JP2577543Y2 - 弁付塗布具の先端部 - Google Patents

弁付塗布具の先端部

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JP2577543Y2
JP2577543Y2 JP1992065429U JP6542992U JP2577543Y2 JP 2577543 Y2 JP2577543 Y2 JP 2577543Y2 JP 1992065429 U JP1992065429 U JP 1992065429U JP 6542992 U JP6542992 U JP 6542992U JP 2577543 Y2 JP2577543 Y2 JP 2577543Y2
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武彦 横須賀
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、誤字修正液、塗料、接
着剤、インキ等の塗布液を塗布するための弁付塗布具の
先端部に関する。さらに詳細には、弁部を有する弁棒を
前方に付勢して、該弁棒の一部を先端孔より突出させる
とともに、前記弁部を先端孔後方の座部に圧接してなる
弁付塗布具の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の弁付塗布具の先端部において(図
参照)、先端孔内径より僅かに小さい外径を有する弁
棒先端を、該先端孔より突出させてなる構成が広く知ら
れている。(例えば、実開昭62−35883号公報
等)
【0003】また、均一な塗布を目的とし、先端孔や流
出間隙を調節して適正な塗布液流出量をコントロールす
る考え方が、実開昭63−72084号公報にみられ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
弁付塗布具は、筆跡幅が比較的細いため、広い面積を塗
布する場合、塗布動作を何回も繰り返す必要があり、そ
の結果塗布むらが生じ易い。
【0005】また、太い筆跡幅を得るため、前記実開昭
63−72084号公報の考え方に基づき、先端孔ある
いは流出間隙を大きくし塗布液流出量を増加させたとし
ても、被塗布面の筆跡は、弁棒先端周囲と先端孔の間の
流出間隙が通過した筆跡両縁部においては、過剰の塗布
液が塗布され、一方、弁棒先端が接触した筆跡中央部に
あっては、塗布液が十分に供給されず、カスレがちであ
った。
【0006】本考案は、前記従来の問題点を解決するた
めのものであって、塗布むらやカスレがなく、一度に広
い面積を塗布することができる、比較的太い筆跡幅を有
する弁付塗布具の先端部を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案弁付塗布具の先端
部1は、弁部31を有する弁棒3を前方に付勢して、該
弁棒3の一部を先端孔2より突出させるとともに、前記
弁部31を先端孔2後方の座部21に圧接してなる弁付
塗布具の先端部であって、前記弁棒3の弁部31の前方
の先端面を、被塗布面10に当接する先端孔12口元の
先端面と平行な平面状に形成するとともに、前記弁棒3
の先端面に接触部4を突設してなり、先端孔2口元が被
塗布面10に当接した際、前記接触部4外側に塗布液溜
まり部5を形成してなることを要件とする。
【0008】前記接触部4は、弁棒3先端面に少なくと
も一つが突設されていればよい。具体的には、弁棒3先
端面に中央に一つ配設する構成、あるいは弁棒3先端面
の任意の位置に複数配設する構成、あるいは弁棒3先端
面中央を残して該中央の外周肉部を除去した構成等が有
効である。尚、前記接触部4は、塗布時、被塗布面10
と点接触、あるいは僅かに面接触するよう構成され、非
塗布時には少なくとも先端孔2口元より前方に突出され
ていればよい。
【0009】また、前記接触部4は、弁棒3に一体に設
けられたり、あるいは弁棒3先端面に別部材を取り付け
ることによっても得られ、形状としては、例えば、円
柱、円錐、半球状等が挙げられる。
【0010】
【作用】先端孔2口元の先端面を被塗布面10に当接さ
せると、被塗布面10に接触部4が接触して、先端孔2
内且つ前記接触部4の外側で、弁棒3先端面と被塗布面
10の間に塗布液溜まり部5が形成される。それと同時
に、弁棒3が後方へ押圧されて弁部31と座部21の圧
接が解除され、塗布液が前記塗布液溜まり部5に満たさ
れる。そして、被塗布面10上をずらすと、該被塗布面
10上の接触部4通過箇所にも塗布液が行き渡り、カス
レのない太幅の筆跡を得ることができる。
【0011】
【実施例】本考案実施例を図面に従って説明する(図1
乃至図参照)。
【0012】図1及び図2に、本考案の第1実施例を示
す。内部に塗布液が収容された可撓性容器6の先端開口
部には、首部材7が螺着される。前記首部材7の先端
は、先細形状となっており、先端孔2が開口され(内径
3.7mm)、前記先端孔2後方内壁には座部21が形
成されている。前記首部材7内には、弁棒3が軸方向に
摺動自在に配置され、該弁棒3はコイルスプリング9に
よって前方に付勢状態におかれている。前記弁棒3は、
先端に流量規制部32(外径3.5mm)と、その後方
に弁部31が配設されており、前記弁部31は、前記先
端孔2後方の座部21に圧接され、前記流量規制部32
は前記先端孔2より外部へ僅かに突出している。
【0013】さらに、前記弁棒3先端面中央には円柱状
突起(外径1mm、高さ0.3mm)が軸方向に設けら
れ、接触部4を形成している。また、前記接触部4外周
と先端孔2内周で囲まれる部分には、先端孔2口元が被
塗布面10に当接した際、環状の塗布液溜まり部5が形
成される。塗布時、前記塗布液溜まり部5の軸方向の深
さは一定に保持され(ここでは0.3mm)、均一な厚
みの塗膜が得られる。さらに、前記塗布液溜まり部5
は、底面(弁棒3先端面)が被塗布面10と平行に設け
られているので、塗膜の厚みをより一層均一化できる。
【0014】図3は、第2実施例を示す。円錐状突起が
弁棒3先端面中央に設けられ、接触部4が構成されてい
る。前記接触部4は、被塗布面10と点接触により接触
面積を減少させ、被塗布面10との非接触面積、つま
り、塗布液溜まり部5の占める大きさを増加させてい
る。他の構成は図1と同様である。
【0015】図4は、第3実施例を示す。略半球状の突
起が弁棒3先端面中央に設けられ、接触部4が構成され
ている。前記接触部4は滑らかに被塗布面10と点接触
される。
【0016】図5は、第4実施例を示す。略円柱状の突
起よりなる接触部4が別部材で構成され、該突起が弁棒
3先端面中央に固着されている。
【0017】
【考案の効果】本考案は前記構成により、カスレのない
太い筆跡を得ることができ、塗布むらを生じさせずに一
度に広い面積が塗布可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す要部拡大縦断面図で
ある。
【図3】本考案の第2実施例を示す要部拡大縦断面図で
ある。
【図4】本考案の第3実施例を示す要部拡大縦断面図で
ある。
【図5】本考案の第4実施例を示す要部拡大縦断面図で
ある。
【図6】従来例を示す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁付塗布具の先端部 2 先端孔 21 座部 3 弁棒 31 弁部 32 流量規制部 4 接触部 5 塗布液溜まり部 6 容器 7 首部材 8 バネ座 9 コイルスプリング 10 被塗布面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁部31を有する弁棒を前方に
    付勢して、該弁棒の一部を先端孔より突出
    させるとともに、前記弁部31を先端孔後方
    の座部21に圧接してなる弁付塗布具の先端部であ
    って、前記弁棒(3)の弁部(31)の前方の先端面
    を、被塗布面(10)に当接する先端孔(12)口元の
    先端面と平行な平面状に形成するとともに、前記弁棒
    の先端面に接触部を突設してなり、先端孔
    口元が被塗布面10に当接した際、前記接触
    外側に塗布液溜まり部を形成してなる弁
    付塗布具の先端部
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JP2541954Y2 (ja) * 1991-10-07 1997-07-23 三菱鉛筆株式会社 流動体塗布具

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