JP2000086433A - 水性二層型化粧料 - Google Patents
水性二層型化粧料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】振盪時の再分散性に優れ、粉っぽさやきしみ感
のない良好な使用感と、均一で透明感のある仕上がりの
得られる水性二層型化粧料の提供。 【解決手段】粉体系と水系とから成る水性二層型化粧料
において、粉体系の２０〜１００重量％が平均粒子厚み
０．０１〜０．５μｍ、平均粒子径０．１〜３０μｍで
且つアスペクト比３以上である薄片状金属酸化物を含有
する。
のない良好な使用感と、均一で透明感のある仕上がりの
得られる水性二層型化粧料の提供。 【解決手段】粉体系と水系とから成る水性二層型化粧料
において、粉体系の２０〜１００重量％が平均粒子厚み
０．０１〜０．５μｍ、平均粒子径０．１〜３０μｍで
且つアスペクト比３以上である薄片状金属酸化物を含有
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄片状金属酸化物
を含有する水性二層型化粧料に関するものであり、更に
詳細には、振盪時の再分散性に優れ、粉っぽさやきしみ
感のない良好な使用感を有し、不均一な塗布むらがなく
透明感のある仕上がりの得られる水性二層型化粧料に関
する。
を含有する水性二層型化粧料に関するものであり、更に
詳細には、振盪時の再分散性に優れ、粉っぽさやきしみ
感のない良好な使用感を有し、不均一な塗布むらがなく
透明感のある仕上がりの得られる水性二層型化粧料に関
する。
【０００２】
【従来の技術】水性二層型化粧料は、静置時には粉体が
沈降し、上層に清澄な透明層を形成することが、外観上
美麗であり、且つ使用時に数回の振盪で上下層が容易に
混和する品質を要求される。そのため、粉体に微量の油
剤や界面活性剤を吸着させて粉体の親水性を減じたり、
電解質を添加して電気的反発力を弱める等の工夫や、等
電点の異なる２種以上の粉体を配合し電気的な凝集を発
生させたりする等の技術が用いられている。
沈降し、上層に清澄な透明層を形成することが、外観上
美麗であり、且つ使用時に数回の振盪で上下層が容易に
混和する品質を要求される。そのため、粉体に微量の油
剤や界面活性剤を吸着させて粉体の親水性を減じたり、
電解質を添加して電気的反発力を弱める等の工夫や、等
電点の異なる２種以上の粉体を配合し電気的な凝集を発
生させたりする等の技術が用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水性二層型化粧料においては、美麗な二層分離と容易な
混和を具現化するための意図的な凝集は、塗布時に顔や
腕等を不自然に白くさせたり、塗布むらを起こしたり、
また、粉っぽさやきしみ感を感じさせる等、使用感を悪
化させることがしばしばであり、良好な使用感と容易な
再分散性を併せ持つ水性二層型化粧料の開発が望まれて
いた。
水性二層型化粧料においては、美麗な二層分離と容易な
混和を具現化するための意図的な凝集は、塗布時に顔や
腕等を不自然に白くさせたり、塗布むらを起こしたり、
また、粉っぽさやきしみ感を感じさせる等、使用感を悪
化させることがしばしばであり、良好な使用感と容易な
再分散性を併せ持つ水性二層型化粧料の開発が望まれて
いた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ため、本発明者らは鋭意検討を行なった結果、粉体系と
水系から成る水性二層型化粧料において、特定の薄片状
金属酸化物を特定量含有させることで、振盪時の再分散
性に優れ、粉っぽさやきしみ感のない良好な使用感と均
一で透明感のある仕上がりが得られることを見出し、本
発明を完成した。
ため、本発明者らは鋭意検討を行なった結果、粉体系と
水系から成る水性二層型化粧料において、特定の薄片状
金属酸化物を特定量含有させることで、振盪時の再分散
性に優れ、粉っぽさやきしみ感のない良好な使用感と均
一で透明感のある仕上がりが得られることを見出し、本
発明を完成した。
【０００５】すなわち、本発明は、粉体系と水系から成
る水性二層型化粧料において、粉体系中の２０〜１００
重量％（以下、単に「％」とする）が特定の粒子厚み、
粒子径、アスペクト比の薄片状金属酸化物を含有するこ
とことを特徴とする水性二層型化粧料であり、特に好ま
しくは薄片状金属酸化物が薄片状酸化亜鉛であることを
特徴とするもので、振盪時の再分散性と良好な使用感や
仕上がりに優れるものである。
る水性二層型化粧料において、粉体系中の２０〜１００
重量％（以下、単に「％」とする）が特定の粒子厚み、
粒子径、アスペクト比の薄片状金属酸化物を含有するこ
とことを特徴とする水性二層型化粧料であり、特に好ま
しくは薄片状金属酸化物が薄片状酸化亜鉛であることを
特徴とするもので、振盪時の再分散性と良好な使用感や
仕上がりに優れるものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成について詳
述する。本発明の水性二層型化粧料の基本的な構成成分
は、粉体系と水系であり、粉体系には薄片状金属酸化物
を必須成分として含有する。この薄片状金属酸化物は平
均粒子厚みが０．０１〜０．５μｍ、平均粒子径が０．
１〜３０μｍで且つアスペクト比が３以上のものであれ
ば、薄片状酸化チタン、薄片状酸化亜鉛等特に限定はな
いが、薄片状酸化亜鉛が振盪時の再分散性や使用感、仕
上がりの点でより好ましく、更に、平均粒子厚みが０．
０１〜０．５μｍ、平均粒子径が０．１〜１０μｍで且
つアスペクト比が５〜３００のものが好ましい。具体的
に例示すれば、薄片状酸化チタンであるルクセレンシル
ク Ｄ、薄片状酸化亜鉛であるルクセレン ＦＺＴ ４
００（共に住友化学社製）等が挙げられる。また、本発
明の水性二層型化粧料に用いられる薄片状金属酸化物
は、その平均粒子厚み、平均粒子径、アスペクト比の異
なるものを適宜組み合わせて用いることもできる。
述する。本発明の水性二層型化粧料の基本的な構成成分
は、粉体系と水系であり、粉体系には薄片状金属酸化物
を必須成分として含有する。この薄片状金属酸化物は平
均粒子厚みが０．０１〜０．５μｍ、平均粒子径が０．
１〜３０μｍで且つアスペクト比が３以上のものであれ
ば、薄片状酸化チタン、薄片状酸化亜鉛等特に限定はな
いが、薄片状酸化亜鉛が振盪時の再分散性や使用感、仕
上がりの点でより好ましく、更に、平均粒子厚みが０．
０１〜０．５μｍ、平均粒子径が０．１〜１０μｍで且
つアスペクト比が５〜３００のものが好ましい。具体的
に例示すれば、薄片状酸化チタンであるルクセレンシル
ク Ｄ、薄片状酸化亜鉛であるルクセレン ＦＺＴ ４
００（共に住友化学社製）等が挙げられる。また、本発
明の水性二層型化粧料に用いられる薄片状金属酸化物
は、その平均粒子厚み、平均粒子径、アスペクト比の異
なるものを適宜組み合わせて用いることもできる。
【０００７】本発明の水性二層型化粧料において、良好
な使用感を有する水性二層型化粧料を得ることができる
薄片状金属酸化物の含有量は、粉体系全量中２０〜１０
０％であり、より好ましくは３０〜１００％である。
な使用感を有する水性二層型化粧料を得ることができる
薄片状金属酸化物の含有量は、粉体系全量中２０〜１０
０％であり、より好ましくは３０〜１００％である。
【０００８】また、本発明の水性二層型化粧料の粉体系
には、本発明の効果を損なわない範囲で、薄片状金属酸
化物以外に、通常、化粧料に用いられる他の粉体を配合
することが可能である。例えば、酸化チタン、酸化亜
鉛、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、酸化クロ
ム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タル
ク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、セリ
サイト、カオリン、ベントナイト、無水ケイ酸、酸化ア
ルミニウム、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カ
ルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイ
ト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲
母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母
チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタ
ン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ナイ
ロンパウダー、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、セル
ロース樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン、アクリル共
重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン樹脂等の
有機樹脂粉体、赤色２０１号、赤色２０２号、赤色２０
５号、赤色２２６号、赤色２２８号、橙色２０３号、橙
色２０４号、青色４０４号、黄色４０１号等の有機顔料
粉体、赤色３号、赤色１０４号、赤色１０６号、橙色２
０５号、黄色４号、黄色５号、緑色３号、青色１号等の
ジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の
有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉
等の金属粉体等を挙げることができ、これら粉体の粒子
径及び粒子形状は問わない。
には、本発明の効果を損なわない範囲で、薄片状金属酸
化物以外に、通常、化粧料に用いられる他の粉体を配合
することが可能である。例えば、酸化チタン、酸化亜
鉛、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、酸化クロ
ム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タル
ク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、セリ
サイト、カオリン、ベントナイト、無水ケイ酸、酸化ア
ルミニウム、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カ
ルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイ
ト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲
母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母
チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタ
ン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ナイ
ロンパウダー、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、セル
ロース樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン、アクリル共
重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン樹脂等の
有機樹脂粉体、赤色２０１号、赤色２０２号、赤色２０
５号、赤色２２６号、赤色２２８号、橙色２０３号、橙
色２０４号、青色４０４号、黄色４０１号等の有機顔料
粉体、赤色３号、赤色１０４号、赤色１０６号、橙色２
０５号、黄色４号、黄色５号、緑色３号、青色１号等の
ジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の
有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉
等の金属粉体等を挙げることができ、これら粉体の粒子
径及び粒子形状は問わない。
【０００９】また、本発明で用いる薄片状金属酸化物を
含め、粉体系に配合する上記粉体は、そのまま未処理の
ものを用いても、或は、油剤、界面活性剤、シリコー
ン、フッ素系誘導体、金属セッケン等により表面処理し
たものを用いてもよい。
含め、粉体系に配合する上記粉体は、そのまま未処理の
ものを用いても、或は、油剤、界面活性剤、シリコー
ン、フッ素系誘導体、金属セッケン等により表面処理し
たものを用いてもよい。
【００１０】本発明の水性二層型化粧料の、もう１つの
構成成分は水系である。水系中には水の他に、化粧料に
配合可能な水溶性物質を、発明の効果を妨げない範囲で
配合することができる。それらの水溶性物質を具体的に
例示すれば、エチルアルコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グ
リセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコー
ル類、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボ
キシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、メチルセルロース、カラギー
ナン、アルギン酸塩等の水溶性高分子類、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム、リン酸ナトリウ
ム、リン酸カルシウム、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、リンゴ酸、リンゴ酸ナトリウム、エデト酸、エデト
酸ナトリウム等の無機・有機電解質、安息香酸塩、パラ
オキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等の防
腐防ばい剤、酸化防止剤、植物抽出成分、アミノ酸誘導
体、生体由来成分等の美肌成分、紫外線吸収剤、着色剤
等が例示される。また、水溶性でなくても可溶化等の手
法を用いて、化粧料に配合が許容される油剤や香料、美
肌成分等を配合することも可能である。
構成成分は水系である。水系中には水の他に、化粧料に
配合可能な水溶性物質を、発明の効果を妨げない範囲で
配合することができる。それらの水溶性物質を具体的に
例示すれば、エチルアルコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グ
リセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコー
ル類、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボ
キシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、メチルセルロース、カラギー
ナン、アルギン酸塩等の水溶性高分子類、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム、リン酸ナトリウ
ム、リン酸カルシウム、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、リンゴ酸、リンゴ酸ナトリウム、エデト酸、エデト
酸ナトリウム等の無機・有機電解質、安息香酸塩、パラ
オキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等の防
腐防ばい剤、酸化防止剤、植物抽出成分、アミノ酸誘導
体、生体由来成分等の美肌成分、紫外線吸収剤、着色剤
等が例示される。また、水溶性でなくても可溶化等の手
法を用いて、化粧料に配合が許容される油剤や香料、美
肌成分等を配合することも可能である。
【００１１】本発明における粉体系と水系の比率は特に
限定はしないが、重量比率で５対９５から４０対６０程
度が、振盪時の再分散性、使用感の面で好ましい。
限定はしないが、重量比率で５対９５から４０対６０程
度が、振盪時の再分散性、使用感の面で好ましい。
【００１２】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明は、これらによって何ら限定されるものでは
ない。
が、本発明は、これらによって何ら限定されるものでは
ない。
【００１３】実施例１、２及び比較例１、２ （振盪型
ティントローション） 表１に示す組成の振盪型ティントローションを調製し、
これを使用した際の「振盪時の再分散性」、「粉っぽさ
のなさ」、「きしみ感のなさ」、「塗布むらのなさ」、
「仕上がりの透明感」、の５項目について良好であると
評価した人数から下記の基準で判定した。その結果も併
せて表１に示した。
ティントローション） 表１に示す組成の振盪型ティントローションを調製し、
これを使用した際の「振盪時の再分散性」、「粉っぽさ
のなさ」、「きしみ感のなさ」、「塗布むらのなさ」、
「仕上がりの透明感」、の５項目について良好であると
評価した人数から下記の基準で判定した。その結果も併
せて表１に示した。
【００１４】
【表１】
【００１５】（製法）１〜７を均一混合したものに８〜
１２を加え混合し脱泡する。
１２を加え混合し脱泡する。
【００１６】（評価方法）専門パネル５０名で上記の振
盪型ティントローションを使用した際の「振盪時の再分
散性」、「粉っぽさのなさ」、「きしみ感のなさ」、
「塗布むらのなさ」、「仕上がりの透明感」、の５項目
について評価した。各々の項目について、良好であると
評価した人数から下記の基準で判定した。 ◎ ： ４５名以上 ○ ： ３５〜４４名 △ ： ２５〜３４名 × ： ２４名以下
盪型ティントローションを使用した際の「振盪時の再分
散性」、「粉っぽさのなさ」、「きしみ感のなさ」、
「塗布むらのなさ」、「仕上がりの透明感」、の５項目
について評価した。各々の項目について、良好であると
評価した人数から下記の基準で判定した。 ◎ ： ４５名以上 ○ ： ３５〜４４名 △ ： ２５〜３４名 × ： ２４名以下
【００１７】上記の結果から、本発明に係わる実施例
１、２では使用感及び使用性が良好な振盪型ティントロ
ーションが得られたが、比較例１、２においては、全て
を満足するものは得られなかった。
１、２では使用感及び使用性が良好な振盪型ティントロ
ーションが得られたが、比較例１、２においては、全て
を満足するものは得られなかった。
【００１８】実施例３ 二層型ファンデーション 次に示す処方及び下記製法で二層型ファンデーションを
調製した。 （処方） （％） １ シリコーン処理酸化チタン ＊５ ３ ２ シリコーン処理タルク ＊６ ４ ３ 薄片状酸化亜鉛 ６ ４ シリコーン処理顔料 ＊７ ２ ５ レシチン ０．１ ６ １，３−ブチレングリコール １０ ７ 煙霧状無水ケイ酸 ０．２５ ８ 塩化ナトリウム ０．２ ９ ピロリドンカルボン酸 ０．２ １０ グリセリン ７ １１ 精製水 残量 １２ エチルアルコール １５ １３ 防腐剤 適量 ＊５：酸化チタンをメチルハイドロジェンポリシロキサン（１．５％）で処理し たもの。 ＊６：タルクをメチルハイドロジェンポリシロキサン（１．５％）で処理したも の。 ＊７：実施例１で使用したものと同様。
調製した。 （処方） （％） １ シリコーン処理酸化チタン ＊５ ３ ２ シリコーン処理タルク ＊６ ４ ３ 薄片状酸化亜鉛 ６ ４ シリコーン処理顔料 ＊７ ２ ５ レシチン ０．１ ６ １，３−ブチレングリコール １０ ７ 煙霧状無水ケイ酸 ０．２５ ８ 塩化ナトリウム ０．２ ９ ピロリドンカルボン酸 ０．２ １０ グリセリン ７ １１ 精製水 残量 １２ エチルアルコール １５ １３ 防腐剤 適量 ＊５：酸化チタンをメチルハイドロジェンポリシロキサン（１．５％）で処理し たもの。 ＊６：タルクをメチルハイドロジェンポリシロキサン（１．５％）で処理したも の。 ＊７：実施例１で使用したものと同様。
【００１９】（製法）１〜６を混練し、これを予め均一
に混合した７〜１３に添加し、均一に混合分散して製す
る。
に混合した７〜１３に添加し、均一に混合分散して製す
る。
【００２０】（評価結果）実施例３の二層型ファンデー
ションは、ケーキングすることなく再分散性に優れ、塗
布時に粉っぽさやきしみ感がなく、また、塗布むらのな
い美しい仕上がりの得られるものであった。
ションは、ケーキングすることなく再分散性に優れ、塗
布時に粉っぽさやきしみ感がなく、また、塗布むらのな
い美しい仕上がりの得られるものであった。
【００２１】実施例４ 粉体入り収斂化粧水 次に示す処方及び下記製法で粉体入り収斂化粧水を調製
した。 （処方） （％） １ 薄片状酸化亜鉛 １０ ２ クエン酸 ０．０１５ ３ クエン酸ナトリウム ０．０１ ４ ジプロピレングリコール ３ ５ エチルアルコール １５ ６ メントール ０．１ ７ グリチルリチン酸ジカリウム ０．２ ８ 精製水 残量
した。 （処方） （％） １ 薄片状酸化亜鉛 １０ ２ クエン酸 ０．０１５ ３ クエン酸ナトリウム ０．０１ ４ ジプロピレングリコール ３ ５ エチルアルコール １５ ６ メントール ０．１ ７ グリチルリチン酸ジカリウム ０．２ ８ 精製水 残量
【００２２】（製法）２〜８を均一に混合溶解し、これ
に１を添加して製する。
に１を添加して製する。
【００２３】（評価結果）実施例４の粉体入り収斂化粧
水は、良好な使用感を有し、塗布後の粉白さも目立たな
いものであった。
水は、良好な使用感を有し、塗布後の粉白さも目立たな
いものであった。
【００２４】実施例５ カラミンローション 次に示す処方及び下記製法でカラミンローションを調製
した。 （処方） （％） １ 表面処理薄片状酸化亜鉛 ＊８ １２ ２ 表面処理タルク ＊９ ２ ３ 炭酸カルシウム ６ ４ モノオレイン酸ＰＯＥ（２０） ソルビタン ０．４ ５ エチルアルコール １５ ６ 塩化ナトリウム ０．３ ７ 精製水 残量 ８ 防腐剤 適量 ＊８：薄片状酸化亜鉛にラウリン酸亜鉛（６％）を処理したもの。 ＊９：タルクにラウリン酸亜鉛（６％）を処理したもの。
した。 （処方） （％） １ 表面処理薄片状酸化亜鉛 ＊８ １２ ２ 表面処理タルク ＊９ ２ ３ 炭酸カルシウム ６ ４ モノオレイン酸ＰＯＥ（２０） ソルビタン ０．４ ５ エチルアルコール １５ ６ 塩化ナトリウム ０．３ ７ 精製水 残量 ８ 防腐剤 適量 ＊８：薄片状酸化亜鉛にラウリン酸亜鉛（６％）を処理したもの。 ＊９：タルクにラウリン酸亜鉛（６％）を処理したもの。
【００２５】（製法）１〜５と７の一部をディスパーズ
ミルにて混合分散し、これに６、７の残部、８を混合し
たものを添加して製する。
ミルにて混合分散し、これに６、７の残部、８を混合し
たものを添加して製する。
【００２６】実施例６ 日焼け止め二層ローション 次に示す処方及び下記製法で日焼け止め二層ローション
を調製した。 （処方） （％） １ 表面処理薄片状酸化チタン ＊１０ ３．５ ２ 表面処理薄片状酸化亜鉛 ＊１１ ２ ３ 表面処理微粒子酸化チタン ＊１２ ２ ４ シリコーン処理顔料 ＊１３ ０．５ ５ 表面処理タルク ＊１４ ４ ６ アルキルポリエーテル共変性シリコーン ＊１５ ０．２ ７ ポリエーテル変性シリコーン ＊１６ ０．８ ８ ジプロピレングリコール ４ ９ 水溶性紫外線吸収剤 ＊１７ １ １０ エチルアルコール １２ １１ 精製水 残量 １２ 防腐剤 適量 １３ 塩化ナトリウム ０．３ ＊１0：薄片状酸化チタンとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミ ン塩）水溶液を 混合分散し、酸性とすることでパーフルオロアルキルリン酸（ 粉体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１１：薄片状酸化亜鉛とパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミン 塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることでパーフルオロアルキルリン酸（粉体 ９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１２：微粒子酸化チタンとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミ ン塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることでパーフルオロアルキルリン酸（粉 体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１３：実施例１で使用したものと同様。 ＊１４：タルクとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミン塩）水溶 液を混合分散し、酸性とすることでパーフルオロアルキルリン酸（粉体９５に対 して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１５：ＡＢＩＬ ＥＭ-９１（ゴールドシュミット社製） ＊１６：シリコン ＫＦ-６１１１（信越化学工業製） ＊１７：Ｕvinul ＤＳ-４９（ＢＡＳＦ社製） （ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム）
を調製した。 （処方） （％） １ 表面処理薄片状酸化チタン ＊１０ ３．５ ２ 表面処理薄片状酸化亜鉛 ＊１１ ２ ３ 表面処理微粒子酸化チタン ＊１２ ２ ４ シリコーン処理顔料 ＊１３ ０．５ ５ 表面処理タルク ＊１４ ４ ６ アルキルポリエーテル共変性シリコーン ＊１５ ０．２ ７ ポリエーテル変性シリコーン ＊１６ ０．８ ８ ジプロピレングリコール ４ ９ 水溶性紫外線吸収剤 ＊１７ １ １０ エチルアルコール １２ １１ 精製水 残量 １２ 防腐剤 適量 １３ 塩化ナトリウム ０．３ ＊１0：薄片状酸化チタンとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミ ン塩）水溶液を 混合分散し、酸性とすることでパーフルオロアルキルリン酸（ 粉体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１１：薄片状酸化亜鉛とパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミン 塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることでパーフルオロアルキルリン酸（粉体 ９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１２：微粒子酸化チタンとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミ ン塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることでパーフルオロアルキルリン酸（粉 体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１３：実施例１で使用したものと同様。 ＊１４：タルクとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミン塩）水溶 液を混合分散し、酸性とすることでパーフルオロアルキルリン酸（粉体９５に対 して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１５：ＡＢＩＬ ＥＭ-９１（ゴールドシュミット社製） ＊１６：シリコン ＫＦ-６１１１（信越化学工業製） ＊１７：Ｕvinul ＤＳ-４９（ＢＡＳＦ社製） （ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム）
【００２７】（製法）１〜８を充分に混練し、これを均
一混合溶解した９〜１３に添加し均一分散して製する。
一混合溶解した９〜１３に添加し均一分散して製する。
【００２８】（評価結果）実施例６の日焼け止め二層ロ
ーションは、再分散性に優れ、良好な使用感を有し、肌
が白浮きすることもなく、紫外線防止効果も高いもので
あった。
ーションは、再分散性に優れ、良好な使用感を有し、肌
が白浮きすることもなく、紫外線防止効果も高いもので
あった。
【００２９】
【発明の効果】本発明の水性二層型化粧料は、粉体系に
薄片状金属酸化物を含有させることにより、振盪時の再
分散性に優れ、粉っぽさやきしみ感のない良好な使用感
と、塗布むらのない均一で透明感のある仕上がりの得ら
れる優れたものである。
薄片状金属酸化物を含有させることにより、振盪時の再
分散性に優れ、粉っぽさやきしみ感のない良好な使用感
と、塗布むらのない均一で透明感のある仕上がりの得ら
れる優れたものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年４月２８日（１９９９．４．２
８）
８）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２６】実施例６ 日焼け止め二層ローション 次に示す処方および下記製法で日焼け止め二層ローショ
ンを調製した。 （処方） （％） １ 表面処理薄片状酸化チタン ＊１０ ３．５ ２ 表面処理薄片状酸化亜鉛 ＊１１ ２ ３ 表面処理微粒子酸化チタン ＊１２ ２ ４ シリコーン処理顔料 ＊１３ ０．５ ５ 表面処理タルク ＊１４ ４ ６ アルキルポリエーテル共変性シリコーン ＊１５ ０．２ ７ ポリエーテル変性シリコーン ＊１６ ０．８ ８ ジプロピレングリコール ４ ９ 水溶性紫外線吸収剤 ＊１７ １ １０ エチルアルコール １２ １１ 精製水 残量 １２ 防腐剤 適量 １３ 塩化ナトリウム ０．３ ＊１０：薄片状酸化チタンとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミ ン塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることで、パーフルオロアルキルリン酸（ 粉体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１１：薄片状酸化亜鉛とパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミン 塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることで、パーフルオロアルキルリン酸（粉 体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１２：微粒子酸化チタンとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミ ン塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることで、パーフルオロアルキルリン酸（ 粉体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１３：実施例１で使用したもの。 ＊１４：タルクとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミン塩）水溶 液を混合分散し、酸性とすることで、パーフルオロアルキルリン酸（粉体９５に 対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１５：ＡＢＩＬ ＥＭ−９０（ゴールドシュミット社製） ＊１６：シリコン ＫＦ−６０１１（信越化学工業社製） ＊１７：ＵＶＩＮＵＬ ＤＳ−４９（ＢＡＳＦ社製） （ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム）
ンを調製した。 （処方） （％） １ 表面処理薄片状酸化チタン ＊１０ ３．５ ２ 表面処理薄片状酸化亜鉛 ＊１１ ２ ３ 表面処理微粒子酸化チタン ＊１２ ２ ４ シリコーン処理顔料 ＊１３ ０．５ ５ 表面処理タルク ＊１４ ４ ６ アルキルポリエーテル共変性シリコーン ＊１５ ０．２ ７ ポリエーテル変性シリコーン ＊１６ ０．８ ８ ジプロピレングリコール ４ ９ 水溶性紫外線吸収剤 ＊１７ １ １０ エチルアルコール １２ １１ 精製水 残量 １２ 防腐剤 適量 １３ 塩化ナトリウム ０．３ ＊１０：薄片状酸化チタンとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミ ン塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることで、パーフルオロアルキルリン酸（ 粉体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１１：薄片状酸化亜鉛とパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミン 塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることで、パーフルオロアルキルリン酸（粉 体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１２：微粒子酸化チタンとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミ ン塩）水溶液を混合分散し、酸性とすることで、パーフルオロアルキルリン酸（ 粉体９５に対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１３：実施例１で使用したもの。 ＊１４：タルクとパーフルオロアルキルリン酸塩（ジエタノールアミン塩）水溶 液を混合分散し、酸性とすることで、パーフルオロアルキルリン酸（粉体９５に 対して５）を粉体表面に処理したもの。 ＊１５：ＡＢＩＬ ＥＭ−９０（ゴールドシュミット社製） ＊１６：シリコン ＫＦ−６０１１（信越化学工業社製） ＊１７：ＵＶＩＮＵＬ ＤＳ−４９（ＢＡＳＦ社製） （ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C083 AB051 AB172 AB211 AB212 AB232 AB242 AB322 AB332 AB432 AC102 AC122 AC302 AC442 AC612 AD042 AD162 AD532 AD572 BB26 CC01 CC04 CC05 CC12 CC19 DD05 DD23 DD39 EE06 EE07 EE17 FF05
Claims (2)
- 【請求項１】 粉体系と水系とから成る水性二層型化粧
料において粉体系の２０〜１００重量％が平均粒子厚み
０．０１〜０．５μｍ、平均粒子径０．１〜３０μｍで
且つアスペクト比３以上である薄片状金属酸化物である
ことを特徴とする水性二層型化粧料。 - 【請求項２】 薄片状金属酸化物が酸化亜鉛であること
を特徴とする請求項１記載の水性二層型化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25161498A JP2000086433A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 水性二層型化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25161498A JP2000086433A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 水性二層型化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000086433A true JP2000086433A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17225451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25161498A Pending JP2000086433A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 水性二層型化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000086433A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10235422A1 (de) * | 2002-08-02 | 2004-02-12 | Beiersdorf Ag | Kosmetische Zubereitungen mit zwei Phasen |
| JP2007119410A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Kose Corp | 非乳化型水系二層メーキャップ化粧料 |
| JP2008195659A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Kao Corp | 水系二層分離型化粧料 |
| JP2010090044A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Kao Corp | 二層型化粧料 |
| CN111683904A (zh) * | 2018-05-23 | 2020-09-18 | 株式会社高丝 | 新型氧化钛粉体及配合其的化妆用品 |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP25161498A patent/JP2000086433A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10235422A1 (de) * | 2002-08-02 | 2004-02-12 | Beiersdorf Ag | Kosmetische Zubereitungen mit zwei Phasen |
| JP2007119410A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Kose Corp | 非乳化型水系二層メーキャップ化粧料 |
| JP2008195659A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Kao Corp | 水系二層分離型化粧料 |
| JP2010090044A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Kao Corp | 二層型化粧料 |
| CN111683904A (zh) * | 2018-05-23 | 2020-09-18 | 株式会社高丝 | 新型氧化钛粉体及配合其的化妆用品 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050906 |
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| A521 | Written amendment |
Effective date: 20051104 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060627 |