JP2000068944A - 双方向光同軸伝送システム - Google Patents

双方向光同軸伝送システム

Info

Publication number
JP2000068944A
JP2000068944A JP10239357A JP23935798A JP2000068944A JP 2000068944 A JP2000068944 A JP 2000068944A JP 10239357 A JP10239357 A JP 10239357A JP 23935798 A JP23935798 A JP 23935798A JP 2000068944 A JP2000068944 A JP 2000068944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
optical
node device
signal
amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10239357A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Hamada
靖司 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Cable Media Ltd
Original Assignee
NEC Cable Media Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Cable Media Ltd filed Critical NEC Cable Media Ltd
Priority to JP10239357A priority Critical patent/JP2000068944A/ja
Publication of JP2000068944A publication Critical patent/JP2000068944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下り、上り伝送容量の拡大を図ること。 【解決手段】 ノード装置5から加入者端末34への下
り伝送のうち広帯域伝送を、下り光送信器9、光増幅部
10及び光分配器11,12を用いて光伝送で行う。こ
のため、従来同軸伝送で行っていたこの広帯域伝送部分
の周波数帯域が空きとなるため、この空き周波数帯域を
上り伝送で使用する。これにより、下り伝送、上り伝送
ともに伝送帯域を拡大することができ、もって下り、上
り伝送容量の拡大を図ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双方向光同軸伝送シ
ステムに関し、特にヘッドエンドとノード装置間は光伝
送を行い、前記ノード装置と加入者端末間は同軸伝送を
行うようにした双方向光同軸伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】光伝送と同軸伝送を併せ持つ伝送システ
ム(以下、HFCシステムと記す場合がある;HFCは
Hybrid Fiber Coaxの略称である)は
知られている。
【0003】まず、従来のHFC伝送システムの構成に
ついて説明する。図6は従来の光同軸伝送のネットワー
クの構成例を示す構成図である。
【0004】図6を参照して、全サービスエリアを約5
00〜1000世帯単位にセル分けしたノードエリア1
41〜149に対し、ヘッドエンド100からノード装
置103間は光伝送で双方向伝送させ、ノード装置10
3から加入者端末間は同軸分配網となる。
【0005】同軸分配網は同軸ケーブル損失を補償する
ために幹線系アンプと延長系アンプが適宜配設されてい
る。
【0006】図7は、従来の光同軸伝送のネットワーク
全体の構成例を示す構成図である。
【0007】図7を参照して、ヘッドエンド(HE)1
00からn(nは正の整数)箇所のノード装置103に
対して光伝送する。
【0008】ここに、ヘッドエンド100から加入者端
末への伝送を下り伝送といい、加入者端末からヘッドエ
ンド100への伝送を上り伝送という。
【0009】ヘッドエンド100とノード装置103間
の双方向光伝送は空間分割、即ち光別心伝送されるのが
普通である。なお、一心での波長多重(WDM)の場合
もある。
【0010】図8は従来のHFC構成の一例の詳細を示
す図である。なお、図6,7と同様の構成部分には同一
番号を付し、その説明を省略する。
【0011】図8を参照して、従来のHFCはヘッドエ
ンド100と、セル141〜149とからなる。
【0012】又、ヘッドエンド100は下り光送信器1
01と、上り光受信器102とからなり、セル141〜
149の各々はノード装置103及びエリア1,2で構
成される。
【0013】又、ノード装置103は下り光受信器10
4と、上り光送信器105とからなる。
【0014】さらに、下り光送信器101と下り光受信
器104との間は光ケーブル151にて、上り光受信器
102と上り光送信器105との間は光ケーブル152
にて夫々接続されている。
【0015】そして、ノード装置103とエリア1,2
間は同軸ケーブル153,154にて夫々接続されてい
る。
【0016】この構成により、ヘッドエンド100内の
下り光送信器101から出力された下り光信号は光ケー
ブル151を介してノード装置103内の下り光受信器
104で受信される。
【0017】又、ノード装置103内の上り光送信器1
05から出力された上り光信号は光ケーブル152を介
してヘッドエンド100内の上り光送信器105で受信
される。
【0018】次に、ノード装置103から加入者端末3
4への下り伝送について詳細に説明する。なお、エリア
1について説明するがエリア2についても同様である。
【0019】ノード装置103の下り光受信器104に
て光/電気変換された下り電気信号は同軸ケーブル15
4を媒体とし、加入者端末34へ信号分配される。
【0020】同軸ケーブル154の損失の補償と信号分
配を行うために適宜箇所に同軸アンプ(幹線アンプ10
7と延長アンプ108)が設置され信号増幅している。
【0021】増幅された下り電気信号はタップオフ22
という信号分岐器にて分岐され、加入者端末34へ引き
込まれる。
【0022】本構成例では、加入者端末34において分
配器106にて信号分配し、一方はチャンネル選択機能
やデスクランブル機能のあるテレビジョン(以下、TV
という)受信端末14を介しTV15で受信する。
【0023】他方はケーブルモデム16を介してパーソ
ナルコンピュータ(PC)17で受け、インタネットな
どの高速通信サービスとの接続を行える仕組みとする。
【0024】次に、上り伝送に関し説明する。加入者端
末34のケーブルモデム16や、加入者若しくはタップ
オフ22からヘッドエンド100へ向けて送出される映
像信号は同軸アンプにて適宜信号増幅され、ノード装置
103の上り光送信器105に入力され、この上り光送
信器105にて電気/光変換された後、ヘッドエンド1
00に対し光伝送される。
【0025】次に、従来のノード装置の構成について説
明する。図9は従来のノード装置の一例の構成図であ
る。
【0026】図9を参照して、下り広帯域信号S11は
下り光入力端子161より入力し、、下り光受信器10
4にて光/電気変換され、信号分配器162にて分配さ
れた後、一方の信号S11aは方向性フィルタ163の
高域通過端子163aから共通端子163bを経て入出
力端子166へ出力され、さらにエリア1に入力され
る。
【0027】又、他方の信号S11bは方向性フィルタ
167の高域通過端子167aから共通端子167bを
経て入出力端子168へ出力され、さらにエリア2に入
力される。
【0028】一方、入出力端子166より入力したエリ
ア1からの上り狭帯域信号S12aは、方向性フィルタ
163の共通端子163bから低域通過端子163cを
介して結合器169に入力される。
【0029】又、入出力端子168より入力したエリア
2からの上り狭帯域信号S12bは、方向性フィルタ1
67の共通端子167bから低域通過端子167cを介
して結合器169に入力される。
【0030】これら2つの信号S12a及びS12bは
結合器169にて結合された後、上り光り送信器105
にて電気/光変換され、上り光出力端子170よりセン
タであるヘッドエンド100へ信号光S12として送出
される。
【0031】次に、従来の幹線アンプの構成について説
明する。図10は従来の幹線アンプの一例の構成を示す
構成図である。図10を参照して、高域周波数帯域であ
る下り周波数帯域信号S11は下り幹線入力・上り幹線
出力端子175を介して方向性フィルタ121の共通端
子121aに入力され、さらに高域通過端子121bを
介し下り増幅部122で増幅され、その出力の一方は方
向性フィルタ123の高域通過端子123aを介して共
通端子123bに出力され、さらに共通端子123bか
らさらに下り幹線出力・上り幹線入力端子176に出力
される。
【0032】その出力の他方は下り増幅器124で増幅
された後、方向性フィルタ126の高域通過端子126
aから共通端子126bを介し分配器177にて信号分
配され、下り分岐出力・上り分岐入力端子178,17
9から外線へ出力される。
【0033】一方、低域周波数帯域による上り伝送信号
S12は、下り幹線出力・上り幹線入力端子176及び
下り分岐出力・上り分岐入力端子178,179より入
力される。
【0034】下り幹線出力・上り幹線入力176から入
力された上り信号S12aにおいては方向性フィルタ1
23aの共通端子123bから低域通過端子123cを
経て上り増幅部125にて所要レベルへ増幅し、方向性
フィルタ121の低域通過端子121cから共通端子1
21aを経て、下り幹線入力・上り出力端子175より
外線へ出力される。
【0035】又、下り分岐出力・上り分岐入力端子17
8,179より入力された上り信号S12b,S12c
においては分配器127にて信号結合の後、方向性フィ
ルタ126の共通端子126bから低域通過端子126
cを経て上り増幅部125にて所要レベルへ増幅し、上
り増幅部125の入力にて幹線からの上り信号S12a
と結合され増幅部125へ入力される。
【0036】増幅部125で増幅された上り信号S12
は幹線からの上り信号S12aと同様な経過で下り幹線
入力・上り出力端子175より外線へ出力される。
【0037】次に、従来の延長アンプの構成について説
明する。図11は従来の延長アンプの一例の構成を示す
構成図である。
【0038】図11を参照して、高域周波数帯域である
下り信号は下り入力・上り出力端子181から入力さ
れ、方向性フィルタ131の共通端子131aから高域
通過端子131bを介して下り増幅部132で増幅さ
れ、さらに方向性フィルタ133の高域通過端子133
aから共通端子133bを介して下り出力・上り入力端
子182より出力される。
【0039】一方、低域周波帯域である上り信号S12
は下り入力・上り出力端子182から入力され、方向性
フィルタ133の共通端子131bから低域通過端子1
33cを介して上り増幅部134で増幅され、さらに方
向性フィルタ131の低域通過端子131cから共通端
子131aを介して下り出力・上り入力端子181より
出力される。
【0040】このような双方向伝送において、光伝送区
間(ヘッドエンド100〜ノード装置103間)は別心
による空間分割伝送を、同軸伝送区間(ノード装置10
3〜加入者端末34間)は周波数分割伝送を行ってい
る。
【0041】また、この種の双方向光同軸伝送システム
の一例が特開平9−55868号公報(以下、先行技術
1という)に開示されている。
【0042】この技術は、光伝送路と複数の電気伝送路
との結合部分に、各電気伝送路をヘッドエンド側に伝搬
する各信号を周波数多重化し、その得られた多重信号で
キャリア光を振幅変調して光伝送路上をヘッドエンド側
に送出する変換器を設けた、というものである。
【0043】また、この種の双方向光同軸伝送システム
の他の例が特開平7−240912号公報及び特開平7
−107058号公報(以下、夫々先行技術2,3とい
う)にも開示されている。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】図2は伝送信号の周波
数配列例を示す図である。図2中、(A)及び(B)は
後述する本発明の周波数配列を示し、(C)は従来のH
FCの周波数配列を示している。
【0045】前述した従来のHFCの周波数配列は図2
(C)に示すように高域周波数側の下り伝送帯域S11
と低域周波数側の上り伝送帯域S12となっており、下
り伝送帯域S11に比べ上り伝送帯域1S12小さく、
このことが大容量双方向伝送システムを構築する上でネ
ックとなっていた。
【0046】しかしながら、従来のHFC伝送システム
においては、次のような課題がある。
【0047】第1の課題は、今後のマルチメディアを捉
えたとき大容量の情報を双方向で通信することが考えら
れる。この従来のHFCシステムにおける上り伝送容量
では不足するということである。
【0048】第2の課題は、下り衛星などによるデジタ
ル多チャンネルをサービスとして分配する場合、前述の
周波数配列における下り、上りの配分を変えるという操
作(スプリットバンドの高域周波数へのシフト)では相
対的に下り信号帯域を狭くすることとなり、下りにおい
ても今後求められるさらなる大容量化への対処ができな
いということである。
【0049】一方、これらの解決手段は前述した先行技
術1〜3にも開示されていない。
【0050】そこで本発明の目的は、下り、上り伝送容
量の拡大を図ることが可能な双方向光同軸伝送システム
を提供することにある。
【0051】さらに、現行HFC構成から容易にアップ
グレードできる仕組みを提供することも目的とする。
【0052】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、ヘッドエンドとノード装置間は光伝送を行
い、前記ノード装置と加入者端末間は同軸伝送を行うよ
うにした前記ヘッドエンドと前記加入者端末間の双方向
光同軸伝送システムであって、前記ノード装置と前記加
入者端末間の伝送を、前記ノード装置から前記加入者端
末への伝送については前記光伝送も含めて行わせる伝送
手段で構成したことを特徴とする。
【0053】本発明によれば、下り伝送のうち広帯域伝
送を光伝送で行う。このため、従来同軸伝送で行ってい
たこの広帯域伝送部分の周波数帯域が空きとなるため、
この空き周波数帯域を上り伝送で使用する。
【0054】これにより、下り伝送、上り伝送ともに伝
送帯域を拡大することができ、よって下り、上り伝送容
量の拡大を図ることが可能となる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係
る双方向光同軸伝送システムの最良の実施の形態の構成
図である。図1は本発明によるネットワーク構成の一例
を示している。
【0056】図1において、下り伝送(信号S1及びS
2で示す)において、TV映像や高速データなどの広帯
域伝送は全光伝送、低速データなどの狭帯域伝送は同軸
伝送を、上り伝送(信号S5で示す)は広帯域な全同軸
伝送を行う。
【0057】特に、双方向伝送における上り伝送帯域の
少なさを克服するための、上り帯域拡張を実現するシス
テムを提供するとともに、下り伝送帯域の拡大も図るシ
ステムを提供する。
【0058】さらに、従来のHFC構成から本発明のH
FC構成へのアップグレードを容易に実現させるシステ
ムをも包含する。
【0059】次に、図1に示した本発明によるネットワ
ーク構成の一例について詳しく構成、動作を以下に記述
する。
【0060】図1を参照して、ヘッドエンド1はCAT
V(Cable TeleVision)システムにお
けるセンターであり、多チャンネルTVや高速データを
下り伝送する下り光送信器2と、広帯域上り信号光を受
信する上り光受信器3及び低速データなど狭帯域な下り
伝送を行う下り光受信器4とからなる。
【0061】ノード装置5は、例えば加入者500世帯
エリアをセルとして、そこに配置され、下り光受信器6
と上り光送信器7及び下り光受信器8を有している。
【0062】又、下り光受信器4と下り光受信器8間、
上り光受信器3と上り光送信器7間及び下り光送信器2
と下り光受信器6間は夫々光ケーブル81〜83で接続
されている。
【0063】まず、下り伝送について記述する。ノード
装置5の下り光受信器6においては、ヘッドエンド1内
の下り光送信器2からの多チャンネルなTVや高速デー
タなどの広帯域下り信号S1が光/電気変換された後、
分配器31でその信号S1が2分岐され、その一方S1
aは同軸ケーブル84を介してエリア1の下り光送信器
9にて1.5μm帯の光信号を強度変調し、その後段に
位置する光増幅器10はEDFAに代表される光増幅器
であり、これにて光増幅される。
【0064】他方S1bは同軸ケーブル85を介してエ
リア2にて同様に信号処理される。
【0065】光増幅器10で光増幅された信号光S1a
は光分配器11,12にて分配され、加入者端末34へ
引き込まれる。
【0066】加入者端末34では下り光信号S1aが回
線終端装置であるONU13で受信され、ここで光/電
気変換され、適宜信号分配(図1の例では2分配)さ
れ、多チャンネルTVの受信にはTV受信端末器14を
介しTV15に接続する。
【0067】他方にはケーブルモデム16を介してPC
17が接続され、例えばインタネット接続を行う。
【0068】この際の下り信号には図2(B)に示し
た、例えば50〜1000MHz帯の広帯域周波数帯域
が割り当てられる。
【0069】さらに、ヘッドエンド1の下り光送信器4
からは下り伝送として、図2(A)に示したように例え
ば10〜55MHzの低域周波にてノード装置5に対し
て信号光S2が伝送され、その信号光S2は下り光受信
器8にて光/電気変換された後、方向性フィルタ32、
分配器33及び同軸ケーブル86(エリア2の場合は同
軸ケーブル87)を介し、エリア1およびエリア2に配
設された幹線アンプ19、分岐器21、延長アンプ2
0、タップオフ22を介して加入者端末34へ入力され
る。
【0070】そして、加入者端末34内に設置したデー
タ端末18への下りデータ信号等となる。この際の下り
信号S2には図2(A)に示した例えば10〜55MH
z帯の狭帯域周波数帯域が割り当てられる。
【0071】次に、上り伝送について記述する。加入者
端末34のケーブルモデム16などの通信用上り信号S
5はタップオフ22、延長アンプ20、分岐器21、幹
線アンプ19及び同軸ケーブル86(エリア2の場合は
同軸ケーブル87)を介してノード装置5へ入力され
る。
【0072】ノード装置5内では分配器33(上り伝送
における機能としては合波器として位置づけられる)、
方向性フィルタ32の高域通過端子を介して、上り光送
信器7にて電気/光変換され、ヘッドエンド1の上り光
受信器3に対し光伝送する。
【0073】この際の上り信号S5には図2(A)に示
した例えば70〜750MHz帯の広帯域周波数帯域が
割り当てられる。
【0074】このようにして、本発明では、ヘッドエン
ド1から加入者端末34への伝送(下り)を光伝送と同
軸伝送、加入者端末34からヘッドエンド1への伝送
(上り)を同軸伝送とし、下り伝送帯域と上り伝送帯域
を従来HFCに比し大幅に拡大するシステムを提供する
ことを特徴としている。
【0075】さらに、従来のHFC構成からの変更を容
易に実現させるシステムも包含することで、低コストで
のアップグレードを可能とする。
【0076】次に、セル内の各装置の構成について実施
例により説明する。
【0077】
【実施例】まず、第1実施例について説明する。第1実
施例ではノード装置5の詳細な構成を説明する。図3は
ノード装置の構成図である。
【0078】図3を参照して、下り広帯域信号S1は下
り光入力端子51より入力され、下り光受信器6にて光
/電気変換され、信号分配器31にて分配された後、下
り信号出力端子42,43を介して外線同軸ケーブル8
4,85よりエリア1,エリア2へ出力される。
【0079】一方、下り狭帯域信号S2は下り光入力端
子44より入力され、下り光受信器8にて光/電気変換
された後、方向性フィルタ32の低域通過端子32aか
ら方向性フィルタ32の共通端子32bを介し、分配器
33にて分配され下り出力・上り入力端子45,46よ
りエリア1,エリア2へ出力される。
【0080】又、下り出力・上り入力端子45,46よ
り入力された広帯域上り信号S5は、分配器33にて結
合された後、方向性フィルタ32の共通端子32bから
高域通過端子32cを介して上り光り送信器7にて電気
/光変換される。そして、光変換後の信号光S5は光出
力端子47を介してセンタであるヘッドエンド1へ送出
される。
【0081】次に、第2実施例について説明する。第2
実施例では幹線アンプ19の詳細な構成を説明する。図
4は幹線アンプの構成図である。
【0082】図4を参照して、下り幹線入力・上り幹線
出力端子53に入力された低域周波数帯域である下り周
波数帯域信号S2は方向性フィルタ52の共通端子52
aから低域通過端子52bを介し下り増幅部54で増幅
され、その出力の一方は方向性フィルタ55の低域通過
端子55aから共通端子55bを介し幹線端子56から
出力される。
【0083】一方、その出力の他方は方向性フィルタ5
7の低域通過端子57aから共通端子57bを介し分配
器58にて信号分配され、分岐端子59,60から外線
へ出力される。
【0084】一方、高域周波数帯域による上り伝送信号
S5は、下り幹線出力・上り幹線入力端子56及び下り
分岐出力・上り分岐入力端子59,60より入力され
る。
【0085】下り幹線出力・上り幹線入力56から入力
された上り信号S5aにおいては方向性フィルタ55の
共通端子55bから高域通過端子55cを経て上り増幅
部62にて所要レベルに増幅され、方向性フィルタ52
の高域通過端子52cから共通端子52aを経て、下り
幹線入力・上り出力端子53より外線へ出力される。
【0086】又、下り分岐出力・上り分岐入力端子5
9,60より入力された上り信号S5b,S5cにおい
ては分配器58にて信号結合された後、方向性フィルタ
57の共通端子57bから高域通過端子57cを経て上
り増幅部63にて所要レベルに増幅され、上り増幅部6
2の入力にて幹線からの上り信号S5aと結合され増幅
部62へ入力される。
【0087】増幅部62で増幅された上り信号S5は幹
線からの上り信号S5aと同様な経過で下り幹線入力・
上り出力端子53より外線へ出力される。
【0088】次に、第3実施例について説明する。第3
実施例では延長アンプ20の詳細な構成を説明する。図
5は延長アンプの構成図である。
【0089】図5を参照して、低域周波数帯域である下
り信号S2は下り入力・上り出力端子71から入力さ
れ、方向性フィルタ72の共通端子72aから低域通過
端子72bを介して下り増幅部73で増幅され、さらに
方向性フィルタ74の低域通過端子74aから共通端子
74bを介して下り出力・上り出力端子75より出力さ
れる。
【0090】一方、高域周波帯域である上り信号S5は
下り出力・上り入力端子75より入力され、方向性フィ
ルタ74の共通端子74bから高域周波数通過端子74
cを介して上り増幅部76で増幅され、さらに方向性フ
ィルタ72の高域周波数通過端子72cから共通端子7
2aを介して、下り入力・上り出力端子71より出力さ
れる。
【0091】次に、第4実施例について説明する。第4
実施例では幹線アンプ19及び延長アンプ20をプラグ
イン交換可能としたものについて説明する。
【0092】図1の本発明の光同軸伝送システムのネッ
トワーク構成の一例と図8の従来の光同軸伝送システム
のネットワーク構成例から分かるようにセル内エリア
1,2で同軸伝送する幹線アンプ19及び107、延長
アンプ20及び108、分岐器21、タップオフ22の
設置位置に相違はない。
【0093】しかし、図2を参照すると、従来の同軸伝
送では図2(C)に示されるように上り信号が低域周波
数帯域を使用し、下り信号が高域周波帯域を使用してい
た。
【0094】従って、図10、11を参照すると、従来
の幹線アンプ107及び延長アンプ108は上りでは低
域用増幅部、下りでは高域用増幅部を使用している。
【0095】一方、本発明の同軸伝送では図2(A)に
示されるように下り信号が低域周波数帯域を使用し、上
り信号が高域周波帯域を使用している。
【0096】従って、図4、5を参照すると、本発明の
幹線アンプ19及び延長アンプ20は上りでは高域用増
幅部、下りでは低域用増幅部を使用している。
【0097】従って、本発明では従来の幹線アンプ10
7及び延長アンプ108をそのまま使用することができ
ない。
【0098】そこで、本発明では、図4を参照して、幹
線アンプ19では入出力端子53,59,56,60近
傍の入出力信号線部にプラグイン端子81〜84を夫々
設け、筐体65から増幅部66をプラグイン交換可能な
構成としている。
【0099】同様に、図5を参照して、延長アンプ20
では入出力端子71,75近傍の入出力信号線部にプラ
グイン端子85,86を夫々設け、筐体78から増幅部
79をプラグイン交換可能な構成としている。
【0100】即ち、従来のHFCシステムで構築された
同軸伝送網における幹線アンプ107、延長アンプ10
8の位置に本発明の幹線アンプ19、延長アンプ20を
プラグイン可能に接続することにより、筐体への外部接
続をやり直すことなく本発明へのアップグレードが可能
となる。
【0101】なお、図1、図8には各アンプへの給電系
統は省略したが、通常複数台のアンプへ1台の給電装置
から同軸ケーブルを介して遠方給電しているが、従来構
成から本発明構成への移行に際して給電系統の見直しを
不要にすることを可能としている。
【0102】以上、詳細に実施例の構成を述べたが、図
1に示された分岐器21、分配器11,12,31,3
3、タップオフ22等の機能・回路は、当業者にとって
よく知られており、又、本発明とは直接関係しないの
で、その詳細な構成・説明は省略する。
【0103】又、本発明の他の実施例として、その基本
的構成は上記の通りであるが、セルにおける単位ノード
装置5当たりのエリア数の制限はない。
【0104】又、加入者端末34構成におけるTV受信
端末14、TV15、ケーブルモデム16、PC17及
びデータ端末18の接続方法、接続台数に特別な制限は
ない。
【0105】又、下り光送信器9及び光増幅器10の設
置位置はノード装置5内に内蔵される場合も含まれる。
【0106】又、光分配器11,12について、その使
用数、分配数の制限は加入者端末34内ONU13への
光入力レベルにより制限され、その範囲内で任意に選択
できるものとする。
【0107】さらに、図2に周波数配列を示したが、本
発明、従来の例ともにシステム固有の設定が可能であ
り、ここに示したものは一例である。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッドエンドとノード
装置間は光伝送を行い、前記ノード装置と加入者端末間
は同軸伝送を行うようにした前記ヘッドエンドと前記加
入者端末間の双方向光同軸伝送システムであって、前記
ノード装置と前記加入者端末間の伝送を、前記ノード装
置から前記加入者端末への伝送については前記光伝送も
含めて行わせる伝送手段で構成したため、下り、上り伝
送容量の拡大を図ることが可能となる。
【0109】さらに、同軸伝送部分については増幅部を
プラグイン構成としたため、現行HFC構成から容易に
アップグレードすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る双方向光同軸伝送システムの最良
の実施の形態の構成図である。
【図2】伝送信号の周波数配列例を示す図である。
【図3】ノード装置の構成図である。
【図4】幹線アンプの構成図である。
【図5】延長アンプの構成図である。
【図6】従来の光同軸伝送のネットワークの構成例を示
す構成図である。
【図7】従来の光同軸伝送のネットワーク全体の構成例
を示す構成図である。
【図8】従来のHFC構成の一例の詳細を示す図であ
る。
【図9】従来のノード装置の一例の構成図である。
【図10】従来の幹線アンプの一例の構成を示す構成図
である。
【図11】従来の延長アンプの一例の構成を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 ヘッドエンド 2 下り光送信器 3 上り光受信器 4 下り光受信器 5 ノード装置 6 下り光受信器 7 上り光送信器 8 下り光受信器 9 下り光送信器 10 光増幅器 19 幹線アンプ 20 延長アンプ 34 加入者端末
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月19日(1999.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、ヘッドエンドとノード装置間は光伝送を行
い、前記ノード装置と加入者端末間は同軸伝送を行うよ
うにした前記ヘッドエンドと前記加入者端末間の双方向
光同軸伝送システムであって、前記ノード装置から前記
加入者端末への伝送のうち狭帯域伝送を前記同軸伝送に
て行わせ、広帯域伝送を前記光伝送にて行わせ、かつ前
記加入者端末から前記ノード装置への伝送を広帯域の前
記同軸伝送にて行わせる伝送手段を有することを特徴と
する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドエンドとノード装置間は光伝送を
    行い、前記ノード装置と加入者端末間は同軸伝送を行う
    ようにした前記ヘッドエンドと前記加入者端末間の双方
    向光同軸伝送システムであって、 前記ノード装置と前記加入者端末間の伝送を、前記ノー
    ド装置から前記加入者端末への伝送については前記光伝
    送も含めて行わせる伝送手段で構成したことを特徴とす
    る双方向光同軸伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記伝送手段は、前記ノード装置から前
    記加入者端末への伝送のうち狭帯域伝送を前記同軸伝送
    にて行わせ、広帯域伝送を前記光伝送にて行わせること
    を特徴とする請求項1記載の双方向光同軸伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記伝送手段は、前記加入者端末から前
    記ノード装置への伝送を広帯域の前記同軸伝送にて行わ
    せることを特徴とする請求項1又は2記載の双方向光同
    軸伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記伝送手段は、前記ノード装置と前記
    加入者端末間の双方向伝送を同軸伝送にて行わせるため
    の双方向増幅装置を有することを特徴とする請求項1〜
    3いずれかに記載の双方向光同軸伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記伝送手段は、前記ノード装置から前
    記加入者端末への伝送を前記光伝送にて行わせるための
    光送信装置を有することを特徴とする請求項1〜4いず
    れかに記載の双方向光同軸伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記双方向増幅装置は、前記ノード装置
    と信号の入出力を行う幹線アンプと、この幹線アンプと
    前記加入者端末間にて信号の入出力を行う延長アンプと
    から構成されることを特徴とする請求項4記載の双方向
    光同軸伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記光送信装置は、前記ノード装置から
    の電気信号を光信号に変換する電気/光変換器と、この
    電気/光変換器から出力される光信号を増幅する光増幅
    器と、この光増幅器の出力を前記加入者端末へ分配する
    光分配器とを含むことを特徴とする請求項5記載の双方
    向光同軸伝送システム。
  8. 【請求項8】 前記双方向増幅装置は、プラグイン交換
    が可能に構成されることを特徴とする請求項4又は6記
    載の双方向光同軸伝送システム。
  9. 【請求項9】 前記ノード装置から前記加入者端末へ広
    帯域伝送されるデータはテレビジョン映像データ及びそ
    の他の高速データであることを特徴とする請求項2記載
    の双方向光同軸伝送システム。
  10. 【請求項10】 前記ノード装置から前記加入者端末へ
    狭帯域伝送されるデータは低速データであることを特徴
    とする請求項2又は9記載の双方向光同軸伝送システ
    ム。
JP10239357A 1998-08-26 1998-08-26 双方向光同軸伝送システム Pending JP2000068944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10239357A JP2000068944A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 双方向光同軸伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10239357A JP2000068944A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 双方向光同軸伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000068944A true JP2000068944A (ja) 2000-03-03

Family

ID=17043561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10239357A Pending JP2000068944A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 双方向光同軸伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000068944A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005150869A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Frontiers Co Ltd リアルタイム放送システムとリアルタイム放送信号伝送方法
JP2009529228A (ja) * 2006-03-06 2009-08-13 ノキア シーメンス ネットワークス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 双方向光増幅器装置
JP2011004008A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Synclayer Inc Catvシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005150869A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Frontiers Co Ltd リアルタイム放送システムとリアルタイム放送信号伝送方法
JP2009529228A (ja) * 2006-03-06 2009-08-13 ノキア シーメンス ネットワークス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 双方向光増幅器装置
JP4898845B2 (ja) * 2006-03-06 2012-03-21 ノキア シーメンス ネットワークス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 双方向光増幅器装置
US8644707B2 (en) 2006-03-06 2014-02-04 Nokia Siemens Networks Gmbh & Co. Kg Bidirectional optical amplifier arrangement
JP2011004008A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Synclayer Inc Catvシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2911074B2 (ja) 隣接信号帯域でのrf副搬送波の光伝送装置
US5847852A (en) Optical network
US20060165413A1 (en) DWDM CATV return system with up-converters to prevent fiber crosstalk
US7418204B2 (en) Passive optical network system providing simultaneously both broadcasting service and data service
US20080131125A1 (en) Loopback-type wavelength division multiplexing passive optical network system
KR19990023260A (ko) 광학 노드 시스템 및 광 신호 전송 방법
US6661973B1 (en) Optical transmission systems, apparatuses, and methods
US20040184809A1 (en) Optical transmission apparatus and an optical wavelength multiplex network therewith
US6005997A (en) Long-haul terrestrial optical fiber link having low-power optical line amplifiers with integrated dispersion compensation modules
US20090110408A1 (en) Laser Optical Transmission System with Dual Modulation
US6400478B1 (en) Wavelength-division-multiplexed optical transmission system with expanded bidirectional transmission capacity over a single fiber
Cochrane et al. Future optical fiber transmission technology and networks
US20060101501A1 (en) System, device and method of expanding the operational bandwidth of a communication infrastructure
US20030059158A1 (en) Broadcast network using multi-fiber cable
JP4061325B2 (ja) 波長多重伝送システム
US7756419B2 (en) Traffic signal node cross scheduling method and system
JP2000068944A (ja) 双方向光同軸伝送システム
JP3177361B2 (ja) 光送信装置
US8355631B2 (en) Reducing optical service channel interference in phase modulated wavelength division multiplexed (WDM) communication systems
US6026204A (en) Matching apparatus for an optical communications network
US6496639B1 (en) Method and apparatus for upgrading an optical fiber communication system
JPH09218314A (ja) 光通信における受信端局の最適分散補償装置
WO2023002599A1 (ja) 光伝送システム、光装置、および光処理方法
JP2006005595A (ja) Catv光伝送装置およびその装置を用いた光伝送システム
WO2021238688A1 (zh) 集群光源和产生集群光源的方法