JP2000079925A - 耐熱及び耐圧性ブロー成形ボトル - Google Patents

耐熱及び耐圧性ブロー成形ボトル

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JP2000079925A
JP2000079925A JP24701198A JP24701198A JP2000079925A JP 2000079925 A JP2000079925 A JP 2000079925A JP 24701198 A JP24701198 A JP 24701198A JP 24701198 A JP24701198 A JP 24701198A JP 2000079925 A JP2000079925 A JP 2000079925A
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JP
Japan
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section
resistant
bottle
neck
deformation
Prior art date
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Application number
JP24701198A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Wada
潔 和田
Akitaka Iwasaki
晃考 岩崎
Norikazu Kakigi
典一 柿木
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内圧の上昇による変形により外観性を損なうこ
とがなく、生産性が良好で、製造費用が安価な耐熱及び
耐圧性ブロー成形ボトルを提供する。 【解決手段】プラスチックのブロー成形ボトルであっ
て、口頸部100 の下端に連続する肩部200 に、下方から
上方へ漸次大きく陥没させた平面の変形吸収板211をも
つ変形吸収凹陥部210 を、口頸部下端を中心に等間隔で
放射状に複数個周設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物により内圧
が上昇する場合に使用する耐熱及び耐圧性ブロー成形ボ
トルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、延伸ブロー成形やダイレクトブロ
ー成形によるプラスチックボトルが、広い使用範囲にわ
たって各種の内容物に適用されてきているが、延伸ブロ
ー成形ボトルに炭酸入り内容物を充填後、熱殺菌(例え
ば、65°Cで10分)する場合や、ダイレクトブロー
成形ボトルが内容物を充填後、ボトルの保管環境により
内圧が上昇する場合に、口頸部下の肩部上方部分(延伸
ブロー成形ボトルでは、口頸部下の延伸していない肉厚
部分)が内圧の上昇によって集中的に変形し、ボトルの
外観性を著しく損なうことがあった。
【0003】上述の内圧の上昇による口頸部下の変形を
防ぐために、ポリエチレンテレフタレートの延伸ブロー
成形ボトルの場合には、口頸部下をヒートセット(熱固
定)して結晶化させたり、耐熱性樹脂で多層化したり、
また、ダイレクトブロー成形ボトルの場合には、肉厚に
したり、口頸部を長くして対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の変形防止方法は、延伸ブロー成形の場合には、ヒ
ートセットにより冷却時間が長くなって生産性が低下し
たり、機械設備が複雑化たりし、多層化により高価な耐
熱性樹脂を必要とし、また、ダイレクトブロー成形の場
合には、無駄な樹脂量を必要とした。
【0005】本発明は、上述の従来の問題を解決したも
のであり、内圧の上昇による変形により外観性を損なう
ことがなく、生産性が良好で、製造費用が安価な耐熱及
び耐圧性ブロー成形ボトルを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
プラスチックのブロー成形ボトルであって、図1に示す
ように、口頸部(100)の下端に連続する肩部(20
0)に、下方から上方へ漸次大きく陥没させた平面の変
形吸収板(211)をもつ変形吸収凹陥部(210)
を、前記口頸部下端を中心に等間隔で放射状に複数個周
設したことを特徴とする耐熱及び耐圧性ブロー成形ボト
ル(10)である。
【0007】次に、本発明の第2の発明は、前記変形吸
収凹陥部(210)の水平断面形状が、図1に示す四角
形又は図3に示す三角形状であることを特徴とする第1
の発明に記載の耐熱及び耐圧性ブロー成形ボトル(1
0)である。
【0008】
【作用】本発明の耐熱及び耐圧性ブロー成形ボトルは、
熱殺菌や保管環境によりボトル内の内圧が上昇しても、
口頸部の下端に連続する肩部(200)に、図2に示す
ように、変形吸収凹陥部(210)が口頸部(100)
下端を中心に等間隔で放射状に複数個周設けられてお
り、また、変形吸収凹陥部間は自ずと強度をもつリブ形
状部(220)を形成しているため、変形吸収凹陥部の
平面な変形吸収板(211)が、内圧により変形して内
圧を吸収し、口頸部の下の肩部上方部に外観を損なう程
の変形を生じない。
【0009】また、本発明の耐熱及び耐圧性ブロー成形
ボトルは、肩部に変形吸収凹陥部を形成するだけであ
り、従来の変形防止のために、ヒートセットによる結晶
化、耐熱性樹脂による多層化、肉厚化、口頸部を長くす
ることなどを必要とせず、生産性が良好で、製造費用が
安価である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の耐熱及び耐圧性ブロー成
形ボトルは、熱可塑性樹脂を二軸延伸ブロー成形法やダ
イレクトブロー成形法で作製した口頸部、肩部、胴部そ
して底部からなるプラスチックのブロー成形ボトルであ
る。通常、二軸延伸ブロー成形ボトルの樹脂としては、
ポリエチレンテレフタレートが使用され、ダイレクトブ
ロー成形ボトルの樹脂としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどが使用され
る。なお、口頸部(100)の外周面には、図1に示す
ように、通常、キャップとの雄ネジ(101)や充填用
のサポートリング(102)などが設けられる。
【0011】そして、本実施形態の耐熱及び耐圧性ブロ
ー成形ボトルには、図1に示すように、口頸部(10
0)の下端に連続する肩部(200)に、下方から上方
へ漸次大きく陥没させた平面の変形吸収板(211)を
もつ変形吸収凹陥部(210)を、前記口頸部下端を中
心に等間隔で放射状に複数個周設するものである。
【0012】上述の変形吸収凹陥部(210)の形状
は、通常、水平断面形状が図1に示す四角形又は図3に
示す三角形状に形成するものであるが、これらの形状に
限るものではない。また、その大きさや深さは、容器の
使用目的に沿って任意の大きさや深さに設計するもので
ある。
【0013】
【発明の効果】本発明の耐熱及び耐圧性ブロー成形ボト
ルは、口頸部下端を中心に肩部に放射状に設けられた複
数の変形吸収凹陥部の変形吸収板が、ボトル内の内圧に
よって変形して内圧の上昇を吸収するため、外観性を損
なうほどボトルが変形することがない。
【0014】また、本発明の耐熱及び耐圧性ブロー成形
ボトルは、肩部に変形吸収凹陥部を形成するだけである
ので、通常の成形と同様であり、生産性が良好で、製造
費用が安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の耐熱及び耐圧性ブロー成
形ボトルの要部を示す斜視図である。
【図2】肩部の変形吸収凹陥部の変形吸収板が、ボトル
の内圧の上昇を吸収したときの状態を示す斜視図であ
る。
【図3】変形吸収凹陥部の他の形状を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10……ボトル 100……口頸部 101……雄ネジ 102……リング 200……肩部 210……変形吸収凹陥部 211……変形吸収板 220……リブ形状部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA01 BA13 BA15 BA16 BA18 CA05 CA07 DA03 DB01 EA03 EA06 FA03 GA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックのブロー成形ボトルであっ
    て、口頸部の下端に連続する肩部に、下方から上方へ漸
    次大きく陥没させた平面の変形吸収板をもつ変形吸収凹
    陥部を、前記口頸部下端を中心に等間隔で放射状に複数
    個周設したことを特徴とする耐熱及び耐圧性ブロー成形
    ボトル。
  2. 【請求項2】前記変形吸収凹陥部の水平断面形状が、四
    角形又は三角形状であることを特徴とする請求項1記載
    の耐熱及び耐圧性ブロー成形ボトル。
JP24701198A 1998-09-01 1998-09-01 耐熱及び耐圧性ブロー成形ボトル Pending JP2000079925A (ja)

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