JP2000074984A - 電力用半導体素子の周波数試験回路 - Google Patents

電力用半導体素子の周波数試験回路

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JP2000074984A
JP2000074984A JP10242657A JP24265798A JP2000074984A JP 2000074984 A JP2000074984 A JP 2000074984A JP 10242657 A JP10242657 A JP 10242657A JP 24265798 A JP24265798 A JP 24265798A JP 2000074984 A JP2000074984 A JP 2000074984A
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Noboru Takada
高田  昇
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力消費量及び入力電源容量を低減し、調整
の手間も要さない。 【解決手段】 インバータ11により直流電力を交流電
力に変換して交流側へ戻し、交流側にはインバータ11
の無効電力を吸収する進相コンデンサ13を設け、トラ
ンス12と進相コンデンサ13の間にマグネットスイッ
チ17を設ける。又、乗算器19により直流電流IDC
直流電圧VDCを乗算して直流電力PDCを得、制御回路2
0は直流電力を入力され、直流電力が第1の基準値以上
になるとマグネットスイッチ17をオンし、直流電力が
第2の基準値以下になるとマグネットスイッチ17をオ
フする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力用半導体素
子の周波数試験回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】GTO,IGBTなどの電力用半導体素
子の評価項目に、周波数試験がある。この試験では、定
格電圧、定格電流、定格周波数で素子を連続スイッチン
グ動作させ、素子の動作正常を確認する。
【0003】図7は電力用半導体素子の周波数試験回路
の基本構成を示し、1は交流電源、2は遮断器、3は昇
圧トランス、4はダイオードからなる整流器、5はリア
クトル、6はコンデンサ、7はダイオード、8は直流リ
アクトル、9は抵抗、10はサイリスタ等の電力用半導
体素子(以下、素子と略する。)である。
【0004】次に、図7の回路の動作について説明す
る。交流電源1からの交流は遮断器2を介して昇圧トラ
ンス3で昇圧された後、整流器4で直流に整流され、リ
アクトル5及びコンデンサ6により平滑される。素子1
0がオンの場合は、平滑された直流は直流リアクトル
8、抵抗9及び素子10に流れる。次に、素子10がオ
フになると、直流リアクトル8に蓄えられたエネルギー
により電流が抵抗9及びダイオード7を介して流れる。
抵抗9の両端の平均電圧VDCは、整流器4の出力電圧E
dc×デューティ(素子10のオン期間/1周期)であ
る。
【0005】ここで、交流電源1から見た負荷の基本波
力率は、ダイオード整流器4で整流しているためにほぼ
1である。試験条件としてEdc=2250V、IDC(抵
抗9を流れる平均電流)=270A、上記デューティが
1/3の場合、交流電源1としては202.5KWの電
力が必要である。又、上記条件に対応する素子10の損
失は2〜3KW程度であり、202.5KWの電力のほ
とんどは抵抗9で損失する。
【0006】次に、設備としては高価になるが、抵抗9
で消費される電力を電源に戻す方式の周波数試験回路を
図8に示す。図8において、11は抵抗9の代わりに用
いられた回生用サイリスタインバータであり、整流器4
から出力される直流を交流に変換し、昇圧トランス23
の入力側に供給する。12は遮断器2と昇圧トランス3
の間に設けられた昇圧トランス、13は昇圧トランス1
2,3間に一端が接続された進相コンデンサである。
【0007】上記回路を流れる電流は実際には高調波を
含むが、ここでは基本波について説明する。インバータ
11はそのサイリスタの位相制御により直流電流IDC
制御するので、素子10に流す電流を調整することがで
きる。素子10のデューティは図7の場合と同じであ
る。又、昇圧トランス3に流入する電流をI1とする
と、I1の力率はほぼ1である。一方、インバータ11
の交流側電流をI2とすると、I2の電流位相はI1に対
して140〜160度程度の遅れにすることが多い。本
当はI2をI1に対して位相を180度ずらせば打ち消し
あうので好都合であるが、サイリスタは自己消弧型素子
ではないのでターンオフに時間を要し、180度よりも
少し小さい角度の遅れとする。このときのA点(インバ
ータ11のフィールドバック点)における各電流のベク
トルを図9に示す。I3は定格電流電力時にインバータ
11が発生する遅れの無効電流である。ここで、コンデ
ンサ13の吸収電流ICをIC=I3とすれば、交流電源
1からの電流はゼロとなり、入力電源容量PINもゼロと
なる。
【0008】遅れ電流を吸収する進相コンデンサ13の
容量QCは、例えば電流I2の位相遅れを150度とすれ
ば、直流電力PDC=VDC×IDC=200KWのとき、2
00/√3=115KVAとなる。進相コンデンサ13
がない場合には、PDC=200KWのとき、PIN=11
5KVAとなる。なお、トランス12,3や素子10等
の電力損失は無視し、A点の有効電力をPDCと等しいと
した。図10は図8の回路での直流電力PDCと入力電源
容量PINとの関係を示し、図から明らかなようにコンデ
ンサ13の容量QCと等しい入力電源容量PINを必要と
する。
【0009】図11も従来の電力用半導体素子の周波数
試験回路を示し、トランス12に代わってスライダック
14を設け、またインバータ11の出力電流を変流器1
5により検出し、制御回路16では手動で変えられるイ
ンバータ11の電流指令値IINVOと検出値IINVを比較
し、その偏差に応じたゲート信号をインバータ11に加
えてその出力電流を制御している。その他の構成は図8
と同様である。
【0010】図11の回路では、直流電圧VDCと直流電
流IDCをスライダック14とインバータ11の電流指令
値IINVOとによりそれぞれ手動で制御し、素子10を定
格電圧、定格電流で運転する。又、進相コンデンサ13
の容量をQC、インバータ11が出力する無効電力をQ
INVとすると、入力電源容量PINは(1)式のようにな
る。
【0011】
【数1】
【0012】なお、この場合もトランス3や素子10等
の電力損失分は無視し、PINは無効電力成分のみとし
た。又、定格運転時、ほぼQC=QINVとなるようにQC
を設定しておく。又、QCは入力電圧VACの2乗にほぼ
比例し、QINVはPDCにほぼ比例する。従って、IDC
0即ちQINV=0のときに入力電圧VACをゼロから上昇
させると、PINはVACの2乗に比例して増加する。よっ
て、PINが許容値を超えないように、途中で何回かイン
バータ11の出力電流の指令値IINVOを上げ、無効電力
INVを増加させる。即ち、(1)式よりQINVの増加に
よりPINは減少する。このようにして入力電源容量PIN
が許容値を超えないように、手動でスライダック14に
より入力電圧VACを調整し、指令値IINVOも調整する。
図12は入力交流電圧VAC及びインバータ11の出力電
流の指令値IINVOと入力電源容量PINとの関係を示し、
Aの領域ではIINVO=0とし、PINはVACの2乗に比例
して増加する。PINが許容値近くに達したらIINVOを定
格の半分としてQINVを増加させ、PINを減少させる。
これが領域Bである。再びPINが許容値近くに達したら
INVOを定格値としてQINVをさらに大きくし、PIN
減少させる。これが領域Cである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記した図7の試験回
路では、素子10の損失の100倍程度の損失が発生
し、非常に電力を消費するという課題ががあった。又、
図8の回路では定格電力運転時の入力電源容量PINの低
減を図っているので、逆に素子10がオフしているとき
即ちPDC=0のときが電源電流の最大値となる。この電
流はコンデンサ13に流れ、インバータ11のサイリス
タの位相角にもよるが、コンデンサ13の容量QCは回
生電力の半分程度が必要となり、PINは容量QCと等し
い容量を必要とする。さらに、図11の回路では、試験
者は常に入力電源容量PINが許容値を超えないようにチ
ェックしながら、スライダック14及びインバータ11
の出力電流指令値IINVOを手動により調整する必要があ
り、調整に手間を要した。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、電力消費量及び入力電源容量
を低減することができるとともに、調整が容易な電力用
半導体素子の周波数試験回路を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電力用半導体素子の周波数試験回路は、直流電力を交
流電力に変換して交流側へ戻すインバータと、交流側に
おいてインバータからの無効電力を吸収する進相フィル
タと、交流電源と進相フィルタの間に設けられたスイッ
チと、直流電力を検出する手段と、直流電力が第1の基
準値以上になった際に上記スイッチをオンさせるととも
に、直流電力が第1の基準値より小さい第2の基準値以
下になった際に上記スイッチをオフさせる制御回路を設
けたものである。
【0016】請求項2に係る電力用半導体素子の周波数
試験回路は、直流電力を交流電力に変換して交流側へ戻
すインバータと、交流側においてインバータからの無効
電力を吸収する進相フィルタと、交流電源と進相フィル
タとの間に設けられたスイッチと、電源電流を検出する
手段と、上記スイッチがオフで電源電流が基準値以上に
なったときに上記スイッチをオンさせるとともに、上記
スイッチがオンで電源電流が基準値以上になった際に上
記スイッチをオフさせる制御回路を設けたものである。
【0017】請求項3に係る電力用半導体素子の周波数
試験回路は、交流電源からの入力交流電圧を可変する電
圧調整手段と、直流電力を交流電力に変換して交流側へ
戻すインバータと、交流側においてインバータからの無
効電力を吸収する進相フィルタと、インバータの出力電
流を検出する手段と、入力交流電圧に定数を乗じてイン
バータの出力電流の指令値を算出する演算手段と、イン
バータの出力電流の指令値と検出値を入力され、その偏
差に応じてインバータを制御する制御回路を設けたもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】実施形態1 以下、この発明の実施形態を図面とともに説明する。図
1は実施形態1による電力用半導体素子の周波数試験回
路の回路図を示し、17は昇圧トランス12の出力側と
コンデンサ13の一端との間に設けられたマグネットス
イッチ(MS)、18はインバータ11の入力側電流I
DCを検出する変流器、19はインバータ11の入力側電
流IDC及び入力側電圧VDCを入力され、直流電力PDC
算出する乗算器、20は直流電力PDC及びマグネットス
イッチ17のオンオフ状態を入力される制御回路であ
る。その他の構成は従来と同様である。
【0019】次に、上記構成の動作を説明する。なお、
トランス3,12や素子10の電力損失を無視し、入力
電源容量PINは無効電力成分のみとした。又、進相コン
デンサ13の容量QCは定格直流電力時にQC=QINV
なるように設定した。また、図2はPDCとPINの関係図
である。インバータ11の入力側の直流電流IDC、直流
電圧VDCが乗算器19に入力され、乗算器19は直流電
流PDCを算出し、制御回路20に入力する。試験開始
後、PDCを増加させると、インバータ11の無効電力Q
INVはPDCに比例し、マグネットスイッチ17がオフの
ときにはPIN=QINVの関係があるので、QINVが増加
し、PINも図2の直線イのように増加する。PDC>第1
の基準値(=0.55×定格直流電力)でかつマグネッ
トスイッチ17がオフのとき、制御回路20はマグネッ
トスイッチ17に制御信号を送ってオンさせる。これに
よって、入力電源容量PINはPIN=|コンデンサ13の
容量QC−QINV|となり、以後直線ロに沿って減少し、
DCが定格値になるとPIN=0となる。
【0020】この状態で定格電圧,定格電流,定格周波
数で素子10を連続スイッチング動作させ、素子10の
動作確認後、PDCを減少させると、PINは直線ロに沿っ
て増加する。PDC<第2の基準値(=0.45×定格直
流電力)でかつマグネットスイッチ17のオン時には制
御回路20からの制御信号によりマグネットスイッチ1
7をオフさせると、再びPIN=QINVとなり、直線イに
沿ってPINは減少する。従って、PDC=0でQINV=0
のとき、即ちインバータ停止時にはPIN=0となる。な
お、第2の基準値は第1の基準値より小さくなる。
【0021】実施形態1においては、直流負荷電力を回
生するインバータ11を設けており、電力消費を低減す
ることができ、またマグネットスイッチ17のオンオフ
制御により図2に示すように入力電源容量PINをコンデ
ンサ13の容量QCの半分程度にすることができる。さ
らに、マグネットスイッチ17のオンオフは自動的に行
われるので、調整に手間が要さない。
【0022】実施形態2 図3は実施形態2による電力用半導体素子の周波数試験
回路の回路図を示し、21は交流電源1からトランス1
2へ入力される入力電源電流IINを検出する変流器、2
2は変流器21の出力を入力されるとともに、マグネッ
トスイッチ17の状態を入力される制御回路である。そ
の他の構成は実施形態1と同様である。なお、実施形態
2においても、トランス3,12や素子10等の電力損
失を無視し、入力電源容量PINは無効電力成分のみとし
ている。又、定格直流電力時QC=QINVとなるように設
定してある。図4はPDcとPINの関係を示す。
【0023】次に、上記構成の動作を説明する。まず、
マグネットスイッチ17をオフとして試験を開始し、直
流電力PDCを増加させると、インバータ11の無効電力
INVも増加する。マグネットスイッチ17がオフのと
きはPIN=QINVであるので、PINも図4の直線イに示
すように増加し、入力電源電流IINも増加する。変流器
21はIINを検出しており、IIN>基準値(=0.9×
許容入力電流値)となり、かつマグネットスイッチ17
がオフのとき制御回路22はこれを検出し、制御信号に
よりマグネットスイッチ17をオンさせる。これによ
り、PIN=|コンデンサ13の容量QC−QINV|の関係
即ち直線ロの関係となり、PINは遅れ成分から進み成分
へ変わり、PINとIINは減少する。以後、PINは直線ロ
に沿って減少し、PDCが定格電力まで上昇するとPIN
0となる。
【0024】この定格状態で素子10の動作を確認した
後、PDCを減少させると、PINとIINは直線ロに沿って
上昇し、IIN>基準値(=0.9×許容入力電流値)で
かつマグネットスイッチ17がオンのとき制御回路22
からの制御信号によりマグネットスイッチ17をオフさ
せる。これにより、PIN=QINV即ち直線イの関係とな
り、進み成分から遅れ成分に変化し、PIN,IINは共に
減少す。PDCを減少させると、PINは直線イに沿って減
少し、PDC=0、QINV=0のとき即ちインバータ11
の停止時にPIN=0となる。
【0025】実施形態2においても、電力消費量及び入
力電源容量を低減させることができ、その調整には手間
を要さない。
【0026】実施形態3 図5は実施形態3による電力用半導体素子の周波数試験
回路の回路図を示し、23は昇圧トランス3の入力交流
電圧VACを入力され、比例定数K1を乗算する乗算器で
あり、その出力はインバータ11の出力電流指令値I
INVO(=K1×VAC)となる。24は乗算器23の出力
と変流器15の出力を入力され、インバータ11を構成
するサイリスタにゲート信号を出力する制御回路であ
り、その他の構成は図11と同様である。なお、実施形
態3においても、トランス3,12や素子10等の電力
損失を無視し、入力電源容量PINは無効電力成分のみと
している。図6はVACとPINの関係を示す。
【0027】次に、上記構成の動作を説明する。まず、
AC,VDC,IDCの定格運転時に、コンデンサ13の容
量QCがほぼQC=QINVとなるように設定しておく。運
転開始後、乗算器23は昇圧トランス3の入力交流電圧
ACに定数K1を乗算し、インバータ11の出力電流指
令値IINVOを得る。制御回路24は乗算器23からI
INVOを入力されるとともに、変流器15からインバータ
11の出力電流の検出値IINVを入力され、その偏差が
ゼロとなるようにインバータ11に対してゲート信号を
おくる。
【0028】一方、QINVはVAC×IINVに比例し、従っ
てIINV=K1×VACとなるように制御すると、QINV
ACの2乗にほぼ比例するようになる。QCもVACの2
乗に比例するので、QC=K2×V2 ACと表せる(K2は上
記のように設定したコンデンサ容量によって定められ
る。)このため、(1)式よりPIN=|(K1−K2)×
2 AC|となり、K1=K2となるようにK1を設定すれ
ば、VAC=0〜定格の範囲でPIN=0となる。実際に
は、トランス3等の電力損失分あるいは制御誤差分など
があり、PIN=0とはならないが、図6に示すようにP
INはVAC=0〜定格の範囲で許容値以下に保つことがで
きる。素子10の動作確認は、スライダック14とイン
バータ11の出力電流制御とにより素子10に定格電
流、定格定圧を印加して行う。
【0029】実施形態3においても、インバータ11に
より電力回生を行っているので電力消費量を低減するこ
とができる。又、入力交流電圧の0〜定格の全範囲で入
力電源容量を低減することができる。さらに、インバー
タ11の出力電流指令値を手動で設定する必要もなくな
る。
【0030】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、インバータにより電力回生を行っているので、電力
消費量を低減することができる。又、電源と進相フィル
タの間に設けられたスイッチを直力電力の大きさによっ
てオンオフさせており、入力電源容量を従来の半分程度
にすることができる。しかも、スイッチのオンオフは自
動的に行われるので、調整に手間を要さない。
【0031】請求項2においても、電力消費量を低減す
ることができ、また電源と進相フィルタの間に設けたス
イッチを電源電流の大きさによってオンオフさせること
により入力電源容量を従来の半分程度にすることができ
る。さらに、スイッチのオンオフは自動的に行われるの
で手間を要さない。
【0032】請求項3によれば、電力消費量を低減する
ことができ、また入力交流電圧に定数を乗じてインバー
タの出力電流指令値を算出し、この指令値となるように
インバータの出力電流を制御しており、インバータの無
効電力と進相フィルタの容量が共に入力交流電圧の2乗
に比例して均衡したものとなり、入力電源容量も低減す
ることができる。しかも、インバータの出力電流指令値
の設定は自動的に行われるので、調整に手間を要さな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1による電力用半導体素子
の周波数試験回路の回路図である。
【図2】実施形態1によるPDCとPINとの関係図であ
る。
【図3】実施形態2による電力用半導体素子の周波数試
験回路の回路図である。
【図4】実施形態2によるPDCとPINの関係図である。
【図5】実施形態3による電力用半導体素子の周波数試
験回路の回路図である。
【図6】実施形態3によるVACとPINとの関係図であ
る。
【図7】従来の電力用半導体素子の周波数試験回路の回
路図である。
【図8】他の従来の電力用半導体素子の周波数試験回路
の回路図である。
【図9】他の従来の電力用半導体素子の周波数試験回路
のA点での電流ベクトル図である。
【図10】他の従来の電力用半導体素子の周波数試験回
路におけるPDCとPINとの関係図である。
【図11】さらに他の従来の電力用半導体素子の周波数
試験回路の回路図である。
【図12】さらに他の従来の電力用半導体素子の周波数
試験回路におけるVACとPINの関係図である。
【符号の説明】
1…交流電源 4…整流器 10…電力用半導体素子 11…インバータ 13…進相コンデンサ 14…スライダック 15,18,21…変流器 17…マグネットスイッチ 19,23…乗算器 20,22,24…制御回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流電力を整流手段によ
    り直流電力に変換し、この直流電力により電力用半導体
    素子に定格電流、定格電圧を与え、電力用半導体素子を
    定格周波数で連続スイッチング動作させる電力用半導体
    素子の周波数試験回路において、直流電力を交流電力に
    変換して交流側へ戻すインバータと、交流側においてイ
    ンバータからの無効電力を吸収する進相フィルタと、交
    流電源と進相フィルタの間に設けられたスイッチと、直
    流電力を検出する手段と、検出された直流電力が第1の
    基準値以上になったときに上記スイッチをオンさせると
    ともに、検出された直流電力が第1の基準値より小さい
    第2の基準値以下になったときに上記スイッチをオフさ
    せる制御回路を備えたことを特徴とする電力用半導体素
    子の周波数試験回路。
  2. 【請求項2】 交流電源からの交流電力を整流手段によ
    り直流電力に変換し、この直流電力により電力用半導体
    素子に定格電流、定格電圧を与え、電力用半導体素子を
    定格周波数で連続スイッチング動作させる電力用半導体
    素子の周波数試験回路において、直流電力を交流電力に
    変換して交流側へ戻すインバータと、交流側においてイ
    ンバータからの無効電力を吸収する進相フィルタと、交
    流電源と進相フィルタの間に設けられたスイッチと、電
    源電流を検出する手段と、上記スイッチがオフで電源電
    流が基準値以上になったときに上記スイッチをオンさせ
    るとともに、上記スイッチがオンで電源電流が基準値以
    上になったときに上記スイッチをオフさせる制御回路を
    備えたことを特徴とする電力用半導体素子の周波数試験
    回路。
  3. 【請求項3】 交流電源からの交流電力を整流手段によ
    り直流電力に変換し、この直流電力により電力用半導体
    素子に定格電流、定格電圧を与え、電力用半導体素子を
    定格周波数で連続スイッチング動作させる電力用半導体
    素子の周波数試験回路において、交流電源からの入力交
    流電圧を可変する電圧調整手段と、直流電力を交流電力
    に変換して交流側へ戻すインバータと、交流側において
    インバータからの無効電力を吸収する進相フィルタと、
    インバータの出力電流を検出する手段と、入力交流電圧
    に定数を乗算してインバータの出力電流指令値を演算す
    る演算手段と、インバータの出力電流の指令値と検出値
    を入力され、その偏差に応じてインバータを制御する制
    御回路を備えたことを特徴とする電力用半導体素子の周
    波数試験回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8471585B2 (en) 2009-08-27 2013-06-25 Tokyo Electron Limited Method for evaluating semiconductor device
KR101671704B1 (ko) * 2016-03-29 2016-11-02 주식회사 우진산전 고전력용 igbt 차단시험장치
WO2021044485A1 (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 東芝三菱電機産業システム株式会社 インバータ装置の試験装置
CN114026441A (zh) * 2019-06-27 2022-02-08 依必安派特穆尔芬根有限两合公司 电路和用于监控直流母线电容器的方法

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