JP2000101195A - 半導体装置の製造方法及びその構造 - Google Patents
半導体装置の製造方法及びその構造Info
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Abstract
れた窒化ガリウム系半導体層からなる半導体装置におい
て、基板の切断を容易にし、半導体層の劈開を可能とす
る半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 サファイア基板等の六方晶系基板上に窒
化物半導体層からなる半導体素子を形成して各半導体素
子に分割する場合、サファイア基板の裏面に窒化金属薄
膜を設けることにより、任意の方向にサファイア基板を
容易に切断できる。サファイア基板上に形成された半導
体層の劈開方向に合わせて基板の切断方向を選択する。
Description
の六方晶系基板上に形成された窒化ガリウム系半導体層
からなる半導体装置の製造方法に関し、特に、基板の切
断を容易にし、半導体層の劈開を可能とする半導体装置
の製造方法に関する。
ザダイオードや発光ダイオード等の発光素子は、ジンク
ブレンド(Zinc Blende)構造を有するGaAs、Ga
P、InP等の基板上にGaAs、InGaP、AlG
aAs等の化合物半導体材料を結晶成長させ、これをチ
ップ化して作製されている。かかるジンクブレンド構造
を有する単結晶基板は、<110>方向に劈開性を有す
るので、針状のスクライバを用いてこの方向にスクライ
ブラインを形成し、このスクライブラインに沿って基板
を押し割り、劈開することにより、容易にチップ状に分
離することができる。また、レーザダイオードにおいて
は、かかる劈開面を共振器端面として使用することがで
きる。
れるGaNに代表される窒化ガリウム系III−V族化合
物半導体は、通常、サファイア基板上に成長されるが、
サファイア基板は六方晶系結晶であるため劈開性が弱
く、また、その上に成長させたGaN層と劈開方向が異
なっている。このため、ダイシングやスクライビングを
行う場合には、強制的に基板を切断して各チップに分離
しなければならず、基板に不用な力がかかることとな
る。このため、転位の増殖等により結晶性が悪化するな
ど素子に悪影響を及ぼし、素子の発光効率の低下、寿命
の悪化等を引き起こすという問題があった。特に、レー
ザダイオードにおいては、共振器端面を劈開面から形成
することができなかったため、共振器端面の作製にドラ
イエッチングを用いる方法や、サファイア基板を研磨し
た後にスクライビングを行う方法が用いられているが、
端面形状の悪化や研磨中の割れ等の問題があり、素子特
性の劣化や製造歩留り低下の原因となっていた。そこ
で、本発明は、サファイア基板等の六方晶系基板上に形
成された窒化ガリウム系半導体層からなる半導体装置に
おいて、基板の切断を容易にし、半導体層の劈開を可能
とする半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
研究の結果、サファイア基板等の六方晶系の単結晶基板
上に窒化物半導体層からなる半導体素子を形成して各半
導体素子に分割する場合、基板裏面に窒化金属薄膜を設
けることにより、任意の方向に基板を容易に切断できる
ようになること、これにより、基板上に形成された半導
体層の劈開方向に合わせて基板の切断方向が選択できる
ことを見出し、本発明を完成した。
に窒化ガリウム系半導体層を積層成長し、該半導体層上
に電極を形成して複数の半導体素子とし、該単結晶基板
を切断して各半導体素子に分割する半導体装置の製造方
法であって、上記単結晶基板の裏面上に金属薄膜を形成
し、該金属薄膜を窒化して窒化金属薄膜とし、該窒化金
属薄膜側から該単結晶基板に達するスクライブラインを
形成し、該スクライブラインに沿って該単結晶基板及び
該半導体層を切断することを特徴とする半導体装置の製
造方法である。このように、基板の裏面に窒化金属薄膜
を形成することにより、基板を押し割る力が、従来の方
法と比較して、1/10程度で済み、余計な力が基板に
かからず、チッピングや欠けの発生を抑えることが可能
となる。また、基板のいずれの方向に対しても、基板を
簡単に割ることができるため、基板上に形成された窒化
ガリウム系半導体層の劈開方向に沿って基板及び半導体
層を割ることも可能となる。これにより、劈開面を、レ
ーザダイオードの共振器端面として使用することもでき
る。
リウム系半導体層の劈開方向である該半導体層の
ブラインを形成することが好ましい。このように、数3
の方向にスクライブラインを形成することにより、基板
上の窒化ガリウム系半導体層を劈開面で分割することが
可能となる。
基板を用いた場合、該サファイア基板の
ブラインを形成することが好ましい。サファイア(00
01)基板上に窒化ガリウム系半導体層を形成した場
合、サファイア基板の数4の方向が、窒化ガリウム系半
導体層の数3の方向に相当するからである。
あることが好ましい。基板上への結晶成長工程におい
て、基板裏面に形成した金属薄膜が悪影響を及ぼさない
ようにするためである。
以上であることが好ましい。
ングステン、タンタル、ニオブからなる群から選択され
る1種からなることが好ましい。かかる金属材料は、高
融点金属であり、これらの金属薄膜を用いることによ
り、基板上への結晶成長工程においても成長層に悪影響
を及ぼさないからである。
結晶基板と、該単結晶基板の一方の面上に積層形成され
た窒化ガリウム系半導体層と、該半導体層上に形成され
た電極とを含む半導体装置であって、該単結晶基板の他
方の面に、窒化金属薄膜を備えたことを特徴とする半導
体装置でもある。
体層が、上記単結晶基板上に順次積層形成された第1ク
ラッド層と、活性層と、第2クラッド層とを少なくとも
含み、該半導体層を切断して形成された劈開面をレーザ
ダイオードの共振器端面とすることを特徴とする半導体
装置でもある。基板の裏面に金属薄膜を備えることによ
り、半導体層を劈開面で切断でき、かかる劈開面をレー
ザダイオードの共振器端面として使用することができ
る。従って、共振器端面を、従来のように、エッチング
等により形成することが不要となる。
リブデン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化ニオ
ブからなる群から選択される1種からなることが好まし
い。
分解しないことが好ましい。
施の形態にかかる半導体装置の製造方法ついて、図1、
2を参照しながら説明する。図1に示すように、まず、
100μmの厚さの成長用サファイア(0001)単結
晶基板1の半導体層を成長させる側と反対側の面(以
下、「裏面」という。)に、スパッタ法等を用いて、T
i、Ta、W、Mo、Nb等からなる金属薄膜2を約5
0〜500nm程度形成する。
を用いて、サファイア基板1の表面上に窒化ガリウム系
化合物半導体層を成長させる。以下、その過程について
具体的に述べる。裏面に金属薄膜2を形成したサファイ
ア基板1を反応炉内のサセプタ上に設置し、真空排気し
た後、水素気流中で約1100℃に昇温し、サファイア
基板表面の清浄化を行う。
し、V族原料であるアンモニア(NH3)を反応管内に導
入し、一定時間経過した後、III族原料であるトリメチ
ルガリウム(TMG)を供給してバッファ層3の成長を
行う。かかる工程において、NH3を導入した直後から
サファイア基板1の裏面に形成された金属薄膜2は窒化
され、安定な窒化金属薄膜4となる。
法等を用いて、Ti等の金属薄膜2を約50〜500n
m程度形成した後、サファイア基板1をNH3雰囲気内
で熱処理して、予め、金属薄膜2を窒化金属薄膜4とし
たサファイア基板1を用いて、結晶成長を行っても構わ
ない。また、NH3雰囲気内で熱処理する代わりに、金
属薄膜2に窒素イオンビームを照射して金属薄膜2を窒
化し、窒化金属薄膜4としても構わない。
TMG、NH3及びドーパントとしてSiH4等を供給
し、n−GaN層5を2〜5μm程度成長する。
ウム(TMA)を加え、Siが添加されたn型AlxG
a1-xN(0<x<1)層を、n型クラッド層6として
0.1〜0.5μm程度形成する。
隆温した後、上述のTMAに代えてトリメチルインジウ
ム(TMI)を導入し、バンドギャップがクラッド層6
よりも小さくなるような材料InyGal-yN(0≦y<
1)からなる活性層7を0.05〜0.1μm程度形成
する。
スと同じ原料ガスを用い、ドーパントガスとしてSiH
4に代えてp型ドーパントのシクロペンタジエニルマグ
ネシウム(Cp2Mg)を加えて、p型クラッド層8と
してp−AlxGal-xN(0<x<1)層を成長させ
る。
MG、NH3、Cp2Mgの混合ガスを導入し、p−Ga
N層9を0.3〜1μm程度成長させる。
全体の熱処理を行い、Mgの活性化を行う。
リソグラフィー技術を用いてパターニングを行った後、
成長した半導体層の一部をドライエッチングにより除去
してn−GaN層5の一部を露出させる。続いて、所定
の位置に、Au/Ni、Al/Ti等の金属をスパッタ
法等により順次積層して、p側電極10及びn側電極1
1を作製する。
ダイオードが、同一基板上に複数形成される。続いて、
以下の工程に従って、かかる複数の発光ダイオードを、
夫々の発光ダイオードに分割する。即ち、上記工程で基
板上に形成した分離パターン(図示せず)に沿って、針
状のスクライバーを用いて、基板1を裏面から切り欠い
て、スクライブラインを形成する。分離パターンは、か
かるスクライブラインが、サファイア基板1上に形成さ
れたGaN等の窒化ガリウム系半導体層の劈開方向(数
3の方向)となるように形成される。尚、窒化ガリウム
系半導体層の劈開方向(数3の方向)は、サファイア
(0001)基板1の数4の方向に相当する。
窒化金属薄膜4がサファイア基板1の裏面に形成されて
いるため、スクライブラインは、かかる窒化金属薄膜4
を通ってサファイア基板1の裏面が切り欠かれるように
して形成する。
来のスクライブ方法では、サファイア基板は劈開性が弱
いため、スクライブラインに沿って、サファイア基板1
及びその上に形成された窒化ガリウム系半導体層を、機
械的に切断する必要があった。このため、切断時に、サ
ファイア基板1に余計な力がかかり、チッピングや欠け
を生じ、また、切断面も凹凸を有する形状となってい
た。これに対して、窒化金属薄膜4を裏面に形成した本
方法では、サファイア基板1を押し割る力が、従来の窒
化金属薄膜4を形成しない方法と比較して、1/10程
度で済み、余計な力がサファイア基板1にかからず、チ
ッピングや欠けの発生を抑えることが可能となる。ま
た、サファイア基板1のいずれの方向に対しても、上述
のように、サファイア基板1を簡単に割ることができ
る。また、サファイア基板1の裏面に窒化金属薄膜4が
形成された素子構造となるため、素子とダイパッドとの
接着性が向上し、ダイボンドを容易に行うことが可能と
なる。
とほぼ同様の工程を用いることにより、サファイア基板
1の上に複数のレーザダイオードを形成することも可能
である。このように、レーザダイオードを形成した場
合、夫々のレーザダイオードへの分割工程において、窒
化ガリウム系半導体層を劈開面で分割して、かかる劈開
面を共振器端面とすることが必要となる。しかしなが
ら、従来の分割方法では、サファイア基板1の切断が困
難であったため、サファイア基板1を切断すると同時に
半導体層を劈開面で分割することは困難であった。これ
に対して、本実施の形態にかかる方法では、任意の方向
に、かつ従来の1/10程度の力で、サファイア基板1
を切断できるため、窒化ガリウム系半導体層の劈開方向
(数3方向)に沿ってサファイア基板1にスクライブラ
インを形成し、かかるスクライブラインに沿ってサファ
イア基板1を切断することにより、サファイア基板1上
の窒化ガリウム層を劈開面で割ることが可能となる。従
って、かかる劈開面を、レーザダイオードの共振器端面
として使用することが可能となる。
にかかる半導体装置の製造方法ついて、図3〜5を参照
しながら説明する。まず、厚みが300μmのサファイ
ア(0001)基板1を、反応炉内のサセプタ上に設置
し、真空排気した後、水素気流中で約1100℃に昇温
し、サファイア基板1の表面の清浄化を行う。
し、V族原料であるアンモニア(NH3)を反応管内に
導入し、一定時間経過後、III族原料であるトリメチル
ガリウム(TMG)を供給して、バッファ層3の成長を
行う。
TMG、NH3及びドーパントとしてSiH4等を供給
し、n−GaN層5を2〜5μm程度成長させる。
ム(TMA)を加え、Siが添加されたn−AlxGa
l-xN(0<x<1)層をn型クラッド層6として0.
1〜0.5μm程度成長させる。
降温した後、上述のTMAに変えてトリメチルインジウ
ム(TMI)を導入し、バンドギャップがクラッド層6
よりも小さくなるような材料InyGal-yN(0≦y<
1)からなる活性層7を0.05〜0.1μm程度成長
させる。
スと同じ原料ガスで、ドーパントガスとして、SiH4
に代えてシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2M
g)を加え、p型クラッド層8としてp−AlxGal-x
N(0<x<1)層を成長させる。
H3、Cp2Mgを導入し、p−GaNコンタクト層9を
0.3〜1μ程度成長させる。以上の工程により、図3
に示すような積層構造が形成される。
度に研磨して薄くした後に、図4に示すように、サファ
イア基板1の裏面に窒化金属薄膜4を形成する工程を行
う。かかる工程では、まず、サファイア基板1の裏面に
Ti、Ta、W、Mo、Nb等の金属薄膜をスパッタ法
等により形成し、続いて、反応管中で、400〜800
℃のNH3雰囲気で、基板全体を処理し、金属薄膜を窒
化し、窒化金属薄膜4の形成を行う。その後、一旦、反
応管を真空排気した後、約800℃の窒素雰囲気中で熱
処理を行い、Mgの活性化を行う。
ソグラフィー技術を用いてパターニングを行った後、成
長した半導体層の一部をドライエッチングにより除去し
てn−GaN層5の一部を露出させる。続いて、Au/
Ni、Al/Ti等の金属をスパッタ法等により形成し
て、p側電極9及びn側電極10を夫々形成する。以上
の工程により、図5に示すように、サファイア基板1上
に複数のレーザダイオードが形成される。
より、基板上に形成した分離パターン(図示せず)に沿
って、針状のスクライバーを用いて、基板1を裏面から
切り欠いて、スクライブラインを形成する。分離パター
ンは、かかるスクライブラインが、サファイア基板1上
に形成されたGaN等の窒化ガリウム系半導体層の劈開
方向(数3の方向)となるように形成される。尚、窒化
ガリウム系半導体層の劈開方向(数3の方向)は、サフ
ァイア(0001)基板1の数4の方向に相当する。
nmの窒化金属薄膜4がサファイア基板1の裏面に形成
されているため、スクライブラインは、かかる窒化金属
薄膜4を通ってサファイア基板1の裏面が切り欠かれる
ようにして形成する。
記実施の形態1と同様に、サファイア基板1を押し割る
力が、従来の窒化金属薄膜4を形成しない方法と比較し
て、1/10程度で済み、余計な力がサファイア基板1
にかからず、チッピングや欠けの発生を抑えることが可
能となる。また、サファイア基板1のいずれの方向に対
しても、サファイア基板1を簡単に割ることが可能とな
る。更に、サファイア基板1の裏面に窒化金属薄膜4が
形成された素子構造となるため、素子とダイパッドとの
接着性が向上し、ダイボンドを容易に行うことが可能と
なる。
工程とほぼ同様の工程を用いることにより、発光ダイオ
ードの代わりに、サファイア基板1の上に複数のレーザ
ダイオードを形成することも可能となる。この場合、本
実施の形態にかかる方法では、任意の方向に、かつ従来
の1/10程度の力で、サファイア基板1を切断できる
ため、窒化ガリウム系半導体層の劈開方向(数3方向)
に沿ってサファイア基板1にスクライブラインを形成
し、かかるスクライブラインに沿ってサファイア基板1
を切断することにより、サファイア基板1上の窒化ガリ
ウム層を劈開面で割ることが可能となる。従って、かか
る劈開面を、レーザダイオードの共振器端面として使用
することが可能となる。
N層5等の窒化ガリウム系半導体層の成長にMOCVD
法を用いたが、一般的に用いられている他の結晶成長方
法を用いることも可能であり、材料も実施の形態に示し
たものに限られるものではない。
ード、レーザダイオードの素子分離について述べたが、
これらの方法は、他の発光、受光デバイスや、HEM
T、HBT、FET、HFET等の電子デバイスの素子
分離にも適用することが可能である。
にかかる方法を用いることにより、半導体素子の分割工
程において、サファイア等の六方晶基板を押し割る力
が、従来の方法に比較して1/10程度で済み、チッピ
ングや欠けの発生を抑えることが可能となる。これによ
り、半導体装置の製造歩留りを向上させることができ
る。
しても、サファイア基板を簡単に割ることが可能とな
る。
ガリウム系半導体層の劈開方向にサファイア基板を割る
ことにより、窒化ガリウム系半導体層を劈開面で割るこ
とができ、かかる劈開面をレーザダイオードの共振器端
面として用いることが可能となる。
基板の裏面に窒化金属薄膜が形成された構造となるた
め、半導体装置とダイパッドとの接着性が向上し、ダイ
ボンドを容易に行うことが可能となる。
面図である。
成された半導体素子の断面図である。
面図である。
面図である。
成された半導体素子の断面図である。
4 窒化金属薄膜、5n−GaN層、6 n−AlGa
Nクラッド層、7 InGaN活性層、8p−AlGa
Nクラッド層、9 p−GaN層、10 p側電極、1
1 n側電極。
Claims (10)
- 【請求項1】 六方晶系の単結晶基板上に窒化ガリウム
系半導体層を積層成長し、該半導体層上に電極を形成し
て複数の半導体素子とし、該単結晶基板を切断して各半
導体素子に分割する半導体装置の製造方法であって、 上記単結晶基板の裏面上に金属薄膜を形成し、該金属薄
膜を窒化して窒化金属薄膜とし、該窒化金属薄膜側から
該単結晶基板に達するスクライブラインを形成し、該ス
クライブラインに沿って該単結晶基板及び該半導体層を
切断することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 上記基板上に形成された上記窒化ガリウ
ム系半導体層の劈開方向である該半導体層の 【数1】 方向に上記スクライブラインを形成することを特徴とす
る請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 上記単結晶基板にサファイア(000
1)基板を用い、該サファイア基板の 【数2】 方向に上記スクライブラインを形成することを特徴とす
る請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 上記金属薄膜の融点が、1200℃以上
であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項5】 上記金属薄膜の融点が、1300℃以上
であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項6】 上記金属薄膜が、チタン、モリブデン、
タングステン、タンタルからなる群から選択される1種
からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項7】 少なくとも六方晶系の単結晶基板と、該
単結晶基板の一方の面上に積層形成された窒化ガリウム
系半導体層と、該半導体層上に形成された電極とを含む
半導体装置であって、該単結晶基板の他方の面に、窒化
金属薄膜を備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 上記窒化ガリウム系半導体層が、上記単
結晶基板上に順次積層形成された第1クラッド層と、活
性層と、第2クラッド層とを少なくとも含み、 該半導体層を切断して形成された劈開面をレーザダイオ
ードの共振器端面とすることを特徴とする請求項7に記
載の半導体装置。 - 【請求項9】 上記窒化金属薄膜が、窒化チタン、窒化
モリブデン、窒化タングステン、窒化タンタルからなる
群から選択される1種からなることを特徴とする請求項
7に記載の半導体装置。 - 【請求項10】 上記窒化金属薄膜が、1200℃以下
で熱分解しないことを特徴とする請求項9に記載の半導
体装置。
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