JP2000083193A - 画像伝送システムおよび画像送信装置、画像撮像装置 - Google Patents

画像伝送システムおよび画像送信装置、画像撮像装置

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JP2000083193A
JP2000083193A JP11150097A JP15009799A JP2000083193A JP 2000083193 A JP2000083193 A JP 2000083193A JP 11150097 A JP11150097 A JP 11150097A JP 15009799 A JP15009799 A JP 15009799A JP 2000083193 A JP2000083193 A JP 2000083193A
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image
transmission
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transmission system
signal
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JP11150097A
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Susumu Ibaraki
晋 茨木
Noboru Katsuta
昇 勝田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像を伝送して合成する画像伝送シス
テムであって、合成する画像が増えても必要な帯域や遅
延が増加せず、さらに合成の方法を容易に変更できるも
のを実現する。 【解決手段】 伝送路15は複数のアクセス単位に時分
割され、各アクセス単位を用いてパケットを伝送できる
伝送路である。レイアウト情報生成手段14は、1フレ
ーム毎に各画像取込手段11の画像の合成後の表示位置
を示すレイアウト情報を出力する。各画像送信装置10
において、画像変換手段103が画像取込手段11によ
り取り込まれた画像を、受信したレイアウト情報の表示
位置に示されるサイズに変換する。カウンタ手段102
がアクセス単位の数を計測し、表示位置に対応する数に
なった時に、遅延手段104に変換後の画像信号を出力
を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のカメラから
取り込まれた画像を合成して表示する画像伝送システム
とその画像送信装置、及び画像撮像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は複数のカメラから取り込まれた画
像を合成して表示する従来の画像伝送システムの一例の
構成を示す図である。図9において、1091は画像信
号合成装置、1092−1,1092−2,及び109
2−3はテレビカメラ等の画像信号源、1093は画像
信号受信装置、1094−1,1094−2,及び10
94−3はそれぞれ画像信号源1092−1,1092
−2,及び1092−3の画像信号出力を画像信号合成
装置1091の第1,第2,第3の入力端子に接続する
伝送路である。この従来の画像伝送システムでは、画像
信号源1092−1,1092−2,及び1092−3
の画像信号出力は、それぞれ伝送路1094−1,10
94−2,及び1094−3を介して画像信号合成装置
1091の第1,第2,第3の入力端子に入力され、画
像信号合成装置1091において合成され、画像信号受
信装置1093に送られる。画像信号受信装置1093
は合成後の画像信号を受け取り、これを図示しない表示
手段に表示することができる。このような従来の画像伝
送システムでは、画像信号源の数に応じて複数の伝送路
が必要であり、画像信号合成装置は入力される複数の画
像信号源からの画像信号を一度に同一画面に合成しなけ
ればならないため、大容量のメモリを備える必要があ
り、また、画像合成処理に時間を要する。また、画像信
号源の数は画像信号合成装置が持つ入力端子のよりも多
く増やすことができない。
【0003】図10は、例えば、特開平8−32873
号公報に開示された、従来の他の画像伝送システムの構
成を示す図である。図10において、1101−2,及
び1101−3は画像信号合成装置、1102−1,1
102−2,及び1102−3は画像信号源、1103
は画像信号受信装置である。
【0004】以下、図10に示す従来の画像伝送システ
ムの動作について説明する。図10に示される各画像信
号源1102−1,1102−2,及び1102−3は
画像信号を出力する装置であり、各画像信号合成装置1
101−2,及び1101−3は2つの画像信号を合成
して一つの画像信号を生成する装置である。すなわち、
画像信号源1102−1から出力された画像信号と画像
信号源1102−2から出力された画像信号は画像信号
合成装置1101−2によって合成され、画像信号合成
装置1101−2から出力された画像信号と画像信号源
1102−3から出力された画像信号は画像信号合成装
置1101−3によって合成される。このように、接続
されている画像信号源と画像信号合成装置は、次々に画
像を合成していく。最終的に全ての画像信号源の画像が
合成された画像信号が画像信号受信装置1103により
受信,表示される。以上の構成により、複数の画像信号
源から取り込まれた画像を合成して表示する画像伝送シ
ステムを構成する。
【0005】図11は、複数のカメラから取り込まれた
画像を合成して表示する従来の他の画像伝送システムの
構成を示す図である。図11において、1111は画像
信号合成装置、1112−1,1112−2、及び11
12−3はテレビカメラ等の画像信号源、1113は画
像信号受信装置、1114は画像信号源1112−1,
1112−2,1112−3、及び画像信号合成装置1
111が接続された共通の伝送路である。この従来の画
像伝送システムでは、画像信号源1112−1,111
2−2,及び1112−3は画像信号を共通伝送路11
14に送出し、画像信号合成装置1111は共通伝送路
1114より各画像信号源から送出された画像信号を取
得してこれを合成し、画像信号受信装置1113に送出
する。画像信号受信装置1113は合成後の画像信号を
受け取り、これを図示しない表示手段に表示する。この
ような従来の画像伝送システムでは、画像信号源の数に
かかわらず伝送路は1本であるが、画像信号源の数が増
えれば伝送路の必要伝送帯域幅が増大するという問題が
あり、また、図9に示す従来例と同様、画像信号合成装
置は入力される複数の画像信号源からの画像信号を一度
に同一画面に合成しなければならないため、大容量のメ
モリを備える必要があり、画像合成処理に時間を要す
る。必要伝送帯域幅を低減するために、例えば、特開平
8−256315号公報に開示されるように、各画像信
号源が画像信号を合成後の画像に必要な解像度までデー
タ縮小してから伝送路に送出するものもあるが、この場
合でも、画像信号合成装置において、各画像信号源から
の画像信号(データ縮小後の画像信号)をメモリに一旦
保持して、保持した画像信号を所定のレイアウトに配置
し直すことによって合成画像を作成するため、画像信号
合成装置はメモリを必要とするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図10
に示す従来の画像伝送システムにおいては、複数の画像
信号源が出力する画像信号を複数の画像信号合成装置1
101によって順に画像の合成を行うので、画像信号源
の数が増えると遅延も増えるという問題があった。ま
た、各画像合成装置1101には画像の合成を行うため
のメモリが必要になるので、回路規模が大きくなるとい
う問題があった。また、画像の合成方法、例えば各画像
信号源からの画像の合成画面上での配置等はあらかじめ
決められており、これを容易に変更することができない
という問題があった。
【0007】また、図11に示す従来の画像伝送システ
ムにおいては、画像信号源の数が増えれば伝送路の必要
伝送帯域幅が増大するという問題があり、また、必要伝
送帯域幅を低減するために、各画像信号源が画像信号を
合成後の画像に必要な解像度までデータ縮小してから伝
送路に送出するものにおいても、画像信号合成装置にお
いて、各画像信号源からの画像信号(データ縮小後の画
像信号)をメモリに一旦保持して、保持した画像信号を
所定のレイアウトに配置し直すことによって合成画像を
作成するため、画像信号合成装置はメモリを必要とし、
回路規模が大きくなるという問題があった。
【0008】本発明は上記の問題を解消するためになさ
れたものであり、回路規模を大きくすることなく画像信
号源の増設が可能であり、また、画像の合成方法を容易
に変更できる画像伝送システム、およびこの画像伝送シ
ステムに用いる画像送信装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明(請求項1)に係る画像伝送システム
は、伝送路と該伝送路に接続された少なくとも一つの画
像送信装置を有する画像伝送システムにおいて、上記画
像送信装置が、画像信号と、該画像信号からの切り出し
位置を指定する現画像情報を含むレイアウト情報を入力
し、上記切り出し位置の画像信号のみを伝送路に出力す
るものである。
【0010】また、本発明(請求項2)に係る画像伝送
システムは、請求項1記載の画像伝送システムにおい
て、伝送路と該伝送路に接続された少なくとも一つの画
像受信装置を備え、該画像受信装置が、伝送路から受信
した画像信号から、一枚の画像を生成する画像生成手段
を備えたものである。
【0011】また、本発明(請求項3)に係る画像伝送
システムは、伝送路と該伝送路に接続された二つ以上の
画像送信装置を有する画像伝送システムにおいて、上記
伝送路が、複数のアクセス単位に時分割されており、該
伝送路に接続された装置が各アクセス単位を使用してパ
ケットを送信できるものであり、上記画像送信装置が、
画像信号と、該画像信号の合成後の画像上における位置
を示す表示位置を含むレイアウト情報とを入力し、上記
表示位置の大きさに上記画像信号を変換し、上記アクセ
ス単位の数を計測し、上記表示位置により示されるタイ
ミングで上記変換後の画像信号を出力するものである。
【0012】また、本発明(請求項4)に係る画像伝送
システムは、請求項3記載の画像伝送システムにおい
て、上記複数の画像送信装置の表示位置を含むレイアウ
ト情報を出力するレイアウト情報生成装置を備えたもの
である。
【0013】また、本発明(請求項5)に係る画像伝送
システムは、請求項4記載の画像伝送システムにおい
て、上記レイアウト情報生成装置が、1フレームに1 回
の時間間隔でレイアウト情報を出力するものである。
【0014】また、本発明(請求項6)に係る画像伝送
システムは、請求項3記載の画像伝送システムにおい
て、上記伝送路がリング型のネットワークであるもので
ある。
【0015】また、本発明(請求項7)に係る画像伝送
システムは、請求項3記載の画像伝送システムにおい
て、上記画像送信装置が、上記レイアウト情報の指示通
りに画像のサイズを変換する画像変換手段と、使用可能
なアクセス単位の数を計測し、該アクセス単位の計測数
が上記表示位置に対応する範囲になった時に変換後の画
像を出力する遅延手段とを備えたものである。
【0016】また、本発明(請求項8)に係る画像伝送
システムは、請求項3記載の画像伝送システムにおい
て、上記レイアウト情報が、画像信号からの切り出し位
置を指定する原画像位置を含み、上記画像送信装置が原
画像位置に指定される位置の画像信号を切り出した後
で、表示位置の大きさに変換するものである。
【0017】また、本発明(請求項9)に係る画像送信
装置は、画像信号と、該画像信号からの切り出し位置を
指定する現画像情報を含むレイアウト情報を入力し、上
記切り出し位置の画像信号のみを出力するものである。
【0018】また、本発明(請求項10)に係る画像送
信装置は、複数のアクセス単位に時分割されており、接
続された装置が各アクセス単位を使用してパケットを送
信できる伝送路に接続される画像送信装置であって、画
像信号と、該画像信号の合成後の画像上の位置を表す表
示位置を含むレイアウト情報とを入力し、上記表示位置
の大きさに上記画像信号を変換し、上記アクセス単位の
数を計測し、上記表示位置により示されるタイミングで
上記変換後の上記画像信号を出力するものである。
【0019】また、本発明(請求項11)に係る画像送
信装置は、請求項10記載の画像送信装置において、上
記レイアウト情報の指示通りに画像のサイズを変換する
画像変換手段と、使用可能なアクセス単位の数を計測
し、該アクセス単位の計測数が上記表示位置に対応する
範囲になった時に変換後の画像を出力する遅延手段とを
備えたものである。
【0020】また、本発明(請求項12)に係る画像送
信装置は、請求項10記載の画像送信装置において、上
記画像信号からの切り出し位置を指定する原画像位置を
含むレイアウト情報を入力し、上記原画像位置に指定さ
れる位置の画像信号を切り出した後で、表示位置の大き
さに変換するものである。
【0021】また、本発明(請求項13)に係る画像撮
像装置は、実画像を取り込み画像信号とする際に、該画
像信号からの切り出し位置を指定する現画像情報を含む
レイアウト情報を入力し、上記切り出し位置の画像信号
のみを出力するものである。
【0022】また、本発明(請求項14)に係る画像伝
送システムは、パケットを伝送する伝送路と該伝送路に
接続された一つ以上のフレーム同期信号受信装置と、一
つのフレーム同期信号送信装置を有する画像伝送システ
ムにおいて、上記フレーム同期信号送信装置が、フレー
ム同期信号からの時間的なずれの示す値をフレーム同期
パケットとして伝送路に送信するものであり、上記フレ
ーム同期信号受信装置が、上記フレーム同期パケットを
受信すると、その値を基にフレーム同期信号の位相を調
整するものである。
【0023】また、本発明(請求項15)に係る画像伝
送システムは、請求項14記載の画像伝送システムにお
いて、上記フレーム同期信号送信装置が、クロック数を
カウントする第1のカウンタと、該第1のカウンタの値
と規定の固定値を比較し、一致するとフレーム同期信号
を出力する第1の比較装置とを具備し、上記第1のカウ
ンタの値をフレーム同期パケットとして伝送路に送信す
るものであり、上記フレーム同期信号受信装置が、クロ
ック数をカウントする第2のカウンタと、該第2のカウ
ンタの値と規定の固定値を比較し、一致するとフレーム
同期信号を出力する第2の比較装置とを具備し、上記フ
レーム同期パケットを受信すると、その値を上記第2の
カウンタにプリセットするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図8および、図12から図14を用いて説
明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による画
像伝送システムの構成を示す図である。図1において、
10−1,10−2,10−3は画像送信装置、11−
1,11−2,11−3は画像取込手段、12は画像受
信装置、13は表示手段、14はレイアウト情報生成手
段、15は伝送路である。また、101はレイアウト情
報受信手段、102はパケットの番号をカウントするカ
ウンタ手段、103は画像変換手段、104は少なくと
も1パケット分のデータを保持することのできる遅延手
段、121は画像受信手段、122はレイアウト情報を
保持する遅延手段である。
【0025】本実施の形態による画像伝送システムは、
画像取込手段11−1,11−2,11−3から取り込
まれた3つの画像信号を伝送し、合成して表示手段13
に表示するシステムである。その合成の方法はレイアウ
ト情報生成手段14がレイアウト情報により指示する。
伝送路15は固定長のアクセス単位に分割されており、
画像送信装置10−1,10−2,10−3はレイアウ
ト情報から自装置が使用するアクセス単位を検出し、そ
のアクセス単位を用いて画像信号を伝送路上に送信す
る。これにより、画像受信手段12は伝送路上で合成さ
れた画像情報を受信する。以下、詳細な動作を説明す
る。
【0026】図2は本実施の形態による画像伝送システ
ムで取り扱う画像を説明するための図である。本実施の
形態による画像伝送システムで取り扱う画像は、一枚の
フレームが水平方向に352画素、垂直方向に240画
素、輝度情報と二つの色差情報の比が4:1:1、一秒
間に30フレーム、各画素を8ビットで表現するデジタ
ル画像である。本実施の形態による画像伝送システムで
は、この画像を、8画素×8画素のブロックにより、水
平方向に44ブロック、垂直方向に30ブロックに分割
する。各ブロックを(水平方向のブロック番号,垂直方
向のブロック番号)で表現し、(0,0)から(43,
29)の1320個のブロックにより1枚の画像を分割
して取り扱う。各ブロックのデータ量は、輝度信号64
バイト、色差信号が2×16バイトの合計で、96バイ
トである。
【0027】なお、取り扱う画像としては、これに限ら
れるものではなく、水平方向の画素数は720、192
0など任意の画素数を、垂直方向の画素数は240、4
80、1080など任意の画素数を、輝度信号と色差信
号の比は4:4:4、4:2:2、4:2:0など任意
の比を、一秒間のフレーム数は50、60など任意の数
を、各画素のビット数は6ビット、10ビット、16ビ
ットなど任意の数を持つような、任意のフォーマットの
画像信号を取り扱うことが出来る。フォーマットが異な
れば、ブロックの数あるいはブロックのビット数も異な
る値になる。また、ブロックで割り切れない場合には、
画面の端のブロックの形を縦長や横長に変える、あるい
は無効画素をパディングするなどの処理を行えば良い。
また、ブロックについても8画素×8画素に限られず、
4画素×4画素のブロックや、水平方向32画素×垂直
方向に1画素のブロックなど、任意のブロックを使用で
きる。ブロックのサイズが変われば、ブロックの数やブ
ロックのビット数はそれに応じて変わることは言うまで
もない。
【0028】画像取込手段11−1,11−2,11−
3はそれぞれ図2に示した画像を取り込み、デジタル画
像信号として出力する手段であり、例えばCCDを用い
たカメラや、撮像管を用いたカメラとアナログデジタル
変換手段の組み合わせなどにより実現される。画像取込
手段としては、これらに限られず、画像を蓄積したVT
Rやディスクの再生手段、TV放送の受信手段など、デ
ジタル画像信号を出力する任意の手段により実現可能で
ある。
【0029】画像取込手段11−1,11−2,11−
3により取り込まれた画像信号は、それぞれ画像送信装
置10−1,10−2,10−3により伝送路15を用
いて送信され、画像受信装置12によって受信される。
画像送信装置10および画像受信装置12の動作につい
ては後で詳細に説明を行う。表示手段13は、画像受信
装置12により出力される画像信号を表示される。
【0030】図3は本実施の形態による画像伝送システ
ムの各画像取込手段11より出力する画像信号の合成画
面のレイアウト例を説明するための図である。図3にお
いて、図3(b) ,図3(c) ,図3(d) はそれぞれ画像取
込手段11−1,11−2,11−3が取り込む画像を
示し、図において34,35,36はそれぞれの原画像
位置を示す。また、図3(a) は表示手段13の画面装置
に表示される表示画面を示し、図において31,32,
33はそれぞれ画像取込手段11−1,11−2,11
−3の画像を表示する位置を示す。すなわち、画像取込
手段11−1で取り込まれた画像は、原画像位置34で
示される位置の画像が切り出され、表示位置31に示さ
れる位置に表示される。画像取込手段11−2で取り込
まれた画像は、原画像位置35で示される位置が切り出
され、表示位置32に示される位置に表示される。画像
取込手段11−3で取り込まれた画像は、原画像位置3
6で示される位置の画像が切り出され、表示位置33に
示される位置に表示される。原画像位置のサイズと対応
する表示位置の大きさが異なる場合には、縮小や拡大や
変形などの処理が行われた後で表示される、もちろん、
図3のレイアウトは一例であり、任意のレイアウトを選
択可能である。
【0031】レイアウト情報生成手段14は、図3に示
されるようなレイアウトを決定し、レイアウト情報とし
て出力する。図4は図3に示したレイアウトを表現する
レイアウト情報の例を示す図である。レイアウト情報は
各画像取込手段毎に、ID,原画像位置,表示位置の組
み合わせによって表される。原画像位置および表示位置
については、それぞれの左上端のブロック番号と右下端
のブロック番号によって表される。図3に示した合成例
においては、取込手段11−1のIDは1、原画像位置
は(11,0)と(43,29)、表示位置は(0,1
0)と(21,29)で表され、取込手段11−2のI
Dは2、原画像位置は(0,0)と(32,29)、表
示位置は(22,10)と(43,29)で、取込手段
11−3のIDは3、原画像位置は(0,10)と(4
3,19)、表示位置は(0,0)と(43,9)で表
され、これらの情報をレイアウト情報として出力する。
ブロック番号の表現方法はこれに限られず、一枚の画像
中のブロックの位置を特定可能な任意の方法によって表
現可能である。
【0032】実際のレイアウト情報のフォーマットとし
ては、例えば、IDと、原画像位置を示す4つの数字
と、表示位置を示す4つの数字のそれぞれを1バイトで
表現することにより、一つの画像取込手段11に対応す
るレイアウト情報を9バイトで表すことが出来る。本実
施の形態では画像取込手段11が3つであるので、合計
27バイトの情報となる。画像取込手段の数が増えれ
ば、レイアウト情報のデータ量が増加する。レイアウト
情報のフォーマットはこれに限られるものではなく、図
4に示される情報がすべて含まれれば任意の形態を取る
ことができ、各システムにおいて自由に設計可能であ
る。
【0033】レイアウト情報生成手段14がレイアウト
を決定する方法の例としては、あらかじめ決定されて記
憶しているレイアウト情報を出力する方法がある。ある
いは、表示手段13に表示された画面に関連したコマン
ドの入力によりレイアウトを変更する方法がある。例え
ば、右方向を示すコマンドが入力されると、図6に示す
ように原画像位置と表示位置を変更する。すなわち、図
に示すように画面を右に移動し、画像取込手段11−1
の原画像位置64を(20,0)と(43,29)に、
表示位置61を(0,10)と(15,29)に変更
し、画像取込手段11−2の原画像位置65を(0,
0)と(41,29)に、表示位置62を(16,1
0)と(43,29)に変更し、レイアウト情報を出力
する。また、画像取込手段11−3の画像の全画面表示
を示すコマンドが入力されると、図7に示すように原画
像位置と表示位置を変更する。すなわち、画像取込手段
11−1と11−2の原画像位置と表示位置は全て
(0,0)に変更し、画像取込手段11−3の原画像位
置76を(0,0)と(43,29)に、表示位置73
を(0,0)と(43,29)に変更し、レイアウト情
報を出力する。
【0034】なお、レイアウト情報の生成方法について
は、上述した例に限られるものではない。左方向を示す
コマンドによって同様の変更を行っても良いし、ズーム
アップを示すコマンドによって、原画像位置の範囲を小
さくするような変更を行っても良い。また、コマンドに
よって変更を行う方法以外にも、ポインティングデバイ
スの動作や人間の視線、センサーが検出した信号によっ
てレイアウトを変更する方法、記憶されているレイアウ
トを順に選択する方法など、原画像位置と表示位置を決
定する任意の方法を用いることができる。また、表示位
置については、画面全体が埋められる必要は無く、表示
画面中で表示位置として選ばれていない場所があっても
良い。表示画面中で表示位置として選ばれていない場所
は文字表示などを用いることもできる。
【0035】また、上述の例では、画像取込手段11で
取り込まれた画像のうち原画像位置で示される位置の画
像を切り出した後に表示位置の大きさに応じて拡大,縮
小等を行なうようにしているが、画像取込手段11で取
り込まれた画像をそのまま表示位置の大きさに応じて拡
大,縮小等を行なうようにしてもよい。この場合、合成
後の画像上での各画像の表示のされ方に若干の制限が生
じるが、レイアウト情報に原画像位置を含める必要がな
いので、レイアウト情報のバイト数を低減することがで
きる。
【0036】次に、伝送路15、画像送信装置10−
1,10−2,10−3、及び画像受信装置12の動作
について説明する。図5は本実施の形態による画像伝送
システムにおける信号伝送の様子を説明するための図で
ある。伝送路はアクセス単位に時分割されており、伝送
路に接続されたいずれかの装置が各アクセス単位を使用
して、パケットを送信できるような任意の伝送路であ
り、1フレームの時間、すなわち30分の1秒に少なく
とも1321個のアクセス単位があり、各アクセス単位
を用いて少なくとも1ブロックのデータ長、すなわち9
6バイトのパケットを送信できるような構成とする。1
フレームの時間は取り扱う画像信号のフォーマットによ
って異なり、1ブロックのデータ長も画像信号のフォー
マットとブロックの分割方法によって異なる。また、送
信単位が1ブロックのデータ長より小さいような伝送路
15を用いる場合には複数の送信単位を用いて一つのパ
ケットを伝送するような形態にすれば良い。このような
伝送路であれば、装置の接続形態はリング型、バス型、
スター型など任意の形態により実現可能で、伝送路の物
理媒体も電気、光などの有線でも、電波や赤外線などの
無線でも良い。
【0037】画像受信装置12において、遅延手段12
2は1フレームの時間を計測し、1フレームに1回の間
隔でレイアウト情報生成手段14から出力されたレイア
ウト情報を出力する。レイアウト情報も96バイトのパ
ケットとして送信されるが、一つのパケットに全ての画
像送信装置に対応するレイアウト情報が格納できない場
合には、パケットを複数にする。この時、伝送路の1フ
レームの時間のアクセス単位の最小値は、その分だけ多
くなければならない。すなわち、レイアウト情報が2パ
ケットに分割される場合、1フレームの時間には少なく
とも1322個のアクセス単位が必要である。
【0038】画像送信装置10−1において、レイアウ
ト情報受信手段101は、伝送路15からレイアウト情
報を入力し、自装置のIDに対応する原画像位置と表示
位置を出力する。画像変換手段103は、画像取込手段
11−1から出力される画像信号から、原画像位置によ
り示される位置のデータを切り出し、画素の間引きや補
間などによって表示位置により示されるサイズに変換す
る。また、カウンタ手段102は、レイアウト情報受信
手段101から表示位置が出力されると、自分のカウン
タを0にし、自装置が送信可能なアクセス単位毎にカウ
ンタを1増加させる。そして、カウンタの値が入力した
表示位置の範囲になった時に、遅延手段104に出力指
示を送信する。ここでカウンタの値をパケット番号と定
義すると、画面中のブロック(x、y)は(x+y×4
4+1)で表される。逆にパケット番号をzとすると、
(x=(z−1)mod 44)、(y=(z−1)/4
4))により表される。ここで、mod 44は44で割っ
た時の余りを、/44は整数計算の割り算で、44で割
った答えの小数点以下切り捨てを示す。これで計算され
たx、yが表示位置により示される範囲に入っていると
きに遅延手段104に出力指示を送信する。
【0039】遅延手段104は、カウンタ手段102か
らの出力指示があると、画像変換手段103から出力さ
れた変換後の画像信号の一つのブロックをパケットとし
て送信する。画像送信装置10−2,10−3について
も、レイアウト情報中の自ノードに関するIDに対応す
る原画像位置と表示位置の指示に基づき、画像送信装置
10−1と同様の動作を行う。
【0040】画像受信装置12は、画像情報を受信し、
レイアウト情報の後ろの1320個のパケット、すなわ
ちパケット1から1320を受信し、一画面の画像を生
成して表示手段13により表示する。この表示手段13
に表示される画面は、レイアウト情報生成手段14によ
り指示されたレイアウト情報の指示通り、すなわち図3
(a) に示したレイアウト通りに、画像取込手段11−
1,11−2,11−3の画面を合成した画面となる。
以降、フレーム毎に同じ処理が繰り返される。
【0041】伝送路15上では、レイアウト情報のパケ
ットと画像情報のパケットを識別するための識別子が必
要である。識別子は、全てのパケットに識別子を設ける
方法や、レイアウト情報のパケットのみに比較的長いデ
ータ長の識別子を設ける方法など、レイアウト情報と画
像情報を識別可能な任意の方法により実現可能である。
【0042】ここで、表示手段13に表示する画面の合
成方法、すなわちレイアウトを変更するためには、レイ
アウト情報生成手段14がレイアウト情報を変更すれば
良く、レイアウトを簡単に動的に変更することが可能で
ある。また、合成は伝送路上で行われるので、伝送路を
一つの画像分の帯域しか占有しないし、画像取込手段の
数の増加によって帯域や遅延が増えることは無い。
【0043】ここで、本実施の形態の伝送路15につい
て、リング型のネットワークによる実現例を示す。図8
は本実施の形態の画像伝送システムの伝送路の詳細な構
成を説明するための図である。図8において、10−
1,10−2,10−3は画像送信装置、11−1,1
1−2,11−3は画像取込手段、12は画像受信装
置、13は表示手段、14はレイアウト情報生成手段を
示す。これらの構成要素は、図1を用いた説明における
同じ番号の構成要素と同様のものであり、その動作は上
述した通りである。15は伝送路を示し、伝送路15に
おいて、80−1,80−2,80−3,80−4は通
信ノード、81はネットワーク管理装置である。
【0044】各通信ノード80はネットワーク上におけ
る自己のアドレスを持っており、通信ノード80−1,
80−2,80−3,80−4のアドレスをそれぞれ#
1、#2、#3、#4とする。ネットワーク管理装置8
1はアクセス単位を設定する装置であり、一定の時間間
隔で送信アドレス(以下SA)と受信アドレス(以下D
A)を指示するトークンを出力する。このトークンは全
ての通信ノード80に伝送され、一周した後にネットワ
ーク管理装置81が終端する。SAと一致するアドレス
の通信ノード80はトークンに続く区間にパケットを送
信する。パケットも全ての通信ノード80に伝送され、
一周した後で送信した通信ノード80が終端する。DA
と一致するアドレスの通信ノード80はパケットを受信
する。
【0045】SA,DAにはグループアドレスが設定可
能であり、SAに設定された場合はグループに属するい
ずれかの装置が送信可能であり、DAに設定された場合
には、グループに属する全ての装置が受信可能である。
ここで、(#1、#2、#3、#4)を含むグループア
ドレスを#Gとする。伝送路15は1フレームの時間、
すなわち30分の1秒の時間に、SAおよびDAが#G
となる1321個のトークンを出力する。ここで、フレ
ームの時間や、フレームの時間に出力されるトークンの
数は、これらに限られるものではなく、取り扱う画像信
号のフォーマットや使用するブロックによって、異なる
値となる。また、アドレスは上記した値に限定されず、
任意の値をとることが出来る。また、ネットワーク管理
装置はSAとDAが#Gのトークンを1フレームの時間
の間に1320個出力する限りにおいては、これらのト
ークンを必ずしも連続して出力する必要はない。SAや
DAが#G以外のアドレスを指定するトークンを出力す
ることも出来、これにより伝送路15上で他の通信も可
能である。
【0046】通信ノード80−1において、受信手段8
01で受信したパケットは画像送信装置10−1と選択
手段803に送られる。選択手段803はトークンのS
Aが#Gを示し、かつ画像送信装置10−1からデータ
が入力された場合には画像送信装置10−1から入力さ
れたデータを出力し、それ以外の場合には受信手段80
1により受信したパケットを出力する。他の通信ノード
80−2,80−3,80−4も通信ノード80−1と
同様の動作を行う。
【0047】上述のような構成により、実施の形態1に
よる画像伝送システムにおける伝送路を構成できる。し
かしながら、本発明で用いる伝送路はこれに限られるも
のではなく、リング型のネットワークを用いた他の構成
でも良いし、バス型のネットワークやスター型のネット
ワークに適用する構成にしても良く、アクセス単位に時
分割されており、接続されたいずれかの装置が各アクセ
ス単位を使用して、パケットを送信できるような伝送路
であり、1フレームの時間、すなわち30分の1秒に少
なくとも1321個のアクセス単位があり、各アクセス
単位を用いて少なくとも1ブロックのデータ長、すなわ
ち96バイトのパケットを送信できるような任意の伝送
路を用いることが出来る。
【0048】また、画像取込手段11−2および表示手
段13は、特に示してはいないが、レイアウト情報が伝
送されたタイミングを元にフレーム同期信号を生成して
動作する。これにより、フレームの同期ずれを補正する
ためのフレームメモリが不要となり、回路規模を小さく
出来る。
【0049】以上示したように、本実施の形態による画
像伝送システムでは、伝送路に接続された複数の画像取
込手段による画像信号を伝送路上で合成可能であり、伝
送路の帯域や処理による遅延が、接続される画像取込手
段の数に依存しない,また、合成の方法を簡単に動的に
変更可能な画像伝送システムを構成できる。
【0050】なお、伝送路15上のアクセス単位を、全
て画像送信装置10と画像受信装置12が使用するもの
ではなく、他の通信に使用する構成とすることも可能で
ある。この時、各画像送信装置10−1,10−2,1
0−3は、表示位置に示される位置に対応する順番にア
クセス単位を使うような構成であれば良い。例えば、識
別子を用いて本実施の形態の画像伝送システムが使用可
能なアクセス単位と、他の通信が使用可能なアクセス単
位の識別を行い、本実施の形態の画像伝送システムが使
用可能なアクセス単位毎にカウンタ手段102がカウン
タを1増やすような構成により実現可能である。あるい
は、カウンタ手段102が伝送路15上の画像送信装置
10−1あるいは10−2あるいは10−3が送信を行
ったアクセス単位を検知した時にカウンタを1増やすよ
うな構成により実現可能である。このような構成とする
ことにより、伝送路を他の通信と共用可能であるという
さらなる効果が得られる。
【0051】また、本実施の形態では、伝送路15が画
像送信装置10−1,10−2,10−3と画像受信装
置12のアドレスを含むグループアドレスを指定するト
ークンを送信する構成としたが、これに限られるもので
はない。伝送路15が、レイアウト情報生成手段14が
出力したレイアウト情報を元に、それぞれの画像送信装
置10が出力する順番を計算し、各トークンのSAに順
番通りに画像送信装置10のアドレスを設定するような
構成でも良く、同様の効果が得られる。この場合、各画
像送信装置においては、カウンタ手段103が不要であ
る。
【0052】また、本実施の形態ではレイアウト情報生
成手段14が画像受信装置12に接続されている構成と
したが、これに限られるものではない。レイアウト情報
生成手段14が直接伝送路15にレイアウト情報を出力
するような構成など、レイアウト情報を1フレームの時
間間隔で送信するような構成であれば任意の構成で良
く、同様の効果が得られる。また、レイアウト情報を画
像信号とは別の伝送路により伝送するような構成でも同
様の効果が得られる。
【0053】また、本実施の形態では、レイアウト情報
によりフレームの同期をとるような構成となっているが
これに限られるものではない。別途フレーム同期のため
のパケットや信号を設定し、カウンタ手段102のカウ
ンタの値をこのフレーム同期により0にリセットするよ
うな構成でも実現可能であり、同様の効果が得られる。
この場合、レイアウト情報は任意のタイミングで伝送さ
れれば良く、各画像送信装置10は次のフレームの先頭
でレイアウト情報を更新するなど、全ての画像送信装置
10が同じタイミングでレイアウト情報を更新するよう
な構成であれば良い。
【0054】また、本実施の形態では、画像信号を圧縮
せずに伝送するような構成としているが、これに限られ
るものではない。画像送信装置10において、各ブロッ
クをブロック内で圧縮符号化した後で送信し、画像受信
装置12において伸張した後で表示するような構成にし
ても良い。これによれば、伝送する各ブロックのデータ
量が小さくなるので、各アクセス単位で伝送するパケッ
トのデータ量を小さくできるので、使用する帯域を少な
く出来るというさらなる効果が生じる。
【0055】また、伝送路15の他の実施例として、I
EEE1394がある。IEEE1394はバス型の伝
送路であり、125マイクロ秒を1つのサイクルとす
る。同期データの転送にはチャネルが設定され、各チャ
ネルには各サイクル時間の中でバスを占有できる時間が
決められている。伝送路に接続された各装置はこのチャ
ネルを用いてデータを転送する。IEEE1394を本
実施の形態による画像伝送システムの伝送路として用い
る場合には、複数のチャネルを用いる。各チャネルは、
各サイクルでのバスの占有時間を96バイトに相当する
時間以上に設定され、各画像送信装置は各チャネルを用
いて96バイトのパケットを送信する。用意されるチャ
ネルの個数は、各サイクル時間に送信しなければならな
いパケット数以上となる。このような構成により上記実
施の形態による画像伝送システムの伝送路15を実現す
ることができる。
【0056】また、伝送路15の更に他の実施例とし
て、伝送路をフレームに分割し、各フレームをさらにス
ロットに分割し、伝送路に接続された装置がフレーム内
で使用できるスロットをあらかじめ指定されているよう
な伝送路を用いた例があげられる。上記実施の形態によ
る画像伝送システムにこのような伝送路を用いる場合に
は、いずれの画像送信装置が送信しても良く画像受信装
置が受信するスロットと、画像受信装置が送信し全ての
画像送信装置が受信するスロットとをあらかじめ決めて
おけばよい。この伝送路におけるスロットは、本発明で
は、伝送路15上のアクセス単位に相当し、上記実施の
形態による画像伝送システムに用いる場合、各スロット
が96バイト以上を伝送可能であるように、また、30
分の1秒の時間に1321個以上のスロットが存在する
ように設定すればよい。
【0057】なお、以上の説明においては、伝走路15
が複数のアクセス単位に分割されており、画像送信装置
10が、レイアウト情報により示される表示位置に対応
したアクセス単位を用いて、伝走路15に画像信号を送
信するような構成としているが、これに限定されない。
画像送信装置10が、一枚の画像からレイアウト情報に
より指示される位置の画像を切り出し、切り出した画像
のみを送信可能な任意のタイミングで伝走路15に送信
するような構成で、画像受信装置12が、各画像送信装
置10から送信された画像信号からフレームメモリのよ
うな蓄積手段を用いて一枚の表示画像を生成するような
構成でも良い。これにより、任意の伝送路に適用可能で
あり、伝送路15で使用する帯域を減らすことができる
という効果を得ることができる。このような構成の例を
図12、13に示す。
【0058】図12は、本実施の形態における画像伝送
システムの別の構成例を示す図である。図12におい
て、11−1、11−2、11−3は画像取込手段、1
200−1、1200−2、1200−3は画像送信装
置、1201はレイアウト情報受信手段、1203は画
像変換手段、1204は遅延手段、1220は画像受信
装置、1221は画像受信手段、1222はフレームメ
モリ、13は表示手段、1240はレイアウト情報生成
手段、1250は伝走路である。以下、図12に示す画
像伝送システムの動作を図1に示す画像伝送システムの
動作との違いを中心に説明する。なお、レイアウト情報
は、図4に示したレイアウト情報のうち、少なくとも現
画像位置が含まれていれば良い。
【0059】まず、画像送信装置1200−1の動作を
説明する。レイアウト情報受信手段1201は、伝送路
1250から受信したレイアウト情報に示される現画像
位置を画像変換手段1203に渡す。画像変換手段12
03は、画像取込手段11−1で取り込んだ画像から現
画像位置に示される領域の画像のみを切り出し、遅延手
段1204に出力する。遅延手段1204は、伝送路1
250に出力可能なタイミングで、画像信号を伝走路に
出力する。ここで、画像信号はそのまま送信しても良い
し、圧縮処理により圧縮して送信しても良い。また、遅
延手段1204は必ずしも必要とは限らない。任意のタ
イミングで送信可能な伝送路1250を用いる場合は、
不要である。あるいは、画像変換手段1203や画像取
込手段11−1が情報を蓄積可能で、伝送路15に送信
可能なタイミングで情報を出力するような構成にすれ
ば、遅延手段1204は不要である。
【0060】画像送信装置1200−2、1200−3
については、画像送信装置1200−1と同様の動作を
行う。レイアウト情報生成手段1240は、図1で説明
したレイアウト情報生成手段14で生成するレイアウト
情報の中で、表示情報のみを生成して出力する。また、
伝送路1250はデジタル情報を伝送する任意の伝送路
である。
【0061】次に、画像受信装置1220の動作を説明
する。画像受信手段1221は、各画像送信装置から送
信された少なくとも一枚の画像の一部を含む画像情報を
受信する。受信した画像情報は、フレームメモリ122
2に書き込まれる。この時、その表示位置に対応した位
置に書き込まれる。また、画像受信手段1221におい
て、フレームメモリに書き込む前の画像信号に対して、
画像の縦方向あるいは横方向のサイズの変更、画素の輝
度値や色の変換、画像の切り出し、などの任意の処理を
行っても良い。フレームメモリ1222に書き込まれた
画像は、表示手段13に表示される。
【0062】以上示したように、図12の構成の画像伝
送システムによれば、伝送路15で使用する帯域を減ら
すことができるという効果を得ることができる。なお、
レイアウト情報生成手段1240は、画像の位置を示す
情報である現画像位置を含むレイアウト情報を送信する
としたが、画像の表示サイズを示す情報が含まれていて
も良い。その場合、画像変換手段1203は、画像から
現画像位置の領域を切り出した後、現画像位置のサイズ
よりも表示サイズに示されるサイズの方が小さければ、
表示サイズの大きさに変換して送信する。これにより、
さらに伝送路1250で必要な帯域を減らすことができ
る。もちろん、レイアウト情報生成手段1240が、現
画像位置のサイズよりも表示サイズが小さいときにのみ
表示サイズを示す情報を送信するような構成としても良
い。
【0063】このように図12に示す構成の画像伝送シ
ステムによれば、図13に示すように、各画像取り込み
手段11−1、11−2、11−3で取り込まれた画像
の少なくとも一部を切り出して、図13(a)のように
合成して表示するような任意のシステムに適用可能であ
る。これは、表示画面の構成方法や、画像の切り出しの
方法などに、制限が加えられないということを意味す
る。また、一つの伝送路1250に接続された全ての画
像送信装置10が一枚の画像の画像信号を送信するのに
比べて、伝送路に必要な帯域を減らすことが可能であ
る。ここでも、使用する伝送路1250としては、デジ
タル情報を伝送可能な任意の伝送路を使用することがで
きる。
【0064】なお、画像送信装置1200は、一枚の画
像からレイアウト情報により指示される位置の画像を切
り出し、切り出した画像のみを伝走路に送信するような
任意の構成であれば良く、画像受信装置1220は、受
信した一つ以上の画像信号から、一枚の表示画像を構成
するような任意の構成であれば良く、図12に示した構
成に限定されず、同様の効果を得ることができる。
【0065】ところで、図1や図12で示した画像取込
手段と画像送信装置は一つの単独の装置として構成する
ことが可能であるのは言うまでもない。ここで、実画像
を撮像して画像信号に変換するような画像取込手段と画
像送信装置を組み合わせた装置を、画像撮像装置とす
る。この画像撮像装置の構成は、図1や図12に示す構
成の画像伝送システムにおいて説明した構成には限られ
ない。外部からレイアウト情報に代表されるような、画
像を切り出す位置を示す情報が入力され、少なくとも画
像を切り出す位置の画像信号を出力するような任意の構
成により、同様の効果を得ることが可能である。
【0066】画像撮像装置の別の例としては、画像変換
手段1203を無くし、画像取込手段11が指示された
現画像位置の領域の画像信号のみを出力するような構成
が考えられる。このような例を、図14に示す。図14
において、1401は画像撮像装置、1201はレイア
ウト情報受信手段、1402は画像取込手段、1204
は遅延手段である。ここで、レイアウト情報受信手段1
201および、遅延手段1204の動作は、図12にお
いて同一符号を付した装置の動作と同じである。画像取
込手段1402は、レイアウト情報受信手段1201に
より指示される現画像位置の領域の情報を出力し、遅延
手段1204を介して送信する。例えば、画像取込手段
1402がCCDや撮像管により構成された画像取込手
段である場合、指示された表示位置の情報のみを走査に
より読み取り、出力する。
【0067】このように、画像取込手段1402が、指
示された現画像位置の領域を取り込み画像の画像信号と
して出力するような構成の画像撮像装置1401を用い
ても良い。これにより、画像変換手段無しに同様の効果
を得ることが可能な、画像伝送システムを構成できる。
【0068】(実施の形態2)図15は、本発明の実施
の形態2による画像伝送システムの構成を示す図であ
る。図15において、1510はフレーム同期受信装
置、1515はフレーム同期送信手段、1511と15
16は比較手段、1512と1517はカウンタ、15
13と1518はクロック生成手段である。一つの伝送
路には、一つのフレーム同期送信装置1515と、一つ
以上のフレーム同期受信装置が接続される。各フレーム
同期送信装置1515とフレーム同期受信装置1510
は、伝送路の異なるノードであり、フレーム同期信号を
供給する。
【0069】フレーム同期送信装置1515において
は、クロック生成手段1518で生成されたクロックを
カウンタ1517でカウントする。このクロック生成手
段1518は、固定クロックを出力する水晶や、伝送路
を一定間隔で伝送される基準信号を基にクロックを生成
するPLL装置などにより構成される。カウンタ151
7の値は比較手段1516により比較され、フレーム周
波数に一致する値になったとき、比較手段1516はフ
レーム同期信号を出力する。カウンタ1517の値は、
このフレーム同期信号によりクリアされる。また、カウ
ンタ1517の値は、フレーム同期パケットとして伝走
路に伝送される。すなわち、フレーム同期パケットは、
フレーム同期信号からのオフセットを示すことになる。
ここで、伝送路はパケット化されたデジタル信号を伝送
する任意の伝送路である。代表的には、実施の形態1で
説明した伝送路がある。この伝送路には、フレーム同期
パケットだけでなく、他のデータや音声、画像などのデ
ジタル信号が多重して伝送される。
【0070】フレーム同期受信装置1510において
は、クロック生成手段1513とカウンタ1512と比
較手段1511を用いてフレーム同期信号を生成する動
作は、フレーム同期送信装置1515と全く同じであ
る。相違点は、フレーム同期パケットを受信すると、そ
の値がカウンタ1512にプリセットされることであ
る。これにより、フレーム同期送信装置1515とフレ
ーム同期受信装置1510のカウンタ1512と151
7の値は常に一定となり、同じ位相のフレーム同期信号
が各ノードで出力される。フレーム同期パケットはシス
テム起動時に少なくとも一回伝送されなければならな
い。その後は、任意の間隔で伝送すれば良い。その間隔
は、クロック生成手段が生成するクロックの精度や、目
標とする信頼度などから決めれば良い。
【0071】このような、フレーム同期送信装置151
5およびフレーム同期受信装置1510は、本実施の形
態の画像伝送システムだけでなく、任意の画像伝送シス
テムに適用可能であり、パケット伝送を行う伝送路に接
続された複数のノードで同じ位相のフレーム同期信号を
得ることができるという効果が得られる。例えば、本実
施の形態のフレーム同期送信装置1515およびフレー
ム同期受信装置1510が、実施の形態1の画像伝送シ
ステムに適用された場合には、画像送信装置および画像
受信装置に接続され、フレーム同期信号を供給する。も
ちろん、これに限られるものではなく、伝送路に接続さ
れ、同じフレーム同期信号で動作するような装置に接続
することができる。このような例は、画像を取り扱う装
置に多く、例えば、複数のVTRとVTRから出力され
た画像を編集する画像編集装置からなるシステム、複数
の撮像装置と撮像装置から出力された画像を合成、ある
いは切り替えて表示する表示装置からなるシステムなど
に適用できる。これらのシステムにおいて、各装置で位
相の異なるフレーム同期信号を用いている場合、位相を
合わせるための遅延処理が必要である。本実施の形態の
画像伝送システムを用いれば、パケットを伝送する伝送
路を用いて伝送路に接続された各装置に同じ位相のフレ
ーム同期信号を渡すことができる。これにより、各装置
が同じ位相のフレーム同期信号で動作するので、位相を
合わせるための遅延処理などが不用になる。パケットを
伝送する伝送路を用いて画像信号を伝送すれば、フレー
ム同期信号のための付加的なケーブルも不要になるとい
う効果がある。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)によ
れば、伝送路と該伝送路に接続された少なくとも一つの
画像送信装置を有する画像伝送システムにおいて、前記
画像送信装置は、画像信号と、該画像信号からの切り出
し位置を指定する現画像情報を含むレイアウト情報を入
力し、上記切り出し位置の画像信号のみを伝送路に出力
するものとしたから、伝送路を伝送する画像信号の情報
量を減らすことができるという効果がある。
【0073】また、本発明(請求項3)によれば、伝送
路と該伝送路に接続された二つ以上の画像送信装置を有
する画像伝送システムにおいて、上記伝送路が、複数の
アクセス単位に時分割されており、該伝送路に接続され
た装置が各アクセス単位を使用してパケットを送信でき
るものであり、上記画像送信装置が、画像信号と、該画
像信号の合成後の画像上における位置を示す表示位置を
含むレイアウト情報とを入力し、上記表示位置の大きさ
に上記画像信号を変換し、上記アクセス単位の数を計測
し、上記表示位置により示されるタイミングで上記変換
後の画像信号を出力するものとしたから、伝送路に接続
された複数の画像取込手段による画像信号を合成可能で
あり、伝送路の帯域や処理による遅延が、接続される画
像取込手段の数に依存しない画像伝送システムを実現で
きる効果がある。
【0074】また、本発明(請求項4)によれば、請求
項3記載の画像伝送システムにおいて、上記複数の画像
送信装置の表示位置を含むレイアウト情報を出力するレ
イアウト情報生成装置を備えたものとしたから、合成の
方法を簡単に動的に変更できる画像伝送システムを実現
できる効果がある。
【0075】また、本発明(請求項5)によれば、請求
項4記載の画像伝送システムにおいて、上記レイアウト
情報生成装置が、1フレームに1 回の時間間隔でレイア
ウト情報を出力するものとしたから、画像取込手段と画
像表示手段の間のフレーム同期を容易にとることができ
る効果がある。
【0076】また、本発明(請求項9)によれば、画像
送信装置において、画像信号と、該画像信号からの切り
出し位置を指定する現画像情報を含むレイアウト情報を
入力し、上記切り出し位置の画像信号のみを出力する構
成としたから、出力する画像信号の情報量を減らすこと
ができるという効果がある。
【0077】また、本発明(請求項10)によれば、複
数のアクセス単位に時分割されており、接続された装置
が各アクセス単位を使用してパケットを送信できる伝送
路に接続される画像送信装置であって、画像信号と、該
画像信号の合成後の画像上の位置を表す表示位置を含む
レイアウト情報とを入力し、上記表示位置の大きさに上
記画像信号を変換し、上記アクセス単位の数を計測し、
上記表示位置により示されるタイミングで上記変換後の
上記画像信号を出力するものとしたから、伝送路に接続
された複数の画像取込手段による画像信号を合成可能で
あり、伝送路の帯域や処理による遅延が、接続される画
像取込手段の数に依存しない画像伝送システムを構成す
る画像送信装置を実現できる効果がある。
【0078】また、本発明(請求項13)によれば、画
像撮像装置において、実画像を取り込み画像信号とする
際に、該画像信号からの切り出し位置を指定する現画像
情報を含むレイアウト情報を入力し、上記切り出し位置
の画像信号のみを出力する構成としたから、出力する画
像信号の情報量を減らすことができるという効果があ
る。
【0079】また、本発明(請求項14)によれば、パ
ケットを伝送する伝送路と該伝送路に接続された一つ以
上のフレーム同期信号受信装置と、一つのフレーム同期
信号送信装置を有する画像伝送システムにおいて、前記
フレーム同期信号送信装置が、フレーム同期信号からの
時間的なずれの示す値をフレーム同期パケットとして伝
送路に送信し、前記フレーム同期信号受信装置が、前記
フレーム同期パケットを受信すると、その値を基にフレ
ーム同期信号の位相を調整する構成としたから、パケッ
トを伝送する伝送路の異なるノードで同じ位相のフレー
ム同期を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像伝送システム
の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1による画像伝送システム
で扱われる画像信号を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態1による画像伝送システム
における画面合成を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態1による画像伝送システム
におけるレイアウト情報を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態1による画像伝送システム
における画像情報伝送を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態1による画像伝送システム
における別の画面合成例を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態1による画像伝送システム
における別の画面合成例を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態1による画像伝送システム
における伝送路の構成を示す図である。
【図9】従来の画像伝送システムの構成を示す図であ
る。
【図10】従来の他の画像伝送システムの構成を示す図
である。
【図11】従来の更に他の画像伝送システムの構成を示
す図である。
【図12】本発明の実施の形態1による他の画像伝送シ
ステムの構成を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態1による画像伝送システ
ムにおける他の画面合成を説明するための図である。
【図14】本発明の実施の形態1による画像撮像装置の
構成を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態による画像伝送シ
ステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
10−1、10−2、10−3 画像送信装置 11−1、11−2、11−3 画像取込手段 12 画像受信装置 13 表示手段 14 レイアウト情報生成手段 15 伝送路 101 レイアウト情報受信手段 102 カウンタ手段 103 画像変換手段 104 遅延手段 121 画像受信手段 122 遅延手段 31、32、33、61、62、63、73 表示位置 34、35、36、64、65、66、76 原画像位
置 80−1、80−2、80−3、80−4 通信ノード 81 ネットワーク管理手段 801 受信手段 802 送信手段 803 選択手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路と該伝送路に接続された少なくと
    も一つの画像送信装置を有する画像伝送システムにおい
    て、 上記画像送信装置は、画像信号と、該画像信号からの切
    り出し位置を指定する現画像情報を含むレイアウト情報
    を入力し、上記切り出し位置の画像信号のみを伝送路に
    出力することを特徴とする画像伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像伝送システムにおい
    て、 伝送路と該伝送路に接続された少なくとも一つの画像受
    信装置を備え、 上記画像受信装置は、伝送路から受信した画像信号か
    ら、一枚の画像を生成する画像生成手段を備えたもので
    ある、 ことを特徴とする画像伝送システム。
  3. 【請求項3】 伝送路と該伝送路に接続された二つ以上
    の画像送信装置を有する画像伝送システムにおいて、 上記伝送路は、複数のアクセス単位に時分割されてお
    り、該伝送路に接続された装置が各アクセス単位を使用
    してパケットを送信できるものであり、 上記画像送信装置は、画像信号と、該画像信号の合成後
    の画像上における位置を示す表示位置を含むレイアウト
    情報とを入力し、上記表示位置の大きさに上記画像信号
    を変換し、上記アクセス単位の数を計測し、上記表示位
    置により示されるタイミングで上記変換後の画像信号を
    出力する、 ことを特徴とする画像伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像伝送システムにおい
    て、 上記複数の画像送信装置の表示位置を含むレイアウト情
    報を出力するレイアウト情報生成装置を備えた、 ことを特徴とする画像伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像伝送システムにおい
    て、 上記レイアウト情報生成装置は、1フレームに1 回の時
    間間隔でレイアウト情報を出力する、 ことを特徴とする画像伝送システム。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の画像伝送システムにおい
    て、 上記伝送路がリング型のネットワークである、 ことを特徴とする画像伝送システム。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の画像伝送システムにおい
    て、 上記画像送信装置が、上記レイアウト情報の指示通りに
    画像のサイズを変換する画像変換手段と、使用可能なア
    クセス単位の数を計測し、該アクセス単位の計測数が上
    記表示位置に対応する範囲になった時に変換後の画像を
    出力する遅延手段とを備えた、 ことを特徴とする画像伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の画像伝送システムにおい
    て、 上記レイアウト情報は、画像信号からの切り出し位置を
    指定する原画像位置を含むものであり、 上記画像送信装置は、原画像位置に指定される位置の画
    像信号を切り出した後で、表示位置の大きさに変換する
    ものである、 ことを特徴とする画像伝送システム。
  9. 【請求項9】 画像信号と、該画像信号からの切り出し
    位置を指定する現画像情報を含むレイアウト情報を入力
    し、上記切り出し位置の画像信号のみを出力する、 ことを特徴とする画像送信装置。
  10. 【請求項10】 複数のアクセス単位に時分割されてお
    り、接続された装置が各アクセス単位を使用してパケッ
    トを送信できる伝送路に接続される画像送信装置であっ
    て、 画像信号と、該画像信号の合成後の画像上の位置を表す
    表示位置を含むレイアウト情報とを入力し、上記表示位
    置の大きさに上記画像信号を変換し、上記アクセス単位
    の数を計測し、上記表示位置により示されるタイミング
    で上記変換後の上記画像信号を出力する、 ことを特徴する画像送信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の画像送信装置におい
    て、 上記レイアウト情報の指示通りに画像のサイズを変換す
    る画像変換手段と、使用可能なアクセス単位の数を計測
    し、該アクセス単位の計測数が上記表示位置に対応する
    範囲になった時に変換後の画像を出力する遅延手段とを
    備えた、 ことを特徴とする画像送信装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の画像送信装置におい
    て、 上記画像信号からの切り出し位置を指定する原画像位置
    を含むレイアウト情報を入力し、上記原画像位置に指定
    される位置の画像信号を切り出した後で、表示位置の大
    きさに変換する、 ことを特徴とする画像送信装置。
  13. 【請求項13】 実画像を取り込み画像信号とする際
    に、該画像信号からの切り出し位置を指定する現画像情
    報を含むレイアウト情報を入力し、上記切り出し位置の
    画像信号のみを出力する、 ことを特徴とする画像撮像装置。
  14. 【請求項14】 パケットを伝送する伝送路と該伝送路
    に接続された一つ以上のフレーム同期信号受信装置と、
    一つのフレーム同期信号送信装置を有する画像伝送シス
    テムにおいて、 上記フレーム同期信号送信装置は、フレーム同期信号か
    らの時間的なずれの示す値をフレーム同期パケットとし
    て伝送路に送信するものであり、 上記フレーム同期信号受信装置は、上記フレーム同期パ
    ケットを受信すると、その値を基にフレーム同期信号の
    位相を調整するものである、 ことを特徴とする画像伝送システム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の画像伝送システムに
    おいて、 上記フレーム同期信号送信装置は、クロック数をカウン
    トする第1のカウンタと、該第1のカウンタの値と規定
    の固定値を比較し、一致するとフレーム同期信号を出力
    する第1の比較装置とを具備し、上記第1のカウンタの
    値をフレーム同期パケットとして伝送路に送信するもの
    であり、 上記フレーム同期信号受信装置は、クロック数をカウン
    トする第2のカウンタと、該第2のカウンタの値と規定
    の固定値を比較し、一致するとフレーム同期信号を出力
    する第2の比較装置とを具備し、上記フレーム同期パケ
    ットを受信すると、その値を上記第2のカウンタにプリ
    セットするものである、 ことを特徴とする画像伝送システム。
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