JP2000120004A - 懸垂形モノレール用軌道桁支持構造 - Google Patents

懸垂形モノレール用軌道桁支持構造

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JP2000120004A
JP2000120004A JP10297726A JP29772698A JP2000120004A JP 2000120004 A JP2000120004 A JP 2000120004A JP 10297726 A JP10297726 A JP 10297726A JP 29772698 A JP29772698 A JP 29772698A JP 2000120004 A JP2000120004 A JP 2000120004A
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track girder
girder
cross beam
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JP10297726A
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English (en)
Inventor
Tsuneyasu Shichiura
恒康 七浦
Minoru Kojima
実 小島
Noboru Tomita
昇 冨田
Shogo Umetsu
省吾 梅津
Yutaku Kudo
祐琢 工藤
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JFE Steel Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 懸垂形モノレール用軌道桁支持構造におい
て、中間支柱横梁及び端支柱横梁の寸法を小さくして、
軌道桁の連続性を生かし美観を向上させると共に工事費
を安くし、更に、沓の数を削減し、落橋防止部材を不要
あるいは簡単化すること。 【解決手段】 中間支柱横梁7の下面に軌道桁1、2の
上面を固着する。端支柱横梁8は、2つの軌道桁1、3
(2、4)の端部上面に設けた端支点梁18(19)の
間に挟まれるように端支柱6に設けた上梁部分と、上梁
部分の先端に垂下して連結した縦梁部分と、縦梁部分の
下端に軌道方向に沿って連結した受け梁部分と、上梁部
分より下側にて端支柱6に軌道方向に沿って取り付けた
受け梁部分で構成し、各受け梁部分の上面に設置した沓
に各軌道桁1〜4の端支点梁18、19を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は懸垂形モノレール用
軌道桁支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7、図8を参照して従来の技術を説明
する。図7は従来の懸垂形モノレールの外観を示す斜視
図、図8は中間支柱横梁及び端支柱横梁の横断面図であ
る。
【0003】図7に示す懸垂形モノレールは、2本の箱
型の軌道桁1、2を地面等に立てた中間支柱5及び端支
柱6により、中間支柱5では中間支柱横梁101を介し
て、端支柱6では端支柱横梁102を介して、いずれも
非剛結構造で支持した複線の懸垂形モノレールである。
端支柱横梁102は軌道桁1、2にそれぞれ連なる軌道
桁3、4の端部をも非剛結構造で共通に支持するように
なっている。
【0004】各軌道桁1〜4の支点として、中間部には
1カ所以上の支点(中間支点)が設定され、各端部にも
支点(端支点)が設定される。中間支点では各軌道桁
1、2の上部に、両端部が軌道桁1、2からはみ出す長
さの支点梁(中間支点梁)103、104が取り付けら
れている。また、各端支点においても、各軌道桁1〜4
の上部に、両端部が軌道桁1〜4からはみ出す長さの支
点梁(端支点梁)105、106が取り付けられてい
る。
【0005】図8に示すように、中間支柱5の上端部に
は、2つの軌道桁1、2全体を上から下まで外側から抱
え込むような略コ字形状の中間支柱横梁101が設けら
れている。この中間支柱横梁101は1つの長い上梁部
分107と、2つの縦梁部分108、109と、4つの
短い下梁部分110〜113からなる。
【0006】上梁部分107は軌道方向に対し直角又は
斜角をもって、中央近傍で中間支柱5の上端部に固定さ
れている。上梁部分107の長さは両先端が2つの軌道
桁1、2の中間支点梁103、104よりも外にはみ出
す長さである。2つの縦梁部分108、109はそれぞ
れ上梁部分107の両先端に垂下して連結されている。
2つの下梁部分110、111は軌道方向に対し直角又
は斜角をもって、それぞれの基端で上梁部分107より
も下側にて中間支柱5に固定されている。残る2つの下
梁部分112、113はそれぞれの先端が前記下梁部分
110、111に対して間隔を置いて向き合うように、
各縦梁部分108、109の下端に軌道方向に対し直角
又は斜角をもって、内側に向いて連結されている。
【0007】各下梁部分110〜113の上面にはそれ
ぞれ、各軌道桁1、2の熱伸縮や車両通過時の変形を吸
収するために、沓(シュー)114が1つずつ取り付け
られている。
【0008】このような中間支柱横梁101において、
中間支柱5と、上梁部分107と、縦梁部分108と、
2つの下梁部分110、112が囲む空間内に軌道桁1
が通され、沓114上に中間支点梁103が載置され
る。また、中間支柱5と、上梁部分107と、縦梁部分
109と、2つの下梁部分111、113が囲む空間内
に軌道桁2が通され、沓114上に中間支点梁104が
搭載される。
【0009】これにより、各軌道桁1、2の中間部が軌
道方向に移動可能に支承される。各軌道桁1、2の反力
はそれの中間支点梁103、104から中間支柱横梁1
01上の各沓114を介して中間支柱5に伝達する。
【0010】一方、各端支柱6の上端部にも、2つの軌
道桁1、2全体を上から下まで外側から抱え込むような
略コ字形状の端支柱横梁102が設けられている。この
端支柱横梁102も図8に示すように、上述の中間支柱
横梁101と同じ構造であり、1つの長い上梁部分11
5と、2つの縦梁部分116、117と、4つの短い下
梁部分118〜121からなる。
【0011】端支柱横梁102の上梁部分115は軌道
方向に対し直角又は斜角をもって、中央近傍で端支柱6
の上端部に固定されている。この上梁部分115の長さ
は両先端が2つの軌道桁1、2の端支点梁105、10
6よりも外にはみ出す長さである。2つの縦梁部分11
6、117はそれぞれ上梁部分115の両先端に垂下し
て連結されている。2つの下梁部分118、119は軌
道方向に対し直角又は斜角をもって、それぞれの基端で
上梁部分115よりも下側にて端支柱6に固定されてい
る。残る2つの下梁部分120、121はそれぞれの先
端が下梁部分118、119に対して間隔を置いて向き
合うように、各縦梁部分116、117の下端に軌道方
向に対し直角又は斜角をもって、内側に向いて連結され
ている。
【0012】各下梁部分118〜121の上面にはそれ
ぞれ、各軌道桁1、2の熱伸縮や車両通過時の変形を吸
収するために、沓114が1つずつ取り付けられてい
る。
【0013】このような端支柱横梁102において、端
支柱6と、上梁部分115と、縦梁部分116と、2つ
の下梁部分118、120が囲む空間内に軌道桁1の端
部が入れられ、沓114上に端支点梁105が載置され
る。また、端支柱6と、上梁部分115と、縦梁部分1
17と、2つの下梁部分119、121が囲む空間内に
軌道桁2の端部が入れられ、沓114上に端支点梁10
6が搭載される。
【0014】これにより、各軌道桁1、2の端部が軌道
方向に移動可能に支承される。各軌道桁1、2の反力は
端支点梁105、106から端支柱横梁102上の各沓
114を介して端支柱6に伝達する。
【0015】通常は、端支柱横梁102は軌道桁1、2
の端部だけでなく、これらの軌道桁1、2に連なる軌道
桁3、4(図1参照)の端部をも共通に支持する。
【0016】そこで、端支柱横梁102における上梁部
分115、縦梁部分116、117及び下梁部分118
〜121の軌道方向についての幅が、中間支柱横梁10
1におけるそれらよりも広くされ、各下梁部分118〜
121の上面にそれぞれ、軌道桁1、2用の沓114と
共に、軌道桁3、4用の沓も固定されている。
【0017】そして、端支柱6と、上梁部分115と、
縦梁部分116と、2つの下梁部分118、120が囲
む空間内に軌道桁3の端部が入れられ、沓上に端支点梁
105が搭載される。また、端支柱6と、上梁部分11
5と、縦梁部分117と、2つの下梁部分119、12
1が囲む空間内に軌道桁4の端部が入れられ、沓上に端
支点梁106が搭載される。これにより、両軌道桁3、
4も軌道方向に移動可能に支承される。
【0018】なお、落橋防止のため、通常は、中間支柱
横梁101と軌道桁1、2が連結板、チェーン等により
連結され、端支柱横梁102と軌道桁1〜4も同様に連
結板、チェーン等により連結される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した懸垂
形モノレール用軌道桁支持構造には、下記の問題点があ
る。 (1) 中間支柱横梁101が軌道桁1、2とそれの中間支
点梁103、104全体を上から下まで外側から抱え込
むため、中間支柱横梁101の寸法が大きくなってい
る。また、大きな中間支柱横梁101が目立つため、軌
道桁1、2の見た目の連続性を損なっている。 (2) 同じく、端支柱横梁102も軌道桁1〜4とそれの
端支点梁105、106全体を上から下まで外側から抱
え込むため、寸法が大きくなっている。そのため、端支
柱横梁102が目立つと共に、軌道桁1〜4の見た目の
連続性を損なっている。 (3) 上記のように中間支柱横梁101も端支柱横梁10
2も寸法が大きいため、重量が重く、工事費が高くなっ
ている。 (4) 軌道桁を支持するために、端支柱横梁102だけで
なく、中間支柱横梁101でも沓114が用いられてい
る。 (5) 更に、中間支柱横梁101と端支柱横梁102は共
に沓114を介した非剛結構造により軌道桁1〜4を支
持するので、落橋防止のために、軌道桁1、2と中間支
柱5及び端支柱6(あるいは中間支柱横梁101及び端
支柱横梁102)とを連結する連結板、チェーン等の落
橋防止部材が必要である。
【0020】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたのもであり、第1の課題は、中間支柱横梁の寸法
が小さく、沓も、中間支柱横梁と軌道桁間の落橋防止部
材も不要な懸垂形モノレール用軌道桁支持構造を提供す
ることであり、また、第2の課題は、端支柱横梁の寸法
が小さく、端支柱横梁と軌道桁間の落橋防止が簡単化す
る懸垂形モノレール用軌道桁支持構造を提供することで
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は上
記第1の課題を解決する懸垂形モノレール用軌道桁支持
構造であり、中間支柱横梁を介して箱型の軌道桁の中間
部を支持する中間支柱と、端支柱横梁を介して互いに連
なる2つの軌道桁の端部を支持する端支柱を具備する懸
垂形モノレール用軌道桁支持構造において、中間支柱横
梁の下面に軌道桁の上面が固着されていることを特徴と
している。
【0022】請求項2に係る発明は上記第2の課題を解
決する懸垂形モノレール用軌道桁支持構造であり、中間
支柱横梁を介して箱型の軌道桁の中間部を支持する中間
支柱と、端支柱横梁を介して互いに連なる2つの軌道桁
の端部を支持する端支柱を具備する懸垂形モノレール用
軌道桁支持構造において、端支柱横梁は、2つの軌道桁
の端部上面にそれぞれ設けられた端支点梁の間に挟まれ
るように端支柱に設けられた上梁部分と、上梁部分の先
端に垂下して連結された縦梁部分と、縦梁部分の下端に
軌道方向に沿って連結された受け梁部分と、上梁部分よ
り下側にて端支柱に軌道方向に沿って取り付けられた受
け梁部分を有し、各受け梁部分の上面に設置された沓に
各軌道桁の端支点梁が搭載されたことを特徴としてい
る。
【0023】請求項3に係る発明は上記第1及び第2の
課題を共に解決する懸垂形モノレール用軌道桁支持構造
であり、中間支柱横梁を介して箱型の軌道桁の中間部を
支持する中間支柱と、端支柱横梁を介して互いに連なる
2つの軌道桁の端部を支持する端支柱を具備する懸垂形
モノレール用軌道桁支持構造において、中間支柱横梁の
下面に軌道桁の上面が固着されていること、及び、端支
柱横梁は、2つの軌道桁の端部上面にそれぞれ設けられ
た端支点梁の間に挟まれるように端支柱に設けられた上
梁部分と、上梁部分の先端に垂下して連結された縦梁部
分と、縦梁部分の下端に軌道方向に沿って連結された受
け梁部分と、上梁部分より下側にて端支柱に軌道方向に
沿って取り付けられた受け梁部分を有し、各受け梁部分
の上面に設置された沓に各軌道桁の端支点梁が搭載され
たことを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図6に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態
例に係る懸垂形モノレールの外観を示す斜視図、図2は
本発明の一実施形態例に係る軌道桁の構造例を示す断面
図、図3は本発明の一実施形態例に係る軌道桁の支点を
模式的に示す図、図4は本発明の一実施形態例に係る中
間支柱横梁の横断面図、図5は本発明の一実施形態例に
係る端支柱横梁付近の横断面図、図6は端支柱横梁付近
の側面図である。
【0025】図1に示す懸垂形モノレールは、2本の箱
型の軌道桁1、2を地面等に立てた中間支柱5及び端支
柱6により、中間支柱5では中間支柱横梁7を介して剛
結構造で、端支柱6では端支柱横梁8を介して非剛結構
造で支持した複線の懸垂形モノレールである。端支柱横
梁8は軌道桁1、2にそれぞれ連なる軌道桁3、4の端
部をも非剛結構造で共通に支持するようになっている。
【0026】図2に示すように、各軌道桁1〜4の内部
下面には走行路9が設けられており、この走行路9に懸
垂形車両10の車輪11が乗る。更に、各軌道桁1〜4
の内部側面には車輪11の横方向を案内する軌条12が
設けられ、下部には、車輪11から車両10を吊り下げ
る支持部材13を通す開口部14が軌道方向に沿って設
けられている。各軌道桁1〜4の外周には、補強部材2
9が設けられている。補強部材29は図1に示すよう
に、軌道方向に間欠的に配置されている。
【0027】図3に示すように、各軌道桁1〜4の支点
には、中間部における2カ所の支点(中間支点)15
と、各端部における支点(端支点)16、17がある。
【0028】中間支点15においては、図1及び図4に
示すように、中間支柱5と中間支柱横梁7は存在する
が、軌道桁自体には支点梁(中間支点梁)は無い。
【0029】各端支点16、17においては、図1及び
図5、図6に示すように、端支柱6と端支柱横梁8が存
在する。更に、軌道桁1、3の各端部上面には両端部が
それぞれ軌道桁1、3からはみ出す長さの支点梁(端支
点梁)18が取り付けられ、軌道桁2、4の各端部上面
には両端部が軌道桁からはみ出す長さの支点梁(端支点
梁)19が取り付けられている。
【0030】図4に示すように、中間支柱横梁7は略直
線状の1本の横梁であり、その中央近傍で中間支柱5の
上端部に固定されている。
【0031】この中間支柱横梁7の下面に、各軌道桁
1、2の上面が溶接やボルト結合等により固着されてい
る。即ち、中間支柱横梁7は軌道桁1、2を剛結構造に
より支持している。各軌道桁1、2の反力は直接、中間
支柱横梁7から中間支柱5に伝達する。
【0032】一方、端支柱横梁8は、図5、図6に示す
ように、軌道桁1、3の端支点梁18間、並びに、軌道
桁2、4の端支点梁19間に挟まるような形状をなして
おり、1つの長い上梁部分20と、2つの縦梁部分2
1、22と、4つの短い受け梁部分23〜26からな
る。
【0033】上梁部分20は軌道方向に対し直角又は斜
角をって、その中央近傍で端支柱6の上端部に固定され
ている。上梁部分20の高さ位置は、その下端が各端支
点梁18、19の上端よりも下になる位置である。ま
た、上梁部分20の長さは、その両端が2つの端支点梁
18、19の外側端と略同位置となるような長さであ
る。
【0034】2つの縦梁部分21、22はそれぞれ、上
梁部分20の両端下面に垂下して連結されている。各縦
梁部分21、22の長さは、下端が各軌道桁1〜4の下
端よりも上で、上端が各端支点梁18、19の下端より
も下に位置するような長さである。
【0035】2つの受け梁部分23、24は軌道方向に
沿って、上梁部分20よりも下側にて、それぞれの中央
近傍で端支柱6の両側に固定されている。残る2つの受
け梁部分25、26は軌道方向に沿って、それぞれの中
央近傍で縦梁部分21、22の下端面に連結されてい
る。これら2つの受け梁部分25、26の長さは、それ
ぞれの両端が各縦梁部分21、22から軌道方向前後に
はみ出るような長さである。
【0036】各受け梁部分23〜26の軌道方向前後上
面には、軌道桁1〜4の熱伸縮や車両通過時の変形を吸
収するために、沓27が1つずつ取り付けられている。
【0037】このような端支柱横梁8において、軌道桁
1、3の各端支点梁18が対応する沓27上に搭載され
る。また、軌道桁2、4の各端支点梁19が対応する沓
27上に搭載される。
【0038】従って、各軌道桁1〜4の端部が軌道方向
に移動可能に支承される。即ち、端支柱横梁8は軌道桁
1〜4を非剛結構造により支持している。各軌道桁1〜
4の反力は端支点梁18、19から端支柱横梁8上の各
沓27を介して端支柱6に伝達する。
【0039】ここで、端支柱横梁8が軌道桁1、3の端
支点梁18間、並びに、軌道桁2、4の端支点梁19間
に挟まるので、軌道桁1〜4の落橋防止は、端支柱横梁
8から軌道桁1〜4が離れる方向のみ考慮すれば良い。
本例では、図6に例示するように、ロッド28で端支柱
横梁8と各軌道桁1〜4の端支点梁18、19を連結し
て、落橋防止の簡単化を図っている。
【0040】上述したように、各軌道桁1、2が中間支
柱横梁7に固着されることにより、中間支柱横梁7の長
さは、その両端が2つの軌道桁1、2の外側端から大き
くはみ出るように長くする必要は無く、軌道桁1、2の
外側端と略一致する位置に短くすることができる。ま
た、従来は複線の場合に中間支柱横梁101毎に4個用
いていた沓が、全く不要である。従って、中間支柱横梁
7の寸法が従来よりも極めて小さくなり、目立たないと
共に軌道桁1、2の連続性も生かされて美観的に優れ
る。また、中間支柱横梁7の寸法が小さい分、従来に比
べて重量も軽くなるので、工事費が安くなり、経済性に
優れる。例えば、複線の場合、従来は14.6トンであ
ったものが10.0トンに軽量化する。更に、沓が不要
であるので、これによっても工事費が安くなり、経済性
に優れる。
【0041】また、各軌道桁1、2が中間支柱横梁7に
固着されたことにより、中間支柱横梁7から軌道桁1、
2が落橋する恐れが無いので、中間支柱横梁7または中
間支柱5と軌道桁1、2を連結する落橋防止部材は必ず
しも必要ではない。落橋防止部材が必要でない分、工事
費が安くなり、経済性に優れる。
【0042】更に、端支柱横梁8が軌道桁1、3の端支
点梁18間、並びに、軌道桁2、4の端支点梁19間に
挟まることにより、端支柱横梁8の寸法が従来よりも小
さくなり、目立たないと共に軌道桁1〜4の連続性も生
かされて美観的に優れる。また、端支柱横梁8の寸法が
小さい分、従来に比べて重量も軽くなるので、工事費が
安くなり、経済性に優れる。例えば、複線の場合、従来
は17.3トンであったものが16.8トンに軽量化す
る。
【0043】また更に、端支柱横梁8が軌道桁1、3の
端支点梁18間、並びに、軌道桁2、4の端支点梁19
間に挟まることにより、従来のように連結板やチェーン
等で軌道桁1〜4の落橋を防止する必要はなく、端支柱
横梁8または端支柱6と各軌道桁1〜4を連結する落橋
防止構造が例えばロッド28で良いなど、簡単化する。
落橋防止部材が簡単化する分、工事費が安くなり、経済
性に優れる。
【0044】本発明の上記実施形態例では複線の懸垂形
モノレールを対象にして2つの軌道桁1、2を中間支柱
横梁7と端支柱横梁8で共通に支持しているが、単線の
懸垂形モノレールを対象にする場合には、中間支柱横梁
7についてはその長さを軌道桁1つ分に短くし、端支柱
横梁8についてはその上梁部分20を軌道桁1つ分に短
くし、例えば、縦梁部分22と2つの受け梁部分24、
26を省けば良い。
【0045】また、本発明の上記実施形態例では中間支
点15が2ヵ所であるが、1カ所でも、3ヵ所以上でも
良い。
【0046】
【発明の効果】請求項1に係る発明の懸垂形モノレール
用軌道桁支持構造は、中間支柱横梁を介して箱型の軌道
桁の中間部を支持する中間支柱と、端支柱横梁を介して
互いに連なる2つの軌道桁の端部を支持する端支柱を具
備する懸垂形モノレール用軌道桁支持構造において、中
間支柱横梁の下面に軌道桁の上面が固着されていること
を特徴としているので、従来のように中間支柱横梁で軌
道桁を上から下まで外側から抱え込む必要がなく、ま
た、沓も必要なく、中間支柱横梁の寸法が従来よりも極
めて小さくなる。従って、目立たないと共に軌道桁連続
性を生かすことができ、美観的に優れる。また、中間支
柱横梁の寸法が小さい分、従来に比べて重量が軽くなる
ので、工事費が安くなり、経済性に優れる。更に、沓が
不要であるので、工事費が安くなり、経済性に優れる。
更にまた、軌道桁が中間支柱横梁から落橋する恐れが無
く、中間支柱横梁または中間支柱と軌道桁を連結する落
橋防止部材は必ずしも必要ではないので、工事費が安く
なり、経済性に優れる。
【0047】請求項2に係る発明の懸垂形モノレール用
軌道桁支持構造は、中間支柱横梁を介して箱型の軌道桁
の中間部を支持する中間支柱と、端支柱横梁を介して互
いに連なる2つの軌道桁の端部を支持する端支柱を具備
する懸垂形モノレール用軌道桁支持構造において、端支
柱横梁は、2つの軌道桁の端部上面にそれぞれ設けられ
た端支点梁の間に挟まれるように端支柱に設けられた上
梁部分と、上梁部分の先端に垂下して連結された縦梁部
分と、縦梁部分の下端に軌道方向に沿って連結された受
け梁部分と、上梁部分より下側にて端支柱に軌道方向に
沿って取り付けられた受け梁部分を有し、各受け梁部分
の上面に設置された沓に各軌道桁の端支点梁が載置され
たことを特徴としているので、従来のように端支柱横梁
で軌道桁を上から下まで外側から抱え込む必要がなく、
端支柱横梁の寸法が従来よりも小さくなる。従って、目
立たないと共に軌道桁の連続性を生かさすことができ、
美観的に優れる。また、端支柱横梁の寸法が小さい分、
従来に比べて重量も軽くなるので、工事費が安くなり、
経済性に優れる。更に、軌道桁端部の落橋防止は、端支
柱横梁から軌道桁が離れる方向のみ考慮すれば良くな
り、従来よりも落橋防止構造を簡単化できるので、工事
費が安くなり、経済性に優れる。
【0048】請求項3に係る発明の懸垂形モノレール用
軌道桁支持構造は、中間支柱横梁を介して箱型の軌道桁
の中間部を支持する中間支柱と、端支柱横梁を介して互
いに連なる2つの軌道桁の端部を支持する端支柱を具備
する懸垂形モノレール用軌道桁支持構造において、中間
支柱横梁の下面に軌道桁の上面が固着されていること、
及び、端支柱横梁は、2つの軌道桁の端部上面にそれぞ
れ設けられた端支点梁の間に挟まれるように端支柱に設
けられた上梁部分と、上梁部分の先端に垂下して連結さ
れた縦梁部分と、縦梁部分の下端に軌道方向に沿って連
結された受け梁部分と、上梁部分より下側にて端支柱に
軌道方向に沿って取り付けられた受け梁部分を有し、各
受け梁部分の上面に設置された沓に各軌道桁の端支点梁
が載置されたことを特徴としているので、中間支柱横梁
及び端支柱梁の寸法が従来よりも小さくなる。従って、
目立たないと共に軌道桁連続性を生かすことができ、美
観的に優れる。また、中間支柱横梁及び端支柱横梁の寸
法が小さい分、従来に比べて重量も軽くなるので、工事
費が安くなり、経済性に優れる。更に、中間支柱横梁で
軌道桁を支持するのに沓が不要であるから、工事費が安
くなり、経済性に優れる。更にまた、軌道桁が中間支柱
横梁から落橋する恐れは無く、中間支柱横梁または中間
支柱と軌道桁を連結する落橋防止部材は必ずしも必要で
はないので、工事費が安くなり、経済性に優れる。また
更に、端支柱横梁からの軌道桁の落橋防止は、軌道桁が
端支柱横梁から離れる方向のみ考慮すれば良くなり、従
来よりも落橋防止構造を簡単化できるので、その分工事
費が安くなり、経済性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る懸垂形モノレール
の外観の斜視図。
【図2】本発明の一実施形態例に係る軌道桁の構造例の
断面図。
【図3】本発明の一実施形態例に係る軌道桁の支点を模
式的に示す図。
【図4】本発明の一実施形態例に係る中間支柱横梁の横
断面図。
【図5】本発明の一実施形態例に係る端支柱横梁付近の
横断面図。
【図6】図5に示す端支柱横梁付近の側面図。
【図7】従来の懸垂形モノレールの外観の斜視図。
【図8】従来の中間支柱横梁及び端支柱横梁の横断面
図。
【符号の説明】
1、2、3、4 軌道桁 5 中間支柱 6 端支柱 7 中間支柱横梁 8 端支柱横梁 9 走行路 10 車両 11 車輪 12 軌条 13 支持部材 14 開口部 15 中間支点 16、17 端支点 18、19 端支点梁 20 上梁部分 21、22 縦梁部分 23、24、25、26 受け梁部分 27 沓 28 ロッド 29 補強部材 101 中間支柱横梁 102 端支柱横梁 103、104 中間支点梁 105、106 端支点梁 107 上梁部分 108、109 縦梁部分 110、111、112、113 下梁部分 114 沓 115 上梁部分 116、117 縦梁部分 118、119、120、121 下梁部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 七浦 恒康 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 小島 実 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 冨田 昇 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 梅津 省吾 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 工藤 祐琢 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2D056 FA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間支柱横梁を介して箱型の軌道桁の中
    間部を支持する中間支柱と、端支柱横梁を介して互いに
    連なる2つの軌道桁の端部を支持する端支柱を具備する
    懸垂形モノレール用軌道桁支持構造において、中間支柱
    横梁の下面に軌道桁の上面が固着されていることを特徴
    とする懸垂形モノレール用軌道桁支持構造。
  2. 【請求項2】 中間支柱横梁を介して箱型の軌道桁の中
    間部を支持する中間支柱と、端支柱横梁を介して互いに
    連なる2つの軌道桁の端部を支持する端支柱を具備する
    懸垂形モノレール用軌道桁支持構造において、端支柱横
    梁は、2つの軌道桁の端部上面にそれぞれ設けられた端
    支点梁の間に挟まれるように端支柱に設けられた上梁部
    分と、上梁部分の先端に垂下して連結された縦梁部分
    と、縦梁部分の下端に軌道方向に沿って連結された受け
    梁部分と、上梁部分より下側にて端支柱に軌道方向に沿
    って取り付けられた受け梁部分を有し、各受け梁部分の
    上面に設置された沓に各軌道桁の端支点梁が搭載された
    ことを特徴とする懸垂形モノレール用軌道桁支持構造。
  3. 【請求項3】 中間支柱横梁を介して箱型の軌道桁の中
    間部を支持する中間支柱と、端支柱横梁を介して互いに
    連なる2つの軌道桁の端部を支持する端支柱を具備する
    懸垂形モノレール用軌道桁支持構造において、中間支柱
    横梁の下面に軌道桁の上面が固着されていること、及
    び、端支柱横梁は、2つの軌道桁の端部上面にそれぞれ
    設けられた端支点梁の間に挟まれるように端支柱に設け
    られた上梁部分と、上梁部分の先端に垂下して連結され
    た縦梁部分と、縦梁部分の下端に軌道方向に沿って連結
    された受け梁部分と、上梁部分より下側にて端支柱に軌
    道方向に沿って取り付けられた受け梁部分を有し、各受
    け梁部分の上面に設置された沓に各軌道桁の端支点梁が
    搭載されたことを特徴とする懸垂形モノレール用軌道桁
    支持構造。
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