JP2000107622A - 食料廃棄物処理機 - Google Patents

食料廃棄物処理機

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JP2000107622A
JP2000107622A JP10278614A JP27861498A JP2000107622A JP 2000107622 A JP2000107622 A JP 2000107622A JP 10278614 A JP10278614 A JP 10278614A JP 27861498 A JP27861498 A JP 27861498A JP 2000107622 A JP2000107622 A JP 2000107622A
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Japan
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food waste
cutting device
blade
rough cutting
movable blade
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JP10278614A
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Masao Kanie
正夫 蟹江
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KANIE SEISAKUSHO KK
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜や果物または魚類等の食料廃棄物をでき
るだけ細かく細断してトラックに積載できるようにする
こと。 【解決手段】 食料廃棄物処理機Mは、食料廃棄物が投
入されるホッパ1と、食料廃棄物を搬送するスクリュー
コンベア2と、食料廃棄物を切断する切断装置3とを有
して構成される。切断装置3は、食料廃棄物を粗切りす
る粗切り装置30と、粗切り装置30の上方に配置され
るガイド蓋40と、粗切り装置の一方の側部に配置され
粗切りされた食料廃棄物をさらに細かく切断する細断装
置50とから構成されている。粗切り装置30には、回
転する羽根部に装着された粗切り可動刃と粗切り可動刃
に歯合可能な固定刃が装着され、細断装置50には、複
数の刃部を有する可動刃と多数個の小孔を有する固定刃
が装着され食料廃棄物を粒状に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、野菜や果物また
は魚類等の食料廃棄物を切断して処理するための食料廃
棄物処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に野菜や果物あるいは魚類等の食料
品は、一部に不良が発生すると出荷されずに廃棄された
り、または不良部を取り除いて出荷される。これらの食
料廃棄物は比較的多量に発生しトラック等に積み込まれ
て廃棄される。しかし、食料廃棄物が細断されずに大き
な塊のままトラックに積載されると、1台に積載される
食料廃棄物の量が制限され、運搬するトラックが数多く
必要となり運搬の効率を悪くするとともに運搬費用も多
くなる。そのため、食料廃棄物を切断あるいは破砕する
ことによって1台あたりの積載量を増加させることが望
まれていた。
【0003】従来、野菜や果物等の食品を廃棄処理する
ための処理機としては、図9に示されるように、食品を
取り込んで破砕するクラッシャー部70と食品の水分を
脱水する脱水部とを有して構成されるものが提案されて
いる(特許第2652308号参照)。これによると、
クラッシャー部70には、回転運動する羽根体71の先
端に取り付けられたカッター片72と、食品を挟んで破
砕する固定カッター73と、湾曲状に形成されたパンチ
ング壁74と、が備えられている。ベルトコンベアでク
ラッシャー部70内に投入された廃棄野菜や廃棄果物等
の食料廃棄物は、円運動するカッター片72と固定カッ
ター73との間で破砕されるとともにパンチング壁74
から搾り潰されながら脱水部に投入され、脱水部におい
て食料廃棄物は、スクリューと脱水板に圧縮されながら
脱水され排出される。これによって、食料廃棄物は縮小
化され1台に積載する食料廃棄物の量を増加していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大量の食品を
廃棄処理するためには、食料品をできるだけ細断して運
搬することが効率的に望ましい。従来の特許第2652
308号に示される処理機は、食料品を破砕するための
クラッシャー部が1か所しか配置されず、廃棄食料品を
細かく切断することに限界を有している。そのため廃棄
食料品は細断されずに比較的大きな塊として残ってしま
うことがある。この塊はパンチング壁で搾り潰されて細
かくなるものの、カッターで細断されるものではないた
め、野菜や果物の芯のある固いものや逆に野菜の柔らか
過ぎるなものは、パンチング壁で搾り潰すようにしても
細断できずに残ってしまう。そのため、クラッシャー部
内に残された食料品がたまると、コンベアで搬送する新
たな食料廃棄物も大量には投入できず、生産効率も低下
しそれと共に運搬効率も低下することになる。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、食料廃棄物をできるだけ細断化することによって
廃棄処理の効率を向上させることのできる食料廃棄物処
理機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる食料
廃棄物処理機では、上記の課題を解決するために以下の
ように構成するものである。即ち、食料廃棄物を投入す
るホッパーと、前記ホッパーに投入された食料廃棄物を
搬送するコンベアと、食料廃棄物を切断する切断装置
と、を有する食料廃棄物処理機であって、前記切断装置
が、前記食料廃棄物を粗切りする粗切り装置と、粗切り
された食料廃棄物をミンチ切りする細断装置と、を有し
て構成されることを特徴とするものである。
【0007】また、前記粗切り装置が、前記粗切り装置
のケース体内に回転可能に配置される櫛状の可動刃と、
前記ケース体に装着されるとともに前記可動刃に対して
歯合可能な櫛状の固定刃と、を有して構成されることを
特徴とするものであればよい。
【0008】さらに、前記細断装置が、前記細断装置の
本体ケースを横架する駆動軸に装着され複数個の刃部を
有する可動刃と、前記可動刃に対向するように前記本体
ケースに装着された多数の小孔刃を有する固定刃と、を
備えるとともに、前記駆動軸上に粗切りされた食料廃棄
物を前記固定刃側に送給する搬送部が配設されることを
特徴とするものであればなお好ましい。
【0009】また、前記コンベアが、スクリュー式のコ
ンベアであることを特徴とするものであってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0011】本形態の食料廃棄物処理機(以下、処理機
という)Mは、図1〜2に示すように、食料廃棄物を投
入するホッパ1と、ホッパ1から食料廃棄物を搬送する
スクリューコンベア2と、スクリューコンベア2から排
出される食料廃棄物を切断する切断装置3とを有して構
成されている。
【0012】ホッパ1は、筐体に形成された枠体11内
に傾斜ガイド部12を有して食料廃棄物を中央部に集中
できるように構成され、傾斜ガイド部12の一方の傾斜
面は、下方から斜め上方に向かって延設される2本のス
クリューコンベア2を収納するために下方に突出する断
面半円状の搬送ガイド部14が形成されている。搬送ガ
イド部14の枠体11から上部においては搬送ガイド部
14の両端縁から上向きに立設する壁が形成され、さら
に、搬送ガイド部14の下端部には排水用の排水口15
(図2参照)が形成されるとともに、上端部には食料廃
棄物を切断装置3に送給するための排出口16(図2参
照)が形成され、排出口16から下方に向かって搬入ガ
イド17が排出口16の回りを囲むように配置されてい
る。排水口15には、排水口15を開閉しシリンダ18
によって駆動される開閉蓋19が配置されている。搬入
ガイド17は下面側から見て矩形に形成されるととも
に、下方が解放されスクリューコンベア2によって上昇
された食料廃棄物を切断装置3に落下搬入するようにガ
イドする。
【0013】それぞれのスクリューコンベア2は中心部
に長手方向に向かって回転軸部21形成され、回転軸部
21の回りに螺旋状の羽根部22が回転軸部21と共に
回転するように形成されている。回転軸部21の上下端
は、それぞれ傾斜ガイド部12にユニット型軸受23、
23を介して支持されるとともに、下端部においてホッ
パ1の下方に配置された図示しないモータによって回転
駆動される。
【0014】切断装置3は、上部が開口されたドラム状
のケース体31内に後述の粗切り用可動刃が回動可能に
配置される粗切り装置30と、粗切り装置30の上方を
塞ぐように配置されるとともに食料廃棄物を送給ガイド
するための開口穴41を有するガイド蓋40と、粗切り
装置30の一方の側部に接続され回転可能な可動刃51
と後述の本体ケースに装着される固定刃52とを有する
細断装置50と、を備えて構成されている。
【0015】粗切り装置30は、図3〜6に示すよう
に、ドラム状のケース体31内に底部下方から図示しな
いモータに連結された駆動軸32が立設され、駆動軸3
2に嵌合された羽根体33が駆動軸32と共に回動可能
に配置されている。羽根体33は中心部が駆動軸32を
嵌合するように筒状に形成されるとともに、中心部から
ドラム状のケース体31の内周面付近までケース体31
を2分割するような板状部材が延設されている(図6参
照)。ケース体31の側部一部には、粗切り装置30か
ら細断装置50に食料廃棄物を送給するための矩形状の
送給穴34(図4参照)が形成され、送給穴34の両側
部には櫛状の粗切り用固定刃36・36が取り付けられ
ている。
【0016】羽根体33の両端部には、櫛状の刃部を有
する粗切り用可動刃37・37が取り付けられ、図5に
示すように、粗切り用可動刃37は、ケース体31の送
給穴34の両側に取り付けられた粗切り用固定刃36に
それぞれの凸部と凹部を交互に歯合できるように形成さ
れる。そして、食料廃棄物を羽根体33で回転させるこ
とによってケース体31の送給穴34に誘導し、回転す
る粗切り用可動刃37と静止状態の粗切り用固定刃36
により食料廃棄物が粗切りされる。
【0017】なお、羽根体33の上方には、羽根体33
が水平方向に安定して回転するための上ガイド38が、
羽根体33の幅と略同一に形成されて駆動軸32に回動
可能に装着されている。
【0018】さらに、図6に示すように、ケース体31
の外周部には食料廃棄物を粗切断した後に、ケース体3
1内を清掃するための吸水装置35が取り付けられ、吸
水装置35から供給された水がケース体31の底部に形
成されたドレン口39から排出できるように構成され
る。
【0019】ガイド蓋40は、図3に示すように,コン
ベア装置2の搬入ガイド17と同様の断面形状をした開
口穴41を有し、下面にドラム状のケース体31に装着
できるように円板状のフランジ部42が形成され、ケー
ス体31内で回転された食料廃棄物が上方に飛び出さな
いようにケース体31上面に装着される。
【0020】細断装置50は、図6〜7に示すように、
粗切り装置30の送給穴34を外部から塞ぐように取り
付けられる本体ケース53と、本体ケース53内に回転
可能に支持される可動刃駆動軸54と、可動刃駆動軸5
4に対して回動可能に支持される送り軸55と、を有し
ている。
【0021】本体ケース53は、図7に示すように、粗
切り装置30のケース体31に取り付けるためのフラン
ジ部53a(図6参照)を有するとともに内部が中空状
に形成され、一方の端部は小径の穴を有して後端面に送
り軸55を支持する軸受体56が装着され、他方の端部
は開口されるとともに外周面にねじ部53bが形成され
ている。ねじ部53bにはナット部材57が固定刃52
を内側に押圧するように固定刃52を挟んで螺着されて
いる。
【0022】そして、本体ケース53の一端側で軸受体
56に支持される送り軸55が本体ケース53内の軸心
に沿って本体ケース53の他端側まで延設されている。
送り軸55は軸部55aと羽根部55bとが形成され、
内部にニードルベアリング58・58に支持された可動
刃駆動軸54が挿通されている。軸部55aは軸受体5
6に支持されるとともに軸受体56の後方(図7中左
方)にはプーリ59が固着され、ベルト60を介して図
示しないモータにより一方の方向に回転される。また、
羽根部55bは螺旋状に形成され、本体ケース53内に
送給された食料廃棄物を回転する羽根部55bにより前
方(図7中右方)に送るように構成されている。さらに
羽根部55bの後端面は本体ケース53の後端部で当接
され後方への移動を制限されている。
【0023】送り軸55を挿通する可動刃駆動軸54
は、本体ケース53を軸方向に横架するように配置さ
れ、丸状に形成されるとともに、一部に角状部54aが
形成され、可動刃駆動軸54の一端はモータ(図6参
照)61に連結され、可動刃駆動軸54の他端部には可
動刃51の角状穴51bに係合支持されるとともに、ナ
ット部材57を介して本体ケース53に支持された固定
刃52の中心部を挿通する。また、可動刃駆動軸54に
支持された可動刃51の後端面は送り軸55の前端面に
摺動可能に当接している。従って、送り軸55の羽根部
55bが、一端を本体ケース53に、他端を可動刃51
を介して固定刃52に支持されることによって軸方向の
移動を制限されることになり、送り軸55の回転により
羽根部55bが食料廃棄物を固定刃52に向かって送る
ことができる。なお、送り軸55の回転は、例えば約4
00rpmに設定されている。
【0024】本形態の可動刃51は、図8に示すよう
に、中央部には前述の可動刃駆動軸54に係合する角状
穴51bが形成され、可動刃駆動軸54の角状穴51b
から外方に向かって放射線状に六等分された刃部51a
を有している。刃部51aは一方の面が鋭角に形成さ
れ、刃部51aの鋭角の面と固定刃52との間で粗切り
された食料廃棄物をさらに細かく切断する。可動刃51
はモータにより、例えば約800rpmで回転され、そ
の刃部51aの個数は限定するものではなく4〜8個位
が適当である。
【0025】固定刃52は円板状に形成され、可動刃駆
動軸54の先端部で回転する可動刃駆動軸54に支持さ
れるとともに、固定刃52には多数個の小孔52aが形
成され細断された食料廃棄物を挿通するように形成され
る。固定刃52の小孔52aは約Φ2〜6ミリの大きさ
に形成されことが好ましく、本形態においては約2.5
ミリに形成されている。また固定刃52の外周面には軸
方向に1個の溝52bが形成され、本体ケース53の一
端に装着されたピンに係合して固定刃52の回り止めを
行なう。また、図7に示すように、固定刃52の前端部
に手で把持できるように把手部を設け、さらに固定刃の
外周面に複数個の把持部を設ければ、固定刃52を本体
ケース53から取り外す作業を容易に行なうことができ
る。
【0026】なお、上記形態においては細断装置50は
粗切り装置30のケース体31の側部に取り付けられて
いるが、これに限るものではなく、例えば、ケース体3
1の下方に取り付けるようにしてもよい。また、上記形
態では送り軸55と可動刃駆動軸54が別々のモータに
よってそれぞれ異なる回転数で駆動されているが、送り
軸55と可動刃駆動軸54を一体的に構成して1つのモ
ータで駆動するようにしてもよい。
【0027】次に上記のように構成された処理機Mの作
動について説明する。
【0028】出荷されない食料品の廃棄物はまずホッパ
1の上方から、傾斜ガイド部12内に投入される。傾斜
ガイド部12に投入された食料廃棄物は、モータによっ
て回転駆動されている2本のスクリューコンベア2によ
って羽根部22及び搬送ガイド部14に誘導されながら
上方に移動される。
【0029】スクリューコンベア2の上部に到達した食
料廃棄物は、ホッパ1の搬送ガイド部14に形成された
排出口16から搬入ガイド17を通って切断装置3に送
給される。切断装置3では、食料廃棄物はガイド蓋40
の開口穴41を通って粗切り装置30のドラム状のケー
ス体31内に送給される。ケース体31内に送給された
食料廃棄物は羽根体33の回転により送給穴34に誘導
され、羽根体33の両端部に取り付けられた粗切り用可
動刃37と、送給穴34の両側に装着された粗切り用固
定刃36との間で粗切りされる。食料廃棄物は、例え
ば、キャベツの一塊であったり、さつま芋やじゃが芋の
一塊であったりすると、粗切り用固定刃36と粗切り用
可動刃37との間で複数回転かみ合わされることにより
小さな塊となって送給穴34に誘導される。
【0030】小さく切断された食料廃棄物は、送給穴3
4から細断装置50内に送給される。細断装置50で
は、送り軸55が図示しないモータにより中速(例え
ば、約400rpm)で回転されるとともに、可動刃駆
動軸54がモータ61により高速(例えば、約800r
pm)で回転している。送り軸55の回転により送り軸
55の羽根部55bが、小さく切断された食料廃棄物を
出口側(可動刃51側)に向かって連続的に送り込む。
羽根部55bによって送られた食料廃棄物は、高速で回
転している可動刃51と固定刃52間に移動され、可動
刃51で切断されるとともに可動刃51の圧力で固定刃
52の小孔52aから細かい粒状に形成されて外方に向
かって排出される。
【0031】上述のように、本形態による処理機Mは、
大きな塊の食料廃棄物であっても二重の切断により細か
い粒状にすることができ、その分、多量の食料廃棄物を
高速で切断することができる。なお、粒状に切断した食
料廃棄物は、例えば、細断装置50の出口下方に図1に
示すようなガイドを有した容器10を配置させれば容器
10内に収納でき、さらに次の工程で行なわれる脱水作
業に搬送される。細かい粒状に形成された食料廃棄物
は、脱水工程においても効率よく脱水でき、そのために
トラックに多量の食料廃棄物を積み込んで運搬すること
ができる。また、細断装置から排出される粒状の食料廃
棄物を、例えばダクトを取り付け、ポンプを作動して別
に配置された脱水装置に自動的に送給するようにしても
よく、さらにコンベアで自動的に搬送するようにしても
よい。
【0032】なお、所定の食料廃棄物の切断作業が終了
すると、ホッパ1においては水を流すことによってホッ
パ1内に残された細かい食料廃棄物を清掃することがで
きる。その際、搬送ガイド部14の下部に配置された開
閉蓋19をシリンダ18によって解放すると、残された
食料廃棄物は排水口15から外部に排出することができ
る。また、粗切り装置30のケース体3内に吸水装置3
5から水を流すことによってドレン口39から、ケース
体30内に粗切りされて残された小さな食料廃棄物も水
と一緒に排出することができる。
【0033】また、本発明の処理機Mは上記に限定する
ものではなく、各種の形態が考えられる。例えば、スク
リューコンベア2は2本並設しなくても1本でもよく、
またスクリューコンベアでなくベルトコンベアでもよ
い。しかし、スクリューコンベア2を2本以上並設する
ことによって、多量の食料廃棄物を搬送することができ
望ましく、さらにベルトコンベアでなくスクリュウコン
ベアにすることによって強制的に食料廃棄物を上方に搬
送できるので望ましい。
【0034】さらに、粗切り装置30のケース体31や
粗切り用固定刃36または粗切り用可動刃37の形状や
構成は、粗切りできるものであれば上記に限るものでは
ない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、食料廃棄物処理機は、
食料廃棄物を投入するホッパーと、前記ホッパーに投入
された食料廃棄物を搬送するコンベアと、食料廃棄物を
切断する切断装置と、を有するものであって、前記切断
装置が、前記食料廃棄物を粗切りする粗切り装置と、粗
切りされた食料廃棄物をミンチ切りする細断装置と、を
有して構成されている。そのため、大きな塊の食料廃棄
物を投入しても、二段階で細かく切断できるので、従来
の機械に比べて各切断装置を高速で稼働することがで
き、食料廃棄物を多量に処理することができるととも
に、脱水工程においても効率の良い脱水作業を行なえ、
トラックに細かい食料廃棄物を多量に積載して運搬する
ことができる。
【0036】また、この食料廃棄物処理機は、前記粗切
り装置が、前記粗切り装置のケース体内に回転可能に配
置される櫛状の可動刃と、前記ケース体に装着されると
ともに前記可動刃に対して歯合可能な櫛状の固定刃と、
を有して構成されているため、大きな塊の食料廃棄物を
可動刃と固定刃との間で容易にしかも確実に粗切りする
ことができる。
【0037】さらに、この食料廃棄物処理機は、前記細
断装置が、前記細断装置の本体ケースを横架する駆動軸
に装着され複数個の刃部を有する可動刃と、前記可動刃
に対向するように前記本体ケースに装着された多数の小
孔刃を有する固定刃と、を備えるとともに、前記駆動軸
上に粗切りされた食料廃棄物を前記固定刃側に送給する
搬送部が配設されている。粗切りされた食料廃棄物は、
駆動軸上に配設された搬送部によって固定刃側に送給さ
れるとともに可動刃と固定刃との間で切断されさらに固
定刃の小孔を通って外部に排出される。そのため、この
細断装置を高速で稼働でき、しかも食料廃棄物を極めて
細かい粒状に形成してトラックに積載することができ
る。従って、多量の食料廃棄物を処理することが可能と
なる。
【0038】また、前記コンベアが、スクリュー式のコ
ンベアであるため、従来のベルト式に比べて多量の食料
廃棄物、あるいは大きな塊の食料廃棄物であっても、強
制的に上方への搬送を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態の処理機を示す正面図。
【図2】図1のスクリューコンベアを示すA矢視図
【図3】図1の粗切り装置を示す断面図
【図4】図3の粗切り装置のケース体に形成された送給
穴を示す図
【図5】図3の粗切り用可動刃と粗切り用固定刃を示す
斜視図
【図6】図1の切断装置の水平断面図
【図7】細断装置の縦断面図
【図8】図6の細断装置の可動刃と固定刃を示す分解斜
視図
【図9】従来の処理機の一部を示す図
【符号の説明】
M…処理機 1…ホッパ 2…スクリューコンベア 3…切断装置 30…粗切り装置 31…ケース体 34…送給穴 36…粗切り用固定刃 37…粗切り用可動刃 40…ガイド蓋 50…細断装置 51…可動刃 51a…刃部 52…固定刃 52a…小孔 53…本体ケース 54…可動刃駆動軸 55…送り軸(搬送部) 55b…羽根部(搬送部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食料廃棄物を投入するホッパと、前記ホ
    ッパに投入された食料廃棄物を搬送するコンベアと、食
    料廃棄物を切断する切断装置と、を有する食料廃棄物処
    理機であって、 前記切断装置が、前記食料廃棄物を粗切りする粗切り装
    置と、粗切りされた食料廃棄物をミンチ切りする細断装
    置と、を有して構成されることを特徴とする請求項1記
    載の食料廃棄物処理機。
  2. 【請求項2】 前記粗切り装置が、前記粗切り装置のケ
    ース体内に回転可能に配置される櫛状の可動刃と、前記
    ケース体に装着されるとともに前記可動刃に対して歯合
    可能な櫛状の固定刃と、を有して構成されることを特徴
    とする請求項1記載の食料廃棄物処理機。
  3. 【請求項3】 前記細断装置が、前記細断装置の本体ケ
    ースを横架する駆動軸に装着され複数個の刃部を有する
    可動刃と、前記可動刃に対向するように前記本体ケース
    に装着された多数の小孔刃を有する固定刃と、を備える
    とともに、前記駆動軸上に粗切りされた食料廃棄物を前
    記固定刃側に送給する搬送部が配設されることを特徴と
    する請求項1または2記載の食料廃棄物処理機。
  4. 【請求項4】 前記コンベアが、スクリュー式のコンベ
    アであることを特徴とする食料廃棄物処理機。
JP10278614A 1998-09-30 1998-09-30 食料廃棄物処理機 Pending JP2000107622A (ja)

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