JP2000074798A - ガス分析装置 - Google Patents

ガス分析装置

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JP2000074798A
JP2000074798A JP10244843A JP24484398A JP2000074798A JP 2000074798 A JP2000074798 A JP 2000074798A JP 10244843 A JP10244843 A JP 10244843A JP 24484398 A JP24484398 A JP 24484398A JP 2000074798 A JP2000074798 A JP 2000074798A
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gas
measurement
heated
measurement gas
conduit
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JP10244843A
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English (en)
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Naokazu Kinoshita
直和 木下
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス分析装置において、測定ガス流路におけ
る結晶の生成を抑制する。 【解決手段】 侵炭窒化処理装置の炉2中の測定ガス
を、ヒータ3により80℃以上に加熱されたサンプリン
グプローブ4、120℃に加熱されたサンプリング導管
6を介して、恒温槽8の内部に導く。恒温槽8の内部は
ヒータ10により80℃以上に加熱されている。恒温槽
8内部に導いた測定ガスを、恒温槽8の内部に設けら
れ、80℃以上に加熱されたフィルタ18、ポンプヘッ
ド22、電磁弁24及びフローメータ26を介して、ガ
ス分析計28に導き、ヒータ32により80℃以上に加
熱されたセル30で測定ガス中のNH3やCO、CO2
どの特定成分を検出する。測定後の測定ガスを120℃
に加熱された排出導管36を介して、排出口38から排
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、侵炭窒化処理や軟
窒化処理などの熱処理炉の炉内雰囲気ガス中に含まれる
一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)及びアンモ
ニア(NH3)の濃度測定や、化学プラントなどの反応
ガスの測定に用いるガス分析装置に関し、特に、サンプ
リング途中において、温度低下に伴う変質、結晶の生成
などを生じるガスの測定に用いるガス分析装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】低炭素鋼や他の鉄合金の表面を硬化する
ため、炉内で一酸化炭素又は炭化水素とアンモニアを含
む雰囲気中で800〜875℃に加熱し、炭素と窒素を
金属中へ入れる侵炭窒化法がある。侵炭窒化法では、侵
炭濃度を調節するために、炉内雰囲気ガス中に含まれる
CO、CO2、NH3の濃度を測定している。炉内雰囲気
ガスを測定するガス分析装置としては、サンプリングパ
イプを挿入して炉内雰囲気ガスを外部に導くサンプリン
グプローブと、そのサンプリングプローブからサンプリ
ング導管を介して導かれた炉内雰囲気ガスに含まれる特
定成分を測定セルで検出するガス分析部と、分析後の炉
内雰囲気ガスを排出口に導く排出導管と、測定ガス流路
に備えられ、サンプリングプローブから吸引し排出口か
ら排出するポンプ機構とを備えたものが用いられる。そ
のようなガス分析装置の検出部には、例えば非分散型赤
外分析計(NDIR)が用いられる。
【0003】侵炭窒化処理装置から採取した炉内雰囲気
ガスの温度が80℃未満になると、炭酸アンモニウムの
結晶を生じ、配管の閉塞やアンモニア濃度の指示値の低
下、指示値のドリフトなどが生じ、正確な測定を行なう
ことができなくなる。そこで、このようなガス分析装置
では、サンプリングプローブやフィルタ、サンプリング
導管など測定ガス流路を局部的に80℃以上に加熱して
炭酸アンモニウムの結晶の生成を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス分析装置で
は、測定ガス流路を局部的にしか加熱しておらず、加熱
していない部分においては炭酸アンモニウムの結晶が生
じていた。そのため、アンモニアの検出感度が低下した
り、またメンテナンスの頻度が多くなるという不具合を
生じていた。そこで本発明は、ガス分析装置において、
測定ガス流路における結晶の生成を抑制することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるガス分析装
置は、サンプリングパイプを挿入して測定ガスを外部に
導くサンプリングプローブと、そのサンプリングプロー
ブからサンプリング導管を介して導かれた測定ガスに含
まれる特定成分を測定セルで検出するガス分析部と、分
析後の測定ガスを排出口に導く排出導管と、測定ガス流
路に備えられ、サンプリングプローブから吸引し排出口
から排出するポンプ機構とを備えたガス分析装置であっ
て、サンプリングプローブ、サンプリング導管、ポンプ
機構のポンプヘッド、測定セル及び排出導管を含む全て
の測定ガス流路を測定ガス成分による結晶化を抑制でき
る所望の温度に加熱する測定ガス流路温度制御機構を備
えたものである。
【0006】本発明では、すべての測定ガス流路を所定
の温度に保ち、温度低下による測定ガス成分の結晶の生
成を抑制する。その結果、配管の閉塞、測定成分濃度の
指示値の低下、指示値のドリフトなど、結晶の生成に起
因する不具合を解消することができる。
【0007】
【実施例】図1は、一実施例を表す概略構成図である。
例えば侵炭窒化処理装置の炉2にサンプリングパイプを
挿入するサンプリングプローブ4が固定されている。プ
ローブ4の内部はヒータ3により80℃以上に加熱され
ている。プローブ4からの測定ガス流路は、例えば12
0℃に加熱された加熱導管から構成されるサンプリング
導管6を介して、恒温槽8の内部に導かれる。恒温槽8
の内部は恒温槽8内部に設けられたヒータ10により8
0℃以上に加熱されている。ヒータ10の動作は、恒温
槽8の内部に挿入された温度計12により恒温槽8の内
部の温度が測定され、その測定濃度に基づいて、恒温槽
8の外部に設けられた温度制御装置14により制御され
る。恒温槽8には恒温槽8内の空気を撹拌して温度を均
一にするファン16が設けられている。
【0008】恒温槽8内部に導かれた測定ガス流路は、
恒温槽8の内部に設けられたフィルタ18、ポンプ機構
20のポンプヘッド22、電磁弁24及びフローメータ
26を介して、恒温槽8の外部に設けられた例えばND
IRからなるガス分析計28に導かれる。フィルタ1
8、ポンプヘッド22、電磁弁24、フローメータ26
及びそれらの間の測定ガス流路は恒温槽8により加熱さ
れている。ポンプヘッド22にはさらに独自のヒータが
設けられており、80℃以上の温度に保たれている。ポ
ンプ機構20として、例えばダイアグフラムポンプが用
いられる。電磁弁24には校正ガス流路が接続されてお
り、測定ガス流路と校正ガス流路とを切り換えてガス分
析計28に接続する。フローメータ26では、測定ガス
又は校正ガスの流速が測定される。
【0009】ガス分析計28に導かれた測定ガス流路
は、ガス分析計28内に備えられたセル30を介して、
再び恒温槽8に導かれる。セル30では、NH3やC
O、CO2などの測定ガスの特定成分が検出される。セ
ル30は、温度制御装置14により制御されるヒータ3
2により80℃以上に加熱されている。また、恒温槽8
とガス分析計28との間の測定ガス流路は断熱材34に
より覆われているので、測定ガスの温度はほとんど低下
しない。ガス分析計28から恒温槽8に導かれた測定ガ
ス流路は、恒温槽8の外部に設けられた例えば120℃
に加熱された加熱導管から構成される排出導管36を介
して、排出口38に導かれる。
【0010】ポンプ20の動作により、炉2内の測定ガ
スをプローブ4から吸引し、サンプリング導管6を介し
てフィルタ18に導き、測定ガスに含まれるダストなど
を除去する。さらに、ポンプヘッド22、電磁弁24及
びフローメータ26を介してセル30に送る。ポンプヘ
ッド22は80℃以上に加熱されているので、凝縮によ
る測定ガス成分の反応及び水分の生成を抑制することが
できる。ガス分析計28により、セル30に送られた測
定ガスに含まれる特定成分を検出する。測定後の測定ガ
スは排出導管36を介して排出口38から排出する。
【0011】この実施例では、すべての測定ガス流路が
80℃以上に加熱されているので、炭酸アンモニウムの
結晶の生成を防止することができる。その結果、N
3、CO、CO2などの測定ガス成分を支障なく測定す
ることが可能となり、特に0〜1パーセントNH3濃度
の測定も高感度で測定することが可能となり、侵炭窒化
処理装置における製品熱処理の精度が著しく向上した。
また、メンテナンスの頻度が低下し、メンテナンスの軽
減を達成することができた。
【0012】この実施例では、サンプリングプローブ及
びガス分析計はそれぞれ1つずつ備えられているが、バ
ルブ等を介した配管により複数のサンプリングプローブ
及びガス分析計を備えることが好ましい。また、この実
施例では恒温槽内部をヒータにより加熱しているが、危
険ガス測定の場合は例えば蒸気加熱など他の加熱方法を
用いてもよい。この実施例は、侵炭窒化処理装置の炉中
雰囲気ガスの測定に適用し、炭酸アンモニウムの結晶が
生じないように測定ガス流路の温度を80℃以上に保っ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、測
定ガス流路の保温温度を測定するガスに合わせて設定す
ることにより、ガス成分の変質及び結晶の生成を防止し
て高感度な測定を行なうことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、ガス分析装置において、測定
ガス流路温度制御機構により全ての測定ガス流路を所望
の温度に加熱するようにしたので、測定ガス流路におけ
る結晶の生成を防止でき、検出感度の向上及びメンテナ
ンス頻度の低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例を表す概略構成図である。
【符号の説明】
2 侵炭窒化処理装置の炉 4 サンプリングプローブ 6 サンプリング導管 8 恒温槽 10,32 ヒータ 12 温度計 14 温度制御装置 16 ファン 18 フィルタ 20 ポンプ機構 22 ポンプヘッド 24 電磁弁 26 フローメータ 28 ガス分析計 30 セル 34 断熱材 36 排出導管 38 排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリングパイプを挿入して測定ガス
    を外部に導くサンプリングプローブと、そのサンプリン
    グプローブからサンプリング導管を介して導かれた測定
    ガスに含まれる特定成分を測定セルで検出するガス分析
    部と、分析後の測定ガスを排出口に導く排出導管と、測
    定ガス流路に備えられ、サンプリングプローブから吸引
    し排出口から排出するポンプ機構とを備えたガス分析装
    置において、 前記サンプリングプローブ、前記サンプリング導管、前
    記ポンプ機構のポンプヘッド、前記測定セル及び前記排
    出導管を含む全ての測定ガス流路を測定ガス成分による
    結晶化を抑制できる所望の温度に加熱する測定ガス流路
    温度制御機構を備えたことを特徴とするガス分析装置。
JP10244843A 1998-08-31 1998-08-31 ガス分析装置 Pending JP2000074798A (ja)

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Cited By (4)

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