JP2000065252A - 配管構造 - Google Patents

配管構造

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JP2000065252A
JP2000065252A JP10228798A JP22879898A JP2000065252A JP 2000065252 A JP2000065252 A JP 2000065252A JP 10228798 A JP10228798 A JP 10228798A JP 22879898 A JP22879898 A JP 22879898A JP 2000065252 A JP2000065252 A JP 2000065252A
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pipe
pipe joint
connecting pipe
stopper piece
engaging portion
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JP10228798A
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English (en)
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Mannish Matsuru
マニッシュ マツル
Takuo Nagai
卓夫 長井
Hiromi Onuma
浩身 大沼
Tetsuhiro Okuyama
哲弘 奥山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差し込み式管継手を用いた配管構造で、この
管継手と接続管との間に廻り止め機能を持たせる。 【解決手段】 差し込み式管継手本体はその円筒状の端
面に接続管の管軸方向に開いた切り欠きを有し、その切
り欠きに係合する厚肉の係合部と、その厚肉の係合部か
ら延出して接続管の外周に沿って載せることのできる延
出部を持ったストッパーピースを有し、このストッパー
ピースはその厚肉の係合部を前記管継手の管継手本体の
切り欠きに係合しているとともに、その延出部を接続管
の外周に載せて、接続管とともに締着バンドで締め付け
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水配管などに使
用することのできる差し込み式管継手を用いた配管構造
に関し、特に差し込み式管継手とその接続管との相対的
な回転を防止するための廻り止め機構を持った配管構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】差し込み式管継手の例としては特開平4-
203688号公報に記載されているようなものがある。この
管継手は図8に断面図で示した構成をしている。図にお
いて、Pはライニング層P1を持った内面ライニング鋼
管である。6は管継手の金属製円筒状管継手本体であっ
て、その内周面には、内方へ向かって漸次大径となるテ
ーパ面611を有する第一環状空間部61と、軸芯と平
行な内面と軸芯に直角な両側面とを有する第二環状空間
部63とが、外側からこの順に形成されている。
【0003】第一環状空間部61には、円周上の一部が
分断されたCリングになって半径方向に拡縮自在とした
抜け止めリング62が軸芯方向移動自在に嵌入され、か
つ抜け止めリング62よりも奥側位置には、テーパ面6
11の大径側への抜け止めリング62の移動を規制して
抜け止めリング62のがたつきを防止するリング状の支
持ゴムが嵌入されている。第二環状空間部63には、内
面ライニング鋼管Pの外周面に弾性的に接触する止水パ
ッキン64が嵌入されている。
【0004】前記管継手本体6の内周面には管端防食コ
ア65が取り付けられている。この管端防食コア65
は、内面ライニング鋼管Pの内面に接触する筒状部65
1が合成樹脂材料によって一体成形したものである。こ
の筒状部651の外周先端部には環状溝を付けて、その
溝にOリング652を嵌着することによって、管端防食
コア65と内面ライニング鋼管Pのライニング層P1の
間の水密性を高めている。
【0005】内面ライニング鋼管Pをこの差し込み式管
継手に接続する場合、鋼管の先端から所定の距離のとこ
ろに鋼管の外周面に円環状の溝を設け、また鋼管の内外
面に面取りを施す。この鋼管Pを管継手の端面から開口
内に挿入して、鋼管の先端が管継手の管端防食コア65
の奥にある壁に当接させる。鋼管を管継手内に挿入する
と管端防食コア65の筒状部651が鋼管内面のライニ
ング層P1に接触し、筒状部651の先端に嵌められた
Oリング652がその間を水密にするとともに、管継手
本体6の第二環状空間部63に嵌められている止水パッ
キン64が鋼管Pの外周面に弾性的に接触して水密にす
る。また、第一環状空間部61に嵌められている抜け止
めリング62が鋼管の外周面に設けられた円環状の溝に
はまり込む。鋼管Pに管継手本体6から抜けるような力
が作用したときには、抜け止めリング62が鋼管Pとと
もに外方に移動しようとするがテーパ面611によって
抜け止めリング62が縮径するように力がかかるので、
より強く鋼管Pの外周面に食い込むようになって鋼管P
が管継手本体6から抜け出るのを防ぐことができる。ま
た、鋼管Pを管継手本体6の更に奥へ入るような力が作
用した場合には鋼管Pの先端が管端防食コア65の奥に
ある壁に当接するとともに、抜け止めリング62を支持
している支持ゴムを押さえようとするので奥に入ってい
くのを防ぐことができる。このように鋼管は管継手に差
し込むだけで、その抜け止めと水密をすることができ
る。
【0006】このように差し込み式管継手は配管作業の
面から見ると便利なものであるが、図8に示す管継手か
ら明らかなように、管継手と接続管との相対的回転が生
じることがある。一般に広く使用されている管継手はね
じ込み式であり、ねじ込み式管継手の場合管継手と接続
管とはねじ接続されているので配管の通常の使用状態で
は相対的な回転は生じないものである。そのために、差
し込み式管継手を使った配管をねじ込み式管継手を用い
ている配管と同じように取り扱われるので、この相対回
転による不都合が生じることが多い。
【0007】図7に、給水配管のモデル配管の一例を斜
視図で示す。このモデル配管では給水管71からねじ込
み式ティー継手72で分岐が取られて家屋内の配管が行
われている。このあとの家屋内の配管は全て差し込み式
管継手を用いている。取入管からエルボ73で立ち下げ
配管74をして、止水バルブ75及び減圧弁76がつな
がれている。バルブ及び減圧弁は通常めねじが両端にあ
るので、止水バルブ75及び減圧弁76の両端のめねじ
には、おねじアダプター77がねじ込まれている。おね
じアダプター77は一端におねじが、他端には図8に示
すような差し込み継手が付いているもので、差し込み継
手によって接続管をつないでいる。立ち下げ配管74か
らエルボ73を介して横行き配管78をして、水道メー
ター79がつながれている。水道メーター79は数年に
一度の間隔で取替えをする必要からユニオン80を介し
て配管されていて、ユニオンの両端はおねじとなってい
るので、めねじアダプター81がねじ込まれている。め
ねじアダプター81は一端にめねじが、他端には差し込
み継手が付いているもので、差し込み継手によって接続
管をつないでいる。この横行き配管78からエルボ73
を介して、直角方向に他の横行き配管82が接続されて
いて、その延長上から他のエルボ73を介して立ち上げ
配管83をして水栓84に接続されている。水栓84は
ねじ込み式なのでめねじの付いた通常のあるいは異形の
エルボ85を介して付けられている。このエルボ85は
おねじアダプター77を介して立ち上げ配管83につな
がれている。横行き配管82は途中に差し込み式ティー
継手86で分岐を取って、立ち上げ配管87から横行き
配管88を行い差し込み式のエルボ73を介して何か別
の用途に使われるようになっている。
【0008】この家屋内の配管は、壁91や床92など
に支持金具によって取付固定されているのが通常であ
る。止水バルブ75と減圧弁76がつながれている立ち
下げ配管74は、この図では止水バルブ75の上方と減
圧弁76の下方にある接続管に支持金具89のバンド部
分を締め付け、固定金具部分を壁91に固定している。
水道メーター79のつながれている横行き配管78は、
メーターの両端の接続管に同様の支持金具89を付けて
床92に固定している。水栓84に行っている配管も途
中で数ヶ所支持金具89を付けて床や壁に固定し、他の
用途に使われるようになっている立ち上げ配管も支持金
具によって壁に固定している。
【0009】立ち下げ配管74で接続管を支持金具89
によって壁91に固定していても、接続管とおねじアダ
プター77の差し込み継手のところで接続管と管継手と
の相対的な回転ができる。このために、バルブ75や減
圧弁76が当初壁から直角の方向にハンドルが向くよう
に取り付けられていても、人が触ったりあるいは操作を
行うことによって、その向きが変わってしまうことがあ
った。また、横行き配管78に付けられている水道メー
ター79は、その両端の接続管が支持金具89によって
床92に固定されている。ここでも、めねじアダプター
81の差し込み継手のところで接続管と管継手との相対
的な回転ができるので、接続管が支持金具89を介して
床92に固定されていても、水道メーター79の向きが
変わってくる。このような回転が水栓84の向きや他の
用途の配管の角度についても生じることがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような回転を防ぐ
ことは種々検討されていて、差し込み式管継手の継手本
体の側面、例えば抜け止めリングの近くに外周面から内
面に向けて貫通したねじ穴を設けておき、そこにねじ込
んだビスによって接続管を押さえて、廻り止めを行うこ
となどが行われている。しかし、ビスを用いると余分な
ねじ穴を設ける必要があるとともに、接続管と継手の間
が偏芯するので水密パッキンの圧縮力が部分的に変化し
て漏れにつながることがある。
【0011】そこで本発明では、従来の接続管と差し込
み式管継手と固定金具部付きの締着バンド等を用いた配
管構造で、これにストッパーピースを加えることで接続
管と差し込み式管継手との廻り止め機能を持たせた配管
構造を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の配管構造は、接
続管と、この接続管を差し込むことによって接続するよ
うになした管継手と、これら接続管と管継手を固定する
締着バンドとを有する配管構造において、前記管継手の
継手本体端部には凹または凸状の係止部を有し、前記係
止部に係合する凸または凹状の係合部と、この係合部か
ら延出して接続管の外周に沿って載せることのできる延
出部とを持ったストッパーピースを有し、このストッパ
ーピースは、その係合部を前記管継手本体の係止部に係
合させるとともに、その延出部を接続管と共に前記締着
バンドで締め付けたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の配管構造は、接続管が挿入
されるように端面が開口した円筒状をしており、開口端
面に近接した端部内周面に、抜け止めリング用溝部が全
周にわたって設けられた管継手本体と、周方向の一部が
分断されたCリングによって構成されており、前記管継
手本体内に挿入される接続管の外周面に係止するよう
に、抜け止めリング用溝部内に嵌合された抜け止めリン
グと、前記管継手本体内の前記抜け止めリング用溝部よ
りも内奥側に設けられた、挿入される接続管の外周面に
圧接される止水パッキンとを、持った管継手を有し、端
部から所定の距離のところの外周に環状溝を持っている
接続管を前記管継手本体の開口に挿入し、管継手の抜け
止めリングを接続管外周の環状溝に嵌め合わすととも
に、管継手の止水パッキンを接続管の外周面に圧接した
配管構造において、前記管継手本体はその円筒状の端面
に接続管の管軸方向に開いた切り欠きを有し、その切り
欠きに係合する係合部と、その係合部から延出して接続
管の外周に沿って載せることのできる延出部を持ったス
トッパーピースを有し、このストッパーピースは、その
係合部を前記管継手の管継手本体の切り欠きに係合して
いるとともに、その延出部を接続管と共に締着バンドで
締め付けたことを特徴とする。
【0014】本発明において、前記切り欠きは、管継手
本体の円筒状をした端面に円筒軸の直角方向に付けられ
た溝であることが好ましい。また、前記ストッパーピー
スは、その延出部の内外面に滑り止めが付いていること
が好ましく、係合部は厚肉に、延出部は薄肉に形成する
ことができる。また、前記締着バンドは、ゴムバンドや
インシュロックのような締着だけを行うものでも良い
が、例えば、ストッパーピースの延出部を兼ねた一体形
のバンドや、締結バンド部分に固定金具部分が一体的に
備わったものを用いることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の配管構造の実施態様につ
いて、以下図面を参照しながら詳細に説明する。図1は
本発明の配管構造の実施態様の分解斜視図で、図2はそ
の組立て斜視図で、図3はこの実施態様に使用している
差し込み式エルボ管継手の断面図で、図4は本発明の配
管構造を使用したモデル配管の斜視図である。図5は本
発明の配管構造の他の実施態様の分解斜視図である。図
6はさらに他の実施態様を示す締結バンド一体形ストッ
パーピースの斜視図である。
【0016】図1、2に示している配管構造において、
1はエルボ管継手で、2は接続管で、3はストッパーピ
ースで、4は固定金具部分を備えた締着バンドである。
エルボ管継手1は、図3に断面図で示しているようにそ
の管継手本体11はマレアブル等の鋳物で作られてお
り、端面12が開口した円筒状の部分を持っており、そ
の円筒状開口13に接続管2の端部が挿入できるように
なっている。管継手本体11の開口端面12に近接した
内周面に抜け止めリング用溝部14が全周にわたって設
けられている。抜け止めリング用溝部14には、周方向
の一部が分断されたCリング状の抜け止めリング15が
嵌められている。この抜け止めリング15は、奥側の端
面が挿入される接続管2の管軸にほぼ直角になっている
面を持ち、開口端面側の面が外に開いているテーパー面
となった逆三角形断面をしていることが好ましい。また
この抜け止めリング15はばね鋼のような弾性のある鋼
で作られているのがよい。抜け止めリング用溝部14の
内奥側位置には、軸芯と平行な内面と軸芯に直角な側面
とを有する環状溝16が設けられていて、この環状溝1
6内にはゴムなどの材料でできた環状の止水パッキン1
7が嵌め込まれている。
【0017】管継手本体11の内周面には管端防食コア
18が取り付けられ、管端防食コア18から接続管2の
内面に接触する筒状部181が開口13に沿って延びて
いる。この筒状部181の先端外周には環状溝が付いて
いて、その溝内にリップ付の水密パッキン182を嵌着
させている。この水密パッキン182によって管端防食
コア18と接続管2の内面の間の水密性を高めている。
【0018】また、前記の管継手本体11はその円筒状
の端面12に接続管の管軸方向に開いた切り欠き19を
持っている。この切り欠き19は軸線に直角な方向に開
いているとも言えるが、この切り欠き19は管継手本体
11の外周から見ると、それを通して抜け止めリング1
5が見えるところまで開けられているので、挿入した内
面ライニング鋼管Pの外周に設けた環状溝もその切り欠
きの開口から見える。そこで、内面ライニング鋼管の挿
入状況や抜け止めリング15の環状溝へのはまり具合を
配管工事の終了後に検査することができる。また抜け止
めリング15を管継手本体11の抜け止めリング用溝部
14に挿入するときに、スナップリングプライヤーなど
の工具で抜け止めリング15を縮径しながらその工具を
この切り欠きを通して奥にある抜け止め用溝部14まで
入れることではめ込むことができる。更に、一度接続し
た鋼管を管継手から外す場合に、この切り欠きから工具
を挿入して抜け止めリング15の分断された部分を拡い
て、抜け止めリング15を拡径することで外すことがで
きる。図1〜3に示された切り欠き19においては、端
面12に平行な底面191を持ち、底面の両側には端面
12に直角な側面192を持っており、底面191およ
び両側面192は端面の直径と平行なものとなってお
り、この切り欠きは全体として矩形状の開口をしてい
る。この切り欠き19は、本発明の配管構造において
は、後で説明するストッパーピース3の厚肉の係合部3
1がこの切り欠き19に係合することにより接続鋼管の
相対回転止めの働きをすることになる。
【0019】接続管2は、図8で示した内面ライニング
鋼管Pと同じもので、その端部のみを図1、2に示して
いる。接続管2は接続前に予めその管端に近い外周に環
状溝21を作っておくとともに、通常は管端の内外面に
面取りを施しておく。環状溝21は接続する管継手、こ
こではエルボ管継手1の開口に接続管2を挿入してその
管端を管端防食コア18の奥底に当接させたときに抜け
止め用溝部14に嵌められているCリング状の抜け止め
リング15が入り込むような位置に設けておく。
【0020】管継手本体11の抜け止めリング15を接
続管外周の環状溝21に嵌め合わせて、止水パッキン1
7を接続管2の外周面に圧接する。また、管継手本体1
1の内周面にある管端防食コア18の筒状部181の溝
内に嵌められているリップ付の水密パッキン182を接
続管2の内面ライニング層と圧接してこの間の水密を行
う。このようにして、接続管2とエルボ管継手1の間の
接続をして、その間の水密と抜け止めを行う。
【0021】ストッパーピース3は、金属あるいはプラ
スチック材料からなり管継手本体11の切り欠き19に
係合する厚肉の係合部31と、その厚肉の係合部31か
ら延長している薄肉の延出部32を持っている。そし
て、その底面は接続管の外周面に沿わせて載せることの
できる円弧面となっている。係合部31は、管継手本体
11の切り欠き19が矩形状の場合には同じように矩形
となっていることが好ましく、切り欠き19内に係合部
31がはまり込んで、係合部31の両側面が切り欠き1
9の両側面192に当たって管の円周方向へ回ることを
防ぐようになっている。延出部32は円弧状をしていて
その上下面(内外周面)に滑り止めの溝が付けられてい
ることが好ましい。ストッパーピース3を、接続した管
2とエルボ管継手1の接続部に付けて、その係合部31
を管継手本体11の切り欠き19内にはめ込み、その延
出部32を接続管2の外周面に載せる。
【0022】このように組み立てた接続管2とストッパ
ーピース3の外周から締着バンド4を用いて締め付けボ
ルト41で締め付けることによって、接続管2がストッ
パーピース3に対して滑らなくなるので、接続管2とエ
ルボ管継手1の間の相対回転を防ぐことができる。ここ
で使用している締着バンド4は、図1〜2に示されてい
るような固定金具部分40が備わったものを用いてい
る。これは上記した従来の支持金具と同じもので、例え
ば、T型バンド、サドルバンド、蝶番式バンド、提灯式
バンド等と呼ばれる市販品を使うことができる。
【0023】上記した例では、ストッパーピース3は1
ヶ使うことで説明したが、一つの端面に付けられた上下
2ヶ所の切り欠きに各々使用することもできる。
【0024】以上説明した廻り止め機能を付けた配管構
造をモデル配管に使用した例を図4に示している。図4
は、配管の全体構成としては図7に示したものと同じで
あるが、図4においては廻り止め機能を付けている。そ
のために、支持金具89が差し込み式管継手の開口に近
いところに取り付けられていて、差し込み式管継手と接
続管との接続部分に付けられたストッパーピース3を固
定金具部付きの締着バンド4で締め付けている。立ち下
げ配管74にある止水バルブ75及び減圧弁76の上と
下の各々にあるおねじアダプター77の差し込み式継手
部と接続管とがストッパーピース3と締着バンド4で回
転を止められており、それが支持金具部分40で壁91
に固定されている。横行き配管にある水道メーター79
の両端にあるめねじアダプター81の差し込み式管継手
部と接続管とがストッパーピース3と締着バンド4とで
回転を止められていて、それが固定金具部分40で床9
2に固定されている。また、他の用途に使われる横行き
配管のエルボについても同様に回転を止めて、壁に固定
されている。
【0025】上記した実施例では、凹状の係止部として
切り欠き19を設け、これを矩形としたが必ずしもこの
形に限定されることはない。例えば、凹部の側面を奥に
向かって広くなるテーパ面としたアリ溝形状、また、凹
部を外面まで貫通して切り抜くのではなく肉厚の途中ま
で切った溝形状等でも良い。またストッパーピースの形
状も種々のものが考えられる。例えば、延出部は係合部
より幅を広くしたり、環状にしたりして接続管への接触
面積を大きくすること等が出来る。
【0026】次に、図5に示す本発明の他の実施態様に
ついて説明する。上記の実施例では、継手本体側に切り
欠き19のような凹状の係止端部を設け、これにストッ
パーピース側の凸状係合部31を嵌合させる例を示した
が、この構成は逆であってもよい、すなわち、図5に示
すように差し込み式エルボ管継手5の継手本体51の端
部52に凸状の係止部59を設けて、ストッパーピース
3' 側に凸状の係止部59に嵌合する凹状の係合部3
1' を形成することである。よって、両者の凹凸を嵌合
係止して、延出部32' の上から締着バンド4を締め付
けて相対回転を止めることが出来る。その他の構成につ
いては同一符号を付してその説明は省略する。
【0027】上記した例の締結バンドは、別体の固定部
付きバンド部材を用いたがこれに限定されるものではな
く、例えばゴムバンドやインシュロックのような締着だ
けを行うものでも良い。また、あるいは図6に示すよう
にストッパーピースの延出部と締着バンド部分が一体的
に構成されたものを用いてもよい。この例では延出部3
2" を兼ねる略円筒状の締結バンド4" に凸状の係合部
31" と固定部40"が一体的に形成されている。バン
ド部分の内周面には滑り止めの溝が設けられており、固
定部40" は締め付けボルト41" で締め付けられるよ
うになっている。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配管構造
によれば差し込み式管継手と締着バンドとストッパーピ
ースを用いることで、接続管と管継手との間に廻り止め
機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管構造の実施態様の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の配管構造の実施態様の組立て斜視図で
ある。
【図3】本発明の配管構造の実施態様に使用している差
し込み式エルボ管継手の断面図である。
【図4】本発明の配管構造を使用したモデル配管の斜視
図である。
【図5】本発明の配管構造の他の実施態様を示す分解斜
視図である。
【図6】本発明の他の実施態様を示す締結バンド一体形
ストッパーピースの斜視図である。
【図7】従来の配管構造を使用したモデル配管の斜視図
である。
【図8】差し込み式管継手の一例の断面図である。
【符号の説明】
1、5 エルボ管継手 11、51 管継手本体 12、52 端面 13 開口 14 抜け止めリング用溝部 15 抜け止めリング 16 環状溝 17 止水パッキン 18 管端防食コア 181 筒状部 182 水密パッキン 19、59 係止部(切り欠き、凸部) 191 底面 192 側面 2 接続管 21 環状溝 3、3' ストッパーピース 31、31' 、31" 係合部 32、32' 延出部 4、4' 、4" 締着バンド 40、40" 固定金具部分 41、41" 締め付けボルト 6 管継手本体 61 第一環状空間部 611 テーパ面 62 抜け止めリング 63 第二環状空間部 64 止水パッキン 65 管端防食コア 651 筒状部 652 Oリング 71 給水管 72 ねじ込み式ティー継手 73 エルボ 74 立ち下げ配管 75 止水バルブ 76 減圧弁 77 おねじアダプター 78 横行き配管 79 水道メーター 80 ユニオン 81 めねじアダプター 82 横行き配管 83 立ち上げ配管 84 水栓 85 エルボ 86 差し込み式ティー継手 87 立ち上げ配管 88 横行き配管 89 支持金具 91 壁 92 床 P 内面ライニング鋼管 P1 ライニング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 卓夫 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)発明者 大沼 浩身 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社内 (72)発明者 奥山 哲弘 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社内 Fターム(参考) 3H023 AA05 AB07 AC21 AD08 AD55

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続管と、この接続管を差し込むことに
    よって接続するようになした管継手と、これら接続管と
    管継手を固定する締着バンドとを有する配管構造におい
    て、 前記管継手の継手本体端部には凹または凸状の係止部を
    有し、 前記係止部に係合する凸または凹状の係合部と、この係
    合部から延出して接続管の外周に沿って載せることので
    きる延出部とを持ったストッパーピースを有し、 このストッパーピースは、その係合部を前記管継手本体
    の係止部に係合させるとともに、その延出部を接続管と
    共に前記締着バンドで締め付けたことを特徴とする配管
    構造。
  2. 【請求項2】 接続管が挿入されるように端面が開口し
    た円筒状をしており、開口端面に近接した端部内周面
    に、抜け止めリング用溝部が全周にわたって設けられた
    管継手本体と、 周方向の一部が分断されたCリングによって構成されて
    おり、前記管継手本体内に挿入される接続管の外周面に
    係止するように、抜け止めリング用溝部内に嵌合された
    抜け止めリングと、 前記管継手本体内の前記抜け止めリング用溝部よりも内
    奥側に設けられた、挿入される接続管の外周面に圧接さ
    れる止水パッキンとを、持った管継手を有し、 端部から所定の距離のところの外周に環状溝を持ってい
    る接続管を前記管継手本体の開口に挿入し、管継手の抜
    け止めリングを接続管外周の環状溝に嵌め合わすととも
    に、管継手の止水パッキンを接続管の外周面に圧接した
    配管構造において、 前記管継手本体はその円筒状の端面に接続管の管軸方向
    に開いた切り欠きを有し、 その切り欠きに係合する係合部と、この係合部から延出
    して接続管の外周に沿って載せることのできる延出部を
    持ったストッパーピースを有し、 このストッパーピースは、その係合部を前記管継手の管
    継手本体の切り欠きに係合しているとともに、その延出
    部を接続管と共に締着バンドで締め付けたことを特徴と
    する配管構造。
  3. 【請求項3】 前記切り欠きは、管継手本体の円筒状を
    した端面に円筒軸の直角方向に付けられた溝であること
    を特徴とする請求項2記載の配管構造。
  4. 【請求項4】 前記ストッパーピースは、その延出部の
    内外面に滑り止めが付いていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の配管構造。
  5. 【請求項5】 前記締着バンドには、固定金具部が付い
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の配管構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019049359A (ja) * 2018-12-17 2019-03-28 株式会社オンダ製作所 止水栓とホルダーとの組
JP2020073816A (ja) * 2019-11-20 2020-05-14 株式会社オンダ製作所 止水栓とホルダーとの組
JP2021099128A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 株式会社オンダ製作所 配管部材用ホルダー

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