JP2000098302A - 空間周波数変換手段とそれを備えた光学系 - Google Patents

空間周波数変換手段とそれを備えた光学系

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JP2000098302A
JP2000098302A JP10272868A JP27286898A JP2000098302A JP 2000098302 A JP2000098302 A JP 2000098302A JP 10272868 A JP10272868 A JP 10272868A JP 27286898 A JP27286898 A JP 27286898A JP 2000098302 A JP2000098302 A JP 2000098302A
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spatial frequency
optical system
axis
state
frequency characteristic
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JP10272868A
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Takeshi Suga
武志 菅
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/46Systems using spatial filters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空間周波数特性変換量が可変の空間周波数変
換手段とこれを用いた光学系を提供する。また、一定の
信号処理で焦点深度の拡大ができる可変焦点光学系を提
供する。 【解決手段】 固定焦点光学系L1中に設けられた瞳変
調素子3は複数の素子4、5からなり、少なくとも1つ
の素子5を光軸Oを中心に回転させる。また、可変焦点
光学系L3において、瞳変調素子9よりも物体側に配置
された可動レンズ8を光軸に沿って移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間周波数変換手
段とそれを備えた光学系に関し、例えば、瞳変調素子の
ような光学系の空間周波数特性を変換する手段を有する
光学系に関するものであり、特に、内視鏡光学系のよう
にピント調整機構を持たない固定焦点光学系や可変焦点
光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PCT/US96/01514等
に示されているように、瞳変調素子を用いて光学系の空
間周波数特性を変換し、光学系の被写界深度を拡大する
技術が知られている。このような光学系においては、瞳
変調素子により、通常の被写界深度よりも広い領域にわ
たって光学系の空間周波数特性が一定となる。しかし、
光学系空間周波数特性の高周波数から中周波数の領域で
レスポンスが低下したり、各周波数での位相にズレが生
じるという問題点が生じる。
【0003】そのため、PCT/US96/01514
では、光学系の空間周波数特性の高周波数領域から中周
波数領域におけるレスポンスを増加させたり、各周波数
での位相のズレを回復するための信号処理が行われてい
る。
【0004】広い被写界深度にわたって光学系の空間周
波数特性は一定であるため、被写体までの距離に関係な
く一定の信号処理により、広い被写界深度にわたって高
画質の画像が得られるようになっている。
【0005】図16にこの従来技術の光学系の断面図を
示し、後記の表1にレンズデータを示す。図16はPC
T/US96/01514に開示されている瞳変調素子
1を固定焦点光学系に適用したものである。
【0006】この光学系の焦点距離は1.603mm、
Fナンバーは4.4265である。瞳変調素子1の片面
(第6面)はz=−0.08(x3 +y3 )の自由曲面
形状をしている。ただし、光軸をz軸とし、それに直交
する座標をx,yとしている。単位はmmである。開口
絞り2(第7面)は一辺0.9mmの正方形開口であ
り、各辺の方向は瞳変調素子1のx,y方向と同じであ
る。
【0007】図16の光学系の光軸上((x,y)=
(0,0))と像高1.5mm((x,y)=(0,
1.5))での空間周波数特性をシュミレーションソフ
トCode−V(商品名)で計算をした結果を以下に示
す。ここで、図18〜図20のA,Bは光軸上でのy方
向及びx方向の空間周波数特性、C,Dは像高1.5m
mでのy方向、x方向の空間周波数特性である。また、
x,y方向は瞳変調素子1の座標と一致させてある。
【0008】被写体までの距離が7mmの場合の図16
の光学系の空間周波数のレスポンスを図18に、位相成
分を後記の表2に示す。
【0009】被写体までの距離が13.5mmの場合の
図16の光学系の空間周波数のレスポンスを図19に、
位相成分を後記の表3に示す。
【0010】被写体までの距離が25mmの場合の図1
6の光学系の空間周波数のレスポンスを図20に、位相
成分を後記の表4に示す。
【0011】比較のために、瞳変調素子を使用していな
い場合の光学系の断面図を図17に示す。ただし、レン
ズデータは表1に示す。なお、図16の光学系の第6面
の面形状を平面とした状態である。
【0012】被写体までの距離が7mmの場合の図17
の光学系の空間周波数のレスポンスを図21に、位相成
分を後記の表5に示す。
【0013】被写体までの距離が13.5mmの場合の
図17の光学系の空間周波数のレスポンスを図22に、
位相成分を後記の表6に示す。
【0014】被写体までの距離が25mmの場合の図1
7の光学系の空間周波数のレスポンスを図23に、位相
成分を後記の表7に示す。
【0015】図18〜図20と表2〜表4を比較するこ
とで、被写体までの距離に関係なく、光学系の空間周波
数特性が略一定であることが分かる。また、レスポンス
が0になっていない。
【0016】図21〜図23と表5〜表7を比較する
と、被写体までの距離に依存して、空間周波数特性が変
化している。また、図21と図23とではレスポンスが
0になっている。したがって、図17の通常の光学系で
は、被写界深度は7mm〜25mmよりも小さくなる。
【0017】このように、瞳変調素子1により、通常の
光学系の被写界深度よりも広い範囲にわたって空間周波
数が一定となっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
瞳変調素子は、常に空間周波数の特性の変換を行う状態
になっている。したがって、常に一定の被写界深度にな
り、ユーザーが任意に被写界深度を切り替えることがで
きないという問題点がある。また、その瞳変調素子は固
定焦点の光学系に用いることを想定したものである。そ
のため、可変焦点光学系では焦点距離の変動と共に空間
周波数特性の変換量が変化し、一定の空間周波数特性復
元手段(信号処理)では被写界深度を拡大できないとい
う問題がある。
【0019】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、空間周波数特性
変換量が可変の空間周波数変換手段とこれを用いた光学
系を提供することである。また、一定の空間周波数特性
復元手段(信号処理)で被写界深度を拡大できる可変焦
点光学系を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の空間周波数変換手段は、光学系の空間周波数特性を
変換する空間周波数変換手段において、空間周波数特性
の変換を行う状態と行わない状態とを切り替え可能に構
成したことを特徴とするものである。
【0021】このような可変型の空間周波数変換手段
は、複数の変換手段で構成され、少なくとも1つの変換
手段を光軸を中心に回転させることにより、変換量を可
変とすることが望ましい。
【0022】例えば、開口絞りに対して対称に2つの瞳
変調素子を配置し、一方の瞳変調素子を光軸を中心に回
転させ、互いに空間周波数特性の変換量を打ち消す配置
にする。1つの瞳変調素子を光軸を中心に回転させるこ
とにより、空間周波数特性を変換する状態、又は、変換
しない状態に切り替えることが可能となる。空問周波数
特性を変換する場合には、瞳変調素子により劣化した空
間周波数特性を信号処理手段(画像処理手段)により復
元し、拡大された被写界深度で観察を行う。空間周波数
特性を変換しない場合には、信号処理手段を使用せず、
通常の被写界深度で観察を行う。以上のように、このよ
うな空間周波数変換手段を用いて、被写界深度の切り替
えが可能となる。
【0023】本発明の光学系は、光学系の空間周波数特
性を変換する空間周波数変換手段を持つ光学系におい
て、前記光学系は大きさが一定の開口絞りを有する可変
焦点光学系であることを特徴とするものである。
【0024】このような本発明の可変焦点光学系は、焦
点距離の変動によらず、全系のFナンバーが変わらない
ような光学系であることが望ましい。焦点距離の変動に
関係なくFナンバーが一定であれば、空間周波数変換手
段で受ける変換量が一定となる。そのため、焦点距離の
変動に関係なく、一定の信号処理手段(画像処理手段)
で被写界深度が拡大した観察ができる。したがって、信
号処理手段の簡略化が可能となり、低コスト化できる。
【0025】このような全系のFナンバーが変化しない
可変焦点光学系には、開口絞りより物体側にあるレンズ
又はレンズ群の焦点距離を変化させる光学系が望まし
い。例えば、開口絞りより物体側にあるレンズ又はレン
ズ群の一部を光軸に沿って移動させればよい。又は、液
晶等を用いた可変焦点レンズを開口絞りより物体側に配
置してもよい。また、全系のFナンバーが変化しない可
変焦点光学系には、開口絞りより像側にあるレンズ又は
レンズ群の焦点距離を変化させ、その変化量に応じて開
口絞りと空間周波数特性変換手段を光軸に沿って移動さ
せる光学系でもよい。例えば、開口絞りより像側にある
レンズ又はレンズ群の焦点距離を変化させるには、レン
ズを光軸に沿って移動させてもよいし、液晶等を用いた
可変焦点レンズを配置していおいてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の空間周波数変換手
段とそれを備えた光学系の実施例について説明する。図
1に固定焦点光学系L1に本発明の瞳変調素子3を適用
した実施例の断面図を示す。固定焦点光学系L1のレン
ズデータは後記の表1の通りである。本発明の瞳変調素
子3は、素子4と素子5から構成されており、素子4と
素子5は光学系L1中の開口絞り2に対して対称に配置
されている。素子5は、光学系L1の光軸Oを中心に回
転できるように構成されている。なお、図中、Iは像面
である。
【0027】図1(a)では、素子4の片面(第6面)
はz=−0.04(x3 +y3 )の形状をしている。ま
た、素子5の片面(第8面)はz=0.04(x3 +y
3 )の形状をしている。
【0028】図1(b)は、素子5を光軸Oを中心に1
80°回転させた状態である。x軸、y軸は固定とする
と、素子5の片面(第8面)はz=−0.04(x3
3)の形状をしていることになる。ただし、光軸Oを
z軸とし、それに直交する座標をx,yとしている。単
位はmmである。
【0029】図1(a)の状態と図1(b)の状態の光
学系L1それぞれについて、光軸上と像高1.5mmで
の空間周波数特性をシュミレーションソフトCode−
V(商品名)で計算をした結果を以下に示す。図2から
図7のA,Bは光軸上でのy方向及びx方向の空間周波
数特性、C,Dは像高1.5mmでのy方向、x方向の
空間周波数特性である。また、x,y方向は瞳変調素子
1の座標と一致させてある。
【0030】被写体までの距離が7mmの場合の図1
(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを図2に、位
相成分を後記の表8に示す。
【0031】被写体までの距離が13.5mmの場合の
図1(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを図3
に、位相成分を後記の表9に示す。
【0032】被写体までの距離が25mmの場合の図1
(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを図4に、位
相成分を後記の表10に示す。
【0033】図2〜図4と図18〜図20、表8〜表1
0と表2〜表4を比較すると、略同じ空間周波数特性で
あることが分かる。したがって、図1(a)の状態では
図16で示した従来の瞳変調素子1と同じ効果が得られ
ることが分かる。
【0034】被写体までの距離が7mmの場合の図1
(b)の状態の光学系の空間周波数のレスポンスを図5
に、位相成分を後記の表11に示す。
【0035】被写体までの距離が13.5mmの場合の
図1(b)の状態の光学系の空間周波数のレスポンスを
図6に、位相成分を後記の表12に示す。
【0036】被写体までの距離が25mmの場合の図1
(b)の状態の光学系の空間周波数のレスポンスを図7
に、位相成分を後記の表13に示す。
【0037】図5〜図7と図21〜図23、表11〜表
13と表5〜表7を比較すると、略同じ空間周波数特性
であることが分かる。したがって、図1(b)の状態で
は図17で示した瞳変調素子を用いない状態と同じ効果
が得られる。
【0038】以上説明したように、本実施例の瞳変調素
子3によれば、空間周波数特性の変換を行う状態と行わ
ない状態を切り替えることが可能となる。すなわち、従
来の瞳変調素子の有する状態と、瞳変調素子が存在しな
い状態を切り替えることが可能となっている。したがっ
て、被写界深度の切り替えが可能となる。また、光路中
への瞳変調素子の挿脱がないため、光学系をコンパクト
に構成することができる。
【0039】次に、瞳変調素子を可変焦点光学系L2に
用いた場合について説明する。図8(a)、(b)は可
変焦点光学系L2の焦点距離の変化に伴ってFナンバー
が変化する場合で、光学系L2中の可動レンズ6が移動
しても瞳変調素子7が動いていない。この可変焦点光学
系L2のレンズデータを後記の表14に示す。
【0040】図8(b)は図8(a)の状態を基準にし
て可動レンズ6を光軸Oに沿って0.8776mm像面
I側に移動させた状態である。図8(a)の光学系L2
は、焦点距離2.2467mm、被写体までのベスト距
離は15.6138mmであり、Fナンバーは9.26
45である。
【0041】図8(b)の光学系L2は、焦点距離2.
8306mm、被写体までのベスト距離は8.2729
mmであり、Fナンバーは11.7298である。瞳変
調素子7は、片面(第12面)の形状がz=0.1(x
3 +y3 )の自由曲面表面形状をしている。
【0042】開口絞りは、一辺0.78mmの正方形の
開口形状をしており、瞳変調素子7の曲面(第12面)
上に配置してある。ただし、正方形の辺の方向は瞳変調
素子7のx,y方向と同一にしてある。
【0043】図8(a)と図8(b)の空間周波数特性
を計算した結果を図10、図11に示す。光軸上
((x,y)=(0,0))と像高0.8mm((x,
y)=(0,0.8))での結果である。ただし、図1
0〜図11のA,Bは光軸上でのy方向及びx方向の空
間周波数特性、C,Dは像高0.8mmでのy方向、x
方向の空間周波数特性である。
【0044】被写体までの距離が15.6138mmの
場合の図8(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを
図10に、位相成分を後記の表15に示す。
【0045】被写体までの距離が8.2729mmの場
合の図8(b)の上記光学系の空間周波数のレスポンス
を図11に、位相成分を後記の表16に示す。
【0046】図10と図11、表15と表16を比較す
ることで、光学系の焦点距離に依存して、光学系の空間
周波数特性が変化していることが分かる。特に位相ズレ
の変化が大きいことが分かる。これは、焦点距離の変動
と共に、光学系のFナンバーが変化しているため、光学
系の空間周波数特性が変化することによるもので、瞳変
調素子7で受ける変調量も変化するからである。したが
って、このような可変焦点光学系L2では、一定の信号
処理手段で空間周波数特性の復元をすることは難しい。
【0047】そこで、このような場合は、可動レンズ6
の移動量から光学系L2の焦点距離を求める手段を設
け、その情報を基に信号処理手段を切り替えれば、各焦
点距離で被写界深度の拡大が可能となる。上述のような
一般的な光学系では、焦点距離が長くなると、Fナンバ
ーは増大する。そのため、焦点距離の長い状態では、F
ナンバー増大による被写界深度拡大と、瞳変調素子7に
よる被写界深度拡大の両方の効果が得られるというメリ
ットがある。しかし、焦点距離を求める手段が必要であ
り、また、信号処理手段の複雑化により、コストアップ
の課題が残る。
【0048】これに対して、図9においては、本発明の
可変焦点光学系L2であってFナンバーを一定にした場
合である。この状態は可動レンズ6の位置が図8(b)
と同じで、図8(a)の状態を基準にして可動レンズ6
を光軸Oに沿って0.8776mm像面I側に移動させ
た状態であるが、開口絞りと瞳変調素子7を光軸Oに沿
って1.8mm像面I側に移動させたものである。
【0049】図9の光学系L2は、焦点距離2.830
6mm、被写体までのベスト距離は8.2729mmで
あり、Fナンバーは9.2628である。図8(a)の
状態と比較すると、焦点距離は変化しているが、Fナン
バーは変化していないことが分かる。
【0050】被写体までの距離が8.2729mmの場
合の図9の光学系の空間周波数のレスポンスを図12
に、位相成分を後記の表17に示す。ただし、図12の
A〜Dの記号は図10〜図11と同じである。
【0051】図12と図10、表17と表15を比べる
と、空間周波数特性が略一定であることが分かる。すな
わち、図8(a)の状態から、可動レンズ6を像面I側
に0.8776mm動かし、開口絞りと瞳変調素子7を
像面側に1.8mm動かすことで、焦点距離の変化によ
らず光学系のFナンバーが変化しない。したがって、瞳
変調素子7で受ける変調量も一定となる。
【0052】光学系L2の空間周波数特性は、光学系の
Fナンバーと瞳変調素子7で決定される。光学系のFナ
ンバーは、射出瞳の径と、像面Iからの射出瞳位置の比
で決まる。射出瞳は、開口絞りより像側にあるレンズに
よる開口絞りの像である。そのため、開口絞りより像側
にあるレンズの焦点距離が変化しても、開口絞りの位置
を最適化することで、射出瞳の径と、像面Iからの射出
瞳位置の比を一定にすることができる。例えば、開口絞
りの位置はシュミレーションで求めておけばよい。
【0053】本実施例によれば、可動レンズ6を移動さ
せるのに対応して、開口絞りと瞳変調素子7を光軸Oに
沿って移動させている。そのため、焦点距離の変動によ
らず、光学系L2のFナンバーが一定となり、光学系の
空間周波数特性も一定となる。したがって、一定の信号
処理で空間周波数特性の復元が可能となる。そのため、
信号処理手段の簡略化による低コスト化が可能となる。
【0054】なお、図1に示した本発明の可変型瞳変調
素子7を図8に適用してもよい。被写界深度を拡大した
い特定の焦点距離のみで空間周波数の変換を行い、それ
以外の焦点距離では空間周波数特性の変換を行わない状
態にしておけば、信号処理手段の簡略化が可能となる。
【0055】次に、図13に本発明の可変焦点光学系に
関する第2の実施例を示す。この実施例の可変焦点光学
系L3のレンズデータを後記の表18に示す。
【0056】図13(b)は、図13(a)の状態を基
準にして開口絞りよりも物体側にある可動レンズ8を光
軸Oに沿って0.84mm像面I側に移動させた状態で
ある。図13(a)の光学系L3は、焦点距離2.59
76mm、被写体までのベスト距離は5.75mmであ
り、Fナンバーは10.1699である。
【0057】図13(b)の光学系L3は、焦点距離
1.8684mm、被写体までのベスト距離は1.92
mmであり、Fナンバーは10.1656である。瞳変
調素子9は、片面(第12面)の形状がz=−0.52
(x3 +y3 )の自由曲面表面形状をしている。
【0058】開口絞りは、一辺0.45mmの正方形の
開口形状をしており、瞳変調素子9の曲面(第12面)
上に配置してある。ただし、正方形の辺の方向は瞳変調
素子9のx,y方向と同一にしてある。
【0059】図13(a)と図13(b)の空間周波数
特性を計算した結果を図14、図15に示す。光軸上
((x,y)=(0,0))と像高1.078mm
((x,y)=(0,1.078))での結果である。
ただし、図14〜図15のA,Bは光軸上でのy方向及
びx方向の空間周波数特性、C,Dは像高1.078m
mでのy方向、x方向の空間周波数特性である。
【0060】被写体までの距離が5.75mmの場合の
図13(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを図1
4に、位相成分を後記の表19に示す。
【0061】被写体までの距離が1.92mmの場合の
図13(b)の光学系の空間周波数のレスポンスを図1
5に、位相成分を後記の表20に示す。
【0062】図14と図15、表19と表20を比べる
と、焦点距離の変動によらず空間周波数特性が一定であ
ることが分かる。
【0063】前述のように、光学系のFナンバーは、射
出瞳の径と、像面Iからの位置で決まる。射出瞳は、開
口絞りより像面I側にあるレンズによる開口絞りの像で
ある。そのため、開口絞りよりも物体側にあるレンズの
焦点距離を変化させても、Fナンバーは変化しない。本
実施例によれば、開口絞りよりも物体側に配置された可
動レンズ8を移動させることで、光学系L3のFナンバ
ーを一定としている。焦点距離の変動によらず、光学系
L3のFナンバーが一定となり、光学系L3の空間周波
数特性も一定となる。したがって、一定の信号処理で空
間周波数特性の復元が可能となる。そのため、信号処理
手段の簡略化による低コスト化が可能となる。また、開
口絞りを移動させる必要がないため、低コスト化が可能
となる。以下に表1〜表20を示す。
【0064】 (表1) 面番 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数 1 ∞ 0.4600 1.88300 40.76 2 1.0090 0.7500 3 5.9080 2.1200 1.77250 49.60 4 -2.0000 0.0000 5 ∞ 0.2000 1.51633 64.14 6 ∞ 0.0300 7 ∞(絞り) 0.0300 8 ∞ 0.2000 1.51633 64.14 9 ∞ 0.6100 10 ∞ 0.6200 1.51400 75.00 11 ∞ 0.1600 12 5.7720 1.3000 1.69680 55.53 13 -1.4440 0.2800 1.84666 23.78 14 -5.0200 0.1000 15 ∞ 0.4000 1.52287 59.90 16 ∞ 0.8300 17 ∞ 1.0000 1.51633 64.14 18 ∞ 1.2500 1.52287 59.90 19 ∞ 。
【0065】 (表2) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 52 -51 55 -56 10 35 -34 33 -39 15 44 -43 50 -56 20 44 -44 40 -52 25 34 -32 41 -53 30 44 -41 50 -66 35 41 -42 41 -59 40 38 -38 42 -63 45 44 -42 52 -76 50 43 -42 54 -78 55 47 -47 52 -82 60 52 -52 55 -89 65 49 -47 61 -98 70 52 -50 64 -107 75 61 -61 73 -114 80 62 -62 78 -124 85 73 -72 85 -134 90 78 -78 95 -147 95 86 -85 104 -162 100 96 -95 116 -175 。
【0066】 (表3) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 53 -52 55 -57 10 40 -39 36 -39 15 44 -43 48 -59 20 47 -46 45 -50 25 46 -45 42 -56 30 44 -43 48 -64 35 52 -51 56 -61 40 48 -47 47 -73 45 49 -48 47 -76 50 54 -53 58 -78 55 59 -58 62 -88 60 59 -58 59 -94 65 64 -63 66 -100 70 68 -68 72 -109 75 72 -71 76 -119 80 82 -81 85 -130 85 88 -87 93 -141 90 95 -95 102 -152 95 107 -106 112 -165 100 113 -112 121 -178 。
【0067】 (表4) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 51 -50 55 -57 10 45 -44 38 -39 15 37 -36 45 -59 20 45 -44 47 -51 25 50 -49 42 -56 30 40 -39 46 -65 35 40 -39 54 -61 40 47 -46 45 -73 45 51 -50 48 -78 50 46 -45 54 -79 55 48 -47 57 -89 60 54 -53 61 -95 65 58 -57 67 -102 70 61 -60 68 -112 75 69 -68 76 -121 80 70 -69 83 -131 85 80 -79 89 -141 90 83 -82 98 -155 95 93 -92 108 -170 100 101 -100 120 174 。
【0068】 (表5) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 0 0 0 -1 10 0 0 0 -2 15 0 0 0 -4 20 0 0 0 -5 25 0 0 0 -7 30 0 0 0 -9 35 0 0 0 -11 40 0 0 0 -13 45 2 -1 0 -15 50 180 -179 0 -17 55 180 -179 0 -20 60 180 -179 1 -22 65 -179 180 0 -24 70 -179 180 2 -27 75 -179 180 171 -29 80 -179 180 179 -32 85 -179 180 180 -34 90 -179 180 180 -37 95 -179 180 179 -40 100 -179 180 180 -43 。
【0069】 (表6) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 0 0 0 -1 10 0 0 0 -2 15 0 0 0 -4 20 0 0 0 -6 25 0 0 0 -8 30 0 0 0 -10 35 0 0 0 -12 40 0 0 0 -14 45 0 0 0 -15 50 0 0 0 -18 55 0 0 0 -20 60 0 0 0 -22 65 0 0 0 -24 70 0 0 0 -26 75 0 0 0 -28 80 0 0 0 -30 85 0 0 0 -33 90 0 0 0 -35 95 0 0 0 -38 100 0 0 0 -40 。
【0070】 (表7) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 0 0 0 -1 10 0 0 0 -3 15 0 0 0 -5 20 0 0 0 -7 25 0 0 0 -9 30 0 1 0 -11 35 0 0 0 -13 40 0 1 0 -15 45 -49 50 0 -17 50 178 -177 0 -19 55 178 -177 0 -21 60 178 -177 0 -24 65 167 -166 0 -26 70 6 -5 0 -28 75 10 -9 0 -30 80 15 -14 -1 -32 85 3 -2 0 -35 90 6 -5 -2 -37 95 1 0 0 -40 100 3 -2 -7 -42 。
【0071】 (表8) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 52 -51 54 -57 10 35 -34 33 -38 15 44 -43 50 -58 20 43 -43 41 -49 25 35 -34 41 -56 30 44 -43 50 -64 35 40 -40 41 -61 40 39 -39 42 -69 45 43 -42 52 -73 50 42 -40 53 -78 55 47 -47 53 -85 60 52 -51 57 -88 65 49 -47 61 -99 70 54 -53 64 -107 75 60 -59 74 -116 80 60 -58 79 -125 85 74 -73 85 -136 90 77 -76 95 -150 95 86 -85 104 -163 100 96 -95 116 -178 。
【0072】 (表9) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 53 -52 55 -57 10 41 -40 36 -38 15 43 -43 48 -58 20 47 -46 45 -50 25 47 -46 42 -54 30 44 -43 48 -63 35 52 -50 55 -68 40 49 -48 47 -70 45 49 -48 47 -71 50 54 -53 58 -80 55 58 -57 62 -89 60 60 -58 59 -91 65 64 -63 66 -100 70 68 -67 72 -108 75 72 -71 76 -120 80 81 -80 84 -128 85 87 -86 92 -139 90 95 -94 102 -151 95 106 -105 112 -165 100 113 -112 122 -178 。
【0073】 (表10) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 50 -49 55 -57 10 45 -44 38 -38 15 38 -37 45 -59 20 44 -43 47 -50 25 51 -50 43 -56 30 39 -38 45 -62 35 40 -39 54 -69 40 47 -46 46 -69 45 51 -49 48 -72 50 46 -45 54 -82 55 48 -47 56 -88 60 53 -52 61 -92 65 57 -56 68 -102 70 61 -60 67 -110 75 68 -67 76 -120 80 70 -69 83 -128 85 80 -79 90 -140 90 83 -82 98 -154 95 93 -93 107 -168 100 100 -99 119 -177 。
【0074】 (表11) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 1 0 1 -1 10 1 0 1 -4 15 2 -1 2 -6 20 2 -1 2 -8 25 2 -1 2 -10 30 1 0 2 -13 35 0 1 2 -15 40 -5 6 2 -17 45 -43 44 1 -21 50 -147 148 0 -23 55 -159 160 -3 -27 60 -163 164 -7 -32 65 -164 165 -16 -35 70 -165 166 -36 -41 75 -165 166 -79 -44 80 -166 167 -118 -53 85 -167 168 -134 -58 90 -167 168 -143 -70 95 -168 169 -148 -89 100 -170 171 -150 -94 。
【0075】 (表12) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 0 0 1 -2 10 1 0 1 -4 15 2 -1 2 -6 20 2 -1 2 -9 25 2 -1 3 -11 30 2 -1 3 -14 35 2 -1 4 -16 40 2 -1 4 -19 45 2 -1 4 -21 50 2 -1 5 -24 55 1 0 5 -27 60 1 0 5 -29 65 1 0 5 -32 70 1 0 6 -35 75 0 0 6 -38 80 0 0 6 -42 85 0 0 6 -45 90 0 1 6 -49 95 0 1 6 -52 100 0 1 7 -56 。
【0076】 (表13) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.5) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 0 0 1 -2 10 1 0 1 -4 15 1 0 2 -7 20 0 0 2 -9 25 0 1 2 -12 30 -5 6 2 -14 35 -14 15 2 -17 40 -36 37 2 -20 45 -81 82 1 -22 50 -107 108 0 -25 55 -121 122 0 -28 60 -116 117 -2 -30 65 -110 111 -4 -34 70 -59 60 -8 -36 75 -8 9 -12 -40 80 3 -2 -19 -43 85 12 -11 -27 -46 90 20 -19 -38 -50 95 16 -15 -50 -53 100 20 -19 -66 -57 。
【0077】 (表14) 面番 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数 1 ∞ 0.5200 1.88300 40.76 2 1.6670 0.8758 3 ∞ 0.6200 1.51400 75.00 4 ∞ 0.0300 5 ∞ 0.4000 1.51633 64.14 6 ∞ 0.9026 7 -6.4000 0.9000 1.84666 23.78 8 6.4000 0.7700 1.51742 52.43 9 -2.6650 0.1515 10 4.4510 0.9000 1.51633 64.14 11 -4.4510 0.0438 12 ∞(絞り) 0.2000 1.51633 64.14 13 ∞ 1.1638 14 -4.9210 0.3000 1.69680 55.53 15 2.2800 0.7200 1.80518 25.42 16 4.5180 3.4946 17 ∞ 1.3700 1.72916 54.68 18 -5.3530 2.3792 19 5.3530 1.3700 1.72916 54.68 20 ∞ 0.3343 21 -14.8440 0.5000 1.84666 23.78 22 3.5700 2.1000 1.62280 57.05 23 -22.3490 2.3441 24 ∞ 2.6000 1.51633 64.14 25 ∞ 1.2500 1.51633 64.14
【0078】 (表15) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,0.8) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 47 -46 47 -47 10 46 -45 46 -48 15 44 -43 44 -47 20 49 -48 49 -52 25 51 -50 52 -57 30 58 -57 58 -65 35 66 -65 67 -74 40 77 -76 78 -87 45 89 -88 91 -102 50 107 -106 109 -122 55 129 -128 131 -146 60 155 -154 157 -175 65 -175 176 -172 151 70 -140 141 -137 111 75 -100 101 -97 66 80 -56 57 -52 14 85 -6 7 -1 -43 90 50 -49 54 -111 95 114 -113 119 169 100 -174 175 -167 81 。
【0079】 (表16) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,0.8) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 36 -35 35 -35 10 45 -44 45 -45 15 52 -51 52 -52 20 52 -51 52 -50 25 60 -59 61 -64 30 75 -74 74 -73 35 88 -87 87 -91 40 108 -107 110 -116 45 137 -136 141 -148 50 174 -173 178 173 55 -143 144 -138 127 60 -93 94 -87 71 65 -36 37 -29 5 70 31 -30 37 -71 75 119 -118 122 -163 80 -142 143 -128 75 85 -63 64 -37 -40 90 -130 131 -110 168 95 -40 41 -16 -4 100 127 -126 137 -169 。
【0080】 (表17) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,0.8) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 51 -50 51 -53 10 53 -52 53 -51 15 42 -41 43 -42 20 49 -48 49 -53 25 54 -53 54 -53 30 58 -57 57 -63 35 67 -66 68 -70 40 80 -79 79 -80 45 90 -89 90 -97 50 108 -107 109 -116 55 131 -130 133 -137 60 158 -157 159 -162 65 -171 172 -169 166 70 -136 137 -134 130 75 -96 97 -94 88 80 -51 52 -49 40 85 -1 2 0 -11 90 55 -54 57 -69 95 121 -120 123 -133 100 -165 166 -160 152 。
【0081】 (表18) 面番 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数 1 ∞ 0.4800 1.88300 40.76 2 1.7990 0.7700 3 ∞ 0.6200 1.51633 64.14 4 ∞ 0.0300 5 ∞ 0.3700 1.51633 64.14 6 ∞ 0.4800 7 4.6000 0.4000 1.84666 23.78 8 1.9990 0.8000 1.72000 43.69 9 ∞ 0.1000 10 5.2280 0.5800 1.79952 42.22 11 -5.2280 1.3400 12 ∞(絞り) 0.2000 1.51633 64.14 13 ∞ 0.2000 14 -4.3990 0.4000 1.75520 27.51 15 4.3990 0.4500 16 70.6760 1.0600 1.78800 47.37 17 -4.2000 0.0998 18 3.4470 1.8400 1.65160 58.55 19 -3.4470 0.4000 1.84666 23.78 20 11.1730 0.2075 21 62.3150 0.3600 1.88300 40.76 22 8.5940 1.0800 1.62374 47.05 23 -8.5940 0.9000 24 ∞ 2.1000 1.51633 64.14 。
【0082】 (表19) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.078) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 48 -47 45 -47 10 52 -51 50 -49 15 47 -46 47 -44 20 47 -46 47 -46 25 57 -56 57 -54 30 61 -60 61 -58 35 73 -72 73 -69 40 89 -88 89 -85 45 105 -104 105 -101 50 127 -126 127 -122 55 155 -154 155 -148 60 -171 172 -171 178 65 -131 132 -132 139 70 -85 86 -86 94 75 -32 33 -33 41 80 26 -25 27 -19 85 88 -87 91 -84 90 154 -153 157 -155 95 -118 119 -124 85 100 67 -66 97 -74 。
【0083】 (表20) 空間周波数 位相ズレ量(deg) (L/MM) 軸上(x,y)=(0,0) 軸外像高(x,y)=(0,1.078) x方向 y方向 x方向 y方向 0 0 0 0 0 5 48 -47 46 -46 10 52 -51 49 -49 15 47 -46 47 -49 20 47 -46 47 -49 25 57 -56 57 -59 30 61 -60 61 -64 35 73 -72 73 -77 40 89 -88 89 -90 45 106 -105 105 -109 50 127 -126 127 -133 55 155 -154 155 -162 60 -171 172 -170 164 65 -132 133 -131 124 70 -86 87 -86 79 75 -33 34 -33 27 80 25 -24 25 -31 85 87 -86 89 -101 90 154 -153 157 177 95 -121 122 -118 94 100 61 -60 81 0 。
【0084】以上の本発明の空間周波数変換手段とそれ
を備えた光学系は例えば次のように構成することができ
る。 〔1〕 光学系の空間周波数特性を変換する空間周波数
変換手段において、空間周波数特性の変換を行う状態と
行わない状態とを切り替え可能に構成したことを特徴と
する空間周波数変換手段。
【0085】〔2〕 前記空間周波数変換手段は複数の
変換手段からなり、少なくとも1つの変換手段を光軸を
中心に回転させることにより空間周波数特性の変換を行
う状態と行わない状態に切り替えるようにしたことを特
徴とする上記1記載の空間周波数変換手段。
【0086】〔3〕 光学系の空間周波数特性を変換す
る空間周波数変換手段を持つ光学系において、前記光学
系は大きさが一定の開口絞りを有する可変焦点光学系で
あることを特徴とする光学系。
【0087】〔4〕 焦点距離の変化によらず、Fナン
バーが変わらぬことを特徴とする上記3記載の光学系。
【0088】〔5〕 開口絞りよりも物体側に配置され
たレンズ又はレンズ群の焦点距離を変えることを特徴と
する上記4記載の光学系。
【0089】〔6〕 開口絞りよりも物体側に配置され
たレンズ又はレンズ群を光軸に沿って移動させることに
より焦点距離を変えることを特徴とする上記5記載の光
学系。
【0090】〔7〕 開口絞りよりも像側に配置された
レンズ又はレンズ群の焦点距離を変え、それに応じて開
口絞りと前記空間周波数変換手段を光軸に沿って移動さ
せることを特徴とする上記4記載の光学系。
【0091】〔8〕 開口絞りよりも像側に配置された
レンズ又はレンズ群を光軸に沿って移動させることによ
り焦点距離を変えることを特徴とする上記7記載の光学
系。
【0092】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると変換量が可変の空間周波数変換手段を得ること
ができ、このような空間周波数変換手段を用いて被写界
深度の切り替えが可能となる。また、可変焦点焦点光学
系においては、焦点距離の変動に関係なく、一定の信号
処理手段で被写界深度が拡大した観察ができる。したが
って、信号処理手段の簡略化が可能となり、低コスト化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定焦点光学系に本発明の瞳変調素子を適用し
た実施例の2つの状態を示す断面図である。
【図2】被写体までの距離が7mmの場合の図1(a)
の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図である。
【図3】被写体までの距離が13.5mmの場合の図1
(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図であ
る。
【図4】被写体までの距離が25mmの場合の図1
(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図であ
る。
【図5】被写体までの距離が7mmの場合の図1(b)
の状態の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図であ
る。
【図6】被写体までの距離が13.5mmの場合の図1
(b)の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図であ
る。
【図7】被写体までの距離が25mmの場合の図1
(b)の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図であ
る。
【図8】固定の瞳変調素子を有する可変焦点光学系の例
の2つの状態を示す断面図である。
【図9】図8(a)を基準として、本発明の可変焦点光
学系の第1の実施例の状態を示す断面図である。
【図10】被写体までの距離が15.6138mmの場
合の図8(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを示
す図である。
【図11】被写体までの距離が8.2729mmの場合
の図8(b)の光学系の空間周波数のレスポンスを示す
図である。
【図12】被写体までの距離が8.2729mmの場合
の図9の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図であ
る。
【図13】本発明の可変焦点光学系に関する第2の実施
例の2つの状態を示す断面図である。
【図14】被写体までの距離が5.75mmの場合の図
13(a)の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図
である。
【図15】被写体までの距離が1.92mmの場合の図
13(b)の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図
である。
【図16】瞳変調素子を使用した従来技術の光学系の断
面図である。
【図17】図16の光学系において瞳変調素子を使用し
ていない場合の断面図である。
【図18】被写体までの距離が7mmの場合の図16の
光学系の空間周波数のレスポンスを示す図である。
【図19】被写体までの距離が13.5mmの場合の図
16の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図であ
る。
【図20】被写体までの距離が25mmの場合の図16
の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図である。
【図21】被写体までの距離が7mmの場合の図17の
光学系の空間周波数のレスポンスを示す図である。
【図22】被写体までの距離が13.5mmの場合の図
17の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図であ
る。
【図23】被写体までの距離が25mmの場合の図17
の光学系の空間周波数のレスポンスを示す図である。
【符号の説明】
O…光軸 I…像面 L1…固定焦点光学系 L2、L3…可変焦点光学系 2…開口絞り 3…瞳変調素子 4、5…素子 6…可動レンズ 7…瞳変調素子 8…可動レンズ 9…瞳変調素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系の空間周波数特性を変換する空間
    周波数変換手段において、空間周波数特性の変換を行う
    状態と行わない状態とを切り替え可能に構成したことを
    特徴とする空間周波数変換手段。
  2. 【請求項2】 光学系の空間周波数特性を変換する空間
    周波数変換手段を持つ光学系において、前記光学系は大
    きさが一定の開口絞りを有する可変焦点光学系であるこ
    とを特徴とする光学系。
  3. 【請求項3】 焦点距離の変化によらず、Fナンバーが
    変わらぬことを特徴とする請求項2記載の光学系。
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