JP2000095379A - シート搬送方法及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送方法及び画像形成装置

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JP2000095379A
JP2000095379A JP10285994A JP28599498A JP2000095379A JP 2000095379 A JP2000095379 A JP 2000095379A JP 10285994 A JP10285994 A JP 10285994A JP 28599498 A JP28599498 A JP 28599498A JP 2000095379 A JP2000095379 A JP 2000095379A
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sheet
conveying
conveyed
image forming
conveyance
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Yasushi Koike
寧 小池
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートに対して所定の処理を行う場合のスル
ープットを向上する。 【解決手段】 印刷命令によりASFユニットから記録
装置本体に記録媒体を搬送して印刷を開始する。印刷デ
ータが複数枚にわたる場合には、重ね送りを行うか否か
を判定し、重ね送りを行う場合には、送りの重ね量Pを
決定し、印刷ページの実際の印刷位置PLがPL=P2
となるまで印刷をつづけ、PL=P2となると、該ペー
ジの印刷と次ページの給紙とを同時に行い、重ね部Pを
保持したままで印刷途中のページ印刷の継続と次ページ
の給紙とを行う(ステップS401〜S408)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録シート等のシー
ト部材を搬送するためのシート搬送方法及びこれを用い
た画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被記録媒体の搬送方向(副走査方向)と
交差する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイ
プの記録装置に於いては、被記録媒体を所定の記録位置
にセットした後、被記録媒体に沿って移動するキャリッ
ジ上に搭載した記録手段によって画像を記録(主走査)
し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り(ピッ
チ搬送、副走査)を行ない、その後に次の行の画像を記
録(主走査)するという動作を繰り返すことにより、被
記録媒体全域の画像記録が行なわれる。一方、被記録媒
体を搬送方向に送る副走査のみで記録するラインタイプ
の記録装置に於いては、被記録媒体を所定の記録位置に
セットし、一括して1行分の記録を行なった後、所定量
の紙送り(ピッチ搬送)を行ない、さらに、次の行の記
録を一括して行なうという動作を繰り返すことにより、
被記録媒体全域の画像記録が行なわれる。
【0003】従来例の構成について図9を参照して説明
する。
【0004】図9において、101は記録手段である記
録ヘッドであり、102は上記記録ヘッド101を搭載
して図の矢印S方向に主走査するためのキャリッジ、1
03は上記キャリッジ102を矢印S方向に案内するた
めのガイド軸である。104は記録媒体を搬送するため
の搬送ローラ、105は記録媒体を記録位置に導くため
のペーパーパン、106は記録媒体の搬送経路途中に配
設されて記録媒体を搬送ローラ104に向けて押圧し搬
送力を付与するフィードローラである。107は前記記
録ヘッド101の吐出口に対向し記録媒体の被記録面を
規制するためのプラテン、108は記録後の記録媒体を
排出するための排紙ローラである。109は上記排出ロ
ーラ108に押圧する拍車であり、記録面を汚さずに記
録媒体を排紙ローラ108に押圧して搬送力を付与する
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、記録紙を1枚ず
つ供給する場合、所謂手差し給紙により記録装置に記録
紙をセットし、印刷を行っていた。これに対し、複数枚
の記録紙を記録装置に順次供給するために、自動給紙装
置(以下「ASF」という)を装着した記録装置が提供
されている。
【0006】このASFは、記録装置本体と連動して動
作するように設定されており、所定枚数の記録媒体を載
置することにより、記録装置に対して記録媒体を連続的
に供給することができる。
【0007】しかしながら、複数ページに印刷を行う場
合、たとえば1枚目を印刷中に記録データが2枚目以降
にわたることが検知された場合であっても、2枚目の給
紙は1枚目の印刷が終了してから開始されるか、あるい
は記録媒体の搬送経路内で記録媒体同士が重ならないよ
うな制御を行っており、実印刷時間(以下「スループッ
ト」という)を短縮できないという問題点があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、シートに対して
所定の処理を行う場合のスループットを向上することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、任意のn枚目に搬送されるシートの搬送方
向後端部と、n+1枚目に搬送されるシートの搬送方向
前端部とを、所定量重ねて搬送することを特徴とするシ
ートの搬送方法である。
【0010】このようにすれば、任意のn枚目のシート
の搬送方向後端部を搬送した後にn+1枚目の搬送方向
前端部を搬送する通常の搬送方法に比べて一定時間内に
搬送できるシートの枚数を増加させることができ、搬送
されるシートに画像形成等の所定の処理を行う場合のス
ループットを向上させることができる。
【0011】また、n枚目のシートの搬送方向後端部の
余白量をP1、n+1枚目のシートの搬送方向前端部余
白量をP2、前記所定重ね量をPとした場合に、P1≧
P且つP2≧Pであるようにしてもよい。
【0012】このようにシートに対して所定の処理を行
わない余白部分の量をシートの重ね量より大きくするこ
とにより、シートの一部を重ねたとしてもシートに対す
る処理に影響を及ぼすことなく処理のスループットを向
上させることができる。
【0013】また、P1<PまたはP2<Pのいずれか
の場合、n枚目のシートの後端部の搬送後にn+1枚目
のシートの前端部を搬送することが望ましい。
【0014】このようにすれば、n枚目のシート又はn
+1枚目のシートのいずれか一方が他方の余白部分を越
えて重なって所定の処理を行うべき領域を覆うことによ
ってシートに対する処理を妨げることはない。
【0015】また、本発明は、シートを搬送するシート
搬送手段と、前記シート搬送手段によって搬送されたシ
ートに画像を形成するための画像形成手段と、を備えた
画像形成装置において、前記シート搬送手段は前記シー
ト搬送方法によりシートを搬送することを特徴とする。
【0016】このようにすれば、任意のn枚目のシート
の搬送方向後端部を搬送した後にn+1枚目の搬送方向
前端部を搬送する通常の搬送方法に比べて一定時間内に
画像形成手段に搬送できるシートの枚数を増加させるこ
とができるので、スループットを向上させることができ
る。
【0017】また、シート積載手段に積載されたシート
の有無を検出するシート検出手段と、前記シート検出手
段による検出結果によりシートの搬送を制御する制御手
段と、シートに形成される画像データのページ管理を行
うための画像データ管理手段と、を備え、n枚目のシー
トを搬送中に、画像データがn+1枚目にかかると判断
され、更にn+1枚目のシートが検出された場合は、n
枚目のシートの搬送方向後端部とn+1枚目のシートの
搬送方向前端部とを所定量重ねて搬送するように制御
し、画像データがn+1枚目にかからないと判断された
場合にはn枚目のシートの後端部が搬送されるまで、n
+1枚目のシートの前端部の搬送を待機するように制御
するようにしてもよい。
【0018】このようにすれば、シートに形成すべき画
像データが複数ページにまたがる場合に、ページ間の画
像形成空き時間を最小限に抑さえることができ、スルー
プットを向上することができる。
【0019】また、所定枚数のシートの前記搬送と所定
枚数のシートを任意のn枚目のシートの搬送方向後端部
の搬送後にn+1枚目のシートの搬送方向前端部を搬送
する通常搬送とを交互に行うようにしてもよい。
【0020】このように所定枚数ごとに一定時間内に画
像形成手段に搬送されるシートの枚数を減らすことによ
り、画像形成手段を過負荷から保護し、画像の安定を図
ることができる。
【0021】また、前記画像形成手段に所定距離を隔て
て対向する支持面を有し、該支持面上にシートを支持す
る支持手段を備え、前記支持手段に支持されたn枚目の
シートの搬送方向後端部をn+1枚目のシートの搬送方
向前端部が支持面側に押圧するようにしてもよい。
【0022】このようにすれば、n+1枚目のシートの
搬送方向前端部がn枚目のシートを支持面側に押圧して
支持面からの浮き上がりを防止することができるので、
画像形成手段とn枚目のシートとの間隔を一定に保ち、
良好な画像を形成することができる。
【0023】また、前記支持面はほぼ水平方向に形成さ
れ、シートは前記支持面に対して上側から搬送され、n
枚目のシートの搬送方向後端部の上側にn+1枚目のシ
ートの搬送方向前端部が重なるようにしてもよい。
【0024】このようにn枚目のシートの搬送方向後端
部の上側にn+1枚目のシートの搬送方向前端部を重ね
ることにより、n枚目のシートを支持面側に押圧して支
持面からの浮き上がりを防止することができるので、い
わゆるJパス給紙方式の画像形成装置においても、画像
形成手段とn枚目のシートとの間隔を一定に保ち、良好
な画像を形成することができる。
【0025】また、前記シート搬送手段は、前記シート
積載手段から前記支持手段へとシートを搬送する第1シ
ート搬送手段と、該第1搬送手段によって搬送されたシ
ートを前記支持手段の支持面に沿って搬送する第2シー
ト搬送手段とを備え、前記第1シート搬送手段の搬送速
度を前記第2シート搬送手段の搬送速度よりも大きくし
てもよい。
【0026】このようにすれば、シート積載手段に積載
されたシートの最上位から第1搬送手段によって搬送す
る場合でも、支持面に支持されたn枚目のシートの搬送
方向後端部の上側にn+1枚目のシートの搬送方向前端
部を重ねることが可能となる。
【0027】
【発明の実施形態】(第1の実施の形態)以下、図面を
参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の一実施の形態に係る画像形
成装置であるインクジェット記録装置の全体構成を説明
する斜視図、図2は要部の側断面図である。
【0029】これら図において、シート積載手段として
のASFユニット2の押圧板21に積層された記録媒体
(シート)は、ばね23の押圧力によって給紙ローラ2
2に対して付勢されており、給紙命令に応じて回転する
搬送手段としての給紙ローラ22により1枚づつ分離さ
れながら給紙される。
【0030】シート検出手段としてのスタッカセンサ2
4は給紙ローラ22よりも記録媒体搬送方向下流側に設
けられており、このスタッカセンサ24によって、記録
媒体はASFユニット2に存在するか否かが確認され
る。
【0031】ローラホルダ6に保持されたピンチローラ
5は、ばね7により搬送ローラ4に付勢される。このピ
ンチローラ5は記録媒体を搬送ローラ4に押圧すること
で搬送力を付与するものである。搬送ローラ4は、搬送
モータ(不図示)によって駆動され、ピンチローラ5の
押圧力による搬送力により記録媒体を搬送すると共に、
記録ヘッド3と吐出口と対向し、且つ該記録ヘッド3の
矢印S方向に対する移動可能領域の全範囲にわたってプ
ラテン(支持手段及び支持面)8が設けられている。こ
のプラテン8は記録ヘッドと記録媒体の被記録面との間
隔を一定に保持し得るように記録媒体の位置を規制する
ものである。搬送ローラ4及びピンチローラ5が搬送手
段を構成する。
【0032】ここにおける記録媒体の搬送は、画像形成
手段としての記録ヘッド3の1走査毎に、間欠的に行わ
れるものであり、その搬送量は、記録ヘッド3に設けら
れる複数のインク吐出口の上記記録媒体の搬送方向にお
ける配列長さに対応して行われる。また、搬送ローラ4
の搬送速度は給紙ローラ22の搬送速度と等しく設定し
てある。
【0033】記録ヘッド3と対向し、且つ該記録ヘッド
よりも記録媒体の搬送方向下流側に排紙ローラ9が配置
されており、この排紙ローラ9に対応して拍車10が配
置されており、前記1走査毎の搬送とその間の記録ヘッ
ド3からのインク吐出によって記録媒体に記録が行わ
れ、排紙ローラ9により機外へ排紙される。排紙ローラ
9及び拍車10が搬送手段を構成する。
【0034】記録ヘッドの構成については、特開平7−
132658号明細書に開示されているので、記述を省
略する。
【0035】次に、本実施形態に係るインクジェット記
録装置の記録処理手順を図3および図4のフローチャー
トにより説明する。
【0036】図3において、印刷命令を受けると(ステ
ップS101)、ASFユニット2に記録媒体がセット
されているか否かを検知し(ステップS102)、記録
媒体が検知されると給紙動作を開始する(ステップS2
01)。
【0037】記録媒体の搬送駆動は、伝達ギア(不図
示)を経て搬送ローラ4に伝達されている。ASFユニ
ット2の給紙ローラ22の駆動は常には伝達されておら
ず、印刷命令を受け取る毎にクラッチ(不図示)により
駆動を伝達される(ステップS202)。
【0038】ASFユニット2から記録装置本体への記
録媒体の搬送は、PEセンサにより規定パルス以内で検
知されるか否かで管理されている(ステップS203−
ステップS206)。規定パルス以内で記録媒体が検知
されると(ステップS205)、給紙ローラ22への駆
動力の伝達は解除され(ステップS207)、印刷デー
タの展開を開始する(ステップS301)。
【0039】印刷データが印刷ページ内で処理される場
合、すべてのページデータを印刷して(ステップS31
1)、印刷を終了する(ステップS312)。
【0040】印刷データが複数枚にわたる場合、重ね送
りを行うか否かの判定を行う(ステップS303)。こ
のときの判定基準は、例えば、制御手段及び画像データ
管理手段であるプリンタドライバーにあらかじめ重ね送
り判定のためのスイッチを設けて対応する。重ね送りを
行わない設定の場合は、そのままページデータの印刷を
行い(ステップS331)、再び給紙動作に戻り次ペー
ジの印刷を行う(ステップS201)。
【0041】重ね送りを行う場合、図4において、ドラ
イバーの情報として備えている印刷ページの下端余白:
P1、次ページの上端余白:P2(ステップS402)
より、送りの重ね量Pを決定する。PはP1、P2のう
ち小さい値に設定する(ステップS403)。
【0042】ここで、図2に示すように、スタッカセン
サ24からの印字最上流部までの距離をL1とする(ス
テップS402)。印刷データ上の頁上端から重ね部ま
での距離をL2とすると(ステップS402)、P=L
−L1−L2。したがって、L2=L−L1−Pとなる
(ステップS403)。
【0043】印刷ページの実際の印刷位置をPLとする
(ステップS404)。PLは、例えば、PEセンサ検
知時(ステップS205)からのLFモータの送りステ
ップ数より換算することができる。
【0044】この状態でデータの印刷を開始する(ステ
ップS405)。そして、PL=L2となるまでデータ
の印刷を続ける。
【0045】PL=L2となると(ステップS40
6)、給紙ユニット2へ駆動力を伝達し(ステップS4
07)、該ページの印刷と次ページの給紙とを同時に行
う(ステップS408)。
【0046】これにより、重ね部Pが保持されたままで
次ページの給紙を行い、あわせて印刷途中のページ印刷
を継続して行うことが可能になる。
【0047】(第2の実施の形態)次に、本発明を適用
したインクジェット記録装置の第2の実施形態について
図面を参照して説明する。尚、前述した実施形態と同様
の機能及び機構を有する部材には同位置符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0048】前述した実施形態では、搬送ローラ4の搬
送速度を給紙ローラ22の搬送速度とが等しいとして説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第
2搬送手段としての搬送ローラ4の搬送速度に対し、第
1搬送手段としての給紙ローラ22の搬送速度が速いモ
ードを備えることによって、スループットの向上だけで
なく更に良好な記録画像を得ることができる。
【0049】前述した実施形態において、搬送ローラ4
と給紙ローラ22の搬送速度が等しいということは、図
2に示す通り、記録媒体は常に前ページの下側に連なっ
て搬送されることになる。
【0050】インクジェット記録装置において、記録ヘ
ッドと記録媒体との間隔を一定に保持することは印刷精
度を高める上で重要である。これについては、特開平6
−71889号明細書に開示されているので、記述を省
略する。また、記録ヘッドと記録媒体との間隔を一定に
保持する手段についての一手段を、出願人は特開平7−
132658号明細書で開示している。
【0051】図5において、ASFユニット2の土手部
25は、搬送ローラ4とピンチローラ5とのニップ、排
紙ローラ9と拍車10とのニップで形成される搬送経路
に対し段差を設けて構成されている。この段差により、
ページの下端はASFユニットから給紙されるシートの
上端より水平下方に位置し、また、ASFユニットの給
紙ローラ22の搬送速度が搬送ローラ4の搬送速度より
速く設定されており、重ね送り部は前ページ(以下「n
ページ」という)が次ページ(以下「n+1ページ」と
いう)の下に位置することになる。
【0052】重ね送り部はこの状態のまま記録位置に搬
送される。ASFユニット2から給紙される記録媒体
は、前記搬送経路に対して上端を押し付けられながら搬
送され、nページの下端が排紙時に浮き上がるのをn+
1ページの上端で押え込む構成となる。
【0053】給紙ローラ22と搬送ローラ4との搬送速
度差は、例えば給紙ローラ22の搬送速度をVp、搬送
ローラ4の搬送速度をVlとすると、図6のフローチャ
ートに示すようにP1=L2×Vl/Vpとする(ステ
ップS4061)ことによって、解消することができ
る。
【0054】(第3の実施形態)次に、本発明を提供し
たインクジェット記録装置の第3の実施形態について図
面を参照して説明する。尚、前述した実施形態と同様の
機能及び機構を有する部材および制御には同符号を付
し、その説明は省略する。
【0055】前述した実施形態では、ページの重ね送り
を行う場合次ページ以降継続して重ね送りを行うとして
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
印刷データがベタ画像である場合など高デューティなデ
ータを印刷する場合、所定間隔ごとに重ね送りを行わな
いようにして紙送り時間を増やすことにより、印字ヘッ
ドを過負荷より保護することができ、画質の安定を図る
ことができる。
【0056】記録処理手順を図7および図8のフローチ
ャートにより説明する。
【0057】図7のフローチャートにおいて、印刷命令
を受けると(ステップS101)、ASFユニット2に
記録媒体がセットされているか否かを検知し(ステップ
S102)、記録媒体が検知されると印刷ページ番号の
フラグn=1を立て(ステップS1021)、給紙動作
を開始する(ステップS201)。
【0058】重ね送りを行う場合でも、例えば3ページ
毎に重ね送りを行わないとすると、前述のフラグが3の
倍数か否かの判定を行う(ステップS4011)。ペー
ジ印刷は、前述のフラグに対しn=n+1と、1ページ
毎に1を加算する(ステップS4071)。n=3にな
ると重ね送りは行われず、その時点で印刷中のページデ
ータを印刷し(ステップS411)、ページ印刷を終了
する(ステップS412)。以降、n=6、9と、3の
倍数毎に重ね送りは行われず、ページ印刷のみが行われ
る。
【0059】なお、上記実施形態においては、記録ヘッ
ドをインクジェット式として説明としたが、本発明はこ
れに限定されるものでない。被記録媒体を搬送し、被記
録媒体の搬送方向と異なる方向に走査する記録ヘッドを
用いて前記被記録媒体に記録を行う記録装置であれば、
記録ヘッドの記録方式はワイヤドット式、感熱式、熱転
写式等であっても同様に適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、任
意のn枚目のシートの搬送方向後端部を搬送した後にn
+1枚目の搬送方向前端部を搬送する通常の搬送方法に
比べて一定時間内に搬送できるシートの枚数を増加させ
ることができ、搬送されるシートに画像形成等の所定の
処理を行う場合のスループットを向上させることができ
る。
【0061】また、シートに形成すべき画像データが複
数ページにまたがる場合に、ページ間の画像形成空き時
間を最小限に抑さえることができ、画像形成装置におけ
るスループットを向上することができる。
【0062】また、n枚目のシートの搬送方向後端部の
上側にn+1枚目のシートの搬送方向前端部を重ねるこ
とにより、n枚目のシートを支持面側に押圧して支持面
からの浮き上がりを防止することができるので、いわゆ
るJパス給紙方式の画像形成装置においても、画像形成
手段とn枚目のシートとの間隔を一定に保ち、良好な画
像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態に係るインクジェット
記録装置の全体構成を説明する斜視図である。
【図2】図2は図1の要部の側断面図である。
【図3】図3は第1の実施形態に係るインクジェット記
録装置の記録処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図4は図3のフローチャートの一部を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図5は本発明を適用したインクジェット記録装
置の第2の実施形態を説明する要部側断面図である。
【図6】図6は第2の実施形態に係るインクジェット記
録装置の記録処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は第3の実施形態に係るインクジェット記
録装置の記録処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図8は図7のフローチャートの一部を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図9は従来の記録装置を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 ASFユニット 3 記録ヘッド 4 搬送ローラ 5 ピンチローラ 6 ローラホルダ 7 ばね 8 プラテン 9 排紙ローラ 10 拍車 11 PEセンサ 21 押圧板 22 給紙ローラ 23 ばね 24 スタッカセンサ 25 土手部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のn枚目に搬送されるシートの搬送
    方向後端部と、n+1枚目に搬送されるシートの搬送方
    向前端部とを、所定量重ねて搬送することを特徴とする
    シート搬送方法。
  2. 【請求項2】 n枚目のシートの搬送方向後端部の余白
    量をP1、n+1枚目のシートの搬送方向前端部余白量
    をP2、前記所定重ね量をPとした場合に、P1≧P且
    つP2≧Pであることを特徴とする請求項1記載のシー
    ト搬送方法。
  3. 【請求項3】 P1<PまたはP2<Pのいずれかの場
    合、n枚目のシートの後端部の搬送後にn+1枚目のシ
    ートの前端部を搬送することを特徴とする請求項2記載
    のシート搬送方法。
  4. 【請求項4】 シートを搬送するシート搬送手段と、 前記シート搬送手段によって搬送されたシートに画像を
    形成するための画像形成手段と、 を備えた画像形成装置において、 前記シート搬送手段は請求項1乃至3のいずれかに記載
    のシート搬送方法によりシートを搬送することを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 シート積載手段に積載されたシートの有
    無を検出するシート検出手段と、 前記シート検出手段による検出結果によりシートの搬送
    を制御する制御手段と、 シートに形成される画像データのページ管理を行うため
    の画像データ管理手段と、 を備え、 n枚目のシートを搬送中に、画像データがn+1枚目に
    かかると判断され、更にn+1枚目のシートが検出され
    た場合は、n枚目のシートの搬送方向後端部とn+1枚
    目のシートの搬送方向前端部とを所定量重ねて搬送する
    ように制御し、画像データがn+1枚目にかからないと
    判断された場合にはn枚目のシートの後端部が搬送され
    るまで、n+1枚目のシートの前端部の搬送を待機する
    ように制御することを特徴とする請求項4記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 所定枚数のシートの前記搬送と所定枚数
    のシートを任意のn枚目のシートの搬送方向後端部の搬
    送後にn+1枚目のシートの搬送方向前端部を搬送する
    通常搬送とを交互に行うことを特徴とする請求項4又は
    5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成手段に所定距離を隔てて対
    向する支持面を有し、該支持面上にシートを支持する支
    持手段を備え、 前記支持手段に支持されたn枚目のシートの搬送方向後
    端部をn+1枚目のシートの搬送方向前端部が支持面側
    に押圧することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記支持面はほぼ水平方向に形成され、 シートは前記支持面に対して上側から搬送され、 n枚目のシートの搬送方向後端部の上側にn+1枚目の
    シートの搬送方向前端部が重なることを特徴とする請求
    項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記シート搬送手段は、前記シート積載
    手段から前記支持手段へとシートを搬送する第1シート
    搬送手段と、該第1搬送手段によって搬送されたシート
    を前記支持手段の支持面に沿って搬送する第2シート搬
    送手段とを備え、 前記第1シート搬送手段の搬送速度を前記第2シート搬
    送手段の搬送速度よりも大きくしたことを特徴とする請
    求項8記載の画像形成装置。
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