JP2000118129A - インクジェット記録要素 - Google Patents

インクジェット記録要素

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JP2000118129A JP11296163A JP29616399A JP2000118129A JP 2000118129 A JP2000118129 A JP 2000118129A JP 11296163 A JP11296163 A JP 11296163A JP 29616399 A JP29616399 A JP 29616399A JP 2000118129 A JP2000118129 A JP 2000118129A
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクからの液体吸収能力に優れてインクの
速乾性を有し、隣接する二色間のブリードが排除され、
かつ、着色量を最上層部に保持して光沢性に優れるイン
クジェット記録要素を提供する。 【解決手段】 以下の層を、その記載順に含むインクジ
ェット記録要素。 I)溶媒吸収性の多孔質材料からなる支持体、および II)次式を有するビニルラテックスポリマーを含む画像
記録層。 【化1】 (式中、A:親水性ビニルモノマー、B:疎水性ビニル
モノマー、C:カチオンモノマー;x=10〜80モル
%、y=10〜80モル%、z=2〜20モル%)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、高い光学
濃度、優れた画質、高光沢および速乾性を有するプリン
ト画像を得るインクジェット画像記録要素に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なインクジェット記録またはプリ
ントシステムでは、媒体上に画像を作成するため、イン
ク小滴が、記録要素または媒体に向けて高速でノズルか
ら発射される。インク小滴、即ち記録液には、一般に、
色素または顔料のような記録剤および大量の溶媒が含ま
れる。溶媒、即ちキャリヤー液体は、典型的に水、一価
アルコール、多価アルコールのような有機物質、または
これらの混合物から構成されている。
【0003】インクジェット記録要素には、典型的に、
少なくともその一面にインク受容層、即ち画像記録層を
有する支持体が含まれ、そして、不透明支持体を有する
反射視認を意図したもの、および透明支持体を有する透
過光による視認を意図したものが含まれる。
【0004】インクジェット装置に使用するための広範
囲の異なるタイプの画像記録要素がこれまで提案されて
きたが、当該技術分野には多くの未解決の問題があり、
また、知られた製品にはその商業上の有用性を厳しく制
限してきた多くの欠陥がある。インクジェット記録用の
画像記録媒体即ち要素に対する要求は、非常に厳しいも
のがある。
【0005】そのような画像記録要素上に写真品質の画
像を達成し、かつ維持するために、インクジェット記録
要素は、次の要件を有していなければならないことがよ
く知られている。 ・容易に湿潤して、不均質な濃度をもたらす液溜まり、
即ち、隣接するインクドットの合体が全く無いこと。 ・画像のブリードを全く示さないこと。 ・最大のプリント光学濃度を与えること。 ・次のプリントまたは他の表面に対して積み重ねられる
ときに要素同士の結合が避けられるように、高濃度のイ
ンク吸収性と速乾性を示すこと。 ・高レベルの光沢を与え、かつ光沢ムラが避けられるこ
と。 ・クラック、剥離、コームライン等のような、支持体お
よび/または層との間の相互作用に起因する不連続性ま
たは欠陥を全く示さないこと。 ・画像域での焦点ボケ、またはフェロ焼け効果をもたら
す結果となる色素の結晶化を引き起こす、未吸収色素の
自由表面での凝結を許さないこと。 ・水または昼光、タングステン光あるいは蛍光による放
射との接触による退色を避けるための最適な画像堅牢性
を有すること。
【0006】塗膜は、典型的に、光沢とインクの有効寿
命(着色剤に対するバリヤー)が要求されるときに紙に
塗布される。かかる塗膜は、着色剤が艶消仕上を生じさ
せて浸透しないように、インクの溶媒に不溶性であるよ
うに設計される。しかし、そのようなアプローチは、ま
た、溶媒がインクから紙へ移行するルートがなくなるの
で、プリント画像の乾燥が容易でなくなる。
【0007】インクジェット記録要素に多孔質材料を使
用することは、効果的な乾燥が得られるその液体吸収能
力のために、望ましい。この速い乾燥時間によってプリ
ントの効能を向上し、多くの場合にプリントにおける二
つの隣接色のブリードを取り除くことでプリントの品質
を改善することができる。
【0008】WO97/33758には、多孔質の支持
体に塗布されたときに、インクが直接多孔質の支持体表
面にプリントされるときよりも一層高い光学濃度が見込
まれる種々の溶液ポリマーが開示されている。
【0009】1997年3月発行の Research Disclosu
re, 39524は、紙および板紙用の総ラテックス塗膜
に関する。それには、また、これらの総ラテックス塗膜
がインクジェットの用途に使用されてもよいことが開示
されている。しかし、この文献には、そこで用いられる
特定のラテックスポリマーについての教示は何もない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】WO97/33758
の溶融ポリマーには、それが高膨潤性であるがために、
着色剤が塗膜表面から塗膜中に移動して低光学濃度を引
き起こすという問題がある。顔料着色剤が用いられる場
合には、画像域にクラックが生じることもありうる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以下の
層を記述される順に含むインクジェット記録要素が提供
される。 I)溶媒吸収性の多孔質材料からなる支持体、および II)次式:
【化2】 (式中、Aは、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロ
キシエチルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル
酸、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリルア
ミドまたはヒドロキシエチルアクリルアミドのような、
親水性ビニルモノマーであり;Bは、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチ
ルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタク
リレート、イソプロピルアクリレート、シクロヘキシル
アクリレート、ノルボルニルアクリレート、酢酸ビニ
ル、ビニルネオデコネートまたはスチレンのような、疎
水性ビニルモノマーであり;Cは、塩化トリメチルアン
モニウムエチルアクリレート、トリメチルアンモニウム
エチルアクリレートメチルスルフェート、塩化トリメチ
ルアンモニウムメチルアクリレート、トリメチルアンモ
ニウムエチルメタクリレートメチルスルフェート、塩化
メチルビニルピリジニウム、沃化メチルイミダゾリウム
または塩化トリメチルアンモニウムエチルアクリルアミ
ドのような、カチオンモノマーであり;xは、10〜8
0モル%であり;yは、10〜80モル%であり;そし
て、zは、2〜20モル%である。)を有するビニルラ
テックスポリマーを含む画像記録層。
【0012】本発明の記録要素は、インクからの液体を
吸収する能力を備え、それによってプリント後にインク
の速乾性を確保して、二つの隣接する色の間でのブリー
ドを排除する。更に、その画像記録層は、要素の表面部
分に着色剤を保持して高い色濃度が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施態様では、
AがpH2で非イオン性である親水性ビニルモノマーであ
る。その他の好ましい実施態様では、Aがアクリルモノ
マーである。更に、その他の好ましい実施態様では、B
がアクリルモノマーである。また、その他の好ましい実
施態様では、xが20〜50モル%で、yが50〜70
モル%で、そしてzが5〜15モル%である。
【0014】本発明で有用なビニルラテックスポリマー
の例には、以下のものを含む。
【化3】
【0015】
【表1】
【0016】上記ポリマー1〜6および8におけるC
は、トリメチルアンモニウムエチルメタクリレートの塩
化物塩:CH2 CH(CH3)COOC2 4 N(CH3)
3 ・Clであり、そしてzは10である。ポリマー7に
おけるCは、トリメチルアンモニウムエチルアクリレー
トメチルスルフェート塩:CH2 CHCOOC2 4
(CH3)3 ・(OSO3 CH3)であり、zは10であ
る。
【0017】いかなる支持体または基体も、それが多孔
質であれば、本発明の記録要素に使用してよい。支持体
材料は、速いプリント乾燥の効果を与えるために、イン
クからの液体が自由表面より速やかに運び去られるよう
に多孔質でなければならない。例えば、カレンダー掛け
した、あるいはカレンダー掛けしないパルプ基紙、キャ
ストコート紙あるいはクレーコート紙、および綿、ナイ
ロン、ポリエステル、レーヨン等のような織布が用いら
れてよい。本発明の好ましい実施態様では、支持体が紙
である。
【0018】本発明のその他の好ましい実施態様では、
支持体が、 (a)ポリオレフィンのマトリクス; (b)好ましくは、少なくとも50重量%が珪質粒子で
あり、充填剤粒子はマトリクス全体にわたって分布され
て、40〜90重量%の微孔質材料を構成している、微
粉砕された実質的に水不溶性の充填剤粒子;および (c)実質的に微孔質材料全体にわたって連通し、その
孔が微孔質材料の35〜95容量%を構成している連続
孔の網状構造、を含む多孔質材料である。
【0019】本発明で有用な好適なポリオレフィンに
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテ
ン、およびそれらの混合物が含まれる。エチレンとプロ
ピレンの共重合体を含むポリオレフィン共重合体も、ま
た有用である。好ましいポリオレフィン材料には、少な
くとも10dL/gの固有粘度を有する本質的に線状の超
高分子量(UHMW)のポリエチレン、少なくとも6dL
/gの固有粘度を有する本質的に線状のUHMWプロピ
レン、またはそれらの混合物が含まれる。
【0020】本発明で使用されてよい多孔質または微孔
質のポリエチレンを製造するための多くの方法が知られ
ている。かかる方法は、WO97/22467および米
国特許第5,605,750号および同第5,244,
861号明細書によって例示されている。
【0021】本発明の記録要素に使用される微孔質材料
の多くは、商業的に入手可能である。例えば、Tesl
in(登録商標)の商品名の下にペンシルベニア州ピッ
ツバーグのPPG社により市販されるポリエチレンポリ
マー含有材料、Tyvek(登録商標)合成紙(DuPont
社)、天然パルプ紙、およびOPPalyte(登録商
標)フィルム(Mobil Chemical社)および上記した米国
特許第5,244,861号明細書に挙げられたその他
の複合フィルムが含まれる。
【0022】本発明で使用される微孔質材料のマトリク
スは、押出し加工され、カレンダー掛けされ、プレス加
工され、またはロール掛けされて、フィルム、シート、
ストリップまたはウェブにされてよい多孔質ポリオレフ
ィンからなる。
【0023】本発明に有用な微孔質材料に存在するが、
微粉砕された実質的に水不溶性の充填剤粒子は、極限粒
子、極限粒子の凝集体、あるいは両者の組合わせの形態
であってよい。一般に、微孔質材料を製造するのに用い
られる少なくとも90重量%の珪質粒子は、5〜40μ
m、好ましくは10〜30μmの範囲の総粒度を有す
る。充填剤の凝結体のサイズは、微孔質材料を調製する
ための成分の処理中に減少するものと思われている。し
たがって、微孔質材料の総粒度の分布は、原料珪質充填
剤自体でのものより小さくてよい。
【0024】本発明で有用な好適な珪質粒子の例には、
シリカ、雲母、モンモリロナイト、カオリナイト、アス
ベスト、タルク、珪藻土、バーミキュライト、天然およ
び合成ゼオライト、セメント、珪酸カルシウム、珪酸ア
ルミニウム、珪酸アルミニウムナトリウム、ポリ珪酸ア
ルミニウム、シリカアルミナゲルの粒子、およびガラス
粒子が含まれる。好ましい実施態様では、沈降シリカ、
シリカゲル、またはフュームドシリカのようなシリカ、
および粘土が使用される。
【0025】珪質粒子に加えて、微粉砕された、実質的
に水不溶性の非珪質充填剤粒子が、また使用されてもよ
い。このような選択的な非珪質の充填剤粒子の例には、
酸化チタン、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化アンチモ
ン、ジルコニア、マグネシア、アルミナ、二硫化モリブ
デン、硫化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸ストロンチウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウ
ムの粒子、並びにエチレンビス(テトラ−ブロモフタル
イミド)、オクタブロモジフェニルオキシド、デカブロ
モジフェニルオキシド、およびエチレンビスジブロモノ
ルボルナンジカルボキシイミドの粒子のような微粉砕さ
れた実質的に水不溶性の難燃性充填剤粒子が含まれる。
【0026】微孔質材料に存在するように、微粉砕され
た実質的に水不溶性の非珪質充填剤粒子は、極限粒子、
極限粒子の凝集体、またはこれらの組合わせの形態であ
ってよい。一般に、この微孔質材料の製造に使用される
少なくとも75重量%の非珪質充填剤粒子は、0.1〜
40μmの範囲の総粒度を有する。
【0027】支持体は、適当には50〜500μm、好
ましくは75〜300μmの厚さからなる。酸化防止
剤、帯電防止剤、可塑剤、およびその他公知の添加剤
が、所望の場合に、支持体中に含まれてよい。
【0028】支持体に対する画像記録層の付着性を改善
するため、支持体表面が、画像記録層を塗布する前にコ
ロナ放電処理に付されてよい。
【0029】更に、ハロゲン化フェノールまたは部分加
水分解された塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体から形成
される層のような下塗り層が、溶媒吸収層の付着性を増
すために、支持体表面に塗布されてもよい。下塗り層が
用いられる場合には、それは2μm未満の厚さ(つま
り、乾燥塗布厚さ)を有しなければならない。
【0030】ラテックス塗膜が、各画像形成表面に係る
所望の光沢および画質によって、支持体材料の片面また
は両面に塗布されてよい。ラテックス塗膜は、プリント
処理に用いられるインクの正確な配合によって左右され
るインクの吸収を更にコントロールし易くするために、
任意の数の所望層で順次上塗りされてもよい。かかるオ
ーバーコートは、ラテックスの基層と同時に塗布されて
もよいし、あるいは、必要によりその後の工程で塗布さ
れてもよい。
【0031】ラテックスポリマーは、種々の周知な方法
のいずれかによって支持体上に塗布されてよい。典型的
に、このような塗膜は、ビーズ塗布、巻きワイヤロッド
塗布、グラビア塗布、リバースロール塗布、ナイフまた
は浸漬塗布、カーテン塗布等によって塗布される。かか
る塗布方法の記載は、 Edgar B. Gutoffおよび Edward
D. Coher著の「Coating and Drying Defects(塗布およ
び乾燥の欠陥)」に見られる。
【0032】塗布後に、塗膜またはオーバーコートを含
む塗膜群は、必要な場合に十分硬化され(冷却硬化、加
熱硬化、化学硬化剤の適用のいずれかにより)、更に乾
燥されて、水を取り除きかつラテックスが凝集される程
度までラテックスを凝集させることが必要である。例え
ば、ポリマーラテックスの付着量が少な過ぎると、効果
的に凝集が起こるような十分に密接した粒子を殆んど残
さないで、ポリマーラテックスが基体の孔にしみ込み始
めることがある。このようなシナリオは、インクの乾燥
時間が速くなるように、単に支持体の孔の一部だけが塞
がれることを望む場合には、特に有用であるかもしれな
い。
【0033】ポリマーラテックスは、それが安定に保持
されるいずれかの液体から塗布されるとうまくいくが、
水は、その無毒性のために好ましい塗布溶媒である。塗
布組成物は、特定の乾燥付着量を得るように所望の固体
含有量で配合されてよいが、湿潤付着量が少なくて塗膜
を効果的に乾燥するのに必要なエネルギーと時間が少な
くてよいように、その固体の粘性が比較的に低い場合で
あれば、ポリマー粒子は50重量%までの高い固体含量
から塗布されてもよい。好ましい組成物では水中に10
〜20重量%の固体の範囲である。塗工の技術分野で公
知の添加剤、例えば、界面活性剤、滑剤、消泡剤、艶消
粒子、凝集助剤、架橋剤等がその塗布配合物に含まれて
もよい。
【0034】塗布層の乾燥付着量は必要に応じて変えて
よいが、塗布付着量が高ければそれだけ光沢性の大きい
塗膜が得られる。ポリマーラテックス層の乾燥付着量
は、0.50〜10.0g/m2 でなければならない
が、より好ましくは、2.0〜5.0g/m2 である。
【0035】オーバーコート材料は、必要な場合には、
画像形成要素のインク受容性を一層高めなければならな
い。典型的に、光沢インクの受容層は、感知される品質
の観点から好ましく、そして、いくつかのタイプの光沢
のあるインク受容層が開示されてきた。水性インクの吸
収性を高めるために、インクには、天然の親水性コロイ
ドおよびゼラチン、アルブミン、グアーガム、キサンタ
ンゴム、アラビアゴム、キトサンのようなゴム、澱粉お
よびその誘導体等が含まれるが、これらのものに限定さ
れない。機能蛋白、機能ゴムおよび澱粉、並びにセルロ
ースエーテルおよびその誘導体のような天然ポリマーの
誘導体も、また、光沢のあるインク受容層中に成功裡に
実証されている。合成ポリマーも、また良好な画像形成
性を示す。このような材料の具体例には、ポリビニルオ
キサゾリンおよびポリビニルメチルオキサゾリン、ポリ
オキシド、ポリエーテル、ポリ(エチレンイミン)、ポ
リ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、ポリアクリ
ルアミドおよびポリビニルピロリドンを含むn−ビニル
アミド、並びにポリ(ビニルアルコール)、その誘導体
および共重合体が含まれる。材料およびその水吸収特性
は、「Water-Soluble Synthetic Polymers Properties
and Behavior(水溶性合成ポリマーの特性と挙動)、第
1,2巻」、Philip Molyneux, CRC Press社、1984
年発行に記載されている。
【0036】本発明の目的に係るポリマーラテックス粒
子は、乳化重合の結果に関連する。これには、水中に懸
濁する固体ポリマー粒子と、反応の終りに水中に存在し
てもよい何らかの水溶性ポリマーの両者が含まれる。ビ
ニルモノマーの乳化重合は、文献に十分記載されてい
る。LovellおよびEl-Asser共著のEmulsion Polymerizat
ion and Emulsion Polymer(乳化重合とエマルジョンポ
リマー)、およびその他のテキストには、種々のモノマ
ー、開始剤、界面活性剤および反応手順が記載されてい
る。これらのテキスト中に教示されていないことの中に
は、塗膜における光沢性のコントロールがある。
【0037】任意に、追加的なバッキング層または塗膜
が、記録要素の機械取扱い性を改善するため、摩擦およ
びその固有抵抗等を制御するために、支持体の裏面(つ
まり、画像記録層が塗布される側と反対の支持体の面)
に塗布されてもよい。典型的に、そのバッキング層にバ
インダーおよび充填剤が含まれてもよい。典型的な充填
剤には、無定形シリカおよび結晶性シリカ、ポリ(メチ
ルメタクリレート)、中空球ポリスチレンビーズ、微結
晶セルロース、酸化亜鉛、タルク等が含まれる。バッキ
ング層に充填される充填剤は、一般に、バインダー成分
の2重量%未満であり、その充填剤材料の平均粒度は5
〜15μm、好ましくは5〜10μmの範囲である。バ
ッキング層に用いられる典型的なバインダーは、アクリ
レート、メタクリレート、ポリスチレン、アクリルアミ
ド、ポリ(塩化ビニル)−ポリ(酢酸ビニル)共重合
体、ポリ(ビニルアルコール)、セルロース誘導体等の
ようなポリマーである。更に、帯電防止剤も、記録要素
の静電障害を防止するため、バッキング層に含まれてよ
い。特に好適な帯電防止剤は、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸のナトリウム塩、オクチルスルホン酸のカリウム
塩、オリゴスチレンスルホン酸のナトリウム塩、ラウリ
ルスルホコハク酸のナトリウム塩等のような化合物であ
る。帯電防止剤は、バインダーの重量に対して、0.1
〜15重量%の量でバインダー組成物に加えられてよ
い。
【0038】画像記録層は、意図する目的に有効である
いかなる量で存在してもよい。一般に、0.5〜20g
/m2 、好ましくは1〜10g/m2 の量(これらは、
0.5〜20μm、好ましくは2〜10μmの乾燥厚さ
に相当する)で存在してよい。
【0039】本発明では、インクが個々の小滴の形態で
インクジェットプリンターのノズルから噴射されると、
その小滴が画像記録層を通過する。この画像記録層に
は、インクのほとんどの色素が保持されるか、またはイ
ンクの残留色素と溶媒もしくはキャリヤーの部分が画像
記録層を自由に通過してこれらが多孔質または微孔質材
料によって速やかに吸収される溶媒吸収層に達する間
に、その残留色素が媒染処理される。このようにして、
大量のインクが本発明の記録要素によって速やかに吸収
され、それにより優れた光学濃度と良好な色域を有する
高品質の記録画像を生じさせる。
【0040】本発明の記録要素の画像形成に用いられる
インクジェット用のインクは、当該技術分野で周知であ
る。インクジェットのプリントに使用されるインク組成
物は、典型的に、溶媒またはキャリヤー液体、色素また
は顔料、保湿剤、有機溶媒、洗浄剤、増粘剤、保恒剤等
を含む液体組成物である。溶媒またはキャリヤー液体
は、単に水であってもよく、また、多価アルコールのよ
うなその他の水混和性の溶媒と混合された水であっても
よい。多価アルコールのような有機物質が主体であるキ
ャリヤーまたは溶媒の液体も使用されてよい。特に、水
と多価アルコールの混合溶媒は有用である。このような
組成物に用いられる色素は、典型的に、水溶性の直接型
または酸型の色素である。かかる液体組成物は、例えば
米国特許第4,381,946号、同第4,239,5
43号および同第4,781,758号明細書を含む先
行技術に広く記載されている。
【0041】こゝで開示した記録要素は、主として、イ
ンクジェットプリンター用に有用なものとして言及して
きたが、これらは、また、ペンプロッター装置用の記録
媒体としても使用できる。ペンプロッターは、インク溜
めと接続した一束の毛管からなるペンを用いて、記録媒
体の表面に直接書くことにより作動する。
【0042】本発明の記録要素に使用される画像記録層
には、また、本発明に用いられる記録要素の非粘着性に
寄与し、その耐汚れ防止性をコントロールするための、
二酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、およびポリマービー
ズ、例えば架橋ポリ(メチルメタクリレート)またはポ
リスチレンのビーズのような艶消剤;インク吸収性樹脂
または該層の熟成挙動を改善させ、そこに続いて塗布さ
れるインクの吸収と乾燥を促進させ、インク受容層の表
面均一性を高め、かつ乾燥塗膜の表面張力を調整させる
ための、非イオン性の炭化水素または弗素化炭素の界面
活性剤、または第4級アンモニウム塩のようなカチオン
性界面活性剤;蛍光色素;pH調整剤;消泡剤;滑剤;保
恒剤;粘度調整剤;色素定着剤;防水剤;分散剤;UV
吸収剤;防カビ剤;媒染剤;帯電防止剤;酸化防止剤;
光学増白剤等を含む、種々の公知な添加剤が含まれても
よい。かかる添加剤は、達成すべき目的に従って、公知
の化合物または物質から選ばれてよい。
【0043】
【実施例】以下の実施例により、本発明を説明する。
【0044】ポリマーラテックスの合成 ポリマー1を、オーバーヘッド撹拌機と添加/導入アダ
プターを備えた1Lの3口反応フラスコ内で、250mL
の蒸溜水を窒素でパージすることによって製造した。 A
rmak Chemicals社より入手可能なEthoquod(登
録商標)O/12(1.26g)を窒素でパージされた
水に添加した。次いで、反応フラスコを暖めて、80℃
に保持した。蒸溜水115mLを、オーバーヘッド撹拌機
とポンプを備えた2Lの3口添加ロート内に窒素でパー
ジした。窒素でパージした水に、1.26gのEtho
quod(登録商標)O/12、トリメチルアンモニウ
ムエチルアクリレート、ハイドロクロリド塩(20.8
g、0.1モル)、ブチルアクリレート(77g、0.
6モル)、メチルメタクリレート(15g、0.15モ
ル)およびメタクリル酸(13g、0.15モル)をこ
の順に加えた。このモノマーを水および界面活性剤と共
に15分間撹拌した。開始剤、2,2′−アゾビス(2
−メチルプロピオンアミジン)−ジヒドロクロリド
(1.26g)を、反応フラスコに添加して、直ちに7
mL/分の速度でモノマーの添加を開始した。モノマーの
添加が完了したとき、他の1.26gの開始剤を反応フ
ラスコに加えて、反応混合物を80℃で2時間撹拌し
た。次いで、フラスコを加熱から解放し、ポリプロピレ
ンフィルター媒体を通して濾過する前に冷却した。この
ラテックスは、24.1%の固体であり、210nmの粒
度を有していた。単離したポリマーは、21℃のTgを
有していた。
【0045】ポリマー2を、両反応容器とモノマー供給
量で、1.7gの同じ界面活性剤、2.4gの同じ開始
剤および次のモノマーと供給量:ブチルアクリレート
(154g、1.2モル);メタクリル酸(52g、
0.6モル);トリメチルアンモニウムエチルアクリレ
ート、ヒドロクロリド塩(52g、0.2モル)を用い
たことを除き、ポリマー1と同じ方法で製造した。得ら
れたラテックスは、24.5%の固体であり、108nm
の粒度を有していた。単離したポリマーは、4℃のTg
を有していた。
【0046】実施例1〜4−本発明 インクの製造手順: ミル粉砕 ポリマービーズ、50μmの平均直径(粉砕媒体) 325.0g Black Pearls 880(キャボットケミカル社) 30.0g (C.I.顔料Black7) オレイルメチルタウリン(OMT)のナトリウム塩 10.5g 脱イオン水 209.5g Proxel(登録商標)GLX殺生剤 0.2g (Zereca Colours)
【0047】上記成分を、Morehonse-Cowles Hochmeyer
により製作された高エネルギー媒体ミルを用いて微粉砕
した。ミルを室温で8時間稼動させた。粒度分布を、Le
eds& Northrupの超粒度アナライザー(UPA)を用い
て決定した。その微粉砕物のD50(粒子の50%が、
この値より小さい)は、0.080μmであった。
【0048】インクを、最終配合物が以下の量(重量
%)を含むように、上記微粉砕物から配合した。 顔料:2.15% OMT:0.54% Proxel GXL:31ppm Strodex(登録商標)PK−90(Dexter Chemi
cals社):0.30% ジエチレングリコール:12.0% トリエタノールアミン:pHを8.0に上げるのに必要な
量 高純水:残余
【0049】本発明のポリマー1および2を、多孔質
で、空隙のあるポリエチレン(Teslin(登録商
標)SPID、PPG社)上に直接ビーズ塗布して、
4.3g/m2 の乾燥付着量の薄膜を形成した。それら
を強制空気加熱によって完全に乾燥させた。
【0050】これらに、Eastman Kodak Digital Scienc
e 2042プリンターを用いて、上記顔料系黒色インク
を使用して画像形成した。未プリントの領域の光沢を、
プリント法線に対し85°の入射角に設置したBYK−
Gardnerミクロ光度計を用いて測定した。プリン
ト黒色パッチの光学濃度を、X式濃度計を用いて測定し
た。結果を以下の表1に示す。
【0051】実施例5〜12−比較または対照 実施例1を、次の比較または対照ポリマーを用いて繰り
返した。 PVA:ポリビニルアルコール、Elvanol 52
/22(Du Pont 社) PVP:ポリビニルピロリドン、PVP K90(Inte
rnational SpecialtyProducts社)(WO97/337
58前記参照) PAAm−COOH:カルボキシル化ポリアクリルアミ
ド(Aldrich Chemical社) 澱粉:EC0ポリサッカライド樹脂(Lorama Chemical
社) ペクチン:実用等級(Acros Organic 社) FlocAid 19:カチオン系変性アクリル分散液
(Alco Chemical 社) Witco W213:ポリウレタンラテックス(Witc
o 社)(疎水性ラテックスポリマー)
【0052】以下の結果を得た。
【表2】 *プリント領域の光学濃度は、激しいブリードおよびイ
ンク溜りのため測定しなかった。
【0053】上記結果によれば、本発明の材料を使用し
たものは、ラテックス材料でないか、あるいは疎水性ラ
テックス材料である比較および対照材料に比して、結果
的に高い光沢度とプリント光学濃度とが共に得られたこ
とを示している。
【0054】実施例13〜17 記載される数例の場合に、追加の層を第2の塗工操作で
塗布したことを除いて、前記のものと同様のTesli
n SPID(登録商標)の多孔質支持体上に、本発明
の実施例13〜15を準備した。本発明の画像記録層
は、前記したような4.3g/m2 のポリマー2を含ん
でいた。比較例16および17では、下記に示すよう
に、本発明のオーバーコート層または画像記録層の有る
ものおよび無いものを準備した。 オーバーコートA:20重量%のメチルセルロース(M
ethocel(登録商標)A4M、Dow Chemical社)
と80重量%のカチオン系変性ヒドロキシエチルセルロ
ース(Quatrisoft(登録商標)LM200、
Amerchol社)との組成物1.1g/m2 オーバーコートB:90重量%のゼラチン(写真等級石
灰処理オセインゼラチン、 Eastman Gelatin社)と10
重量%のco−ポリ(N−ビニルベンジル−N,N,N
−トリメチルアンモニウムクロリド−co−エチレング
リコールジメタクリレート)93/7モル比との組成物
3.3g/m2
【0055】100%よこ糸のパッチを、Novaje
t(登録商標)プリンター上にEncad(登録商標)
GAを色素系インクを用いて、各原色についてプリント
した。各パッチの光学濃度を、X式濃度計を用いて測定
した。以下の結果を得た。
【0056】
【表3】
【0057】上記の結果によれば、本発明の材料を使用
すると、比較の要素に比して、結果的により高い光学濃
度が得られることを示している。
【0058】実施例18〜22 以下の実施例には、パルプ紙上に塗布されたときの本発
明の有効性が示されている。用いられた紙は、カレンダ
ー掛けされた157μmの厚さを有する30ポンドの支
持体のパルプ紙であった。基層を塗布して、前述したよ
うに空隙のあるポリエチレン(Teslin(登録商
標))支持体が2.2g/m2 の乾燥付着量を得るよう
に乾燥した。
【0059】次の比較材料を用いた。 AQ 55:スルホン化ポリエステル分散液(Eastman
Chemicals 社)。 次の対照材料を用いた。 Chromaset(登録商標)600:スチレン−ア
クリル分散液(Hercules社)(疎水性ラテックス)。
【0060】各ケースにおいて、オーバーコートは、第
2次塗布工程で塗布した。オーバーコートは、その層が
同時に塗布された二層系を含む。前述した基層と接して
いる下層のほとんどは、前記の「オーバーコートB」の
組成からなり、一方、その上層は、前記の「オーバーコ
ートA」の組成からなる。下層のほとんどのオーバーコ
ート層の乾燥付着量は8.6g/m2 であり、最上層の
オーバーコート層の乾燥付着量は1.1g/m2 であ
る。各塗布層の組合わせに関して、紙の法線に対して6
0°および85°での光沢度を測定した。以下の結果を
得た。
【0061】
【表4】
【0062】上記の結果によれば、本発明による材料の
使用により、着色バリヤー層を全く使用しない場合、あ
るいは比較例または対照例の疎水性ラテックスポリマー
を使用する場合よりも、一層高い光沢性が得られたこと
が示されている。
【0063】
【発明の効果】本発明の記録要素によれば、プリント後
のインクの速乾性を確保する、インクからの液体の吸収
能力が提供され、かつ、二色の隣接する色間のブリード
が排除される。更に、その画像記録層には、該要素の最
上層部分に着色料を保持して、高い色濃度が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリザベス ジー.バーンズ アメリカ合衆国,ニューハンプシャー 03079,セーレム ピー.オー.ボックス 30 (72)発明者 ジョン ディシロ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14625, ロチェスター,ロスブルック ドライブ 84

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の層を記載順に含んでなるインクジ
    ェット記録要素: I)溶媒吸収性の多孔質材料からなる支持体、および II)次式: 【化1】 (式中、Aは、親水性ビニルモノマーであり;Bは、疎
    水性ビニルモノマーであり;Cは、カチオンモノマーで
    あり;xは、10〜80モル%であり;yは、10〜8
    0モル%であり;そして、 zは、2〜20モル%である。)を有するビニルラテッ
    クスポリマーを含む画像記録層。
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