JP2000088014A - 浮動型ディスクブレーキ - Google Patents

浮動型ディスクブレーキ

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JP2000088014A
JP2000088014A JP10254813A JP25481398A JP2000088014A JP 2000088014 A JP2000088014 A JP 2000088014A JP 10254813 A JP10254813 A JP 10254813A JP 25481398 A JP25481398 A JP 25481398A JP 2000088014 A JP2000088014 A JP 2000088014A
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Japan
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dummy
piston
cylinder portion
cylinder
brake
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JP10254813A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Nakaoki
秀行 中沖
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、リトラクション機構を、リアクシ
ョン部側に配置して適切なリトラクション量を確保する
と共に、液圧シリンダとダミーシリンダの連絡路形成の
簡便な浮動型ディスクブレーキを提案する。 【解決手段】 ディスクロータ107を跨ぐキャリパを
ディスクロータ107の軸方向へ摺動自在にスライドピ
ンにて支持し、ディスクロータ107の両側に一対のブ
レーキパッド303を配設して、前記一対のブレーキパ
ッド303を介してディスクロータ107に制動力を発
生させる形式のディスクブレーキにおいて、リアクショ
ン部301c側に液圧シリンダ部と連通する液圧シリン
ダ部より大径のダミーシリンダ1を配置し、ダミーシリ
ンダ1内に収納するダミーピストン2のディスクロータ
107側への移動を制限する係止部6を設けると共に、
制動液圧解除後に前記ダミーピストン2に戻り機構を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクブレーキ
における引摺り現象を解消するピストンの戻り機構(以
下、リトラクション機構又は機能と言う)に関する。詳
しくは、浮動型ディスクブレーキのリトラクション機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】リトラクション機構には、シリンダとピ
ストンの摺動面を液封するシールのゴム弾性体の復元力
を利用した自動車用に多用されているシールリトラクシ
ョンと、自動車よりも充分な戻り量を必要とする鉄道用
に見られるメカニカルリトラクションがある。
【0003】図7にて、シールリトラクションの作動原
理を説明する。図7は、ディスクロータ107の片方に
配置される液圧シリンダ102周辺の部分断面図であ
り、図7(a)は、制動液圧が発生していない状態の液
圧シリンダ102の断面図である。キャリパ100に配
置される液圧シリンダ102内に、ピストン103が摺
動自在に収納されている。液圧シリンダ102の開放端
には、シール溝104が設けられ液圧シリンダ102と
の液密性を維持するためゴム弾性体から成るシール10
5が環装されている。ピストン103の前方には、制動
力を発生するブレーキパッド106が取付けられ、ディ
スクロータ107との間に隙間xを空けて対峙してい
る。図7(a)の状態では、シール溝104内のシール
105の形状は、略矩形断面でありディスクロータ10
7側の接点aにおけるシール105の側面は垂直であ
る。
【0004】ところが図7(b)に示すように、液圧シ
リンダ102内に制動液圧が供給されると、ピストン1
03に押されてブレーキパッド106は、隙間xを埋め
てディスクロータ107側に当接する。図7(b)の状
態では、シール105はピストン103との接点aとず
れることなく、ディスクロータ107側のシール105
の側面は、シール溝の斜面104aの方向に隙間xの距
離だけ撓む。制動液圧が解除されると、シール105は
図7(a)の状態に復元し、ブレーキパッド106とデ
ィスクロータ107の間に再度隙間xが生じ、所謂、引
摺り現象が解消される。
【0005】ブレーキパッド106が次第に損耗し、仮
に△x損耗したとすれば、接点aは、ピストン103上
を△x相対的にずれた位置で、図7(a)及び(b)の
状態を繰返しながら、液圧シリンダ102の液密性を維
持することになる。
【0006】次に、図8にてメカニカルリシラクション
の作動原理を説明する。図8は、ディスクロータ107
の片方に配置される液圧シリンダ周辺の部分断面図であ
り、図8(a)は、キャリパ200の貫通孔201に挿
入される鍔付き液圧シリンダ202に、制動液圧が発生
していない状態の断面図である。鍔付き液圧シリンダ2
02は、スナップリング203にてキャリパ200に固
定され、内部に摺動自在にピストン204が収納されて
いる。鍔付き液圧シリンダ202のシール溝205内に
は、鍔付き液圧シリンダ202との液密性を維持するた
めゴム弾性体から成るシール206が環装されている。
そして、ピストン204の前方には、制動力を発生する
ブレーキパッド106が取付けられ、ディスクロータ1
07との間に隙間y1を空けて対峙している。
【0007】一方、ピストン204の後方には頭付きリ
トラクタピン207を挿入する穴208が設けられ、そ
の後方には、コイル状ブッシュ209を収納する円筒空
間211が設けられる。コイル状ブッシュ209は、頭
付きリトラクタピン207に対し任意の摺動抵抗を有し
てピストン204内の所定位置に係止され、平座金21
0を介してスナップリング212にて係留される。頭付
きリトラクタピン207は、リング213を貫通しスナ
ップリング214にて頭部を固定されて、リング213
と一体化される。鍔付き液圧シリンダ202の円筒空間
215には、コイルスプリング216が収納されて一方
の端面がリング213に当接し、ピストン204をディ
スクロータ107側から離れる方向に戻すよう付勢して
いる。
【0008】又、鍔付き液圧シリンダ202の開放端に
は、制動液圧を供給する鋼管(図示せず)の接続孔21
7aを設けたプラグ217がO−リング218を挟んで
螺着され、プラグの端面217bをリング213に当接
させて、ピストン204の後方端とリング213の当接
面との距離y2を設定する。ブレーキパッド106とデ
ィスクロータ107の隙間y1と距離y2は、等しくな
りリトラクション機能を発揮することになる。
【0009】ところが図8(b)に示すように、鍔付き
液圧シリンダ202内に制動液圧が供給されると、ピス
トン204に押されてブレーキパッド106は、隙間y
1を埋めてディスクロータ107側に当接する。図8
(b)の状態では、頭付きリトラクタピン207とコイ
ル状ブッシュ209は摺動抵抗により一体に保持され、
その接点bにずれは発生しない。コイルスプリング21
6は圧縮され、コイル状ブッシュ209と一緒に動く頭
付きリトラクタピン207は、リング213との間に距
離y2を維持したまゝ左方に移動する。その結果、リン
グ213とプラグ217の端面217bとの距離y3
は、ブレーキパッド106とディスクロータ107との
隙間y1と同等になる。制動液圧が解除されると、ピス
トン204はコイルスプリング216の反発力により、
リング213、頭付きリトラクタピン207、コイル状
ブッシュ209の3者は共に図8(a)の状態に復元
し、ブレーキパッド106とディスクロータ107の間
に隙間y1が生まれ、所謂、引摺り現象が解消される。
【0010】ブレーキパッド106が次第に損耗し、戻
し起点が自動的に移動する状態を図9に示す。仮にブレ
ーキパッド106が△y損耗したとすれば、コイルスプ
リング216はコイル間が密着し、さらに押圧を加えて
も制動液圧の作用しているピストン204だけが左方に
移動し、接点bは、頭付きリトラクタピン207上を△
yずれたcのグリップ位置まで、コイル状ブッシュ20
9との相対位置がずれる。そして、制動液圧が解除され
るとリング213がy3だけ右方に移動して、プラグ2
17の端面217bに当接し、図8(a)の状態に復元
するからブレーキパッド106とディスクロータ107
の間に隙間y1が生まれる。
【0011】次に、従来の鉄道用の浮動型ディスクブレ
ーキを車両台車枠に取付けた正面図を図10に示し、一
部断面にて表した側面図を図11に示す。300は車両
台車枠であり、浮動型ディスクブレーキ301は、車両
台車枠300に取付けられる支持枠302により懸垂さ
れている。ブリッジ部301aは、車輪外径Dを跨いで
図11に示す液圧シリンダ側301bとリアクション側
301cに連なっている。ディスクロータの両側に配置
する一対のブレーキパッド303は、両端の裏板303
aに設ける切欠溝303bと係合し、液圧シリンダ側3
01bとリアクション側301cの双方の両端面301
dに取付けボルト304にて固定されている片持ちピン
305に支持され、制動トルクを受ける。
【0012】図11において、支持枠302の一部であ
る2個のボス302aの内径には中空のゴムブッシュ3
06が圧入され、中央に摺動自在に挿通するスライドピ
ン307に対し任意のグリップ力が付与される。スライ
ドピン307の両端のサポート孔308には、鍔付きの
ブッシュ309、310が挿通され、ボス302aと鍔
付きのブッシュ309、310の外周のブーツ溝に係合
してブーツ311が装着され、スライドピン307部分
への塵埃の進入を防ぐ。スライドピン307の頭部は一
部を直線的に削ずり、廻り止め301eにて自転を阻止
されると共に、他端はキャッスルナット312にて弛み
止めが施される。ライニング303cの損耗につれ浮動
型ディスクブレーキ301全体は、スライドピン307
上の距離Lが減少する方向に移動する。但し、ライニン
グ303cが損耗しない限り、予め設定されているグリ
ップ力によって静止している。
【0013】液圧シリンダ側301bの貫通孔301f
には、鍔付き液圧シリンダ313がスナップリング31
4にて固定される。鍔付き液圧シリンダ313内には、
ピストン315が摺動自在に収納され、シール溝316
にはシールリトラクション機能を有するゴム弾性体から
成るシール317が環装されて、別途設ける鋼管の接続
孔313aに至る制動液圧を液封する。図11では、便
宜的にシールリトラクション型のピストン315を示し
たが、図8、9に示すメカニカルリトラクション型のピ
ストン204を用いた例もある。
【0014】さらに、液圧シリンダとダミーシリンダを
繋ぐ連絡路を設けた自動車用の浮動型ディスクブレーキ
が、実開平1−174650号公報に提案されている。
図12は、該浮動型ディスクブレーキの液圧ピストンを
横断する断面図である。図12において、本発明に関連
する部位を抜粋すると、インナーキャリパ400の液圧
シリンダ401には、ピストン402が摺動自在に収納
され、液圧シリンダ401の液密性はシールリトラクシ
ョン型のゴム弾性体から成るシール403により維持さ
れている。
【0015】液圧導入孔404から制動液圧が入力され
ると、ディスクロータ405の側方に配置されるインナ
ーパッド406にピストン402の押圧力が作用し、ア
ウターキャリパ407のリアクション部408が反力を
受け、アウターパッド409と共に制動力を発生する。
ここでは、駐車ブレーキのパーキングレバー410に連
なる部材の説明は省く。
【0016】この従来例では、液圧導入孔404から制
動液圧が入力されると、インナーキャリパ400の連絡
路411からアウターキャリパ407の連絡路412及
び連絡路413を経由して、ダミーシリンダ414に制
動液圧が作用し、シールリトラクション型のゴム弾性体
から成るシール415により液封されているダミーピス
トン416を右方に移動させて、ピストン402の反力
を受ける。ダミーシリンダ414の開口部には、ディス
クロータ405側への移動を制限する係止部417が設
けられる。
【0017】ブレーキパッド406及び409が損耗す
るに従って、スライドピン部(図示せず)に支持されてい
るインナーキャリパ400は右方に移動する。図12の
ように構成することにより、インナーキャリパ400を
浮動支持しているスライドピン部における、ブレーキパ
ッドの損耗に追従して戻し起点を自動的に移動させる複
雑な戻し機構と同等の効果が発揮できると説明してい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】そもそも、通常の浮動
型ディスクブレーキのリアクション部側には、制動液圧
解除後にブレーキパッドをディスクロータから積極的に
離間させる機構がない。そのため、キャリパを浮動支持
しているスライドピン部に戻し機構を配置したり、ピス
トン部にブレーキパッドの損耗に追従して戻し起点を自
動的に移動させるリトラクション機構が必要となるが、
いずれも構造が複雑となる。
【0019】本発明は、ブレーキパッドの損耗に追従し
て戻し起点を自動的に移動させる必要のない各種のリト
ラクション機構を、リアクション部側に配置して適切な
リトラクション量を確保すると共に、液圧シリンダとダ
ミーシリンダの連絡路形成の簡便な浮動型ディスクブレ
ーキを提案する。
【0020】
【課題を解決するための手段】ディスクロータを跨ぐキ
ャリパをディスクロータの軸方向へ摺動自在にスライド
ピンにて支持し、ディスクロータの両側に一対のブレー
キパッドを配設して、キャリパ内に液圧シリンダ部とこ
れに対向するリアクション部を配置して液圧シリンダ部
に供給される液圧にて、一対のブレーキパッドを介して
ディスクロータに制動力を発生させる形式のディスクブ
レーキにおいて、リアクション部側に液圧シリンダ部と
連通する液圧シリンダ部より大径のダミーシリンダ部を
配置し、ダミーシリンダ部内に収納するダミーピストン
のディスクロータ側への移動を制限する係止部を設ける
と共に、制動液圧解除後にダミーピストンをディスクロ
ータ側から離れる方向に移動させる戻り機構を設ける。
【0021】液圧シリンダ部のピストンと同一形式の液
封シールをリアクション部のダミーピストンに配置し、
該ダミーピストンの摺動抵抗を、液圧シリンダ部のピス
トンより小さくして、制動液圧解除後のディスクロータ
のノックバック現象を利用することで、リアクション部
のダミーピストンを容易にディスクロータ側から離れる
方向に復帰させる。
【0022】ディスクロータ側に開口部を有する係止部
の設けられたダミーシリンダとダミーシリンダを封止す
るプラグにてダミーシリンダ部の底部を構成すると共
に、ダミーピストンを収納し、プラグに液圧シリンダ部
とダミーシリンダ部を連通する連絡路としての鋼管の接
続孔を設けることで、キャリパ内で液圧シリンダ部とダ
ミーシリンダ部を連通するための削孔の加工を省く。
【0023】キャリパとは別体の鍔付きダミーシリンダ
部をキャリパの貫通孔に挿入してスナップリングにて抜
止めし、鍔付きダミーシリンダ部内にダミーピストンを
収納すると共に係止部を設け、鍔付きダミーシリンダ部
の底部に鍔付きダミーシリンダ部と液圧シリンダ部を連
通する連絡路としての鋼管の接続孔を設けることで、キ
ャリパ内で液圧シリンダ部とダミーシリンダ部を連通す
るための削孔の加工を省く。
【0024】ダミーシリンダ部の係止部とダミーピスト
ンの環状肩の間に、弾性体を挿入して、戻り機構を構成
する。この形式に用いる液封シールの断面形状は、シー
ルリトラクション機能を有するものでも、カップ形状で
も、O−リングのような単純な形状であってもかまわな
い。
【0025】ダミーピストン内に頭付きリトラクタピン
とコイルスプリングを収納する円柱穴を設け、円柱穴の
口元のスナップリングにてコイルスプリングの取付け長
さを定め、ダミーシリンダ部内にダミーピストンを収納
する際、キャリパ側のピン孔に頭付きリトラクタピンの
先端を圧入して、戻り機構を構成する。
【0026】ダミーピストン内に、コイルスプリングと
コイルスプリングの一方の取付け座となるキャップとを
収納する円柱穴を設け、円柱穴の口元のスナップリング
にてコイルスプリングの取付け長さを定め、ダミーシリ
ンダ部の底部をプラグにて封止する際、プラグから伸び
るリトラクタピンの先端とキャップを圧入して、戻り機
構を構成する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明のリトラクション機構は、
従来の鉄道用の浮動型ディスクブレーキの実施例を示し
た図11のリアクション部301cに配置される。図1
に、該当部位を拡大した第1実施例の断面図を示す。ダ
ミーシリンダ1には、ダミーピストン2が摺動自在に収
納され、液圧シリンダ313とダミーシリンダ1を連絡
する作動液供給孔3がブリッジ部301aに削孔されて
いる。
【0028】シール溝4には、シールリトラクション機
能を有するゴム弾性体から成るシール5が環装され、ダ
ミーシリンダ1内の液密性を維持している。ダミーシリ
ンダ1の開放端には、係止部材としてのスナップリング
6が環装され、ダミーピストン2の環状肩7と当接する
ことでディスクロータ107側への移動を制限してい
る。
【0029】制動液圧が入力されると、ダミーピストン
2の外径Dφは液圧ピストン315より大径に設定され
ていて、液圧ピストン315の押圧力より強い力でブレ
ーキパッド303とディスクロータ107の隙間y1を
埋め、リアクション部301cと一体となって液圧ピス
トン315の反力を受ける。スナップリング6と環状肩
7の距離α1とブレーキパッド303とディスクロータ
107の隙間y1は、α1≧y1の関係に設定すればよ
い。
【0030】制動液圧が解除されると、ダミーピストン
2はシール5のリトラクション機能により△αだけダミ
ーピストン2を左方に引き戻す。そして、液圧シリンダ
313側のシール317のリトラクション量にシール5
のリトラクション量を加えることにより、引摺り現象を
緩和する。ダミーピストン2とダミーシリンダ1の底部
1aとの隙間α2は、α2≧0に設定すればよいが、α
2を過大に設定すると、別途設ける液圧発生源の液量供
給不足を招く恐れがある。
【0031】第2実施例としての技術思想を、同じ図1
によって説明する。第2実施例のダミーピストン2周辺
の挙動は、第1実施例と全く同一であるが、第2実施例
のシール5は、液圧シリンダ313のピストン315の
摺動抵抗よりダミーピストン2の摺動抵抗を小さくする
ので、ピストン315より低い液圧でダミーピストン2
がディスクロータ側に確実に移動し、除圧時にもリアク
ション部301c側のリトラクション量を加算できる。
また、ディスクロータ107の空転中の振れによってブ
レーキパッド303が断続的に叩かれディスクロータ1
07側から離れる方向に移動する、所謂、ノックバック
現象を積極的に利用できる。従って、第2実施例におけ
るノックバック現象は、図11のゴムブッシュ306と
スライドピン307に生ずるより遥かに容易に発生す
る。この現象は、ダミーピストン2とダミーシリンダ1
の底部1aとの隙間α2が零になるまで続く。
【0032】図2に、第3実施例の断面図を示す。図2
において、ダミーシリンダ1には、ダミーピストン2が
摺動自在に収納され、ダミーシリンダ1の底部には、液
圧シリンダ313とダミーシリンダ1を連通する連絡路
としての鋼管(図示なし)の接続孔8を設けたプラグ9
が、先端にO−リング10を装着してリアクション部3
01cに梃子孔9aを使って螺着される。第1、2実施
例では必要であった、ブリッジ部301aを通る液圧シ
リンダ313とダミーシリンダ1を連通する連絡路とし
ての深い削孔の工事は省略することができ、それだけ、
ブリッジ部301aの剛性が向上するから、贅肉のない
ブリッジ部301aの設計が可能となる。
【0033】シール溝4には、シールリトラクション機
能を有するゴム弾性体から成るシール5が環装され、ダ
ミーシリンダ1内の液密性を維持している。ダミーシリ
ンダ1の開放端には、係止部11が設けられ、ダミーピ
ストン2の環状肩7と当接することでディスクロータ1
07側への移動を制限している。制動液圧が、入力又は
解除される際の各部材の挙動や寸法y1、α1、α2の
作用は、第1実施例と全く同一である。
【0034】図3に、第4実施例の断面図を示す。図3
において、鍔付きダミーシリンダ12は、リアクション
部301cの貫通孔13に挿入され、スナップリング1
4により抜け止め固定される。鍔付きダミーシリンダ1
2には、ダミーピストン2が摺動自在に収納され、底部
には、液圧シリンダ313と鍔付きダミーシリンダ12
を連通する連絡路としての鋼管(図示なし)の接続孔8
が設けられ、他方の開放端には、係止部材としてのスナ
ップリング6が環装され、ダミーピストン2の環状肩7
と当接することでディスクロータ107側への移動を制
限している。第4実施例では、第1、2実施例では必要
であった、ブリッジ部301aを通る液圧シリンダ31
3と鍔付きダミーシリンダ12を連通する連絡路として
の深い削孔の工事は省略することができ、それだけ、ブ
リッジ部301aの剛性が向上するから、贅肉のないブ
リッジ部301aの設計が可能となる。
【0035】シール溝4には、シールリトラクション機
能を有するゴム弾性体から成るシール5が環装され、鍔
付きダミーシリンダ12内の液密性を維持している。第
4実施例では、ダミーシリンダが鍔付きシリンダ12と
して一体に形成されているので、第3実施例のようなO
−リング10は省くことができ、鍔付きシリンダ12の
液密信頼性が向上する。制動液圧が、入力又は解除され
る際の各部材の挙動や寸法y1、α1、α2の作用は、
第1実施例と全く同一である。
【0036】図4に、第5実施例の断面図を示す。図4
において、ダミーシリンダ1には、ダミーピストン2が
摺動自在に収納され、液圧シリンダ313とダミーシリ
ンダ1を連絡する作動液供給孔3がブリッジ部301a
に削孔されている。シール溝4には、シールリトラクシ
ョン機能を有するゴム弾性体から成るシール5が環装さ
れ、ダミーシリンダ1内の液密性を維持している。ダミ
ーシリンダ1の開放端には、係止部材としてのスナップ
リング6が環装され、ダミーピストン2の環状肩7とス
ナップリング6の間に薄板のウェーブワッシャ15又
は、皿バネ又はゴム部材等の弾性体が挿入され、ディス
クロータ107側への移動を制限している。
【0037】制動液圧が入力されると、液圧レベルに応
じてウェーブワッシャ15がα1撓み、ブレーキパッド
303とディスクロータ107の隙間y1を埋める。制
動液圧が解除されると、ウェーブワッシャ15の撓みα
1だけスナップリング6を起点として、ダミーピストン
2は左方へ引き戻される。この第5実施例に用いるシー
ル5の断面形状は、シールリトラクション機能を有する
ものでも、カップ形状でも、O−リングのような単純な
形状であってもかまわない。尚、本実施例においても、
プラグ9や鍔付きダミーシリンダ12を用いたダミーシ
リンダ構造にすることができる。
【0038】図5に、第6実施例の断面図を示す。図5
において、ダミーシリンダ1には、ダミーピストン2が
摺動自在に収納され、液圧シリンダ313とダミーシリ
ンダ1を連絡する作動液供給孔3がブリッジ部301a
に削孔されている。シール溝4には、シールリトラクシ
ョン機能を有するゴム弾性体から成るシール5が環装さ
れ、ダミーシリンダ1内の液密性を維持している。ダミ
ーシリンダ1の開放端には、係止部材としてのスナップ
リング6が環装され、ダミーピストン2の環状肩7と当
接することでディスクロータ107側への移動を制限し
ている。
【0039】ダミーピストン2内に頭付きリトラクタピ
ン16とコイルスプリング17を収納する円柱穴18を
設け、円柱穴18の口元のスナップリング19の内側に
平座金20を配置し、コイルスプリング17の取付け長
さを設定する。ダミーピストン仮組立品は、図中右方か
らダミーシリンダ1内に挿入し頭付きリトラクタピン1
6の先端を、リアクション部301cに設けるピン孔2
1に圧入して固定することでリトラクション機構を構成
する。
【0040】制動液圧が入力されると、ダミーピストン
2はコイルスプリング17を圧縮しながらブレーキパッ
ド303とディスクロータ107の隙間y1を埋め、リ
アクション部301cと一体となって液圧ピストン31
5の反力を受ける。制動液圧が解除されると、コイルス
プリング17の反発力によりダミーピストン2は左方に
引き戻される。
【0041】制動液圧が、入力又は解除される際の各部
材の挙動や寸法y1、α1、α2の作用は、第1実施例
と全く同一である。この第6実施例に用いるシール5の
断面形状は、シールリトラクション機能を有するもので
も、カップ形状でも、O−リングのような単純な形状で
あってもかまわない。
【0042】図6に、第7実施例の断面図を示す。図6
において、ダミーシリンダ1には、ダミーピストン2が
摺動自在に収納され、ダミーシリンダ1の底部は、大径
部先端にO−リング10を装着してリアクション部30
1cに梃子孔9aを使って螺着されるプラグ9にて密閉
される。プラグ9には、液圧シリンダ313とダミーシ
リンダ1を連通する連絡路としての鋼管(図示なし)の
接続孔8が設けられ、バイパス9bがダミーシリンダ1
に連絡している。プラグ9の中央にはリトラクタピン部
9cが一体に形成され、先端の段付き小径部9dには後
にキャップ22が圧入される。第7実施例では、第1、
2実施例では必要であった、ブリッジ部301aを通る
液圧シリンダ313とダミーシリンダ1を連通する連絡
路としての深い削孔の工事は省略することができ、それ
だけ、ブリッジ部301aの剛性が向上するから、贅肉
のないブリッジ部301aの設計が可能となる。
【0043】シール溝4には、シールリトラクション機
能を有するゴム弾性体から成るシール5が環装され、ダ
ミーシリンダ1内の液密性を維持している。ダミーシリ
ンダ1の開放端には、係止部11が設けられ、ダミーピ
ストン2の環状肩7と当接することでディスクロータ1
07側への移動を制限している。
【0044】ダミーピストン2内にコイルスプリング1
7とコイルスプリング17の一方の取付け座となるキャ
ップ22を収納する円柱穴18を設け、円柱穴18の口
元のスナップリング19の内側に、コイルスプリング1
7の他方の取付け座となる平座金20を配置し、コイル
スプリング17の取付け長さを設定する。ダミーピスト
ン仮組立品は、図中右方からダミーシリンダ1内に挿入
しリトラクタピン9cの段付き小径部9dにキャップ2
2を圧入して固定することでリトラクション機構を構成
する。
【0045】制動液圧が入力されると、ダミーピストン
2はコイルスプリング17を圧縮しながらブレーキパッ
ド303とディスクロータ107の隙間y1を埋め、リ
アクション部301cと一体となって液圧ピストン31
5の反力を受ける。制動液圧が解除されると、コイルス
プリング17の反発力によりダミーピストン2は左方に
引き戻される。
【0046】制動液圧が、入力又は解除される際の各部
材の挙動や寸法y1、α1、α2の作用は、第1実施例
と全く同一である。この第7実施例に用いるシール5の
断面形状は、シールリトラクション機能を有するもので
も、カップ形状でも、O−リングのような単純な形状で
あってもかまわない。又、以上の第1乃至7実施例は、
鉄道用の浮動型ディスクブレーキを対象に説明したが、
同様の技術思想を自動車用の浮動型ディスクブレーキに
適用することも可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明は、浮動型ディスクブレーキのリ
アクション部にダミーシリンダを配置し、該部における
制動液圧解除後のダミーピストンにリトラクション機能
を付与して車両走行時の引摺り現象の解消を図ったもの
である。その手段として、液圧シリンダとダミーシリン
ダとの連絡路を設け、制動液圧供給時には双方のピスト
ンが協同してブレーキパッドに作用し、特に、ダミーシ
リンダ側のダミーピストン径を大きく設定することで、
液圧シリンダ側の反力を確実に受け止めた。
【0048】除圧の際には、リアクション部側のゴム弾
性体から成るシールのシールリトラクション機能を追加
利用したり、リアクション部側のピストンのシールの締
代を限界まで低く設定して液圧シリンダ側より早くリア
クション部側のピストンを始動させ、且つ、ノックバッ
ク現象を利用して、ディスクロータ側から離れる方向へ
のピストンの自由度を許し、車両走行時の引摺り現象の
低減を可能とした。
【0049】さらには、ダミーシリンダ側にブレーキパ
ッドの損耗に追従して戻し起点を自動的に移動させる機
能を省いたメカニカルリトラクションを設けて、積極的
にダミーピストンを引き戻し、車両走行時の引摺り現象
の低減を可能とした。
【0050】又、ダミーシリンダの形成手段を工夫し、
特に、鉄道用浮動型ディスクブレーキでは必要となる、
キャリパのブリッジ部に形成される液圧シリンダとダミ
ーシリンダとの長い曲った連絡路を鋼管による接続に代
替し、キャリパのブリッジ部の剛性を向上して、結果と
して浮動型ディスクブレーキの軽量化に寄与することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び2の実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第4の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第6の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第7の実施例を示す断面図である。
【図7】シールリトラクションの作動原理の説明図であ
る。
【図8】メカニカルリトラクションの作動原理の説明図
である。
【図9】ブレーキパッドが損耗した状態におけるダミー
シリンダ部の断面図である。
【図10】従来の鉄道用の浮動型ディスクブレーキを示
す正面図である。
【図11】従来の鉄道用の浮動型ディスクブレーキを示
す側面図である。
【図12】従来の自動車用の浮動型ディスクブレーキの
液圧ピストンを示す断面図である。
【符号の説明】
1;ダミーシリンダ 2;ダミーピストン 3;作動液供給孔 4;シール溝 5;シール 6、14、19、;スナップリング 7;環状肩 8;接続孔 9;プラグ 10;O−リング 11;係止部 12;鍔付きダミーシリンダ 13;貫通孔 15;ウェーブワッシャ 16;頭付きリトラクタピン 17;コイルスプリング 18;円柱穴 20;平座金 21;ピン孔 22;キャップ 107;ディスクロータ 301a;ブリッジ部 301c;リアクション部 303;ブレーキパッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータを跨ぐキャリパを前記デ
    ィスクロータの軸方向へ摺動自在にスライドピンにて支
    持し、前記ディスクロータの両側に一対のブレーキパッ
    ドを配設して、前記キャリパ内に液圧シリンダ部とこれ
    に対向するリアクション部を配置して前記液圧シリンダ
    部に供給される液圧にて、前記一対のブレーキパッドを
    介して前記ディスクロータに制動力を発生させる形式の
    ディスクブレーキにおいて、前記リアクション部側に前
    記液圧シリンダ部と連通する前記液圧シリンダ部より大
    径のダミーシリンダ部を配置し、前記ダミーシリンダ部
    内に収納するダミーピストンの前記ディスクロータ側へ
    の移動を制限する係止部を設けると共に、制動液圧解除
    後に前記ダミーピストンをディスクロータ側から離れる
    方向に移動させる戻り機構を設けたことを特徴とする浮
    動型ディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 リアクション部に配置されるダミーピス
    トンの摺動抵抗を、液圧シリンダ部のピストンより小さ
    くしたことを特徴とする請求項1に記載の浮動型ディス
    クブレーキ。
  3. 【請求項3】 ディスクロータ側に開口部を有する係止
    部の設けられたダミーシリンダと前記ダミーシリンダを
    封止するプラグにて前記ダミーシリンダ部の底部を構成
    すると共に、ダミーピストンを収納し、前記プラグに液
    圧シリンダ部と前記ダミーシリンダ部を連通する連絡路
    としての鋼管の接続孔を設けたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の浮動型ディスクブレーキ。
  4. 【請求項4】 キャリパとは別体の鍔付きダミーシリン
    ダ部を前記キャリパの貫通孔に挿入してスナップリング
    にて抜止めし、前記鍔付きダミーシリンダ部内にダミー
    ピストンを収納すると共に係止部を設け、前記鍔付きダ
    ミーシリンダ部の底部に前記鍔付きダミーシリンダ部と
    液圧シリンダ部を連通する連絡路としての鋼管の接続孔
    を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の浮
    動型ディスクブレーキ。
  5. 【請求項5】 ダミーシリンダ部の係止部とダミーピス
    トンの環状肩の間に、弾性体が挿入されていることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の浮動型ディ
    スクブレーキ。
  6. 【請求項6】 ダミーピストン内に頭付きリトラクタピ
    ンとコイルスプリングを収納する円柱穴を設け、前記円
    柱穴の口元のスナップリングにて前記コイルスプリング
    の取付け長さを定め、ダミーシリンダ部内に前記ダミー
    ピストンを収納する際、キャリパ側のピン孔に前記頭付
    きリトラクタピンの先端を圧入して、戻り機構を構成し
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の浮動型デ
    ィスクブレーキ。
  7. 【請求項7】 ダミーピストン内に、コイルスプリング
    と前記コイルスプリングの一方の取付け座となるキャッ
    プとを収納する円柱穴を設け、前記円柱穴の口元のスナ
    ップリングにて前記コイルスプリングの取付け長さを定
    め、ダミーシリンダ部の底部をプラグにて封止する際、
    前記プラグから伸びるリトラクタピンの先端と前記キャ
    ップを圧入して、戻り機構を構成したことを特徴とする
    請求項3又は4のいずれかに記載の浮動型ディスクブレ
    ーキ。
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