JP2000118036A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000118036A
JP2000118036A JP10291639A JP29163998A JP2000118036A JP 2000118036 A JP2000118036 A JP 2000118036A JP 10291639 A JP10291639 A JP 10291639A JP 29163998 A JP29163998 A JP 29163998A JP 2000118036 A JP2000118036 A JP 2000118036A
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Yasuhiro Oda
康弘 織田
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアオーバによる中間調画像の画像ぬけ
が防止され、かつ粒状性の優れたざらつき感にない画像
を得ることのできる画像形成装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 第1の光ビームの出力エネルギをEE1
とし、第2の光ビームの出力エネルギをEE2とし、感
光体の光電位減衰特性における、帯電された表面電位を
50%減衰させるに要する露光エネルギをE50とし、
帯電された表面電位を10%減衰させるに要する露光エ
ネルギをE10としたときに、 E10/E50≧EE2/EE1−0.2 なる関係を満たすようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタや複写機などに用いられる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタや複写機の分野で、文字
や絵などを表わす画像情報に応じて変調された光ビーム
を感光体上に照射して感光体上に静電潜像を形成し、そ
の静電潜像をトナーで現像して可視画像を形成する、い
わゆるディジタル電子写真方式の画像形成装置が広く用
いられている。
【0003】このようなディジタル画像形成装置におい
て、白と黒の二値画像を形成する場合のみならず中間調
を持った画像を形成する場合も、光ビームを高速でオン
オフし、いわゆる網点構造や万線構造の静電潜像を形成
することにより中間調を表現する方法が従来から知られ
ている。この方法はアルゴリズムも比較的簡易であり、
また低コストで実現できるため、ディジタル電子写真方
式のプリンタや複写機に広く採用されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、いわゆる
網点構造や万線構造の静電潜像を形成することにより中
間調を表現する方式においては、画像中の低濃度部(ハ
イライト部)から高濃度部まで、一定の光ビームスポッ
ト径、かつ、単位長あたり一定のドット数ないし線数で
潜像形成が行われる。このため、ハイライト部での露光
プロファイルは、露光エネルギがオンオフのように二値
的(ディジタル的)には変化せずに、コントラストが低
下した中間的(アナログ的)な露光エネルギ分布を持っ
た露光プロファイルとなり、さらに、露光量自体も少な
いことからドットや万線の再現性が乏しく、粒状性の低
いざらついた画像となり、また、温湿環境の変化により
階調表現が不安定になりやすいという問題がある。
【0005】そこで、ハイライト部での露光プロファイ
ルのコントラストを向上するために、単位長あたりのド
ット数ないし線数を少なくして潜像形成を行うことが考
えられるが、この方法ではハイライト部におけるドット
や万線の再現性を向上させることはできるが、ドットな
どの画像構造が認識されやすくなり、また、文字の分解
能も低下して低画質化するという欠点がある。
【0006】また、光ビームスポット径を十分小さくす
る方法も考えられるが、結像光学系の考察によれば、ガ
ウシアンビームの伝搬において、ビームの収束角をθ
beam、波長をλ、屈折率をnとすると、最小ビーム径ω
0は次式で求められる。
【0007】ω0≒λ/(n・π・θbeam) また、f−θレンズへの入射ビーム径をD、f−θレン
ズの焦点距離をfとすると、ビームの収束角θbeamは次
式で求められる。
【0008】 θbeam=tan-1(D/(2・f)) 従って、ビーム径を小さくするには、波長λを短くする
か、f−θレンズへの入射ビーム径D、即ち回転多面鏡
への入射ビーム径を大きくすればよいことがわかる。
【0009】光ビームの波長λを短くするために波長の
短い半導体レーザを使用する方法も考えられるが、波長
の短い半導体レーザといっても〜680nm程度であ
り、一般的な半導体レーザの波長が〜780nmである
のに対して、たかだか12%程度の改善に過ぎない。さ
らに波長の短い光源となるとアルゴンレーザ、または半
導体レーザと波長変換素子との組み合せ、というような
技術を採用しなければならないため装置の大型化と価格
の上昇を招くという問題がある。
【0010】また、f−θレンズへの入射ビーム径Dを
大きくしようとすると、光ビームを集光して感光体上に
光ビームスポットを形成する結像光学系が大型化し非常
に精密で高価なものとなってしまい実用に向かない。
【0011】この問題に対して、特開平1−16945
4号公報には、ある程度の露光強度までは帯電電位が減
衰せず、露光強度があるしきい値を越えると帯電電位が
急激に減衰する光電位減衰特性を有する感光体、いわゆ
るスイッチング型感光体を用いることにより露光プロフ
ァイルのコントラストを向上する方法が開示されてい
る。また、特開平2−282277号公報には、同様の
光電位減衰特性を有する感光体を用いた中間調画像再現
方法についての記載がある。
【0012】これらの方法によると、弱露光強度では帯
電電位が減衰しないため、露光プロファイルの裾の部分
である弱露光強度部分が切り落とされ、鮮明な文字の再
現が可能となり、また、ドットや万線の再現性も良好と
なり、粒状性に優れたざらつきのない画像を得ることが
できる。
【0013】しかし、この方法では、弱露光強度で帯電
電位が減衰しない不感領域を越えると帯電電位が急激に
変化するため、ハイライト部を含めた階調表現が急峻と
なり、かつ、光ビーム照射エネルギのむらなどが存在す
ると、濃度むらとして顕在化しやすいという問題があ
る。この階調表現の急峻性および濃度むらの顕在化を抑
制するには、やはり、光ビームスポット径を十分小さく
する必要があるため、前述のように結像光学系が非常に
精密で高価なものとなり、また、装置が大型化しやすく
実用には向かない。
【0014】この問題に対する他の解決策として、特開
平9−169136号公報には、ビーム径の異なる2つ
の光ビームを同時に走査しながら、同一走査線上に静電
潜像を形成するにあたり、第1の露光として2つの光ビ
ームのうちのビーム径の小さい方の光ビームを用いて画
像情報の露光を行うと同時に、第2の露光としてビーム
径の大きい方の光ビームを用いて反転画像の露光を行
い、第1の露光と第2の露光の総和をもって静電潜像を
形成する、いわゆるバイアス露光方式が提案されてい
る。
【0015】このバイアス露光方式では、2つの光ビー
ムのビーム径の違いにより、第1の露光像と第2の露光
像が合成された合成露光像の輪郭部の傾きが急峻にな
り、単一の光ビームの露光では得られない極めてコント
ラストの高い静電潜像を得ることができる。この方式を
スイッチング型感光体と組み合わせることにより、実用
的な光ビームスポット径でありながら、粒状性の優れた
ざらつき感のない画像再現が可能となり、ハイライト部
がなだらかで、均一性に優れた画像を得ることができ
る。
【0016】図12は、従来のバイアス露光方式を説明
するための模式図である。
【0017】図12には、万線構造の中間調画像を形成
する際の、第1の光ビームおよび第2の光ビームの駆動
タイミングA,Bと、第1の光ビームおよび第2の光ビ
ームによる露光像が合成された合成露光プロファイルC
と、それに基づいて形成された静電潜像プロファイルD
とが示されている。第1の光ビームの露光タイミング
と、第1の光ビームとは反転関係にある第2の光ビーム
の露光タイミングとによって、合成露光プロファイルC
には、画像形成が要求される部分とそうでない部分の境
界にフリンジ部(破線で示す)が形成される。このフリ
ンジ部が静電潜像にも伝達され、そのレベルが大きい
と、現像剤に印加される逆電界(現像されないよう働く
電界)が局所的に大きくなり、逆電界によるフリンジ部
が静電潜像プロファイルDにも現れる。この逆電界によ
り、中間調画像部においてキャリアオーバと称する感光
体へのキャリア付着に起因する画像ぬけという画像欠陥
が発生することがある。さらに、露光ビームや感光体の
光電位減衰特性の条件によっては、感光体の帯電電位を
非常に高電位に設定する必要があり、繰り返して使用し
ているうちに画像部でリークによる画像欠陥が発生する
こともある。
【0018】また、このバイアス露光方式を、複数色の
トナーによる可視画像を被転写体上に順次重ねるように
転写してカラー画像を形成する画像形成装置に適用した
場合に、繰り返して使用しているうちに露光ビームや感
光体帯電電位の条件によっては、色むらが発生するとい
う問題もある。
【0019】本発明は、上記の事情に鑑み、キャリアオ
ーバによる中間調画像の画像ぬけが防止され、かつ粒状
性の優れたざらつき感のない画像を得ることのできる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の画像形成装置は、所定の方向に移動する、静電潜
像が形成される感光体、感光体を帯電する帯電手段、帯
電された感光体上を所定の走査方向に画像信号に対応し
た光ビームで走査することにより該感光体上に静電潜像
を形成する露光手段、および上記感光体上に形成された
静電潜像を現像することにより感光体上にトナー像を形
成する現像手段を備えた画像形成装置において、上記露
光手段が、上記画像信号に基づいてオンオフ変調された
第1の光ビームを発生する第1の光ビーム発生手段と、
上記画像信号に基づいて、上記第1の光ビームとは背反
的にオンオフ変調された第2の光ビームを発生する第2
の光ビーム発生手段と、上記第1の光ビーム発生手段お
よび第2の光ビーム発生手段からそれぞれ発生した第1
の光ビームおよび第2の光ビームを1本の光ビームに合
成する光ビーム合成手段と、上記合成手段により合成さ
れた光ビームを上記感光体に導き上記感光体上を上記主
走査方向に走査する走査光学系と、上記第1の光ビーム
の出力エネルギをEE1とし、上記第2の光ビームの出
力エネルギをEE2とし、上記感光体の光電位減衰特性
における、帯電された表面電位を50%減衰させるに要
する露光エネルギをE50とし、帯電された表面電位を
10%減衰させるに要する露光エネルギをE10とした
ときに、 E10/E50≧EE2/EE1−0.2 を満足することを特徴とする。
【0021】ここで、感光体の光電位減衰特性を表す重
要な指標である、露光エネルギE50と露光エネルギE
10との比E10/E50について図面を参照して説明
する。
【0022】図1は、感光体の光電位減衰特性を示すグ
ラフである。
【0023】図1に示す電位減衰曲線において、帯電さ
れた表面電位VHを50%減衰させて表面電位V50と
するのに要する露光エネルギE50と、帯電された表面
電位VHを10%減衰させて表面電位V10とするのに
要する露光エネルギE10との比E10/E50によ
り、この感光体の光電位減衰特性を表すことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0025】図2は、本発明の画像形成装置の一実施形
態の概略構成図である。
【0026】この実施形態は、本発明の画像形成装置を
カラー複写機に適用したものであり、表面に静電潜像が
形成される感光体ドラム1、感光体ドラム1を帯電する
静電潜像形成用帯電器2、帯電された感光体ドラム1上
を画像信号に対応した光ビームで所定の走査方向に走査
することにより感光体ドラム1上に静電潜像を形成する
光ビーム走査装置20、および感光体ドラム1上に形成
された静電潜像をトナーで現像することにより感光体ド
ラム1上にトナー像を形成する回転現像器3を備えてい
る。
【0027】なお、この画像形成装置における静電潜像
形成用帯電器2は本発明にいう帯電手段に相当するもの
であり、光ビーム走査装置20は本発明にいう露光手段
に相当するものであり、回転現像器3は本発明にいう現
像手段に相当するものである。
【0028】光ビーム走査装置20、すなわち本発明に
いう露光手段は、第1の光ビーム発生手段と、第2の光
ビーム発生手段と、光ビーム合成手段と、走査光学系と
を備えている。露光手段(光ビーム走査装置20)の詳
細については後述する。
【0029】次に、この画像形成装置の基本的な動作に
ついて説明する。
【0030】矢印A方向に回転する感光体ドラム1は、
静電潜像形成用帯電器2により一様に帯電された後、光
ビーム走査部20からの複数の光ビームにより主走査方
向に繰返し走査される。この光ビーム走査により感光体
ドラム1が露光され、感光体ドラム1上に静電潜像が形
成される。感光体ドラム1上に形成された静電潜像は回
転現像器3と対向する現像位置Dに搬送される。回転現
像器3は、イエロー、シアン、マゼンタ、および黒色の
トナーをそれぞれ収納する4台の現像ユニット3aによ
り構成されている。現像ユニット3aとしては、2成分
磁気ブラシ現像による反転現像方式の現像ユニットが用
いられている。トナーの平均粒径は7μmである。回転
現像器3は、各色に対応する静電潜像を現像する度毎
に、その色に対応する現像ユニット3aが現像位置Dに
セットされるように回動し、その色に対応するトナーに
より感光体ドラム1上の静電潜像を現像する。このと
き、現像が行われる現像ユニット3aの現像ロール3b
にはバイアス電圧が印加され静電潜像の背景部へのトナ
ー付着が抑制される。現像の結果、感光体ドラム1上に
形成されたトナー像は、感光体ドラム1に担持され、転
写ドラム4と対向する転写位置Tに搬送される。
【0031】矢印B方向に回転する転写ドラム4には、
用紙トレイ11から用紙搬送経路12を経由して搬送さ
れてきた記録用紙Pを転写ドラム4の外周に吸着するた
めの用紙吸着用帯電器4a、感光体ドラム1上に形成さ
れたトナー像を転写位置Tにおいて記録用紙P上に静電
転写するための転写帯電器4b、記録用紙Pと転写ドラ
ム4との静電的な吸着力を除去するための剥離用帯電器
4c、転写ドラム4上から記録用紙Pを剥離するための
剥離爪4d、および記録用紙が剥離された後の転写ドラ
ム4を除電する除電用帯電器4eが備えられている。
【0032】感光体ドラム1にイエロー、シアン、マゼ
ンタ、黒の各色のトナー像が順次形成される間、転写ド
ラム4には一枚の記録用紙が吸着され転写ドラム4とと
もに回転しており、感光体ドラム1上の各色のトナー像
が順次転写位置Tに到達するのと同期して転写ドラム4
に吸着された記録用紙Pも転写位置Tに搬送され、転写
帯電器4bにより1枚の記録用紙P上に各色のトナー像
が順次重ね合わされるように静電転写される。記録用紙
P上にイエロー、シアン、マゼンタ、および黒の4色の
トナー像の転写が終了すると、転写ドラム4に吸着され
た記録用紙Pは、剥離用帯電器4cにより転写ドラム4
との静電的な吸着力が除去され、剥離爪4dにより転写
ドラム4から剥離され、定着器9で定着されてから装置
外部に搬出される。転写後の感光体ドラム1は、クリー
ナ5により残存トナーの除去が行われ、前露光器6から
照射された光で除電され、次の静電潜像形成が続けて行
われるときは静電潜像形成用帯電器2により感光体ドラ
ム1表面の帯電が行われる。
【0033】一方、記録用紙Pが剥離された後の転写ド
ラム4は除電用帯電器4eで除電され、次の画像形成が
続けて行われるときは、上記と同様、用紙吸着用帯電器
4aにより次の記録用紙Pを転写ドラム4上に吸着す
る。
【0034】図3は、第1の実施形態の画像形成装置に
おける光ビーム走査装置の概略構成図である。
【0035】図4は、図3に示した光ビーム走査装置の
主走査方向の断面図である。
【0036】図5は、図4に示した光ビーム走査装置の
画像信号制御装置の動作および構成を示す概要図であ
る。
【0037】図6は、第1の実施形態の画像形成装置に
より合成露光像が得られる過程を示す模式図である。
【0038】図3および図4に示すように、この光ビー
ム走査装置20は、画像信号に基づいてオンオフ変調さ
れた第1の光ビームL1を発生するレーザーダイオード
21aと、画像信号に基づいて、第1の光ビームL1と
は背反的にオンオフ変調された第2の光ビームL2を発
生するレーザーダイオード21bと、レーザーダイオー
ド21aおよびレーザーダイオード21bからそれぞれ
発生した第1の光ビームL1および第2の光ビームL2
を1本の光ビームに合成するビームスプリッタ23と、
ビームスプリッタ23により合成された光ビームを感光
体ドラム1に導き感光体ドラム1上を矢印Aで示した主
走査方向に走査する、シリンダーレンズ24、反射ミラ
ー25、ポリゴンミラー26、f−θレンズ27、シリ
ンダーミラー28などからなる走査光学系29とを備え
ている。
【0039】この画像形成装置では、第1の光ビームL
1の出力エネルギをEE1とし、第2の光ビームL2の
出力エネルギをEE2とし、感光体ドラム1の光電位減
衰特性における、帯電された表面電位を50%減衰させ
るに要する露光エネルギをE50とし、帯電された表面
電位を10%減衰させるに要する露光エネルギをE10
としたときに、 E10/E50≧EE2/EE1−0.2 なる関係が成立する。
【0040】なお、本実施形態におけるレーザーダイオ
ード21aは、本発明にいう第1の光ビーム発生手段に
相当するものであり、レーザーダイオード21bは、本
発明にいう第2の光ビーム発生手段に相当するものであ
り、ビームスプリッタ23は、本発明にいう光ビーム合
成手段に相当するものである。
【0041】次に、この光ビーム走査装置の動作につい
て図3、図4、図5、および図6を参照しながら説明す
る。
【0042】本実施形態では、2値のラスターデータを
画像情報として処理しており、以下の説明では画像デー
タと呼ぶこととする。
【0043】図5(a)に示すような波形を有する画像
データ33が図5(b)に示す画像信号制御装置32に
入力されると、増幅器32aからは画像データ33に対
応した波形を有する画像信号34aが出力され、反転増
幅器32bからは画像データ33が反転された波形を有
する反転画像信号34bが出力される。
【0044】画像信号制御装置32内の増幅器32aか
ら出力された画像信号34aがレーザ駆動装置31a
(図3および図4参照)に入力されると、レーザ駆動装
置31aにより駆動されるレーザーダイオード21aか
らは、画像信号34aに基づいてオンオフ変調された第
1の光ビームL1がコリメータレンズ22aに出射され
る。また、反転増幅器32bから出力された画像信号3
4bがレーザ駆動装置31bに入力されると、レーザ駆
動装置31bにより駆動されるレーザーダイオード21
bからは、第1の光ビームL1とは背反的にオンオフ変
調された第2の光ビームL2がコリメータレンズ22b
に出射される。
【0045】第1の光ビームL1および第2の光ビーム
L2はそれぞれコリメータレンズ22a,22bにより
平行光束となりビームスプリッタ23に入射される。ビ
ームスプリッタ23からは、第1の光ビームL1および
第2の光ビームL2が合成された光ビームがシリンダー
レンズ24に出射される。この光ビームは、シリンダー
レンズ24により副走査方向に集光され、反射ミラー2
5を経て、矢印B方向に回転するポリゴンミラー26に
入射する。ポリゴンミラー26は感光体ドラム1上を光
ビームで主走査方向Aに走査する。ポリゴンミラー26
により走査される光ビームは、f−θレンズ27により
走査角と走査距離とが比例するように調整された後、シ
リンダーミラー28により副走査方向に集光され、感光
体ドラム1上に結像する。
【0046】図6には、画像信号(a)、反転画像信号
(b)、第1の光ビームにより感光体ドラム上に形成さ
れた露光像(c)、第2の光ビームにより感光体ドラム
上に形成された露光像(d)、および、第1の光ビーム
および第2の光ビームから合成された合成露光像(e)
の各波形が示されている。
【0047】本実施形態の画像形成装置の光ビーム走査
装置20(図3および図4参照)では、感光体ドラム1
の結像面における、レーザーダイオード21aから出射
された第1の光ビームL1によるビーム径が、レーザー
ダイオード21bから出射された第2の光ビームL2に
よるビーム径よりも小くなるように光学パラメータを設
計してある。このようにしたことにより、図6(e)に
示すように合成露光像の画像輪郭部36の傾きが急峻と
なっており、極めてコントラストの高い静電潜像が得ら
れる。
【0048】図7は、第1の実施形態の画像形成装置に
用いられる回転現像器を構成する現像ユニットの概略構
成図である。
【0049】この現像ユニットは、磁性粒子とトナーと
が混合された現像剤を収容するハウジング62内に、表
面に現像剤を担持して矢印B方向に回転することにより
現像剤を現像位置Dに搬送する円筒状の現像ロール61
と、現像ロール61の表面に付着する現像剤の量を規制
する現像剤規制部材65と、回転することにより現像剤
の攪拌および搬送を行い現像ロール61に現像剤を供給
するスクリューオーガ63、64とを備えている。
【0050】現像ロール61は、回転自在に支持された
スリーブ61_1と、その内側に配備された固定の磁石
ロール61_2とからなる。磁石ロール61_2は、複
数の磁極66a,66b,・・・,66eを有してお
り、スリーブ61_1の表面に、互いに隣接する磁極ど
うしの間に形成される磁界によって磁性粒子の磁気ブラ
シを形成する。スリーブ61_1は、現像位置Dにおい
て、矢印A方向に回転する感光体ドラム1との間に0.
5mmの間隔をおいて対向して配置され、矢印B方向に
回転することにより現像剤規制部材65で量の規制され
た現像剤を現像位置Dに搬送する。
【0051】現像ロール61のスリーブ61_1には、
直流重畳交流電圧電源68から直流に交流が重畳された
現像バイアス電圧が印加されており、感光体ドラム1と
近接する現像位置Dに形成される電界により、電荷を有
するトナーが感光体ドラム1上の静電潜像に付着するこ
とにより現像が行われる。この印加電圧は、直流成分を
感光体帯電電位と同極性となるように設定されている。
また、現像バイアス電圧の交流成分は、振幅値がピーク
ツーピーク値で1.2KV、周波数が6kHzであり、
波形としては矩形波が用いられている。
【0052】なお、本実施形態に用いられている現像剤
は、平均粒径7μmのトナーと平均粒径50μmの磁性
粒子(フェライトキャリア)とを混合したものであり、
トナーの濃度は7%に設定されている。
【0053】次に、本発明において、露光プロファイ
ル、特に、合成露光像の輪郭部の傾きやフリンジの強弱
に大きい影響を及ぼす重要なパラメータである、第1の
光ビームの出力エネルギEE1と第2の光ビームの出力
エネルギEE2との比EE2/EE1について図面を参
照して説明する。
【0054】図8は、第1の光ビームの出力エネルギE
E1と第2の光ビームの出力エネルギEE2との比EE
2/EE1を説明するための図である。
【0055】図8(a)に示す電位減衰曲線は、露光エ
ネルギの弱い光入力に対しては電位減衰は緩やかである
が、露光エネルギが強くなるにつれて電位減衰曲線は次
第に急峻となり、変曲点を越えてさらに露光エネルギが
強くなると再び電位減衰が緩やかとなる、いわゆるS字
型の光電位減衰特性を示している。
【0056】また、図8(b)に示す電位減衰曲線は、
入射光量にほぼ比例して電位減衰する、いわゆるJ字型
の光電位減衰特性を示している。このJ字型の光電位減
衰特性を有する感光体を用いた場合は、露光像の輪郭部
の傾きを強めることにより十分な画像コントラストを確
保するために、第1の光ビームの出力エネルギEE1と
第2の光ビームの出力エネルギEE2との比EE2/E
E1をある程度大きくする必要があるが、そのために
は、図8(b)に示すように、感光体の帯電電位をV
H'のように高く設定する必要がある。しかし、感光体
の帯電電位を高くし過ぎると、静電潜像でのフリンジが
大きくなり過ぎてキャリアオーバが発生しやすくなる。
また、感光体面内での感度の不均一さや帯電性の不均一
さなどが顕著になり、濃度むらとして画像に出力される
ようになる。一方、図8(a)に示したS字型の光電位
減衰特性を示す感光体の場合は、J字型の光電位減衰特
性を示す感光体よりも、帯電電位を高く設定する必要が
なくフリンジが過剰になってキャリアオーバが発生する
ことがないので、本発明の画像形成装置にとっては、S
字型の光電位減衰特性を示す感光体を用いることが好ま
しい。
【0057】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0058】先ず、この実施例に用いた4種類の感光体
について説明する。
【0059】図9は、本実施例に用いられた感光体の構
造を示す断面図である。
【0060】これら4種類の感光体のうち、感光体A,
B,Cは、弱い光入力に対しては比較的電位減衰が生じ
にくく、入力される露光エネルギに対する光電位減衰曲
線が変曲点を有する、いわゆるS字型の光電位減衰特性
を示す感光体であり、また、感光体Dは、一般的に用い
られている、入射光量にほぼ比例した電位減衰を示す、
いわゆるJ字型の光電位減衰特性を示す、有機半導体を
使用した電荷発生層および電荷輸送層からなる機能分離
型の感光体である。
【0061】図9(a)には、本実施例に用いられた感
光体A,B,Cの断面図が示されている。図9(a)に
示すように、これらの感光体は、導電性支持体101、
電荷発生層102、光電位減衰制御層103、および電
荷輸送層104により構成される。
【0062】ここで、光電位減衰制御層とは、電気的不
活性マトリックス中に電荷輸送性ドメインが分散されて
なるものであり、電気的不活性相と電荷輸送性相の2相
からなる不均一系である。この光電位減衰制御層の具体
例としては、電荷輸送能を有する材料を微結晶(電荷輸
送性ドメイン)状態にて絶縁性樹脂(電気的不活性マト
リックス)中に分散させたものが挙げられる。また、電
荷輸送層は、電荷輸送性マトリックスからなるものであ
り、電荷輸送性相1相からなる均一系である。この電荷
輸送層の具体例としては、電荷輸送能を有する材料を分
子状態にて結着樹脂中に固溶させたもの、および電荷輸
送性ポリマーが挙げられる。
【0063】次に、感光体Aについて詳細に説明する。
【0064】感光体Aの導電性支持体101としては、
円筒状のアルミニウムパイプを用いた。電荷発生層10
2は、光導電性顔料であるジクロロ錫フタロシアニン顔
料とポリビニルブチラール樹脂からなり、これらをそれ
ぞれ2:1の比率で溶媒中に混合・分散し、上記のアル
ミニウムパイプ表面に塗布することにより、0.2μm
の電荷発生層102を形成した。光電位減衰制御層10
3は、六方晶セレン微粒子と塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体樹脂からなり、これらを溶媒中に混合・分散し、
電荷発生層102上に塗布することにより、2μmの光
電位減衰制御層103を形成した。この光電位減衰制御
層中の六方晶セレン微粒子の体積比率はおよそ30%で
あった。また、六方晶セレン微粒子の平均粒子径は0.
05μmであった。次に、高分子電荷輸送材料である分
子量8万の、下記の構造式で示される繰返し単位よりな
る化合物を溶剤に溶解した塗布液を、上記の光電位減衰
制御層103上にディップコーティング法により塗布・
乾燥して膜厚20μmの電荷輸送層104を形成した。
【0065】
【化1】
【0066】次に、感光体Bについて説明する。
【0067】感光体Bは、六方晶セレン微粒子の添加量
を変えて、光電位減衰制御層中の六方晶セレン微粒子の
体積比率を30%から35%に変更した以外は感光体A
と同様である。
【0068】次に、感光体Cについて説明する。
【0069】感光体Cは、六方晶セレン微粒子の添加量
を変えて、光電位減衰制御層中の六方晶セレン微粒子の
体積比率を30%から40%に変更した以外は感光体A
と同様である。
【0070】図9(b)には、本実施形態に用いられる
感光体Dの断面図が示されている。
【0071】図9(b)に示すように、この感光体D
は、導電性支持体101、中間層105、電荷発生層1
06、および電荷輸送層107により構成される。
【0072】感光体Dの導電性支持体101としては、
円筒状のアルミニウムパイプを用いた。また、中間層1
05には、厚さ0.2μmのメトキシメチロール化ナイ
ロン樹脂を用いた。電荷発生層106は、ジクロロ錫フ
タロシアニン顔料の代わりにヒドロキシガリウムフタロ
シアニン顔料を用いた以外は、感光体Aの電荷発生層1
02と同様である。電荷輸送層107は、感光体Aの電
荷輸送層104と同様である。
【0073】図10は、感光体A,B,C,Dの光電位
減衰特性の測定結果を示すグラフである。
【0074】図10(a)に示すように、感光体A,
B,Cは、露光エネルギの弱い光入力に対しては電位減
衰が緩やかであるが、露光エネルギが強くなるにつれて
電位減衰曲線は次第に急峻となり、変曲点を越えてさら
に露光エネルギが強くなると再び電位減衰が緩やかにな
る、いわゆるS字型の光電位減衰特性を有している。
【0075】図10(b)に示すように、感光体Dは、
入射光量にほぼ比例した電位減衰を示す、いわゆるJ字
型の光電位減衰特性を有している。
【0076】以上説明した、感光体A,B,C,Dを、
富士ゼロックス株式会社製カラー複写機Acolor6
30を改造して図2に示す構成とした画像形成装置を用
いて、第1の光ビームの出力エネルギEE1と第2の光
ビームの出力エネルギEE2との比:EE2/EE1を
調整して画像形成実験を行い、中間調画像におけるキャ
リアオーバの発生を評価した。実験条件を表1に示す。
【0077】
【表1】
【0078】実験結果を表2に示す。
【0079】
【表2】
【0080】図11は、表2に示す実験結果を基に、E
10/E50とEE2/EE1の関係としてまとめたグ
ラフである。
【0081】表2および図11から明らかなように、第
1の光ビームの出力エネルギをEE1とし、第2の光ビ
ームの出力エネルギをEE2とし、感光体の光電位減衰
特性における、帯電された表面電位を50%減衰させる
に要する露光エネルギをE50とし、帯電された表面電
位を10%減衰させるに要する露光エネルギをE10と
したときに、 E10/E50≧EE2/EE1−0.2 なる関係が成立している表2の各実施例1〜12、すな
わち、図11に示す右上がりの破線よりも下側の領域で
は、中間調画像におけるキャリアオーバは発生していな
い。 一方、E10/E50とEE2/EE1との間の
関係が、 E10/E50<EE2/EE1−0.2 である表2に比較例1〜4として示したデータの場合、
すなわち、図11に示す右上がりの破線よりも上側の領
域では、中間調画像部の静電潜像の構造が大きく(表面
電荷分布の変化が大きい)、キャリアオーバの発生が顕
著となり濃度むらが大きくなる。
【0082】このように、E10/E50とEE2/E
E1との間に、 E10/E50≧EE2/EE1−0.2 なる関係を満たすようにすることにより、30μm以上
という実用的な光ビーム径でありながら、中間調画像に
おけるキャリアオーバの発生が防止され、良好な階調画
像を得ることができる。
【0083】なお、上記の説明においては、現像手段と
して、複数の静電潜像それぞれを分担して各色のトナー
で現像して各色のトナー像を形成する複数の現像ユニッ
トを備えた回転現像器3(図2および図7参照)を有す
るとともに、これら複数の現像ユニットにより形成され
た複数のトナー像を、所定の被転写体上に相互に重なる
状態に転写する転写手段を備えた画像形成装置について
説明したが、本発明は、このような複数色に対応する現
像手段および転写手段を有する画像形成装置のみに限定
されるものではない。しかし、上記のように複数色に対
応する現像手段および転写手段を有する画像形成装置と
して構成した場合は、複数色にわたって均一な画像再現
が可能となり、カラー画像形成用の画像形成装置におい
ては、色むらを発生させないという点で大きな効果を得
ることができるので好ましい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、特別に小さい光ビームスポット径を採用
することなしに、キャリアオーバによる中間調画像の画
像ぬけが防止され、かつざらつき感がなく粒状性の優れ
た画像を得ることの可能な画像形成装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光体の光電位減衰特性を示すグラフである
【図2】本発明の画像形成装置の一実施形態の概略構成
図である。
【図3】第1の実施形態の画像形成装置における光ビー
ム走査装置の概略構成図である。
【図4】図3に示した光ビーム走査装置の主走査方向の
断面図である。
【図5】図4に示した光ビーム走査装置の画像信号制御
装置の動作および構成を示す概要図である。
【図6】第1の実施形態の画像形成装置により合成露光
像が得られる過程を示す模式図である。
【図7】第1の実施形態の画像形成装置に用いられる回
転現像器を構成する現像ユニットの概略構成図である。
【図8】第1の光ビームの出力エネルギEE1と第2の
光ビームの出力エネルギEE2との比EE2/EE1を
説明するための図である。
【図9】本実施例に用いられた感光体の構造を示す断面
図である。
【図10】感光体A,B,C,Dの光電位減衰特性の測
定結果を示すグラフである。
【図11】表2に示す実験結果を、E10/E50とE
E2/EE1の関係としてまとめたグラフである。
【図12】従来のバイアス露光方式を説明するための模
式図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 静電潜像形成用帯電器 3 回転現像器 3a 現像ユニット 3b 現像ロール 4 転写ドラム 4a 用紙吸着用帯電器 4b 転写帯電器 4c 剥離用帯電器 4d 剥離爪 4e 除電用帯電器 5 クリーナ 6 前露光器 9 定着器 11 用紙トレイ 12 用紙搬送経路 20 光ビーム走査装置 21a,21b レーザーダイオード 22a,22b コリメータレンズ 23 ビームスプリッタ 24 シリンダーレンズ 25 反射ミラー 26 ポリゴンミラー 27 f−θレンズ 28 シリンダーミラー 29 走査光学系 31a,31b レーザ駆動装置 32 画像信号制御装置 32a 増幅器 32b 反転増幅器 33 画像データ 34a 画像信号 34b 反転画像信号 36 画像輪郭部 61 現像ロール 61_1 スリーブ 61_2 磁石ロール 62 ハウジング 63,64 スクリューオーガ 65 現像剤規制部材 66a,66b,・・・,66e 磁極 68 直流重畳交流電圧電源 101 導電性支持体 102 電荷発生層 103 光電位減衰制御層 104 電荷輸送層 105 中間層 106 電荷発生層 107 電荷輸送層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/23 103 G03G 15/04 120 5C074 // G02B 26/10 Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AB07 BB18 BB30 BB31 BB37 BB38 GA35 GA36 GA39 GA43 2C362 AA09 AA54 AA66 BA64 BA67 CA12 CA18 CB59 CB80 2H030 BB02 BB13 BB21 BB41 BB71 2H045 AA01 BA22 CA63 CB41 2H076 AB05 AB06 AB22 AB34 AB75 DA06 DA21 5C074 AA02 AA05 BB17 BB26 CC26 DD03 EE02 FF05 FF15 GG13 HH02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に移動する、静電潜像が形成
    される感光体、該感光体を帯電する帯電手段、帯電され
    た感光体上を所定の走査方向に画像信号に対応した光ビ
    ームで走査することにより該感光体上に静電潜像を形成
    する露光手段、および前記感光体上に形成された静電潜
    像を現像することにより該感光体上にトナー像を形成す
    る現像手段を備えた画像形成装置において、 前記露光手段が、 前記画像信号に基づいてオンオフ変調された第1の光ビ
    ームを発生する第1の光ビーム発生手段と、 前記画像信号に基づいて、前記第1の光ビームとは背反
    的にオンオフ変調された第2の光ビームを発生する第2
    の光ビーム発生手段と、 前記第1の光ビーム発生手段および第2の光ビーム発生
    手段からそれぞれ発生した第1の光ビームおよび第2の
    光ビームを1本の光ビームに合成する光ビーム合成手段
    と、 前記合成手段により合成された光ビームを前記感光体に
    導き該感光体上を前記主走査方向に走査する走査光学系
    と、 前記第1の光ビームの出力エネルギをEE1とし、前記
    第2の光ビームの出力エネルギをEE2とし、前記感光
    体の光電位減衰特性における、帯電された表面電位を5
    0%減衰させるに要する露光エネルギをE50とし、帯
    電された表面電位を10%減衰させるに要する露光エネ
    ルギをE10としたときに、 E10/E50≧EE2/EE1−0.2 を満足することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段が、複数の静電潜像それぞ
    れを分担して各色のトナーで現像して各色のトナー像を
    形成する複数の現像ユニットを備えるとともに、 これら複数の現像ユニットにより形成された複数のトナ
    ー像を、所定の被転写体上に相互に重なる状態に転写す
    る転写手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212753B2 (en) 2004-01-08 2007-05-01 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and process cartridge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7212753B2 (en) 2004-01-08 2007-05-01 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and process cartridge

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