JP2000083333A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2000083333A
JP2000083333A JP10250231A JP25023198A JP2000083333A JP 2000083333 A JP2000083333 A JP 2000083333A JP 10250231 A JP10250231 A JP 10250231A JP 25023198 A JP25023198 A JP 25023198A JP 2000083333 A JP2000083333 A JP 2000083333A
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Japan
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stator
core
electric machine
rotating electric
rotor
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JP10250231A
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Inventor
Keiji Ozaki
圭史 尾崎
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転電機の据付・運転時に回転軸の撓みが発
生しても、空隙擦りや空隙長の不均衡などを防止する回
転電機を提供する。 【解決手段】 筒状で両端にインロー1aを有する固定
子枠1と、この固定子枠の両端に嵌着された軸受ブラケ
ット5と、前記固定子枠内に配設された固定子鉄心2に
固定子巻線3が収納されてなる固定子4と、この固定子
の内周側に空隙を介して配設された回転子鉄心10に嵌合
された回転軸11とで成る回転子9と、この回転子が両端
に嵌合された軸受7を介して前記軸受ブラケットで回転
自在に支承されて成る回転電機において、回転電機が相
手負荷に据付前の前記空隙は前記固定子鉄心2及び回転
子鉄心10の中心を夫々偏心方向と偏心量として設定し、
偏心方向は回転電機の回転軸11が据付・運転時に受ける
負荷荷重方向と同一方向とし、偏心量は前記負荷荷重に
より発生する回転軸11及び回転子鉄心10の撓み量と同等
としたことを特徴とする回転電機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の固定子
又は固定子枠の支持に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機の一例を図1と図8及び
図9を参照して説明する。図1は回転電機の上部断面図
を含む正面図で従来と本発明とは同じである。図8は固
定子と回転子の要部を示す側断面図、図9は固定子鉄心
と回転子の縦断面図である。図1において、筒状で両端
にインロー1aを有する固定子枠1の内部には、固定子
鉄心2に固定子巻線3が収納されて成る固定子4が圧入
され、固定子4は鋲4aによって固定子枠1に対して廻
り止めされている。又、固定子枠1の両端には前記イン
ロー1aを介して軸受ブラケット5が嵌着されている。
前記固定子4の内周側には空隙12を介して回転子鉄心10
に嵌合された回転軸11とで成る回転子9が配設され、こ
の回転子9は両端に嵌合された軸受7を介して前記軸受
ブラケット5で回転自在に支承されている。
【0003】空隙12の空隙長δ調整は、インロー1aで
固定子枠1と軸受ブラケット5の各々インロー1aの嵌
合隙間分が調整代となり、固定子枠1への軸受ブラケッ
ト5の嵌合時に円周方向へ移動させて空隙長δを調整す
る。調整後は、固定子枠1と軸受ブラケット5を取付ボ
ルトを締付けて固定する。通常の組立状態では電磁力や
外力は発生していないから、回転子鉄心10及び回転軸11
は図9,10に示すように実線で示され空隙12の長さは空
隙長δである(尚、組立には若干の誤差があるので空隙
長δにもバラツキが存在している)。次に、回転電機の
据付け・運転時に回転軸11へ負荷荷重(矢印F)を受け
ると、回転軸11には荷重方向と反対方向に撓みζが発生
し、この撓みζに伴い回転子鉄心10が撓んで回転子鉄心
10及び回転軸11は夫々変形して破線で示され、空隙12の
長さは狭い空隙長δ1 と広い空隙長δ2 となり、軸方向
及び円周方向に不均衡となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような回転電機に
は次のような課題がある。 (1).回転電機の空隙12に偏心があると、運転時に狭い空
隙長δ1 側に回転子9を引き寄せる磁気吸引力が働いて
回転子9が撓んで偏心量が増加し、空隙長δが減少して
空隙長δ1 となり電磁振動・騒音が発生したり、空隙12
の接触(空隙擦り)発生により回転電機の運転不能の要
因になる。これを回避する為に、空隙長δを大きくする
と励磁電流が増加して種々の電気特性が悪化する。又、
機器が大形化する。
【0005】(2).回転軸11の撓みζは、一例として次式
で表される。 ζ=(W・L3 )/(48・E・I) W:回転子自重、 E:回転軸の縦弾性係数、 L:回転子支持点距離、 I:断面二次モーメント、 I=π・D4 /64 D:回転軸直径 回転軸11の撓みζを抑制する為、回転軸11の径(D)を
大きくしたり、回転電機の大形化が必要であった。又、
撓みζの他の抑制法として回転子9の支持点距離(L)
短縮や支持点増加が考えられるが、回転電機の構造への
制約条件・部品点数の増加などの課題がある。
【0006】(3).空隙長δの不均衡による電磁振動・騒
音の発生 (4).回転電機の据付け後に上記現象が発生すると、空隙
長δの調整や振動共振点の回避が困難であり、また固定
子枠1や固定子4の新製や高剛性のものを要して高価格
化となる。
【0007】(5).また組立再調整には多大な組立工数を
要する。 本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、回転電機の
据付・運転時に回転軸の撓みが発生しても、空隙擦りや
空隙長の不均衡などを防止する回転電機を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における回転電機
は、請求項1では、筒状で両端にインローを有する固定
子枠と、この固定子枠の両端に嵌着された軸受ブラケッ
トと、前記固定子枠内に配設された固定子鉄心に固定子
巻線が収納されてなる固定子と、この固定子の内周側に
空隙を介して配設された回転子鉄心に嵌合された回転軸
とで成る回転子と、この回転子が両端に嵌合された軸受
を介して前記軸受ブラケットで回転自在に支承されて成
る回転電機において、回転電機が相手負荷に据付前の前
記空隙は前記固定子鉄心及び回転子鉄心の中心を夫々偏
心方向と偏心量として設定し、偏心方向は回転電機の回
転軸が据付・運転時に受ける負荷荷重方向と同一方向と
し、偏心量は前記負荷荷重により発生する回転軸及び回
転子鉄心の撓み量と同等としたことを特徴とする。
【0009】この構成により、負荷荷重に影響なく円滑
に運転できる。軸撓みを抑制するので大幅な回転軸径の
増加を要せず回転電機が小形化され、構造上の制約条件
がなくなり部品点数が削減できる。特性面では、偏心高
調波の発生を防止できて電磁振動・騒音が抑制できると
共に、空隙長を極力小さく設定できるので力率向上・消
費電力削減ができる。
【0010】請求項2では、前記固定子鉄心の外周に負
荷荷重並びに回転子の撓み方向と平行となる凹部を複数
個設け、この凹部にコア止棒を配設し固定子枠に穿設し
た複数個の捩子穴から該コア止棒をボルト締めにより固
定する。ボルトの回転量で回転電機の外被から空隙の空
隙長を調整でき空隙長調整が簡素化できる。そして、工
場での出荷試験または無負荷状態での試運転などの負荷
荷重が回転軸に作用しない場合は、固定子鉄心と回転子
鉄心の空隙長を円周方向で均等となるようにして、回転
電機の使用状況により空隙設定を自在に調整できる。
【0011】請求項3では、前記固定子鉄心の外周形状
を多角形とし、この多角形の各平面にコア止板を配設し
固定子枠に穿設した複数個の捩子穴から該コア止板をボ
ルト締めにより固定する。空隙長の調整方向を多方向と
することができるので、請求項2よりも使用目的が拡大
する。
【0012】請求項4では、前記固定子鉄心の外周形状
を円形部を含む多角形とし、この多角形の各平面には層
間に板バネを挟設した2層構成の2層コア止板を配設し
て固定子枠に穿設した複数個の捩子穴から該2層コア止
板をボルト締めで固定し、前記板バネの圧力変化により
固定子鉄心と固定子枠の固有振動数を変化させる。回転
電機を据付け後に振動・騒音の増大が発生した場合、回
転電機の固有振動数を変化させて相手機械との振動共振
点の回避を行うことができる。
【0013】請求項5では、前記固定子鉄心の外周形状
を円形部を含む多角形として、この多角形の各平面には
1辺が傾斜状となった傾斜コア止板を配設し、この傾斜
コア止板を配設する固定子枠の相対位置は固定子鉄心端
部から中央部へ径小となる傾斜部を設け、該傾斜部に相
互の傾斜方向が相対するように前記傾斜コア止板を位置
させ固定子枠に穿設した複数個の捩子穴から該傾斜コア
止板をボルト締めにより固定し、固定子枠外部からボル
ト締めにより偏心量を調整して空隙長さを調整する。傾
斜コア止板がボルト先端で押されて固定子枠の傾斜部に
沿ってスライドすることで、固定子鉄心が垂直方向へス
ライドするので、固定子鉄心・固定子枠と傾斜コア止板
との設置面積を変化させて、固定子鉄心と固定子枠の固
有振動数を変化させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1実施例を図1乃
至図3を参照して説明する。図2は固定子と回転子の要
部を示す側断面図、図3は固定子鉄心と回転子の縦断面
図である。第1実施例の構造は従来で説明の図1と同じ
であり、異なるのは組立時の空隙長の調整でこれを説明
する。
【0015】図2及び図3において、固定子鉄心2の支
持面中心はインローチ1aの中心に対して、後述する偏
心内容を含んで実線で示し、この時の空隙12Aは回転子
9の上側と下側で夫々異なる空隙長δ11,δ12となって
いる。即ち、偏心方向は回転電機の回転軸11が据付・運
転時に受ける負荷荷重の方向(矢印F)と同一方向にす
る。偏心量は前記負荷荷重により発生する回転軸11及び
回転子鉄心10の撓み量と同等に設定する。
【0016】この状態で回転電機を据付・運転状態に入
ると、回転軸11に矢印F方向の負荷荷重が掛かり回転軸
11には荷重方向と反対方向に撓みζが発生する。この撓
みζに伴い破線で示すように回転子鉄心10が撓み、空隙
12Aは回転子9の上側と下側で固定子鉄心2内径に対し
て夫々空隙長δ111,δ121 と変り、空隙長δ111 と空隙
長δ121 は略等しく円周方向に均等となる。この結果、
負荷荷重に影響なく回転電機が円滑に運転できる。
【0017】すると、従来問題にしていた、回転軸11の
撓みζを抑制する為に行う断面二次モーメント(I)を
大きくするか、若しくは回転子支持点距離(L)を小さ
くする等が解決される。これは、回転電機が回転軸11に
撓みζを発生した状態で円滑に運転できるので、回転軸
11径(D)は大幅な増加がなく回転電機が小形化でき
る。又、回転子9の支持点短縮(L)や支持点の増加も
不要となり、回転電機の構造上の制約条件がなくなり部
品点数が削減できる。
【0018】特性面では、運転時に空隙12Aの空隙長δ
111,δ121 は均等となるので、偏心高調波の発生を防止
でき電磁振動・騒音が抑制できる。又、空隙12Aの空隙
長δ111,δ121 は極力小さく設定できるから、力率の向
上・消費電力削減などができる。そして、円滑な運転と
特性向上により回転電機の長寿命化が可能となる。
【0019】(第2実施例)第2実施例を図4を参照し
て説明する。第1実施例と異なるのは、固定子鉄心2A
の外周に凹部2aを設ける。この凹部2aは負荷荷重並
びに回転軸11の撓みζ方向と平行になるようにスライド
面を持ち、凹部2aに相対するように負荷荷重並びに回
転軸11の撓みζ方向にスライド可能なコア止棒21を配置
する。このコア止棒21にて固定子鉄心2Aの固定子枠20
Aに対する廻り止めを行う。配置部においては、固定子
枠20A内周と固定子鉄心2A外周との間に隙間を設け、
固定子枠20Aにはコア止棒21と相対する位置で且つ固定
子枠20A外周に複数個の捩子穴22を設けてボルト23を配
置する。ボルト23先端にて前記コア止棒21を押付け、更
にコア止棒21が固定子鉄心2Aを押すことにより、負荷
荷重並びに回転軸11の撓みζ方向に固定子鉄心2Aが固
定子枠20A内周と固定子鉄心2A外周間の隙間分スライ
ド可能となる。回転電機の外部から前記ボルト23のねじ
込み量を調整することで、固定子鉄心2Aの回転子9に
対する偏心量即ち空隙長δを調整する。
【0020】(第3実施例)第3実施例を図5を参照し
て説明する。第1実施例と異なるのは、固定子鉄心2B
の外周形状が平面部を有する多角形で、該平面部と固定
子枠20Bとの空間にコア止板24を配置し、固定子枠20B
側からのボルト26締めで固定子鉄心2Bは固定子枠20B
に支持され、コア止板24で固定子鉄心2Bは廻り止めさ
れる。固定子枠20Bには前記コア止板24と相対する位置
で且つ該外周に複数の捩子穴25を設けてボルト26を配置
する。ボルト26先端にて前記コア止板24を押し付け、更
にコア止板24が固定子鉄心2Bを押すことにより固定子
鉄心2Bがスライドする。回転電機の組立時または組立
後に、前記ボルト26のねじ込み量を調整することによ
り、固定子鉄心2Aの回転子9に対する偏心量即ち空隙
長δを回転電機の外部より調整する。
【0021】上記第2,第3実施例によれば、回転電機
の据付け後に前記のような空隙擦りや振動・騒音増大な
どが発生した場合、空隙長δの調整が可能である。又、
空隙長δの調整ができる為、工場での出荷試験または無
負荷状態での試運転などの負荷荷重が回転軸11に作用し
ない場合は、空隙長δを円周方向で均等となるように調
整する。このように、回転電機の使用状況により空隙長
設定を自在に調整することができ、更にボルト23,26の
ねじピッチが規格で規定されているので、ボルトを廻す
量で調整量を計算でき、空隙調整の簡素化ができる。第
3実施例では、空隙長δの調整方向を多方向とすること
ができ、第2実施例に対して使用目的の拡大が可能であ
る。
【0022】(第4実施例)第4実施例を図6を参照し
て説明する。第1実施例と異なるのは、固定子鉄心2C
の外周形状を円形部を含んだ多角形とし、多角形の平面
部に対向するようコア止板27を配置する。固定子枠20C
に対する固定子鉄心2Cの廻り止めは2層コア止板27で
行う。2層コア止板27は2層構成で層間に板バネ28を配
置する。固定子枠20C内での固定子鉄心2Cの支持は、
前記円形部及び2層コア止板27で行う。固定子枠20Cに
は、2層コア止板27と相対する位置で且つ固定子枠20C
外周に複数の捩子穴29を設けてボルト30を配置する。こ
のボルト30先端で2層コア止板27の固定子枠20C接触側
を押付け、板バネ28を介して更に固定子枠20C接触側の
2層コア止板27が固定子鉄心2Cを押付ける。ボルト30
のねじ込み量を変化させることにより2層コア止板27の
層間の板バネ28の圧力が変化する。これで、固定子鉄心
2Cと固定子枠20Cの支持部ばね定数を変化させ、回転
電機の固有振動数を変化する。この実施例によれば、回
転電機を据付け後に振動・騒音増大となった時、回転電
機の固有振動数を変化させて相手機械との振動共振点の
回避を行うことができる。
【0023】(第5実施例)第5実施例を図7を参照し
て説明する。第1実施例と異なるのは、固定子鉄心2D
の外周形状を円形部を含んだ多角形とし、多角形の平面
部に対向するよう傾斜コア止板31を配置する。この傾斜
コア止板31の垂直方向形状は、固定子鉄心2Dの端部が
中央部より高くした傾斜状とする。固定子枠20Dの傾斜
コア止板31の取付部は、傾斜コア止板31の傾斜角と同傾
斜している。固定子枠20Dへの固定子鉄心2Dの支持と
廻り止めは傾斜コア止板31で行う。固定子枠20Dには、
傾斜コア止板31と相対する位置で且つ固定子鉄心2D端
面方向(軸方向)に少なくとも傾斜コア止板31と同数の
捩子穴32を設けて、その捩子穴32にボルト33を配置す
る。このボルト33先端で傾斜コア止板31を押し、傾斜コ
ア止板31が固定子枠20Dの傾斜面に沿ってスライドさせ
て、固定子鉄心2Dが垂直方向へスライドする。回転電
機の組立時または組立後に、前記ボルト33のねじ込み量
を調整することにより、固定子鉄心2Dの回転子鉄心10
に対する偏心量即ち空隙長δを回転電機外部より調整す
る。又、固定子鉄心2D・固定子枠20Dと傾斜コア止板
31の設置面積を変化させることにより、固定子鉄心2D
と固定子枠20Dの固有振動数が変化する。
【0024】第2乃至第4実施例と同様の作用効果が得
られると共に、空隙長δの調整は負荷荷重が回転軸11に
作用しない場合、固定子鉄心2Dと回転子鉄心10の空隙
長δを円周方向で均等になるようにする。このように回
転電機の使用状況により空隙設定を自在に調整すること
ができ、更にボルト33のねじピッチが規格で規定されて
いるので、ホルトの回転量で調整量を計算できて空隙調
整の簡素化ができる。
【0025】尚、第2,3,5実施例は空隙長δの調整
が可能な為に、小径・細長の外形が必要とされる場合で
も空隙長δの均衡を維持できるので、固定子枠や固定子
側の撓みの発生を吸収することができ、必要な剛性量を
軽減することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転軸並
びに回転子鉄心に軸撓みが発生した時点で空隙の空隙長
が円周方向に均等となり、負荷荷重に影響なく円滑に運
転できる。又、回転電機の外被から空隙長調整が簡単に
できると共に小形化される。更に、固有振動数の調整も
簡単にできる。特性面では、運転特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転電機の上半分断面を含む縦断面図、
【図2】固定子鉄心・回転子鉄心・回転軸の偏心状態
図、
【図3】図2の空隙状態図、
【図4】本発明の第2実施例を示し、(a)は図1相当
図で、(b)は(a)図のA−A断面図、
【図5】本発明の第3実施例を示し、(a)は図1相当
図で、(b)は(a)図のB−B断面図、
【図6】本発明の第3実施例を示し、(a)は図1相当
図で、(b)は(a)図のC−C断面図、
【図7】本発明の第4実施例を示す図1相当図、
【図8】従来の図2相当図、
【図9】従来の図3相当図。
【符号の説明】
1,20,20A,20B,20C,20D…固定子枠、 1a…インロー部、 2,2A,2B,2C,2D…固定子鉄心、 2a…凹部、 3…固定子巻線、 4…固定子、 5…軸受ブラケッ
ト、 7…軸受、 9…回転子、 10…回転子鉄心、 11…回転軸、 12,12A…空隙、 21…コア止棒、 22,25,29,32 …捩子穴、 23,26,30,33 …ボル
ト、 24…コア止板、 27…2層コア止板、 28…板バネ、 31…傾斜コア止板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F062 AA12 AA36 AA76 BB04 BC80 CC07 CC10 EE09 FF17 GG46 GG51 5H002 AA04 AB04 AB08 AC03 AC08 5H605 AA04 AA05 CC01 CC02 CC04 CC05 DD03 EA02 EA11 EB10 EB35 GG04 GG06 5H615 AA01 BB14 PP01 PP02 PP06 PP12 PP24 PP25 PP28 SS20 SS55

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状で両端にインローを有する固定子枠
    と、この固定子枠の両端に嵌着された軸受ブラケット
    と、前記固定子枠内に配設された固定子鉄心に固定子巻
    線が収納されてなる固定子と、この固定子の内周側に空
    隙を介して配設された回転子鉄心に嵌合された回転軸と
    で成る回転子と、この回転子が両端に嵌合された軸受を
    介して前記軸受ブラケットで回転自在に支承されて成る
    回転電機において、回転電機が相手負荷に据付前の前記
    空隙は前記固定子鉄心及び回転子鉄心の中心を夫々偏心
    方向と偏心量として設定し、偏心方向は回転電機の回転
    軸が据付・運転時に受ける負荷荷重方向と同一方向と
    し、偏心量は前記負荷荷重により発生する回転軸及び回
    転子鉄心の撓み量と同等となるようにしたことを特徴と
    する回転電機。
  2. 【請求項2】 前記固定子鉄心の外周に負荷荷重並びに
    回転子の撓み方向と平行となる凹部を複数個設け、この
    凹部にコア止棒を配設し固定子枠に穿設した複数個の捩
    子穴から該コア止棒をボルト締めにより固定した請求項
    1記載の回転電機。
  3. 【請求項3】 前記固定子鉄心の外周形状を多角形と
    し、この多角形の各平面にコア止板を配設し固定子枠に
    穿設した複数個の捩子穴から該コア止板をボルト締めに
    より固定した請求項1記載の回転電機。
  4. 【請求項4】 前記固定子鉄心の外周形状を円形部を含
    む多角形とし、この多角形の各平面には層間に板バネを
    挟設した2層構成の2層コア止板を配設して固定子枠に
    穿設した複数個の捩子穴から該2層コア止板をボルト締
    めにより固定し、前記板バネの圧力変化により固定子鉄
    心と固定子枠の固有振動数を変化させる請求項1記載の
    回転電機。
  5. 【請求項5】 前記固定子鉄心の外周形状を円形部を含
    む多角形として、この多角形の各平面には1辺が傾斜状
    となった傾斜コア止板を配設し、この傾斜コア止板を配
    設する固定子枠の相対位置は固定子鉄心端部から中央部
    へ径小となる傾斜部を設け、該傾斜部に相互の傾斜方向
    が相対するように前記傾斜コア止板を位置させ固定子枠
    に穿設した複数個の捩子穴から該傾斜コア止板をボルト
    締めにより固定し、固定子枠外部からボルト締めにより
    偏心量を調整して空隙長さを調整する請求項1記載の回
    転電機。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193681A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Nsk Ltd 電動モータ及び電動パワーステアリング装置
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