に比べて極端に多くなるのとは
異なり、たとえばLED光源3に近くなるほどほど徐々
にその出射光量が多くなるように場合には、遮光部を上
記第1側面80Aの長手方向の比較的長い寸法領域に対
向するように設けて、LED光源3に近い部分ほど上記
遮光部によって遮られる光の量が多くなるようにしても
かまわない。
実施形態のものに限定されず、たとえば従来例で示した
導光体を用いてもかまわないことは勿論のこと、図9や
図10に示すような構造にしてもかまわない。図9に示
す構造では、導光体8Aの長手方向両端部の底面82,
82のそれぞれにLED光源3を対向させており、それ
ら2箇所から導光体8A内に光を入射できるようにして
いる。このような構成によれば、導光体8A内への入射
光量を多くすることができ、画像読み取り領域の照度を
高める上で一層好ましいものとなる。図10に示す構造
では、導光体8Bの長手方向端部の端面80HにLED
光源3を対向させている。このような構成にすれば、L
ED光源3から発せられて端面80Hを透過した光の多
くをそのまま導光体8Bの長手方向に進行させることが
でき、やはり導光体8Bの第1側面80Aの各所から光
を適切に出射させることができる。このように、本願発
明では、光源から発せられた光を導光体のいずれの部分
からその内部に入射させるかは問うものではなく、導光
体の具体的な形状も限定されない。
とは異なる種類の光源を用いることができる。また、本
願発明に係る画像読み取り装置は、プラテンローラを対
向配置させるタイプの密着型イメージセンサとして構成
されるのに代えて、たとえばハンディスキャナとして用
いられるタイプの密着型イメージセンサとして構成され
ていてもよい。さらには、光源や導光体などを組み付け
たケースを原稿載置板の下方において副走査方向に移動
自在に設けたいわゆるフラットベッド型のイメージセン
サとして構成してもかまわない。
要部断面図である。
斜視図である。
である。
源との組み合わせ構造を示す説明図である。
源との組み合わせ構造の作用を示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 光源から発せられた光をライン状の画像
読み取り領域に照射させるように導くための透明部材か
らなる導光体と、上記画像読み取り領域から反射してき
た光を集束させて画像結像を行わせるためのレンズアレ
イと、このレンズアレイで集束された光を受光して光電
変換を行う複数の受光素子と、上記導光体を収容する収
容部を形成しているケースと、を具備しており、かつ、 上記導光体は、上記光源からこの導光体の内部に入射し
た光をこの導光体の複数の側面によって反射させること
により、その光を上記画像読み取り領域が延びる方向に
進行させながら上記複数の側面のうちの第1側面の一定
長さ領域から出射させるように構成されている、画像読
み取り装置であって、 上記ケースには、上記導光体の第1側面から出射される
光のうち、出射光量が他と比べて多くなる部分の光を遮
る遮光部が設けられていることを特徴とする、画像読み
取り装置。 - 【請求項2】 上記遮光部は、上記導光体の第1側面の
うち、上記光源に近い部分から出射する光を遮るように
設けられている、請求項1に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項3】 上記遮光部は、上記導光体の第1側面の
長手方向各部のうち、出射光量が最大になる部分とそれ
以外の部分とに対向して設けられており、出射光量が多
い部分から出射される光ほど上記遮光部によって遮られ
る光の量が多くなるように構成されている、請求項1ま
たは2に記載の画像読み取り装置。 - 【請求項4】 上記ケースの内部には、上記レンズアレ
イを収容する溝部が形成されており、かつこの溝部と上
記収容部とを仕切る隔壁部の一部が上記遮光部とされて
いる、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読み取
り装置。 - 【請求項5】 上記光源は、上記導光体の長手方向端部
に対向して設けられたLED光源であるとともに、上記
導光体は、上記LED光源から発せられてこの導光体の
長手方向端部内に入射した光をこの導光体の長手方向に
進行させながら上記第1側面の一定長さ領域から出射さ
せるように構成されたものである、請求項1ないし4の
いずれかに記載の画像読み取り装置。 - 【請求項6】 上記導光体は、上記第1側面に対してこ
の導光体の厚み方向に対向する第2側面と、この導光体
の幅方向に互いに対向する第3側面および第4側面とを
具備しており、かつ上記第2側面は、この導光体内を進
行する光を散乱反射可能な面を有しているとともに、上
記第3側面および第4側面は、上記第2側面の方向から
進行してきた光を互いに略平行な光線の光線束にして上
記第1側面に向かって進行させるように反射する曲面と
されている、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像
読み取り装置。
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1998
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