JP2000100360A - 集束イオンビーム加工装置の加工位置補正装置 - Google Patents

集束イオンビーム加工装置の加工位置補正装置

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JP2000100360A
JP2000100360A JP10270945A JP27094598A JP2000100360A JP 2000100360 A JP2000100360 A JP 2000100360A JP 10270945 A JP10270945 A JP 10270945A JP 27094598 A JP27094598 A JP 27094598A JP 2000100360 A JP2000100360 A JP 2000100360A
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JP
Japan
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mark
processing
ion beam
marks
focused ion
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JP10270945A
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English (en)
Inventor
Megumi Kawakami
恵 川上
Hideki Maruyama
英樹 丸山
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Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集束イオンビーム加工装置の加工位置補正方法
として、オペレータの操作を少なく、加工位置のズレを
補正することのできる集束イオンビーム加工装置の加工
位置補正方法を提供する。 【解決手段】本発明ではn個(ただし、n=1,2,
3,・・・)の位置補正用マークを作製,登録し、これらの
位置補正用のマークを定時間間隔で位置補正に用いるマ
ークに切り替える機能を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FIBを利用した
微細デバイスや、新機能材料などの断面加工、それらの
透過電子顕微鏡(TEM)用の試料作製,微細機械部品
などのマイクロマシニングなどに有効なFIB加工にお
いて特に長時間のFIB加工装置での加工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】FIB加工位置補正方法の従来技術は、
特開平9−274879 号公報に記載されている。
【0003】上記特許には、従来のFIB加工装置が示
されておりその基本構成を図5に示す。イオンを放出す
るイオン源部1,イオン源部1から放出されるイオンビ
ームを加速,集束,偏向するイオンビーム制御系2,試
料を装着,移動する試料室部3,二次電子や二次イオン
を検出する二次粒子検出器6,走査型イオン顕微鏡(Sca
nning Ion Microscope:略してSIM)画像を表示する
CRT8,画像メモリ,画像処理部からなる画像制御部
9,キーボードやマウスなどの入力操作部10からな
る。
【0004】イオン源部1およびイオンビーム制御系2
には、それぞれそれらを制御するイオン源制御部4およ
びイオンビーム制御部5が接続されている。イオン源制
御部4およびイオンビーム制御部5には、統括して制御
するコンピュータ部7が接続されている。さらに、加工
の加工位置ズレを補正するために加工位置補正用マーク
の検出を行うマーク検出部12,マーク検出部で検出さ
れたマーク位置から加工位置ズレを算出し、イオンビー
ム制御部へ渡す情報を算出する加工位置補正部11がコ
ンピュータ部7に接続されている。構成要素1,2,
3,6を含む破線はFIB加工装置の真空筐体ブロック
に相当する。
【0005】このFIB加工装置では加工位置ズレ補正
を以下の手段によって解決している。まず加工位置ズレ
補正用として登録したマークの位置を加工実行前に検出
し、そのマーク位置を基準マーク位置として記憶してお
く。次に、加工途中のある一定時間あるいは設定時間毎
にこの登録マークの位置検出を行い、この検出位置を基
準マーク位置と比較して加工位置の位置ズレを算出し、
ビーム照射位置を補正制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、加
工途中に何度も登録マークのSIM像を取り、そのマー
ク位置を検出するが、登録マークがイオンスパッタリン
グ現象などにより受ける損傷が少なく、マークの変形が
無視できることが前提となっている。しかし、実際の長
時間加工の下では、マーク検出回数も多く、イオンスパ
ッタリング現象によるマークの変形は著しい。加工途中
にマークを認識できず、加工が中断されてしまう。この
ことは、長時間加工を行う上で大きな問題となる。
【0007】また、加工を再開するには、オペレータが
位置補正用のマークの作製と、位置補正用マークとして
の登録を行い、加工の開始する操作を行う。このこと
も、試料表面がイオンスパッタリング現象などにより汚
染されることや、オペレータの操作を必要とするなど、
長時間加工を行う上で大きな問題となる。
【0008】本発明が解決しようとしている課題は、加
工途中での試料表面の汚染,加工途中の操作(加工状態
の監視)を少なく、長時間加工位置ズレの少ない加工を
実行できるFIB加工装置の補正方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明ではn個(ただし、n=1,2,3,・・・)の
位置補正用マークを作製,登録し、これらの位置補正用
のマークを定時間間隔で位置補正に用いるマークに切り
替える機能を設けた。
【0010】即ち、加工位置補正用のマークをn個作製
し、この位置補正マーク位置を記憶する。加工中にこれ
らマークを定時間間隔で切り替えながら、マーク位置検
出を行い、加工位置ズレ量を算出し、この加工位置ズレ
量をイオンビーム照射の制御に反映させることにより、
加工位置補正を行い、加工位置ズレの少ない長時間加工
を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1,図2を用
いて説明する。
【0012】図1は、実施例で用いたFIB加工装置の
構成図である。本発明の実施例では、図5の従来装置と
比較すると、検出用マークをn個登録する検出用マーク
登録制御部13,n個登録されたマークを位置補正用マ
ークに切り替えるためのマーク切替部14をコンピュー
タ部7へ接続する点が異なる。この2つの制御部より、
複数の加工位置補正用マークの登録と、位置補正に使用
するマークの切り替えが可能となる。これにより、所望
の加工位置近傍のイオンスパッタリング現象による試料
の汚染オペレータの操作を少なく、長時間にわたる加工
を行う。
【0013】本実施例では、検出用登録マーク102,
103,104,105(5μm×5μmの十字マー
ク)を加工を実行する以前に加工領域101を含まない
位置に加工し、検出用のマークとして検出用マーク登録
部13に登録する。加工実行前に、この登録マークの加
工設定可能領域100内での正確な位置をマーク検出部
12に画像制御部9からマーク位置近傍のSIM画像情
報を供給することにより検出し、登録マーク位置とし記
録する。検出用登録マーク103,104,105の正確
な位置は、検出用登録マーク102との位置関係から決
定することができる。
【0014】加工を開始する。この加工開始時に加工位
置補正の開始を制御するために、ある一定時間または、
設定された時間で加工位置補正制御が開始されるための
タイマーを設定する。同時に、位置検出用マーク切替え
制御を開始するためのタイマーを設定する。位置補正用
マーク切替え制御用のタイマーへ設定する時間は、位置
補正用の制御開始タイマーより長い一定時間または、設
定された時間とする。この位置検出用マーク切替えタイ
マーにより位置補正用マーク切替え処理が起動され、コ
ンピュータ部7へ経由してマーク検出制御部12へ登録
されている位置補正用マークの情報を検出用登録マーク
102から、検出用登録マーク103へ変更するように
処理を行い、位置補正用マークとする。このとき、位置
検出用マーク切替えタイマーを起動する。これ以降、一
定時間または、設定時間毎に起動される位置検出用マー
ク切替え制御で登録されている位置補正用マークを順に
位置補正用マークに切り替え、加工を実行する。この位
置補正用マークの切替え処理時に加工を中断する必要は
ない。
【0015】位置検出用マークを切り替えるための手段
は、タイマーによる時間軸での切り替えばかりでなく、
位置補正用マークでの検出回数や、検出のために取得し
たSIM像などからの情報から判断して、位置検出用マ
ークの切替え制御を実行することも考えられる。
【0016】加工位置の補正用マークも、本実施例では
FIB加工装置で実際に加工し、位置補正用マークを作
製しているが、図3で示すように加工位置近傍にある特
徴的な画像情報を登録し画像処理を用いて位置補正を行
うことも考えられる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、長時間のFIBの加工
位置ズレに対し、加工位置ズレを検出するために用いる
登録マークがイオンスパッタリング現象などにより、損
傷を受け、その形状が初期のものと異なってきてもオペ
レータの介在を必要とせずに可能となり、FIB加工装
置の加工位置補正の高精度化,FIB加工の半自動化に
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いたFIB加工装置の構成
図。
【図2】実施例1の加工領域設定可能領域を説明する平
面図。
【図3】実施例1の加工領域設定可能領域を説明する平
面図。
【図4】本発明の加工位置を補正する順を示すフローチ
ャート。
【図5】従来技術のFIB加工装置の構成図。
【符号の説明】
1…イオン源部、2…イオンビーム制御系、3…試料室
部、4…イオン源制御部、5…イオンビーム制御部、6
…二次粒子検出器、7…コンピュータ部、8…CRT、
9…画像制御部、10…入力部、11…加工位置補正
部、12…マーク検出部、13…マーク登録制御部、1
4…マーク切替制御部、100…加工領域設定可能領
域、101…加工指定領域、102…検出用登録マーク
1、103…検出用登録マーク2、104…検出用登録
マーク3、105…検出用登録マーク4、202…検出
用登録画像1、203…検出用登録画像2。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 英樹 茨城県ひたちなか市堀口字長久保832番地 2 日立計測エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5C030 AA08 AB05 5C034 DD06 DD09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオンビームを集束して試料上を走査し、
    試料から放出される二次電子や、二次イオンなどの二次
    粒子の強度を走査と同期して検出することにより顕微鏡
    像を得、その顕微鏡像より加工位置を設定する集束イオ
    ンビーム加工装置において、試料の加工中に起こる集束
    イオンビーム(Focused Ion Beam:略してFIB)の照
    射位置のズレ,ステージの位置ズレを検出し、補正する
    集束イオンビーム加工装置の位置ズレを検出するための
    マークをn個(ただし、n=1,2,3,・・・)登録する
    機能を有する集束イオンビーム加工装置の加工位置補正
    装置。
  2. 【請求項2】集束イオンビーム加工装置において、登録
    するマークを加工する機能を有する請求項1記載の集束
    イオンビーム加工装置の加工位置補正装置。
  3. 【請求項3】集束イオンビーム加工装置において、登録
    したn個(ただし、n=2,3,・・・)の位置ズレを検出す
    るマークを定時間間隔で、n番目の位置補正用マークに
    切り替える機能を有する請求項1または2記載の集束イ
    オンビーム加工装置の加工位置補正装置。
JP10270945A 1998-09-25 1998-09-25 集束イオンビーム加工装置の加工位置補正装置 Pending JP2000100360A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009139132A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Sii Nanotechnology Inc 試料加工方法および装置
JP2011054497A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Sii Nanotechnology Inc 断面加工観察方法および装置
US9310325B2 (en) 2013-03-27 2016-04-12 Hitachi High-Tech Science Corporation Focused ion beam apparatus and method of working sample using the same
JP2019096395A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 株式会社日立ハイテクサイエンス 荷電粒子ビーム装置

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