JP2000108184A - 電動トグル式竪型型締装置 - Google Patents

電動トグル式竪型型締装置

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JP2000108184A
JP2000108184A JP11301315A JP30131599A JP2000108184A JP 2000108184 A JP2000108184 A JP 2000108184A JP 11301315 A JP11301315 A JP 11301315A JP 30131599 A JP30131599 A JP 30131599A JP 2000108184 A JP2000108184 A JP 2000108184A
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JP
Japan
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mold
link
operating member
pressure receiving
screw shaft
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JP11301315A
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English (en)
Inventor
Koichi Matsubayashi
公一 松林
Shinsuke Takahashi
信介 高橋
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モータによる回転運動を直線運動に変換
するねじ軸を支持ロッドにより常時垂直に支持すること
によって、開閉作動時のねじ軸の横振れやリンク作動部
材の共廻りなどによる型開閉や型締の際の不都合を防止
する。 【解決手段】 機台上に固定した型置盤1に型締用の牽
引シャフト7を上下動自在に貫通して設ける。牽引シャ
フト7の上端と下端とに可動盤8と受圧板6を水平に設
ける。受圧板6と型置盤1とにわたりダブルリンクのト
グル機構3を縦に設ける。受圧板6の中央部にねじ軸1
4を回転自在に立設する。ねじ軸14に両側をトグル機
構3の一対の作動リンク11にピン結合したナット状の
リンク作動部材12を螺合する。リンク作動部材12の
他側を型置盤1から受圧板6を貫通して垂直に設けた支
持ロッド26に挿通支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動源を電動モ
ータとし、その回転運動をねじ軸によりトグル機構を伸
縮作動する直線運動に変換して金型の型締を行う電動ト
グル式竪型型締装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】射出成形機の駆動源と
して、電動サーボモータ等の電動モータが採用されるよ
うになり、これにより横型の型締装置に使用されていた
トグル機構も竪型の型締装置に利用できるようになっ
た。
【0003】型締装置としては、機台内にトグル機構を
収容する関係から、機台上に固定した型置盤の四隅部を
貫通して設けた牽引シャフトを、機台内のトグル機構の
伸縮動作により上下動して型締を行う構造が採用されて
いる。この伸縮作動は電動モータにより回転するねじ軸
と、そのねじ軸と螺合したナット状のリンク作動部材と
によって、回転運動をリンク作動部材の直線運動に変換
し、ねじ軸の正逆回転によりリンク作動部材を往復動す
ることによって生ずる。
【0004】またリンク機構としては、機台上の型置盤
と牽引シャフト上端の可動盤とに分割して取付けた金型
を、傾きなく型閉じ又は型開するために、可動盤を水平
に昇降する必要があることから、一対のリンクを上記型
置盤と牽引シャフト下端に連結した受圧板とにわたり連
結して対設したダブルリンクのトグル機構が採用されて
おり、その一対のリンクの作動リンクを、受圧板から回
転自在に立設した上記ねじ軸のリンク作動部材にピン結
合して、ねじ軸の回転に伴うリンク作動部材と該ねじ軸
の相対的な軸方向移動により、一対のリンクが同時に作
動するようにしてある。
【0005】このような構成による竪型の型締装置で
は、ねじ軸と共にリンク作動部材も同一方向に回動する
傾向にあり、これをリンク作動部材に連結した上記作動
リンクが受け止めて回動を防止しているため、ピンによ
る結合部に側方への応力が集中して摩耗し易くなり、こ
れが長期使用による連結部のがたつきとなって、伸縮動
作に遊びが生じたり、機械騒音の原因となることが多
い。
【0006】また一対のリンクに対する引張力や押し戻
し力が均等に作用するように、ねじ軸を受圧板の中心に
立設し、ねじ軸の中心とリンク中心間の距離を同一にし
ているが、ねじ軸の先端が自由状態にあり、受圧板にお
ける取付けも軸受部材により回動自在に行われているこ
とから、リンク作動部材が先端部に位置するに従ってね
じ軸に横振れが生じ易く、この横振れによりリンク作動
部材も左右交互に競り上がるように作用することになる
ので、一対のリンクに対する操作力が不均衡になり易
く、これがリンク伸縮の差となって型開閉や型締が水平
に行い難くななる。また長期間の使用では金型に噛りが
発生したり、型開閉がスムーズ行い難くなるなどの不都
合が生ずる。
【0007】この発明は上記課題を解決するために考え
られたものであって、その目的は、支持ロッドの採用に
より、電動モータによる回転運動を直線運動に変換する
ねじ軸の横振れや、リンク作動部材の共廻り及び競り上
がり作動などを防止し、長期間の使用においても一対の
リンクが均等に作動して型開閉や型締に不都合が生じな
い新たな電動トグル式竪型型締装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、機台上に固定した型置盤を貫通して上下動自在に設
けた所要本数の型締用の牽引シャフトと、それら牽引シ
ャフトの上端と下端とに水平に設けた可動盤及び受圧板
と、その受圧板と上記型置盤とにわたり縦に設けたダブ
ルリンクのトグル機構と、受圧板の中央部に回転自在に
立設した駆動源を電動モータとするねじ軸と螺合し、か
つ両側をトグル機構の一対の作動リンクにピン結合した
ナット状のリンク作動部材と、そのリンク作動部材の他
側に型置盤から受圧板を貫通して垂直に設けた支持ロッ
ドとからなり、その支持ロッドにリンク作動部材を挿通
支持してなる、というものである。
【0009】上記構成では、ねじ軸がリンク作動部材を
介して垂直な支持ロッドに支持されるので、開閉作動時
におけるねじ軸の横振れ、さらには長期間の使用により
生じがちな緩傾斜等が防止される。また支持ロッドがリ
ンク作動部材の共廻りや競り上がりを阻止するので、作
動リンクとの連結部に集中する応力の緩和により摩耗が
減少して連結部のがたつきが改善され、リンク機構の伸
縮作動に際してもて、支持ロッドは受圧板を貫通して突
出するので障害とならず、型開閉及び型締がスムーズに
行われるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図中1は機台2の上面に水平に固
設した型置盤、3は機台2の内部に型置盤1側を反力と
して縦に設けたダブルリンクのトグル機構で、上部リン
ク4と下部リンク5を側方の作動リンク11と共に枢軸
ピン10により回動自在に連結した一対のリンクからな
る。
【0011】上記型置盤1の四隅部には型締用の牽引シ
ャフト7,7が上下動自在に貫通して設けてあり、その
4本の牽引シャフト7,7の下端に受圧盤6が、また上
端に可動盤8がそれぞれ四隅部を連結して水平に設けて
ある。この可動盤8の上部には、図では省略したが、先
端にノズルを備えた加熱筒を下向きにして射出装置が縦
に設置してある。また上記型置盤1と可動盤8との対向
面には射出成形用の金型9が分割して取付けてあり、そ
の金型9は可動盤8の昇降により開閉するようになって
いる。
【0012】上記トグル機構3は、作動リンク11を内
向きにして、上部リンク4の端部を型置盤1に、下部リ
ンク5の端部を受圧板6にそれぞれピン結合して、型置
盤1と受圧板6とにわたり縦に対設され、その中央部に
ナット状のリンク作動部材12と螺合した駆動用のねじ
軸14が受圧板6から立設してある。
【0013】上記リンク作動部材12は内部にボールナ
ット13を有し、またねじ軸14はボールねじからな
る。このねじ軸14は受圧板6に嵌合固定した軸受部材
15に回転自在に挿通保持して垂直に設けてある。また
リンク作動部材12は両側に突設した耳片11aを、上
記作動リンク11にピン17により回動自在に結合して
一対のリンクと連結してある。
【0014】上記ねじ軸14の軸受部材15から下側に
突出した軸端には、回転駆動用のプーリー16が取付け
てあり、このプーリー16に電動サーボモータ(図示せ
ず)の回転力が駆動用ベルトをもって伝達されることで
ねじ軸14が回転し、その回転により上記リンク作動部
材12が軸方向に移動して枢軸部分を引張りまたは押圧
して、上部及び下部リンク4,5を上下方向に伸縮す
る。
【0015】26,26は上記リンク作動部材12のガ
イドとなる一対の支持ロッドで、上記型置盤1の下側中
央部に設けた支持板27に上端をナット25により固着
して、上記受圧板6を貫通するところまで垂直に設けら
れており、その両方に上記リンク作動部材12の張出部
が上下動自在に挿通してある。また受圧板6より下側に
突出したロッド下端に上記フランジ23がボルト止めさ
れ、そのフランジ23と受圧板6の下面との間に上記ば
ね部材24が配設してある。
【0016】このばね部材24は、上記リンク機構3の
上部及び下部リンク4、5が伸長しきる前の型閉じ完了
近くにて、受圧板6に掛かる全ての重量を受け、上記金
型9a,9bが低圧で接するようにして、型閉完了付近
での電動サーボモータによる型締制御を容易となすため
に設けられている。
【0017】このような構造では、図2に示す型閉じ状
態においてねじ軸14が正回転すると、その回転力はリ
ンク作動部材12によって、ねじ軸14と一緒に受圧板
6を上方へ押し上げる直線方向への移動力となる。この
際、リンク作動部材12は支持ロッド26,26によっ
て、ねじ軸14と共に同一方向に回動するのが阻止され
るので、作動リンクとの連結部に集中する側方への応力
が緩和される。
【0018】またリンク作動部材12は、ねじ軸14の
回転に伴いねじ軸上を移動するようになり、そこに生じ
た応力がリンク機構3の両方の枢軸ピン10,10に集
中すると共に、リンク作動部材12に作用する反力によ
り作動リンク11,11が同時に下側に引っ張られて、
上下部リンク4,5が内側に折曲するようになる。これ
により受圧板6はねじ軸14の回転に伴い上記牽引シャ
フト7,7と共に上昇する。この際、支持ロッド26,
26は受圧板6を貫通して突出するので障害とならず、
型開きがスムーズに行われて図3の状態となる。
【0019】また図3の型開状態においてねじ軸14が
逆回転すると、その回転力はリンク作動部材12によっ
て、ねじ軸14と一緒に受圧板6を下方へ押し下げる移
動力となる。これによりリンク機構3が伸長作動して受
圧板6がねじ軸14の回転に伴い上記牽引シャフト7,
7と共に降下して、型閉じから図1に示す型締へと移行
する。
【0020】上記実施形態において、リンク作動部材1
2はねじ軸14の回転に伴い、ねじ軸14の基端部と上
端部とを往復移動することになるが、リンク作動部材1
2は支持ロッド26,26によりねじ軸14を常に垂直
に支持するので、リンク作動部材12の共廻りや競り上
がり移動、ねじ軸14の横振れなどが防止される。これ
により一対のリンクに対する操作力が均等に作用するよ
うになり、長期間の使用により生じがちなねじ軸の緩傾
斜や連結部のがたつきなども改善されることから、ダブ
ルリンクのトグル機構3を電動モータにより駆動する竪
型型締装置であっても、型開閉及び型締をスムーズに行
い得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る電動トグル式竪型型締装置の
型閉時の略示縦断側面図である。
【図2】 同上の略示縦断正面図てある。
【図3】 型開時の略示縦断正面図である。
【符号の説明】
1 型置盤 2 機台 3 トグル機構 4 上部リンク 5 下部リンク 6 受圧板 7 牽引シャフト 8 可動盤 9 金型 10 枢軸ピン 11a 耳片 11 作動リンク 26 支持ロッド 27 支持板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台上に固定した型置盤を貫通して上下
    動自在に設けた所要本数の型締用の牽引シャフトと、そ
    れら牽引シャフトの上端と下端とに水平に設けた可動盤
    及び受圧板と、その受圧板と上記型置盤とにわたり縦に
    設けたダブルリンクのトグル機構と、受圧板の中央部に
    回転自在に立設した駆動源を電動モータとするねじ軸と
    螺合し、かつ両側をトグル機構の一対の作動リンクにピ
    ン結合したナット状のリンク作動部材と、そのリンク作
    動部材の他側に型置盤から受圧板を貫通して垂直に設け
    た支持ロッドとからなり、その支持ロッドにリンク作動
    部材を挿通支持してなることを特徴とする電動トグル式
    竪型型締装置。
JP11301315A 1999-10-22 1999-10-22 電動トグル式竪型型締装置 Pending JP2000108184A (ja)

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