JP2000084048A - 薬剤カセッター - Google Patents
薬剤カセッターInfo
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- JP2000084048A JP2000084048A JP10258468A JP25846898A JP2000084048A JP 2000084048 A JP2000084048 A JP 2000084048A JP 10258468 A JP10258468 A JP 10258468A JP 25846898 A JP25846898 A JP 25846898A JP 2000084048 A JP2000084048 A JP 2000084048A
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- distribution rotor
- cassette
- rotor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分配ローターを確実に回転させることに
より、安定して所定量の薬剤を払い出すことを課題とす
る。 【解決手段】 薬剤分配装置を構成する支持台2 に着脱
自在で、且つ収容された錠剤等の薬剤を所定数ずつ排出
する回転自在な分配ローター11が設けられてなる薬剤カ
セッターであって、少なくとも、カセッター本体3 の内
周面のうち分配ローター11に対向する部分、及び分配ロ
ーター11のうち周壁11a の何れかに、摩擦係数が小さい
低摩擦部が設けられていることを特徴とする。
より、安定して所定量の薬剤を払い出すことを課題とす
る。 【解決手段】 薬剤分配装置を構成する支持台2 に着脱
自在で、且つ収容された錠剤等の薬剤を所定数ずつ排出
する回転自在な分配ローター11が設けられてなる薬剤カ
セッターであって、少なくとも、カセッター本体3 の内
周面のうち分配ローター11に対向する部分、及び分配ロ
ーター11のうち周壁11a の何れかに、摩擦係数が小さい
低摩擦部が設けられていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤カセッターに
関し、更に詳しくは、特に、糖衣錠、軟カプセル、フィ
ルムコーティング錠等の薬剤を確実に排出可能な薬剤カ
セッターに関する。
関し、更に詳しくは、特に、糖衣錠、軟カプセル、フィ
ルムコーティング錠等の薬剤を確実に排出可能な薬剤カ
セッターに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、薬剤カセッターは、内部に錠剤
等の薬剤を収容する薬剤収納部と、該薬剤収納部内に回
転自在に設けられた分配ローターと、該分配ローターの
回転軸に固着された従属ギヤとを具備してなり、薬剤分
配装置を構成する支持台に着脱自在な構成からなる。
等の薬剤を収容する薬剤収納部と、該薬剤収納部内に回
転自在に設けられた分配ローターと、該分配ローターの
回転軸に固着された従属ギヤとを具備してなり、薬剤分
配装置を構成する支持台に着脱自在な構成からなる。
【０００３】かかる薬剤カセッターを支持台に装着する
と、支持台に具備された駆動手段に連結された主動ギヤ
に薬剤カセッターの従属ギヤが噛合し、駆動手段を作動
させることにより分配ローターが回転し、薬剤整列路か
ら排出孔に所定数ずつ薬剤が排出されることとなる。
と、支持台に具備された駆動手段に連結された主動ギヤ
に薬剤カセッターの従属ギヤが噛合し、駆動手段を作動
させることにより分配ローターが回転し、薬剤整列路か
ら排出孔に所定数ずつ薬剤が排出されることとなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、薬剤が糖衣
錠、フィルムコーティング錠等の、湿気により粘質を示
す薬剤や、軟カプセル等の外形が変形するような薬剤を
薬剤収納部内に収容する場合、薬剤収納部の壁面と薬剤
表面との摩擦が大きいため、分配ローターが正常に回転
せず、薬剤が払い出されなくなるという問題がある。
錠、フィルムコーティング錠等の、湿気により粘質を示
す薬剤や、軟カプセル等の外形が変形するような薬剤を
薬剤収納部内に収容する場合、薬剤収納部の壁面と薬剤
表面との摩擦が大きいため、分配ローターが正常に回転
せず、薬剤が払い出されなくなるという問題がある。
【０００５】更に、分配ローターが正常に回転しないた
めに、モーターに過剰な負荷がかかったり、主動ギア及
び従属ギアが破損するおそれがある。
めに、モーターに過剰な負荷がかかったり、主動ギア及
び従属ギアが破損するおそれがある。
【０００６】本発明は、上記問題点に鑑み、薬剤の種類
に関わらず、分配ローターを確実に回転させることによ
り、安定して所定量の薬剤を払い出すことを課題とす
る。
に関わらず、分配ローターを確実に回転させることによ
り、安定して所定量の薬剤を払い出すことを課題とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る薬剤包装装置は、請求項１記載の如
く、薬剤分配装置を構成する支持台2 に着脱自在で、且
つ収容された錠剤等の薬剤を所定数ずつ排出する回転自
在な分配ローター11が設けられてなる薬剤カセッターで
あって、少なくとも、カセッター本体3 の内周面のうち
分配ローター11に対向する部分、及び分配ローター11の
うち周壁11a の何れかに、摩擦係数が小さい低摩擦部が
設けられていることを特徴とする。このように、少なく
とも、カセッター本体3 の内周面のうち分配ローター11
に対向する部分、及び分配ローター11のうち周壁11a の
何れかに、摩擦係数が小さい低摩擦部が設けられている
ことにより、特に、糖衣錠、フィルムコーティング錠等
の、湿気により粘質を示す薬剤や、軟カプセル等の外形
が変形するような薬剤であっても薬剤が低摩擦部と当接
するので、分配ローター11はスムーズにカセッター本体
3 内を回転する。
に、本発明に係る薬剤包装装置は、請求項１記載の如
く、薬剤分配装置を構成する支持台2 に着脱自在で、且
つ収容された錠剤等の薬剤を所定数ずつ排出する回転自
在な分配ローター11が設けられてなる薬剤カセッターで
あって、少なくとも、カセッター本体3 の内周面のうち
分配ローター11に対向する部分、及び分配ローター11の
うち周壁11a の何れかに、摩擦係数が小さい低摩擦部が
設けられていることを特徴とする。このように、少なく
とも、カセッター本体3 の内周面のうち分配ローター11
に対向する部分、及び分配ローター11のうち周壁11a の
何れかに、摩擦係数が小さい低摩擦部が設けられている
ことにより、特に、糖衣錠、フィルムコーティング錠等
の、湿気により粘質を示す薬剤や、軟カプセル等の外形
が変形するような薬剤であっても薬剤が低摩擦部と当接
するので、分配ローター11はスムーズにカセッター本体
3 内を回転する。
【０００８】また、本発明に係る薬剤カセッターは、請
求項２記載の如く、前記分配ローター11のうち、撹拌面
33a に摩擦係数の小さい低摩擦部が設けられていると、
薬剤が分配ローター11の撹拌面33a で粘着したり変形す
る等により詰まることなく薬剤が撹拌面33a を滑り、従
って薬剤を円滑に撹拌することができる。
求項２記載の如く、前記分配ローター11のうち、撹拌面
33a に摩擦係数の小さい低摩擦部が設けられていると、
薬剤が分配ローター11の撹拌面33a で粘着したり変形す
る等により詰まることなく薬剤が撹拌面33a を滑り、従
って薬剤を円滑に撹拌することができる。
【０００９】更に、本発明に係る薬剤カセッターは、請
求項３記載の如く、前記カセッター本体3 のうち分配ロ
ーター11に対向する部分を除く内周面にも摩擦係数の小
さい低摩擦部が設けられていると、薬剤がカセッター本
体3 と当接しても、粘着等することなく容易に離間する
ため、分配ローター11はカセッター本体3 内を確実に回
転する。
求項３記載の如く、前記カセッター本体3 のうち分配ロ
ーター11に対向する部分を除く内周面にも摩擦係数の小
さい低摩擦部が設けられていると、薬剤がカセッター本
体3 と当接しても、粘着等することなく容易に離間する
ため、分配ローター11はカセッター本体3 内を確実に回
転する。
【００１０】また、本発明に係る薬剤カセッターは、請
求項４記載の如く、前記低摩擦部は、テトラフルオロエ
チレンからなるシート材が貼付されることにて形成され
ていると、低摩擦部を容易に且つ安価に形成することが
できる。
求項４記載の如く、前記低摩擦部は、テトラフルオロエ
チレンからなるシート材が貼付されることにて形成され
ていると、低摩擦部を容易に且つ安価に形成することが
できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る薬剤包装装置
の実施の形態について図面に基づいて説明する。
の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【００１２】本実施形態における薬剤分配装置は、図１
及び図２に示すように、円柱形の躯体1 から放射状に多
数多段に突設された扇状の支持台2,…と、該支持台2 に
着脱自在で、且つ内部に錠剤、カプセル等の薬剤を収容
可能なカセッター本体3 とから構成されている。
及び図２に示すように、円柱形の躯体1 から放射状に多
数多段に突設された扇状の支持台2,…と、該支持台2 に
着脱自在で、且つ内部に錠剤、カプセル等の薬剤を収容
可能なカセッター本体3 とから構成されている。
【００１３】尚、躯体1 、支持台2 及びカセッター本体
3 は、硬質のプラスチックによりそれぞれ一体成形され
て製造される。
3 は、硬質のプラスチックによりそれぞれ一体成形され
て製造される。
【００１４】支持台2 には、躯体側の底部に錠剤を落下
させるための薬剤通過孔5 が穿設され、該薬剤通過孔5
の内面には、薬剤の通過を検出可能な検出手段たるセン
サー（図示せず）が設けられてなる。
させるための薬剤通過孔5 が穿設され、該薬剤通過孔5
の内面には、薬剤の通過を検出可能な検出手段たるセン
サー（図示せず）が設けられてなる。
【００１５】また、該薬剤通過孔5 よりも前方側（躯体
1 から離反する側）には、駆動手段たる回転モーター
（図示せず）の駆動軸7 に連結された主動ギヤ8 が、表
出して設けられてなる。ここで主動ギヤ8 は、図２に示
すように、支持台2 の前後方向の中心線よりも平面視左
側に設けられている。かかる駆動軸7 は、回転モーター
に双方向に相対回転不能に連結され、一方、主動ギヤ8
は、駆動軸7 に一方向（図２に示すＸ方向）のみに相対
回転不能で、且つ反対方向（図２に示すＹ方向）に相対
回転自在に連結されている。尚、駆動軸7 と主動ギヤ8
との間には、ワンウェイクラッチが採用され、一方向の
みに回転不能に連結されている。
1 から離反する側）には、駆動手段たる回転モーター
（図示せず）の駆動軸7 に連結された主動ギヤ8 が、表
出して設けられてなる。ここで主動ギヤ8 は、図２に示
すように、支持台2 の前後方向の中心線よりも平面視左
側に設けられている。かかる駆動軸7 は、回転モーター
に双方向に相対回転不能に連結され、一方、主動ギヤ8
は、駆動軸7 に一方向（図２に示すＸ方向）のみに相対
回転不能で、且つ反対方向（図２に示すＹ方向）に相対
回転自在に連結されている。尚、駆動軸7 と主動ギヤ8
との間には、ワンウェイクラッチが採用され、一方向の
みに回転不能に連結されている。
【００１６】また、図２において、27は、支持台2 から
突設された主動ギヤ8 の側方を覆うギヤケースを示し、
図１において、28は、カセッター本体3 の薬剤収納部10
の底面10a から下方に突設されたケース用リブを示す
突設された主動ギヤ8 の側方を覆うギヤケースを示し、
図１において、28は、カセッター本体3 の薬剤収納部10
の底面10a から下方に突設されたケース用リブを示す
【００１７】次に、図３にも示すように、薬剤カセッタ
ーを構成するカセッター本体3 は、上方が蓋9 によって
開閉される薬剤収納部10の内部に、回転しながら薬剤を
所定数ずつ排出する回転自在な分配ローター11が設けら
れた構成からなる。
ーを構成するカセッター本体3 は、上方が蓋9 によって
開閉される薬剤収納部10の内部に、回転しながら薬剤を
所定数ずつ排出する回転自在な分配ローター11が設けら
れた構成からなる。
【００１８】更に、カセッター本体3 において、分配ロ
ーター11に対向する部分の内周面（即ち薬剤収納部10側
の表面）には、図３に示すように、摩擦係数が小さい、
例えばテトラフルオロエチレンからなるシート材6 が貼
付されており、カセッター本体3 の分配ローター11に対
向する部分の内周面にシート材6 が貼付されて、摩擦係
数の小さい低摩擦部が構成されている。
ーター11に対向する部分の内周面（即ち薬剤収納部10側
の表面）には、図３に示すように、摩擦係数が小さい、
例えばテトラフルオロエチレンからなるシート材6 が貼
付されており、カセッター本体3 の分配ローター11に対
向する部分の内周面にシート材6 が貼付されて、摩擦係
数の小さい低摩擦部が構成されている。
【００１９】また、分配ローター11は、カセッター本体
3 の前後方向の中心線上に設けられた回転軸12の上端に
一体的に設けられ、該回転軸12の下端は、薬剤収納部10
の底面10aより下方に突出されており、該回転軸12の下
端には、従属ギヤ14が固定されている。尚、分配ロータ
ー11と回転軸12及び回転軸12と従属ギヤ14は、何れも双
方向に相対回転不能である。
3 の前後方向の中心線上に設けられた回転軸12の上端に
一体的に設けられ、該回転軸12の下端は、薬剤収納部10
の底面10aより下方に突出されており、該回転軸12の下
端には、従属ギヤ14が固定されている。尚、分配ロータ
ー11と回転軸12及び回転軸12と従属ギヤ14は、何れも双
方向に相対回転不能である。
【００２０】かかるカセッター本体3 を支持台2 に装着
すると、カセッター本体3 の従属ギヤ14が、支持台2 の
左側（一方側）に設けられた主動ギヤ8 の平面視右側に
噛合する。また、上記カセッター本体3 の円筒状の分配
ローター11の周壁11a には、薬剤が個々に整列しうる凹
状の薬剤整列路16が所定間隔を置いて形成されている。
すると、カセッター本体3 の従属ギヤ14が、支持台2 の
左側（一方側）に設けられた主動ギヤ8 の平面視右側に
噛合する。また、上記カセッター本体3 の円筒状の分配
ローター11の周壁11a には、薬剤が個々に整列しうる凹
状の薬剤整列路16が所定間隔を置いて形成されている。
【００２１】さらに、カセッター本体3 の薬剤収納部10
の底面10a の後方側（カセッター本体3 を支持台2 に装
着した際、薬剤通過孔5 の上方となる位置）には、収容
された薬剤を支持台2 の薬剤通過孔5 へと排出するため
の排出孔17が形成されている。
の底面10a の後方側（カセッター本体3 を支持台2 に装
着した際、薬剤通過孔5 の上方となる位置）には、収容
された薬剤を支持台2 の薬剤通過孔5 へと排出するため
の排出孔17が形成されている。
【００２２】また、薬剤収納部10の周面10b の後方側
（排出孔17の上方位置）には、薬剤整列路16に整列した
薬剤を排出孔17に所定数ずつ排出させるための仕切板18
が設けられている。かかる分配ローター11が回転すると
薬剤収納部10内に収容された薬剤は薬剤整列路16に整列
し、且つ該薬剤整列路16が排出孔17の上方に位置した
際、仕切板18により区画された最下段の薬剤が排出され
薬剤通過孔5 に落下する。
（排出孔17の上方位置）には、薬剤整列路16に整列した
薬剤を排出孔17に所定数ずつ排出させるための仕切板18
が設けられている。かかる分配ローター11が回転すると
薬剤収納部10内に収容された薬剤は薬剤整列路16に整列
し、且つ該薬剤整列路16が排出孔17の上方に位置した
際、仕切板18により区画された最下段の薬剤が排出され
薬剤通過孔5 に落下する。
【００２３】上述の如く、分配ローター11が回転する際
にも、図３に示すように、摩擦係数が小さい低摩擦部と
しての、例えばテトラフルオロエチレンからなるシート
材6がカセッター本体3 の内周面に貼付されているの
で、分配ローター11の回転の際、薬剤とカセッター本体
3 との摩擦は小さくなる。
にも、図３に示すように、摩擦係数が小さい低摩擦部と
しての、例えばテトラフルオロエチレンからなるシート
材6がカセッター本体3 の内周面に貼付されているの
で、分配ローター11の回転の際、薬剤とカセッター本体
3 との摩擦は小さくなる。
【００２４】従って、特に、糖衣錠、フィルムコーティ
ング錠等の、湿気により粘質を示す薬剤や、軟カプセル
等の外形が変形するような薬剤であっても、薬剤と低摩
擦部であるシート材6 との摩擦は小さいため、薬剤がカ
セッター本体3 の内周面に当接しても、分配ローター11
はスムーズにカセッター本体3 内を回転することができ
る。
ング錠等の、湿気により粘質を示す薬剤や、軟カプセル
等の外形が変形するような薬剤であっても、薬剤と低摩
擦部であるシート材6 との摩擦は小さいため、薬剤がカ
セッター本体3 の内周面に当接しても、分配ローター11
はスムーズにカセッター本体3 内を回転することができ
る。
【００２５】よって、従来の如く、分配ローター11とカ
セッター本体3 の内周面との間に薬剤が詰まることによ
り、分配ローター11が回転しなくなる等の問題がなく、
スムーズに分配ローター11が回転し、円滑に、常時安定
して所定量の薬剤を払い出すことができる。
セッター本体3 の内周面との間に薬剤が詰まることによ
り、分配ローター11が回転しなくなる等の問題がなく、
スムーズに分配ローター11が回転し、円滑に、常時安定
して所定量の薬剤を払い出すことができる。
【００２６】このように、分配ローターがスムーズに回
転することにより、モーターに過剰な負荷がかかること
を防止し、且つ主動ギヤ及び従属ギヤの摩耗を防ぐこと
ができる。従って、モーター、主動ギヤ、及び従属ギヤ
の長寿命化をはかることができる。
転することにより、モーターに過剰な負荷がかかること
を防止し、且つ主動ギヤ及び従属ギヤの摩耗を防ぐこと
ができる。従って、モーター、主動ギヤ、及び従属ギヤ
の長寿命化をはかることができる。
【００２７】上記実施の形態においては、カセッター本
体3 において、分配ローター11と対向する部分にシート
材6 を貼付したが、これに替えて分配ローター11の周壁
11aにテトラフルオロエチレンからなるシート材を貼付
することによっても、分配ローター11の周壁11a と薬剤
との摩擦が小さくなるため、薬剤の種類を問わず、分配
ローター11はスムーズにカセッター本体3 内を回転す
る。
体3 において、分配ローター11と対向する部分にシート
材6 を貼付したが、これに替えて分配ローター11の周壁
11aにテトラフルオロエチレンからなるシート材を貼付
することによっても、分配ローター11の周壁11a と薬剤
との摩擦が小さくなるため、薬剤の種類を問わず、分配
ローター11はスムーズにカセッター本体3 内を回転す
る。
【００２８】また、カセッター本体3 において、分配ロ
ーター11と対向する部分以外のカセッター本体3 内周面
にテトラフルオロエチレンからなるシート材を貼付する
こともでき、このように構成することにより、薬剤収容
部10に薬剤が多数収容されている場合にも、薬剤とシー
ト材との摩擦が小さいため、薬剤がカセッター本体3と
当接しても、薬剤はシート材から容易に離間する。従っ
て、分配ローター11をカセッター本体3 内でスムーズに
且つ確実に回転させることができる。
ーター11と対向する部分以外のカセッター本体3 内周面
にテトラフルオロエチレンからなるシート材を貼付する
こともでき、このように構成することにより、薬剤収容
部10に薬剤が多数収容されている場合にも、薬剤とシー
ト材との摩擦が小さいため、薬剤がカセッター本体3と
当接しても、薬剤はシート材から容易に離間する。従っ
て、分配ローター11をカセッター本体3 内でスムーズに
且つ確実に回転させることができる。
【００２９】さらに、上記実施の形態においては、分配
ローター11は、薬剤整列路16が形成された周壁11a と、
薬剤を撹拌する撹拌傾斜部33（図３参照）とが一体的に
形成されているが、夫々別体で形成されて別々に回転自
在な構成であってもよい。また、上記実施の形態に加え
て、前記撹拌傾斜部33の表面である撹拌面33a にも、摩
擦係数の小さいテトラフルオロエチレンからなるシート
材を貼付することもできる。このように、撹拌面33a に
シート材を貼付すれば、薬剤が撹拌面33aに対して摩擦
が小さいので、薬剤の撹拌を確実に行うことができる。
ローター11は、薬剤整列路16が形成された周壁11a と、
薬剤を撹拌する撹拌傾斜部33（図３参照）とが一体的に
形成されているが、夫々別体で形成されて別々に回転自
在な構成であってもよい。また、上記実施の形態に加え
て、前記撹拌傾斜部33の表面である撹拌面33a にも、摩
擦係数の小さいテトラフルオロエチレンからなるシート
材を貼付することもできる。このように、撹拌面33a に
シート材を貼付すれば、薬剤が撹拌面33aに対して摩擦
が小さいので、薬剤の撹拌を確実に行うことができる。
【００３０】上述の各実施の形態においては、摩擦係数
が小さいシート材として、テトラフルオロエチレンを用
いたが、ＡＢＳ樹脂からなるシート材や超高分子ポリエ
チレンからなるシート材等、摩擦係数が小さくなる材質
であれば、適宜変更可能である。
が小さいシート材として、テトラフルオロエチレンを用
いたが、ＡＢＳ樹脂からなるシート材や超高分子ポリエ
チレンからなるシート材等、摩擦係数が小さくなる材質
であれば、適宜変更可能である。
【００３１】更に、低摩擦部は、上記各部位にシート材
とを貼付することのみならず、上述の如き摩擦係数の小
さい材料を、上述の各箇所に塗布することによっても形
成することができる。
とを貼付することのみならず、上述の如き摩擦係数の小
さい材料を、上述の各箇所に塗布することによっても形
成することができる。
【００３２】また、前記一実施の形態においては、カセ
ッター本体3 は、硬質のプラスチックによって一体成形
されて製造されたが、上述の如き材料、又は摩擦係数が
小さくなる材質で成形して低摩擦部を形成することによ
っても、上述と同様に薬剤とカセッター本体内周面の摩
擦を小さくすることができ、従って分配ローターをスム
ーズに且つ確実に回転させることができる。
ッター本体3 は、硬質のプラスチックによって一体成形
されて製造されたが、上述の如き材料、又は摩擦係数が
小さくなる材質で成形して低摩擦部を形成することによ
っても、上述と同様に薬剤とカセッター本体内周面の摩
擦を小さくすることができ、従って分配ローターをスム
ーズに且つ確実に回転させることができる。
【００３３】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、薬剤の
種類を問わず、分配ローターはスムーズにカセッター本
体内を回転し、薬剤は安定して所定量確実に払い出され
る。従って、モーターに過剰な負荷がかかることを防止
し、且つ主動ギヤ及び従属ギヤの摩耗を防ぐことがで
き、モーター、主動ギヤ、及び従属ギヤの長寿命化をは
かることができる。
種類を問わず、分配ローターはスムーズにカセッター本
体内を回転し、薬剤は安定して所定量確実に払い出され
る。従って、モーターに過剰な負荷がかかることを防止
し、且つ主動ギヤ及び従属ギヤの摩耗を防ぐことがで
き、モーター、主動ギヤ、及び従属ギヤの長寿命化をは
かることができる。
【図１】本発明の一実施形態に於ける薬剤分配装置の概
略を示す側面図。
略を示す側面図。
【図２】同実施形態の支持台の要部拡大断面平面図。
【図３】同実施形態の薬剤カセッターを示す断面図。
２ 支持台 ３ カセッター
本体 ６ シート材 １１ 分配ロータ
ー １１ａ 周壁 ３３ａ 撹拌面
本体 ６ シート材 １１ 分配ロータ
ー １１ａ 周壁 ３３ａ 撹拌面
Claims (4)
- 【請求項１】 薬剤分配装置を構成する支持台(2) に着
脱自在で、且つ収容された錠剤等の薬剤を所定数ずつ排
出する回転自在な分配ローター(11)が設けられてなる薬
剤カセッターであって、少なくとも、カセッター本体
(3) の内周面のうち分配ローター(11)に対向する部分、
及び分配ローター(11)のうち周壁(11a) の何れかに、摩
擦係数が小さい低摩擦部が設けられてなることを特徴と
する薬剤カセッター。 - 【請求項２】 前記分配ローター(11)のうち、撹拌面(3
3a) に摩擦係数の小さい低摩擦部が設けられてなる請求
項１に記載の薬剤カセッター。 - 【請求項３】 前記カセッター本体(3) のうち分配ロー
ター(11)に対向する部分を除く内周面にも摩擦係数の小
さい低摩擦部が設けられてなる請求項１又は２に記載の
薬剤カセッター。 - 【請求項４】 前記低摩擦部は、テトラフルオロエチレ
ンからなるシート材(6) が貼付されることにて形成され
てなる請求項１〜３の何れかに記載の薬剤カセッター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10258468A JP2000084048A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 薬剤カセッター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10258468A JP2000084048A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 薬剤カセッター |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000084048A true JP2000084048A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17320656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10258468A Pending JP2000084048A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 薬剤カセッター |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000084048A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010131233A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Takazono Sangyo Co Ltd | 薬剤収容容器 |
| JP2014133584A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Daizen:Kk | 物品供給装置 |
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-
1998
- 1998-09-11 JP JP10258468A patent/JP2000084048A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010131233A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Takazono Sangyo Co Ltd | 薬剤収容容器 |
| JP2014133584A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Daizen:Kk | 物品供給装置 |
| EP3047837A1 (en) * | 2013-09-20 | 2016-07-27 | Takazono Technology Incorporated | Drug supply unit |
| EP3047837A4 (en) * | 2013-09-20 | 2017-05-10 | Takazono Technology Incorporated | Drug supply unit |
| US9844491B2 (en) | 2013-09-20 | 2017-12-19 | Takazono Technology Incorporated | Medicine feeder and medicine feeding unit |
| US9844492B2 (en) | 2013-09-20 | 2017-12-19 | Takazono Technology Incorporated | Medicine feeding unit |
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