JPH11140914A - 旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置 - Google Patents

旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置

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JPH11140914A
JPH11140914A JP32234397A JP32234397A JPH11140914A JP H11140914 A JPH11140914 A JP H11140914A JP 32234397 A JP32234397 A JP 32234397A JP 32234397 A JP32234397 A JP 32234397A JP H11140914 A JPH11140914 A JP H11140914A
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洋 津久井
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利明 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回用油圧モータの単独操作時に旋回急加速
等が生じるのを抑え、旋回時の操作性等を向上できるよ
うにする。 【解決手段】 上部旋回体2の旋回フレーム3と下ブー
ム8との間にブーム用の角度センサを設け、下ブーム8
と上ブーム9との間にはオフセット用の角度センサを設
け、上ブーム9とアーム10との間にはアーム用の角度
センサを設ける。そして、各角度センサからの信号によ
りアーム10先端の位置座標を求め、これにより運転室
4の前面側からアーム10先端までの距離Lを算出す
る。また、このときの距離Lを基準距離L0 と比較する
ことにより、作業装置7が小旋回姿勢にあるか否かを判
定する。そして、作業装置7を小旋回姿勢にした状態で
旋回単独操作が行われる場合には、油圧ポンプの吐出量
を減少させ、上部旋回体2の旋回起動時等に急加速が生
じるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の上部旋回体を備えた建設機械に好適に用いられる
旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、下部走行体上に旋回可能に設け
られた上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設け
られた作業装置と、該作業装置を駆動する作業用の油圧
アクチュエータと、前記上部旋回体を旋回駆動する旋回
用の油圧モータと、前記作業用の油圧アクチュエータ及
び旋回用の油圧モータに圧油を供給する油圧ポンプとか
らなる油圧ショベル等の旋回式建設機械は、例えば特開
平4−333730号公報等によって知られている。
【0003】この種の従来技術による油圧ショベルで
は、作業装置がブーム、アーム及びバックホウ式のバケ
ット等からなり、前記ブームは下ブームと上ブームとの
2分割構造になっている。そして、作業用の油圧アクチ
ュエータは、下ブームを俯仰動させるブームシリンダ
と、該下ブームの先端側で上ブームを左,右に回動させ
るオフセットシリンダと、前記上ブームの先端側でアー
ムを上,下に俯仰動させるアームシリンダと、アームの
先端側で前記バケットを回動させるバケットシリンダと
から構成されている。
【0004】ここで、前記上部旋回体と下ブームとの間
には該下ブームの俯仰動角を検出するブーム角度センサ
が設けられ、下ブームと上ブームとの間には該上ブーム
の回動角を検出するオフセット角度センサが設けられて
いる。また、上ブームとアームとの間にはアームの俯仰
動角を検出するアーム角度センサが設けられている。ま
た、上部旋回体側に設けたマイクロコンピュータ等から
なる制御装置は、これらの各角度センサからの検出信号
に従って下ブーム、上ブーム及びアームの先端位置を演
算し、これらの演算結果に基づいて下ブーム、上ブーム
及びアーム等からなる作業装置がどのような姿勢をとっ
ているかを判別する。
【0005】そして、制御装置は作業装置の姿勢判別結
果により、アームの先端側に設けたバケットが上部旋回
体の運転室に接近しているか否かを判定し、接近時には
バケットの先端爪部等が運転室に接触(干渉)する虞れ
があるから、前記ブームシリンダ、オフセットシリン
ダ、アームシリンダ及びバケットシリンダ等の作動を停
止させ、バケットによる運転室の損傷防止を図ると共
に、作業上の安全性を確保できるようにしている。
【0006】一方、特開昭55−12245号公報等に
よる他の従来技術には、容量可変部を有し、作業用の油
圧アクチュエータ及び旋回用の油圧モータ等に圧油を供
給する可変容量式の油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出
量を可変に制御するため前記容量可変部を駆動する容量
制御手段とからなる油圧ポンプの出力制御装置が開示さ
れている。
【0007】そして、この場合には油圧ポンプを駆動す
る原動機に過負荷が作用するのを防止するため、油圧ポ
ンプから吐出される圧油の圧力(吐出圧)等に従って容
量制御手段により油圧ポンプの容量可変部を駆動し、圧
油の吐出量を吐出圧等に応じて可変に制御するようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、油圧ポンプから吐出される圧油を作業用の
油圧アクチュエータと旋回用の油圧モータとに給排する
構成としているから、例えば作業用の油圧アクチュエー
タと旋回用の油圧モータとを複合操作している途中で、
旋回単独操作に切換えたときに、油圧ポンプから作業用
の油圧アクチュエータと旋回用の油圧モータとに分流し
て供給されていた圧油が、旋回単独操作への切換時に全
て旋回用の油圧モータに供給されることになり、これに
よって上部旋回体の旋回速度が大きく変動し、旋回急加
速を起こすという問題がある。
【0009】また、作業装置のアーム先端側等を上部旋
回体から大きく離した状態での大旋回姿勢と上部旋回体
側に比較的近付けた状態での小旋回姿勢とでは、上部旋
回体を旋回駆動するときの慣性モーメントが大きく変化
する。そして、作業装置を小旋回姿勢とした状態で上部
旋回体を旋回起動するときには、上部旋回体に作用する
慣性モーメントが小さくなるため、旋回起動時に急加速
が生じ易く、旋回操作を行うオペレータ等に余分な負担
を与えるという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は旋回用油圧モータの単独操作時
に旋回急加速等が生じるのを抑えることができ、上部旋
回体の旋回動作を安定させ得ると共に、旋回操作時には
作業装置の姿勢に応じて油圧ポンプの吐出量を可変に制
御でき、旋回時の操作性等を向上できるようにした旋回
式建設機械の油圧ポンプ制御装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、下部走行体上に旋回可能に設けられた
上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた
作業装置と、該作業装置を駆動する作業用の油圧アクチ
ュエータと、前記上部旋回体を旋回駆動する旋回用の油
圧モータと、容量可変部を有し前記作業用の油圧アクチ
ュエータ及び旋回用の油圧モータに圧油を供給する可変
容量式の油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出量を可変に
制御するため制御信号に応じて前記容量可変部を駆動す
る容量制御手段とからなる旋回式建設機械の油圧ポンプ
制御装置に適用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記旋回用の油圧モータが駆動操作されている
か否かを検出する旋回操作検出手段と、前記作業用の油
圧アクチュエータが駆動操作されているか否かを検出す
る作業操作検出手段と、前記作業装置の姿勢を検出する
姿勢検出手段と、該姿勢検出手段、作業操作検出手段及
び旋回操作検出手段からの検出信号に従って前記容量制
御手段に制御信号を出力する信号出力手段とを備える構
成としたことにある。
【0013】このように構成することにより、姿勢検出
手段で作業装置がどのような姿勢をとっているか検出で
き、作業操作検出手段と旋回操作検出手段とによって作
業用の油圧アクチュエータと旋回用の油圧モータとが複
合操作されているか、旋回単独操作が行われているかを
検出できる。そして、信号出力手段は容量制御手段に制
御信号を出力することにより、作業装置の旋回姿勢に応
じて油圧ポンプから吐出される圧油の吐出量を可変に制
御できると共に、複合操作時と旋回単独操作時とで油圧
ポンプの吐出量を変化させることができる。
【0014】また、請求項2の発明では、前記信号出力
手段は、前記作業操作検出手段により前記作業用アクチ
ュエータの停止を検出し、前記旋回操作検出手段により
前記旋回用の油圧モータの作動を検出し、かつ前記姿勢
検出手段により前記作業装置の小旋回姿勢を検出したと
きに、前記油圧ポンプの吐出量を減少させる制御信号を
前記容量制御手段に出力する構成としている。
【0015】これにより、作業装置を小旋回姿勢にした
状態で油圧モータの旋回単独操作を行うときには、油圧
ポンプから吐出される圧油の吐出量を自動的に減少で
き、旋回用の油圧モータに過剰な圧油が供給されるのを
防止できると共に、小旋回姿勢での旋回起動時に上部旋
回体が急に旋回動作し始めるのを抑え、旋回動作を安定
させることができる。
【0016】さらに、請求項3の発明では、前記信号出
力手段は、前記姿勢検出手段からの検出信号に従って前
記作業装置が予め決められた基準の旋回半径内に収めら
れる小旋回姿勢にあるか否かを判定する姿勢判定手段
と、前記作業操作検出手段及び旋回操作検出手段からの
検出信号に従って前記油圧モータの旋回単独操作が行わ
れるか否かを判定する旋回単独判定手段と、前記姿勢判
定手段の判定結果により前記作業装置が小旋回姿勢にあ
る状態で、かつ前記旋回単独判定手段の判定結果により
前記油圧モータが旋回単独操作されるときに、前記油圧
ポンプの吐出量を減少させる制御信号を出力する制御信
号出力手段とから構成している。
【0017】この場合には、姿勢判定手段により作業装
置が小旋回姿勢にあると判定した状態で、旋回単独判定
手段により油圧モータの旋回単独操作時と判定したとき
には、油圧ポンプから吐出される圧油の吐出量を自動的
に減少でき、旋回用の油圧モータに過剰な圧油が供給さ
れるのを防止できると共に、小旋回姿勢での旋回起動時
に上部旋回体が急に旋回動作し始めるのを抑え、旋回動
作を安定させることができる。
【0018】また、請求項4の発明では、信号出力手段
は、油圧アクチュエータと油圧モータを複合操作してい
る途中で該油圧モータの旋回単独操作に切換えたとき
に、油圧ポンプの吐出量を減少させる制御信号を容量制
御手段に出力する構成としている。
【0019】これにより、作業用の油圧アクチュエータ
と旋回用の油圧モータとを複合操作している途中で旋回
単独操作に切換えたときに、油圧ポンプから吐出される
圧油の吐出量を自動的に減少でき、旋回用の油圧モータ
に過剰な圧油が供給されるのを防止できると共に、旋回
単独操作により上部旋回体の旋回速度が急変するのを抑
え、旋回動作を安定させることができる。
【0020】一方、請求項5の発明では、油圧アクチュ
エータは作業装置のブームを俯仰動させるブームシリン
ダからなり、作業操作検出手段は該ブームシリンダによ
るブーム上げ操作を検出する構成としている。
【0021】これにより、旋回用の油圧モータとブーム
シリンダを複合操作するときには、油圧ポンプからの圧
油を油圧モータとブームシリンダとに分流して供給で
き、旋回単独操作時には油圧ポンプから吐出される圧油
の流量を減少させることによって、旋回用の油圧モータ
に供給する圧油の流量が大きく変化するのを抑えること
ができる。
【0022】また、請求項6の発明では、上部旋回体は
運転室を有し、油圧アクチュエータは作業装置により側
溝堀を行うためのオフセットシリンダを有し、姿勢判定
手段は姿勢検出手段からの検出信号に基づき前記作業装
置が運転室に接近しているか否か判定する構成としてい
る。
【0023】これにより、作業装置の先端側(例えばバ
ケット)が上部旋回体の運転室に接近しているか否かを
姿勢判定手段で識別でき、運転室への接近時には作業装
置の作動を停止させることが可能となる。また、オフセ
ットシリンダを作動させることによって側溝掘作業等を
容易に行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置を添付図面に従っ
て説明する。
【0025】ここで、図1ないし図5は本実施の形態に
よる旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置を、小型の油
圧ショベルに適用した場合を例に挙げて示している。
【0026】図において、1は油圧ショベルの基台とな
る下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載
された上部旋回体で、該上部旋回体2は骨組み構造をな
す旋回フレーム3を備え、該旋回フレーム3上には運転
室4、機械室5及びカウンタウエイト6等が設けられて
いる。そして、上部旋回体2には旋回フレーム3の中央
部側に後述の図2に示す旋回モータ17が旋回用減速機
(図示せず)等と共に配設され、上部旋回体2は下部走
行体1上で旋回モータ17により旋回駆動される構成と
なっている。
【0027】また、上部旋回体2の運転室4、機械室5
及びカウンタウエイト6等は、旋回フレーム3の旋回中
心に対して比較的小さい旋回半径の仮想円(いずれも図
示せず)内に収められるように、全体的に丸みをもって
形成されている。そして、当該油圧ショベルは都市部等
の狭い作業現場でも、後述の作業装置7を前記仮想円の
範囲内に小さく折り畳んだ状態で上部旋回体2を旋回さ
せることにより、土砂等の掘削作業(側溝堀を含む)を
容易に行い得るようになっている。
【0028】7は上部旋回体2の前部側に俯仰動可能に
設けられた作業装置を示し、該作業装置7は、旋回フレ
ーム3の前部側に俯仰動可能に取付けられた下ブーム8
と、該下ブーム8の先端側に左,右方向(水平方向)で
回動可能に取付けられた上ブーム9と、該上ブーム9の
先端側に俯仰動可能に取付けられたアーム10と、該ア
ーム10の先端側に回動可能に取付けられた作業具とし
てのバックホウ式のバケット11とによって大略構成さ
れている。
【0029】そして、作業装置7の下ブーム8は旋回フ
レーム3との間に設けたブームシリンダ12により上,
下に俯仰動され、該ブームシリンダ12は作業用の油圧
アクチュエータを構成している。また、下ブーム8と上
ブーム9との間には平行四辺形構造をなすリンク機構1
3とオフセットシリンダ14とが設けられ、該オフセッ
トシリンダ14は上ブーム9を下ブーム8に対しリンク
機構13を介して左,右に回動させる構成となってい
る。
【0030】さらに、上ブーム9とアーム10との間に
は該アーム10を上,下に俯仰動させるアームシリンダ
15が設けられ、アーム10とバケット11との間には
該バケット11を上,下に回動させるバケットシリンダ
16が設けられている。そして、作業装置7は作業用の
油圧アクチュエータとなるブームシリンダ12、オフセ
ットシリンダ14、アームシリンダ15及びバケットシ
リンダ16によって駆動され、側溝堀を含む土砂等の掘
削作業を行う構成となっている。
【0031】ここで、ブームシリンダ12は図2に示す
如く、ロッド側油室12Aとボトム側油室12Bとを有
し、下ブーム8を上向きに仰動させるブーム上げ操作時
にはボトム側油室12B内に圧油を供給させると共に、
ロッド側油室12Aから圧油を排出させることによりロ
ッド12Cを伸長させる。また、ブームシリンダ12は
下ブーム8を下向きに俯動させるブーム下げ操作時にロ
ッド側油室12Aに圧油を供給すると共に、ボトム側油
室12Bから圧油を排出させ、ロッド12Cを縮小させ
る。
【0032】17は上部旋回体2の旋回フレーム3上に
配設される旋回用の油圧モータ(以下、旋回モータ17
という)で、該旋回モータ17は斜板型または斜軸型の
油圧モータ等によって構成され、出力軸からの回転出力
により上部旋回体2全体を前記減速機等を介して旋回駆
動するものである。
【0033】18は上部旋回体2の機械室5内に設けら
れるディーゼルエンジン等からなる原動機、19,20
は該原動機18により回転駆動される油圧ポンプで、該
油圧ポンプ19,20は可変容量式の斜板型または斜軸
型の油圧ポンプからなり、タンク21と共にメインの油
圧源を構成している。そして、油圧ポンプ19はタンク
21内の作動油を高圧の圧油としてセンタバイパス管路
22等に向け吐出し、油圧ポンプ20はタンク21内の
作動油を高圧の圧油としてセンタバイパス管路23等に
向け吐出させるものである。
【0034】また、油圧ポンプ19,20は斜板または
斜軸等からなる容量可変部19A,20Aを有し、該容
量可変部19A,20Aは後述の傾転アクチュエータ2
5で傾転駆動されることによりポンプ容量を変化させる
と共に、圧油の吐出量を傾転角に応じて増減させるもの
である。
【0035】24は油圧ポンプ19,20と共に原動機
18によって回転駆動されるパイロットポンプで、該パ
イロットポンプ24はタンク21と共にパイロット油圧
源を構成するものである。
【0036】25は油圧ポンプ19,20の容量可変部
19A,20Aを傾転駆動する傾転アクチュエータを示
し、該傾転アクチュエータ25は後述の比例電磁弁31
と共に容量制御手段を構成し、常時は油圧ポンプ19,
20の容量可変部19A,20Aをスプリング26によ
りロッド27を介して矢示A方向に付勢(傾転)させる
ことにより、容量可変部19A,20Aが最大傾転位置
(吐出量の増加)側に傾転駆動されるのを許すようにな
っている。
【0037】また、傾転アクチュエータ25はパイロッ
トポンプ24からの圧力が比例電磁弁31及び後述の制
御管路33を介して供給されると、このときの圧力によ
り油圧ポンプ19,20の容量可変部19A,20Aを
ロッド28を介してスプリング26に抗し矢示B方向に
変位(傾転)させ、容量可変部19A,20Aを最小傾
転位置(吐出量の減少)側に傾転駆動する。
【0038】さらに、傾転アクチュエータ25は油圧ポ
ンプ19,20の吐出圧が検出管路29,30を介して
導かれることにより、該検出管路29,30からの圧力
に応じて油圧ポンプ19,20の容量可変部19A,2
0Aを矢示B方向へとスプリング26に抗して変位さ
せ、容量可変部19A,20Aが前記吐出圧に対応した
許容最大傾転位置まで傾転駆動されるのを許す構成とな
っている。
【0039】即ち、傾転アクチュエータ25は油圧ポン
プ19,20の容量可変部19A,20Aが前記許容最
大傾転位置を越えて矢示A方向(大傾転側)に傾転され
るのを規制し、油圧ポンプ19,20から吐出される圧
油の許容最大吐出量を制限することにより、これ以上の
負荷(過負荷)が原動機18に作用するのを防止する機
能を有している。
【0040】そして、傾転アクチュエータ25は許容最
大傾転位置よりも小さい傾転角の範囲内で、比例電磁弁
31の切換操作に応じて油圧ポンプ19,20の容量可
変部19A,20Aを矢示A,B方向に傾転駆動するも
のである。
【0041】31は傾転アクチュエータ25と共に容量
制御手段を構成する容量制御弁としての比例電磁弁で、
該比例電磁弁31は3ポート2位置の電磁比例式サーボ
弁等からなり、パイロットポンプ24からの圧力を制御
管路32,33を介して傾転アクチュエータ25に給排
する構成となっている。そして、比例電磁弁31は図2
に示す如く低圧位置(a)にある間、制御管路33をタ
ンク21に接続することにより、傾転アクチュエータ2
5が油圧ポンプ19,20の容量可変部19A,20A
を前記許容最大傾転位置まで矢示A方向(大傾転側)に
傾転駆動するのを許す。
【0042】また、比例電磁弁31は後述のコントロー
ラ52から制御信号が出力されるときに、制御信号の電
流値等に比例したストロークをもって低圧位置(a)か
ら高圧位置(b)側に切換制御され、制御管路33内の
圧力を比例電磁弁31のストロークに対応して漸次増大
させる。そして、比例電磁弁31が高圧位置(b)に完
全に切換わったときには、制御管路33内の圧力がパイ
ロットポンプ24の吐出圧に対応した最高圧力となり、
傾転アクチュエータ25は油圧ポンプ19,20の吐出
量を最小流量とすべく容量可変部19A,20Aを最小
傾転位置まで矢示B方向に傾転駆動するようになる。
【0043】34はセンタバイパス管路23の途中に配
設された旋回用制御弁で、該旋回用制御弁34は例えば
6ポート3位置の油圧パイロット式方向切換弁により構
成され、その両側には一対の油圧パイロット部34A,
34Bが設けられている。そして、旋回用制御弁34は
一対の流出入ポートが旋回用の主管路35A,35Bを
介して旋回モータ17に接続され、中立位置(イ)から
切換位置(ロ),(ハ)に切換えられたときに旋回モー
タ17を油圧ポンプ20、タンク21に接続する構成と
なっている。
【0044】ここで、旋回用制御弁34は油圧パイロッ
ト部34A,34Bがパイロット管路36A,36Bを
介して後述の操作弁40に接続され、操作弁40からの
パイロット圧に応じたストローク量をもって中立位置
(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えられる。そ
して、旋回用制御弁34はこの切換位置(ロ),(ハ)
で油圧ポンプ20から旋回モータ17に給排する圧油の
方向を切換えると共に、ストローク量に応じて圧油の流
量を制御する構成となっている。
【0045】37は旋回用制御弁34と共にセンタバイ
パス管路23の途中に配設されたブーム用制御弁を示
し、該ブーム用制御弁37は例えば6ポート3位置の油
圧パイロット式方向切換弁により構成され、その両側に
は一対の油圧パイロット部37A,37Bが設けられて
いる。そして、ブーム用制御弁37は一対の流出入ポー
トがブーム用の主管路38A,38Bを介してブームシ
リンダ12の油室12A,12Bに接続され、中立位置
(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えられたとき
にブームシリンダ12を油圧ポンプ20、タンク21に
接続する構成となっている。
【0046】ここで、ブーム用制御弁37は油圧パイロ
ット部37A,37Bがパイロット管路39A,39B
を介して後述の操作弁41に接続され、操作弁41から
のパイロット圧に応じたストローク量をもって中立位置
(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えられる。そ
して、ブーム用制御弁37はこの切換位置(ロ),
(ハ)で油圧ポンプ20からブームシリンダ12に供給
する圧油の方向を切換えると共に、ストローク量に応じ
て圧油の流量を制御する構成となっている。
【0047】なお、図2中ではセンタバイパス管路23
の途中に旋回用制御弁34とブーム用制御弁37とを配
設した場合を示しているが、センタバイパス管路23の
途中にはこれ以外に、例えばオフセットシリンダ14用
の制御弁、走行用の制御弁(いずれも図示せず)等が配
設される。また、他方の油圧ポンプ19側に接続された
センタバイパス管路22の途中には、例えばアーム10
用の制御弁、他の走行用の制御弁またはバケット11用
の制御弁(いずれも図示せず)等が配設されるものであ
る。
【0048】40,41は運転室4内に設けられる旋回
用,ブーム用の操作弁で、該操作弁40,41は減圧弁
型パイロット弁により構成され、それぞれのポンプポー
ト,タンクポート(図示せず)がパイロットポンプ2
4,タンク21に接続されている。そして、操作弁40
は旋回用の遠隔操作手段を構成し、その出力ポートはパ
イロット管路36A,36Bを介して制御弁34の油圧
パイロット部34A,34Bに接続されている。また、
操作弁41はブーム用の遠隔操作手段を構成し、その出
力ポートはパイロット管路39A,39Bを介してブー
ム用制御弁37の油圧パイロット部37A,37Bに接
続されている。
【0049】ここで、操作弁40,41は運転室4内で
オペレータが傾転操作する操作レバー42,43を備
え、該操作レバー42,43の傾転操作量に対応したパ
イロット圧をパイロット管路36A,36B、39A,
39B内に発生させる。そして、制御弁34,37はこ
のときのパイロット圧に応じたストローク量をもって中
立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)側に切換えら
れ、油圧ポンプ20から旋回モータ17,ブームシリン
ダ12に給排する圧油の流量をストローク量に応じて可
変に制御する。
【0050】44は旋回用の操作弁40を旋回用制御弁
34に接続するパイロット管路36A,36B間に配設
された高圧選択弁としてのシャトル弁、45は該シャト
ル弁44で選択した高圧側の圧力を検出する旋回操作検
出手段としての圧力センサを示し、該圧力センサ45は
パイロット管路36A,36Bのうち、高圧側のパイロ
ット圧をシャトル弁44を介して検出し、検出信号をコ
ントローラ52に出力することにより旋回モータ17
(上部旋回体2)の旋回操作が行われているか否かを判
定させるものである。
【0051】46はパイロット管路39Aの途中に設け
られた作業操作検出手段としての圧力センサで、該圧力
センサ46は、ブーム用制御弁37によりブームシリン
ダ12の上げ操作を行うときに、操作弁41によりパイ
ロット管路39A内に発生されるパイロット圧を検出す
る。そして、圧力センサ46は検出信号をコントローラ
52に出力することによりブームシリンダ12(下ブー
ム8)の上げ操作が行われているか否かを判定させるも
のである。
【0052】47A,47Bはパイロット管路36A,
36Bの途中に設けられたブーム停止手段としての電磁
弁で、該電磁弁47A,47Bは掘削作業時等にコント
ローラ52からの駆動信号で励磁されることにより図2
に示す供給位置(c)に切換わり、操作弁41からのパ
イロット圧がブーム用制御弁37の油圧パイロット部3
7A,37Bに供給されるのを許す。そして、後述の如
く作業装置7のバケット11等が運転室4に接近したと
きに、電磁弁47A,47Bはコントローラ52により
通電が解除(消磁)され、供給位置(c)から排出位置
(d)に自動的に切換わる。
【0053】これにより、電磁弁47A,47Bはパイ
ロット管路36A,36B内の圧力をタンク圧まで低下
させ、ブーム用制御弁37を中立位置(イ)に自動復帰
させる。そして、ブームシリンダ12はブーム用制御弁
37が中立位置(イ)に復帰することにより、下ブーム
8の作動を停止させ、作業装置7のバケット先端等がこ
れ以上運転室4に接近するのを防止するものである。
【0054】48は油圧ポンプ20に過剰圧が作用する
のを防止するためのリリーフ弁で、該リリーフ弁48は
センタバイパス管路23等の圧力が過剰に高くなると、
開弁することによりタンク21側にリリーフさせ、油圧
ポンプ20に過負荷が作用するのを防ぐものである。な
お、油圧ポンプ19側にも同様のリリーフ弁(図示せ
ず)が設けられている。
【0055】次に、49,50,51はブーム用,オフ
セット用,アーム用の角度センサを示し、該角度センサ
49〜51は図3に示すようにコントローラ52の入力
側に接続されている。そして、ブーム用の角度センサ4
9は図1に示した上部旋回体2の旋回フレーム3と下ブ
ーム8との間に設けられ、下ブーム8の俯仰動角を検出
して検出信号をコントローラ52に出力する。
【0056】また、オフセット用の角度センサ50は下
ブーム8と上ブーム9との間に設けられ、オフセットシ
リンダ14により上ブーム9が左,右に回動されるとき
の回動角を検出する。さらに、アーム用の角度センサ5
1は上ブーム9とアーム10との間に設けられ、アーム
10の俯仰動角を検出するものである。
【0057】52はマイクロコンピュータ等により構成
された信号出力手段としてのコントローラで、該コント
ローラ52は入力側が旋回操作用の圧力センサ45、ブ
ーム上げ操作用の圧力センサ46、ブーム用の角度セン
サ49、オフセット用の角度センサ50及びアーム用の
角度センサ51等に接続され、出力側がポンプ制御用の
比例電磁弁31、ブーム上げ停止用の電磁弁47A及び
ブーム下げ停止用の電磁弁47B等に接続されている。
そして、コントローラ52はROM、RAM等からなる
記憶部52A内に図4及び図5に示すプログラム等を格
納し、作業装置7の姿勢判別処理及びポンプ容量制御処
理等を行うようになっている。
【0058】また、コントローラ52の記憶部52A内
には、図1に例示するように運転室4の前面からの基準
距離L0 (例えば2〜3m前,後)と、この基準距離L
0 に基づいて作業装置7が小旋回姿勢にあるか否かを判
定するフラグFと、作業装置7のアーム10先端側(バ
ケット11)が運転室4に危険な位置まで接近したか否
かを判定するための危険面の座標等とが格納されてい
る。そして、前記フラグFは作業装置7が小旋回姿勢に
ある間は、F=1に設定され、作業装置7が小旋回姿勢
ではなく、大旋回姿勢のときには、F=0に設定される
ものである。
【0059】本実施の形態による小型の油圧ショベルは
上述の如き構成を有するもので、次に図2等を参照して
旋回モータ17及びブームシリンダ12の作動について
説明する。
【0060】まず、下部走行体1上で上部旋回体2を旋
回させるために、オペレータが操作弁40の操作レバー
42を一方向に傾転操作すると、例えばパイロット管路
36A,36Bのうちパイロット管路36A側により高
いパイロット圧が発生し、旋回用制御弁34はこのとき
のパイロット圧で中立位置(イ)から切換位置(ロ)に
切換わる。
【0061】そして、旋回用制御弁34が切換位置
(ロ)に切換わると、油圧ポンプ20からの圧油がモー
タ駆動圧となって主管路35A側に供給され、旋回モー
タ17が回転駆動されるようになり、上部旋回体2は旋
回用の減速機等を介して旋回モータ17により一方向に
旋回し始める。また、旋回モータ17からの戻り油は主
管路35Bを介してタンク21側に排出される。
【0062】このとき、パイロット管路36A,36B
間に設けたシャトル弁44は高圧側のパイロット圧を圧
力センサ45に導くことにより、該圧力センサ45で旋
回モータ17の旋回を検出させ、この検出信号を旋回操
作信号としてコントローラ52に出力する。
【0063】一方、作業装置7を作動させるためオペレ
ータが、例えばブーム用の操作弁41の操作レバー43
を傾転操作したときには、パイロット管路39A,39
Bのいずれかに一方により高いパイロット圧が発生し、
ブーム用制御弁37がこのときのパイロット圧で中立位
置(イ)から切換位置(ロ)または切換位置(ハ)に切
換わる。
【0064】そして、ブーム用制御弁37が切換位置
(ロ)に切換わったときには、油圧ポンプ20からの圧
油が主管路38Bを介してブームシリンダ12のボトム
側油室12Bに供給され、ロッド側油室12A内の圧油
は主管路38A側からタンク21に排出される。これに
より、ブームシリンダ12はロッド12Cを上向きに伸
長させ、下ブーム8の上げ操作を行う。
【0065】また、ブーム用制御弁37を切換位置
(ハ)に切換えたときには、ブームシリンダ12のロッ
ド12Cが下向きに縮小し、下ブーム8は下げ操作され
る。しかし、この場合には作業装置7全体の荷重(重
量)が下ブーム8を介してブームシリンダ12に作用す
るから、ブームシリンダ12はボトム側油室12Bの圧
油をタンク21側に排出するだけで、ロッド12Cが自
動的に縮小し、ロッド側油室12Aには低圧の圧油を流
入させるだけでよく、油圧ポンプ20からの高圧の圧油
を特に供給する必要はない。
【0066】このため、旋回用制御弁34による旋回モ
ータ17の旋回操作とブーム用制御弁37によるブーム
下げ操作とを複合操作している途中で、旋回単独操作に
切換えたとしても、油圧ポンプ20から旋回モータ17
に供給される圧油の流量が大きく変動することはない。
【0067】しかし、旋回用制御弁34による旋回モー
タ17の旋回操作とブーム用制御弁37によるブーム上
げ操作とを複合操作している途中で旋回単独操作に切換
えた場合には、油圧ポンプ20から旋回モータ17に供
給される圧油の流量が大きく変動し、上部旋回体2の旋
回速度は急変し易くなる。
【0068】また、センタバイパス管路23の途中には
旋回用制御弁34、ブーム用制御弁37の他に、例えば
オフセットシリンダ14用の制御弁等が設けられてい
る。しかし、オフセットシリンダ14等はブームシリン
ダ12に比較して小径の油圧シリンダからなり、複合操
作の途中でオフセットシリンダ14を停止させても、旋
回モータ17に供給される圧油の流量がブーム上げ操作
時のように大きく変動することはない。
【0069】そこで、本実施の形態の特徴であるコント
ローラ52による作業装置7の姿勢判別処理及び比例電
磁弁31によるポンプ容量制御処理について図4及び図
5を参照して説明する。
【0070】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1で角度センサ49〜51からブーム角度、オフセッ
ト角度及びアーム角度を読込み、ステップ2に移ってこ
れらの角度信号と下ブーム8の長さ、上ブーム9の長
さ、アーム10の長さ等とに基づきアーム10先端の位
置座標を求め、これにより運転室4の前面側からアーム
10先端までの距離Lを図1に示す如く算出する。
【0071】次に、ステップ3では算出した距離Lが前
述した基準距離L0 (例えば2〜3m前,後)よりも小
さいか否か、即ち作業装置7のアーム10先端側(バケ
ット11)が予め決められた基準の旋回半径内に収めら
れたいるか否かをステップ3で判定する。そして、ステ
ップ3で「YES」と判定したときには、ステップ4に
移って作業装置7が図1に示す如く小旋回姿勢にあると
してフラグFを、F=1に設定する。
【0072】また、ステップ3で「NO」と判定したと
きには、アーム10の先端側が図1に示す基準距離L0
以上に運転室4の前面側から大きく離れている場合であ
るから、ステップ9に移って作業装置7が大旋回姿勢に
あるとしてフラグFを、F=0に設定し、ステップ8に
移ってリターンする。
【0073】次に、ステップ5では小旋回姿勢にある作
業装置7のアーム10先端側(バケット11)が運転室
4に危険な位置まで接近したか否かを判定し、「YE
S」と判定したときにはステップ6に移って作業装置7
を強制停止させる。この場合、ブーム用制御弁37は電
磁弁47A,47Bがコントローラ52からの信号で消
磁され、供給位置(c)から排出位置(d)に切換制御
されることにより、パイロット管路36A,36B内の
圧力が電磁弁47A,47Bを介してタンク圧まで低下
され、中立位置(イ)へと自動復帰される。
【0074】そして、ブーム用制御弁37が中立位置
(イ)に復帰することにより、ブームシリンダ12は下
ブーム8の作動を停止させる。また、オフセットシリン
ダ14及びアームシリンダ15等も同様に停止され、作
業装置7のバケット先端等がこれ以上運転室4に接近す
るのを自動的に制限することができる。
【0075】また、ステップ5で「NO」と判定したと
きには、作業装置7のアーム10先端側(バケット1
1)が運転室4から十分に離れている場合であるから、
ステップ7に移って作業装置7の作動を許可する。この
場合、ブーム用制御弁37は電磁弁47A,47Bがコ
ントローラ52からの信号で励磁されて供給位置(c)
に切換制御されることにより、操作レバー43の操作量
に対応したストローク量で中立位置(イ)から切換位置
(ロ),(ハ)に切換操作される。
【0076】そして、その後はステップ8でリターンす
ることにより、ステップ1以降の処理を繰返すものであ
る。
【0077】次に、図5に示すポンプ容量制御処理は前
述した姿勢判別処理と並行して行われるもので、まず、
ステップ11では圧力センサ45,46から旋回操作信
号とブーム上げ操作信号を読込む。次に、ステップ12
では前記フラグFが、F=1となって作業装置7が小旋
回姿勢をとっているか否かを判定する。
【0078】そして、ステップ12で「YES」と判定
したときには、次なるステップ13に移り、小旋回姿勢
にある作業装置7の下ブーム8がブーム上げ操作されて
いるか否かを判定し、ステップ13で「NO」と判定し
たときには、次なるステップ14で旋回操作が行われて
いるか否かを判定する。
【0079】ここで、ステップ14で「YES」と判定
したときには作業装置7を小旋回姿勢にした状態で、旋
回単独操作が行われる場合であるから、ステップ15に
移ってポンプ制御用の比例電磁弁31を低圧位置(a)
から高圧位置(b)側に切換制御する。これにより、制
御管路33内の圧力はパイロットポンプ24からの制御
管路32を介した圧力に対応して増大し、傾転アクチュ
エータ25によって油圧ポンプ19,20の容量可変部
19A,20Aを小傾転側へと矢示B方向に傾転駆動さ
せ、油圧ポンプ19,20の吐出量(ポンプ容量)を減
少させる。
【0080】この結果、作業装置7を小旋回姿勢にした
状態で、旋回単独操作が行われる場合には、油圧ポンプ
20から吐出される圧油の吐出量を自動的に減少でき、
旋回モータ17による上部旋回体2の旋回起動時等に急
加速が生じるのを良好に防止できると共に、旋回操作を
行うオペレータの負担を軽減することができる。
【0081】また、ステップ12で「NO」と判定した
ときには作業装置7が大旋回姿勢となっているので、ス
テップ18に移ってブーム上げ操作と旋回操作の複合操
作から旋回単独操作に切換えられたか否かを判定し、
「YES」と判定したときには前記ステップ15に移っ
て油圧ポンプ19,20の吐出量(ポンプ容量)を減少
させる制御を行う。
【0082】これにより、ブームシリンダ12と旋回モ
ータ17とを複合操作しているときに、油圧ポンプ20
からブームシリンダ12と旋回モータ17とに分流して
供給されていた圧油が、旋回単独操作への切換時に全て
旋回モータ17に供給されたとしても、油圧ポンプ20
の吐出量を減少させることによって、上部旋回体2の旋
回速度が変動するのを抑制でき、旋回急加速を起こす等
の問題を解消することができる。
【0083】また、ステップ18で「NO」と判定した
ときには、例えば複合操作等が行われているから、ステ
ップ17に移って通常のポンプ容量制御を続行し、ステ
ップ16でリターンする。さらに、ステップ13で「Y
ES」と判定したときにも、ブーム上げ操作等が行われ
ているから、ステップ17に移って通常のポンプ容量制
御を続行する。また、ステップ14で「NO」と判定し
たときには、旋回操作の停止時であるから、この場合に
もステップ17に移って通常のポンプ容量制御を続行
し、ステップ16でリターンする。
【0084】従って、本実施の形態によれば、作業装置
7を小旋回姿勢にした状態で旋回モータ17を単独操作
するとき等に旋回急加速等が生じるのを抑制でき、上部
旋回体2の旋回動作を安定させることができると共に、
作業装置7の旋回姿勢に応じて油圧ポンプ19,20の
吐出量を可変に制御でき、旋回時の操作性等を確実に向
上できる。
【0085】また、作業装置7に設ける複数の油圧シリ
ンダのうち、圧油の流入出量が最大となるブームシリン
ダ12の上げ操作時を圧力センサ46からの検出信号で
検出し、ブーム上げ操作と旋回操作の複合操作から旋回
単独操作への切換時に、油圧ポンプ20の吐出量を減少
させる構成としたから、他の油圧シリンダ(例えばオフ
セットシリンダ14)等の操作を特別に考慮する必要が
なく、制御回路の構成等を簡略化できると共に、ブーム
上げ操作の停止時に上部旋回体2の旋回速度が急変する
のを確実に抑えることができ、旋回急加速を起こす等の
問題を解消できる。
【0086】さらに、例えば旋回モータ17を単独操作
している途中で、ブームシリンダ12によるブーム上げ
操作(複合操作)を行ったときには、油圧ポンプ20の
吐出量を逆に増大させることができ、旋回モータ17の
回転速度(上部旋回体2の旋回速度)が、ブームシリン
ダ12の作動等に影響されて変動するのを抑えることが
でき、上部旋回体2の旋回動作を安定させることができ
る。
【0087】なお、前記実施の形態では、図4及び図5
に示すプログラムのうち、ステップ3が姿勢判定手段の
具体例を示し、ステップ13及びステップ14が旋回単
独判定手段の具体例を示し、さらにステップ15が制御
信号出力手段の具体例を示している。
【0088】また、前記実施の形態では、ブームシリン
ダ12によるブーム上げ操作を圧力センサ46からの検
出信号により検出するものとして述べたが、これに替え
て、例えばブーム用制御弁37の切換操作を位置センサ
またはストロークセンサ等で検出する構成としてもよ
く、主管路38A,38Bの途中等に作業操作検出手段
としての圧力センサまたは流量センサを設け、ブームシ
リンダ12の作動状態を検出する構成としてもよい。
【0089】さらに、旋回モータ17の旋回操作を検出
する旋回操作検出手段についても、圧力センサ45に替
えて、例えば旋回用制御弁34の切換操作を位置センサ
またはストロークセンサ等で検出する構成としてもよ
く、主管路35A,35Bの途中等に旋回操作検出手段
としての圧力センサまたは流量センサ等を設け、旋回モ
ータ17の作動状態を検出する構成としてもよい。
【0090】さらにまた、前記実施の形態では、側溝堀
等を行う小型の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限ものではなく、例えばオフセットシリ
ンダ等を備えていない他の型式の油圧ショベルに適用し
てもよい。また、上部旋回体を備える油圧クレーン等の
種々の旋回式建設機械に適用してもよい。
【0091】一方、油圧ポンプ19,20としては、斜
板型または斜軸型の可変容量式油圧ポンプに限らず、例
えばラジアルピストン式の可変容量型油圧ポンプ等を用
いるようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、姿勢検出手段で作業装置がどのような姿勢
をとっているか検出し、作業操作検出手段と旋回操作検
出手段とにより作業用の油圧アクチュエータと旋回用の
油圧モータとが複合操作されているか、旋回単独操作が
行われているかを検出すると共に、信号出力手段により
容量制御手段に制御信号を出力し、油圧ポンプの吐出量
を可変に制御する構成としたから、作業装置の旋回姿勢
に応じて油圧ポンプから吐出される圧油の吐出量を可変
に制御できると共に、複合操作時と旋回単独操作時とで
油圧ポンプの吐出量を変化させることができる。従っ
て、旋回用油圧モータの単独操作時に旋回急加速等が生
じるのを抑え、上部旋回体の旋回動作を安定させること
ができると共に、旋回操作を行うオペレータの負担等を
確実に軽減でき、旋回時の操作性等を向上させることが
できる。
【0093】また、請求項2に記載の発明では、作業操
作検出手段及び旋回操作検出手段により油圧モータの旋
回単独操作を検出し、姿勢検出手段により作業装置が小
旋回姿勢にあることを検出したときに、油圧ポンプの吐
出量を減少させる制御信号を信号出力手段から容量制御
手段に出力する構成としているから、作業装置を小旋回
姿勢にした状態での油圧モータの旋回単独操作時に、油
圧ポンプから吐出される圧油の吐出量を自動的に減少で
き、旋回用の油圧モータに多量の圧油が供給されるのを
防止できると共に、旋回起動時等に上部旋回体が急旋回
したりするのを抑え、上部旋回体の旋回動作を安定させ
ることができる。
【0094】さらに、請求項3に記載の発明では、姿勢
検出手段からの検出信号に従って作業装置が予め決めら
れた基準の旋回半径内に収められる小旋回姿勢にあるか
否かを姿勢判定手段で判定すると共に、作業操作検出手
段及び旋回操作検出手段からの検出信号に従って油圧モ
ータの旋回単独操作が行われるか否かを判定する操作判
定手段で判定し、該操作判定手段及び姿勢判定手段の判
定結果により前記作業装置が小旋回姿勢にある状態で前
記油圧モータが旋回単独操作されるときに、油圧ポンプ
の吐出量を減少させる制御信号を制御信号出力手段から
容量制御手段に出力する構成としているから、作業装置
を小旋回姿勢にした状態での油圧モータの旋回単独操作
時に、油圧ポンプから吐出される圧油の吐出量を自動的
に減少でき、旋回用の油圧モータに多量の圧油が供給さ
れるのを防止できると共に、旋回起動時等に上部旋回体
が急旋回したりするのを抑え、上部旋回体の旋回動作を
安定させることができる。
【0095】さらにまた、請求項4に記載の発明では、
油圧アクチュエータと油圧モータを複合操作している途
中で該油圧モータの旋回単独操作に切換えたときに、油
圧ポンプの吐出量を減少させる制御信号を信号出力手段
から容量制御手段に出力する構成としたから、複合操作
の途中で旋回単独操作に切換えたときには、油圧ポンプ
から吐出される圧油の吐出量を自動的に減少でき、旋回
用の油圧モータに供給する圧油の流量が急激に変動する
のを防止できると共に、旋回単独操作への切換時にも上
部旋回体の旋回動作を安定させることができ、オペレー
タに与える負担を確実に軽減できる。
【0096】一方、請求項5に記載の発明にあっては、
作業装置のブームを俯仰動させるブームシリンダによる
ブーム上げ操作を作業操作検出手段で検出する構成とし
ているから、通常の作業装置に設ける複数の油圧シリン
ダのうち、圧油の流入出量が最も大流量となるブームシ
リンダと旋回用の油圧モータとの複合操作から旋回単独
操作への切換時等に、油圧ポンプから吐出される圧油の
流量を自動的に減少させることができ、旋回単独操作時
に油圧モータに供給される圧油量が大きく変化するのを
防止できる。
【0097】また、請求項6に記載の発明では、作業装
置が側溝堀等を行うためのオフセットシリンダを有する
構成とし、姿勢判定手段は姿勢検出手段からの検出信号
に基づき作業装置が運転室に接近しているか否か判定す
る構成としたから、作業装置の先端側(例えばバケッ
ト)が上部旋回体の運転室に接近しているか否かを姿勢
判定手段で識別でき、運転室への接近時には作業装置の
作動を停止させて作業上の安全性を確保できる。また、
オフセットシリンダを作動させることによって側溝掘作
業等を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ポンプ制御装置
が適用された油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中のブームシリンダ及び旋回モータの駆動
回路を可変容量式の油圧ポンプ等と共に示す油圧回路図
である。
【図3】本実施の形態による油圧ポンプ制御装置を示す
制御ブロック図である。
【図4】コントローラによる作業装置の姿勢判別処理を
示す流れ図である。
【図5】コントローラによる比例電磁弁のポンプ容量制
御処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 4 運転室 7 作業装置 8 下ブーム 9 上ブーム 10 アーム 11 バケット 12 ブームシリンダ(作業用の油圧アクチュエータ) 14 オフセットシリンダ 15 アームシリンダ 16 バケットシリンダ 17 旋回モータ(油圧モータ) 20 油圧ポンプ 20A 容量可変部 25 傾転アクチュエータ 31 比例電磁弁(容量制御手段) 34 旋回用制御弁 37 ブーム用制御弁 40 操作弁(旋回用の遠隔操作手段) 41 操作弁(ブーム用の遠隔操作手段) 45 圧力センサ(旋回操作検出手段) 46 圧力センサ(作業操作検出手段) 49,50,51 角度センサ(姿勢検出手段) 52 コントローラ(信号出力手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に旋回可能に設けられた上
    部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作
    業装置と、該作業装置を駆動する作業用の油圧アクチュ
    エータと、前記上部旋回体を旋回駆動する旋回用の油圧
    モータと、容量可変部を有し前記作業用の油圧アクチュ
    エータ及び旋回用の油圧モータに圧油を供給する可変容
    量式の油圧ポンプと、該油圧ポンプの吐出量を可変に制
    御するため制御信号に応じて前記容量可変部を駆動する
    容量制御手段とからなる旋回式建設機械の油圧ポンプ制
    御装置において、 前記旋回用の油圧モータが駆動操作されているか否かを
    検出する旋回操作検出手段と、前記作業用の油圧アクチ
    ュエータが駆動操作されているか否かを検出する作業操
    作検出手段と、前記作業装置の姿勢を検出する姿勢検出
    手段と、該姿勢検出手段、作業操作検出手段及び旋回操
    作検出手段からの検出信号に従って前記容量制御手段に
    制御信号を出力する信号出力手段とを備える構成とした
    ことを特徴としてなる旋回式建設機械の油圧ポンプ制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記信号出力手段は、前記作業操作検出
    手段により前記作業用アクチュエータの停止を検出し、
    前記旋回操作検出手段により前記旋回用の油圧モータの
    作動を検出し、かつ前記姿勢検出手段により前記作業装
    置の小旋回姿勢を検出したときに、前記油圧ポンプの吐
    出量を減少させる制御信号を前記容量制御手段に出力す
    る構成としてなる請求項1に記載の旋回式建設機械の油
    圧ポンプ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記信号出力手段は、前記姿勢検出手段
    からの検出信号に従って前記作業装置が予め決められた
    基準の旋回半径内に収められる小旋回姿勢にあるか否か
    を判定する姿勢判定手段と、前記作業操作検出手段及び
    旋回操作検出手段からの検出信号に従って前記油圧モー
    タの旋回単独操作が行われるか否かを判定する旋回単独
    判定手段と、前記姿勢判定手段の判定結果により前記作
    業装置が小旋回姿勢にある状態で、かつ前記旋回単独判
    定手段の判定結果により前記油圧モータが旋回単独操作
    されるときに、前記油圧ポンプの吐出量を減少させる制
    御信号を出力する制御信号出力手段とから構成としてな
    る請求項1または2に記載の旋回式建設機械の油圧ポン
    プ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記信号出力手段は、前記油圧アクチュ
    エータと油圧モータを複合操作している途中で該油圧モ
    ータの旋回単独操作に切換えたときに、前記油圧ポンプ
    の吐出量を減少させる制御信号を前記容量制御手段に出
    力する構成としてなる請求項1,2または3に記載の旋
    回式建設機械の油圧ポンプ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記油圧アクチュエータは作業装置のブ
    ームを俯仰動させるブームシリンダからなり、前記作業
    操作検出手段は該ブームシリンダによるブーム上げ操作
    を検出する構成としてなる請求項1,2,3または4に
    記載の旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記上部旋回体は運転室を有し、前記油
    圧アクチュエータは作業装置により側溝堀を行うための
    オフセットシリンダを有し、前記姿勢判定手段は姿勢検
    出手段からの検出信号に基づき前記作業装置が運転室に
    接近しているか否か判定する構成としてなる請求項3に
    記載の旋回式建設機械の油圧ポンプ制御装置。
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