JP2000120604A - 油圧ポンプの流量制御装置 - Google Patents

油圧ポンプの流量制御装置

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JP2000120604A
JP2000120604A JP10289745A JP28974598A JP2000120604A JP 2000120604 A JP2000120604 A JP 2000120604A JP 10289745 A JP10289745 A JP 10289745A JP 28974598 A JP28974598 A JP 28974598A JP 2000120604 A JP2000120604 A JP 2000120604A
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pump
signal
hydraulic pump
hydraulic
flow rate
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JP10289745A
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Hirotsugu Kasuya
博嗣 糟谷
Hideyo Kato
英世 加藤
Masami Ochiai
正巳 落合
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧ポンプの流量制御装置において、エンジン
回転数の変動に依存しないポンプ吐出流量制御が行える
ようにする。 【解決手段】操作レバー装置6の切り換え操作による操
作信号に基づいてポジティブ流量制御指令パイロット圧
Pcを生成する手段と、ポンプ制御アクチュエータ11
により制御される油圧ポンプ1の吐出流量を検出し、そ
の流量に応じたフィードバックセンシングパイロット圧
Pfを生成する手段とを備え、ポジティブ流量制御指令
パイロット圧Pcとフィードバックセンシングパイロッ
ト圧Pfとに基づいて、油圧ポンプ1の吐出流量がポジ
ティブ流量制御指令パイロット圧Pcの要求流量に一致
するようにポンプ制御アクチュエータ11を制御するポ
ンプコントロール弁12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
油圧機械の油圧駆動装置に設けられる油圧ポンプの流量
制御装置に係わり、特に油圧アクチュエータを駆動する
ための操作レバー装置の操作信号に基づいて油圧ポンプ
の吐出流量を制御するポジティブ流量制御の油圧ポンプ
の流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の油圧機械の油圧駆動装
置に設けられる油圧ポンプの流量制御装置として、操作
レバー装置の操作信号に基づいて指令信号を作り、この
指令信号により油圧ポンプの吐出流量を制御する、いわ
ゆるポジティブ流量制御を行うものが知られており、例
えば特開平9―29103号公報に記載されている。こ
のような流量制御装置の一例を図12に示す。この例は
特開平9―29103号公報の図9に示すものに対応す
るものである。
【0003】図12において、油圧ポンプ101は原動
機102によって回転駆動される可変容量型の油圧ポン
プであり、油圧ポンプ101から吐出された圧油はアク
チュエータ105に供給され、アクチュエータ105が
駆動される。油圧ポンプ101とアクチュエータ105
の間には方向切換弁104が配置され、アクチュエータ
105に供給される圧油の流れ(方向と流量)は方向切
換弁104により制御される。方向切換弁104はパイ
ロット操作式であり、操作レバー装置106からパイロ
ットライン107a,107bを介して与えられるパイ
ロット圧により切り換え操作される。
【0004】油圧ポンプ101は押しのけ容積可変機構
例えば斜板101aを有し、この斜板101aの傾転角
を調整することにより油圧ポンプ101の容量が変わ
り、油圧ポンプ101の吐出流量が変わる。このような
油圧ポンプ101の流量制御装置として、斜板101a
の傾転角を調整するポンプ制御アクチュエータ111
と、操作レバー装置106により生成されたパイロット
圧をポジティブ流量制御指令用パイロット圧Pcとして
選択し、ポンプ制御アクチュエータ111に出力するシ
ャトル弁113とが設けられている。
【0005】オペレータが操作レバー装置106を操作
し、パイロットライン107a又は107bにパイロッ
ト圧が生成されると、そのパイロット圧により方向切換
弁104が切り換え操作され、油圧ポンプ101からア
クチュエータ105に供給される圧油の流量と流れ方向
が制御される。同時に、パイロットライン107a又は
107bのパイロット圧がシャトル弁113を介してポ
ジティブ流量制御指令用パイロット圧Pcとしてポンプ
制御アクチュエータ111に与えられ、ポンプ制御アク
チュエータ111のピストン111dはポジティブ流量
制御指令用パイロット圧Pcのレベルに応じた位置に駆
動され、油圧ポンプ101の傾転角を調整する。これに
より、油圧ポンプ101の吐出流量は操作レバー装置1
06の操作信号(パイロット圧)に応じて制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のポ
ジティブ流量制御の油圧ポンプの流量制御装置は操作レ
バー装置106の操作信号に応じて油圧ポンプ101の
吐出流量を制御することができる。しかし、従来の流量
制御装置はアクチュエータ105の負荷が変動すると原
動機102の回転数が変動し、その変動の影響で油圧ポ
ンプ101の吐出流量が変動する現象が生じるという問
題点があった。
【0007】即ち、油圧ポンプの吐出流量は斜板の傾転
角(容量―押しのけ容積)と回転数で決まる。したがっ
て、操作レバー装置106の操作量に変動がなく操作信
号が一定でPcが一定であり、従って斜板の傾転角が一
定であっても、回転数が変われば油圧ポンプ1の吐出流
量も変わる。
【0008】一方、油圧ポンプ101は原動機102に
よって回転駆動される。アクチュエータ105の負荷が
増加すると、油圧ポンプ101の吐出圧力が増加し、原
動機102の負荷も増大する。原動機102は通常ガバ
ナ装置と呼ばれるエンジン制御装置を備え、このエンジ
ン制御装置により回転数が設定回転数より低下すると燃
料噴射量を増やし、回転数が設定回転数に概ね維持され
るように制御される。したがって、原動機102の負荷
が増大し、原動機102の回転数が低下するとそのエン
ジン制御装置の機能により回転数も設定回転数に戻るよ
う制御される。
【0009】しかし、エンジン制御装置の制御には応答
遅れがあり、このため一時的に原動機102の回転数が
設定回転数(定格回転数)を下回る状態が発生する。こ
のため、操作レバー装置106の操作量が一定であって
もエンジン制御装置の応答遅れでポンプ吐出流量が変動
する。
【0010】本発明の目的は、エンジン回転数の変動に
依存しないポジティブ流量制御によるポンプ吐出流量制
御が行える油圧ポンプの流量制御装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、原動機と、この原動機によって駆
動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプか
ら供給される圧油によって駆動されるアクチュエータ
と、前記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給され
る圧油の流れを制御する方向切換弁と、前記方向切換弁
を切り換え操作する操作レバー手段とを備えた油圧駆動
装置に設けられ、前記操作レバー手段の切り換え操作に
よる操作信号に基づいてポジティブ流量制御指令信号を
生成する第1信号生成手段と、前記ポジティブ流量制御
指令信号によって前記油圧ポンプの容量を変更し、前記
油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御アクチュエ
ータとを備えた油圧ポンプの流量制御装置において、前
記ポンプ制御アクチュエータにより制御される油圧ポン
プの吐出流量を検出し、その流量に応じたフィードバッ
クセンシング信号を生成する第2信号生成手段と、前記
第1信号生成手段により生成されたポジティブ流量制御
指令信号と前記第2信号生成手段により生成されたフィ
ードバックセンシング信号とに基づいて、前記油圧ポン
プの吐出流量が前記ポジティブ流量制御指令信号の要求
流量に一致するように前記ポンプ制御アクチュエータを
制御するフィードバック制御手段とを備えるものとす
る。
【0012】以上のように、第2信号生成手段とフィー
ドバック制御手段を設け、第1信号生成手段により生成
されたポジティブ流量制御指令信号と第2信号生成手段
により生成されたフィードバックセンシング信号に基づ
いて油圧ポンプの吐出流量が前記ポジティブ流量制御指
令信号の要求流量に一致するように前記ポンプ制御アク
チュエータを制御することにより、原動機の回転数が変
動しても油圧ポンプの吐出流量がポジティブ流量制御指
令信号の要求流量に一致するよう油圧ポンプの容量が制
御されることとなり、エンジン回転数の変動に依存しな
いポジティブ流量制御によるポンプ吐出流量制御が行え
る。
【0013】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記第1信号生成手段により生成されるポジティブ流量
制御指令信号と前記第2信号生成手段により生成される
フィードバックセンシング信号は共に油圧信号であり、
前記フィードバック制御手段は、前記ポジティブ流量制
御指令油圧信号と前記フィードバックセンシング油圧信
号とのバランスで作動し、前記フィードバックセンシン
グ油圧信号が前記ポジティブ流量制御指令油圧信号より
も小さいときは前記油圧ポンプの容量を増やし、前記フ
ィードバックセンシング油圧信号が前記ポジティブ流量
制御指令油圧信号よりも大きいときは前記油圧ポンプの
容量を減らすように前記ポンプ制御アクチュエータを制
御するポンプコントロール弁を有するものとする。
【0014】これによりフィードバック制御手段を油圧
的に構成し、上記(1)で述べた制御を油圧的に行うこ
とができる。また、フィードバック制御手段を油圧的に
構成できるので、油圧ポンプの流量制御装置を簡素化す
ることができる。
【0015】(3)上記(2)において、好ましくは、
前記第2信号生成手段は、前記油圧ポンプの吐出路に設
けられ、この吐出路に前後差圧を発生させる抵抗発生手
段と、この前後差圧に応じて動作し、前記フィードバッ
クセンシング油圧信号を生成する減圧弁とを有するもの
とする。
【0016】これにより第2信号生成手段は、フィード
バックセンシング信号として油圧信号を生成することが
できる。
【0017】(4)上記(2)において、好ましくは、
前記第2信号生成手段は、前記油圧ポンプの吐出路に設
けられ、前記油圧ポンプの吐出流量を計測する流量計
と、この流量計からの信号を入力し所定の演算を行うコ
ントローラと、このコントローラからの信号により駆動
され前記フィードバックセンシング油圧信号を生成する
電磁比例弁とを有するものとする。
【0018】これによっても第2信号生成手段は、フィ
ードバックセンシング信号として油圧信号を生成するこ
とができる。
【0019】(5)上記(2)において、好ましくは、
手動操作により作動し、前記ポンプコントロール弁を前
記ポンプ制御アクチュエータに接続する第1位置と、前
記第1信号生成手段を前記ポンプ制御アクチュエータに
接続する第2位置との間で切り換えられる選択弁を更に
備えるものとする。
【0020】これにより選択弁が第1位置にあるとき
は、上記(1)で述べたようにポンプ制御アクチュエー
タはポンプコントロール弁により制御され、エンジン回
転数の変動に依存しないポジティブ流量制御によるポン
プ吐出流量制御が行える。選択弁が第2位置に切り換え
られると、ポンプ制御アクチュエータには第1信号生成
手段で生成されたポジティブ流量指令油圧信号が与えら
れ、油圧ポンプは従来例のポジティブ流量制御でポンプ
吐出流量が制御される。このポジティブ流量制御では原
動機の回転数を下げて運転すると油圧ポンプの吐出流量
も減少し、エンジン回転数に応じたポンプ吐出流量制御
が行える。
【0021】このように選択弁を設けることにより、オ
ペレータの操作により、エンジン回転数に応じたポジテ
ィブ流量制御と、エンジン回転数の変動に依存しないポ
ジティブ流量制御との切り換えが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0023】まず、本発明の第1の実施形態を図1〜図
4により説明する。
【0024】図1において、油圧ポンプ1は原動機2に
よって回転駆動される可変容量型の油圧ポンプであり、
油圧ポンプ1は押しのけ容積可変機構例えば斜板1aを
有し、この斜板1aの傾転角を調整することにより油圧
ポンプ1の容量が変わり、油圧ポンプ1の吐出流量が変
わる。油圧ポンプ1から吐出された圧油はアクチュエー
タ5に供給され、アクチュエータ5が駆動される。アク
チュエータ5に供給される圧油の流れ(方向と流量)は
油圧ポンプ1とアクチュエータ5の間に配置された方向
切換弁4により制御される。方向切換弁4はパイロット
操作式であり、操作レバー装置6からパイロットライン
7a,7bを介して与えられるパイロット圧により切り
換え操作される。
【0025】操作レバー装置6は操作レバー6aと、こ
の操作レバー6aにより操作されるパイロット弁(一種
の減圧弁)6bとを有し、パイロット弁6bは油圧ポン
プ1と共に原動機2によって回転駆動されるパイロット
ポンプ8からの圧油を元圧として操作レバー6aの操作
量に応じて上記パイロット圧を生成し、操作レバー装置
6の操作方向に応じてそのパイロット圧をパイロットラ
イン7a又は7bに出力する。
【0026】以上のような油圧駆動装置に本実施形態の
油圧ポンプ1の流量制御装置10が設けられている。
【0027】この流量制御装置10は、斜板1aの傾転
角を調整するポンプ制御アクチュエータ11と、このポ
ンプ制御アクチュエータ11にパイロットポンプ8から
供給される圧油を制御するポンプコントロール弁12
と、パイロットライン7a,7bの間に設けられ、操作
レバー装置6により生成されたパイロット圧を検出する
シャトル弁13と、このシャトル弁13により検出され
たパイロット圧をポジティブ流量制御指令パイロット圧
Pcとしてポンプコントロール弁12に導く信号ライン
14と、油圧ポンプ1の吐出ライン1bに設けられ、油
圧ポンプ1から方向切換弁4への圧油の流れのみを許す
チェック弁15と、チェック弁15の上流側圧力及び下
流側圧力を取り出すパイロットライン16a,16b
と、これらパイロットライン16a,16bにより取り
出されたチェック弁15の上流側圧力及び下流側圧力が
制御圧として導かれ、パイロットポンプ8からの圧油を
元圧として油圧ポンプ1の吐出流量に応じた圧力を発生
させる減圧弁17と、この減圧弁17で発生した圧力を
フィードバックセンシングパイロット圧Pfとしてポン
プコントロール弁12に導く信号ライン18とを備えて
いる。
【0028】ポンプ制御アクチュエータ11はシリンダ
11aをロッド室11bとボトム室11cに区分するピ
ストン11dと、ロッド室11bに配置された制御バネ
11eとを有し、制御バネ11eはピストン11dを斜
板1aの傾転角(容量)を小さくする方向(油圧ポンプ
1の吐出流量を減らす方向)に付勢する。ボトム室11
cはパイロットライン19を介してポンプコントロール
弁12に接続され、このポンプコントロール弁12を介
してパイロットポンプ8からの圧油が供給されると図示
左方にピストン11dを移動し、斜板1aの傾転角(容
量)を大きくする(油圧ポンプ1の吐出流量を増大させ
る)。
【0029】ポンプコントロール弁12はパイロットポ
ンプ8に接続されたパイロットライン20に接続される
ポンプポートと、パイロットライン19に接続されるア
クチュエータポートと、タンク21に接続されるタンク
ポートを有する3ポート2位置切換弁であり、ポジティ
ブ流量制御指令パイロット圧Pcがフィードバックセン
シングパイロット圧Pfより高いときは図示右側の位置
に切換えられ、この位置ではパイロットライン19をパ
イロットライン20に接続し、ポンプ制御アクチュエー
タ11のボトム室11cにパイロットポンプ8からの圧
油を供給して、油圧ポンプ1の斜板1aの傾転角を大き
くし、フィードバックセンシングパイロット圧Pfがポ
ジティブ流量制御指令パイロット圧Pcよりも高くなる
と図示左側の位置に切換えられ、この位置ではパイロッ
トライン19をタンク21に接続し、ポンプ制御アクチ
ュエータ11のボトム室11cを減圧して油圧ポンプ1
の斜板1aの傾転角を小さくし、フィードバックセンシ
ングパイロット圧Pfがポジティブ流量制御指令パイロ
ット圧Pcに等しくなるとボトム室11cの圧力を保持
し、ピストン11d及び油圧ポンプ1の斜板1aをその
圧力のレベルに応じた位置に保持し、そのときの油圧ポ
ンプ1の流量を保つように制御する。
【0030】減圧弁17はパイロットライン16aによ
り取り出されたチェック弁15の上流側圧力とパイロッ
トライン16bにより取り出されたチェック弁15の下
流側圧力とが対向して導かれ、これら圧力を制御圧とし
て作動し、チェック弁15の上流側圧力と下流側圧力と
の差圧、即ちチェック弁15前後差圧ΔPを上記フィー
ドバックセンシングパイロット圧Pfに変換する減圧弁
である。減圧弁17の変換特性を図2に示す。減圧弁1
7は、図2に示すように、チェック弁15の前後差圧Δ
Pが不感帯を超えて大きくなると、ΔPに比例してフィ
ードバックセンシングパイロット圧Pfを大きくする。
また減圧弁17は、原動機2が定格回転数にあるときに
発生したフィードバックセンシングパイロット圧Pfが
そのときのポジティブ流量制御指令パイロット圧Pcに
一致するように設定されている。
【0031】以上のように構成した本実施形態の動作を
説明する。
【0032】オペレータが操作レバー装置6の操作レバ
ー6aを操作すると、パイロットライン7a又は7bに
パイロット圧が生成され、このパイロット圧により方向
切換弁4が切り換え操作され、油圧ポンプ1からアクチ
ュエータ5に供給される圧油の流量と流れ方向が制御さ
れる。これと同時に、パイロットライン7a又は7bの
パイロット圧がシャトル弁13を介してポジティブ流量
制御指令パイロット圧Pcとしてポンプコントロール弁
12に与えられる。
【0033】また、油圧ポンプ1と方向切換弁4との間
に配置されたチェック弁15の前後差圧に応じて減圧弁
17は、フィードバックセンシングパイロット圧Pfを
生成し、このフィードバックセンシングパイロット圧P
fはパイロットライン18を介してポンプコントロール
弁12に与えられる。
【0034】ポンプコントロール弁12は、ポジティブ
流量制御指令パイロット圧Pcとフィードバックセンシ
ングパイロット圧Pfとが対向して導かれ、パイロット
圧Pc,Pfの大小によって切り換え操作され、前述し
たように、油圧ポンプ1の傾転角を調整し、油圧ポンプ
1の吐出流量を増減する。
【0035】原動機2の設定回転数が定格回転数であ
り、原動機2がその定格回転数にあるとき、前述した減
圧弁17で発生したフィードバックセンシングパイロッ
ト圧Pfはそのときのポジティブ流量制御指令パイロッ
ト圧Pcに一致している。このため、ポンプコントロー
ル弁12はそのときの油圧ポンプ1の斜板1aの傾転角
を保持し、油圧ポンプ1からはポジティブ流量制御指令
パイロット圧Pcに応じた一定の流量が吐出している。
【0036】このように制御されるときの操作レバー装
置6の操作レバー6aの操作量Sと油圧ポンプ1の斜板
1aの傾転角θとの関係を図3(a)に実線50で示
し、操作量Sと油圧ポンプ1の吐出流量Qとの関係を図
3(b)に実線60で示す。斜板1aの傾転角θは操作
量Sが大きくなるに従って大きくなり、これに応じて油
圧ポンプ1の吐出流量Qも増大する。
【0037】また、このように傾転角θ及び吐出流量Q
が制御されるときのポジティブ流量制御指令パイロット
圧Pcとフィードバックセンシングパイロット圧Pfの
関係を図4に実線70と破線71で示す。ポジティブ流
量制御指令パイロット圧Pcは操作量Sが大きくなるに
従って大きくなり、減圧弁17で生成されるフィードバ
ックセンシングパイロット圧Pfも操作量Sが大きくな
るに従って大きくなり、かつフィードバックセンシング
パイロット圧Pfはポジティブ流量制御指令パイロット
圧Pcに一致している。
【0038】以上のように原動機2が定格回転数で回転
している状態から回転数が低下した場合を考える。原動
機2の回転数が低下すると、従来の流量制御装置にあっ
ては、操作レバー装置6の操作レバー6aの操作量が一
定であっても、図3(b)の一点鎖線61で示すように
油圧ポンプ1の吐出流量Qも低下する。
【0039】本実施形態による流量制御装置において
は、このような油圧ポンプ1の吐出流量Qの変化は次の
ように防止される。
【0040】原動機2の回転数が低下し、油圧ポンプ1
の吐出流量が減ると、チェック弁15の前後差圧が小さ
くなり、減圧弁17で生成されるフィードバックセンシ
ングパイロット圧Pfも低下する。図4にこのときのフ
ィードバックセンシングパイロット圧Pfの変化を一点
鎖線71で示す。このようにフィードバックセンシング
パイロット圧Pfが低下するとポンプコントロール弁1
2は図示右側の位置に切換えられ、パイロットライン1
9をパイロットライン20に接続し、前述したように油
圧ポンプ1の斜板1aの傾転角を大きくするよう制御す
る。図3(a)にこのときの傾転角θの変化を一点鎖線
51で示す。このため油圧ポンプ1の吐出流量は増大
し、吐出流量が定格回転数時の流量まで戻ると、フィー
ドバックセンシングパイロット圧Pfも元の圧力に戻
り、ポンプコントロール弁12の位置は再びバランス
し、油圧ポンプ1の斜板1aをそのときの傾転に保持す
る。即ち、原動機2の回転数が定格回転数から低下して
も油圧ポンプ1の吐出流量は低下しないように制御さ
れ、原動機2の回転数に依存しないポジティブ流量制御
によるポンプ吐出流量制御が行える。
【0041】以上のように構成した本実施形態の流量制
御装置によれば次の効果が得られる。
【0042】原動機2が定格の一定回転数で回転してい
る状態からアクチュエータ5の負荷が増大すると、油圧
ポンプ1の吐出圧力が増加し、原動機2の負荷も増大
し、原動機2の回転数が低下する。原動機2は通常ガバ
ナ装置と呼ばれるエンジン制御装置を備え、このエンジ
ン制御装置により回転数が設定回転数より低下すると燃
料噴射量を増やし、回転数が設定回転数に概ね維持され
るように制御される。しかし、エンジン制御装置の制御
には応答遅れがあり、このため一時的に原動機2の回転
数が設定回転数(定格回転数)を下回る状態が発生す
る。このため、従来の流量制御装置にあっては、操作レ
バー装置6の操作レバー6aの操作量が一定であって
も、エンジン制御装置の応答遅れで図3(b)の一点鎖
線61で示すように油圧ポンプ1の吐出流量Qが低下す
る。
【0043】本実施形態による流量制御装置において
は、油圧ポンプ1の吐出流量が減少すると、それがチェ
ック弁15で検出され、前述した減圧弁17及びポンプ
コントロール弁12の作動により油圧ポンプ1の吐出流
量が直ちに元の流量に復帰する。従って、アクチュエー
タ5の負荷が変動しても油圧ポンプ1の吐出流量の変動
は抑えられ、アクチュエータ5の速度も変化せず、操作
性が向上する。
【0044】また、燃費節約のためエンジン回転数を下
げても指令に対し定格回転数時と同じ油圧ポンプ1の吐
出流量が得られ、作業量が確保される。
【0045】本発明の第2の実施形態を図5により説明
する。図中、図1に示すものと同等の部材には同じ符号
を付し、説明を省略する。本実施形態は複数のアクチュ
エータを備えた油圧駆動装置に本発明を適用したもので
ある。
【0046】図5において、本実施形態に係わる油圧駆
動装置は、第1の実施形態の構成に加えて、方向切換弁
40、アクチュエータ50、操作レバー装置60を更に
備え、油圧ポンプ1から吐出された圧油はバイパスライ
ン41、方向切換弁40を介してアクチュエータ50に
も供給され、アクチュエータ50を駆動する構成となっ
ている。また、操作レバー装置60も操作レバー装置6
と同様には操作レバー60aと、この操作レバー60a
により操作されるパイロット弁(一種の減圧弁)60b
とを有し、パイロット弁60bはパイロットポンプ8か
らの圧油を元圧として操作レバー60aの操作量に応じ
てパイロット圧を生成し、操作レバー60aの操作方向
に応じてそのパイロット圧をパイロットライン70a又
は70bに出力する。方向切換弁40はこのパイロット
圧により切り換え操作される。
【0047】本実施形態の油圧ポンプの流量制御装置は
以上の油圧駆動装置に設けられるものであり、第1の実
施形態の構成に加えてパイロットライン70a,70b
の間に設けられ、操作レバー装置60により生成された
パイロット圧を検出するシャトル弁13aと、シャトル
弁13,13aのそれぞれの出力側に設けられ、シャト
ル弁13,13aで検出したパイロット圧の高圧側を検
出するシャトル弁13bとを備え、シャトル弁13bで
検出されたパイロット圧がポジティブ流量制御指令パイ
ロット圧Pcとして信号ライン14に出力され、ポンプ
コントロール弁12の一端に導かれる。
【0048】オペレータが操作レバー装置6,60の操
作レバー6a,60aを操作すると、操作レバー装置6
により生成されたパイロット圧と操作レバー装置60に
より生成されたパイロット圧の高圧側がシャトル弁13
bにより検出され、ポジティブ流量制御指令パイロット
圧Pcとしてポンプコントロール弁12に与えられる。
それ点以外の動作は第1の実施形態の動作と同じであ
る。
【0049】従って、本実施形態によれば、2つのアク
チュエータ5,50を備える油圧駆動装置において、ア
クチュエータ5,50を同時に駆動する複合操作に際し
ても、シャトル弁13bで生成したポジティブ流量制御
指令パイロット圧Pcに対して第1の実施形態と同様に
原動機2の回転数に依存しないポジティブ流量制御によ
るポンプ吐出流量制御が行え、複合操作性が向上する効
果が得られる。
【0050】本発明の第3の実施形態を図6〜図8によ
り説明する。図中、図1、図5に示すものと同等の部材
には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施形態は、
電気油圧的な処理によりポジティブ流量制御指令パイロ
ット圧Pcを生成するものである。
【0051】図6において、操作レバー装置6,60に
は操作レバー6a,60aの操作量を検出する変位セン
サ6c,60cが設けられ、変位センサ6c,60cの
検出信号は信号ライン61,62を介してコントローラ
22に入力される。コントローラ22はその検出信号に
基づいて比例電磁弁23に電流を出力する。比例電磁弁
23はコントローラ22から出力された電流値に応じた
圧力を生成し、この生成された圧力がポジティブ流量制
御指令パイロット圧Pcとして信号ライン14を介して
ポンプコントロール弁12に与えられる。
【0052】コントローラ22の処理機能を図7に示
す。
【0053】コントローラ22は演算部22a,22b
と、演算部22cと演算部22dとを備えている。操作
レバー装置6の操作レバー6aの操作量がレバー入力値
X1として演算部22aに入力される。演算部22aに
はレバー入力値X1と要求流量Q1との関係が予めテー
ブルとしてメモリされており、このテーブルを用いてレ
バー入力値X1に対応するアクチュエータ5に対する要
求流量Q1が求められる。同様に、操作レバー装置60
の操作レバー60aの操作量がレバー入力値X2として
演算部22bに入力される。演算部22bにはレバー入
力値X2と要求流量Q2との関係が予めテーブルとして
メモリされており、このテーブルを用いてレバー入力値
X2に対応するアクチュエータ5bに対する要求流量Q
2が求められる。
【0054】求められた要求流量Q1,Q2は、演算部
22cにおいて加算され、全要求流量Qが演算される。
この要求流量Qは演算部22dに入力され、予めテーブ
ルとしてメモリされている要求流量Qと出力電流Aの関
係に基づいて、比例電磁弁23への出力電流Aが演算さ
れる。この出力電流Aは、比例電磁弁23に出力され、
この出力電流Aによって比例電磁弁23が切り換え動作
される。
【0055】本実施形態における操作レバー装置6,6
0の操作量の合計Stotalと比例電磁弁23で生成され
るポジティブ流量制御指令パイロット圧Pcとの関係を
図8に示す。図中、SFullは操作レバー装置6又は60
を単独で操作した場合の最大操作量であり、S2Fullは
操作レバー装置6と操作レバー装置60の両方を同時に
操作した場合の最大操作量である。コントローラ22の
上述した処理により、比例電磁弁23で生成されるポジ
ティブ流量制御指令パイロット圧Pcは操作レバー装置
6,60の操作量の合計が大きくなるに従って大きくな
る。また、減圧弁17は原動機2が定格回転数にあると
きに発生したフィードバックセンシングパイロット圧P
fがそのときのポジティブ流量制御指令パイロット圧P
cに一致するよう設定されている。
【0056】以上のように構成した本実施形態において
は、アクチュエータ5,50を同時に駆動する複合操作
時、操作レバー装置6と操作レバー装置60の操作量
(要求流量)の合計によるポジティブ流量制御指令パイ
ロット圧Pcが生成され、ポンプコントロール弁12は
このポジティブ流量制御指令パイロット圧Pcにより作
動して操作量の合計に応じた流量を吐出するよう油圧ポ
ンプ1の吐出流量を制御する。
【0057】また、原動機2の回転数が定格回転数から
低下した場合の動作は第1の実施形態と同じであり、フ
ィードバックセンシングパイロット圧Pfが低下すると
ポンプコントロール弁12は油圧ポンプ1の吐出流量を
増やすように動作し、原動機2の回転数に依存しない油
圧ポンプ1のポジティブ流量制御が行える。
【0058】従って、本実施形態によれば、操作レバー
装置6と操作レバー装置60の操作量の合計で油圧ポン
プ1のポジティブ流量制御が行えると共に、第1の実施
形態と同様に原動機2の回転数に依存しないポジティブ
流量制御が行え、一層良好な複合操作が行える。
【0059】本発明の第4の実施形態を図9〜図10に
より説明する。この実施形態は、電気油圧的な処理によ
りフィードバックセンシングパイロット圧Pfを生成す
るものである。
【0060】図9において、油圧ポンプ1と方向切換弁
4との間の吐出ライン1b上には流量計24が配置さ
れ、流量計24の検出信号は信号ライン70を介してコ
ントローラ25に入力される。コントローラ25はその
検出信号に基づいて所定の演算処理を行い、比例電磁弁
26に電流を出力する。比例電磁弁26はコントローラ
25から出力された電流値に応じた圧力を生成し、この
圧力がフィードバックセンシングパイロット圧Pfとし
て信号ライン18を介してポンプコントロール弁12に
与えられる。
【0061】コントローラ25の処理機能を図10に示
す。コントローラ25は演算部25aを有し、この演算
部25aに流量計24の測定流量Qが入力される。演算
部25aには測定流量Qと出力電流Bとの関係が予めテ
ーブルとしてメモリされており、このテーブルを用いて
測定流量Qに対応する比例電磁弁26への出力電流Bが
求められる。
【0062】以上のように構成した本実施形態の動作
は、フィードバックセンシングパイロット圧Pfが流量
計24、コントローラ25、比例電磁弁26により生成
される点を除いて第3の実施形態と同じであり、本実施
形態によっても第1及び第2の実施形態と同様な効果が
得られる。
【0063】本発明の第5の実施形態を図11により説
明する。図中、図1に示すものと同等の部材には同じ符
号を付し、説明を省略する。本実施形態はポンプコント
ロール弁12を使うポジティブ流量制御と使わないポジ
ティブ流量制御を切り換えられるようにしたものであ
る。
【0064】図11において、本実施形態の油圧ポンプ
の流量制御装置は、第1の実施形態のものに加え、ポン
プコントロール弁12とポンプ制御アクチュエータ11
との間のパイロットライン19a,19b上に配置され
た電磁切換弁27と、この電磁切換弁27を手動操作す
るためのスイッチ29と、このスイッチ29からの信号
を入力し電磁切換弁27に切換信号を出力するコントロ
ーラ28とを備えている。
【0065】電磁切換弁27は、ポンプコントロール弁
12をポンプ制御アクチュエータ11に接続する第1位
置Aと信号ライン14をポンプ制御アクチュエータ11
に接続する第2位置Bの間で切り換え可能であり、スイ
ッチ29がONのとき、コントローラ28からの信号で
第1位置Aに切り換えられポンプ制御アクチュエータ1
1はポンプコントロール弁12により制御され、スイッ
チ29がOFFのときは信号ライン14からのポジティ
ブ流量制御指令パイロット圧Pcがポンプ制御アクチュ
エータ11に導入され、油圧ポンプ1は従来通りポジテ
ィブ流量制御される。従来のポジティブ流量制御では、
原動機2の回転数を下げて運転すると油圧ポンプ1の吐
出流量も減少し、エンジン回転数に応じたポンプ吐出流
量制御を行うことができる。
【0066】従って本実施形態によれば、油圧ショベル
を操作するオペレータがエンジン回転数の変動に依存せ
ず、アクチュエータの速度を制御したい場合にスイッチ
29をONにすれば、第1の実施形態と同様にエンジン
回転数の変動に依存しないポジティブ流量制御によるポ
ンプ吐出流量制御が行え、エンジン回転数を下げてファ
インコントロールを行いたい場合には、スイッチ29を
OFFにすれば、従来と同様のエンジン回転数に応じた
ポジティブ流量制御によるポンプ吐出流量制御が行え、
エンジン回転数に応じたアクチュエータの操作感が得ら
れる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、操作レバー装置の操作
信号に基づいて油圧ポンプの吐出流量をポジティブ流量
制御する油圧ポンプの流量制御装置において、エンジン
回転数の変動に依存しないポンプ吐出流量制御を行うこ
とができる。
【0068】また、選択弁を設けることで、オペレータ
の操作により、エンジン回転数の変動に応じたポンプ吐
出流量制御と、エンジン回転数の変動に依存しないポン
プ吐出流量制御とに切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による油圧ポンプの流
量制御装置の構成を示す図である。
【図2】チェック弁の前後差圧ΔP―減圧弁で作られる
圧力信号Pfの特性図である。
【図3】(a)は操作レバー装置の操作量S―傾転角θ
の特性図であり、(b)は操作レバー装置の操作量S―
ポンプ吐出流量Qの特性図である。
【図4】操作レバー装置の操作量S―圧力Pの特性を示
す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態による油圧ポンプの流
量制御装置の構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による油圧ポンプの流
量制御装置の構成を示す図である。
【図7】図6に示すコントローラの機能を示す図であ
る。
【図8】図8は操作レバー装置6,60の操作量Stota
l―圧力Pの特性を示すものであり、図4と同様の特性
図である。
【図9】本発明の第4の実施形態による油圧ポンプの流
量制御装置の構成を示す図である。
【図10】図9に示すコントローラの機能を示す図であ
る。
【図11】本発明の第5の実施形態による油圧ポンプの
流量制御装置の構成を示す図である。
【図12】従来の油圧ポンプの流量制御装置の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 原動機 4,40 方向切換弁 5,50 アクチュエータ 6,60 操作レバー装置 8 パイロットポンプ 11 ポンプ制御アクチュエータ 12 ポンプコントロール弁 13,13a,13b シャトル弁 15 チェック弁 17 減圧弁 22,25,28 コントローラ 22a,22b,22c,22d,25a 演算部 23,26 比例電磁弁 27 電磁切換弁 24 流量計 29 スイッチ Pc ポジティブ流量制御指令パイロット圧 Pf フィードバックセンシングパイロット圧
フロントページの続き (72)発明者 落合 正巳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB05 AB06 BA01 BB02 CA03 DA03 DA04 DB02 DC02 3H089 AA27 BB15 CC01 DA03 DB33 DB47 DB49 EE14 EE17 EE22 FF06 FF12 GG02 JJ02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機と、この原動機によって駆動される
    可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプから供給さ
    れる圧油によって駆動されるアクチュエータと、前記油
    圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流
    れを制御する方向切換弁と、この方向切換弁を切り換え
    操作する操作レバー手段とを備えた油圧駆動装置に設け
    られ、 前記操作レバー手段の切り換え操作による操作信号に基
    づいてポジティブ流量制御指令信号を生成する第1信号
    生成手段と、前記ポジティブ流量制御指令信号によって
    前記油圧ポンプの容量を変更し、前記油圧ポンプの吐出
    流量を制御するポンプ制御アクチュエータとを備えた油
    圧ポンプの流量制御装置において、 前記ポンプ制御アクチュエータにより制御される油圧ポ
    ンプの吐出流量を検出し、その流量に応じたフィードバ
    ックセンシング信号を生成する第2信号生成手段と、 前記第1信号生成手段により生成されたポジティブ流量
    制御指令信号と前記第2信号生成手段により生成された
    フィードバックセンシング信号とに基づいて、前記油圧
    ポンプの吐出流量が前記ポジティブ流量制御指令信号の
    要求流量に一致するように前記ポンプ制御アクチュエー
    タを制御するフィードバック制御手段とを備えることを
    特徴とする油圧ポンプの流量制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の油圧ポンプの流量制御装置
    において、前記第1信号生成手段により生成されるポジ
    ティブ流量制御指令信号と前記第2信号生成手段により
    生成されるフィードバックセンシング信号は共に油圧信
    号であり、 前記フィードバック制御手段は、前記ポジティブ流量制
    御指令油圧信号と前記フィードバックセンシング油圧信
    号とのバランスで作動し、前記フィードバックセンシン
    グ油圧信号が前記ポジティブ流量制御指令油圧信号より
    も小さいときは前記油圧ポンプの容量を増やし、前記フ
    ィードバックセンシング油圧信号が前記ポジティブ流量
    制御指令油圧信号よりも大きいときは前記油圧ポンプの
    容量を減らすように前記ポンプ制御アクチュエータを制
    御するポンプコントロール弁を有することを特徴とする
    油圧ポンプの流量制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の油圧ポンプの流量制御装置
    において、前記第2信号生成手段は、前記油圧ポンプの
    吐出路に設けられ、この吐出路に前後差圧を発生させる
    抵抗発生手段と、この前後差圧に応じて動作し、前記フ
    ィードバックセンシング油圧信号を生成する減圧弁とを
    有することを特徴とする油圧ポンプの流量制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の油圧ポンプの流量制御装置
    において、前記第2信号生成手段は、前記油圧ポンプの
    吐出路に設けられ、前記油圧ポンプの吐出流量を計測す
    る流量計と、この流量計からの信号を入力し所定の演算
    を行うコントローラと、このコントローラからの信号に
    より駆動され前記フィードバックセンシング油圧信号を
    生成する電磁比例弁とを有することを特徴とする油圧ポ
    ンプの流量制御装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の油圧ポンプの流量制御装置
    において、手動操作により作動し、前記ポンプコントロ
    ール弁を前記ポンプ制御アクチュエータに接続する第1
    位置と、前記第1信号生成手段を前記ポンプ制御アクチ
    ュエータに接続する第2位置との間で切り換えられる選
    択弁を更に備えることを特徴とする油圧ポンプの流量制
    御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017212919A1 (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 Kyb株式会社 ポンプ装置
CN109196226A (zh) * 2016-06-08 2019-01-11 Kyb株式会社 泵装置
KR101945540B1 (ko) * 2012-05-18 2019-02-07 주식회사 두산 지게차의 유압 시스템

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