JP2000107673A - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
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- JP2000107673A JP2000107673A JP10292884A JP29288498A JP2000107673A JP 2000107673 A JP2000107673 A JP 2000107673A JP 10292884 A JP10292884 A JP 10292884A JP 29288498 A JP29288498 A JP 29288498A JP 2000107673 A JP2000107673 A JP 2000107673A
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Abstract
うにして、塗布剤吐出量を微妙に調整出来る塗布具を提
供すること。 【解決手段】 内部に塗布剤収納室を設けた容器本体の
開口部前方に、塗布剤を吐出しかつ塗布しうる塗布先を
設けた塗布具において、前記容器本体は、その側面に縦
襞状の蛇腹部を少なくとも1ヶ所形成したものであるこ
とを特徴とする塗布具。
Description
ンキ、修正液、糊、化粧液、薬剤、補修剤、コーティン
グ剤などの塗布剤を塗布する塗布具に関する。
うる容器本体と、容器本体の先端に内蔵の塗布剤を塗り
ならす塗布先と、必要に応じて塗布先の乾燥防止・塗布
先を保護する脱着が簡易なキャップとで構成した塗布具
が知られている。より詳しく述べれば、容器本体は、熱
可塑性樹脂を用いてダイレクトブロー成形法又はインジ
ェクションブロー成形法で、高圧空気などで容器本体口
部より胴部を膨らませて形成したものであり、その形状
は、長軸状・偏平状・くびれ状などのものがあり、その
大きさは、筆記具容器のような小さなものから、糊容器
のようにやや大きなものまで種々知られている。塗布先
は、塗布剤を吐出する小口を先端に有した1部材で形成
したものや、塗布剤漏れを防止するため先端に弁機構を
保持した複数部材で形成したものや、塗布剤を塗りなら
しやすいようにその先端にスポンジ部材・はけ状部材な
どを設けたものが知られている。容器本体と塗布先部材
の結合としては、単純な圧入結合・螺合結合・両部材に
形成したリブの乗り越えによる抜け止め結合の各構造を
採用したものが知られている。上記塗布具から塗布剤を
吐出させる方法としては、容器本体の最小肉厚が厚く可
撓性を有しないものの場合、塗布剤の自重落下現象を利
用して塗布剤を吐出させる方法が採用され、容器本体の
最小肉厚が薄く可撓性を有するものの場合、容器本体に
押圧力を加え、塗布剤の自重落下現象に容器加圧も加味
して塗布剤を吐出させる方法が採用されている。特に、
後者の塗布剤の自重落下現象に容器加圧も加味して塗布
剤を吐出させる方法は、塗布先からの塗布剤吐出量を調
整出来るので、好ましい方法である。さらに、容器本体
の押圧調整を、よりし易くするため、容器押圧部分に位
置する容器横断面を偏平形状にし、その長辺側中央部を
膨らませたり凹ませたり、前記のブロー成形時、容器押
圧部分の肉厚が適度となるような方法を採用したり、適
度な硬さの合成樹脂材を用いたりするという方法が採用
されていた。
来の容器押圧性を向上するための種々の方法では、容器
の一部を極部的に押圧するのみなので、容器の押圧変形
量を小から大へと段階的に調整することが困難で、結果
として、塗布具の塗布剤吐出量を小から大へと段階的に
調整することは困難であった。本発明は、塗布具の塗布
剤吐出量を小から大へと微妙に段階的に調整出来るよう
にすること、つまり、容器本体の可撓性で、容器本体の
押圧変形量を小から大へと微妙に段階的に調整出来るよ
うにすることを課題とする。
成するためになしたものであって、内部に塗布剤収納室
を設けた容器本体の開口部前方に、塗布剤を吐出しかつ
塗布しうる塗布先を設けた塗布具において、前記容器本
体は、その側面に縦襞状の蛇腹部を少なくとも1ヶ所形
成したものであることを特徴とする塗布具を要旨とする
ものである。
ら、更に詳細に説明する。図1〜図4に第一実施例を示
す。図1は正面図であり、図2は図1の側面を示し、図
3は底面を示し、図4は図1のA−A断面を示す。参照
符号1は、先端が開口した(図示は省略)横断面が略長
方形の容器本体である。この容器本体1の内部は塗布剤
収納室となっている。容器本体1開口部には、塗布先2
を容器本体1先端より突出するように取り付けている。
容器本体1開口部と塗布先2とは螺合結合している。塗
布先2は先端が円柱形の塗布部と、塗布部中心からさら
に突出する芯部とを有し、この芯部は、塗布先2内にあ
って芯部後方に配置した弾撥部により前方に付勢され、
塗布部内部先端と当接して弁機構を構成している。塗布
先2先方には、塗布先2先方を保護し、塗布先2から簡
易に脱着出来るようにしたクリップ部を有するキャップ
3を取り付けている。容器本体1は、その正面及び背面
を凸曲面形状に膨らむ押部1aとなしており、更に、容
器本体1の左右の側面及び底面には、連続する3本の谷
部を有した縦襞状の蛇腹部1bを設けている。容器本体
1の横断面は、略長方形に成形しており、その壁の肉厚
は、蛇腹部1bの方を押部1aより薄くなるように成形
しており、更に、蛇腹部1bにおいては、山部の方を谷
部より薄くなるように成形している。
用に当たって、容器本体の押部を押圧する(図3の矢印
Pは、容器本体に対する押圧方向を示す)と、押部が厚
肉なので、押圧力は容器本体周囲の蛇腹部全般に加わ
り、さらに蛇腹部の山部肉厚が相対的に薄いので押圧力
を最も受けて谷部同士が近接するようにたわみ変形し、
結果として容器本体側周面の蛇腹部が縮む。つまり、押
部に小から大へと段階的に加える微妙な力加減が、縦襞
状の蛇腹部の押圧たわみ変形量を小から大へと段階的に
反映することとなり、容器本体の微妙な押圧調整が可能
となる。さらに本実施例では、蛇腹部を側周全般に設け
ているので、容器押圧力を小から大へと広い範囲で調整
出来る。尚、容器本体に顔料インキ等を内蔵する場合
は、塗布具使用時に、沈降した顔料を均質な分散状態に
戻す攪拌部材を用いることもできる。
面図であり、図6は図5の側面を示し、図7は容器本体
の上面を示し、図8は図5のB−B断面を示す。参照符
号11は、先端が開口した口部11dを有した、縦長状
の横断面が略長方形の容器本体である。この容器本体1
1の内部は塗布剤収納室となっている。容器本体11の
口部11dには、塗布先2を容器本体1先端より突出す
るように取り付けている。容器本体1開口部と塗布先2
とは螺合結合している。塗布先2先方には、塗布先2先
方を保護し、塗布先2から簡易に脱着出来るようにした
クリップ部を有するキャップ3を取り付けている。な
お、容器本体11後端部に形成した円柱状突起は、塗布
具を使用するときに、キャップ3を取り付ける後端突起
部11cである。容器本体11は、その正面及び背面を
湾曲面上に膨らむ押部11aとなしており、この押部1
1aの位置は、容器本体を持ったとき、押圧し易い位
置、即ち、容器本体の上部である。容器本体11の左側
面及び右側面には、各々2本の谷部を有した縦襞状の蛇
腹部11bを設けている。容器本体11の横断面は、略
長方形に成形しており、その壁の肉厚は、蛇腹部11b
の方を押部11aより薄くなるように成形しており、更
に、蛇腹部11bにおいては、山部の方を谷部より薄く
なるように成形している。
あり、容器本体の押部を押圧する(図7の矢印Pは、容
器本体に対する押圧方向を示す)ことにより、蛇腹部が
縮み、塗布剤を塗布できるが、更に付け加えると以下の
ようである。容器本体は縦長状なので、ポケット等に差
して保持出来るので携帯性に良く、かつ、縦襞状の蛇腹
部を両側面に有しているので容器押圧調整が容易であ
る。尚、第一、第二実施例において、容器本体の蛇腹部
は直線形状で示したが、波形状などでも良く、要は縦方
向の襞形状であれば良い。
正面図であり、図10は図9の側面を示し、図11は容
器本体の上面を示し、図12は図9のC−C断面を示
す。参照符号21は、先端が開口した口部21dを有し
た、縦長状の容器本体である。この容器本体21は、先
方の左側側面に突出部21eを形成しており(図9参
照)、この突出部21eの横断面は、略馬蹄形となって
いる。この容器本体21の内部は塗布剤収納室となって
いる。容器本体21の口部21dには、塗布先2を容器
本体21先端より突出するように取り付けている。容器
本体1開口部と塗布先2とは螺合結合している。塗布先
2先方には、塗布先2先方を保護し、塗布先2から簡易
に脱着出来るようにしたクリップ部を有するキャップ3
を取り付けている。尚、容器本体21後端部に形成し
た、先端が半球状の円柱状突起は、塗布具を使用すると
きに、キャップ3を取り付ける後端突起部21cであ
る。容器本体21は、突出部21eの正面及び背面を凸
曲面状の押部21aとなしており、突出部21eの左側
面側には、押部21a位置で深くなる2本の谷部を有し
た縦襞状の蛇腹部21bを設けている。容器本体21右
側面の、前記押部21eと対応する位置には、前後が突
出し、その間が湾曲して凹んだ指掛け部21eを設けて
いる。蛇腹部21bは、押部21a位置で左右外方側に
広がる湾曲形状となし、後方は直線形状となるように設
けている(図10参照)。突出部21eの横断面は、略
馬蹄形に成形しており、その壁の肉厚は、蛇腹部21b
の方を押部21aより薄くなるように成形しており、更
に、蛇腹部21bにおいては、山部の方を谷部より薄く
なるように成形している(図12参照)。
あり、容器本体の押部を押圧する(図11の矢印Pは、
容器本体に対する押圧方向を示す)ことにより、蛇腹部
が縮み、塗布剤を塗布できるが、更に付け加えると以下
のようである。容器本体は縦長状で、容器本体押部位置
が形状明示されているので押し位置が分かり易く、押部
近傍の縦襞状の蛇腹部に薄肉厚部を設けているので、容
器押圧力がより軽くなる。さらに、塗布操作での容器保
持・押圧操作で、容器押圧操作に用いる指以外の容器を
保持している指を指掛け部に添えられるので、容器押圧
操作での容器保持安定性に良い。尚、本実施例では、指
掛け部を凹凸形状で示したが、等ピッチのローレット模
様を設けたり、滑り抵抗性のある難滑り材を別に設けた
り、かかる性質のインキで容器本体の当該部を印刷して
も良い。
3は正面図であり、図14は図13の側面を示し、図1
5は容器本体の上面を示し、図16は図13のD−D断
面を示す。参照符号31は、先端が開口した口部31d
を有した、縦長状の容器本体である。この容器本体31
は、先方の左側面斜め方向に突出部31eを形成してい
る(図15参照)。この突出部31eは、容器本体31
横断面の対称軸(図16参照、E−E線で示す)に交差
する方向に設けている。この容器本体31の内部は塗布
剤収納室となっている。容器本体31の口部31dに
は、塗布先2を容器本体31先端より突出するように取
り付けている。容器本体31開口部と塗布先2とは螺合
結合している。塗布先2先方には、塗布先2先方を保護
し、塗布先2から簡易に脱着出来るようにしたクリップ
部を有するキャップ3を取り付けている。尚、容器本体
31後端部に形成した、先端が半球状の円柱状突起は、
塗布具を使用するときに、キャップ3を取り付ける後端
突起部31cである。容器本体31は、全体は円柱形で
あり、側面の前方部に突出部31eを設けたものであ
る。この突出部31eは、外側ほど面積が狭くなる、階
段状の前後縦襞形状を含む周状の2層の蛇腹部31bを
設けたものであって、もっとも外側の面を押部31aと
なしている。容器本体31の蛇腹部31b肉厚は、周囲
の肉厚より薄くなるようにしている(図15・図16参
照)。
あり、容器本体の押部を押圧する(図15の矢印Pは、
容器本体に対する押圧方向を示す)ことにより、蛇腹部
が縮み、塗布剤を塗布できるが、更に付け加えると以下
のようである。容器本体の押部が、ボタン状に形状的に
明示されているので、押し位置が分かり易く、このボタ
ン状押部は、斜め方向に突出しているので、親指又は人
差し指での容器押圧操作性が良い。尚、第三・第四実施
例で、押部・蛇腹部を容器本体からの一部突出形状とし
て示したが、これらは、第一実施例に比べ、容器押圧を
大小の広い範囲で調整するのではなく、一定範囲圧内で
の微少調整に良いという長所もある。さらに、蛇腹部の
谷部を2本・3本で例示したが、1本又は必要に応じて
4本以上でも良い。押部横断面での蛇腹部の山・谷の高
さは例示のように揃えても、中央側が浅く周辺側を深く
なるようにしても、逆の配置にしても良い。
圧調整が出来るので、塗布剤吐出量を微妙に調整出来る
といった長所を有するものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に塗布剤収納室を設けた容器本体の
開口部前方に、塗布剤を吐出しかつ塗布しうる塗布先を
設けた塗布具において、前記容器本体は、その側面に縦
襞状の蛇腹部を少なくとも1ヶ所形成したものであるこ
とを特徴とする塗布具。 - 【請求項2】 容器本体は、その側面に突出部が形成さ
れており、この突出部に縦襞状の蛇腹部を形成したこと
を特徴とする請求項1記載の塗布具。 - 【請求項3】 突出部を、容器本体横断面の対称軸に交
差する方向に設けたことを特徴とする請求項2記載の塗
布具。 - 【請求項4】蛇腹部の反対側の容器本体側面に、指滑り
抵抗を有する指掛け部を設けたことを特徴とする請求項
1乃至3のいずれかに記載の塗布具。
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Family Applications (1)
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-
1998
- 1998-09-30 JP JP29288498A patent/JP3893771B2/ja not_active Expired - Lifetime
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