JP2000096604A - 油圧ショベル排土板過負荷保護回路 - Google Patents

油圧ショベル排土板過負荷保護回路

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JP2000096604A
JP2000096604A JP10270965A JP27096598A JP2000096604A JP 2000096604 A JP2000096604 A JP 2000096604A JP 10270965 A JP10270965 A JP 10270965A JP 27096598 A JP27096598 A JP 27096598A JP 2000096604 A JP2000096604 A JP 2000096604A
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pressure
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Shunji Kaji
俊二 加持
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排土板に過負荷が作用した場合にオペレー
タに警告し、装置の破損等を生じさせないドーザ装置を
提供することを課題としている。 【解決手段】 排土板を具備した油圧ショベルにおい
て、ブレードシリンダの縮み側油路に圧力検出器を接続
し、該圧力検出器の出力をコントローラの入力側に接続
し、該コントローラの出力側に警報手段を接続し、該コ
ントローラは該圧力検出器からの検出データに基づき該
排土板の過負荷状態を判断したときに前記警報手段に警
報信号を出力し、該警報手段が警報を発するように構成
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧ショベル排
土板過負荷保護回路の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から下部走行体の前部にドーザ作業
用の排土板(又は、ブレードともいう)を装着した油圧
ショベルがある。排土板は地面を整地作業等をするため
に使用される。図4は従来の排土板の駆動回路の立体図
を示す。図4において、排土板11は下部にブレード1
1aが形成されており、左右のブレードシリンダ12
a、12b(又は、ドーザシリンダともいう)及び連結
部材13により下部走行体の前方部に上下に回動自在に
連結されている。なお、ブレードシリンダ12a、12
bの入力ポート及び出力ポートは各々連結されており、
同時に伸縮するように構成されている。ブレードシリン
ダ12を縮小させるとブレード11aは上昇して地面か
ら離れ、ブレードシリンダ12を伸長させると下降して
地面を整地することができるように構成されている。
【0003】ブレードシリンダ12はセンタージョイン
ト15(又は、スイベルジョイント)を介して上部旋回
体上に設置されている油圧機器の一部である制御弁16
に接続されている。制御弁16は油圧ポンプ17及び油
タンク18に接続されている。制御弁16は運転席座席
20のアームレストに取り付けられているコントロール
レバー19によって制御される。なお、図の実線の矢印
は排土板の上げ方向を示している。
【0004】ドーザ装置(ブレード板11及びその制御
装置をいう)は地面の整地作業に使用される他に、モー
メントのバランス荷重を増大させる目的でアウトリガと
しても使用される。例えば、公開特許公報第平7−26
579号に記載されている。これは図5に示すように、
アタッチメントの先端に大きな荷重が作用する場合、例
えば、重量物22を持ち上げる場合は排土板11を走行
車両23の前方に接地させて(図5(A)参照)支点間
の距離を大きくすることにより支持モーメントを増大さ
せ、また、硬い地面を掘る場合のように、バケットに作
用する反力が大きい場合は排土板11を走行車両の後方
に接地させて(図5(B)参照)支持モーメントを増大
させるためにも使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】排土板11を地面に深
く食い込ませて走行する場合は、ブレードに過大な負荷
が作用する。また、排土板11をアウトリガとして使用
した後、排土板11を持上げずに走行しようとした場合
には過大な負荷が排土板11に作用し、支持している構
造体が破損又は耐久性劣化の原因となる。従来のドーザ
装置には過負荷状態を検知する装置がなく、オペレータ
は気が付かないうちに構造体を破損等をさせてしまう危
険性があり、課題であった。
【0006】この発明は、上述のような背景の下になさ
れたもので、排土板に過負荷が作用した場合にオペレー
タに警告し、装置の破損等を生じさせないドーザ装置を
提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の手段を採用している。即ち、請求項1
に記載の発明は、排土板を具備した油圧ショベルにおい
て、ブレードシリンダの縮み側油路に圧力検出器を接続
し、該圧力検出器の出力をコントローラの入力側に接続
し、該コントローラの出力側に警報手段を接続し、該コ
ントローラは該圧力検出器からの検出データに基づき該
排土板の過負荷状態を判断したときに前記警報手段に警
報信号を出力し、該警報手段が警報を発するように構成
したことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記圧力検出器はオーバロードリリー
フ圧より低い圧力で作動する圧力スイッチと、オーバロ
ードリリーフ圧よりも高い圧力で作動する圧力スイッチ
とを含むことを特徴 としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記過負荷保護回路は走
行モータを停止する回路を具備し、前記コントローラは
過負荷状態を検出したときに走行を停止するように構成
したことを特徴 としている。
【0010】
【発明の実施形態】図1は本発明の実施形態の回路構成
を示す。以下、図面を参照してこの発明の実施形態につ
いて説明する。なお、図1で従来装置と同じ構成要素に
ついては同一の番号を付して詳細な説明を省略する。図
1において、ブレードシリンダ12の縮み側の油路に圧
力スイッチ31、32を並列に接続し、その出力端をコ
ントローラ33の入力側に接続する。圧力スイッチ31
はオーバロードリリーフ圧より僅かに低い圧力でオンに
なり、圧力スイッチ32はオーバロードリリーフ圧より
僅かに高い圧力でオンになるスイッチである。オーバロ
ードリリーフ圧は排土板11の支持構造体に無理な負荷
とならない圧力に設定する。
【0011】一方、左側及び右側走行モータ35、36
は方向切換弁37、38を介して油圧ポンプ39、40
に接続されている。また、方向切換弁37、38のパイ
ロットポートは各々リモコン弁41、42の出力ポート
に接続され、リモコン弁41、42の入力ポートは油タ
ンクT及び油路44によりパイロット油圧ポンプ43に
接続されている。なお、図の回路では制御弁16の入力
ポートと油圧ポンプ39との接続油路は方向切換弁37
と並列に接続した場合を示しているが、これに限るもの
ではなく、方向切換弁37又は38と直列(カスケー
ド)に接続してもよい。
【0012】パイロット油圧ポンプ43とリモコン弁4
1、42の入力ポートを接続する油路44に電磁切換弁
34を挿入する。電磁切換弁34の出力ポートはリモコ
ン弁41、42の入力側に接続され、電磁切換弁34の
入力ポートは各々油圧ポンプ43及び油タンクTに接続
され、ソレノイド34sに電流が流れたときに油タンク
Tに接続されている。ソレノイド34sはコントローラ
33の出力側に接続されている。コントローラ33の出
力側には、更に警報ブザー又は警報表示器45が接続さ
れている。
【0013】コントローラ33は圧力スイッチ31(以
下、SW31と記す)、圧力スイッチ32(以下、SW
32と記す)のオンオフ信号により図2に示す出力信号
を出力する。(a)SW31がオンで、SW32がオフ
の場合はこの状態が所定時間to秒以上続いた場合のみ
コントローラ33は過負荷状態と判断し、出力を直ちに
オンにする。(b)SW31、SW32が共にオンの場
合は過負荷状態と判断し、出力をオンにする。(c)S
W31、SW32が共にオフの場合は、許容負荷状態と
判断し、出力はオフにする。(d)SW31がオフで、
SW32がオンの場合はSW31又はSW32が故障し
ており、過負荷状態と判断し、出力をオンにする。尚、
この場合はSW31の故障を報せるために警報信号を同
時に出力する。
【0014】本実施形態は以上の様に構成したので以下
のように機能する。即ち、排土板11に異常な負荷が作
用していない場合は圧力スイッチ31、32はオフであ
り、図2のc状態にある。この場合コントローラ33の
出力信号はゼロである。従って、電磁切換弁34は状態
イにあり、走行用リモコン弁41、42は正常に動作す
る。次に、排土板11に大きな負荷が作用すると、圧力
スイッチ31がオンになる。この状態が時間to以上継
続した場合又は負荷がさらに大きくなり、圧力スイッチ
32もオンになった場合、図2の状態a又はbの場合は
コントローラ33はソレノイド電流を出力し、電磁切換
弁34は状態ロに切り換わり、リモコン弁41、42の
入力側は何れも油タンクTに接続される。
【0015】従って、リモコン弁41、42の出力圧は
ゼロとなり、方向切換弁37及び38はリモコン弁4
1、42の操作レバーの状態に関係なく中立状態に戻
り、走行モータ35、36は回転を停止する。また、コ
ントローラ33は同時に警報信号を出力し、警報機45
に警報のブザー音又は警報表示をする。圧力スイッチ3
1がオフで、圧力スイッチ32がオンとなる場合(図2
の状態dの場合)は通常起こらない。この場合は圧力ス
イッチの故障又は断線が考えられる。この場合コントロ
ーラ33はソレノイド電流を出力すると共に故障等を報
せるための警告音又は表示の信号を出力し、安全サイド
に処理を行う。
【0016】以上に述べた構成及び機能から分かるよう
に、本実施形態によれば排土板に作用する過大な負荷を
防止、又は微少時間(慣性によって作用する微少時間)
にくい止めることができるため、排土板の取付構造体を
過負荷から保護できるという効果が得られる。
【0017】なお、走行モータ35、36の慣性トルク
が大きい場合は図3に示すように方向切換弁37、38
のパイロット油路51a,51bに電磁切換弁53を挿
入し、パイロット油路52a、52bに電磁切換弁54
を挿入して、コントローラ33は微少時間だけソレノイ
ド電流を配線55に出力して油圧モータ35、36に逆
方向のトルクを作用させて、慣性をキャンセルさせる。
その後に配線56にソレノイド電流を出力して油圧モー
タ35、36の回転を停止させるようにしてもよい。こ
の場合は、前記実施形態に比べて過負荷が作用する時間
が短くなり、取付構造体の保護がより図られる。
【0018】以上、この発明の実施形態、実施例を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例え
ば、電磁切換弁34は方向切換弁37、38と走行モー
タ35、36の接続油路に設けた場合も本発明の範囲に
含まれる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、排土板に過負荷が作用したときは直ちに走行を
停止するようにしたので排土板取付構造体に過負荷が長
時間作用することを防止して、排土板取付構造体の破損
等を防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の回路構成を示す。
【図2】 本実施形態のコントローラの出力状態を示
す。
【図3】 本実施形態の改良した回路構成を示す。
【図4】 従来装置の排土板の取付及び回路構成を示
す。
【図5】 排土板をアウトリガとして使用するケースを
示す。
【符号の説明】
12 ブレードシリンダ 16 方向切換弁 31 圧力スイッチ 32 圧力スイッチ 33 コントローラ 34 電磁切換弁 35、36 走行モータ 37、38 方向切換弁 41、42 リモコン弁 53、54 電磁切換弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排土板を具備した油圧ショベルにおい
    て、ブレードシリンダの縮み側油路に圧力検出器を接続
    し、該圧力検出器の出力をコントローラの入力側に接続
    し、該コントローラの出力側に警報手段を接続し、該コ
    ントローラは該圧力検出器からの検出データに基づき該
    排土板の過負荷状態を判断したときに前記警報手段に警
    報信号を出力し、該警報手段が警報を発するように構成
    したことを特徴とする油圧ショベル排土板過負荷保護回
    路。
  2. 【請求項2】 前記圧力検出器はオーバロードリリーフ
    圧より低い圧力で作動する圧力スイッチと、オーバロー
    ドリリーフ圧よりも高い圧力で作動する圧力スイッチと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の油圧ショベル
    排土板過負荷保護回路。
  3. 【請求項3】 前記過負荷保護回路は走行モータを停止
    する回路を具備し、前記コントローラは過負荷状態を検
    出したときに走行を停止するように構成したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2の何れか1に記載の油圧シ
    ョベル排土板過負荷保護回路。
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