JP2000089483A - 基板処理方法および基板処理装置並びに露光装置 - Google Patents

基板処理方法および基板処理装置並びに露光装置

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JP2000089483A
JP2000089483A JP10260648A JP26064898A JP2000089483A JP 2000089483 A JP2000089483 A JP 2000089483A JP 10260648 A JP10260648 A JP 10260648A JP 26064898 A JP26064898 A JP 26064898A JP 2000089483 A JP2000089483 A JP 2000089483A
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mark
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JP10260648A
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Manabu Toguchi
学 戸口
Masakazu Murakami
雅一 村上
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準部材の基準マーク位置に誤差が含まれて
いても、重ね合わせ精度を維持する。 【解決手段】 基板5を保持するステージ6に設けられ
た第1基準マークと第2基準マークのうち、第1基準マ
ークを検出可能であり基板5に所定の処理を施す処理光
学系4と、第2基準マークを検出可能であり基板5の位
置を検出するアライメント光学系12a〜12dとを用
いて基板5を処理する。第1基準マークと第2基準マー
クとを用いて、処理光学系4とアライメント光学系12
a〜12dとの間隔であるベースライン量を検出するス
テップと、第1基準マークと第2基準マークとの相対的
な位置誤差に基づいて、検出したベースライン量を補正
するステップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハやガラスプ
レート等の基板に対して所定の処理を施す基板処理方法
および基板処理装置並びに、上記基板に対して露光処理
を施す際に用いられる露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板に対して所定の処理を施す基板処理
装置としては、ウエハやガラスプレート等の基板に対し
て露光処理を施してマスクに形成されたパターンを転写
し、半導体素子や液晶ディスプレイを製造する露光装置
が知られている。
【0003】この種の露光装置、特にオフ・アクシス方
式の基板アライメント系を備える露光装置では、フォト
レジスト等の感光剤を塗布したウエハやガラスプレート
等の感光基板を保持して二次元移動する基板ステージ上
に、基準となるマークを有する基準部材を固設してい
る。そして、この基準部材を用いることにより、オフア
クシスアライメント系と投影光学系との間の距離、いわ
ゆるベースライン量を管理している。
【0004】このベースライン量は、感光基板上のアラ
イメントマークをオフアクシスアライメント系でアライ
メントして投影光学系の直下に送り込むときの基準量と
なるものである。すなわち、上記ベースライン量をB
L、感光基板上の1ショット(被露光領域)の中心と感
光基板上のアライメントマークとの間隔をXP、感光基
板上のアライメントマークがオフアクシスアライメント
系の指標マークと合致したときの基板ステージの位置を
Xとすると、ショット中心とマスク中心とを合致させる
ためには基板ステージを次式の位置に移動させればよ
い。 (X−BL−XP)または(X−BL+XP)
【0005】上記のように、オフ・アクシス方式の基板
アライメント系を用いて感光基板上のアライメントマー
ク位置を検出した後、ベースライン量に関する一定量だ
け基板ステージを送り込むだけで、直ちにマスクのパタ
ーンを感光基板上のショット領域に正確に重ね合わせて
露光することができる。このように、ベースライン量
は、フォトリソグラフィ工程において極めて重要な操作
量であるため、厳密に正確な計測値が要求されている。
【0006】ところで、上記露光装置においては、感光
基板の大きさ、オフアクシスアライメント系の数および
基板ステージのストロークの関係で基板ステージ上の基
準マークの設置にはいくつかの方法がある。感光基板の
サイズが小さく、基板ステージが十分なストロークを有
している場合には、基板ステージ上に基準部材を一つ設
ければよい。
【0007】ところが、近年、感光基板サイズが大型化
するのに伴って、基板ステージのストロークに余裕がな
い場合には、基準部材に上下動可能な駆動系を設けて、
必要なときにだけ基板ステージ上に基準部材を上昇させ
ている。さらに、アライメント系の配置も感光基板の大
型化に追随させる場合には、基準部材を2個以上設置す
る方法も採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の基板処理方法および基板処理装置並びに
露光装置には、以下のような問題が存在する。基準部材
の基準点と、オフアクシスアライメント系がキャリブレ
ーションするための基準マークとの間の距離が、基準部
材の製造誤差等によって設計値と異なることがある。こ
の場合、オフアクシスアライメント系が基準部材でキャ
リブレーションを行う際に理想的な位置からずれるた
め、ベースライン量に上記誤差が含まれてしまい、重ね
合わせ時に位置ずれが発生するという問題があった。
【0009】また、基準部材が複数ある場合、例えば光
軸を挟んでX軸上に二ヶ所ある場合には、基準部材間で
上記誤差が異なる可能性がある。この場合、複数のベー
スライン量毎に異なる誤差を含むことになり、用いる基
準部材により重ね合わせ時に、異なる量の位置ずれが発
生するという問題もあった。
【0010】加えて、例えばX方向に誤差が含まれる場
合には、重ね合わせ時のスケーリングに影響を及ぼすこ
とになる。また、Y方向に誤差が含まれる場合には、重
ね合わせ時の直交度に影響を及ぼすことになる。さら
に、XY両方向に誤差が含まれる場合には、重ね合わせ
時のローテーション、スケーリングおよび直交度に影響
を及ぼすという問題もあった。
【0011】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、基準マーク位置に誤差が含まれていても、
重ね合わせ精度を維持することのできる基板処理方法お
よび基板処理装置並びに露光装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、実施の形態を示す図1ないし図5に対応
付けした以下の構成を採用している。本発明の基板処理
方法は、基板(5)を保持して移動するステージ(6)
に設けられた第1基準マーク(FM1C、FM2C)と
第2基準マーク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM
2Y)のうち、第1基準マーク(FM1C、FM2C)
を検出可能であり基板(5)に所定の処理を施す処理光
学系(4)と、第2基準マーク(FM1X、FM1Y、
FM2X、FM2Y)を検出可能であり基板(5)の位
置を検出するアライメント光学系(12a〜12d)と
を用いて基板(5)を処理する基板処理方法において、
第1基準マーク(FM1C、FM2C)と第2基準マー
ク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM2Y)とを用
いて、処理光学系(4)とアライメント光学系(12a
〜12d)との間隔であるベースライン量を検出するス
テップと、第1基準マーク(FM1C、FM2C)と第
2基準マーク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM2
Y)との相対的な位置誤差に基づいて、検出したベース
ライン量を補正するステップとを含むことを特徴とする
ものである。
【0013】従って、本発明の基板処理方法では、ま
ず、処理光学系(4)が第1基準マーク(FM1C、F
M2C)を検出し、アライメント光学系(12a〜12
d)が第2基準マーク(FM1X、FM1Y、FM2
X、FM2Y)を検出することにより、これら処理光学
系(4)とアライメント光学系(12a〜12d)との
間隔であるベースライン量を検出することができる。次
に、第1基準マーク(FM1C、FM2C)と第2基準
マーク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM2Y)と
の相対的な位置誤差に基づいて、検出したベースライン
量を補正することができる。そして、本発明の基板処理
方法では、アライメント光学系(12a〜12d)によ
って基板(5)の位置を検出するとともに、上記補正し
たベースライン量に関する一定量だけステージ(6)を
移動させた後に、処理光学系(4)によって基板(5)
に所定の処理を施すことができる。
【0014】また、本発明の基板処理装置は、基板
(5)を保持して移動するステージ(6)に設けられた
第1基準マーク(FM1C、FM2C)と第2基準マー
ク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM2Y)のうち
第1基準マーク(FM1C、FM2C)を検出可能であ
り基板(5)に所定の処理を施す処理光学系(4)と、
第2基準マーク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM
2Y)を検出可能であり基板(5)の位置を検出するア
ライメント光学系(12a〜12d)とを用いて基板
(5)を処理する基板処理装置(1)において、第1基
準マーク(FM1C、FM2C)と第2基準マーク(F
M1X、FM1Y、FM2X、FM2Y)とを用いて、
処理光学系(4)とアライメント光学系(12a〜12
d)との間隔であるベースライン量を検出するととも
に、第1基準マーク(FM1C、FM2C)と第2基準
マーク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM2Y)と
の相対的な位置誤差に基づいて、検出したベースライン
量を補正する補正手段(7)を備えることを特徴とする
ものである。
【0015】従って、本発明の基板処理装置では、処理
光学系(4)が第1基準マーク(FM1C、FM2C)
を検出し、アライメント光学系(12a〜12d)が第
2基準マーク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM2
Y)を検出することにより、補正手段(7)がこれら処
理光学系(4)とアライメント光学系(12a〜12
d)との間隔であるベースライン量を検出することがで
きる。また、この補正手段(7)により、第1基準マー
ク(FM1C、FM2C)と第2基準マーク(FM1
X、FM1Y、FM2X、FM2Y)との相対的な位置
誤差に基づいて、検出したベースライン量を補正するこ
とができる。そして、本発明の基板処理装置では、アラ
イメント光学系(12a〜12d)によって基板(5)
の位置を検出するとともに、上記補正手段が補正したベ
ースライン量に関する一定量だけステージ(6)を移動
させた後に、処理光学系(4)によって基板(5)に所
定の処理を施すことができる。
【0016】そして、本発明の露光装置は、マスク
(2)のパターンを基板に露光する露光装置(1)にお
いて、基板(5)の処理装置として請求項3から6のい
ずれか一項に記載の基板処理装置を備え、処理光学系
(4)がマスク(2)のパターンを基板(5)に投影す
る投影光学系(4)であることを特徴とするものであ
る。
【0017】従って、本発明の露光装置では、投影光学
系(4)が第1基準マーク(FM1C、FM2C)を検
出し、アライメント光学系(12a〜12d)が第2基
準マーク(FM1X、FM1Y、FM2X、FM2Y)
を検出することにより、補正手段(7)がこれら投影光
学系(4)とアライメント光学系(12a〜12d)と
の間隔であるベースライン量を検出することができる。
また、この補正手段(7)により、第1基準マーク(F
M1C、FM2C)と第2基準マーク(FM1X、FM
1Y、FM2X、FM2Y)との相対的な位置誤差に基
づいて、検出したベースライン量を補正することができ
る。そして、本発明の露光装置では、アライメント光学
系(12a〜12d)によって基板(5)の位置を検出
するとともに、上記補正手段が補正したベースライン量
に関する一定量だけステージ(6)を移動させた後に、
投影光学系(4)によってマスク(2)のパターンを基
板(5)に投影することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の基板処理方法およ
び基板処理装置並びに露光装置の実施の形態を、図1な
いし図5を参照して説明する。ここでは、基板処理方法
および基板処理装置として、露光光によりマスクのパタ
ーンの像を感光基板に投影して露光処理を行う方法およ
び露光装置の例を用いて説明する。図1は、露光装置の
概略構成図であり、図2はその基板ステージの概略平面
図である。
【0019】露光装置(基板処理装置)1は、照明光学
系(不図示)と、マスク2を保持するマスクステージ3
と、投影光学系(処理光学系)4と、感光基板(基板)
5を保持する基板ステージ(ステージ)6と、制御系
(補正手段)7とを主体として構成されている。図3に
示すように、マスク2には、マスク中心Cを挟んで対称
な位置にマスクアライメントマークRM1、RM2が設
けられている。
【0020】マスクステージ3は、マスク2の中心Cを
投影光学系4の光軸AX1と合致させるように移動され
るものであって、不図示のレーザ干渉計を介して制御系
7によってその位置を検出されるとともに、モータ等の
駆動装置8によって移動する構成になっている。
【0021】基板ステージ6は、XYZ方向にそれぞれ
移動可能とされている。図2に示すように、この基板ス
テージ6上には、移動鏡9a、9bが直交する端縁に沿
ってそれぞれ固定されている。移動鏡9a、9bには、
該移動鏡9a、9bとの間の距離を計測することにより
基板ステージ6のXY方向の位置を計測するレーザ干渉
計10a、10bが対向配置されている。
【0022】これらレーザ干渉計10a、10bの計測
結果は、制御系7に出力される構成になっている。制御
系7は、レーザ干渉計10a、10bの出力結果に基づ
いてモータ等の駆動装置11をサーボ制御することによ
り、基板ステージ6を所定の位置に移動させる構成にな
っている。
【0023】一方、この露光装置1には、4つ(複数)
のオフ・アクシス方式の基板アライメント系(アライメ
ント光学系)12a〜12dおよび一対のTTL(Th
rough The Lens)方式のマスクアライメ
ント系13a、13bが備えられている。そして、基板
ステージ6上には、基板アライメント系12a〜12d
およびマスクアライメント系13a、13bを関係づけ
てベースライン計測を行うための基準部材FM1、FM
2がX軸方向に投影光学系4挟んで、且つ感光基板5と
干渉しない位置に設けられている。
【0024】図4に示すように、基準部材FM1には、
マスク2をアライメントする際に用いられる基準マーク
(第1の基準マーク)FM1Cと、基板アライメント系
12a、12cを計測する際に用いられる基準マーク
(第2の基準マーク)FM1X、FM1Yがパターニン
グされている。基準マークFM1Xは、基準マークFM
1Cに対して、設計値としてX方向に距離Xだけ離間し
た位置にパターニングされるように設定されている。同
様に、基準マークFM1Yは、基準マークFM1Cに対
して、設計値としてY方向に距離Yだけ離間した位置に
パターニングされるように設定されている。
【0025】また、図5に示すように、基準部材FM2
には、マスク2をアライメントする際に用いられる基準
マーク(第1の基準マーク)FM2Cと、基板アライメ
ント系12b、12dを計測する際に用いられる基準マ
ーク(第2の基準マーク)FM2X、FM2Yがパター
ニングされている。基準マークFM2Xは、基準マーク
FM2Cに対して、設計値としてX方向に距離Xだけ離
間した位置にパターニングされるように設定されてい
る。同様に、基準マークFM2Yは、基準マークFM2
Cに対して、設計値としてY方向に距離Yだけ離間した
位置にパターニングされるように設定されている。
【0026】基板アライメント系12a〜12dは、感
光基板5上のマークおよび基準マークFM1X、FM1
Y、FM2X、FM2Yを検出するものであって、それ
ぞれの光軸が投影光学系4の光軸AX1と平行に、且つ
投影光学系4の投影視野外に位置するように該投影光学
系4に固設されている。これら基板アライメント系12
a〜12dは、基準部材FM1,FM2に対する相対位
置を計測する際に、感光基板5のローテーション量およ
びスケーリング量の計測誤差を小さくするために、基板
アライメント系12aと12bとの間の距離および基板
アライメント系12cと12dとの間の距離が、基板ス
テージ6のストロークよりも大きい程度に設定されてい
る。
【0027】また、基板アライメント系12a〜12d
の内部には、感光基板5上のマーク、または上記基準マ
ークFM1X、FM1Y、FM2X、FM2Yをアライ
メントする際の基準となる視準マーク(不図示)がガラ
ス板に設けられ、投影像面(感光基板5の表面または基
準マークの面)とほぼ共役に配置されている。そして、
この基板アライメント系12a〜12dの検出結果は、
制御系7へ出力される構成になっている。
【0028】マスクアライメント系13aは、基準部材
FM1の基準マークFM1Cがそれぞれ投影光学系4の
投影視野内の所定位置に来るように基板ステージ6を位
置決めすると、マスク2のマスクアライメントマークR
M1と基準マークFM1Cとを同時に検出可能な構成に
なっている。
【0029】同様に、マスクアライメント系13bは、
基準部材FM2の基準マークFM2Cが投影光学系4の
投影視野内の所定位置に来るように基板ステージ6を位
置決めすると、マスク2のマスクアライメントマークR
M2と基準マークFM2Cとを同時に検出可能な構成に
なっている。また、このマスクアライメント系13a、
13bの検出結果は、制御系7へ出力される構成になっ
ている。
【0030】制御系7は、上記レーザ干渉計10a、1
0b、基板アライメント系12a〜12dおよびマスク
アライメント系13a、13bの検出結果に基づいて投
影光学系4と基板アライメント系12a〜12dとの間
のベースライン量を算出するとともに、算出したベース
ライン量に基づいて駆動装置8、11を制御しマスクス
テージ3、基板ステージ6をそれぞれ移動させる構成と
されている。
【0031】また、この制御系7は、基準マークFM1
Cと基準マークFM1X、FM1Yとの間の距離の実測
値および基準マークFM2Cと基準マークFM2X、F
M2Yとの間の距離の実測値からそれぞれの設計値に対
する誤差を算出し、この誤差に応じて上記ベースライン
量を補正する機能も有している。
【0032】上記の構成の露光装置において、基板アラ
イメント系12a〜12dおよびマスクアライメント系
13a、13bを用いたアライメント方法について以下
に説明する。ここで、基板ステージ6は、レーザ干渉計
10a、10bにて位置計測が行われ、制御系7の制御
下でモータ(リニアモータを含む)を含む駆動装置11
により駆動制御されている。
【0033】なお、露光装置1に基準部材FM1,FM
2を搭載する前に、予め線幅測定器等の外部計測器によ
って、基準マークFM1Cとの相対的な位置誤差である
パターニング誤差(誤差)dX1、dY1をそれぞれ含
んだ基準マークFM1X、FM1Yの位置および基準マ
ークFM2Cに対してパターニング誤差dX2、dY2
をそれぞれ含んだ基準マークFM2X、FM2Yの位置
を実測し、制御系7に入力しておく。
【0034】上記アライメント方法は、投影光学系4と
基板アライメント系12a〜12dとの間隔であるベー
スライン量を検出するステップと、上記基準部材FM
1,FM2のパターニング誤差に基づいて検出されたベ
ースライン量を補正するステップと、この補正されたベ
ースライン量に基づいて基板ステージ6を移動させるス
テップとを主体として構成されている。
【0035】まず、投影光学系4と基板アライメント系
12a〜12dとの間隔であるベースライン量を検出す
るステップについて説明する。基板ステージ6の一方の
基準部材FM1に設けられた基準マークFM1Cが、マ
スクアライメント系13aの視野14aに入るように基
板ステージ6を移動させる。そして、基準マークFM1
Cとマスク2のマスクアライメントマークRM1とを用
いてマスク2をアライメントし、その位置情報を基板ス
テージ6のレーザ干渉計10a、10bの計測値で定義
された基板ステージ移動座標系に写像する。
【0036】次に、上記基準マークFM1Cがマスクア
ライメント系13bの視野14bに入るように基板ステ
ージ6を移動させる。そして、基準マークFM1Cとマ
スク2のマスクアライメントマークRM2とを用いてマ
スク2をアライメントし、その位置情報を基板ステージ
6のレーザ干渉計10a、10bの計測値で定義された
基板ステージ移動座標系に写像する。
【0037】ここで、基準マークFM1Cとマスクアラ
イメントマークRM1とを用いてマスク2をアライメン
トしたときの基板ステージ6の位置をX1とし、基準マ
ークFM1CとマスクアライメントマークRM2とを用
いてマスク2をアライメントしたときの基板ステージ6
の位置をX2とすると、基準マークFM1Cに対する投
影光学系4の光軸AX1は、位置X1と位置X2との中
心位置FM1CENTERとして算出される。
【0038】続いて、他方の基準部材FM2に設けられ
た基準マークFM2Cに対する投影光学系4の中心位置
FM2CENTERを求める。すなわち、まず基準マー
クFM2Cがマスクアライメント系13aの視野14a
に入るように基板ステージ6を移動させ、基準マークF
M2Cとマスク2のマスクアライメントマークRM1と
を用いてマスク2をアライメントする。そして、その位
置情報をレーザ干渉計10a、10bの計測値で定義さ
れた基板ステージ移動座標系に写像する。
【0039】同様に、基準マークFM2Cがマスクアラ
イメント系13bの視野14bに入るように基板ステー
ジ6を移動させる。そして、基準マークFM2Cとマス
ク2のマスクアライメントマークRM2とを用いてマス
ク2をアライメントし、その位置情報を基板ステージ6
のレーザ干渉計10a、10bの計測値で定義された基
板ステージ移動座標系に写像する。
【0040】そして、基準マークFM2Cとマスクアラ
イメントマークRM1とを用いてマスク2をアライメン
トしたときの基板ステージ6の位置をX3とし、基準マ
ークFM2CとマスクアライメントマークRM2とを用
いてマスク2をアライメントしたときの基板ステージ6
の位置をX4とすると、基準マークFM2Cに対する投
影光学系4の光軸AX1は、位置X3と位置X4との中
心位置FM2CENTERとして算出される。
【0041】次に、基準部材FM1の基準マークFM1
Cに対する基板アライメント系12aの相対位置を計測
する。具体的には、基準マークFM1Xが基板アライメ
ント系12aの検出領域15aに位置するように基板ス
テージ6を移動させる。そして、基板アライメント系1
2aにより基準マークFM1Xを計測し、その位置情報
を基板ステージ6のレーザ干渉計10a、10bの計測
値で定義された基板ステージ移動座標系に写像する。
【0042】同様に、基板6を移動させることにより、
基板アライメント系12aで基準マークFM1Yを計測
する。そして、基準マークFM1Yの位置情報を基板ス
テージ6のレーザ干渉計10a、10bの計測値で定義
された基板ステージ移動座標系に写像する。
【0043】これにより、基準部材FM1に基づいて基
板ステージ移動座標系における基板アライメント系12
aの位置が求められる。そして、制御系7が、この基板
アライメント系12aの位置と、上記投影光学系4の中
心位置FM1CENTERとの間の距離を、基板アライ
メント系12aに対応するベースライン量として算出す
る。
【0044】同様に、基準部材FM1の基準マークFM
1Cに対する基板アライメント系12cの相対位置を計
測すると、基準部材FM1に基づいて基板ステージ移動
座標系における基板アライメント系12cの位置が求め
られる。そして、制御系7が、この基板アライメント系
12cの位置と、上記投影光学系4の中心位置FM1C
ENTERとの間の距離を、基板アライメント系12c
に対応するベースライン量として算出する。
【0045】一方、基準部材FM2の基準マークFM2
Cに対する基板アライメント系12bの相対位置を計測
には、まず、基準マークFM2Xが基板アライメント系
12bの検出領域15bに位置するように基板ステージ
6を移動させる。そして、基板アライメント系12bに
より基準マークFM2Xを計測し、その位置情報を基板
ステージ6のレーザ干渉計10a、10bの計測値で定
義された基板ステージ移動座標系に写像する。
【0046】同様に、基板6を移動させることにより、
基板アライメント系12bで基準マークFM2Yを計測
する。そして、基準マークFM2Yの位置情報を基板ス
テージ6のレーザ干渉計10a、10bの計測値で定義
された基板ステージ移動座標系に写像する。
【0047】これにより、基準部材FM2に基づいて基
板ステージ移動座標系における基板アライメント系12
bの位置が求められる。そして、制御系7が、この基板
アライメント系12bの位置と、上記投影光学系4の中
心位置FM2CENTERとの間の距離を求める。さら
に、制御系7は、この求められた距離に対して中心位置
FM1CENTER、FM2CENTERとの間の差分
を用いて補正することにより、基板アライメント系12
bに対応するベースライン量を算出する。
【0048】同様に、基準部材FM2の基準マークFM
2Cに対する基板アライメント系12dの相対位置を計
測すると、基準部材FM1に基づいて基板ステージ移動
座標系における基板アライメント系12dの位置が求め
られる。そして、制御系7は、この基板アライメント系
12dの位置と、上記投影光学系4の中心位置FM2C
ENTERとの間の距離および中心位置FM1CENT
ER、FM2CENTERとの間の差分を用いて補正す
ることにより、基板アライメント系12dに対応するベ
ースライン量を算出する。かくして、基板アライメント
系12a〜12dそれぞれのベースライン量が求められ
る。
【0049】続いて、基準部材FM1,FM2のパター
ニング誤差に基づいて、検出されたベースライン量を補
正するステップについて説明する。まず、制御系7は、
予め入力された基準マークFM1Cに対する基準マーク
FM1Xの位置の実測値に基づいて、設計値に対するパ
ターニング誤差dX1を算出すると同時に、基準マーク
FM1Yの位置の実測値に基づいて設計値に対するパタ
ーニング誤差dY1を算出している。
【0050】さらに、制御系7は、予め入力された基準
マークFM2Cに対する基準マークFM2Xの位置の実
測値に基づいて、設計値に対するパターニング誤差dX
2を算出すると同時に、基準マークFM2Yの位置の実
測値に基づいて設計値に対するパターニング誤差dY2
を算出している。
【0051】そして、制御系7は、これら基準マークF
M1X、FM1Yを検出することにより得られた基板ア
ライメント系12aに関するベースライン量をそれぞれ
パターニング誤差dX1、dY1分補正する。同様に制
御系7は、基準マークFM1X、FM1Yを検出するこ
とにより得られた基板アライメント系12cに関するベ
ースライン量をそれぞれパターニング誤差dX1、dY
1分補正する。
【0052】同様に、制御系7は、これら基準マークF
M2X、FM2Yを検出することにより得られた基板ア
ライメント系12bに関するベースライン量をそれぞれ
パターニング誤差dX2、dY2分補正する。同時に制
御系7は、基準マークFM2X、FM2Yを検出するこ
とにより得られた基板アライメント系12dに関するベ
ースライン量をそれぞれパターニング誤差dX2、dY
2分補正する。かくして、基板アライメント系12a〜
12dそれぞれのベースライン量が基準部材FM1,F
M2のパターニング誤差に基づいて補正される。
【0053】次に、補正されたベースライン量に基づい
て基板ステージ6を移動させるステップについて説明す
る。感光基板5が基板ステージ6上に搬送されると、感
光基板5上に形成されたマークを近くに検出領域を有す
る基板アライメント系12a〜12dのいずれかで検出
する。このときの基板ステージ6の位置情報は、レーザ
干渉計10a,10bが計測する。
【0054】そして、この計測された位置情報と、マー
クを検出した基板アライメント系に関して補正されたベ
ースライン量とに基づいて、感光基板5の転写領域を投
影光学系4の光軸AX1に送り込むように基板ステージ
6を駆動することにより、露光する位置に感光基板5を
セットすることができる。かくして、基板アライメント
系12a〜12dおよびマスクアライメント系13a、
13bを用いて、投影光学系4と感光基板5とがアライ
メントされる。
【0055】そして、マスクステージ3上のマスク2が
照明光学系からの露光光で照明される。これにより、マ
スク2に形成されたパターン(不図示)の像が、投影光
学系4を介して感光基板5の転写領域に投影されて転写
される。
【0056】本実施の形態の基板処理方法および基板処
理装置並びに露光装置では、基準部材FM1の基準マー
クFM1Cに対する基準マークFM1X、FM1Yの位
置および基準部材FM2の基準マークFM2Cに対する
基準マークFM2X、FM2Yの位置が実測されてお
り、制御系7がこれらの実測値からパターニング誤差を
算出するので、各基板アライメント系12a〜12dに
対するベースライン量を正確に補正することができる。
【0057】また、本実施の形態の基板処理方法および
基板処理装置並びに露光装置では、複数の基板アライメ
ント系12a〜12dのそれぞれに対してベースライン
量を算出、補正しているので、大面積の感光基板5であ
っても容易、且つ正確に投影光学系4に対してのアライ
メント(位置合わせ)を行うことができる。
【0058】したがって、本実施の形態の露光装置で
は、感光基板5に複数種のパターンを転写する際でも、
重ね合わせ誤差が発生することなく、高精度の露光処理
を行うことができる。
【0059】なお、上記実施の形態において、マスク2
の位置をレーザ干渉計で検出する構成としたが、これに
限られることなく、マスク2上に形成されたマスクアラ
イメントマークRM1、RM2に照射した光束の反射光
を利用してマスク2の位置を計測する構成であってもよ
い。
【0060】また、上記実施の形態では、基準部材を2
つ設ける構成としたが一つの場合でも適用できる。さら
に、基準部材FM1,FM2は、昇降自在の構成とし、
ベースライン測定時あるいは基板アライメント系12a
〜12dとマスクアライメント系13a、13bとのキ
ャリブレーション時には、そのマーク面が感光基板5の
面と同じ高さになるように基板ステージ6から突出し、
通常の露光処理中には感光基板5と干渉しないように基
板ステージ6内に退避させるような構成としてもよい。
【0061】さらに、上記実施の形態では、基準マーク
FM1C、FM1X、FM1Yを基準部材FM1に、基
準マークFM2C、FM2X、FM2Yを基準部材FM
2にそれぞれ形成する構成としたが、これに限定される
ことなく、例えばこれらの基準マークを基板ステージ6
に直接形成する構成であってもよい。
【0062】また、基準部材FM1、FM2を露光装置
1に搭載する前に、基準マークFM1Cに対する基準マ
ークFM1X,FM1Yの位置および基準マークFM2
Cに対する基準マークFM2X,FM2Yの位置を、予
め外部測定器によって実測する構成としたが、これに限
られることなく、例えば、基板アライメント系12a〜
12dを用いて実測する構成であってもよい。この場
合、上記実測値を制御系7に入力する手間が省けたり、
基準部材FM1、FM2を露光装置に搭載した後でも実
測できるという効果が得られる。
【0063】また、上記実施の形態では、基板処理装置
を露光装置としたが、これに限定されるものではなく、
例えば、マスクに形成されたパターンを測定するパター
ン計測装置等にも適用できる。
【0064】なお、なお、感光基板5としては、液晶表
示素子用のガラス基板や半導体デバイス用のウエハ等が
適用される。露光装置としては、マスク2と感光基板5
とを静止した状態でマスク2のパターンを露光し、感光
基板5を順次ステップ移動させるステップ・アンド・リ
ピート方式の投影露光装置(ステッパー)でも、マスク
2と感光基板5とを同期移動してマスク2のパターンを
露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光
装置(スキャニング・ステッパー)にも適用することが
できる。
【0065】露光装置の種類としては、半導体製造用の
露光装置、角型のガラス基板に液晶表示素子パターンを
露光する液晶用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素
子(CCD)あるいはレチクルなどを製造するための露
光装置などにも広く適用できる。
【0066】また、不図示の照明光学系の光源として、
超高圧水銀ランプから発生する輝線(g線(436n
m)、i線(365nm))、KrFエキシマレーザ
(248nm)、ArFエキシマレーザ(193n
m)、F2レーザ(157nm)などを用いることがで
きる。また、YAGレーザや半導体レーザ等の高周波な
どを用いてもよい。
【0067】投影光学系4の倍率は、縮小系のみならず
等倍および拡大系のいずれでもよい。また、投影光学系
4としては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用いる場
合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過する材
料を用い、F2レーザを用いる場合は反射屈折系または
屈折系の光学系にする。(レチクルも反射型タイプのも
のを用いる。)
【0068】基板ステージ6やマスクステージ3にリニ
アモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア
浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用い
た磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステー
ジ3、6は、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、
ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
【0069】基板ステージ6の移動により発生する反力
は、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がし
てもよい。マスクステージ3の移動により発生する反力
は、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がし
てもよい。
【0070】複数の光学素子から構成される照明光学系
および投影光学系4をそれぞれ露光装置本体に組み込ん
でその光学調整をするとともに、多数の機械部品からな
るマスクステージ3や基板ステージ6を露光装置本体に
取り付けて配線や配管を接続し、更に総合調整(電気調
整、動作確認等)をすることにより本実施の形態の露光
装置を製造することができる。なお、露光装置の製造
は、温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルー
ムで行うことが望ましい。
【0071】液晶表示素子や半導体デバイス等のデバイ
スは、各デバイスの機能・性能設計を行うステップ、こ
の設計ステップに基づいたマスクを製作するステップ、
ガラス基板、ウエハを製作するステップ、前述した実施
の形態の露光装置によりマスクのパターンをガラス基
板、ウエハに露光するステップ、各デバイスを組み立て
るステップ、検査ステップ等を経て製造される。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る基
板処理方法は、第1基準マークと第2基準マークとを用
いてベースライン量を検出するステップと、第1基準マ
ークと第2基準マークとの相対的な位置誤差に基づいて
検出したベースライン量を補正するステップとを含む構
成となっている。これにより、この基板処理方法では、
両基準マーク間に相対的な位置誤差が存在した場合で
も、処理光学系とアライメント光学系との間のベースラ
イン量を正確に検出できるという優れた効果が得られ
る。
【0073】請求項2に係る基板処理方法は、補正され
たベースライン量に基づいてステージを移動させるステ
ップを含む構成となっている。これにより、この基板処
理方法では、ステージを正確に移動させることで、ステ
ージに保持された基板に対して高精度の処理を施せると
いう優れた効果が得られる。
【0074】請求項3に係る基板処理装置は、補正手段
がベースライン量を検出するとともに、第1、第2基準
マーク間の相対的な位置誤差に基づいて検出したベース
ライン量を補正する構成となっている。これにより、こ
の基板処理装置では、両基準マーク間に相対的な位置誤
差が存在した場合でも、処理光学系とアライメント光学
系との間のベースライン量を正確に検出できるという優
れた効果が得られる。
【0075】請求項4に係る基板処理装置は、複数のア
ライメント光学系が処理光学系との間のベースライン量
をそれぞれ有し、補正手段が第1、第2基準マーク間の
距離に関して実測値と設計値との誤差に応じて複数のベ
ースライン量をそれぞれ補正する構成となっている。こ
れにより、この基板処理装置では、基板が大面積で、ア
ライメント光学系が複数必要になった場合でも、処理光
学系と複数のアライメント光学系との間のベースライン
量をそれぞれ正確に検出できるという優れた効果が得ら
れる。
【0076】請求項5に係る基板処理装置は、第1基準
マークおよび第2基準マークがステージに設けられた基
準部材に形成される構成となっている。これにより、こ
の基板処理装置では、両基準マークの実測や、基準マー
クの交換が容易に行えるという効果が得られる。
【0077】請求項6に係る基板処理装置は、上記実測
値がアライメント光学系で検出される構成となってい
る。これにより、この基板処理装置では、実測値を補正
手段に入力する手間が省けたり、基準部材をステージに
搭載した後でも実測できるという効果が得られる。
【0078】請求項7に係る露光装置は、処理光学系が
マスクのパターンを基板に投影する投影光学系である構
成となっている。これにより、この露光装置では、基板
と投影光学系との位置合わせが正確に行え、重ね合わせ
誤差が発生することなく、高精度の露光処理を行うこと
ができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、露光
装置の概略構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態を示す図であって、露光
装置を構成する基板ステージの概略平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態を示す図であって、マス
クにマスクアライメントマークが形成された平面図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態を示す図であって、基準
マークが形成された一方の基準部材の平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態を示す図であって、基準
マークが形成された他方の基準部材の平面図である。
【符号の説明】 1 露光装置(基板処理装置) 2 マスク 4 投影光学系(処理光学系) 5 感光基板(基板) 6 基板ステージ(ステージ) 7 制御系(補正手段) 12a〜12d 基板アライメント系(アライメント光
学系) FM1、FM2 基準部材 FM1C、FM2C 基準マーク(第1基準マーク) FM1X、FM1Y、FM2X、FM2Y 基準マーク
(第2基準マーク)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持して移動するステージに設け
    られた第1基準マークと第2基準マークのうち、前記第
    1基準マークを検出可能であり前記基板に所定の処理を
    施す処理光学系と、前記第2基準マークを検出可能であ
    り前記基板の位置を検出するアライメント光学系とを用
    いて前記基板を処理する基板処理方法において、 前記第1基準マークと前記第2基準マークとを用いて、
    前記処理光学系と前記アライメント光学系との間隔であ
    るベースライン量を検出するステップと、 前記第1基準マークと前記第2基準マークとの相対的な
    位置誤差に基づいて、前記検出したベースライン量を補
    正するステップと、を含むことを特徴とする基板処理方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理方法において、 前記補正されたベースライン量に基づいて、前記ステー
    ジを移動させるステップを含むことを特徴とする基板処
    理方法。
  3. 【請求項3】 基板を保持して移動するステージに設け
    られた第1基準マークと第2基準マークのうち前記第1
    基準マークを検出可能であり前記基板に所定の処理を施
    す処理光学系と、前記第2基準マークを検出可能であり
    前記基板の位置を検出するアライメント光学系とを用い
    て前記基板を処理する基板処理装置において、 前記第1基準マークと前記第2基準マークとを用いて、
    前記処理光学系と前記アライメント光学系との間隔であ
    るベースライン量を検出するとともに、前記第1基準マ
    ークと前記第2基準マークとの相対的な位置誤差に基づ
    いて、前記検出したベースライン量を補正する補正手段
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基板処理装置において、 前記アライメント光学系を複数配置するとともに、前記
    第1基準マークおよび第2基準マークをそれぞれ複数設
    け、 前記各アライメント光学系が前記複数の第2基準マーク
    のいずれかを用いることにより前記処理光学系との間の
    ベースラインをそれぞれ有し、 前記補正手段は、前記各アライメント光学系が用いた前
    記第2基準マークについて、これに対応する第1基準マ
    ークとの間の距離の各実測値から各設計値に対する誤差
    を算出し、この誤差に応じて前記ベースラインのそれぞ
    れを補正することを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基板処理装置において、 前記実測値は、前記アライメント光学系により検出され
    ることを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3から5のいずれかに記載の基板
    処理装置において、 前記第1基準マークおよび第2基準マークは、前記ステ
    ージに設けられた基準部材に形成されていることを特徴
    とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 マスクのパターンを基板に露光する露光
    装置において、 前記基板の処理装置として請求項3から6のいずれか一
    項に記載の処理装置を備え、 前記処理光学系が前記マスクのパターンを前記基板に投
    影する投影光学系であることを特徴とする露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002217095A (ja) * 2000-11-14 2002-08-02 Canon Inc 露光装置、半導体デバイス製造方法、半導体製造工場及び露光装置の保守方法並びに位置検出装置
US10444635B2 (en) 2016-05-04 2019-10-15 Asml Netherlands B.V. Lithographic method and apparatus

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JP2002217095A (ja) * 2000-11-14 2002-08-02 Canon Inc 露光装置、半導体デバイス製造方法、半導体製造工場及び露光装置の保守方法並びに位置検出装置
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