JP2000124670A - チップ部品供給装置 - Google Patents

チップ部品供給装置

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JP2000124670A
JP2000124670A JP10295412A JP29541298A JP2000124670A JP 2000124670 A JP2000124670 A JP 2000124670A JP 10295412 A JP10295412 A JP 10295412A JP 29541298 A JP29541298 A JP 29541298A JP 2000124670 A JP2000124670 A JP 2000124670A
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lever
hopper
base
mounting
chip component
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Takeshi Mori
健 森
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 チップ部品供給装置を実装機へ装着する際の
取付作業やホッパーの脱着作業の円滑化。 【解決手段】 ハンドルレバー6aに連動してホッパー
8に係脱するホッパー係止レバー6bと、実装機の取付
台40に係脱する基体取付レバー6eと、これら両レバ
ーを係止解除させているときハンドルレバーの回動が阻
止可能なロックレバー6gとを備え、ハンドルレバーを
押圧操作してホッパー係止レバーをホッパー8に係止さ
せたとき、ハンドルレバーの押圧力と基体取付レバーの
可撓性とによって、連結レバー6fの中間レバー6d側
の一端部が、基体取付レバー側の他端部と中間レバの回
動支点7aとを結ぶ直線を越えた位置まで押し下げられ
ると共に、基体取付レバーの鉤形の先端部6e1が取付
台に係止されるように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品をプリ
ント基板に実装するチップ部品実装機に装備されるチッ
プ部品供給装置に係り、特に、ワンバイワンマウンター
に装備されてチップ部品を1個ずつ供給していくチップ
部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の実装機においては、チップ部品
供給装置によりチップ部品が1個ずつ所定の供給位置へ
と搬出され、その搬出されたチップ部品が吸着部材によ
り吸着されてプリント基板上の所定位置へと運ばれ、実
装されるようになっている。そして、この種の実装機に
装備される従来のチップ部品供給装置は、通常、多数の
チップ部品を長尺のテープ部材に列状に貼着して渦巻き
状に巻き取ってなるテープリールをセットして、このテ
ープ部材を間欠的に送りながら逐次剥がしてチップ部品
を1個ずつ取り出せるようにするというテープ供給方式
を採用している。
【0003】しかしながら、テープリールをセットして
チップ部品を1個ずつ供給するという従来のチップ部品
供給装置は、テープ部材等の消耗品を必要とするのでチ
ップ部品の製品コストを高めてしまうという不具合があ
り、また、テープリールはかなり大きいので装置の大型
化を余儀なくされるという不具合があった。さらに、テ
ープ供給方式の場合、1巻のテープ部材によるチップ部
品の供給が終了したなら、実装機を停止させてテープリ
ールの交換を行わねばならないが、この交換作業に時間
を要するため、通常多数のテープリールを装着して稼働
されるチップ部品実装機は、いずれかのテープリールを
交換するたびに停止させねばならなくなって、稼働率が
低下してしまうという不具合があった。
【0004】これに対して、特開平10−190287
号公報等に記載されている従来提案は、ホッパーの収容
部に収容した多数のチップ部品をベルト上へ排出して整
列させ、このベルトで所定位置まで搬送したチップ部品
を1個ずつ取り出せるようにするというものであり、多
数のチップ部品を収容部に収容させておき、少なくなっ
たら該収容部内へチップ部品を直接補給することができ
るので、テープリールを用いる必要がない。したがっ
て、かかる従来提案によれば、テープ部材等の消耗品が
不要となってチップ部品の製品コストを下げることがで
きると共に、チップ部品供給装置の小型化やチップ部品
実装機の稼働率向上が図れるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来提案において、チップ部品供給装置をチップ部品実装
機に装着する際には、供給装置の基体を実装機側の取付
部位(取付台)上に位置決めして載置したうえで、供給
装置のハンドルレバーを操作して基体取付レバーの先端
部を底面側から該取付台に強く押し付けて係止させ、こ
れにより供給装置の基体が取付台上に位置決め固定でき
ると共に、ホッパーが所定位置に確実に固定できるよう
になっている。ただし、実装機側の取付台の厚さ寸法に
は若干のばらつきがあり、その寸法誤差等により基体取
付レバーが必要な係止力を生起できない場合もあるの
で、かかる従来提案では供給装置に予め、基体取付レバ
ーの高さ位置等の微調整を可能にする調整ねじ機構が複
数箇所に設けられている。しかしながら、複数の調整ね
じを緩めたり締結したりしながら行う高さ位置の微調整
は容易ではないので、この従来提案は供給装置を実装機
に取り付ける際の作業が煩雑化しやすいという問題点が
あった。
【0006】また、この従来提案では、供給装置のハン
ドルレバーを操作して、実装機の取付台に対する基体取
付レバーの係止力を除去すると、ホッパー係止レバーが
係止解除方向へ回転してホッパーに対する係止力も除去
されるようになっているが、基体取付レバーやホッパー
係止レバーはばね部材に付勢されることでそれぞれの係
止力を発生させているので、これら両レバーを係止解除
させるべく回転操作したハンドルレバーには前記ばね部
材の付勢力が作用することになる。そのため、従来提案
されている供給装置においては、例えば実装するチップ
部品の種類変更などに伴いホッパーを交換する必要が生
じたとき、前記両レバーを係止解除状態に保っているハ
ンドルレバーが意に反して回転してホッパーの脱着作業
に支障をきたす恐れがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドルレバ
ーを操作して基体取付レバーを係止方向へ回転させたと
き、この基体取付レバーがある程度撓んだ直後にチップ
部品実装機に係止された状態となるような機構を採用す
ることにより、実装機側の取付部位の厚さ寸法等のばら
つきを基体取付レバーの可撓性で吸収できるようにし、
もって実装機へ装着する際の取付作業が常に円滑に行え
るようにした。
【0008】また、本発明ではさらに、基体取付レバー
やホッパー係止レバーを係止解除状態に保っているハン
ドルレバーの回転が阻止できるロック機構を採用するこ
とにより、ホッパーの脱着作業が常に円滑に行えるよう
にした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によるチップ部品供給装置
では、多数のチップ部品を収容可能な収容部を有し該収
容部内のチップ部品を1個ずつ排出するホッパーと、こ
のホッパーから排出されたチップ部品を搭載して搬送す
るベルトと、外部動力が付与されると共に前記ベルトを
駆動して前記搬送動作を行わせる駆動手段と、この駆動
手段や前記ベルトを支持して前記ホッパーを着脱可能に
搭載する基体と、前記ホッパーを前記基体に着脱可能に
係止すると共に該基体をチップ部品実装機に着脱可能に
係止するための係止手段とを備え、この係止手段が、回
動操作可能なハンドルレバーと、このハンドルレバーの
回動に連動して前記ホッパーに係脱するホッパー係止レ
バーと、前記ハンドルレバーの回動に連動して第1の支
点を中心に回動する中間レバーと、前記ハンドルレバー
の回動に連動して第2の支点を中心に回動すると共に先
端部を前記チップ部品実装機に係脱させる基体取付レバ
ーと、一端部が前記中間レバーに回動自在に連結されて
他端部が前記基体取付レバーに回動自在に連結された連
結レバーとを有し、且つ前記ハンドルレバーを押圧操作
して前記ホッパー係止レバーを前記ホッパーに係止させ
たとき、該ハンドルレバーの押圧力と前記基体取付レバ
ーの可撓性とによって、前記連結レバーの前記一端部が
前記他端部と前記第1の支点とを結ぶ直線を越えた位置
まで押し下げられると共に、前記基体取付レバーの先端
部が前記チップ部品実装機に係止されるように設定し
た。
【0010】このような構成のチップ部品供給装置は、
ハンドルレバーを押圧操作することで中間レバーや連結
レバーを介して基体取付レバーを係止方向へ回転させる
ことができるが、この過程で、中間レバーおよび連結レ
バーからなる連結体を徐々に押し広げていくと、基体取
付レバーの回転量は徐々に増大していく。そして、前記
連結体が一直線状になったとき、基体取付レバーは係止
方向への回転量が最大になるが、この時点で基体取付レ
バーの先端部がチップ部品実装機に強く押し付けられて
該レバーがある程度撓むようにしておくと共に、ハンド
ルレバーをさらに押圧操作して前記連結体が一直線状で
なくなった状態で、前記撓みを減少させた基体取付レバ
ーがチップ部品実装機に係止されるようにしておくこと
により、実装機側の取付部位の厚さ寸法等のばらつきを
基体取付レバーの可撓性によって吸収しつつ、該レバー
の先端部を確実に実装機に係止させることができる。そ
の結果、このチップ部品供給装置を実装機へ装着する際
に、煩雑な高さ位置の微調整を行う必要がなくなるの
で、実装機への取付作業が常に円滑に行えるようにな
る。
【0011】また、基体取付レバーを、その回動支点
(前記第2の支点)から先端側へクランク状に延びて先
端部が鉤形を呈するような形状にしておけば、所望の可
撓性が得やすくなるので好ましい。
【0012】また、前記係止手段が、ホッパー係止レバ
ーをホッパーに対して離脱させ、且つ基体取付レバーを
実装機に対して離脱させた状態のとき、ハンドルレバー
の回動を阻止可能なロック手段を有する構成になってい
れば、基体取付レバーおよびホッパー係止レバーを係止
解除状態に保っているハンドルレバーが意に反して回転
してしまう心配がなくなるので、ホッパーの脱着作業が
常に円滑に行えるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明によるチップ部品供給装置の一
実施例を図1ないし図15を参照しつつ説明する。
【0014】本実施例に係るチップ部品供給装置は、図
1の全体正面図に示すように、基台2に板状の取付部3
を一体化してなる基体1と、この基体1に支持されてチ
ップ部品Cを搬送するベルト5と、同じく基体1に支持
されてベルト5を駆動するベルト駆動手段と、チップ部
品Cを通過させる挿通路4aを有し取付部3に取り付け
られた部品誘導部4と、同じく取付部3に取り付けられ
て各種のレバーを軸支している装着部材6と、部品誘導
部4上に載置されたホッパー8とを備えて概略構成され
ている。
【0015】前記基台2は、底面側が平坦部2aとなっ
ていて、この平坦部2aから下方へ突出する突起2b
が、チップ部品実装機の取付台40の孔40aと嵌合す
るようになっている。また、基台2の上部には長手方向
に沿って台部2cが設けられていて、この台部2cには
長手方向に延びる凹部2d(図11参照)が設けられて
いる。
【0016】前記装着部材6には、支軸6a1を中心と
する回動操作が可能なハンドルレバー6aや、このハン
ドルレバー6aの回動に連動してホッパー8に係脱する
ホッパー係止レバー6bや、ハンドルレバー6aの回動
に連動し橋絡体6cを介して第1の支点7aを中心に回
動する中間レバー6dや、ハンドルレバー6aの回動に
連動して第2の支点7bを中心に回動すると共に鉤形の
先端部6e1をチップ部品実装機の取付台40に係脱さ
せる基体取付レバー6eや、一端部が中間レバー6dに
回動自在に連結されて他端部が基体取付レバー6eに回
動自在に連結されている連結レバー6fや、ハンドルレ
バー6aを係止解除位置(図2参照)に保持可能なロッ
クレバー6g等が軸支されている。また、この装着部材
6には、ホッパー係止レバー6bをその係止方向へ弾性
付勢するばね部材18や、基体取付レバー6eをその係
止方向へ弾性付勢するばね部材19や、ロックレバー6
gを所定位置に自動復帰させるためのばね部材20が取
り付けられている。
【0017】また、前記ホッパー8には、図4,5に示
すように、台座部9と、この台座部9に設けられたシャ
ッター部10と、台座部9に取り付けられて多数のチッ
プ部品Cが収容可能な収容部11と、この収容部11内
のチップ部品Cを撹拌するための撹拌部12とが、一体
的に備えられている。
【0018】前記台座部9の底部には、部品誘導部4の
凸部4bと嵌合する凹部9aが設けられている。また、
この台座部9には、上下に貫通してチップ部品Cを1個
ずつ挿通可能な部品排出路9bが設けられている。
【0019】前記シャッター部10は、チップ部品Cを
1個ずつ通過させるための孔10aを有するシャッター
板10bと、このシャッター板10bを図4の左方向へ
弾性付勢するばね部材10cとを備えており、シャッタ
ー板10bは台座部9の溝9cに沿ってスライド自在と
なるように組み込まれ、ばね部材10cは台座部9の空
所9d内に収納されている。そして、図2,4に示す状
態で外方へ突出しているシャッター板10bの一端部を
図示右方向へ押し込んで、ばね部材10cを圧縮させて
いくと、図1に示すようにシャッター板10bを最奥部
まで移動させた時点で、その孔10aが台座部9の部品
排出路9bと一致した状態となる。それゆえ、この状態
でシャッター板10bの前記一端部に対する押し込み力
を除去すれば、ばね部材10cの弾発力でシャッター板
10bは図2,4に示す位置まで自動的に復帰し、台座
部9の部品排出路9bはシャッター板10bに遮断され
た状態となる。
【0020】前記収容部11は、下部に筒部11bを有
する漏斗状の収納部11cと、この収納部11cが蓋閉
可能な蓋11dとで構成され、筒部11bにはチップ部
品Cを挿通するための挿通孔11aが設けられている。
この収容部11は、筒部11bの挿通孔11aを前記部
品排出路9bに合致させた状態で台座部9に取り付けら
れるので、挿通孔11aへ排出したチップ部品Cを自重
により部品排出路9bへ送り込むことができる。
【0021】前記撹拌部12は、重ね合わされた円形状
の2枚の回転板13,14と、ばね部材15とからな
り、これらの回転板13,14には、その円周面に弧状
に突設され一端に傾斜部を有する撹拌突起13a,14
aと、両撹拌突起13a,14aの間に形成されてチッ
プ部品Cを1個ずつ通過させることのできる谷部12a
と、撹拌突起13a,14aの他端に設けられ台座部9
の段部9eに係合可能な係止部13b,14bと、弧状
孔13c,14cと、中心部を挟んで撹拌突起13a,
14aの略反対側に設けられた従動レバー13d,14
dとが備えられている。なお、2枚の回転板13,14
は互いに単独に回動可能となるように、その中心部が軸
16を介して台座部9に取り付けられている。また、前
記ばね部材15が収納されている弧状孔13c,14c
内には、台座部9に取り付けられたピン17が位置して
おり、このピン17と弧状孔13c,14cの一端との
間にばね部材15が圧縮状態で配置されているので、回
転板13,14は常時、図4において反時計回りの向き
に弾性付勢されている。そのため、回転板13,14の
従動レバー13d,14dに後述する外部動力が作用し
ていない非押圧状態のとき、その係止部13b,14b
は図4に示すように、台座部9の段部9eに当接して係
止されている。そして、撹拌突起13aよりも14aを
若干長く形成してあるため、かかる非押圧状態におい
て、撹拌突起13aよりも14aのほうが若干上方に位
置しており、逆に従動レバー13dは14dよりも若干
上方に位置している。
【0022】かかる撹拌部12の動作を図4,6を参照
しつつ詳述すると、前述した非押圧状態には図4および
図6(A)に示すように、撹拌突起13aが撹拌突起1
4aよりも下方に位置しているが、この状態で従動レバ
ー13d,14dの上方から矢印A方向の外部動力を作
用させると、まず、従動レバー13dが下方へ押し込ま
れるので、回転板13が弧状孔13c内のばね部材15
を圧縮させながら、軸16を中心に図4の時計回りの向
きに回転していき、それに伴い撹拌突起13aが押し上
げられていく。そして、図6(B)に示すように撹拌突
起13aが撹拌突起14aと同じ高さ位置まで押し上げ
られた後は、矢印A方向の外部動力により従動レバー1
3dのみならず従動レバー14dも押し込まれるので、
回転板13と回転板14が一体的に時計回りの向きに回
転していき、両撹拌突起13a,14aが図6(C)に
示す位置まで押し上げられた時点で、外部動力による押
し込み動作は停止される。この後、矢印A方向の外部動
力を取り除くと、まず、ばね部材15の弾発力によって
回転板13が図4の反時計回りの向きに回転していくの
で、図6(D)に示すように撹拌突起13aのみが押し
下げられていくが、このばね部材15はまもなく、時計
回りの向きに位置を変更させている弧状孔14cの一端
と当接するので、その後は回転板14も回転板13と一
体的にばね部材15に押し込まれて、図6(E),
(A)や図4に示す最初の状態に戻り、この時点で、係
止部13b,14bが台座部9の段部9eに係止される
ため回転板13,14の回転は停止される。
【0023】そして、このような撹拌部12の動作によ
り、漏斗状の収納部11c内に収容された多数のチップ
部品Cが撹拌されると共に、撹拌部12の谷部12aを
通って挿通孔11aにチップ部品Cが1個ずつ導かれる
ようになっている。
【0024】以上詳述したホッパー8は、図1,2に示
すように、台座部9の凹部9aを部品誘導部4の凸部4
bに嵌合させることにより、着脱可能に部品誘導部4上
に取り付けられるが、こうしてホッパー8を取り付ける
際に、部品排出路9bはシャッター板10bにより遮断
されているので、チップ部品Cが部品排出路9bからこ
ぼれ落ちることはなく、また、ホッパー8が部品誘導部
4上に載置された時点では、部品排出路9bは挿通路4
aと連通するようになっている。
【0025】次に、部品誘導部4上のホッパー8を係止
したり、基体1をチップ部品実装機の取付台40に着脱
可能に係止するための機構について、図1,2を参照し
つつ説明する。
【0026】これらの図に示すように、支軸6b1を中
心に回動可能なホッパー係止レバー6bは、その先端部
6b2がシャッター板10bに対し接離可能で、図2に
示す状態のハンドルレバー6aに操作力を加えて押し下
げると、図1に示すように該先端部6b2は、シャッタ
ー板10bを最奥部まで押し込んで孔10aを部品排出
路9bと合致させると共に、台座部9の上面に係着され
るようになっている。また、こうしてハンドルレバー6
aを押し下げると、橋絡体6cを介して中間レバー6d
は第1の支点7aを中心に図2の時計回りの向きに回転
するので、連結レバー6fを介して基体取付レバー6e
が、第2の支点7bを中心にやはり時計回りの向きに回
転していく。そして、ハンドルレバー6aを図1に示す
最下点まで押し下げたとき、ハンドルレバー6aの押圧
力によって、連結レバー6fの中間レバー6d側の一端
部が、他端部と第1の支点7aとを結ぶ直線を越えた位
置まで押し下げられるように設定してあるので、中間レ
バー6dおよび連結レバー6fからなる曲尺状の連結体
はまっすぐに伸びきってから僅かにV字形状に屈曲さ
れ、その時点でホッパー係止レバー6bがホッパー8の
台座部9を抜けないように拘持すると共に、基体取付レ
バー6eの先端部6e1が取付台40に底面側から圧着
されるようになっている。
【0027】すなわち、ハンドルレバー6aを押圧操作
して基体取付レバー6eを係止方向(図2の時計回りの
向き)へ回転させる過程で、中間レバー6dおよび連結
レバー6fからなる曲尺状の連結体は徐々に押し広げら
れていき、該連結体が一直線状になったとき、基体取付
レバー6eは係止方向への回転量が最大になるが、この
時点で基体取付レバー6eの先端部6e1が実装機の取
付台40に強く押し付けられて該レバー6eがある程度
撓むようにしてあるので、ハンドルレバー6aをさらに
押圧操作して前記連結体が一直線状でなくなった状態
で、前記撓みを減少させた基体取付レバー6eが取付台
40に係止されるようにしておくことにより、取付台4
0の厚さ寸法等のばらつきを基体取付レバー6eの可撓
性によって吸収しつつ、該レバー6eの先端部6e1を
確実に取付台40に係止させることができる。その結
果、前述した従来提案において煩雑な調整作業が必要で
あった調整ねじ機構が省略できて、基体1をチップ部品
実装機へ装着する際の取付作業が常に円滑に行えるよう
になる。なお、図示の如く基体取付レバー6eは、その
回動支点(第2の支点7b)から先端側へクランク状に
延びて先端部6e1が鉤形を呈するような形状にしてあ
るので、所望の可撓性が得やすくなっている。
【0028】また、基体1を取付台40から取り外す必
要が生じた場合には、ハンドルレバー6aを図1に示す
下向き姿勢から図2に示す水平姿勢へと引き上げること
により、中間レバー6dおよび連結レバー6fからなる
前記連結体が一旦まっすぐに伸びてから逆V字形状に屈
曲していくのに伴い、取付台40に対する基体取付レバ
ー6eの先端部6e1の係合を解除することができる。
このとき、ホッパー係止レバー6bが図1の反時計回り
の向きに回転して、その先端部6b2が台座部9から離
間するので、ホッパー8に対する係合も解除され、よっ
てホッパー8を部品誘導部4上から取り外すことが可能
となる。なお、ホッパー係止レバー6bが係止解除方向
へ回転する過程で、シャッター板10bはばね部材10
cに押し戻されるので、部品排出路9bは遮断された状
態になる。
【0029】ただし、こうしてハンドルレバー6aを図
2に示す水平姿勢まで引き上げて、取付台40に対する
基体取付レバー6eの係止力やホッパー8に対するホッ
パー係止レバー6bの係止力を除去しても、このハンド
ルレバー6aには、基体取付レバー6eに係止力を発生
させるためのばね部材19の付勢力と、ホッパー係止レ
バー6bに係止力を発生させるためのばね部材18の付
勢力とが作用しているので、両レバー6e,6bを係止
解除させるべく回転操作したハンドルレバー6aには、
これらばね部材19,18の付勢力が作用することにな
る。そこで、図2に示す水平姿勢まで引き上げたハンド
ルレバー6aの突起部6a2に、支軸6g1を中心に回
動可能なロックレバー6gのフック部6g2を引っ掛け
ることにより、このハンドルレバー6aを係止解除位置
に保持できるようになっている。つまり、このようなロ
ックレバー6gを設けておくことにより、ホッパー係止
レバー6bおよび基体取付レバー6eを係止解除状態に
保っているハンドルレバー6aが、ばね部材18,19
の付勢力により意に反して回転してしまう心配がなくな
るので、ホッパー8の脱着作業を常に円滑に行うことが
できる。なお、ロックレバー6gはばね部材20により
所定位置へ自動復帰されるようにしてあるので、ハンド
ルレバー6aのロック動作やロック解除動作は簡単に行
える。
【0030】次に、ホッパー8から排出されたチップ部
品Cを所定の供給位置まで移動させる搬出機構につい
て、図1および図7〜図15を参照しつつ説明する。
【0031】基体1の基台2には、間隔を存して2個の
回転体21,22がねじ23,24により回転可能に取
り付けられており、一方の回転体21は基台2の長穴2
eにより、長手方向に沿って取付位置の変更が行えるよ
うになっている。また、基台2の一端部には、一方向回
転式(ワンウェイ式)のクラッチ25が取り付けられて
いる。このクラッチ25は、図7〜図10に示すよう
に、軸部25aと、この軸部25aに回転可能に取り付
けられた内輪部(プーリ)25bと、この内輪部25b
の外周に設けられた外輪部(プーリ)25cと、軸部2
5aに回転可能に取り付けられて内輪部25bおよび外
輪部25cに隣接して配置された板状の回転部25d
と、この回転部25dに突設された3つのレバー25
e,25f,25gと、レバー25eに軸支されたラチ
ェット爪25hと、このラチェット爪25hとレバー2
5eに掛け止めされてラチェット爪25hの先端を外輪
部25cの外周に常時弾接させるためのばね部材25i
とによって概略構成されている。また、このクラッチ2
5は、プーリを構成する内輪部25bおよび外輪部25
cが軸部25aに対して図7,8の時計回りに回転可能
であるが、逆向き(反時計回り)の回転は不能な構造に
なっている。そして、このクラッチ25は、回転部25
dが反時計回りに回転したときには、外輪部25cの外
周の多数の刻み部25kに位置するラチェット爪25h
の先端が、ばね部材25iの弾圧により外輪部25c上
を滑りながら回転部25dと共に回転し、これとは逆に
回転部25dが時計回りに回転したときには、ラチェッ
ト爪25hの先端が刻み部25kを係止して、内輪部2
5bおよび外輪部25cを回転部25dと一体的に回転
させられるようになっている。
【0032】このクラッチ25と前記回転体21との間
に張架されているベルト5は図11に示すように、台部
2cの凹部2dに配置されて、台部2c上の長手方向に
沿って張り巡らされている。また、クラッチ25と回転
体21間でベルト5が弛まないようにするため、このベ
ルト5の中間部の下面は回転体22に押し上げられてい
る。さらに、回転体21の取付位置を長孔2eに沿って
変更することによっても、ベルト5の弛みを調整するこ
とができる。そして、このベルト5はクラッチ25を駆
動源として上面側が矢印B方向(図1,12,13参
照)に送られ、チップ部品Cを搬送するようになってい
る。
【0033】基台2の台部2c上には、プラスチック等
からなる細長いガイド部材27が取り付けられていて、
このガイド部材27には、ベルト5上で搬送されるチッ
プ部品Cをガイドする凹状のガイド溝27aが、ベルト
5と対向するように設けられている。このガイド溝27
aは、図1,3に示すように、その一端が部品誘導部4
の挿通路4aの終端に合致させてあると共に、他端がベ
ルト5上の搬送路の終端直前に位置させてあるので、挿
通路4aからベルト5上に落下したチップ部品Cはガイ
ド溝27aにより直ちにガイドされて、ベルト5上を一
列に整列したまま搬送路26の終端部26aまで移動し
ていく。
【0034】前記撹拌部12およびクラッチ25を駆動
するための伝動手段28は、3個のレバー28a,28
c,28dを有し支柱28aにて取付部3に回動可能に
取り付けられた回動体28eと、この回動体28eと前
記回転部25dのレバー25gとを連結している連結部
28fと、回動体28eのレバー28dと取付部3の折
り曲げ片3bとに掛け止めされているばね部材28gと
で構成されている。
【0035】そして、外部動力が回動体28eに付与さ
れていないときには、図1,12に示すように、ばね部
材28gの牽引によりレバー28dが取付部3のストッ
パ部3aに衝止されていると共に、レバー28cが撹拌
部12の前記回転板13,14を前記ばね部材15に抗
して回転させた状態となっている。また、この状態でレ
バー28bに下向きの外部動力が付与されて回動体28
eがばね部材28gの弾発力に抗して回転させられる
と、図13に示すように、レバー28dがストッパ部3
aから離れ、且つレバー28cが回転板13,14から
離れるため、前述したようにばね部材15の弾発力で回
転板13,14が反時計回りの向きに回転し、さらに、
レバー28bが連結部28fを介して回転部25dを反
時計回りの向きに回転駆動するようになっている。
【0036】この後、レバー28bに対する下向きの外
部動力が除去されると、回動体28eはばね部材28g
に牽引されて反時計回りの向きに回転するので、レバー
28cを介して回転板13,14が時計回りの向きに回
転駆動されると共に、連結部28fを介して回転部25
dが時計回りの向きに回転駆動され、図12に示す元の
状態に戻る。そしてこの回転部25dの時計回りの回転
に伴い、前述したように、ラチェット爪25hの係止に
より外輪部25cが回転部25dと一体的に回転するた
め、この外輪部25cがベルト5を所定量駆動する。す
なわち、回動体28eの時計回りの回転動作と戻り動作
(反時計回りの回転動作)とにより、ワンウェイ式のク
ラッチ25を介してベルト5が間欠的に送られて、この
ベルト5上のチップ部品Cがガイド部材27にガイドさ
れながら搬送されると共に、撹拌部12の回転板13,
14が回動し、収容部11内のチップ部品Cが撹拌され
て谷部12aから挿通孔11aへ導かれるようになって
いる。
【0037】また、チップ部品Cを1個ずつ取り出して
外部へ供給可能となす部品取り出し手段29は、図3お
よび図14,15に示すように、基台2の上面一端部に
それぞれ支軸31,32により回動可能に取り付けられ
た開閉レバー33および個別取り出しレバー34と、基
台2上の支柱35に支持されて両端がそれぞれ基台2と
開閉レバー33とに掛け止めされているばね部材36
と、同様に基台2上の支柱37に支持されて両端がそれ
ぞれ基台2と個別取り出しレバー34とに掛け止めされ
ているばね部材38と、個別取り出しレバー34の回動
範囲を規定する一対の位置決め片39a,39bとによ
って概略構成されており、個別取り出しレバー34の先
端部には、ベルト5上の搬送路26の終端部26aに到
達したチップ部品Cを収納する凹所34aと、この終端
部26aへの後続のチップ部品Cの進入を阻止するスト
ッパ部34bとが設けられている。そして、開閉レバー
33はばね部材36により図示反時計回りの向きに常時
付勢されていて、個別取り出しレバー34はばね部材3
8により図示時計回りの向きに常時付勢されている。た
だし、ばね部材36の弾発力がばね部材38の弾発力よ
りも大きくなるように設計してあるので、外部動力が作
用していない状態では図14に示すように、開閉レバー
33の先端部近傍に設けられている段部33aが、個別
取り出しレバー34の凹所34a近傍を反時計回りの向
きに押し込んでおり、そのため個別取り出しレバー34
は位置決め片39aに押し当てられて位置決めされた状
態になっており、この状態で凹所34aは、搬送路26
の終端部26aに位置して開閉レバー33の先端部に蓋
閉されている。したがって、このとき凹所34a内に
は、ベルト5上の搬送路26の終端部26aまで到達し
てガイド部材27を完全に抜け出ししたチップ部品Cが
収納されており、また、このチップ部品Cの後方に隣接
している後続最先端のチップ部品Cは、その先端部は僅
かにガイド部材27から凹所34a側へ飛び出してスト
ッパ部34bのすぐ横に位置しているものの、大部分は
ガイド溝27a内に収納されている。
【0038】そして、図14に示す状態のとき、前記レ
バー28bに下向きの外部動力が作用してクラッチ25
の回転部25dが回転駆動され、図7の状態から図8の
状態へと変化すると、回転部25dのレバー25fが図
8,15に示すように、基台2の孔2fを通って上方へ
突出し、開閉レバー33に当接するので、このレバー2
5fに押し込まれた開閉レバー33がばね部材36に抗
して回転し、よって開閉レバー33からの付勢力が取り
除かれた個別取り出しレバー34が、ばね部材38の弾
発力により位置決め片39bに当接するまで所定量回転
して、凹所34aが搬送路26に対してずれた位置へと
移動すると共に、ストッパ部34bが搬送路内26内に
位置するようになっている。その結果、ベルト5上の搬
送路26の終端部26aに到達して凹所34a内に収納
されていたチップ部品Cは、凹所34aの移動に伴い搬
送路26から外れた所定の供給位置へと移動され、且
つ、こうして個別取り出しレバー34が図示時計回りの
向きに回転移動する過程で、ストッパ部34bに設けら
れている傾斜面34b1が、搬送路26内に位置する後
続最先端のチップ部品Cを終端部26a側とは逆側へ漸
次押し込んでいって、この後続最先端のチップ部品Cと
凹所34a内のチップ部品Cとの間に空隙Gを形成する
ようになっている。そして、図15に示す所定の供給位
置へ搬出された凹所34a内のチップ部品Cは、そこで
は開閉レバー33の先端部に覆われていないので、外部
の吸着部材42で吸着することにより基台2上から取り
出すことが可能となる。
【0039】このように、外部動力の作用で個別取り出
しレバー34を回転させると、凹所34a内のチップ部
品Cが搬送路26から所定の供給位置へずれ、同時にス
トッパ部34bが後続最先端のチップ部品Cを位置規制
して空隙Gを確保するようにしてあると、所定の供給位
置へ移動させた凹所34a内のチップ部品Cに対して後
続最先端のチップ部品Cからの圧力(残圧)が作用する
心配がなくなるので、該凹所34a内のチップ部品Cを
前記吸着部材42にて確実に吸着することができる。ま
た、ストッパ部34bに位置規制されている後続最先端
のチップ部品Cを、吸着部材42が誤って吸着してしま
う心配もなくなる。なお、空隙Gを円滑に形成するため
にストッパ部34bに設けられている傾斜面34b1
は、湾曲面であってもよい。また、図15に示す状態に
おいて前記レバー28bに対する下向きの外部動力が取
り除かれると、クラッチ25の回転部25dが図8の状
態から図7の状態へと変化するので、かかる時計回りの
向きの回転によりレバー25fが開閉レバー33から離
れ、ばね部材36に弾性付勢された開閉レバー33の先
端部が再び個別取り出しレバー34を位置決め片39a
に当接する位置まで押し込むと共に、クラッチ25によ
りベルト5が間欠的に送られることとなる。その結果、
個別取り出しレバー34の凹所34aが開閉レバー33
の先端部に覆われて、この凹所34a内に、ベルト5上
の搬送路26の終端部26aへ向かうチップ部品Cが収
納されることとなり、図14に示す状態に戻る。
【0040】上述したチップ部品供給装置をチップ部品
実装機に装着させる際には、まずホッパー8を部品誘導
部4に取り付けるが、このとき、シャッター板10bは
台座部9の部品排出路9bを塞いでいるので、図2に示
すようにチップ部品Cが収容部11からこぼれ落ちるこ
とはない。そして、基台2に備えられている突起2bを
取付台40の孔40aに嵌合させると共に、基体取付レ
バー6eを取付台40の孔40bに挿通させた状態で、
基台2を取付台40上に載置した後、ハンドルレバー6
aを押圧操作することにより、前述したように中間レバ
ー6dおよび連結レバー6fを介して基体取付レバー6
eを可撓性を利用しつつ回転させて、該レバー6eの鉤
形の先端部6e1を取付台40に底面側から強固に係止
させることができる。このとき、ハンドルレバー6aに
駆動されるホッパー係止レバー6bの先端部6b2が、
シャッター板10bを押し込んで孔10aを部品排出路
9bと合致させると共に、台座部9の上面に係着される
ので、ホッパー8は部品誘導部4に対し確実且つ正確に
取り付けられる。すなわち、ハンドルレバー6aを図2
の状態から図1の状態へと押圧操作することにより、基
体1の取付台40への取付と、シャッター板10bによ
る部品排出路9bの開放と、ホッパー8の取付とが、一
連の動作で行われるようになっている。そして、前述し
たように、最も撓んだ状態を経て若干撓みを減少させた
状態の基体取付レバー6eが取付台40に係止されるよ
うに設計してあるので、実装機側の取付台40の厚さ寸
法等のばらつきを基体取付レバー6eの可撓性によって
吸収しつつ、該レバー6eの先端部6e1を確実に該取
付台40に係止させることができる。
【0041】また、このチップ部品供給装置をチップ部
品実装機から取り外したり、ホッパー8を交換する際に
は、図1においてハンドルレバー6aを時計回りの向き
に回転操作することにより、基体取付レバー6eおよび
ホッパー係止レバー6bが反時計回りの向きに回転する
ので、取付台40に対する基体取付レバー6eの先端部
6e1の係合が解除されると共に、ホッパー8に対する
ホッパー係止レバー6bの係合が解除され、このときシ
ャッター板10bがばね部材10cに押し戻されて部品
排出路9bは遮断された状態となる。そして、こうして
ホッパー係止レバー6bおよび基体取付レバー6eの係
止力を取り除いたなら、ハンドルレバー6aが前記ばね
部材18,19の付勢力により意に反して回転してしま
わないように、図2に示す水平姿勢まで引き上げたハン
ドルレバー6aの突起部6a2にロックレバー6gのフ
ック部6g2を引っ掛けて、このハンドルレバー6aを
係止解除位置にロックしておく。
【0042】次に、このチップ部品供給装置の動作につ
いて説明すると、該供給装置をチップ部品実装機の取付
台40に装着すると図1に示すように、実装機の駆動部
材41が伝動手段28の回動体28eに対向し、且つ実
装機の吸着部材42が部品取り出し手段29に対向した
状態となる。この状態で実装機に電気的な指令を与え
て、駆動部材41と吸着部材42を図1の下方へ移動さ
せていくと、回動体28eが駆動部材41に駆動されて
図示時計回りの向きに回転し、それに伴い、撹拌部12
が撹拌動作を行うため収容部11内のチップ部品Cが部
品誘導部4を通ってベルト5上に自重で落下すると共
に、クラッチ25の回転部25dが図示反時計回りの向
きに回転してレバー25fが開閉レバー33を押し込む
ため、搬送路26の終端部26aで個別取り出しレバー
34の凹所34a内に収納されていたチップ部品Cが所
定の供給位置に搬出されて吸着部材42に吸着される。
【0043】この後、実装機に与えられた指令により駆
動部材41と吸着部材42は上方へ移動するので、回動
体28eはばね部材28gにより反時計回りの向きに回
転して、撹拌部12に撹拌動作を行わせると共に、クラ
ッチ25の回転部25dがラチェット爪25hを介して
外輪部25cを時計回りの向きに回転させるため、チッ
プ部品Cが順次落下するベルト5が間欠的に送られて、
ガイド溝27aにガイドされながらベルト5上のチップ
部品Cは搬送されていく。その際、回転部25dの回転
によりレバー25fが開閉レバー33から離れるため、
この開閉レバー33に押し込まれる個別取り出しレバー
34は搬送路26の終端部26aに凹所34aを配置さ
せることとなり、よってベルト5に搬送されて終端部2
6aまで到達したチップ部品Cは該凹所34a内に収納
される。なお、チップ部品Cを吸着して上方へ移動した
吸着部材42は、指令に基づき図示せぬプリント基板上
の所定位置へと移動し、そこに該チップ部品Cを実装す
るようになっている。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0045】ハンドルレバーの押圧操作により中間レバ
ーや連結レバーを介して基体取付レバーを係止方向へ回
転させる過程で、中間レバーおよび連結レバーからなる
連結体が徐々に押し広げられて一直線状になったとき、
基体取付レバーは係止方向への回転量が最大になるが、
この時点で基体取付レバーの先端部がチップ部品実装機
に強く押し付けられて該レバーがある程度撓むようにし
ておくと共に、ハンドルレバーをさらに押圧操作して前
記連結体が一直線状でなくなった状態で、前記撓みを減
少させた基体取付レバーがチップ部品実装機に係止され
るようにしておくことにより、実装機側の取付部位の厚
さ寸法等のばらつきを基体取付レバーの可撓性によって
吸収しつつ、該レバーの先端部を確実に実装機に係止さ
せることができる。その結果、このチップ部品供給装置
を実装機へ装着する際に、煩雑な高さ位置の微調整を行
う必要がなくなるので、実装機への取付作業が常に円滑
に行えるようになる。
【0046】また、基体取付レバーを、その回動支点か
ら先端側へクランク状に延びて先端部が鉤形を呈するよ
うな形状にしておけば、所望の可撓性が得やすくなるの
で好ましい。
【0047】また、ホッパー係止レバーをホッパーに対
して離脱させ、且つ基体取付レバーを実装機に対して離
脱させた状態のとき、ハンドルレバーの回動が阻止可能
なロック手段を有する構成にしてあれば、基体取付レバ
ーおよびホッパー係止レバーを係止解除状態に保ってい
るハンドルレバーが意に反して回転してしまう心配がな
くなるので、ホッパーの脱着作業が常に円滑に行えるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るチップ部品供給装置の
全体正面図である。
【図2】該チップ部品供給装置をチップ部品実装機に対
し着脱させたりホッパーを着脱させるための機構を説明
するための全体図である。
【図3】該チップ部品供給装置を一部省略して示す上面
図である。
【図4】該チップ部品供給装置のホッパーの要部断面図
である。
【図5】図4に示すホッパーに組み込まれている回転板
の斜視図である。
【図6】図4に示すホッパーの動作説明図である。
【図7】該チップ部品供給装置のクラッチに外部動力が
作用していない状態を示す動作説明図である。
【図8】該チップ部品供給装置のクラッチに外部動力が
作用している状態を示す動作説明図である。
【図9】図7,8に示すクラッチの要部断面図である。
【図10】図7〜9に示すクラッチの側面図である。
【図11】図3のZ−Z線に沿う断面図である。
【図12】該チップ部品供給装置の伝動手段に外部動力
が作用していない状態を示す動作説明図である。
【図13】該チップ部品供給装置の伝動手段に外部動力
が作用している状態を示す動作説明図である。
【図14】該チップ部品供給装置の部品取り出し手段に
外部動力が作用していない状態を示す動作説明図であ
る。
【図15】該チップ部品供給装置の部品取り出し手段に
外部動力が作用している状態を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 基体 2 基台 3 取付部 4 部品誘導部 4a 挿通路 5 ベルト 6 装着部材 6a ハンドルレバー 6b ホッパー係止レバー 6d 中間レバー 6e 基体取付レバー 6f 連結レバー 6g ロックレバー 7a 第1の支点 7b 第2の支点 8 ホッパー 9 台座部 9b 部品排出路 10 シャッター部 10a 孔 10b シャッター板 10c ばね部材 11 収容部 11c 収納部 12 撹拌部 12a 谷部 13,14 回転板 13a,14a 撹拌突起 15,18,19,20 ばね部材 21,22 回転体 25 クラッチ 25d 回転部 26 搬送路 27 ガイド部材 27a ガイド溝 28 伝動手段 28b,28c,28d レバー 28e 回動体 28f 連結部 28g ばね部材 29 部品取り出し手段 33 開閉レバー 34 個別取り出しレバー 34a 凹所 34b ストッパ部 36,38 ばね部材 39a,39b 位置決め片 40 取付台 41 駆動部材 42 吸着部材 C チップ部品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のチップ部品を収容可能な収容部を
    有し該収容部内のチップ部品を1個ずつ排出するホッパ
    ーと、このホッパーから排出されたチップ部品を搭載し
    て搬送するベルトと、外部動力が付与されると共に前記
    ベルトを駆動して前記搬送動作を行わせる駆動手段と、
    この駆動手段や前記ベルトを支持して前記ホッパーを着
    脱可能に搭載する基体と、前記ホッパーを前記基体に着
    脱可能に係止すると共に該基体をチップ部品実装機に着
    脱可能に係止するための係止手段とを備え、 前記係止手段が、回動操作可能なハンドルレバーと、こ
    のハンドルレバーの回動に連動して前記ホッパーに係脱
    するホッパー係止レバーと、前記ハンドルレバーの回動
    に連動して第1の支点を中心に回動する中間レバーと、
    前記ハンドルレバーの回動に連動して第2の支点を中心
    に回動すると共に先端部を前記チップ部品実装機に係脱
    させる基体取付レバーと、一端部が前記中間レバーに回
    動自在に連結されて他端部が前記基体取付レバーに回動
    自在に連結された連結レバーとを有し、且つ前記ハンド
    ルレバーを押圧操作して前記ホッパー係止レバーを前記
    ホッパーに係止させたとき、該ハンドルレバーの押圧力
    と前記基体取付レバーの可撓性とによって、前記連結レ
    バーの前記一端部が前記他端部と前記第1の支点とを結
    ぶ直線を越えた位置まで押し下げられると共に、前記基
    体取付レバーの先端部が前記チップ部品実装機に係止さ
    れるように設定したことを特徴とするチップ部品供給装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記係止手段
    が、前記ホッパー係止レバーを前記ホッパーに対して離
    脱させ、且つ前記基体取付レバーをチップ部品実装機に
    対して離脱させた状態のとき、前記ハンドルレバーの回
    動を阻止可能なロック手段を有することを特徴とするチ
    ップ部品供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    基体取付レバーを、前記第2の支点から先端側へクラン
    ク状に延びて先端部が鉤形を呈する形状にしたことを特
    徴とするチップ部品供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101804892A (zh) * 2010-03-30 2010-08-18 大连友兰企业集团有限公司 料斗自锁***
WO2016051582A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 富士機械製造株式会社 部品供給装置
JP2017208395A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 富士機械製造株式会社 フィーダ

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