JP2000085314A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JP2000085314A
JP2000085314A JP10257321A JP25732198A JP2000085314A JP 2000085314 A JP2000085314 A JP 2000085314A JP 10257321 A JP10257321 A JP 10257321A JP 25732198 A JP25732198 A JP 25732198A JP 2000085314 A JP2000085314 A JP 2000085314A
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tire
layer
pneumatic radial
width direction
tread
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Kazuto Hasegawa
一人 長谷川
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気入りラジアルタイヤのワンダリングを抑
制すること。 【解決手段】 タイヤ幅方向最外側の周方向溝24のタ
イヤ幅方向内側に内側補強層26を配置し、タイヤ幅方
向外側に外側補強層28を配置すると、トレッド20が
タイヤ幅方向最外側の周方向溝24を支点(カーカス補
強層15としては、内側補強層26の外側端部(図2の
A点)。)として曲がり易くなり、空気入りラジアルタ
イヤ10が轍の斜面を斜めに登る際に、トレッド20の
幅方向端部付近にワイピング反力が発生し易くなる。し
たがって、轍の斜面を斜めに登る際に、ワイピング反力
によって斜面を登る方向に作用するキャンバースラスト
が空気入りラジアルタイヤ10に生じ、ワンダリング性
能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りラジアルタ
イヤに係り、横方向の勾配が変化している路面、例えば
轍等の凹凸を有する路面を走行する際にドライバーが予
測できない車両の複雑な動き(ふらつき)、いわゆるワ
ンダリングを抑制した空気入りラジアルタイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、乗用車用のみならず、小型トラッ
ク及びトラック、バス等の車両においても、カーカスの
コードをタイヤ赤道面に対して実質状直交する向きに配
列した、いわゆるラジアルタイヤが、バイアスタイヤに
比べて耐摩耗性及び操縦安定性に優れることから多用さ
れてきている。
【0003】また、車両の高速化に伴ってラジアルタイ
ヤの採用も増加してきており、道路網の整備に伴って車
両の高速走行も日常的に行われるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両が轍等
の凹凸を有する路面を走行した際にワンダリングを発生
することがあるが、このワンダリングは高速で走行した
際に発生し易い問題があり、ワンダリングの抑制が要望
されている。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ワンダリング
を抑制することのできる空気入りラジアルタイヤを提供
することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】小型トラック等の車両に
おいては、ワンダリング性能が重要性能の一つである。
このワンダリング性能をタイヤにて向上させるには、図
7に示すように、傾斜した路面100からタイヤ102
を滑り落とそうとする力FD と逆方向のキャンバースラ
ストCTを上げることが有効である。
【0007】また、図8に示すようにタイヤ102が路
面に接地して撓むと、接地面内のトレッドが力を受け、
トレッドは図9の矢印fで示すように接地中心に向かっ
て収縮することが知られている。
【0008】転動時のトレッドには、路面から接地前半
では前方(矢印F方向)に、後半では後方(矢印B方
向)に向かう力が働くと共にトレッドゴムは前後に剪断
変形を受ける。また、タイヤの接地部は横方向にも収縮
する。そして最大撓みの生じる中心部での収縮が最も大
きくなる。したがって、トレッドゴムは横方向にも剪断
変形を受ける。
【0009】キャンバースラストを発生させる力の一つ
に、ワイピング反力(接地面内の変形したトレッドが元
に戻ろうとする力)があるが、発明者が種々検討した結
果、従来のタイヤにおいては、ワンダリング性能を向上
させるためにワイピング反力が十分に発揮されていない
ことが分かった。
【0010】さらに、キャンバースラストを発生させる
ワイピング反力は、トレッドのタイヤ幅方向端部付近の
曲げ剛性に影響され、タイヤ幅方向最外側の周方向溝を
支点としてこの周方向溝のトレッド端側部分を曲げ易く
することでキャンバースラストを発生させるワイピング
反力が発生し易くなることが分かった。
【0011】請求項1に記載の発明は上記事実に鑑みて
なされたものであって、一対のビードコア間にトロイド
状をなして跨がるカーカス層のクラウン部外周に複数の
層からなるカーカス補強層とトレッドを順次配置し、前
記トレッドには複数本の周方向溝を配置した空気入りラ
ジアルタイヤにおいて、前記カーカス補強層を、タイヤ
幅方向最外側の周方向溝に対向する第1の部分、前記第
1の部分のタイヤ軸方向内側に隣接する第2の部分、及
び前記第1の部分のタイヤ軸方向外側に隣接する第3の
部分とに区分し、前記第3の部分の剛性をA、前記第1
の部分の剛性をB、前記第2の部分の剛性をCとしたと
きに、前記Bは前記A及び前記Cの少なくとも一方の値
以下であることを特徴としている。
【0012】請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0013】空気入りラジアルタイヤが例えば、轍路面
等の路面上の凸部の傾斜面を斜めに乗り越えようとした
場合、トレッドはタイヤ幅方向外側付近が凸部の斜面に
よって曲げられる。
【0014】タイヤ幅方向最外側の周方向溝に対向する
第1の部分の剛性Bを、第1の部分のタイヤ軸方向外側
に隣接する第3の部分の剛性A及び第1の部分のタイヤ
軸方向内側に隣接する第2の部分の剛性Cの少なくとも
一方の値以下とすると、トレッドは、タイヤ幅方向最外
側の周方向溝を支点として曲がり易くなり、斜面を斜め
に乗り越える際にトレッドの斜面側の幅方向端部にワイ
ピング反力が発生し易くなり、このワイピング反力によ
って斜面を登る方向に作用するキャンバースラストがタ
イヤに生じ、ワンダリング性能が向上する。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りラジアルタイヤにおいて、B<C及びB<A
であることを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0017】B<C及びB<Aとすることにより、トレ
ッドはタイヤ幅方向最外側の周方向溝を支点として曲が
り易くなり、ワンダリング性能が向上する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りラジアルタイヤにおいて、B<C及びA=B
であることを特徴としている。
【0019】請求項3に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0020】B<C及びA=Bとすることにより、トレ
ッドはタイヤ幅方向最外側の周方向溝を支点として曲が
り易くなり、ワンダリング性能が向上する。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りラジアルタイヤにおいて、B<A及びA=C
であることを特徴としている。
【0022】請求項4に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0023】B<A及びA=Cとすることにより、トレ
ッドはタイヤ幅方向最外側の周方向溝を支点として曲が
り易くなり、ワンダリング性能が向上する。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りラジアルタイヤにおいて、B<A<Cである
ことを特徴としている。
【0025】請求項5に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0026】B<A<Cとすることにより、トレッドは
タイヤ幅方向最外側の周方向溝を支点として曲がり易く
なり、ワンダリング性能が向上する。
【0027】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りラジアルタイヤにおいて、B<C<Aである
ことを特徴としている。
【0028】請求項5に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0029】B<C<Aとすることにより、トレッドは
タイヤ幅方向最外側の周方向溝を支点として曲がり易く
なり、ワンダリング性能が向上する。
【0030】請求項7に記載の発明は、一対のビードコ
ア間にトロイド状をなして跨がるカーカス層のクラウン
部外周に複数の層からなるカーカス補強層とトレッドを
順次配置し、前記トレッドには複数本の周方向溝を配置
した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記カーカス補
強層を、タイヤ幅方向最外側の周方向溝と対向する部分
を境にしてタイヤ幅方向内側に隣接する内側部分と、タ
イヤ幅方向外側に隣接する外側部分とに分けたときに、
前記内側部分の方が前記外側部分よりも剛性が高いこと
を特徴としている。
【0031】請求項7に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0032】空気入りラジアルタイヤが例えば、轍路面
等の路面上の凸部の傾斜面を斜めに乗り越えようとした
場合、トレッドはタイヤ幅方向外側付近が凸部の斜面に
よって曲げられる。
【0033】カーカス補強層を、タイヤ幅方向最外側の
周方向溝と対向する部分を境にしてタイヤ幅方向内側に
隣接する内側部分の剛性よりもタイヤ幅方向外側に隣接
する外側部分の剛性を高くすると、トレッドは、タイヤ
幅方向最外側の周方向溝を支点として曲がり易くなり、
斜面を斜めに乗り越える際にトレッドの斜面側の幅方向
端部にワイピング反力が発生し易くなり、このワイピン
グ反力によって斜面を登る方向に作用するキャンバース
ラストがタイヤに生じ、ワンダリング性能が向上する。
【0034】請求項8に記載の発明は、一対のビードコ
ア間にトロイド状をなして跨がるカーカス層のクラウン
部外周に複数の層からなるカーカス補強層とトレッドを
順次配置し、前記トレッドには複数本の周方向溝を配置
した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記カーカス補
強層はコード方向が互いに異なる複数枚のプライからな
るベルト層を有し、前記ベルト層の少なくとも一枚のプ
ライが、タイヤ幅方向最外側の周方向溝と対向する部分
でタイヤ幅方向に分断されていることを特徴としてい
る。
【0035】請求項8に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0036】空気入りラジアルタイヤが例えば、轍路面
等の路面上の凸部の傾斜面を斜めに乗り越えようとした
場合、トレッドはタイヤ幅方向外側付近が凸部の斜面に
よって曲げられる。
【0037】ベルト層の少なくとも一枚のプライが、タ
イヤ幅方向最外側の周方向溝と対向する部分でタイヤ幅
方向に分断されていると、トレッドは、タイヤ幅方向最
外側の周方向溝を支点として曲がり易くなり、斜面を斜
めに乗り越える際にトレッドの斜面側の幅方向端部にワ
イピング反力が発生し易くなり、このワイピング反力に
よって斜面を登る方向に作用するキャンバースラストが
タイヤに生じ、ワンダリング性能が向上する。
【0038】請求項9に記載の発明は、一対のビードコ
ア間にトロイド状をなして跨がるカーカス層のクラウン
部外周に複数の層からなるカーカス補強層とトレッドを
順次配置し、前記トレッドには複数本の周方向溝を配置
した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記カーカス補
強層はコード方向が互いに異なる複数枚のプライからな
るベルト層を有し、前記ベルト層は、タイヤ幅方向最外
側の周方向溝を境にしてタイヤ幅方向外側部分と内側部
分とでは、内側部分の方が外側部分よりもプライ数が多
いことを特徴としている。
【0039】請求項9に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0040】空気入りラジアルタイヤが例えば、轍路面
等の路面上の凸部の傾斜面を斜めに乗り越えようとした
場合、トレッドはタイヤ幅方向外側付近が凸部の斜面に
よって曲げられる。
【0041】タイヤ幅方向最外側の周方向溝を境にして
タイヤ幅方向内側部分のベルト層のプライ数を外側部分
よりも多くすると、トレッドは、タイヤ幅方向最外側の
周方向溝を支点として曲がり易くなり、斜面を斜めに乗
り越える際にトレッドの斜面側の幅方向端部にワイピン
グ反力が発生し易くなり、このワイピング反力によって
斜面を登る方向に作用するキャンバースラストがタイヤ
に生じ、ワンダリング性能が向上する。
【0042】請求項10に記載の発明は、一対のビード
コア間にトロイド状をなして跨がるカーカス層のクラウ
ン部外周に複数の層からなるカーカス補強層とトレッド
を順次配置し、前記トレッドには複数本の周方向溝を配
置した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記カーカス
補強層はコード方向が互いに異なる複数枚のプライから
なるベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配
置される補強層とを有し、前記補強層がタイヤ幅方向最
外側の周方向溝と対向する部分でタイヤ幅方向に分断さ
れていることを特徴としている。
【0043】請求項10に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0044】空気入りラジアルタイヤが例えば、轍路面
等の路面上の凸部の傾斜面を斜めに乗り越えようとした
場合、トレッドはタイヤ幅方向外側付近が凸部の斜面に
よって曲げられる。
【0045】ベルト層の補強を行う補強層を、タイヤ幅
方向最外側の周方向溝と対向する部分でタイヤ幅方向に
分断すると、トレッドは、タイヤ幅方向最外側の周方向
溝を支点として曲がり易くなり、斜面を斜めに乗り越え
る際にトレッドの斜面側の幅方向端部にワイピング反力
が発生し易くなり、このワイピング反力によって斜面を
登る方向に作用するキャンバースラストがタイヤに生
じ、ワンダリング性能が向上する。
【0046】請求項11に記載の発明は、一対のビード
コア間にトロイド状をなして跨がるカーカス層のクラウ
ン部外周に複数の層からなるカーカス補強層とトレッド
を順次配置し、前記トレッドには複数本の周方向溝を配
置した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記カーカス
補強層はコード方向が互いに異なる複数枚のプライから
なるベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配
置される複数枚の補強層とを有し、前記補強層は、タイ
ヤ幅方向最外側の周方向溝を境にしてタイヤ幅方向外側
に隣接する部分と内側に隣接する部分とでは、内側に隣
接する部分の方が外側に隣接する部分よりも層数が多い
ことを特徴としている。
【0047】請求項11に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0048】空気入りラジアルタイヤが例えば、轍路面
等の路面上の凸部の傾斜面を斜めに乗り越えようとした
場合、トレッドはタイヤ幅方向外側付近が凸部の斜面に
よって曲げられる。
【0049】タイヤ幅方向最外側の周方向溝を境にして
タイヤ幅方向内側に隣接する部分の補強層の層数を外側
に隣接する部分よりも多くすると、トレッドは、タイヤ
幅方向最外側の周方向溝を支点として曲がり易くなり、
斜面を斜めに乗り越える際にトレッドの斜面側の幅方向
端部にワイピング反力が発生し易くなり、このワイピン
グ反力によって斜面を登る方向に作用するキャンバース
ラストがタイヤに生じ、ワンダリング性能が向上する。
【0050】請求項12に記載の発明は、請求項10ま
たは請求項11に記載の空気入りラジアルタイヤにおい
て、前記補強層が、複数本のコードからなるコード層で
あることを特徴としている。
【0051】請求項12に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0052】請求項12に記載の空気入りラジアルタイ
ヤでは、補強層が、複数本のコードからなるコード層で
あるので、コードの配置されている部分と配置されてい
ない部分との剛性差を大とすることができ、タイヤ幅方
向最外側の周方向溝を支点としてトレッドが曲がり易く
なる。
【0053】なお、このコードは、ゴムよりも高剛性と
された有機繊維、金属繊維等からなる。
【0054】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の空気入りラジアルタイヤにおいて、前記コード層
が、タイヤ周方向に螺旋巻回してなるスパイラルベルト
であることを特徴としている。
【0055】請求項13に記載の作用を説明する。
【0056】スパイラルベルトは、コードを含む一定幅
の幅狭のプライをカーカス外周面にタイヤ幅方向にずら
しながら巻回することによって形成されるので、異なる
幅の複数種類のプライを用いるものに対して部品点数の
低減になる。
【0057】請求項14に記載の発明は、請求項10ま
たは請求項11に記載の空気入りラジアルタイヤにおい
て、前記補強層がトレッドを構成するゴムよりも硬度の
高いゴムのみからなるゴム層であることを特徴としてい
る。
【0058】請求項14に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0059】請求項14に記載の空気入りラジアルタイ
ヤでは、ゴム層が、トレッドを構成するゴムよりも硬度
の高いゴムのみから構成されているので、ゴム層の配置
されている部分と配置されていない部分との剛性差を大
とすることができ、タイヤ幅方向最外側の周方向溝を支
点としてトレッドが曲がり易くなる。
【0060】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ゴム層を
構成しているゴムが、前記ベルト層のコードをコーティ
ングしているコーティングゴム以上の硬度を有している
ことを特徴としている。 請求項15に記載の空気入り
ラジアルタイヤの作用を説明する。
【0061】請求項15に記載の空気入りラジアルタイ
ヤでは、ゴム層を構成しているゴムが、ベルト層のコー
ドをコーティングしているコーティングゴム以上の硬度
を有しているので、ゴム層の配置されている部分と配置
されていない部分との剛性差を大とすることができ、タ
イヤ幅方向最外側の周方向溝を支点としてトレッドが曲
がり易くなる。
【0062】
【発明の実施の形態】本発明の空気入りラジアルタイヤ
の一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
【0063】図1に示すように、本実施形態の空気入り
ラジアルタイヤ10は、一対のビードコア12と、一対
のビードコア12にトロイド状に跨がるカーカス層14
を有している。
【0064】図1及び図2に示すように、カーカス層1
4のタイヤ半径方向外側には、カーカス補強層15が配
置されている。
【0065】本実施形態のカーカス補強層15は、カー
カス層14のタイヤ半径方向外側に配置されるベルト層
18と、このベルト層18のタイヤ径方向外側に配置さ
れる内側補強層26及び外側補強層28から構成されて
いる。
【0066】カーカス補強層15のタイヤ径方向外側に
は、トレッド20を構成するトレッドゴム22が配置さ
れている。
【0067】ベルト層18は、複数層(本実施形態では
2層)のベルトプライ16からなるこれらのベルトプラ
イ16は、複数本のスチールコードを平行に並べてゴム
コーティングした一般的なものである。
【0068】トレッド20には、タイヤ周方向に沿って
延びる複数本(本実施形態では4本)の周方向溝24が
タイヤ幅方向に略等間隔で本形成されている。
【0069】図2に示すように、内側補強層26はタイ
ヤ幅方向最外側の周方向溝24よりもタイヤ幅方向内側
に配置され、外側補強層28は該周方向溝24よりもタ
イヤ幅方向外側に配置されている。
【0070】本実施形態の内側補強層26及び外側補強
層28は、有機繊維等からなる複数本のコードを平行に
並べてゴムコーティングしたプライをベルト層18の外
周面に1周させたコード層である。
【0071】本実施形態の内側補強層26及び外側補強
層28は、共に同じ曲げ剛性を有している。
【0072】なお、内側補強層26及び外側補強層28
は、有機繊維等からなる複数本のコードを平行に並べて
ゴムコーティングした幅狭のベルトを螺旋巻回した所謂
スパイラルベルトであっても良く、コードを含まないゴ
ムのみからなるゴム層であっても良い。
【0073】なお、内側補強層26及び外側補強層28
がゴムのみからなるゴム層である場合、そのゴムは、ト
レッドゴム22よりも高硬度であることが好ましく、ベ
ルトプライ16のコードをコーティングしているコーテ
ィングゴム以上の硬度を有していることが更に好まし
い。
【0074】次に、本実施形態の空気入りラジアルタイ
ヤ10の作用を説明する。
【0075】本実施形態の空気入りラジアルタイヤ10
では、タイヤ幅方向最外側の周方向溝24のタイヤ幅方
向内側に内側補強層26を配置し、タイヤ幅方向外側に
外側補強層28を配置したので、カーカス補強層15を
タイヤ幅方向最外側の周方向溝24に対向する第1の部
分15B、第1の部分15Bのタイヤ軸方向内側に隣接
する第2の部分15C、及び第1の部分15Bのタイヤ
軸方向外側に隣接する第3の部分15Aとに区分したと
きに、第1の部分15Bは第2の部分15C及び第3の
部分15Aよりも曲げ剛性が低くなる。
【0076】この結果、トレッド20がタイヤ幅方向最
外側の周方向溝24を支点(カーカス補強層15として
は、内側補強層26の外側端部(図2のA点)。)とし
て曲がり易くなり、空気入りラジアルタイヤ10が轍の
斜面を斜めに登る際に、トレッド20の幅方向端部付近
にワイピング反力が発生し易くなる。
【0077】したがって、轍の斜面を斜めに登る際に、
ワイピング反力によって斜面を登る方向に作用するキャ
ンバースラストが空気入りラジアルタイヤ10に生じ、
ワンダリング性能が向上する。
【0078】なお、上記実施形態では、カーカス補強層
15の第1の部分15Bには、内側補強層26及び外側
補強層28の何れも配置されていなかったが、トレッド
20がタイヤ幅方向最外側の周方向溝24を支点として
曲がり易くなっていれば、例えば、図3に示すように、
内側補強層26及び外側補強層28の一部が第1の部分
15Bに進入していても良い。
【0079】また、上記実施形態では、タイヤ赤道面C
Lを挟んで一方の内側補強層26と他方の内側補強層2
6とが分かれていたが、図4に示すように、内側補強層
26はベルト層18の中央部分を覆うような一枚の幅広
のものであっても良い。
【0080】また、前記実施形態では、内側補強層26
と外側補強層28とが各々1枚づつであったが、各々複
数枚であっても良く、内側補強層26の枚数が外側補強
層28の枚数よりも多くても良く、外側補強層28の枚
数が内側補強層26の枚数より多くても良い。
【0081】また、前記実施形態では、内側補強層26
及び外側補強層28を設けてトレッド20をタイヤ幅方
向最外側の周方向溝24を支点として曲げやすくした
が、図5に示すように、内側補強層26のみでも曲げ易
くすることができる。
【0082】また、空気入りラジアルタイヤ10とし
て、内側補強層26及び外側補強層28は無くても良い
場合がある。
【0083】内側補強層26及び外側補強層28が無い
場合、トレッド20をタイヤ幅方向最外側の周方向溝2
4を支点として曲げやすくする方法として、例えば、図
6に示すように、複数のベルトプライ16の少なくとも
一枚を、周方向溝24と対向する部分でタイヤ幅方向に
分断する方法や、タイヤ幅方向最外側の周方向溝24を
境にしてタイヤ幅方向内側のプライ数をタイヤ幅方向外
側のプライ数よりも多くする方法(例えば、図6のタイ
ヤ幅方向最外側の周方向溝24からタイヤ幅方向外側へ
延びている幅の狭いベルトプライ16が無い場合)があ
る。 (試験例)本発明の効果を確かめるために、従来例のタ
イヤ2種と本発明の適用された実施例のタイヤ3種とを
用意し、ドラム試験機によってキャンバースラストを測
定した。結果は、従来例1のタイヤを100とする指数
で表し、数値が大きいほどキャンバースラストが大き
く、ワンダリング性能が良いことを示す。
【0084】なお、タイヤサイズは、LT 205/7
0R16 111L、リムはJATMA標準リムを用
い、内圧及び荷重は、JATMA規格の最大値を用い
た。
【0085】従来例タイヤ1は、図10に示すように、
ベルト層18のタイヤ径方向外側に外側補強層28のみ
を配置したタイヤである。
【0086】従来例タイヤ2は、図11に示すように、
タイヤ幅方向最外側の周方向溝24の両側に連続して延
びる幅広(幅40mm)の補強層30を配置したタイヤで
ある。
【0087】実施例1,2のタイヤは、図2に示すよう
に、ベルト層18のタイヤ径方向外側に内側補強層26
と外側補強層28を配置したタイヤである(但し、実施
例1のタイヤの内側補強層26はゴム層であり、実施例
2のタイヤの内側補強層26はコード層である。)。
【0088】実施例3のタイヤは、図5に示すように、
ベルト層18のタイヤ径方向外側に内側補強層26のみ
を配置したタイヤである。
【0089】なお、ゴム層は、ベルトコーティングゴム
と同一のゴム(ゴム硬度75〜85度)を用いている。
【0090】また、コード層は、ナイロンコード(12
60d/2)を1インチ当たり23.5本並べてゴムコ
ーティングを施したものである。
【0091】
【表1】 試験の結果、本発明の適用された実施例1〜実施例3の
空気入りラジアルタイヤは、従来例のタイヤに比較して
キャンバースラストが増加しており、ワンダリング性能
が向上していることは明らかである。
【0092】また、実施例1と実施例2の比較から、補
強層の剛性が高い方がキャンバースラストを大きくでき
ることが分かる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
ラジアルタイヤは上記の構成としたので、ワンダリング
を抑制することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りラジアルタ
イヤのタイヤ回転軸に沿った断面図である。
【図2】図1に示す空気入りラジアルタイヤのトレッド
の拡大断面図である。
【図3】他の実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの
トレッドの断面図である。
【図4】他の実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの
トレッドの断面図である。
【図5】他の実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの
トレッドの断面図である。
【図6】他の実施形態に係る空気入りラジアルタイヤの
トレッドの断面図である。
【図7】傾斜した路面を斜めに登るタイヤに作用する力
を示す説明図である。
【図8】路面に接地して撓んだタイヤの断面図である。
【図9】トレッドの接地面に作用する力を示す説明図で
ある。
【図10】従来例1の空気入りラジアルタイヤのトレッ
ドの断面図である。
【図11】従来例2の空気入りラジアルタイヤのトレッ
ドの断面図である。
【符号の説明】
10 空気入りラジアルタイヤ 12 ビードコア 14 カーカス層 15 カーカス補強層 15B 第1の部分 15C 第2の部分 15A 第3の部分 18 ベルト層 20 トレッド 24 周方向溝 26 内側補強層(補強層) 28 外側補強層(補強層)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のビードコア間にトロイド状をなし
    て跨がるカーカス層のクラウン部外周に複数の層からな
    るカーカス補強層とトレッドを順次配置し、前記トレッ
    ドには複数本の周方向溝を配置した空気入りラジアルタ
    イヤにおいて、 前記カーカス補強層を、タイヤ幅方向最外側の周方向溝
    に対向する第1の部分、前記第1の部分のタイヤ軸方向
    内側に隣接する第2の部分、及び前記第1の部分のタイ
    ヤ軸方向外側に隣接する第3の部分とに区分し、前記第
    3の部分の剛性をA、前記第1の部分の剛性をB、前記
    第2の部分の剛性をCとしたときに、前記Bは前記A及
    び前記Cの少なくとも一方の値以下であることを特徴と
    する空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 B<C及びB<Aであることを特徴とす
    る請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】 B<C及びA=Bであることを特徴とす
    る請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 【請求項4】 B<A及びA=Cであることを特徴とす
    る請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 【請求項5】 B<A<Cであることを特徴とする請求
    項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  6. 【請求項6】 B<C<Aであることを特徴とする請求
    項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  7. 【請求項7】 一対のビードコア間にトロイド状をなし
    て跨がるカーカス層のクラウン部外周に複数の層からな
    るカーカス補強層とトレッドを順次配置し、前記トレッ
    ドには複数本の周方向溝を配置した空気入りラジアルタ
    イヤにおいて、 前記カーカス補強層を、タイヤ幅方向最外側の周方向溝
    と対向する部分を境にしてタイヤ幅方向内側に隣接する
    内側部分と、タイヤ幅方向外側に隣接する外側部分とに
    分けたときに、 前記内側部分の方が前記外側部分よりも剛性が高いこと
    を特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  8. 【請求項8】 一対のビードコア間にトロイド状をなし
    て跨がるカーカス層のクラウン部外周に複数の層からな
    るカーカス補強層とトレッドを順次配置し、前記トレッ
    ドには複数本の周方向溝を配置した空気入りラジアルタ
    イヤにおいて、 前記カーカス補強層はコード方向が互いに異なる複数枚
    のプライからなるベルト層を有し、 前記ベルト層の少なくとも一枚のプライが、タイヤ幅方
    向最外側の周方向溝と対向する部分でタイヤ幅方向に分
    断されていることを特徴とする空気入りラジアルタイ
    ヤ。
  9. 【請求項9】 一対のビードコア間にトロイド状をなし
    て跨がるカーカス層のクラウン部外周に複数の層からな
    るカーカス補強層とトレッドを順次配置し、前記トレッ
    ドには複数本の周方向溝を配置した空気入りラジアルタ
    イヤにおいて、 前記カーカス補強層はコード方向が互いに異なる複数枚
    のプライからなるベルト層を有し、 前記ベルト層は、タイヤ幅方向最外側の周方向溝を境に
    してタイヤ幅方向外側部分と内側部分とでは、内側部分
    の方が外側部分よりもプライ数が多いことを特徴とする
    空気入りラジアルタイヤ。
  10. 【請求項10】 一対のビードコア間にトロイド状をな
    して跨がるカーカス層のクラウン部外周に複数の層から
    なるカーカス補強層とトレッドを順次配置し、前記トレ
    ッドには複数本の周方向溝を配置した空気入りラジアル
    タイヤにおいて、 前記カーカス補強層はコード方向が互いに異なる複数枚
    のプライからなるベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径
    方向外側に配置される補強層とを有し、 前記補強層がタイヤ幅方向最外側の周方向溝と対向する
    部分でタイヤ幅方向に分断されていることを特徴とする
    空気入りラジアルタイヤ。
  11. 【請求項11】 一対のビードコア間にトロイド状をな
    して跨がるカーカス層のクラウン部外周に複数の層から
    なるカーカス補強層とトレッドを順次配置し、前記トレ
    ッドには複数本の周方向溝を配置した空気入りラジアル
    タイヤにおいて、 前記カーカス補強層はコード方向が互いに異なる複数枚
    のプライからなるベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径
    方向外側に配置される複数枚の補強層とを有し、 前記補強層は、タイヤ幅方向最外側の周方向溝を境にし
    てタイヤ幅方向外側に隣接する部分と内側に隣接する部
    分とでは、内側に隣接する部分の方が外側に隣接する部
    分よりも層数が多いことを特徴とする空気入りラジアル
    タイヤ。
  12. 【請求項12】 前記補強層が、複数本のコードからな
    るコード層であることを特徴とする請求項10または請
    求項11に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  13. 【請求項13】 前記コード層が、タイヤ周方向に螺旋
    巻回してなるスパイラルベルトであることを特徴とする
    請求項12に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  14. 【請求項14】 前記補強層がトレッドを構成するゴム
    よりも硬度の高いゴムのみからなるゴム層であることを
    特徴とする請求項10または請求項11に記載の空気入
    りラジアルタイヤ。
  15. 【請求項15】 前記ゴム層を構成しているゴムが、前
    記ベルト層のコードをコーティングしているコーティン
    グゴム以上の硬度を有していることを特徴とする請求項
    14に記載の空気入りラジアルタイヤ。
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