JP2000110537A - 液体フィルタ - Google Patents

液体フィルタ

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JP2000110537A
JP2000110537A JP10285784A JP28578498A JP2000110537A JP 2000110537 A JP2000110537 A JP 2000110537A JP 10285784 A JP10285784 A JP 10285784A JP 28578498 A JP28578498 A JP 28578498A JP 2000110537 A JP2000110537 A JP 2000110537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エレメント交換時にセンタボルトの弛緩作業に
連動してキャップ内のオイルを速やかに排出し、キャッ
プを外したときにオイルの漏れを防止する。 【解決手段】ケース12の下部中央に雌ねじ部12aが
形成され、雌ねじ部はドレン孔12dに連通する。ケー
スに収容されたエレメント13がケースの入口側室12
eをオイル流入通路12bに連通させ、出口側室12f
を第1オイル排出通路12cに連通させるようにケース
内を区画する。ケースの開口する上部がキャップ14に
より閉止され、センタボルト16がキャップの中央から
エレメント内に挿通される。センタボルトの軸部16a
の下部に上記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部16cが形
成され、雄ねじ部の下部にスリット16dが形成され
る。センタボルトの弛緩時にセンタボルトの頭部及びキ
ャップ間にエアがケース内に侵入可能な隙間が形成さ
れ、出口側室がスリットを介してドレン孔に連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンオイルや
ギヤオイルや燃料等の液体を濾過する液体フィルタに関
する。更に詳しくは取付部が下部に設けられ、かつセン
タボルトがキャップの上面中央から挿入されてエレメン
トの交換作業性に優れた倒立型の液体フィルタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体フィルタとして、図
6及び図7に示すように、上部中央に雌ねじ部2aが形
成された基台2にオイル流入通路2b、オイル排出通路
2c及びドレン孔2dがそれぞれ形成され、基台2の上
面にエレメント3を収容可能なキャップ4が取付けられ
た、オイルフィルタ1が知られている。このオイルフィ
ルタ1では、キャップ4内がエレメント3によりこのエ
レメント3の外周側の入口側室2eと内周側の出口側室
2fとに区画され、入口側室2eをオイル流入通路2b
に連通させかつ出口側室2fをオイル排出通路2c及び
ドレン孔2dに連通させるように構成される。またキャ
ップ4を基台2に取付けるためのセンタボルト6がキャ
ップ4の上面中央からキャップ4内に挿通される軸部6
aと、この軸部6aの上端に設けられた頭部6bと、軸
部6aの下部に形成され雌ねじ部2aに螺合可能な雄ね
じ部6cとを有する。
【0003】センタボルト6の上部にはエア抜き孔6d
が形成され、このエア抜き孔6dは第1ドレンボルト7
(図6)により閉止される。一方、ドレン孔2dにはこ
のドレン孔2dを開閉可能な第2ドレンボルト8が螺合
される(図6及び図7)。ドレン孔2dは略逆T字状に
形成され、鉛直孔2gと水平孔2hとからなる。第2ド
レンボルト8は水平孔2hに挿入され、第2ドレンボル
ト8にはこのボルト8を水平孔2hに完全にねじ込んだ
ときに(図6)水平孔2h及び鉛直孔2gの接続部を閉
止する円柱状の弁体8aが設けられる。
【0004】また基台2はシリンダブロック(図示せ
ず)に取付けられる。図示しないが上記オイル流入通路
2bはシリンダブロックに形成された第1通路、オイル
クーラ及びオイルポンプを介してオイルパンのオイル供
給口に接続され、上記オイル排出通路2cはシリンダブ
ロックに形成された第2通路及びエンジンの各潤滑部を
介してオイルパンのオイル戻り口に接続され、更にドレ
ン孔2dはシリンダブロックに形成された第3通路を介
してオイルパンのオイル戻り口に接続される。なお、図
6及び図7の符号9はエレメント3を押下げる圧縮コイ
ルばねである。
【0005】このように構成されたオイルフィルタで
は、エレメント3を交換するときには、先ず第1ドレン
ボルト7(図6)をセンタボルト6のエア抜き孔6dか
ら外し、第2ドレンボルト8を弛緩する(図7)。これ
により第2ドレンボルト8の弁体8aがドレン孔2dの
水平孔2h及び鉛直孔2gの接続部から外れ、かつオイ
ルフィルタ1の外部のエアがエア抜き孔6dからキャッ
プ4内の上部を通って入口側室2eに侵入するので、キ
ャップ4内のオイルが速やかにドレン孔2d及びシリン
ダブロックの第3通路を介してオイルパンに戻る。所定
時間経過してキャップ4内のオイルが全て排出されたこ
ろを見計らって、センタボルト6の雄ねじ部6cを基台
2の雌ねじ部2aから外してエレメント3を交換する。
エレメント3の交換後、センタボルト6の雄ねじ部6c
を基台2の雌ねじ部2aに螺合し、第2ドレンボルト8
を水平孔8hに完全にねじ込み、更に第1ドレンボルト
7をエア抜き孔6dに螺合する。このような作業でエレ
メント3の交換が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のオ
イルフィルタでは、エレメント交換時にキャップ内の全
てのオイルが排出される前にキャップを外すと、オイル
が外部に漏れてしまいオイルフィルタ周辺の各部品をオ
イルで汚染するおそれがあった。また、上記従来のオイ
ルフィルタでは、センタボルトの他に第1及び第2ドレ
ンボルトを必要とし、オイルフィルタの部品点数及び組
立工数を増大し、センタボルトの着脱の他に第1ドレン
ボルトの着脱や第2ドレンボルトの締付け及び弛緩等の
作業を必要とし、エレメントの交換作業が比較的煩わし
い問題点があった。
【0007】また、上記従来のオイルフィルタでは、基
台からキャップを外した後、キャップからセンタボルト
を引抜くと、圧縮コイルばねが全く自由な状態になるた
め、このばねを紛失するおそれがあった。一方、この圧
縮コイルばねをセンタボルトに嵌入した状態で新しいエ
レメントをセンタボルトに嵌入すると、圧縮コイルばね
がキャップ及びエレメント間の所定の位置に着座してい
るかどうかを確認できない問題点もあった。更に、上記
従来のオイルフィルタでは、エレメントの交換後、基台
内にオイルが供給されてオイル流入通路及びオイル排出
通路が油没すると、キャップ内のエアがキャップ内に閉
じ込められ、このエアがオイルの流れに巻き込まれなが
ら徐々に各潤滑部に混入する。このためクランク軸の軸
受メタルや、或いは極めて高速で回転するターボ過給機
の回転軸を保持する軸受部がエアフローティングの状態
になって焼付きを生じるおそれがあった。
【0008】本発明の第1の目的は、エレメント交換時
に、センタボルトを弛緩する作業に連動して少なくとも
キャップ内のオイル等の液体を速やかに排出することに
より、キャップを外しても液体が外部に漏れるのを防止
できる液体フィルタを提供することにある。本発明の第
2の目的は、センタボルトにドレン孔を開閉するバルブ
の機能を持たせることにより、部品点数及び組立工数を
削減できるとともに、エレメントの交換作業性を向上で
きる液体フィルタを提供することにある。本発明の第3
の目的は、エレメントを押下げる弾性体がエレメント交
換時に紛失するのを防止でき、かつこの弾性体を常にキ
ャップ及びエレメント間の所定の位置に着座させること
ができる液体フィルタを提供することにある。本発明の
第4の目的は、エレメントを交換してケース内に液体が
流入した後に、ケース内の上部に溜まったエアを速やか
に排出できる液体フィルタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1〜図3に示すように、上面が開放され下部中央に雌
ねじ部12aが形成され下部に液体流入通路12b、第
1液体排出通路12c及びドレン孔12dがそれぞれ形
成されかつ雌ねじ部12aがドレン孔12dに連通する
ケース12と、ケース12内に収容されケース12内を
外周側の入口側室12eと内周側の出口側室12fに区
画し入口側室12eを液体流入通路12bに連通させか
つ出口側室12fを第1液体排出通路12cに連通させ
るエレメント13と、ケース12の上部に取付けられケ
ース12の上部を閉止するキャップ14と、キャップ1
4の中央からエレメント13内に挿通される軸部16a
とこの軸部16aの上端に設けられた頭部16bと軸部
16aの下部に形成され雌ねじ部12aに螺合可能な雄
ねじ部16cとこの雄ねじ部16cの下部に軸方向に延
びて形成されたスリット16dとを有するセンタボルト
16とを備えた液体フィルタであって、センタボルト1
6を弛緩したときに頭部16b及びキャップ14間にエ
アがキャップ14及びケース12内に侵入可能な隙間2
8が形成され、かつ出口側室12fがセンタボルト16
のスリット16dを介してドレン孔12dに連通するよ
うに構成されたことを特徴とする。
【0010】この請求項1に記載された液体フィルタで
は、エレメント13を交換するためにセンタボルト16
を弛緩すると、センタボルト16の頭部16bとキャッ
プ14と間に隙間28が形成され、この隙間28からエ
アがキャップ14及びケース12内に侵入する。一方、
ケース12の出口側室12fがセンタボルト16のスリ
ット16dを介してドレン孔12dに連通する。これに
よりキャップ14及びケース12内の液体はドレン孔1
2dから液体貯留部に排出される。この液体の排出は速
やかに行われるため、センタボルト16を更に弛緩して
センタボルト16の雄ねじ部16cがケース12の雌ね
じ部12aから離脱するまでに、少なくともキャップ1
4内の液体は全て排出される。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1に示すように、センタボルト16
の雄ねじ部16cをケース12の雌ねじ部12aに螺合
することにより、ケース12の出口側室12fとドレン
孔12dとが遮断されるように構成されたことを特徴と
する。この請求項2に記載された液体フィルタでは、セ
ンタボルト16の雄ねじ部16cをケース12の雌ねじ
部12aに螺合すると、ケース12の出口側室12fと
ドレン孔12dとが遮断される。一方、センタボルト1
6を弛緩すると、上記出口側室12fとドレン孔12d
とがスリット16dを介して連通する。即ち、センタボ
ルト16はドレン孔12dを開閉するバルブの機能を有
する。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図1及び図5に示すように、エ
レメント13の上端にセンタボルト16の軸部16a外
周面に密着するアッパシール部材18が取付けられ、キ
ャップ14とアッパシール部材18との間にエレメント
13を押下げる弾性体24が介装され、アッパシール部
材18と弾性体24との間に弾性体押え具26が介装さ
れ、弾性体押え具26の所定の上下動を許容しかつ弾性
体24を弾性体押え具26を介して保持するリテーナ2
7がキャップ14に取付けられたことを特徴とする。こ
の請求項3に記載された液体フィルタでは、センタボル
ト16の雄ねじ部16cをケース12の雌ねじ部12a
から外し、キャップ14をケース12から外した後に、
センタボルト16からエレメント13を引抜くと、弾性
体24はその弾性力により弾性体押え具26を押下げ
る。しかし、弾性体押え具26は弾性体24により所定
の距離だけ押下げられた後にリテーナ27に係止するの
で、弾性体24は弾性体押え具26を介してリテーナ2
7により保持される。また弾性体24の位置は上記弾性
体押え具26及びリテーナ27により一義的に決められ
ているため、弾性体24を常にキャップ14及びエレメ
ント13間の所定の位置に着座させることができる。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に図1に示すように、
ケース12の上端より所定の距離だけ下方のセンタボル
ト16の軸部16aにこの軸部16aの半径方向に延び
る第1エア抜き孔16fが形成され、一端がケース12
の雌ねじ部12aの下端に連通しかつ他端がエア混じり
の液体の供給によっても支障のない部位或いは液体貯留
部に接続された第2液体排出通路12gがケース12の
下部に形成され、上記軸部16aの下面から軸方向に延
びて第1エア抜き孔16fに達する第2エア抜き孔16
hがセンタボルト16に形成され、ケース12の出口側
室12fの上部が第1及び第2エア抜き孔16f,16
hを介して第2液体排出通路12gに連通するように構
成されたことを特徴とする。この請求項4に記載された
液体フィルタでは、エレメント13を交換した後に、ケ
ース12内に液体が流入すると、ケース12内の上部に
エアが溜まる。しかし、このエアは液体とともに第1エ
ア抜き孔16f、第2エア抜き孔16h及び第2液体排
出通路12gを通って、エア混じりの液体が供給されて
も支障のない部位に供給されたり、或いは直接液体貯留
部に戻される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、液体フィルタ1
1はこの実施の形態ではオイル(液体)を濾過するオイ
ルフィルタである。このオイルフィルタ11はエンジン
オイルを濾過するフィルタであり、上面が開放されたケ
ース12と、このケース12内に収容されたエレメント
13と、ケース12の上部に取付けられケース12の上
部を閉止するキャップ14と、キャップ14の中央から
エレメント13内に挿通されたセンタボルト16の軸部
16aとを備える。ケース12の下部中央には鉛直方向
に延びる雌ねじ部12aが形成され、ケース12の下部
にはオイル流入通路12b(液体流入通路)、第1オイ
ル排出通路12c(第1液体排出通路)及びドレン孔1
2dがそれぞれ形成される。雌ねじ部12aはドレン孔
12dに連通するように構成される。
【0015】ケース12はシリンダブロック(図示せ
ず)に取付けられ、上記オイル流入通路12bは図示し
ないがシリンダブロックに形成された第1通路、オイル
クーラ及びオイルポンプを介してオイルパン(液体貯留
部)のオイル供給口に接続される。また上記第1オイル
排出通路12cは図示しないがシリンダブロックに形成
された第2通路及び主要潤滑部を介してオイルパンのオ
イル戻り口に接続され、上記ドレン孔12dはシリンダ
ブロックに形成された第3通路を介してオイルパンのオ
イル戻り口に接続される。上記主要潤滑部とは、クラン
ク軸の軸受メタルや、極めて高速で回転するターボ過給
機の回転軸を保持する軸受部などのエア混じりのオイル
が供給されると支障をきたす潤滑部である。
【0016】エレメント13は円筒状に形成され、ケー
ス12内はエレメント13により外周側の入口側室12
eと内周側の出口側室12fに区画される。入口側室1
2eはオイル流入通路12bに連通し、出口側室12f
は第1オイル排出通路12cに連通するように構成され
る。またエレメント13はオイルの通過を許容し、かつ
オイルに含まれる塵埃の通過を阻止するように構成され
る。エレメント13の上面には中央に円孔17aを有す
るアッパプレート17が取付けられ、円孔17aの周縁
にはアッパシール部材18が挿着される。図1の符号1
9はエレメント13の下面に取付けられたロアシール部
材である。
【0017】キャップ14は伏せ椀状に形成され、ケー
ス12の上部に嵌合可能な嵌合部14aと、弾性体24
を収容可能な凹部14bと、センタボルト16の軸部1
6aを挿通可能な挿通孔14cとを有する(図1及び図
5)。上記嵌合部14aの外周面にはケース12の上部
内周面に密着する第1シール部材21(O−リング)が
嵌着される(図1)。また上記弾性体24はこの実施の
形態では圧縮コイルばねであり、キャップ14の中央下
面には弾性体24を遊嵌可能なガイド筒14dが突設さ
れる。このガイド筒14dの内径は上記挿通孔14cの
内径と略同一に形成され、ガイド筒14dにより挿通孔
14cが下方に延長されるように構成される。一方、セ
ンタボルト16の軸部16aの上端には頭部16bが設
けられ、軸部16bの下部には雌ねじ部12aに螺合可
能な雄ねじ部16cが設けられる。また雄ねじ部16c
の下部には4本のスリット16dが軸方向に延びて形成
される(図4)。軸部16aの上端外周面にはリング状
の凹溝16eが形成され、この凹溝16eには第2シー
ル部材22(O−リング)が嵌着される(図1)。セン
タボルト16をケース12に締付けた状態、即ち図1の
状態で、上記第2シール部材22によりキャップ14及
び頭部16b間からのオイルの漏れが阻止されるように
なっている。
【0018】アッパシール部材18はキャップ14及び
エレメント13に挿通されたセンタボルト16の軸部1
6a外周面に密着するように構成され、上記弾性体24
はキャップ14とアッパシール部材18との間に介装さ
れる。またアッパシール部材18と弾性体24との間に
は弾性体押え具26が介装され、キャップ14の凹部1
4bの下端近傍にはリテーナ27が取付けられる。弾性
体押え具26は中央に通孔26bを有する水平リング部
26aと、この水平リング部26aの外周縁から立上が
る円筒部26cと、円筒部26cの上端外周縁から外方
に張り出すフランジ部26dとからなる。リテーナ27
は弾性体押え具26の所定の上下動を許容し、かつ弾性
体押え具26のフランジ部26dがリテーナ27に係止
することにより弾性体押え具26を介して弾性体24を
保持するように構成される。また上記弾性体24は水平
リング部26a、アッパシール部材18及びアッパプレ
ート17を介してエレメント13を押下げるように付勢
する。
【0019】センタボルト16の軸部16aにはケース
12の上端より所定の距離だけ下方に、軸部16aの半
径方向に延びる第1エア抜き孔16fが形成され、ケー
ス12には雌ねじ部12aの下端に連通する第2オイル
排出通路12gが形成される。センタボルト16の軸部
16a下端には第2オイル排出通路12g(第2液体排
出通路)に挿入可能な弁体16gが形成され、軸部16
aにはこの下面から軸方向に延びて上記第1エア抜き孔
16fに達する第2エア抜き孔16hが形成される。こ
れによりケース12の出口側室12fの上部は第1及び
第2エア抜き孔16f,16hを介して第2オイル排出
通路12gに連通するように構成される。また第2エア
抜き孔16hは図示しないがシリンダブロックに形成さ
れた第4通路を介してエア混じりのオイルでも潤滑可能
な潤滑部に接続されるか、或いはシリンダブロックに形
成された第5通路を介してオイルパンのオイル戻り口に
接続される。上記エア混じりのオイルでも潤滑可能な潤
滑部とは飛沫給油による潤滑部(ノズル)等であり、エ
ア混じりのオイルが供給されても支障のない部位であ
る。なお図1の符号23は弁体16gの外周面に嵌着さ
れかつ第2オイル排出通路12gの内周面に密着する第
3シール部材(O−リング)であり、符号16iは第1
エア抜き孔16fより所定の距離だけ下方の軸部16a
の外周面に形成された突起である。
【0020】このように構成されたオイルフィルタの動
作を説明する。エンジンを始動すると、オイルはオイル
パンのオイル供給口からオイルポンプ、オイルクーラ及
びシリンダブロックの第1通路を通って図1の実線矢印
で示すようにオイル流入通路12bに流入し、更にケー
ス12の入口側室12eに流入する。入口側室12eに
流入したオイルは一点鎖線矢印で示すようにエレメント
13を通過して出口側室12fに流入する。このときオ
イルに含まれる塵埃がエレメント13により捕集され
る。出口側室12fに流入したオイルは破線矢印で示す
ように第1オイル排出通路12c及びシリンダブロック
の第2通路を通って主要潤滑部に供給されるか、二点鎖
線矢印で示すように第1エア抜き孔16f、第2エア抜
き孔16h、第2オイル排出通路12g、シリンダブロ
ックの第4通路を通って飛沫給油による潤滑部に供給さ
れるか、或いは第1エア抜き孔16f、第2エア抜き孔
16h、第2オイル排出通路12g及びシリンダブロッ
クの第5通路を通ってオイルパンに戻される。
【0021】オイルフィルタ11のエレメント13は定
期的に交換される。エレメント13を交換するときに
は、センタボルト16を弛緩する。このときセンタボル
ト16の突起16iがアッパシール部材18を乗り越え
てアッパシール部材18より上方に至る力が最も大き
く、第1シール部材21のケース12内面への密着力が
次に大きく、弾性体24の弾性力がその次に大きく、ア
ッパシール部材18の軸部16aへの密着力が最も小さ
い。このためセンタボルト16の突起16iがアッパシ
ール部材18に当接するまではキャップ14は上昇せず
にセンタボルト16のみが上昇し、センタボルト16の
頭部16bとキャップ14と間に隙間28が形成され
る。センタボルト16の突起16iがアッパシール部材
18に当接すると、センタボルト16の突起16iがア
ッパシール部材18及び弾性体押え具26を押上げると
ともに弾性体24を縮める。このときエレメント13が
アッパプレート17を介してアッパシール部材18とと
もに上昇するので、エレメント13の下面に入口側室1
2eと出口側室12fとを連通する隙間29が形成され
る(図2)。上記センタボルト16の弛緩作業中にセン
タボルト16のスリット16dの上部がケース12の出
口側室12fに臨む(図2)。
【0022】この結果、ケース12の出口側室12fが
上記スリット16dを介してドレン孔12dに連通する
ので、オイルフィルタ11外のエアがセンタボルト16
の頭部16bとキャップ14との間の隙間28を通って
キャップ14内に侵入し、更にケース12の入口側室1
2eに侵入することにより、ケース12内のオイルはス
リット16d、ドレン孔12d及びシリンダブロックの
第3通路を通ってオイルパンに戻される。なお、弾性体
押え具26の水平リング部26aがキャップ14のガイ
ド筒14dの下端に当接しても、水平リング部26a及
びガイド筒14dは密着せずに隙間が形成されており、
この隙間をエアが通過できるようになっている。水平リ
ング部26a及びガイド筒14dが密着してしまう場合
には、ガイド筒14dにエアが通過可能な切欠きや孔等
を形成してもよい。
【0023】センタボルト16を更に弛緩すると、突起
16iの上縁がアッパシール部材18の下縁に当接した
状態で、弾性体押え具26の水平リング部26aがキャ
ップ14のガイド筒14dに当接して、センタボルト1
6がエレメント13及びキャップ14ととともに上昇す
る。センタボルト16の雄ねじ部16cがケース12の
雌ねじ部12aから離脱すると略同時に第1シール部材
21がケース12の内周面から離脱する(図3)。この
とき最も上部に位置しかつ比較的容積の小さいキャップ
14内のオイルは全てエアに置換され、オイルの液面は
ケース12の上端より下方に位置する。この結果、キャ
ップ14をセンタボルト16及びエレメント13ととも
にケース12から引抜いてもオイルがケース12外に漏
洩することはない。
【0024】上記センタボルト16からエレメント13
を引抜くと、弾性体24はその弾性力により弾性体押え
具26を押下げる。しかし、弾性体押え具26は弾性体
24により所定の距離だけ押下げられた後にフランジ部
26dがリテーナ27に係止し、弾性体24は弾性体押
え具26を介してリテーナ27により保持されるので、
弾性体24を紛失することはない。上記センタボルト1
6に新品のエレメント13を嵌入し、このセンタボルト
16の雄ねじ部16cをケース12の雌ねじ部12aに
螺合すると、ケース12の出口側室12fとドレン孔1
2dとが遮断される。同時にセンタボルト16の弁体1
6gが第2オイル排出通路12gに挿入されるので、第
2オイル排出通路12gとドレン孔12dとが遮断され
る。また弾性体24の位置は上記弾性体押え具26及び
リテーナ27により一義的に決められているため、弾性
体24を常にキャップ14及びエレメント13間の所定
の位置に着座させることができ、エレメント13は常に
弾性体24の過不足のない所定の弾性力により押し下げ
れられる。
【0025】この状態でエンジンを始動すると、オイル
ポンプがエンジンにより駆動されてオイルパンのオイル
がケース12下部のオイル流入通路12bからケース1
2内に流入するので、ケース12内のエアは油圧により
圧縮されてケース12内の上部に溜まる。しかし、この
エアはオイルとともに第1エア抜き孔16f、第2エア
抜き孔16h、第2オイル排出通路12g及びシリンダ
ブロックの第4通路を通って飛沫給油による潤滑部に供
給されるか、或いは第1エア抜き孔16f、第2エア抜
き孔16h、第2オイル排出通路12g及びシリンダブ
ロックの第5通路を通ってオイルパンに速やかに排出さ
れる。なお、上記飛沫給油による潤滑部にエアが混入し
たオイルが供給されても、この潤滑部はこのエアが混入
したオイルにより十分に潤滑できるので、上記潤滑部に
焼付きが生じることはない。
【0026】なお、上記実施の形態では、オイルフィル
タとしてエンジンオイルを濾過するフィルタを挙げた
が、ギヤオイル又はその他の液体、例えば燃料を濾過す
るフィルタでもよい。また、上記実施の形態では、エレ
メントを押下げる弾性体として圧縮コイルばねを用いた
が、エレメントを押下げることができれば、弾性体とし
て板ばね、円筒状のラバー又はその他の弾性体を用いて
もよい。更に、上記実施の形態では、雄ねじ部の下部に
4本のスリットを形成したが、スリットの本数は1〜3
本又は5本以上でもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、エ
レメントを交換するためにセンタボルトを弛緩すると、
センタボルトの頭部とキャップと間に形成された隙間か
らエアがキャップ及びケース内に侵入し、ケースの出口
側室がセンタボルトのスリットを介してドレン孔に連通
するので、キャップ及びケース内の液体はドレン孔から
液体貯留部に排出される。この液体の排出は速やかに行
われるため、センタボルトを更に弛緩してセンタボルト
の雄ねじ部がケースの雌ねじ部から離脱するまでに、少
なくともキャップ内の液体は全て排出される。この結
果、キャップをケースから外しても液体が外部に漏れる
ことはない。
【0028】またセンタボルトの雄ねじ部をケースの雌
ねじ部に螺合すると、ケースの出口側室とドレン孔とが
遮断され、センタボルトを弛緩すると、上記出口側室と
ドレン孔とがスリットを介して連通する。即ちセンタボ
ルトがドレン孔を開閉するバルブの機能を有する。この
結果、第1及び第2ドレンバルブを必要とする従来のオ
イルフィルタと比較して、本発明では上記第1及び第2
ドレンボルトは不要になるので、液体フィルタの部品点
数及び組立工数を削減できる。またエレメントの交換時
にセンタボルトの着脱に加えて上記第1及び第2ドレン
ボルトの着脱等を必要とする従来のオイルフィルタと比
較して、本発明ではセンタボルトの着脱だけで済むの
で、エレメントの交換作業性を向上できる。
【0029】またエレメントの上端にセンタボルトの軸
部外周面に密着するアッパシール部材を取付け、キャッ
プとアッパシール部材との間にエレメントを押下げる弾
性体を介装し、アッパシール部材と弾性体との間に弾性
体押え具を介装し、更に弾性体押え具の所定の上下動を
許容しかつ弾性体を弾性体押え具を介して保持するリテ
ーナをキャップに取付ければ、センタボルトの雄ねじ部
をケースの雌ねじ部から外し、キャップをケースから外
した後に、センタボルトからエレメントを引抜くと、弾
性体はその弾性力により弾性体押え具を押下げる。しか
し、弾性体押え具は弾性体により所定の距離だけ押下げ
られた後にリテーナに係止する。この結果、弾性体は弾
性体押え具を介してリテーナにより保持されるので、弾
性体を紛失することはない。また弾性体の位置は上記弾
性体押え具及びリテーナにより一義的に決められている
ため、弾性体を常にキャップ及びエレメント間の所定の
位置に着座させることができる。この結果、エレメント
は常に弾性体の過不足のない所定の弾性力により押し下
げれられる。
【0030】更にケースの上端より所定の距離だけ下方
のセンタボルトの軸部に第1エア抜き孔を形成し、一端
がケースの雌ねじ部の下端に連通しかつ他端がエア混じ
りの液体の供給によっても支障のない部位或いは液体貯
留部に接続された第2液体排出通路をケースの下部に形
成し、軸部の下面から第1エア抜き孔に達する第2エア
抜き孔をセンタボルトに形成し、ケースの出口側室の上
部が第1及び第2エア抜き孔を介して第2液体排出通路
に連通するように構成すれば、エレメントを交換した後
に、ケース内に液体が流入すると、ケース内の上部にエ
アが溜まるけれども、このエアは液体とともに第1エア
抜き孔、第2エア抜き孔及び第2液体排出通路を通っ
て、エア混じりの液体の供給によっても支障のない部位
に供給されたり、或いは直接液体貯留部に戻される。上
記エア混じりの液体の供給によっても支障のない部位と
は、具体的には飛沫給油による潤滑部等である。この結
果、ケース内の上部に溜まったエアはケースから速やか
に排出されるため、クランク軸の軸受メタルや極めて高
速で回転するターボ過給機の回転軸を保持する軸受部等
にエア混じりの液体(オイル)が供給されることはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のオイルフィルタを示す縦断面
図。
【図2】そのオイルフィルタのセンタボルトを弛緩して
スリットが出口側室に臨んだ状態を示す図1に対応する
断面図。
【図3】そのセンタボルトを更に弛緩してセンタボルト
の雄ねじ部がケースの雌ねじ部から外れた状態を示す図
1に対応する断面図。
【図4】図1のA−A線断面図。
【図5】ケースから外しかつセンタボルトを引抜いた状
態を示すキャップの縦断面図。
【図6】従来例を示すオイルフィルタの縦断面図。
【図7】その第1ドレンボルトを外しかつ第2ドレンボ
ルトを弛緩した状態を示す図1に対応する断面図。
【符号の説明】
11 オイルフィルタ(液体フィルタ) 12 ケース 12a 雌ねじ部 12b オイル流入通路(液体流入通路) 12c 第1オイル排出通路(第1液体排出通路) 12d ドレン孔 12e 入口側室 12f 出口側室 12g 第2オイル排出通路(第2液体排出通路) 13 エレメント 14 キャップ 16 センタボルト 16a 軸部 16b 頭部 16c 雄ねじ部 16d スリット 16f 第1エア抜き孔 16h 第2エア抜き孔 18 アッパシール部材 24 弾性体 26 弾性体押え具 27 リテーナ 28 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開放され下部中央に雌ねじ部(12
    a)が形成され下部に液体流入通路(12b)、第1液体排出
    通路(12c)及びドレン孔(12d)がそれぞれ形成されかつ前
    記雌ねじ部(12a)が前記ドレン孔(12d)に連通するケース
    (12)と、 前記ケース(12)内に収容され前記ケース(12)内を外周側
    の入口側室(12e)と内周側の出口側室(12f)に区画し前記
    入口側室(12e)を前記液体流入通路(12b)に連通させかつ
    前記出口側室(12f)を前記第1液体排出通路(12c)に連通
    させるエレメント(13)と、 前記ケース(12)の上部に取付けられ前記ケース(12)の上
    部を閉止するキャップ(14)と、 前記キャップ(14)の中央から前記エレメント(13)内に挿
    通される軸部(16a)とこの軸部(16a)の上端に設けられた
    頭部(16b)と前記軸部(16a)の下部に形成され前記雌ねじ
    部(12a)に螺合可能な雄ねじ部(16c)とこの雄ねじ部(16
    c)の下部に軸方向に延びて形成されたスリット(16d)と
    を有するセンタボルト(16)とを備えた液体フィルタであ
    って、 前記センタボルト(16)を弛緩したときに前記頭部(16b)
    及び前記キャップ(14)間にエアが前記キャップ(14)及び
    前記ケース(12)内に侵入可能な隙間(28)が形成され、か
    つ前記出口側室(12f)が前記センタボルト(16)のスリッ
    ト(16d)を介して前記ドレン孔(12d)に連通するように構
    成されたことを特徴とする液体フィルタ。
  2. 【請求項2】 センタボルト(16)の雄ねじ部(16c)をケ
    ース(12)の雌ねじ部(12a)に螺合することにより、ケー
    ス(12)の出口側室(12f)とドレン孔(12d)とが遮断される
    ように構成された請求項1記載の液体フィルタ。
  3. 【請求項3】 エレメント(13)の上端にセンタボルト(1
    6)の軸部(16a)外周面に密着するアッパシール部材(18)
    が取付けられ、 キャップ(14)と前記アッパシール部材(18)との間に前記
    エレメント(13)を押下げる弾性体(24)が介装され、 前記アッパシール部材(18)と前記弾性体(24)との間に弾
    性体押え具(26)が介装され、 前記弾性体押え具(26)の所定の上下動を許容しかつ前記
    弾性体(24)を前記弾性体押え具(26)を介して保持するリ
    テーナ(27)が前記キャップ(14)に取付けられた請求項1
    又は2記載の液体フィルタ。
  4. 【請求項4】 ケース(12)の上端より所定の距離だけ下
    方のセンタボルト(16)の軸部(16a)にこの軸部(16a)の半
    径方向に延びる第1エア抜き孔(16f)が形成され、 一端が前記ケース(12)の雌ねじ部(12a)の下端に連通し
    かつ他端がエア混じりの液体の供給によっても支障のな
    い部位或いは液体貯留部に接続された第2液体排出通路
    (12g)が前記ケース(12)の下部に形成され、 前記軸部(16a)の下面から軸方向に延びて前記第1エア
    抜き孔(16f)に達する第2エア抜き孔(16h)が前記センタ
    ボルト(16)に形成され、 前記ケース(12)の出口側室(12f)の上部が前記第1及び
    第2エア抜き孔(16f,16h)を介して前記第2液体排出通
    路(12g)に連通するように構成された請求項1ないし3
    いずれか記載の液体フィルタ。
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