JP2000096611A - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

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JP2000096611A JP10267011A JP26701198A JP2000096611A JP 2000096611 A JP2000096611 A JP 2000096611A JP 10267011 A JP10267011 A JP 10267011A JP 26701198 A JP26701198 A JP 26701198A JP 2000096611 A JP2000096611 A JP 2000096611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンネットを支持する支持フレームが邪魔に
ならずにボンネット内の各種機器の点検を容易に行え、
しかも、ボンネットの構成板材を厚肉にしなくてもその
開閉を適切に行えるようにする。 【解決手段】 走行装置3上に縦方向の旋回軸心P1回
りに旋回自在に設けられた旋回台4が開閉自在なボンネ
ット12で覆われており、このボンネット12を下方か
ら支持する支持フレーム39が旋回台4に立設されてい
る旋回作業機において、支持フレーム39を旋回台4に
対して上下揺動自在に枢着するとともに、この上下揺動
自在な支持フレーム39にボンネット12を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー、パワ
ーショベル等の旋回作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、旋回台の後端が走行装置の左
右幅内からはみ出ないように旋回するいわゆる後方小旋
回型の旋回作業機が知られている。この旋回作業機は、
通常、走行装置上に縦方向の旋回軸心回りに旋回自在に
設けられた旋回台を備え、この旋回台の前端には、ブー
ム、アーム、バケット等よりなる作業装置が揺動自在に
設けられている。
【0003】かかる後方小旋回型の旋回作業機では、狭
い旋回台の後部スペースでの点検を容易にすべく、ボン
ネットを旋回台の後部に上下揺動自在に枢着してフルオ
ープンタイプとし、このフルオープンのボンネット上に
運転席を設ける場合がある。この場合、エアクリーナや
油圧ポンプ等の各種機器に点検はボンネットを後方へ大
きく開くことによって容易に行うことができる(例え
ば、特開平9−195317号公報参照)。
【0004】また、従来では、上記のように開閉自在な
ボンネット上に運転席を設ける場合には、エンジン等を
跨ぐように配置された支持フレームを旋回台に固定し、
この支持フレームで上記ボンネットを下方から支持する
ことにより、運転者の荷重に耐えるように当該ボンネッ
トを補強するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の旋回作業機
では、ボンネットは旋回台に上下揺動自在に枢着されて
いるが、そのボンネットを支持する支持フレームは旋回
台に固定されたままであるから、ボンネットをフルオー
プンした場合でも支持フレームはエンジン等を跨いだ状
態で旋回台に残されたままになっており、このため、支
持フレームが邪魔になって各種機器の点検が行い難くな
るという欠点があった。
【0006】また、ボンネットだけが旋回台に枢着され
た従来の旋回作業機では、開放状態のボンネットに対し
ては折角設けた支持フレームが何ら補強の役目を果たさ
ないので、歪みなくボンネットを開閉させるにはボンネ
ットの構成板材そのものを厚肉にする必要があり、この
点で材料コストが高くなっている。本発明は、このよう
な実情に鑑み、ボンネットを支持する支持フレームが邪
魔にならずにボンネット内の各種機器の点検を容易に行
え、しかも、ボンネットの構成板材を厚肉にしなくても
その開閉を適切に行える旋回作業機を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成すべく以下の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、走行装置上に縦方向の旋回軸心回りに旋回自在に設
けられた旋回台が開閉自在なボンネットで覆われてお
り、このボンネットを下方から支持する支持フレームが
前記旋回台に立設されている旋回作業機において、前記
支持フレームを前記旋回台に対して上下揺動自在に枢着
するとともに、この上下揺動自在な支持フレームに前記
ボンネットを固定したものである。
【0008】この場合、旋回台に上下揺動自在に枢着さ
れた支持フレームにボンネットが固定されているので、
ボンネットは支持フレームとともに旋回台に対して上下
揺動して開閉され、ボンネットを旋回台に対して開放す
ると支持フレームも同時に開放されることになり、ボン
ネット内の各種機器の点検の際に支持フレームが邪魔に
なることがない。
【0009】また、支持フレームは常にボンネットと一
体に揺動して開放途中又は閉鎖途中のボンネットの補強
部材としても機能するため、ボンネットの構成材料を必
要以上に厚肉にしなくても開閉時におけるボンネットの
歪みを有効に防止できるようになる。上記の本発明にお
いて、ボンネット上に運転席を配置する場合には、この
運転席を下方から支持する受け部材を支持フレームに設
けるようにすれば、運転席に座った運転者の荷重が支持
フレーム側に適切に伝達されるので、その荷重によるボ
ンネットの変形をより有効に防止することができる。
【0010】また、ボンネットの表面側へ貫通する枢着
ブラケットを支持フレームに設け、この枢着ブラケット
に運転席を反転自在に枢着するようにすれば、運転席と
ボンネットの間に物品の収納部を形成できるとともに、
雨天時に運転席を転倒させることで座面が濡れるのを防
止できるようになる。上記の本発明では、支持フレーム
の旋回台に対する枢着位置は特に限定していない。しか
るに、ボンネットが前方へ倒れると旋回台の前部に配置
される操縦フロアが塞がれることになり、ボンネットが
左右側方へ倒れるとキャノピの支柱との干渉を避けるた
めに当該ボンネットを余り大きく開放することができ
ず、いずれの場合も点検作業の困難化に繋がる。
【0011】そこで、本発明は、前後方向に向けて配置
された支持フレームの後端部をボンネットの最後部に配
置し、この支持フレームの後端部を旋回台の最後部に左
右方向の軸心回りに枢着することを推奨する。この場
合、ボンネットが支持フレームとともに後方に倒れるこ
とになるので、ボンネットをフルオープンにしたときに
操縦フロアから各種機器の点検作業が行えることにな
り、その点検作業が容易になる。
【0012】また、掘削装置との重量バランスを図る等
の目的で運転席が旋回軸心よりも左右方向一側にずれた
状態でボンネット上に配置されている場合には、作業者
の荷重を支持フレーム側に適切に伝えられるようにする
ため、支持フレームの後端部の枢着位置は旋回台の最後
部に設定したまま、その運転席の直下を通過すべく支持
フレームを同左右方向一側に屈曲形成することが好まし
い。
【0013】更に、ボンネットをフルオープンにしたと
きの各種機器の点検作業を容易にするため、開閉自在な
ボンネットは旋回台の前部に設けた操縦フロアのすぐ後
方に配置することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態を説明する。図7は、バックホーで例示す
る本発明に係る旋回作業機1を示しており、この旋回作
業機1は、左右一対のクローラ走行体2を備えた走行装
置3上に、縦方向(上下方向)の旋回軸心P1回りに旋
回自在に旋回台4を備えて主構成されたものである。
【0015】上記旋回台4の前端部にはバックホー装置
(掘削装置)5が設けられ、旋回台4上の前部左側には
操作部6及びステップ部7等を備えた操縦フロア8が設
けられている。この旋回台4上における操縦フロア8の
後方及び右側方には、エンジン9、タンク10,11等
の各種機器を覆うボンネット12,13が搭載され、こ
のボンネット12上に運転席14が設けられている。
【0016】また、運転席14の前方でかつ旋回台4の
左側部には、運転席14への乗降口15が形成されてい
る。前記バックホー装置5は、旋回台4の前端に設けた
支持ブラケット16に上下方向の揺動軸心P2回りに左
右揺動自在に支持されたスイングブラケット17と、こ
のスイングブラケット17に左右方向の軸心回りに上下
揺動自在に支持されたブーム18と、このブーム18の
先端に左右方向の軸心回りに前後揺動自在に支持された
アーム19と、該アーム19の先端に左右方向の軸心回
りに揺動自在に支持されたバケット20と、を備えてい
る。
【0017】そして、これらのスイングブラケット1
7、ブーム18、アーム19及びバケット20は、それ
ぞれ油圧シリンダよりなるスイングシリンダ21、ブー
ムシリンダ22、アームシリンダ23及びバケットシリ
ンダ24により揺動駆動されるようになっている。前記
旋回台4は、走行装置3の中央に設けられた旋回ベアリ
ング25を介して旋回軸心P1回りに回動自在に支持さ
れており、当該旋回台4の底部を構成する板状のベース
フレーム26(図1及び図3参照)上に設けた旋回モー
タ27により旋回駆動されるようになっている。
【0018】図6に示すように、旋回台4の後部は、旋
回軸心P1を中心とした円弧壁面に形成されており、こ
の旋回台4の後部が描く旋回軌跡が走行装置3の左右及
び前後幅内に収められている。また、旋回台4の左右側
部は前後方向の直壁面に形成されており、旋回台4の左
右幅が前記旋回軌跡の直径よりも幅狭に形成されてい
る。
【0019】しかして、本実施形態の旋回作業機1は、
旋回台4が走行装置3の車幅からはみ出ることなく旋回
できる後方小旋回型に属するものであり、これによって
狭路での走行や掘削作業が容易に行えるようになってい
る。図1及び図3に示すように、前記ベースフレーム2
6の後端には、前端側のバックホー装置5との重量バラ
ンスを図るためのカウンタウエイト28が設けられてい
る。また、当該ベースフレーム26におけるカウンタウ
エイト28よりも前側に位置する左右側縁部及び前側縁
部には板金製のカバーフレーム29が取り付けられてい
る。
【0020】図5に示すように、ベースフレーム26の
後部(図5の右側部)にはエンジン9が横向きに配置さ
れ、このエンジン9の左側に油圧ポンプ30が直結さ
れ、同エンジン9の右側方にラジエータ31が配置され
ている。このエンジン9の後方に位置するウエイト28
部分に形成した収納凹部28a(図1参照)に作動油タ
ンク10が収納されているとともに、この作動油タンク
10の上方にバッテリ32が設けられている。
【0021】また、油圧ポンプ30の上方には、エアク
リーナ33やマフラー34等が配置され、前記ラジエー
タ31の前側で操縦フロア8の右側には燃料タンク11
が配置されている。旋回台4の上部を覆うボンネット1
2,13は板金製又は硬質樹脂製よりなり、旋回台4に
対して固定の固定ボンネット13と、同旋回台4に対し
て開閉自在な開閉ボンネット12とから構成されてい
る。
【0022】このうち、開閉ボンネット12は操縦フロ
ア8のすぐ後方に配置されていて、前記エンジン9や油
圧ポンプ30等を上から覆っている。また、開閉ボンネ
ット12は、旋回台4の最後部を構成するカウンタウエ
イト28の左右中間部に設けたヒンジ部材35を介して
後端部が左右方向の軸心P3回りに上下揺動自在に枢結
されている。
【0023】前記開閉ボンネット12内の左側すなわち
乗降口15の後方側には、前記エアクリーナ33や油圧
ポンプ30の他、日常点検が必要な燃料系の機器(燃料
フィルター,電磁ポンプ等)61や電装品等が納められ
ている。従って、開閉ボンネット12を開くことで、乗
降口15側からボンネット12内の左側に納めされた日
常点検機器を容易に点検できるようになっている。
【0024】また、図5に示すように、作動油タンク1
0の給油パイプ10aは、タンク上面左側から左前斜め
上方に延伸してその給油口10bがボンネット12内の
左側部に寄せられ、この給油パイプ10aにラジエータ
31のリザーバタンク36が取り付けられている。これ
により、開閉ボンネット12を開くことで作動油タンク
10やリザーバタンク36への補給を好適に行えるよう
になっている。
【0025】図1及び図2に示すように、開閉ボンネッ
ト12の上面中央部には、下向きに凹んだ凹部12aが
形成され、この凹部12aに前記運転席14が搭載され
て開閉ボンネット12と一体に開閉揺動するようになっ
ている。この凹部12aの中央には、更に一段下向きに
凹んだ第二凹部12bが設けられており、この第二凹部
12bにグリースガン等の工具37を収納可能としてい
る。
【0026】そして、運転席14の前部を左右方向の支
点回りに回動させることで第二凹部12bを開放し、工
具37の出し入れができるようになっている。図1及び
図2に示すように、旋回台4の後部には開閉ボンネット
12を下方から支持する支持フレーム39が立設されて
いる。この支持フレーム39は、側面視ほぼ門型に屈曲
形成された中空パイプ材よりなる左右一対の支持枠材4
0と、この支持枠材40の前端同士を連結する前端プレ
ート41と、同支持枠材40の後端同士を連結する後端
プレート42と、を備えている。
【0027】この支持フレーム39はエンジン9やマフ
ラー34等を上から覆うように前後方向に向けて配置さ
れ、支持枠材40の上部間同士は前後一対の受け部材4
3,44で互いに連結されている。このうち、前受け枠
材43は支持枠材40の前側の屈曲部近傍同士を互いに
連結するパイプ材よりなり、後受け枠材44は支持枠材
40の後側の屈曲部近傍同士を互いに連結する板材より
なる。
【0028】支持フレーム39の前端プレート41は開
閉ボンネット12の前側壁の下部に固定され、後受け枠
材44は開閉ボンネット12の上側壁に固定されてい
る。また、図2に示すように、支持フレーム39を構成
する各支持枠材40の後端部は開閉ボンネット12の湾
曲後壁面の最後部に配置され、カウンタウエイト28の
後部に固定したチャンネル材よりなる前記ヒンジ部材3
5に左右方向の軸心P3回りに上下揺動自在に枢着され
ている。
【0029】しかして、開閉ボンネット12は旋回台4
の最後部に左右方向の軸心P3回りに上下揺動自在に枢
着された上記支持フレーム39に固定されており、これ
により、開閉ボンネット12を旋回台4に対して開放す
ると支持フレーム39も同時に開放され、開閉ボンネッ
ト12内の各種機器の点検作業の際に当該支持フレーム
39が邪魔にならないようになっている。
【0030】また、支持フレーム39は常に開閉ボンネ
ット12と一体に揺動し、開放途中又は閉鎖途中におい
ても開閉ボンネット12の補強部材として機能するの
で、開閉時における開閉ボンネット12の歪みが有効に
防止されることになる。更に、開閉ボンネット12が操
縦フロア8のすぐ後方に位置しているので、開閉ボンネ
ット12をフルオープンにしたときに操縦フロア8側か
ら各種機器の点検作業を行うことができ、この点でも点
検作業が容易になっている。
【0031】図1及び図2に示すように、支持フレーム
39の前受け枠材43には左右一対の枢着ブラケット4
5が設けられ、この枢着ブラケット45は凹部12aの
前側部分において開閉ボンネット12を表面側へ貫通し
ており、この枢着ブラケット45に運転席14の前端部
が反転自在に枢着されている。このため、運転席14の
下方に前記工具37の収納空間(第二凹部12b)を形
成することができ、しかも、雨天時に運転席14を前方
へ転倒させることで座面が濡れるのを防止することがで
きる。
【0032】図6に示すように、本実施形態の旋回作業
機1では、掘削装置5との重量バランスを図るために運
転席14が旋回軸心P1よりも左側にずれた状態で開閉
ボンネット12上に配置されている。このため、枢着部
が左右方向中央部に設定されている支持フレーム39の
各支持枠材40を前後方向に真っ直ぐな部材で構成する
と、当該支持フレーム39が運転席14の直下から外れ
て、運転席14に座った作業者の荷重を適切に支持でき
なくなる。
【0033】そこで、本実施形態では、図2に示すよう
に、作業者の荷重を支持フレーム39側に適切に伝えら
れるようにするため、各支持枠材40の中途部に傾斜部
分46を設け、支持フレーム39が運転席14の直下を
通過するように各支持枠材40を運転席14と同じ左側
に屈曲形成するようにしている。図1に示すように、支
持フレーム39の前端プレート41には、開閉ボンネッ
ト12を旋回台4のステップ部7に係合させるためのロ
ック部材47が設けられており、このロック部材47の
操作部は開閉ボンネット12の前側壁下部を貫通して前
方へ突出している。
【0034】前記固定ボンネット13は、開閉ボンネッ
ト12及び操縦フロア8の右側方において旋回台4の後
部から前部に渡る範囲で設けられており、この固定ボン
ネット13により前記ラジエータ31及び燃料タンク1
1を覆っている。操縦フロア8の操作部6には、操作レ
バー49等を備えた操作ボックス50が立設され、この
操作ボックス50の下方の旋回台4内には、旋回モータ
27やバックホー装置5の各油圧シリンダ等を油圧制御
する制御弁ユニット51が配置されている。
【0035】また、操作ボックス50の下部の左右両側
には、それぞれスイングペダル,増速ペダル,サービス
ポートペダル等のペダル装置52が設けられ、操縦フロ
ア8の後部のステップ部7の左側部分がオペレータが乗
降するための乗降口15とされている。旋回台4の左右
側部及び前側部を構成する前記カバーフレーム29は、
バックホー装置5の支持ブラケット16を挟んで左右個
別の側壁部材29L,29Rにて形成され、それぞれベ
ースフレーム26及び該ベースフレーム26に備えたブ
ラケット等を介して固定されている。
【0036】一方、前記ステップ部7は、前記乗降口1
5から開閉ボンネット12と操作部6との間を左右方向
に延伸し、かつ、その延伸端から操作部6と固定ボンネ
ット13との間を前方に張り出した、平面略L字状の金
属製のステップ部材53を有する(図5参照)。このス
テップ部材53は、前記側壁部材29L,29Rとは別
構成とされていて、当該側壁部材29L,29Rやベー
スフレーム26から立設したブラケット等を介してボル
ト等で固定されている。
【0037】また、操作ボックス50の下部は、ゴム等
の弾性材料よりなるブーツ54により構成され、このブ
ーツ54は、平面L字状のステップ部材53と左側部材
29Lとによって囲まれた空間を埋めるべく操縦フロア
8の一部をなす床部材を構成している。すなわち、操縦
フロア8は、ステップ部材42とブーツ43との別構成
の部材によって前後に分割して形成されることとなって
いる。
【0038】上記のように左右の側壁部材29L,29
Rと、操縦フロア8を構成するステップ部材53とブー
ツ54とをそれぞれ個別の部材で形成していることか
ら、個別に着脱することが可能であり、個々の部材の補
修、交換等の作業が容易に行え、また必要箇所のみを取
り外すことで旋回台4内部の機器のメンテナンスも容易
に行えるようになっているのである。
【0039】図4に示すように、前記操作ボックス50
及びブーツ54は、ベースフレーム26から立設して操
作レバー49のリンク機構やパイロットバルブ等を支持
する枠体55の外周を囲うように設けられており、ブー
ツ54の中央部には枠体55等を挿通する開口部54a
が形成されている。また、前記ステップ部材53には、
操作部6と固定ボンネット12との間で前方に張り出し
た張出部53aを形成してあるため(図5参照)、操作
ボックス50の右側の操作ペダル52を使用していない
とき等に張出部53aを足置きスペースとして利用でき
るようになっている。
【0040】なお、前記ステップ部材53の上面には、
該ステップ部材53の形状に倣った平面視L字状のゴム
製マット56が設けられており、ステップ部材53の全
体にわたり滑り止め機能等をもたせている。また、前記
張出部53aは、バックホー装置5の支持ブラケット1
6(揺動軸心P2)の後方に配置されている。
【0041】すなわち、従来においては、揺動軸心P2
の後方に運転席が左右にオーバーラップして設けられて
いたため揺動軸心P2と運転席との間に操作ボックス等
が立設し、該操作ボックス等が障害となってバックホー
装置の基部近傍を視認しずらかった。この点、本実施形
態においては、上記のような配置とすることで、張出部
53aの上方空間によってバックホー装置5を視認で
き、特にバックホー装置5の左右の揺動状態等を確認し
やすくなっている。また、前記空間から走行装置3の足
元を確認し易くなっている。
【0042】図3及び図4に示すように、前記運転席1
4の上方には日除け部(キャノピ)57が設けられてい
る。この日除け部57は、運転席14の右側方で前記固
定ボンネット13から上方に延伸する一本の支柱58を
介して右側部が片持ち状に支持されており、この支柱5
8の基部は、固定ボンネット13内に設けられた固定フ
レーム59に取り付けられている。
【0043】この固定フレーム59は、金属製の板材に
よって形成されており、側面視において、前記ラジエー
タ31の上方及び前後側方を覆う門型に形成されてい
る。そして、この固定フレーム59の前側の脚部59a
が前記ラジエータ31と燃料タンク11との間を上下に
挿通してベースフレーム26側に固定され、後側の脚部
59bがウエイト28から上方に突出した支持台28b
に固定されている。
【0044】また、前後脚部59a,59bの上端には
前後に延びるベースプレート59cが固定されていて、
このベースプレート59cの上面に前記支柱58の基板
部をボルト締結するための複数のボス部63が突設され
ている。この各ボス部63は、固定ボンネット13の上
側壁に設けた小孔を貫通して上方に突出しており、この
各ボス部63に前記支柱58の基板部がボルト締結され
ている。
【0045】このように、支柱58をボルト締結するた
めのボス部63だけを固定ボンネット13に貫通させる
ようにすれば、固定ボンネット13に対する貫通孔をで
きるだけ小さくすることができ、同ボンネット13の強
度低下を可及的に防止できるようになる。なお、図3に
示すように、支柱58の基部はゴム等よりなる可撓性を
有する根元カバー64で水密に閉塞されている。
【0046】固定フレーム59はラジエータ31の左側
近傍位置に配置されており、前記ベースプレート59c
がエンジン9とラジエータ31との間のラジエータファ
ン60に上方に重なるように配置されている。このよう
に、固定フレーム59をラジエータ31の近傍位置で外
周を覆う門型に形成することで、固定フレーム59がラ
ジエータ31のガード機能を奏し、また、ラジエータ3
1をサポート部材62(図5参照)を介して固定フレー
ム59に連結すればラジエータ31の防振を図ることが
できる。
【0047】また、支柱58は旋回台4の右側で前後方
向に延びる固定フレーム59に固定されているため、こ
の支柱58が存在する固定ボンネット13は、左右幅が
狭く前後に長い形状に形成され、支柱58を避けた旋回
台4左側の大部分を開閉ボンネット12で覆うことがで
きるようになり、内部のエンジン9等の機器の大きく露
出して点検作業等を行い易くしている。
【0048】本発明は上記実施形態に限ることなく、適
宜に設計変更可能である。例えば、旋回軸心P1に対す
るボンネット12,13、運転席14、日除け支柱5
8、作業装置5の揺動軸心P2等の配置を上記実施形態
とは左右反対とした配置にすることができる。また、支
持フレーム39は一本の支持枠材40から構成すること
もでき、三本以上の支持枠材40から構成することもで
きる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
旋回台に上下揺動自在に枢着された支持フレームの上部
にボンネットを固定するようにしたので、ボンネット内
の各種機器を点検する際に支持フレームが邪魔になるこ
とがなく、その点検作業が容易になる。
【0050】また、支持フレームがボンネットと常に一
体に揺動するので、ボンネットの構成材料を必要以上に
厚肉にしなくても、開閉時におけるボンネットの歪みが
有効に防止され、その開閉を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の旋回作業機における旋回台の左側面図
(一部断面図)である。
【図2】支持フレーム及び開閉ボンネットの平面図であ
る。
【図3】旋回台の右側面図(一部断面図)である。
【図4】旋回台の正面図(一部断面図)である。
【図5】旋回台の平面断面図である。
【図6】旋回作業機の平面図である。
【図7】旋回作業機の左側面図である。
【符号の説明】
1 バックホー(旋回作業機) 3 走行装置 4 旋回台 8 操縦フロア 12 開閉ボンネット 14 運転席 39 支持フレーム 43 前受け部材 44 後受け部材 45 枢着ブラケット P1 旋回軸心 P3 支持フレームの揺動軸心

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置(3)上に縦方向の旋回軸心
    (P1)回りに旋回自在に設けられた旋回台(4)が開
    閉自在なボンネット(12)で覆われており、このボン
    ネット(12)を下方から支持する支持フレーム(3
    9)が前記旋回台(4)に立設されている旋回作業機に
    おいて、 前記支持フレーム(39)が前記旋回台(4)に対して
    上下揺動自在に枢着されているとともに、この上下揺動
    自在な支持フレーム(39)に前記ボンネット(12)
    が固定されていることを特徴とする旋回作業機。
  2. 【請求項2】 ボンネット(12)上に運転席(14)
    が配置され、この運転席(14)を下方から支持する受
    け部材(43,44)が支持フレーム(39)に設けら
    れている請求項2に記載の旋回作業機。
  3. 【請求項3】 ボンネット(12)の表面側へ貫通する
    枢着ブラケット(45)が支持フレーム(39)に設け
    られ、この枢着ブラケット(45)に運転席(14)が
    反転自在に枢着されている請求項1又は2に記載の旋回
    作業機。
  4. 【請求項4】 前後方向に向けて配置された支持フレー
    ム(39)の後端部がボンネット(12)の最後部に配
    置され、この支持フレーム(39)の後端部が旋回台
    (4)の最後部に左右方向の軸心(P3)回りに枢着さ
    れている請求項1〜3のいずれかに記載の旋回作業機。
  5. 【請求項5】 運転席(14)は旋回軸心(P1)より
    も左右方向一側にずれた状態でボンネット(12)上に
    配置され、その運転席(14)の直下を通過すべく支持
    フレーム(39)が同左右方向一側に屈曲形成されてい
    る請求項4に記載の旋回作業機。
  6. 【請求項6】 開閉自在なボンネット(12)が旋回台
    (4)の前部に設けた操縦フロア(8)の後方に配置さ
    れている請求項1〜5のいずれかに記載の旋回作業機。
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