JP2000075929A - フィードバック制御系における検出遅れ計測装置及び検出遅れ補償装置 - Google Patents

フィードバック制御系における検出遅れ計測装置及び検出遅れ補償装置

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JP2000075929A
JP2000075929A JP10248342A JP24834298A JP2000075929A JP 2000075929 A JP2000075929 A JP 2000075929A JP 10248342 A JP10248342 A JP 10248342A JP 24834298 A JP24834298 A JP 24834298A JP 2000075929 A JP2000075929 A JP 2000075929A
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Toshiyuki Sasaki
俊之 佐々木
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決め用のパルス数実際値と検出値との間
の検出遅れ時間を計測可能にし、この検出遅れを補償し
て位置決め制御を高速化する。 【解決手段】 位置決め装置と速度制御系とを組み合わ
せた位置決め制御系であって、制御対象の速度に応じた
位置決め用の実際値と検出値との間に検出遅れがあるフ
ィードバック制御系を有する位置決め制御系に関する。
位置決め用の指令値と前記検出値との偏差を求める手段
41と、前記偏差の変化率を求める微分手段42と、前
記変化率の極性が反転するまでの時間を計測して前記実
際値と検出値との間の検出遅れ時間を計測するヒステリ
シスコンパレー43、カウンタ44とを備える。更に、
検出遅れ時間を用いて指令値を遅延させるためのシフト
レジスタ45を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置決め制御系等
の検出遅れ時間のあるフィードバック制御系における検
出遅れの計測装置及び検出遅れの補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、位置決め装置とサーボアンプ、
サーボモータ等の速度制御系とを組み合わせた従来の位
置決め制御系のブロック線図である。なお、図6は図5
におけるパルス数指令値、検出値、実際値の関係を示し
ている。
【0003】図5において、10は位置決め装置であ
り、その内部のパルス演算手段11には外部からパルス
列信号MPが入力され、パルス周波数指令値及びパルス
数指令値が演算されて出力される。位置調節器13で
は、パルス周波数指令値にフィードフォワードゲインK
ffを掛けてフィードフォワード量が演算される。
【0004】一方、パルス数検出手段30を介してフィ
ードバックされたパルス数検出値とパルス数指令値との
偏差が偏差演算手段12により求められ、この偏差は位
置調節器13の偏差カウンタ131により積算された
後、ゲインKpが乗じられる。そして、前記フィードフ
ォワード量とゲインKpの乗算結果とが加算手段132
により加算され、速度指令値X1(n)として速度制御系
20に与えられる。速度制御系20では、上記速度指令
値X1(n)に一致するようにサーボモータ等を制御する
構成となっている。なお、図において、1/(1+s・
asr)は速度制御系20の伝達関数であり、Tasrは等
価時定数である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、位置決
め装置10とサーボアンプ、サーボモータ等の速度制御
系20とを組み合わせた従来の位置決め制御系では、次
のような問題がある。第1に、フィードバックされたパ
ルス数検出値はシリアル通信等により伝送されたデータ
に基づくものであるため、図6に示すように実際値と検
出値との間に検出遅れ(無駄)時間Tdがあり、特に、
位置調節器13のゲインを上げたときに不安定になりや
すい。第2に、上述した検出遅れ時間Tdは、位置決め
プログラムの実行時間によってばらつくため把握しにく
く、対応が困難であった。
【0006】そこで本発明は、実際値と検出値との間の
検出遅れ時間を適切に計測し、かつ、補償して位置調節
器のゲイン増大による高速応答を可能にしたフィードバ
ック制御系における検出遅れ計測装置及び検出遅れ補償
装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、位置決め装置と速度制御系
とを組み合わせた位置決め制御系であって、制御対象の
速度に応じた位置決め用の実際値と検出値との間に検出
遅れがあるフィードバック制御系を有する位置決め制御
系において、位置決め用の指令値と前記検出値との偏差
を求める偏差演算手段と、前記偏差の変化率を求める手
段と、前記変化率の極性が反転するまでの時間を計測し
て前記実際値と検出値との間の検出遅れ時間を計測する
手段と、を備えたものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の検
出遅れ計測装置により計測した検出遅れ時間を用いて、
前記位置決め用の指令値を時間的に遅延させる手段を備
えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は本発明の第1実施形態を示すブロ
ック図、図2は図1におけるパルス数指令値、指令値と
検出値との偏差、実際値の関係を示している。この実施
形態は請求項1に記載した検出遅れ計測装置の実施形態
に相当し、図5と同一の構成要素には同一の参照符号を
付してある。以下では、図5と異なる部分を中心に説明
する。
【0010】この実施形態では、パルス数指令値とパル
ス数検出値との偏差が偏差演算手段41により検出さ
れ、その偏差が微分手段42によって微分されることに
より、偏差の変化率が求められる。ここで、図では偏差
演算手段41を偏差検出手段12とは別個に設けている
が、偏差検出手段12の出力を微分手段42に入力して
微分しても良い。微分手段42の出力はヒステリシスコ
ンパレータ43に入力されており、このコンパレータ4
3により極性信号が演算される。次段のカウンタ44で
は、前記極性信号が反転するまでの時間をサンプリング
時間tsに基づいて計測し、検出遅れ時間Tdを推定す
る。
【0011】図2は、偏差検出手段41により検出され
るパルス数指令値とパルス数検出値との偏差を、実際値
及び指令値と共に示したものである。なお、この図はパ
ルス数指令値とパルス数検出値との偏差に着目したもの
であり、実質的に図6と同様である。この実施形態にお
いて、検出遅れ時間とは、指令値が変化しても検出値が
変化しない時間であり、この時間は指令値と検出値との
偏差の変化率の極性が反転するまでの時間を計測すれば
演算できることに着目したものである。すなわち、図2
における偏差の微分値の極性が変化するまでの時間を計
測すれば、検出遅れ時間の計測(推定)が可能になる。
【0012】次に、図3は本発明の第2実施形態を示す
ブロック図、図4は図3におけるパルス数指令値、検出
値、実際値の関係を示している。この実施形態は請求項
2に記載した検出遅れ補償装置の実施形態に相当し、図
1と同一の構成要素には同一の参照符号を付してある。
【0013】図3の実施形態では、パルス数指令値がこ
の指令値に対しスケーラブルなシフトレジスタ45に入
力され、シフトレジスタ45にはカウンタ44から出力
される検出遅れ時間が入力されている。シフトレジスタ
45は、検出遅れ時間の計測値に応じて所要段数を演算
し、パルス数指令値を前記段数分のシフトレジスタ45
を介して偏差演算器12に入力するように構成されてい
る。
【0014】このようにシフトレジスタ45の段数を検
出遅れ時間に対応させれば、検出遅れ時間分だけパルス
数指令値の変化点を遅らせることができるので、実際値
と検出値との間の検出遅れを補償することができる。従
って、図4と図6の対比から明らかなように、本実施形
態によれば指令値の変化点を時間的にずらすことが可能
になり、検出値が指令値に近付くまでの時間も短縮され
て等価的に検出遅れを補償することが可能になる。
【0015】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、実際値と検出値との間の検出遅れ時間を、指令値と
検出値との偏差の変化率の極性が反転するまでの時間を
計測して検出することができ、位置決めプログラムの実
行時間によって検出遅れ時間がばらついても対応するこ
とができる。また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明によって計測した検出遅れ時間を用いて
指令値を時間的に遅らせることにより、等価的に検出遅
れを補償することができる。これにより、位置調節器の
ゲインを上げても不安定になるおそれがなく、位置決め
制御の高速化が可能になる。更に、本発明は位置決め装
置のプログラムによって実現可能であるから、コストの
上昇を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック線図であ
る。
【図2】図1におけるパルス数指令値、指令値と検出値
との偏差、実際値の関係を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示すブロック線図であ
る。
【図4】図3におけるパルス数指令値、検出値、実際値
の関係を示す図である。
【図5】従来の位置決め制御系のブロック線図である。
【図6】図5におけるパルス数指令値、検出値、実際値
の関係を示す図である。
【符号の説明】
12,41 偏差演算手段 13 位置調節器 131 偏差カウンタ 132 加算手段 42 微分手段 43 ヒステリシスコンパレータ 44 カウンタ 45 シフトレジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め装置と速度制御系とを組み合わ
    せた位置決め制御系であって、制御対象の速度に応じた
    位置決め用の実際値と検出値との間に検出遅れがあるフ
    ィードバック制御系を有する位置決め制御系において、 位置決め用の指令値と前記検出値との偏差を求める手段
    と、 前記偏差の変化率を求める手段と、 前記変化率の極性が反転するまでの時間を計測して前記
    実際値と検出値との間の検出遅れ時間を計測する手段
    と、 を備えたことを特徴とする、フィードバック制御系にお
    ける検出遅れ計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の検出遅れ計測装置により
    計測した検出遅れ時間を用いて、前記位置決め用の指令
    値を時間的に遅延させる手段を備えたことを特徴とす
    る、フィードバック制御系における検出遅れ補償装置。
JP10248342A 1998-09-02 1998-09-02 フィードバック制御系における検出遅れ計測装置及び検出遅れ補償装置 Withdrawn JP2000075929A (ja)

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Effective date: 20060110