JP2000124072A - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JP2000124072A JP2000124072A JP10316869A JP31686998A JP2000124072A JP 2000124072 A JP2000124072 A JP 2000124072A JP 10316869 A JP10316869 A JP 10316869A JP 31686998 A JP31686998 A JP 31686998A JP 2000124072 A JP2000124072 A JP 2000124072A
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- Japan
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- protective paper
- electrode foil
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い耐電圧が要求される大型の電解コンデン
サにおけるセパレータの薄形化に伴う、タブ部の保護が
確実に実現できる電解コンデンサを提供する。 【解決手段】 両極用電極箔１、２間に各々引出し用タ
ブ７、７を固着するとともに、該引出し用タブ７と電極
箔１（２）との間に差し込んだ保護紙10（11）を折り返
して引出し用タブ７の表面を覆った。
サにおけるセパレータの薄形化に伴う、タブ部の保護が
確実に実現できる電解コンデンサを提供する。 【解決手段】 両極用電極箔１、２間に各々引出し用タ
ブ７、７を固着するとともに、該引出し用タブ７と電極
箔１（２）との間に差し込んだ保護紙10（11）を折り返
して引出し用タブ７の表面を覆った。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】この発明は、耐電圧が高く、
かつ絶縁性に優れた電解コンデンサに関する。
かつ絶縁性に優れた電解コンデンサに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、耐電圧が高く、小形化、低ＥＳＲ
を満足させる電解コンデンサが要求され、その対策とし
て、セパレータの薄形化が検討されてきた。しかしなが
ら、セパレータは、薄形化に伴い耐電圧が低下するた
め、電流が集中するタブ部を保護する必要があった。
を満足させる電解コンデンサが要求され、その対策とし
て、セパレータの薄形化が検討されてきた。しかしなが
ら、セパレータは、薄形化に伴い耐電圧が低下するた
め、電流が集中するタブ部を保護する必要があった。
【０００３】このようなセパレータの薄形化に伴い、電
流が集中するタブ部を保護する電解コンデンサの構造に
ついて説明する。大型の電解コンデンサでは、例えば、
図３に示すように、ガイドローラ５により案内されて走
行する陽極用電極箔１と陰極用電極箔２との間に各々引
出し用タブ７を冷間圧接または超音波溶接等により固着
した後、両極の電極箔１、２間にセパレータ３を交互に
重ね合わせて円筒形に巻き上げてコンデンサ素子６を形
成する。
流が集中するタブ部を保護する電解コンデンサの構造に
ついて説明する。大型の電解コンデンサでは、例えば、
図３に示すように、ガイドローラ５により案内されて走
行する陽極用電極箔１と陰極用電極箔２との間に各々引
出し用タブ７を冷間圧接または超音波溶接等により固着
した後、両極の電極箔１、２間にセパレータ３を交互に
重ね合わせて円筒形に巻き上げてコンデンサ素子６を形
成する。
【０００４】この巻き上げの直前においては、手作業又
は自動機によりタブ７の固着部の上に保護紙８を配置
し、両極の電極箔１、２間にセパレータ３を交互に重ね
合わせて円筒形に巻き上げると、電極箔１または２とセ
パレータとの間に保護紙８が挟み込まれ、保護紙８が電
流が集中するタブ７に配置されてセパレータ３を保護
し、セパレータ３の傷付き、破れ等を防止している。
は自動機によりタブ７の固着部の上に保護紙８を配置
し、両極の電極箔１、２間にセパレータ３を交互に重ね
合わせて円筒形に巻き上げると、電極箔１または２とセ
パレータとの間に保護紙８が挟み込まれ、保護紙８が電
流が集中するタブ７に配置されてセパレータ３を保護
し、セパレータ３の傷付き、破れ等を防止している。
【０００５】また、図４は、巻き上げの直前における大
型コンデンサの他の従来例を示すもので、手作業又は自
動機により裏面に粘着剤を付した保護紙４をタブ７の固
着部の上から張り付ける。そして、両極の電極箔１、２
間にセパレータ３を交互に重ね合わせて円筒形に巻き上
げて、両極の電極箔１または２とセパレータとの間に保
護紙４を粘着により固定し、図３の場合と同様に、保護
紙４がセパレータ３を保護して傷付き、破れ等を防止す
る。
型コンデンサの他の従来例を示すもので、手作業又は自
動機により裏面に粘着剤を付した保護紙４をタブ７の固
着部の上から張り付ける。そして、両極の電極箔１、２
間にセパレータ３を交互に重ね合わせて円筒形に巻き上
げて、両極の電極箔１または２とセパレータとの間に保
護紙４を粘着により固定し、図３の場合と同様に、保護
紙４がセパレータ３を保護して傷付き、破れ等を防止す
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図３の例の場
合、保護紙８が陽極用電解箔１、陰極用電解箔２に配置
されるだけで固定されないため、時として保護紙８がタ
ブ７の固着部からずれて巻き込まれ、保護紙としての機
能を果たさなくなる欠点がある。また、図４の例の場
合、保護紙４の粘着剤に微量に塩素が含まれているため
に、電流の集中する部分への直接の使用は好ましくな
い。
合、保護紙８が陽極用電解箔１、陰極用電解箔２に配置
されるだけで固定されないため、時として保護紙８がタ
ブ７の固着部からずれて巻き込まれ、保護紙としての機
能を果たさなくなる欠点がある。また、図４の例の場
合、保護紙４の粘着剤に微量に塩素が含まれているため
に、電流の集中する部分への直接の使用は好ましくな
い。
【０００７】この発明は、高い耐電圧が要求される大型
の電解コンデンサにおけるセパレータの薄形化に伴う、
従来の欠点を解消し、タブ部の保護が確実に実現できる
電解コンデンサを提供するものである。
の電解コンデンサにおけるセパレータの薄形化に伴う、
従来の欠点を解消し、タブ部の保護が確実に実現できる
電解コンデンサを提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明の電解コンデン
サは、両極の電極箔に各々引出し用タブを固着するとと
もに、該引出し用タブと電極箔との間に差し込んだ保護
紙を折り返して前記引出し用タブの表面を覆ったことを
特徴とする。
サは、両極の電極箔に各々引出し用タブを固着するとと
もに、該引出し用タブと電極箔との間に差し込んだ保護
紙を折り返して前記引出し用タブの表面を覆ったことを
特徴とする。
【０００９】
【実施例】以下、この発明を図１、図２に示す図面を用
いて説明する。図１は本発明の第１の実施例による要部
の概略図、図２は本発明の第２の実施例による要部の概
略図である。また、図１、図２で使用した符号で図３、
図４と同符号は同じものを示している。
いて説明する。図１は本発明の第１の実施例による要部
の概略図、図２は本発明の第２の実施例による要部の概
略図である。また、図１、図２で使用した符号で図３、
図４と同符号は同じものを示している。
【００１０】図１に示す第１の実施例において、陽極用
電極箔１および陰極用電極箔２上に引出し用タブ７が重
ね合わされ、タブ７の長手方向の中心線上の数ケ所を冷
間圧接または超音波溶接等により接合部９が数ケ所形成
されて引出し用タブ７と陽極用電極箔１または陰極用電
極箔２とが固着される。
電極箔１および陰極用電極箔２上に引出し用タブ７が重
ね合わされ、タブ７の長手方向の中心線上の数ケ所を冷
間圧接または超音波溶接等により接合部９が数ケ所形成
されて引出し用タブ７と陽極用電極箔１または陰極用電
極箔２とが固着される。
【００１１】そして、絶縁性のある保護紙10の一端を引
出し用タブ７の接合部９の一方の側縁から引出し用タブ
７の裏面に差し込む。そして、保護紙10を表面に折り返
してタブ７の表面を覆った状態で保護紙10の他端を引出
し用タブ７の接合部９の他方の側縁から引出し用タブ７
の裏面に差し込む。この状態で両極用電極箔１、２の各
々の箔の間にセパレータ３、３を交互に重ね合わせて円
筒形に巻き上げ図示しないコンデンサ素子が形成され
る。
出し用タブ７の接合部９の一方の側縁から引出し用タブ
７の裏面に差し込む。そして、保護紙10を表面に折り返
してタブ７の表面を覆った状態で保護紙10の他端を引出
し用タブ７の接合部９の他方の側縁から引出し用タブ７
の裏面に差し込む。この状態で両極用電極箔１、２の各
々の箔の間にセパレータ３、３を交互に重ね合わせて円
筒形に巻き上げ図示しないコンデンサ素子が形成され
る。
【００１２】図２に示す第２の実施例において、陽極用
電極箔１および陰極用電極箔２上に引出し用タブ７が重
ね合わされ、タブ７の長手方向の中心線上の数ケ所を冷
間圧接または超音波溶接等により接合部９が数ケ所形成
されて引出し用タブ７と陽極用電極箔１または陰極用電
極箔２とが固着される。
電極箔１および陰極用電極箔２上に引出し用タブ７が重
ね合わされ、タブ７の長手方向の中心線上の数ケ所を冷
間圧接または超音波溶接等により接合部９が数ケ所形成
されて引出し用タブ７と陽極用電極箔１または陰極用電
極箔２とが固着される。
【００１３】そして、絶縁性のある保護紙11の一端を引
出し用タブ７の接合部９の一方の側縁から引出し用タブ
７の裏面に差し込んで保護紙11の一端のみを折り返す。
この状態で保護紙11を表面に折り返してタブ７の表面を
覆った状態に配置し、両極用電極箔１、２の各々の箔の
間にセパレータ３、３を交互に重ね合わせて円筒形に巻
き上げ図示しないコンデンサ素子が形成される。
出し用タブ７の接合部９の一方の側縁から引出し用タブ
７の裏面に差し込んで保護紙11の一端のみを折り返す。
この状態で保護紙11を表面に折り返してタブ７の表面を
覆った状態に配置し、両極用電極箔１、２の各々の箔の
間にセパレータ３、３を交互に重ね合わせて円筒形に巻
き上げ図示しないコンデンサ素子が形成される。
【００１４】
【発明の効果】本発明の電解コンデンサは、両極の電極
箔に各々引出し用タブを固着するとともに、該引出し用
タブと電極箔との間に絶縁性のある保護紙を差し込んで
保護紙の端部を折り返しているので、保護紙が引出し用
タブの接合部からずれることはなく、保護紙を確実に所
定の位置に配置できる。また、本発明の電解コンデンサ
は、引出し用タブと電極箔との間に差し込んだ保護紙を
表面に折り返してタブの表面を覆っているため、耐電圧
が高く、かつ絶縁性に優れる等、その実用的価値は大な
るものである。
箔に各々引出し用タブを固着するとともに、該引出し用
タブと電極箔との間に絶縁性のある保護紙を差し込んで
保護紙の端部を折り返しているので、保護紙が引出し用
タブの接合部からずれることはなく、保護紙を確実に所
定の位置に配置できる。また、本発明の電解コンデンサ
は、引出し用タブと電極箔との間に差し込んだ保護紙を
表面に折り返してタブの表面を覆っているため、耐電圧
が高く、かつ絶縁性に優れる等、その実用的価値は大な
るものである。
【図１】（ａ）は本発明の第１の実施例による保護紙の
固定状態を示す底面図である。（ｂ）は本発明の第１の
実施例による平面図である。
固定状態を示す底面図である。（ｂ）は本発明の第１の
実施例による平面図である。
【図２】（ａ）は本発明の第２の実施例による保護紙の
固定状態を示す底面図である。（ｂ）は本発明の第２の
実施例による平面図である。
固定状態を示す底面図である。（ｂ）は本発明の第２の
実施例による平面図である。
【図３】従来のコンデンサ素子の製造工程を示す概略図
である。
である。
【図４】従来の保護紙の取付け状態を示す底面図であ
る。
る。
１ 陽極用電極箔 ２ 陰極用電極箔 ３ セパレータ ４ タブ ５ ガイドローラ ６ コンデンサ素子 ７ タブ ８ 保護紙 ９ 接合部 10 ワッシャ 11 保護紙 12 保護紙
Claims (1)
- 【請求項１】 両極の電極箔に各々引出し用タブを固着
するとともに、該引出し用タブと電極箔との間に差し込
んだ保護紙を折り返して前記引出し用タブの表面を覆っ
たことを特徴とする電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10316869A JP2000124072A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10316869A JP2000124072A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 電解コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000124072A true JP2000124072A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=18081827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10316869A Pending JP2000124072A (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000124072A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009095988A1 (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-06 | Rubycon Corporation | 電解コンデンサ |
| JP2009277779A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Nichicon Corp | 巻回型電解コンデンサの製造方法 |
| KR100938661B1 (ko) | 2007-12-06 | 2010-01-25 | 비나텍주식회사 | 전극소자 및 이를 포함하는 에너지 저장장치 |
-
1998
- 1998-10-20 JP JP10316869A patent/JP2000124072A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100938661B1 (ko) | 2007-12-06 | 2010-01-25 | 비나텍주식회사 | 전극소자 및 이를 포함하는 에너지 저장장치 |
| WO2009095988A1 (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-06 | Rubycon Corporation | 電解コンデンサ |
| JP5016686B2 (ja) * | 2008-01-29 | 2012-09-05 | ルビコン株式会社 | 電解コンデンサ |
| JP2009277779A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Nichicon Corp | 巻回型電解コンデンサの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050920 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080528 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080611 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081112 |