JP2000097095A - 自己診断表示装置 - Google Patents

自己診断表示装置

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JP2000097095A
JP2000097095A JP10267755A JP26775598A JP2000097095A JP 2000097095 A JP2000097095 A JP 2000097095A JP 10267755 A JP10267755 A JP 10267755A JP 26775598 A JP26775598 A JP 26775598A JP 2000097095 A JP2000097095 A JP 2000097095A
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Toshiyuki Sonoda
敏之 園田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルのいずれかのセグメントに故
障が発生したときに、視認者の誤判断や読み取り不能を
防ぐ。 【解決手段】 操作スイッチ11からの操作信号を契機
に車両内の各種電子部品12a,12b,…の故障を診
断し、当該診断結果に基づいて複数の点滅パターンのう
ちのいずれかの点滅パターンを選択し、選択された点滅
パターンで液晶表示パネル10の全てのセグメントを同
時に点滅させる。液晶表示パネル10内のいずれかのセ
グメントが故障しても、他のセグメントのいずれかが正
常な状態で支障無く点滅する限り、操作者による点滅の
確認が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子部品の異常
を自己診断して、その結果を表示する自己診断表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両内において、電子部品の異
常を自己診断して、その結果を所定の診断結果コードで
ディジタル式に表示する技術がある(特開平9−257
520号公報)。この例では、図4の如く、液晶層の表
裏に所定のセグメントSg1,Sg2…毎の電極を配置
したセグメント電極駆動方式の液晶表示パネル(LC
D)1を使用しており、各種電子部品の診断をCPUか
らの指令に基づいて実行し、このCPUにおいて故障の
有無や故障の原因等を判定した後、その情報をトリップ
メータ等の数値表示部に配置された液晶表示パネル1に
表示する。この際、液晶表示パネル1内では、図4のよ
うに、複数のセグメントSg1,Sg2…のいずれかを
選択して文字または数字の形象を表示することで、予め
決められた診断結果コードをディジタル式に表示するよ
うになっている。この例のように、それぞれの文字また
は数字の形象を「8」字状に配置された7個のセグメン
トSg1,Sg2…で表示する場合を一般に「7セグメ
ントディジタル文字」と称している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の7セグメントデ
ィジタル文字を使用して電子部品の自己診断結果を液晶
表示パネル1に表示する際、液晶表示パネル1内のセグ
メントSg1,Sg2…の電極が接触不良となったり、
あるいはその部分の液晶素子が不良となったときなど、
液晶表示パネル1のセグメントSg1,Sg2…自体に
何らかの故障が発生したような場合には、図5のように
文字や数字の形象に欠けEg1が生じてしまう。
【0004】例えば、図4のよう、診断結果コードとし
て「C12」と表示すべき場合を考えると、図5のよう
に末尾の数字「2」の一部のセグメントに欠けEg1が
生じたときには、この末尾の数字は「2」とは認識でき
なくなる。仮に、視認者が、いずれか1個のセグメント
が故障していると考えて診断結果コードを推定するとし
ても、図5のような場合は、例えば数字「3」のうちの
1個のセグメントEg2が欠けている可能性も否定でき
ないため、結果として「C12」であるか「C13」で
あるかを判別することは困難である。また、故障してい
るセグメントSg1,Sg2…は1個だけとは限らない
ため、視認者による判別は極めて困難である。その結
果、視認者の誤判断や読み取り不能を生じる要因となっ
ていた。
【0005】そこで、この発明の課題は、セグメント電
極駆動方式の液晶表示パネルを使用した自己診断表示装
置において、いずれかのセグメントに故障が発生した場
合でも、視認者の誤判断や読み取り不能を防止できる自
己診断表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、車両内の各種電子部品の異常
を自己診断する自己診断表示装置であって、前記車両内
の所定の位置に設置されて複数のセグメントの点消灯を
切り替えることで所定の形象を表示する液晶表示パネル
と、操作者が手動により自己診断動作の指示を行う操作
スイッチと、前記操作スイッチからの操作信号を契機に
車両内の各種電子部品の故障を診断し、その結果を出力
する制御部と、制御部からの制御信号に基づいて前記液
晶表示パネルの各セグメントをオンオフ切り替えして駆
動する駆動回路とを備え、前記制御部は、前記操作スイ
ッチからの操作信号を契機に車両内の前記各種電子部品
の故障を診断し、当該診断結果に基づいて複数の点滅パ
ターンのうちのいずれかの点滅パターンを選択し、選択
された点滅パターンで前記液晶表示パネルの全てのセグ
メントを同時に点滅させるよう指示制御するものであ
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記制御部は、
前記操作スイッチからの操作信号を契機に車両内の各種
電子部品の故障を診断する故障診断部と、前記故障診断
部での診断結果に基づいて所定の記憶部に予め格納され
た点滅パターンテーブル内の一の点滅パターンを選択
し、選択された点滅パターンで前記液晶表示パネルの全
てのセグメントを同時に点滅させるよう指示制御する点
滅パターン制御部とを備えるものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記点滅パター
ンは、1サイクル中の全セグメントにおける点滅回数及
び点灯または消灯の比率の組み合わせを違えて前記各種
電子部品の故障状態に対応づけられ、かかるサイクルを
繰り返すように規定されるものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記点滅パター
ンは、前記1サイクル中に少なくとも1回以上は点灯状
態が出現するように規定されるものである。
【0010】尚、この明細書において、「点灯」及び
「消灯」というときは、必ずしも自己発光で灯りを灯す
ものに限られず、例えばセグメント毎に透光状態と非透
光状態とを切り替えてバックライトまたは反射光の透過
切り替えを行う場合にも適用するものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る自己診断表示装置を示す図である。この自己診断
表示装置は、乗用車等の車両内の各部の電子部品の故障
を自己診断し、その診断結果をトリップメータ等の数値
表示部に配置されたセグメント電極駆動方式の液晶表示
パネル(LCD)10に表示するものであって、特に故
障の有無及び故障原因の情報を表示する際、全てのセグ
メントを所定の点滅パターンで点滅させるようにしたも
のである。
【0012】具体的には、図1の如く、上記液晶表示パ
ネル10と、操作者が手動により自己診断動作の指示を
行う操作スイッチ11と、この操作スイッチ11からの
操作信号を契機に車両内の各種電子部品12a,12
b,…の故障を診断し、その結果を出力する制御部13
と、制御部13からの制御信号に基づいて液晶表示パネ
ル10のセグメントをオンオフ切り替えして駆動する駆
動回路14とを備える。
【0013】液晶表示パネル10は、図4及び図5に示
した従来の液晶表示パネル(1)と同様のものであり、
トリップメータ等の数値表示部等の走行中に乗員に見え
る位置に搭載され、液晶層の表裏に所定のセグメント毎
の電極を配置し、かかる電極毎に電圧を印加して液晶層
の分子配列を変化させて、その光透過率を変化させ、背
後に配置されたバックライトからの光の透過/非透過を
切り替えることで所定のセグメントパターンの表示を行
うものである。尚、この明細書では、セグメント毎の光
透過率の変化によりバックライトからの光を透過させる
ことを「点灯」と、非透過にすることを「消灯」と称す
ることにする。
【0014】操作スイッチ11は、トグルスイッチや押
しボタン式スイッチ等の一般的な切り替えスイッチであ
り、車両室内の前面のダッシュボード下部付近に設置さ
れ、オン切り替えにより制御部13に操作信号を出力す
る。
【0015】制御部13は、一般的なCPUが使用され
てこのCPUが所定のソフトウェアプログラムに従って
動作する機能要素であって、操作スイッチ11からの操
作信号を契機に車両内の各種電子部品12a,12b,
…の故障を診断する故障診断部13aと、故障診断部1
3aでの診断結果に基づいてROM等の記憶部13bに
予め格納された点滅パターンテーブル内の一の点滅パタ
ーンを選択し、この点滅パターンで全てのセグメントを
同時に点滅させるように制御信号を通じて駆動回路14
に指示する点滅パターン制御部13cとを備える。
【0016】故障診断部13aは、操作スイッチ11か
ら操作信号が与えられたときに、車両内に張り巡らされ
たシリアルケーブル15にバス接続された各種電子部品
12a,12b,…に所定の診断信号を個別に送信する
信号送信機能と、その後に各種電子部品12a,12
b,…からの応答信号を受信して、かかる応答信号に応
じて各種電子部品12a,12b,…の故障の有無を判
断する故障判断機能とを有している。
【0017】尚、シリアルケーブル15における診断信
号及び応答信号は多重信号であり、各多重信号の先頭に
送信先のIDデータが付与されるようになっている。そ
して、故障診断部13aの信号送信機能により診断信号
が各種電子部品12a,12b,…に送信されるときに
は、受信先の各種電子部品12a,12b,…にてID
データを認識し、これに呼応して、各種電子部品12
a,12b,…からは、先頭のIDデータとして制御部
13の故障診断部13aを指定した応答信号が発信され
るようになっている。また。各種電子部品12a,12
b,…においては、これらの各種電子部品12a,12
b,…自身が正常状態のときは応答信号として正常であ
る旨を送信する一方、何らかの故障が発生している場合
は、その故障の有無及び故障の詳細内容を意味する故障
情報を応答信号に含ませるか、あるいは全く応答信号を
送信しないようになっている。尚、各種電子部品12
a,12b,…での故障情報は、その内部に組み込まれ
た電子制御装置(ECU:図示せず)が自発的に判断し
て出力するようになっている。
【0018】そして、故障診断部13aの故障判断機能
においては、応答信号中のデータに、各種電子部品12
a,12b,…の正常状態を示すデータが含まれていた
ときは、当該電子部品12a,12b,…が正常である
と判断する一方、応答信号中のデータに、各種電子部品
12a,12b,…の故障状態を示すデータが含まれて
いたときや、図示しないタイマーでの計時を基準として
一定時間内にいずれかの電子部品12a,12b,…か
らの応答信号を受信しなかったときには、当該電子部品
12a,12b,…に故障が発生していると判断するよ
うになっている。
【0019】点滅パターン制御部13cは、故障診断部
13aで診断された結果、即ち、各種電子部品12a,
12b,…の故障状態の情報に基づいて、予め記憶部1
3bに格納されたデータテーブルを参照し、診断結果に
対応する点滅パターン(図2及び図3)を照合する診断
結果照合機能と、照合された点滅パターンで全セグメン
トを点滅させるように駆動回路14に指示を与える点滅
指示機能とを有している。このときの複数種類の点滅パ
ターンは、数ビットの2値信号として記憶部13bのデ
ータテーブル内に記憶されており、故障診断部13aで
の診断結果に従って、点滅パターン制御部13cの診断
結果照合機能にて照合され、同じく点滅パターン制御部
13cの点滅指示機能により駆動回路14を通じて液晶
表示パネル10の全セグメントの点灯が行われるように
なっている。
【0020】尚、制御部13は、各種電子部品12a,
12b,…の故障診断を行わないときには、点滅パター
ン制御部13cにて駆動回路14を制御し、トリップメ
ータ等の数値表示を液晶表示パネル10に表示する既存
の数値表示機能を有している。ただし、かかる機能は一
般的に知られたものであるため、図1では対応するブロ
ック構成の図示を省略している。
【0021】上記の自己診断表示装置において、各種電
子部品12a,12b,…の故障診断を行わないときに
は、点滅パターン制御部13cにて駆動回路14を制御
し、トリップメータ等の数値表示を液晶表示パネル10
に表示する。
【0022】一方、操作者が故障診断を行う場合には、
まず操作者が手動により操作スイッチ11を操作し、自
己診断動作の指示を行う。このとき、操作スイッチ11
からの操作信号が制御部13の故障診断部13aに伝送
される。
【0023】故障診断部13aでは、車両内に張り巡ら
されたシリアルケーブル15にバス接続された各種電子
部品12a,12b,…に多重信号としての診断信号を
送信し、その後に各種電子部品12a,12b,…から
の応答信号を受信して、かかる応答信号に応じて各種電
子部品12a,12b,…の故障の有無を判断する。こ
の際の制御部13及び各種電子部品12a,12b,…
との多重信号の受け渡しは、各多重信号の先頭に付与さ
れたIDデータに基づいて行われる。
【0024】この際、各種電子部品12a,12b,…
において、これらの各種電子部品12a,12b,…自
身が正常状態のときは応答信号として正常である旨を送
信する一方、何らかの故障が発生している場合は、その
旨を意味する故障情報が応答信号に含ませられている
か、あるいは全く応答信号が送信されない。
【0025】そして、故障診断部13aの故障判断機能
においては、応答信号中のデータに、各種電子部品12
a,12b,…の正常状態を示すデータが含まれていた
ときは、当該電子部品12a,12b,…が正常である
と判断する一方、応答信号中のデータに、各種電子部品
12a,12b,…の故障状態を示すデータが含まれて
いたときや、図示しないタイマーでの計時を基準として
一定時間内にいずれかの電子部品12a,12b,…か
らの応答信号を受信しなかったときには、当該電子部品
12a,12b,…に故障が発生していると判断する。
【0026】点滅パターン制御部13cは、故障診断部
13aで診断された結果、即ち、各種電子部品12a,
12b,…の故障状態の情報に基づいて、予め記憶部1
3bに格納されたデータテーブルを参照し、診断結果に
対応する点滅パターン(図2及び図3)を照合する。そ
して、照合された点滅パターンで全セグメントを点滅さ
せるように駆動回路14に指示を与える。
【0027】具体的に、上記点滅パターンの一例を図2
に図示する。図2の点滅パターンは、時間t1の幅の1
回目のオン信号を出力し、このオン信号の立ち下がり後
に時間t2の幅のオフ期間を経た後、再び時間t1の幅
の2回目のオン信号を出力するようになっている。そし
て、このような2回の点滅を1サイクルとして、t1及
びt2より長い時間t3の休止時間を経て繰り返し点滅
される。この際、複数のセグメントが「8」字状に配置
された「7セグメントディジタル文字」が8個併置され
たものである場合(図4及び図5参照)、の場合、「8
88」という形象表示の状態と何も表示されない状態と
が繰り返し行われることになる。
【0028】また、図3は他の点滅パターンの例を図示
したものである。図3の点滅パターンは、時間t1の幅
のオン信号と時間t2の幅のオフ信号とを4回繰り返し
て1サイクルとし、かかるサイクルを、t1及びt2よ
り長い時間t3の休止時間を経て繰り返し点滅するよう
になっている。
【0029】ここで、例えば、t1及びt2は1秒程
度、t3は10秒程度とする。
【0030】さらに、例えば、いずれの電子部品12
a,12b,…にも故障が発生していない場合には、一
定間隔で無限回数の点滅を行うようにする。
【0031】尚、点滅パターンとしては、必ず1回は全
てのセグメントの点灯を行うようにしておく。即ち、全
くセグメントの点灯を行わないというパターンは、記憶
部13b内のデータテーブルに用意しておかない。この
ようにすることにより、操作スイッチ11の操作後に液
晶表示パネル10の応答が全くなかった場合には、故障
診断部13aによる故障診断が全く機能していないと判
断でき、故に制御部13自体の故障をも同時に診断でき
る。
【0032】このように、1サイクル中の点滅回数を変
更したり、また、点灯時間と消灯時間の比率を極端に変
更(即ち、図2または図3の状態において、時間t1の
設定を2種類以上変化させて点滅すること)したりする
ことで、例えばモールス信号のような様々な組み合わせ
の点滅パターンにより、故障状態を表示する。このとき
の複数種類の点滅パターンは、数ビットの2値信号とし
て記憶部13bのデータテーブル内に記憶されており、
故障診断部13aでの診断結果に従って、点滅パターン
制御部13c診断結果照合機能にて照合され、同じく点
滅パターン制御部13cの点滅指示機能により駆動回路
14を通じて液晶表示パネル10の全セグメントの点灯
が行われる。
【0033】ここで、シリアルケーブル15に接続され
た電子部品12a,12b,…以外に、液晶表示パネル
10の液晶表示パネル10内のいずれかのセグメントの
電極が接触不良となったり、あるいはその部分の液晶素
子が不良状態になることがある。
【0034】しかしながら、この実施の形態では、図2
及び図3に示したような点滅パターンで全てのセグメン
トを同時に点滅させるようにしているので、いずれかの
セグメントに故障があっても、他のセグメントのいずれ
かが正常な状態であり、これらの正常なセグメントの全
てが支障無く点滅する限り、操作者による点滅の確認が
可能である。したがって、従来のように診断結果コード
を表示する場合に比べて、一部のセグメントの故障によ
ってコード判別が困難になる、といった事態を防止でき
る。
【0035】また、操作者が操作スイッチ11を操作し
たときに、全てのセグメントが少なくとも一回以上点滅
するようにしているので、複数のセグメントのうちの一
部が全く点滅しない場合は、その点滅していないセグメ
ントが故障していることになるため、操作者は、各種電
子部品12a,12b,…の故障の有無を点検するとと
もに、同時にセグメントの故障をすぐに発見することが
できる。また、全てのセグメントが点滅しない場合に
は、制御部13そのものがが故障している可能性が強い
など、各種電子部品12a,12b,…だけでなく制御
部13及び液晶表示パネル10自体の故障の情報を併せ
て知ることができる、という利点がある。
【0036】尚、液晶表示パネル10におけるセグメン
トは、必ずしも7セグメントディジタル文字に限るもの
ではなく、例えば自動車内の様々な警告表示を行う複数
の記号等をそれぞれ対応するセグメントとして表示する
ような場合に、これらの記号形象を含めた全てのセグメ
ントの点滅表示を行うようにしてもよい。
【0037】また、上記実施の形態では、透過型の液晶
表示パネルを例に挙げて説明したが、例えば、反射型の
液晶表示パネルでもよく、あるいは自己発光型の蛍光表
示パネル等を使用してもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3に記載の発明によ
れば、操作スイッチからの操作信号を契機に車両内の各
種電子部品の故障を診断し、当該診断結果に基づいて複
数の点滅パターンのうちのいずれかの点滅パターンを選
択し、選択された点滅パターンで液晶表示パネルの全て
のセグメントを同時に点滅させるので、液晶表示パネル
内のいずれかのセグメントの電極が接触不良となった
り、あるいはその部分の液晶素子が不良状態になって
も、他のセグメントのいずれかが正常な状態で支障無く
点滅する限り、操作者による点滅の確認が可能である。
したがって、従来のように診断結果コードを表示する場
合に比べて、一部のセグメントの故障によってコード判
別が困難になる、といった事態を防止できる。
【0039】また、操作者が操作スイッチを操作したと
きに、全てのセグメントが点滅するはずであるのに、一
部のセグメントの点滅が行われないような場合は、点滅
されないセグメントは故障していることになるため、操
作者は、各種電子部品の故障の有無を点検するととも
に、同時にセグメントの故障をすぐに発見することがで
きる、という利点がある。
【0040】請求項4に記載の発明によれば、点滅パタ
ーンとして、1サイクル中に少なくとも1回以上は点灯
状態が出現するように規定しているので、複数のセグメ
ントのうちの一部が全く点滅しない場合は、液晶表示パ
ネル内の点滅していないセグメント自体の故障を推定で
きる。また、全てのセグメントが点滅しない場合には、
制御部そのものがが故障している可能性が強いなど、各
種電子部品だけでなく制御部及び液晶表示パネル自体の
故障の情報を併せて知ることができる、という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る自己診断表示
装置を示すブロック図である。
【図2】点滅パターンの一例を示す図である。
【図3】点滅パターンの他の例を示す図である。
【図4】従来の自己診断表示装置の表示例を示す図であ
る。
【図5】従来の自己診断表示装置において、いずれかの
セグメントが故障した場合の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 液晶表示パネル 11 操作スイッチ 12a,12b,… 各種電子部品 13 制御部 13a 故障診断部 13b 記憶部 13c 点灯パターン制御部 14 駆動回路 15 シリアルケーブル
フロントページの続き (72)発明者 園田 敏之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D044 BA17 BA20 BA27 BB01 3G084 BA33 DA27 EB08 EB22 EC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内の各種電子部品の異常を自己診断
    する自己診断表示装置であって、 前記車両内の所定の位置に設置されて複数のセグメント
    の点消灯を切り替えることで所定の形象を表示する液晶
    表示パネルと、 操作者が手動により自己診断動作の指示を行う操作スイ
    ッチと、 前記操作スイッチからの操作信号を契機に車両内の各種
    電子部品の故障を診断し、その結果を出力する制御部
    と、 制御部からの制御信号に基づいて前記液晶表示パネルの
    各セグメントをオンオフ切り替えして駆動する駆動回路
    とを備え、 前記制御部は、前記操作スイッチからの操作信号を契機
    に車両内の前記各種電子部品の故障を診断し、当該診断
    結果に基づいて複数の点滅パターンのうちのいずれかの
    点滅パターンを選択し、選択された点滅パターンで前記
    液晶表示パネルの全てのセグメントを同時に点滅させる
    よう指示制御することを特徴とする自己診断表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自己診断表示装置であ
    って、 前記制御部は、 前記操作スイッチからの操作信号を契機に車両内の各種
    電子部品の故障を診断する故障診断部と、 前記故障診断部での診断結果に基づいて所定の記憶部に
    予め格納された点滅パターンテーブル内の一の点滅パタ
    ーンを選択し、選択された点滅パターンで前記液晶表示
    パネルの全てのセグメントを同時に点滅させるよう指示
    制御する点滅パターン制御部とを備えることを特徴とす
    る自己診断表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の自己診
    断表示装置であって、前記点滅パターンは、1サイクル
    中の全セグメントにおける点滅回数及び点灯または消灯
    の比率の組み合わせを違えて前記各種電子部品の故障状
    態に対応づけられ、かかるサイクルを繰り返すように規
    定されることを特徴とする自己診断表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の自己診断表示装置であって、前記点滅パターンは、前
    記1サイクル中に少なくとも1回以上は点灯状態が出現
    するように規定されることを特徴とする自己診断表示装
    置。
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