JP2000121867A - 半導体受光装置、双方向光半導体装置及び光合分波装置 - Google Patents

半導体受光装置、双方向光半導体装置及び光合分波装置

Info

Publication number
JP2000121867A
JP2000121867A JP29632998A JP29632998A JP2000121867A JP 2000121867 A JP2000121867 A JP 2000121867A JP 29632998 A JP29632998 A JP 29632998A JP 29632998 A JP29632998 A JP 29632998A JP 2000121867 A JP2000121867 A JP 2000121867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
substrate
light receiving
light
optical waveguide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29632998A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Mitsuta
昌弘 光田
Naoki Takenaka
直樹 竹中
Tomoaki Uno
智昭 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP29632998A priority Critical patent/JP2000121867A/ja
Publication of JP2000121867A publication Critical patent/JP2000121867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタ挿入型の合分波部を持つ光装置にお
ける結合損失を低減できるようにする。 【解決手段】 ガラスよりなる基板11の上部には、信
号光の伝送路である光ファイバ12が基板面にほぼ平行
に埋め込まれている。基板11における光ファイバ12
の上方には、面受光型のPD13が受光面を基板11の
主面と対抗させて固着されている。基板11の上部に
は、主面におけるPD13の下側の領域において光ファ
イバ12の信号光を反射させ、反射した信号光14をP
D13の受光部に照射させる角度で光ファイバ12と交
差する平面平行四辺形状のフィルタ15が挿入されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波路に光学フィ
ルタが挿入された半導体受光装置、双方向光半導体装置
及び光合分波器に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいては、送信側で所
望の電気信号を半導体レーザ素子により信号光に変換
し、変換した信号光を光ファイバを介して受信側に伝送
する。受信側では、受信した信号光をフォトダイオード
素子により元の電気信号に変換する。
【0003】ここで、伝送路である光ファイバを効率的
に用いるために、一本の光ファイバで信号光を双方向に
伝送したり、複数の電気信号をそれぞれ波長が異なる信
号光に変換し、これらを合波(波長多重)して一本の光
ファイバで伝送する技術が用いられている。このように
双方向伝送や波長多重伝送を行なうには、信号光の合波
及び分波が不可欠であり、ファイバ融着型カプラ、又は
誘電体多層膜フィルタをレンズにより光ファイバと結合
したカプラ等が用いられている。
【0004】現在の電話網では毎秒数十キロビット程度
のデータしか伝送できないため、一般の利用者がより高
速のデータ通信サービスを享受するには、光通信を通信
システム幹線系のみならず加入者系にも普及させること
が要望されている。そのためには、合分波機能をより小
型に且つより低コストに実現する技術が必要となる。
【0005】第1の従来例として、文献「Journa
l of Lightwave Technology
vol.12,No.9, 1994, pp.1597
−1606」に、導波路中に合分波機能を実現したPL
C(Planer Lightwave Circui
t)と呼ばれる素子が提案されている。
【0006】また、第2の従来例として、光ファイバを
埋め込んだ基板を備え、該光ファイバ及び基板に設けら
れた誘電体多層膜フィルタを有する合分波素子が特願平
7−198538号広報に開示されている。この誘電体
多層膜フィルタは、基板の上部及び該基板に埋め込まれ
た光ファイバにおける基板面に対して斜めに設けられた
スリットに、信号光がフィルタ面で反射して基板面側に
取り出せるように挿入されている。なお、第1の従来例
においても、波長の分波機能を実現すると素子のサイズ
が大きくなるため、フィルタを導波路中に挿入する構造
も併用されている。
【0007】このように、導波路中に光学フィルタを挿
入することによりY字型の分岐部を構成する場合には、
透過損失を小さくするために該フィルタの膜厚を小さく
する必要があり、また、反射光の結合損失を小さくする
ために挿入位置の位置精度が重要となる。
【0008】特に、光通信に用いるシングルモード用の
光ファイバや導波路のコア径は、それぞれ10ミクロン
程度と小さいため、信号光の反射位置をミクロン単位で
制御する必要がある。
【0009】図6は、第1の従来例において、受光感度
に対するフォトダイオード(PD)の固定位置の位置ず
れの許容範囲を計算で求めた結果を示している。ここ
で、PDの受光径を80μm、ファイバコアの中心部と
PDとの距離を140μm、入射角度を30°とした。
図6に示すように、基準位置(±0)から±25μmの
範囲においては高い受光感度を得られるが、±25μm
の範囲からずれた領域においては急激に感度が低下して
いることが分かる。ここでは、PD素子の位置ずれのみ
を示したが、スリットの位置又はスリット中のフィルタ
の位置等にずれが生じても、同様に感度の低下を引き起
こす。
【0010】なお、光学フィルタは、通常、ガラス又は
ポリイミドよりなる基板の上に誘電体多層膜が蒸着され
てなり、基板の厚さが数ミクロンから数十ミクロン程度
であるため、フィルタの表裏面の識別が必須となる。一
般にフィルタの表裏面の識別は、基板表面に塗料やキズ
を付けたマーカーを設けることにより行なわれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のフィルタ挿入型の光合分波装置は、フィルタの表面
と裏面との識別が容易でないため、表面と裏面とを違え
た場合にはフィルタにおける信号光の反射位置がずれる
ので、結合損失が生じるという問題がある。
【0012】また、フィルタごとにマーカーをつけると
いう作業が必要であり、さらには、光を透過するフィル
タの場合にはフィルタの両面からマーカーが見えてしま
い、自動識別には向かないという問題がある。
【0013】本発明は、前記従来の問題を解決し、フィ
ルタ挿入型の合分波部を持つ光装置における結合損失を
低減できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、光学フィルタを面内非対称な平面形状を
持つ構成とする。
【0015】具体的に、本発明に係る半導体受光装置
は、信号光を伝搬する光導波路が設けられた基板と、光
導波路に、信号光を光導波路から分岐させるように設け
られ、信号光から分岐光を生成する板状の光学部材と、
基板上に設けられ、分岐光を受ける半導体受光素子とを
備え、光学部材は、受光面に対称軸を持たない平面形状
を有している。
【0016】本発明の半導体受光装置によると、信号光
分岐用の光学部材を受光面に対称軸を持たない平面形状
としているため、光学部材における受光面の平面形状と
該受光面と反対側の面の平面形状とが互いに異なるの
で、受光面(表面)と該受光面と反対側の面(裏面)と
の識別が容易となる。
【0017】本発明に係る双方向光半導体装置は、信号
光を伝搬する光導波路が設けられた基板と、光導波路
に、信号光を光導波路から分岐させるように設けられ、
信号光から分岐光を生成する板状の光学部材と、基板上
に設けられ、分岐光を受ける半導体受光素子と、光導波
路の端部と光学的に接続された半導体発光素子とを備
え、光学部材は、受光面に対称軸を持たない平面形状を
有している。
【0018】本発明の双方向光半導体装置によると、信
号光分岐用の光学部材を受光面に対称軸を持たない平面
形状としているため、光学部材における受光面の平面形
状と該受光面の反対側の面の平面形状とが互いに異なる
ので、該光学部材の表面と裏面との識別が容易となる。
【0019】本発明に係る光合分波装置は、信号光を伝
搬する光導波路が設けられた基板と、光導波路に、信号
光を光導波路から分岐させるように設けられた板状の光
学部材とを備え、光学部材は、受光面に対称軸を持たな
い平面形状を有している。
【0020】本発明の光合分波装置によると、信号光分
岐用の光学部材を受光面に対称軸を持たない平面形状と
しているため、光学部材における受光面の平面形状と該
受光面の反対側の面の平面形状とが互いに異なるので、
該光学部材の表面と裏面との識別が容易となる。
【0021】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置又は光合分波装置において、光学部材の受光面が平
行四辺形状を有していることが好ましい。
【0022】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置及び光合分波装置において、光学部材の受光面が、
内角の角度が互いに異なる三角形状を有していることが
好ましい。
【0023】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置及び光合分波装置において、光導波路が基板に埋め
込まれた光ファイバよりなることが好ましい。
【0024】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置又は光合分波装置において、基板が石英よりなり、
光導波路が基板に石英の屈折率差により形成されたPL
C回路よりなることが好ましい。
【0025】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置又は光合分波装置において、基板が樹脂よりなり、
光導波路が基板に樹脂の屈折率差により形成された光回
路よりなることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0027】図1(a)及び(b)は本発明の第1の実
施形態に係る半導体受光装置であって、(a)は正面の
断面構成を示し、(b)は側面構成を示している。図1
(a)において、例えば、ガラスよりなる基板11の上
部には、信号光の伝送路である光ファイバ12が基板面
にほぼ平行に埋め込まれている。基板11における光フ
ァイバ12の上方には、半導体受光素子としての面受光
型のPD13が受光面を基板11の主面と対抗させては
んだ材により固着されている。基板11の上部には、主
面におけるPD13の下側の領域において光ファイバ1
2の信号光を反射させ、反射した信号光(分岐光)14
をPD13の受光部に照射させる角度で光ファイバ12
と交差する光学部材としてのフィルタ15が挿入されて
いる。
【0028】PD13は信号光の分岐光14を受け、受
けた分岐光14を電気信号に変換する。
【0029】ここで、フィルタ15を図2に基づいて説
明する。図2(a)及び(b)は本実施形態に係る光学
フィルタであって、(a)は正面構成を示し、(b)は
側面構成を示している。図2(b)に示すように、フィ
ルタ15は、膜厚がそれぞれ10μm程度の、ポリイミ
ドよりなる基板15aと、該基板15a上に酸化シリコ
ン(SiO2 )及び酸化チタン(TiO2 )が積層され
てなり、受光面となる誘電体多層膜15bとから構成さ
れている。従って、基板15aの膜厚がフィルタ15の
ほぼ半分を占めるため、フィルタの表裏面を違えると、
入射信号光の反射位置がほぼ10μmも異なり、図1に
示すPD13の受光部に対して分岐光14が10μmも
ずれてしまう。そこで、フィルタ15の受光面の面形状
(フィルタ形状)を図2(a)に示すように、平行四辺
形状とすることにより、図面上で平行四辺形の内角のう
ち、鋭角が右上及び左下となる場合に、手前がフィルタ
の表(おもて)面となるようにする。このようにするこ
とにより、内角の鋭角が、右上に位置するときは常に表
面であり、右下に位置するときは常に裏面(受光面と反
対側の面)であることが確実に識別できるようになる。
【0030】従って、受光面内にどのような直線を引い
ても線対称とはならない形状の場合に、その直線を軸に
して回転した形状が元の形状と一致しないため、識別用
のマーカーを設けなくても、フィルタ形状のみで表面と
裏面とを識別できる。これにより、フィルタ15の基板
11及び光ファイバ12への挿入時にフィルタ15の表
裏面を違えることにより生じる位置ずれを防止できるの
で、PD13の受光部における受光光の結合損失を低減
できる。
【0031】その上、マーカーを設ける工程を省略でき
ると共に、自動識別も容易となる。なお、従来の方形状
のフィルタは、縦方向及び横方向の2方向のダイシング
のみで形成可能であったが、平行四辺形状の場合も同様
に2方向のダイシングのみで形成できることは明らかで
ある。
【0032】また、本実施形態においては、フィルタ面
に向かって平行四辺形の鋭角が右上となる側が表面とな
るようにしたが、逆に鋭角が右下となる側を表面として
もよい。
【0033】また、図3(a)及び(b)の本実施形態
の一変形例に係る光学フィルタに示すように、フィルタ
形状は、内角の角度が互いに異なる三角形状を有してい
てもよい。ここで、図3(a)及び(b)において、図
2に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付
すことにより説明を省略する。このように、フィルタ1
5が、内角の角度が互いに異なる三角形状を有していて
も、面内に対称軸を持たないため、例えば、図3(a)
に示すように、内角が最大となる隅部が右下に位置する
ときの面を受光面とすれば、フィルタ15の表裏面を確
実に識別できる。
【0034】さらに、三角形状の場合は、1枚当たりの
面積が小さくなるため、コストを低減でき、また、内角
には必ず鋭角があるため、基板11又は光ファイバ12
に設けられる極めて幅が狭いスリットに挿入しやすくな
る。
【0035】また、基板11に石英を用い、光導波路に
石英の屈折率差を用いたPLC回路を構成してもよい。
また、基板11にポリイミドよりなる基板を用い、光導
波路にポリイミドの屈折率差を用いた光回路を構成して
もよい。
【0036】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0037】図4(a)及び(b)は本発明の第2の実
施形態に係る双方向光半導体装置であって、(a)は正
面の断面構成を示し、(b)は側面構成を示している。
図4において、図1に示す構成部材と同一の構成部材に
は同一の符号を付すことにより説明を省略する。図4
(a)に示すように、例えば、シリコンよりなり、段差
部を有する第1の基板21における該段差部の下段には
受光素子部1が形成され、該段差部の上段には発光素子
部2が形成されている。
【0038】受光素子部1は、第1の実施形態と同様の
受光装置であって、ガラスよりなる第2の基板22の上
部に埋め込まれた光導波路としての光ファイバ12と、
第2の基板22上における光ファイバ12の上方に固着
された面受光型のPD13と、第2の基板22の上部
に、基板面のPD13の下側の領域において光ファイバ
12の信号光を反射させ、反射した分岐光をPD13の
受光部に照射させる角度で光ファイバ12と交差するフ
ィルタ15Aとが形成されている。ここで、フィルタ1
5Aは、発光素子部2から出射される信号光を遮らない
ように半透過性としている。また、図4(b)に示すよ
うに、フィルタ15Aの平面形状は平行四辺形状であ
り、該フィルタ15Aの表裏面の識別を容易に行なえ
る。
【0039】発光素子部2は、第1の基板21における
段差部の上段に、例えば、はんだ材により固着され、且
つ、光ファイバ12におけるフィルタ15Aに対してP
D13と反対側の端部に、半導体レーザ素子23が光学
的に結合されて構成されている。
【0040】本実施形態によると、双方向光半導体装置
であっても、光ファイバ12の信号光を分岐するフィル
タ15Aは、表裏面の識別が容易なフィルタ形状を有し
ているため、受光素子部1の組立工程において表裏面を
誤ることがなく、また、自動組立も容易となる。従っ
て、フィルタ15Aの挿入時に表裏面を違えることによ
り生じる位置ずれを防止できるので、受光素子部1にお
ける受光光の結合損失を低減できる。
【0041】なお、フィルタ15Aの面形状は、フィル
タ形成面内に対称軸を持たない形状であれば、平行四辺
形状に限らないことはいうまでもない。
【0042】また、第2の基板22に石英を用い、光導
波路に石英の屈折率差を用いたPLC回路を構成しても
よい。また、第2の基板22にポリイミドよりなる基板
を用い、光導波路にポリイミドの屈折率差を用いた光回
路を構成してもよい。
【0043】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0044】図5は本発明の第3の実施形態に係る光合
分波装置の平面構成を示している。図5に示すように、
石英よりなる基板31上には、石英の屈折率差を用いた
光導波路32が形成されており、基板31上における光
導波路32の分岐部32aには光導波路32を横断する
ようにフィルタ15Bが設けられている。
【0045】ところで、第1及び第2の実施形態に係る
PDを有する半導体装置の場合は、PDの受光面に信号
光が到達しさえすれば信号光の感度を得られるため、位
置ずれの許容量は比較的大きいが、本実施形態のよう
に、分岐光を他の光導波路に結合するPLC等の場合の
許容量は非常に小さい。従って、フィルタ15Bの表裏
面の識別は、光導波路32の結合効率にさらに大きな影
響を与えることになる。
【0046】このような場合にも、フィルタ15Bの面
形状を、フィルタ形成面内に対称軸を持たない形状、例
えば、平行四辺形状や内角の角度が互いに異なる三角形
状であれば、フィルタ15Bの基板31への挿入時に表
裏面を違えることにより生じる位置ずれを確実に防止で
きる。その結果、分岐部32aにおける結合損失を低減
できる。
【0047】なお、基板31に石英を用いたが、ポリイ
ミドを用いてもよく、光導波路32は、ポリイミドの屈
折率差を用いて形成してもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の半導体受光装置、双方向光半導
体装置又は光合分波装置によると、光学部材の受光面
(表面)及び該受光面と反対側の面(裏面)の平面形状
とが互いに異なるため、光学部材の表面と裏面との識別
が容易となるので、装置の組立時に光学部材の表裏面を
違えることがなくなり、表裏面を違えることにより生じ
る分岐光の位置ずれを防止できる。その結果、合分波に
よる信号光の挿入損及び分岐損を低減でき、装置におけ
る所望の電気的光学的特性を得られるようになる。
【0049】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置又は光合分波装置において、光学部材の受光面が平
行四辺形状を有していると、光学部材の表裏面の識別が
容易となる上に、従来の方形状の光学部材と同様に、横
方向及び斜め方向の2方向のダイシングで形成できるの
で、新たな工程を増加させない。
【0050】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置及び光合分波装置において、光学部材の受光面が、
内角の角度が互いに異なる三角形状を有していると、光
学部材の表裏面の識別が容易となる上に、従来の方形状
の光学部材よりも小型にでき且つ基板に挿入し易い。
【0051】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置及び光合分波装置において、光導波路が基板に埋め
込まれた光ファイバよりなると、光導波路を容易に且つ
確実に形成できる。
【0052】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置又は光合分波装置において、基板が石英よりなり、
光導波路が基板に石英の屈折率差により形成されたPL
C回路よりなると、装置の小型化を図ることができる。
【0053】本発明の半導体受光装置、双方向光半導体
装置又は光合分波装置において、基板が樹脂よりなり、
光導波路が基板に樹脂の屈折率差により形成された光回
路よりなると、装置の小型化を図れると共にコストを低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体受光装置
を示し、(a)は正面の断面図であり、(b)は側面図
である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体受光装置
の光学フィルタを示し、(a)は正面図であり、(b)
は側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の一変形例に係る半導
体受光装置の光学フィルタを示し、(a)は正面図であ
り、(b)は側面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る双方向光半導体
装置を示し、(a)は正面の断面図であり、(b)は側
面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る光合分波装置を
示す平面図である。
【図6】第1の従来例に係る受光感度に対するフォトダ
イオードの固定位置の位置ずれの許容範囲を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 受光素子部 2 発光素子部 11 基板 12 光ファイバ 13 PD(半導体受光素子) 14 信号光(分岐光) 15 光学フィルタ(光学部材) 15A 光学フィルタ 15B 光学フィルタ 15a 基板 15b 誘電体多層膜 21 第1の基板 22 第2の基板 23 半導体レーザ素子 31 基板 32 光導波路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 智昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 BA02 DA06 2H047 LA14 TA32

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光を伝搬する光導波路が設けられた
    基板と、 前記光導波路に、前記信号光を前記光導波路から分岐さ
    せるように設けられ、前記信号光から分岐光を生成する
    板状の光学部材と、 前記基板上に設けられ、前記分岐光を受ける半導体受光
    素子とを備え、 前記光学部材は、受光面に対称軸を持たない平面形状を
    有していることを特徴とする半導体受光装置。
  2. 【請求項2】 前記光学部材の受光面は、平行四辺形状
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    受光装置。
  3. 【請求項3】 前記光学部材の受光面は、内角の角度が
    互いに異なる三角形状を有していることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体受光装置。
  4. 【請求項4】 前記光導波路は、前記基板に埋め込まれ
    た光ファイバよりなることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体受光装置。
  5. 【請求項5】 前記基板は石英よりなり、 前記光導波路は、前記基板に前記石英の屈折率差により
    形成されたPLC回路よりなることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体受光装置。
  6. 【請求項6】 前記基板は樹脂よりなり、 前記光導波路は、前記基板に前記樹脂の屈折率差により
    形成された光回路よりなることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体受光装置。
  7. 【請求項7】 信号光を伝搬する光導波路が設けられた
    基板と、 前記光導波路に、前記信号光を前記光導波路から分岐さ
    せるように設けられ、 前記信号光から分岐光を生成する板状の光学部材と、 前記基板上に設けられ、前記分岐光を受ける半導体受光
    素子と、 前記光導波路の端部と光学的に接続された半導体発光素
    子とを備え、 前記光学部材は、受光面に対称軸を持たない平面形状を
    有していることを特徴とする双方向光半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記光学部材の受光面は、平行四辺形状
    を有していることを特徴とする請求項7に記載の双方向
    光半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記光学部材の受光面は、内角の角度が
    互いに異なる三角形状を有していることを特徴とする請
    求項7に記載の双方向光半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記光導波路は、前記基板に埋め込ま
    れた光ファイバよりなることを特徴とする請求項7に記
    載の双方向光半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記基板は石英よりなり、 前記光導波路は、前記基板に前記石英の屈折率差により
    形成されたPLC回路よりなることを特徴とする請求項
    7に記載の双方向光半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記基板は樹脂よりなり、 前記光導波路は、前記基板に前記樹脂の屈折率差により
    形成された光回路よりなることを特徴とする請求項7に
    記載の双方向光半導体装置。
  13. 【請求項13】 信号光を伝搬する光導波路が設けられ
    た基板と、 前記光導波路に、前記信号光を前記光導波路から分岐さ
    せるように設けられた板状の光学部材とを備え、 前記光学部材は、受光面に対称軸を持たない平面形状を
    有していることを特徴とする光合分波装置。
  14. 【請求項14】 前記光学部材の受光面は、平行四辺形
    状を有していることを特徴とする請求項13に記載の光
    合分波装置。
  15. 【請求項15】 前記光学部材の受光面は、内角の角度
    が互いに異なる三角形状を有していることを特徴とする
    請求項13に記載の光合分波装置。
  16. 【請求項16】 前記光導波路は、前記基板に埋め込ま
    れた光ファイバよりなることを特徴とする請求項13に
    記載の光合分波装置。
  17. 【請求項17】 前記基板は石英よりなり、 前記光導波路は、前記基板に前記石英の屈折率差により
    形成されたPLC回路よりなることを特徴とする請求項
    13に記載の光合分波装置。
  18. 【請求項18】 前記基板は樹脂よりなり、 前記光導波路は、前記基板に前記樹脂の屈折率差により
    形成された光回路よりなることを特徴とする請求項13
    に記載の光合分波装置。
JP29632998A 1998-10-19 1998-10-19 半導体受光装置、双方向光半導体装置及び光合分波装置 Pending JP2000121867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29632998A JP2000121867A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 半導体受光装置、双方向光半導体装置及び光合分波装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29632998A JP2000121867A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 半導体受光装置、双方向光半導体装置及び光合分波装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000121867A true JP2000121867A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17832138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29632998A Pending JP2000121867A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 半導体受光装置、双方向光半導体装置及び光合分波装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000121867A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154841A (ja) * 2000-07-07 2002-05-28 Ohara Inc 低膨張透明結晶化ガラス、結晶化ガラス基板及び光導波路素子
JP2004085913A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光接続装置
JP2009151106A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Fujitsu Ltd 一芯双方向光デバイス
JP2017015828A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 住友電気工業株式会社 光モジュール

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154841A (ja) * 2000-07-07 2002-05-28 Ohara Inc 低膨張透明結晶化ガラス、結晶化ガラス基板及び光導波路素子
JP4704585B2 (ja) * 2000-07-07 2011-06-15 株式会社オハラ 低膨張透明結晶化ガラス、結晶化ガラス基板及び光導波路素子
JP2004085913A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光接続装置
JP2009151106A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Fujitsu Ltd 一芯双方向光デバイス
JP2017015828A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 住友電気工業株式会社 光モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4969712A (en) Optoelectronic apparatus and method for its fabrication
US5703980A (en) Method for low-loss insertion of an optical signal from an optical fibre to a waveguide integrated on to a semiconductor wafer
US10288805B2 (en) Coupling between optical devices
JPH04212110A (ja) 光ファイバ電子・光モジュール
JPH11109149A (ja) 波長分割多重光デバイス及びその製造方法
JP3344446B2 (ja) 光送受信モジュール
JP3490745B2 (ja) 複合光導波路型光デバイス
US6480647B1 (en) Waveguide-type wavelength multiplexing optical transmitter/receiver module
CA2217688C (en) Coupling of light into a monolithic waveguide device
KR20090025953A (ko) 광섬유어레이를 이용한 평판형 광도파로 소자와 능동소자의하이브리드 집적구조
US20220035100A1 (en) Optical Circuit and Optical Connection Structure
EP0649038B1 (en) Optical waveguide mirror
JP2000121867A (ja) 半導体受光装置、双方向光半導体装置及び光合分波装置
US20020071636A1 (en) Method and apparatus for attaching an optical fibre to an optical device
JP2000131543A (ja) 光送受信モジュール及びその製造方法
JPH0255304A (ja) 光集積回路
AU3718699A (en) Assembly of optical component and optical fibre
JP2579092B2 (ja) 双方向光伝送用wdmモジュ−ル
KR101501140B1 (ko) 광 파워 모니터 구조를 개량시킨 평판형 광도파로 소자 모듈
JP2744309B2 (ja) 光導波路と受光素子の結合構造
JP3257785B2 (ja) 光送受信モジュールの製造方法
JP3533566B2 (ja) 光送受信モジュール
JP3357979B2 (ja) 光波長合分波器
JP2897742B2 (ja) 光送受信モジュール
JP3120777B2 (ja) 光導波路型信号光モニタデバイス