JP2000121877A - 定偏波ファイバ用アダプタ - Google Patents

定偏波ファイバ用アダプタ

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JP2000121877A
JP2000121877A JP10292069A JP29206998A JP2000121877A JP 2000121877 A JP2000121877 A JP 2000121877A JP 10292069 A JP10292069 A JP 10292069A JP 29206998 A JP29206998 A JP 29206998A JP 2000121877 A JP2000121877 A JP 2000121877A
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JP
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degrees
polarization
angle
adapter
degree
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JP10292069A
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English (en)
Inventor
Toshio Ito
敏夫 伊藤
Naoto Yoshimoto
直人 吉本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏波クロストークが良好な定偏波ファイバ用
アダプタを提供する。 【解決手段】 2本のコネクタ付き偏波保持ファイバに
接続された光コネクタ211と221がある角度Cをも
って斜めに接続されるように、定偏波ファイバ用アダプ
タ201を構成する。角度Cとして+5度から−5度の
間のある固定した値をとることが有用であり、特に角度
Cの値として、+5度、+4度、+3度、+2度、+1
度、−1度、−2度、−3度、−4度、−5度の値をと
るものを複数個用意し、もっとも角度的に合致するもの
を用いるのが有用である。一方、角度Cの値を可変に
し、特に角度Cの値を+5度から−5度の間で可変にで
きることも同じように有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏波保持ファイバに
接続された光コネクタを接続するアダプタに関し、例え
ば光通信、光交換、光情報処理等に使用するデバイスの
製造開発・選別に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光通信、光交換、光情報処理といった光
を利用した光伝送処理システムの構築を考えると、各々
のデバイスの偏波依存性が大きな問題となる。例えば光
ファイバや光スイッチでの光損失を補償するために、減
衰した光信号を図4のような半導体レーザ型の光増幅素
子1100を用いて増幅する場合、入力信号光の偏波状
態によってゲイン特性が変動してしまうと、受光側の受
光レベルが時間と共に変動し、受信感度が大きく低下し
てしまう。そのため各デバイスに対して、例えば偏波依
存性0.5dB以下といった性能が要求され、偏波依存
性の測定を行う必要がある。この際、半導体レーザ型の
光増幅素子等のデバイスにファイバを実装してモジュー
ルにする前の段階、すなわちチップ状態での測定を行わ
なければならない。
【0003】図5は偏波依存性を測定する系の一例であ
る。同図において、1101はTEモードのみを出力す
る光源(半導体レーザ)、1102,1103,110
4は偏波保存ファイバ、1105,1106,110
7,1108は偏波保存ファイバ1102,1103,
1104に接続されたSC型の光コネクタ、1109,
1110は光コネクタ1105,1106どうしと11
07,1108どうしを接続するためのアダプタ、11
11は1/2波長板1117を抜き差しすることでTE
モードとTMモードの偏波を切り替える偏波切り替え装
置、1112,1113はファイバの先端をレンズ状に
加工したいわゆる先球ファイバ、1114は被測定デバ
イス(例えば半導体レーザ型の光増幅素子)、1115
は光ファイバ(偏波保持ファイバである必要はない)、
1116は光出力強度を測定するパワーメータである。
【0004】偏波依存性の測定は被測定デバイス111
4に入力する偏波方向を偏波切り替え装置1111で切
り替え、そのときの出力光の強度をパワーメータ111
6で測定することによって行う。この方法は1/2波長
板及び1/4波長板を使って全方位の偏波を作り、その
最大値・最小値を求める方法に比べ、はるかに高速に結
果がでる利点を持つ。
【0005】ところで、上記の測定方法では偏波保存フ
ァイバ1102,1103,1104に、例えば図6の
ような偏波保持ファイバを用いる。図6(a)は偏波保
持ファイバの断面図を説明する図である。同図におい
て、1201が光の伝搬するコア部分、1202はクラ
ッド部分である。また1203は応力付与部分で、ここ
よりコア1201に不均等にかかる応力によってコア1
201を伝搬する光の偏波面が保存される。1207は
フェルール、1208はSCコネクタ1200の向きを
決めるいわゆる「爪」である。図6(b)はコア120
1部分の拡大図であるが、ここで1205または120
6の方向の偏波をもつ光が偏波保持ファイバに入射され
た場合、その偏波面がそのまま保存される特徴をもつ。
【0006】実際、通常TEモードで発振する半導体レ
ーザ1101にレンズを通して接続された偏波保持ファ
イバ1102では、2m光が伝搬した後の例えばSCコ
ネクタ1105の出力で40dB以上の偏波クロストー
クが観測される。これはつまり、伝搬光のTMモードは
TEモードに比べて40dB以上(1/10000)パ
ワーが弱いことを意味する。
【0007】ところが、実際の光デバイスの測定系、ま
たは光伝送、光交換システムにおいては、半導体レーザ
単独ではなく、光カプラや光フィルタ等、SCコネクタ
と偏波保持ファイバを有するさまざまな部品を接続する
必要がある。そして、SCコネクタはコネクタをファイ
バに装着する際にコネクタの向きを決めるいわゆる
「爪」の方向と偏波面の向きを厳密に一致させることは
難しく、通常1〜5度ぐらいずれているのが普通であ
る。従ってSCコネクタどうしを接続する際に図7に示
すように偏波クロストークが大幅に減少し、系全体では
15dB以下(1/32)の偏波クロストークしか得ら
れない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
SCコネクタ等、一般のコネクタはその向きを決めるい
わゆる「爪」の方向と偏波面の向きを厳密に一致させる
ことは難しく、通常1〜5度ぐらいずれているのが普通
である。従ってSCコネクタどうしを接続する際に図7
に示すように偏波クロストークが大幅に減少し、系全体
では15dB以下(1/32)の偏波クロストークしか
得られないという問題があった。
【0009】従って本発明は上記従来技術に鑑み、偏波
クロストークが良好な定偏波ファイバ用アダプタを提供
することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明の定偏波ファイバ用アダプタは2本の
コネクタ付き偏波保持ファイバA,Bに接続された光コ
ネクタA′,B′を低い損失で接続するアダプタであっ
て、コネクタA′とB′がある角度Cをもって斜めに接
続されることを特徴とする。この角度Cの値として+5
度から−5度の間のある固定した値をとることが有用で
あり、特に角度Cの値として、+5度、+4度、+3
度、+2度、+1度、−1度、−2度、−3度、−4
度、−5度の値をとるものを複数個用意し、もっとも角
度的に合致するものを用いるのが有用である。一方、角
度Cの値を可変にし、特に角度Cの値を+5度から−5
度の間で可変にできることも同じように有用である。
【0011】上記の手段によれば、接続する2本の定偏
波ファイバのコネクタの「爪」の向きと偏波面の向きが
1〜5度ぐらいずれている場合でも、最適な角度Cを持
つアダプタを選択する、もしくは最適な角度Cに調整す
ることによってずれを補正することができる。この結
果、30dB(1/1000)の偏波クロストークを維
持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を使って本発明の実施
の形態を説明する。図1(a)は爪212に比べて偏波
面の向きがα度ずれたSCコネクタ211、図1(b)
は爪222に比べて偏波面の向きがβ度ずれたSCコネ
クタ221の模式図である。なお、α+β=Cは最大±
5度の値を取り得るので図7より偏波クロストークは1
5dB程度まで劣化する可能性がある。図1中、21
3,223はコア部分、214,224はクラッド部
分、215,225応力付与部分、216,226はフ
ェルールである。
【0013】ここで図2に示すように、SCコネクタ2
11とSCコネクタ221とを傾けて接続するアダプタ
201を用いることにより、ずれ角度Cが小さくなり、
偏波クロストークを小さくすることができる。
【0014】2本のファイバを接続した際の偏波クロス
トークは図3のように測定する。図3において、301
は偏波クロストーク40dBの光源、302は偏波保存
ファイバ、303はSCコネクタ、304はアダプタ、
305はSCコネクタ、306は偏波保存ファイバ、3
07はSCコネクタである。ここで、アダプタ304の
接続による偏波クロストークの劣化を測定するために、
偏波クロストーク測定装置308を接続する。
【0015】偏波クロストーク測定装置308はアダプ
タ309、SCコネクタ310、偏波保持ファイバ31
1、TEモードとTMモードを分離する偏波スプリッタ
312、シングルモードファイバ313,314および
光パワーメータ315,316よりなる。ここで光パワ
ーメータ315,316の測定値の差が大きいほど、偏
波クロストークが良好なことになる。
【0016】201および304のアダプタとして、角
度Cが特に+5度から−5度の値を取ることが有効であ
る。また、角度Cの値として、+5度、+4度、+3
度、+2度、+1度、−1度、−2度、−3度、−4
度、−5度の値をとる複数のアダプタを順に試し、もっ
とも偏波クロストークの良好なものを採用することで、
偏波面のずれを1度以内に抑えることができる。これに
より、偏波クロストーク30dBを確保することができ
る。
【0017】また回転角を可変にする機構をもつアダプ
タを用いることで、最適な角度Cを得ることもできる。
この可変角度Cとしては+5度〜−5度の範囲にあるこ
とが望ましい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接続する2本の定偏波ファイバのコネクタの「爪」の向
きと偏波面の向きが1〜5度ぐらいずれている場合で
も、最適な角度Cを持つアダプタを選択する、もしくは
最適な角度Cに調整することによってずれを補正するこ
とができる。この結果、30dB(1/1000)の偏
波クロストークを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図4】従来例を説明する図である。
【図5】従来例を説明する図である。
【図6】従来例を説明する図である。
【図7】偏波クロストークを説明する図である。
【符号の説明】
201,304 定偏波ファイバ用アダプタ 211,221,303,305 SCコネクタ 302,306 偏波保存ファイバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のコネクタ付き偏波保持ファイバ
    A,Bに接続された光コネクタA′,B′を低い損失で
    接続するアダプタであって、コネクタA′とB′がある
    角度Cをもって斜めに接続されることを特徴とする定偏
    波ファイバ用アダプタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の定偏波ファイバ用
    アダプタにおいて、 角度Cの値として+5度から−5度の間のある固定した
    値をとることを特徴とする定偏波ファイバ用アダプタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の定偏波ファイバ用
    アダプタにおいて、 角度Cの値として、+5度、+4度、+3度、+2度、
    +1度、−1度、−2度、−3度、−4度、−5度の値
    をとることを特徴とする定偏波ファイバ用アダプタ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1に記載の定偏波ファイバ用
    アダプタにおいて、 角度Cの値を可変にできることを特徴とする定偏波ファ
    イバ用アダプタ。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の定偏波ファイバ用
    アダプタにおいて、 角度Cの値を+5度から−5度の間で可変にできること
    を特徴とする定偏波ファイバ用アダプタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019132859A (ja) * 2019-05-16 2019-08-08 Dmg森精機株式会社 変位検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030107