JP2000064349A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2000064349A
JP2000064349A JP10250510A JP25051098A JP2000064349A JP 2000064349 A JP2000064349 A JP 2000064349A JP 10250510 A JP10250510 A JP 10250510A JP 25051098 A JP25051098 A JP 25051098A JP 2000064349 A JP2000064349 A JP 2000064349A
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air cleaner
outside air
outside
cleaner
air
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Kiyoaki Maekawa
清明 前川
Tomohiko Yasuda
知彦 安田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアクリーナの外気導入管の向きを変えるこ
とにより、種々の作業環境に適したエンジンの吸気を実
現する。 【解決手段】 機械室15内は、仕切板11,12,1
3によりエンジン室、外気導入室17、クリーナ収容室
18に画成する。第2の仕切板12に連通孔12Aを穿
設し、クリーナ収容室18内に連通孔23Aを有する画
室板23を設けて塵埃分離室24を画成し、機械室15
の上面カバー9に連通孔9Aを穿設する。作業環境に応
じて、エアクリーナ25を取付ける支持バンド28を用
いて外気導入管26Cの方向を変えることにより、横向
きのときには外気導入室17から外気を導入し、下向き
のときには塵埃分離室24から導入し、上向きのときに
は外気導入管26Cの先端に接続したプリクリーナから
導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、土砂の掘
削作業等に用いて好適な建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来技術による建設機械として
は、フレームと、該フレームに設けられ、機械室を画成
する建屋カバーと、該建屋カバー内に設けられたエンジ
ンと、前記建屋カバー内に設けられ、該エンジンの吸気
側に吸気管を介して接続されたエアクリーナとからなる
ものが知られている。
【0003】ここで、従来技術では、通常エアクリーナ
の外気導入口を機械室内でラジエータ、オイルクーラの
上流側位置に開口し、該エアクリーナにより吸入空気中
の塵埃を除去して清浄化した後、この空気を吸気管を通
してエンジンに供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアクリー
ナの外気導入口を単に機械室に開口させる方式では、塵
埃の非常に多い作業環境で使用した場合に外気導入口を
通して外気と共に多くの塵埃がエアクリーナ内に導入さ
れ、フィルタエレメントが早期に目詰まりを起こしてし
まうという問題がある。
【0005】このため、建設機械を平均的な作業環境か
ら塵埃の非常に多い作業環境に移動するときには、その
都度、エアクリーナに追加エアクリーナを追加する等の
他の方式に変更しなくてはならなず、その変更作業に多
大な時間を費やしていまうという問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は簡単な作業により、作業環境に
適した防塵対策を行うことのできる建設機械を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、フレームと、該フレームに
設けられ、機械室を画成する建屋カバーと、該建屋カバ
ー内に設けられたエンジンと、前記建屋カバー内に設け
られ、該エンジンの吸気側に吸気管を介して接続された
エアクリーナとを備えた建設機械において、前記吸気管
の先端にはエアクリーナを周方向に可動に取付け、該エ
アクリーナの周壁に外気導入口を突設し、前記吸気管に
対してエアクリーナの周方向位置を変更することによっ
て外気導入口の位置を選択する構成としたことにある。
【0008】このように構成したことにより、エアクリ
ーナを回動させて該エアクリーナの周方向位置を変更し
て外気導入口の位置を、例えば横側、下側、上側に向け
ることができ、それぞれの位置で該外気導入口を異なっ
た空間に開口することができる。
【0009】また、請求項2の発明が採用する手段の特
徴は、エアクリーナの外気導入口に、機械室内に開口す
る位置と、機械室内で別個に画成された塵埃分離室に開
口する位置と、建屋カバーから外部に突出し追加エアク
リーナが取付けられる位置とを選択する構成としたこと
にある。
【0010】このような構成としたことにより、例え
ば、エアクリーナの外気導入口を機械室内に開口する位
置にすると、外気はこの機械室からエアクリーナに直接
導入され、該エアクリーナのみで塵埃を除去するから、
塵埃の比較的少ない作業環境に適用させることができ
る。
【0011】また、外気導入口を機械室内で別個に画成
された塵埃分離室に開口する位置にすると、塵埃分離室
を通して外気がエアクリーナに導入され、大きな塵埃は
この塵埃分離室で除去されるから、塵埃の比較的多い作
業環境に適用させることができる。
【0012】さらに、外気導入口を建屋カバーから外部
に突出させて追加エアクリーナを取付ける位置にする
と、追加エアクリーナを通して外気がエアクリーナに導
入され、追加エアクリーナによって多くの塵埃を除去で
きるから、砂漠のように非常に塵埃の多い作業環境に適
用させることができる。
【0013】請求項3の発明では、エアクリーナを、外
気導入口が径方向に突出して設けられた円筒状容器とし
て形成し、フレームまたは建屋カバーには該エアクリー
ナの周壁を支持する支持部材を設ける構成としたことに
ある。
【0014】このように、円筒状容器となるエアクリー
ナを、この周壁を支持部材を用いてフレームまたは建屋
カバーに支持したから、該支持部材を緩めることによっ
て、エアクリーナの周方向位置を変更して、外気導入口
の位置を容易に変更することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図9に、本発明
に係る建設機械として油圧ショベルを例に挙げて説明す
る。
【0016】1は下部走行体、2は該下部走行体1上に
旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体2に
はフレームとしての旋回フレーム3上に、前方左側にキ
ャブ4、中央から後方側にかけて建屋カバー5、後方に
カウンタウエイト6等が設けられている。また、旋回フ
レーム3の前方中央には、土砂の掘削作業等を行う作業
装置7が設けられている。
【0017】ここで、旋回フレーム3は、中央寄りの
左,右方向に離間して前後方向に延びた一対のセンタフ
レーム3A,3A(片方のみ図示)と、該各センタフレ
ーム3Aから左,右方向に離間して平行に延びた左,右
のサイドフレーム3B,3B(片方のみ図示)と、前記
センタフレーム3Aとサイドフレーム3Bとを連結する
ように左右方向に延び、後から前に列設された複数本の
張出しビーム3C,3D,3Eと、該張出しビーム3
C,3D間に架設されたラジエータ支持台3Fとによっ
て大略構成され、これらの底部側はアンダーカバー3G
によって覆われている。
【0018】また、建屋カバー5は、後述する機械室1
5を画成するもので、該建屋カバー5は旋回フレーム3
上で、該旋回フレーム3の左,右両端側から上向きに立
設された左,右の側面カバー8,8(一方のみ図示)
と、該各側面カバー8の上端側に組合わせるようにして
設けられ、エンジン点検窓を有する上面カバ−9と、該
エンジン点検窓を施蓋すべく設けられたエンジンカバ−
10とから構成されている。また、上面カバ−9には、
図3に示すように、後述のクリーナ収容室18を外部に
連通する連通孔9Aが形成され、該連通孔9Aは常時は
蓋板9Bによって施蓋されている。
【0019】11は旋回フレーム3の後方に位置して左
右方向に延びるように立設された第1の仕切板、12は
該第1の仕切板11よりも前方に位置してほぼ平行に立
設された第2の仕切板、13は該第2の仕切板12より
も前方に位置してほぼ平行に立設された第3の仕切板を
それぞれ示し、第1の仕切板11と第2の仕切板12と
の間には、前後方向に延びる第4の仕切板14が立設さ
れている。また、第2の仕切板12には、後述する外気
導入室17とクリーナ収容室18とを連通する連通孔1
2Aが穿設されている。
【0020】15は建屋カバー5によって旋回フレーム
3上に画成された機械室で、該機械室15は、第1の仕
切板11、第2の仕切板12および第4の仕切板14に
よって囲まれたエンジン室16と、第1の仕切板11、
第2の仕切板12、第4の仕切板14および側面カバー
8によって囲まれた外気導入室17と、第2の仕切板1
2、第3の仕切板13および側面カバー8によって囲ま
れたクリーナ収容室18等に区切られている。そして、
前記外気導入室17には上面カバー9等に形成されたル
ーバ(図示せず)を通して外気が流入する。
【0021】19は機械室15のエンジン室16内に位
置して旋回フレーム3上に搭載されたエンジンで、該エ
ンジン19には後述する吸気管20の基端が接続される
空気吸入口19Aが形成されている。
【0022】20はエンジン19の空気吸入口19Aと
後述するエアクリーナ25の吸気導出管26Dとを接続
する吸気管で、該吸気管20は円筒状に形成され、その
途中を略L字状に折曲することにより、エンジン室16
からクリーナ収容室18に向けて延びている。そして、
吸気管20は、エアクリーナ25によって清浄化された
空気をエンジン19に供給するものである。
【0023】21はエンジン19の近傍に位置して旋回
フレーム3上に設けられたラジエータで、該ラジエータ
21は第4の仕切板14に嵌合した状態で、脚体21A
を介して旋回フレーム3のラジエータ支持台3F上に取
付けられている。また、エンジン19には、ラジエータ
21に向けて外気導入室17に外気を流出するための冷
却ファン19Bが設けられている。
【0024】22は第2の仕切板12に設けられた防塵
板で、該防塵板22は板体を折曲げることにより略長方
形の箱形形状に形成され、下向きに開口する。そして、
エアクリーナ25の外気導入管26Cを第2の仕切板1
2の連通孔12A内に挿通したとき、外気導入管26C
の開口部は防塵板22によって覆われる。これにより、
防塵板22は、外気導入室17内の空気を防塵板22の
下側から外気導入管26C内に導入させ、塵埃、雨水等
が外気導入管26C内に吸込まれるのを防止するもので
ある。
【0025】23はクリーナ収容室18内に位置して第
3の仕切板13に設けられた画室板で、該画室板23は
板体を折曲げることにより下向きに開口する略長方形の
箱形形状に形成されている。また、画室板23の上面に
は連通孔23Aが穿設されている。さらに、画室板23
によってクリーナ収容室18の下側には塵埃分離室24
が別個に画成され、この塵埃分離室24は、外気が画室
板23の下側から連通孔23A内を通って上側に導入さ
れるとき、重い塵埃等を落下させて外気と分離させるも
のである。
【0026】25はクリーナ収容室18内に位置して吸
気管20の先端に接続されたエアクリーナで、該エアク
リーナ25は、図4、図5に示すように、周壁26Aと
底部26Bとから有底の円筒状に形成されたケーシング
26と、該ケーシング26内に収容されたフィルタエレ
メント27と、前記ケーシング26の開口を施蓋する蓋
体27Aとから大略構成されている。
【0027】また、ケーシング26の周壁26Aには、
その側面に位置して該ケーシング26内に外気を吸込む
ための外気導入口となる外気導入管26Cが径方向に突
出して設けられている。また、底部26Bの中央部には
吸気導出管26Dが突設され、該吸気導出管26Dには
吸気管20の先端が接続されている。さらに、ケーシン
グ26内には中央部から軸方向に延びる長ねじ部26E
が設けられ、該長ねじ部26Eには、図4に示すよう
に、フィルタエレメント27をケーシング26内に挿入
した状態で、フィルタエレメント27をケーシング26
内に固定するための蝶ナット26Fが取付けられ、同様
に蓋体27Aをケーシング26に固定するための蝶ナッ
ト26Gが取付けられる。そして、ケーシング26の吸
気導出管26Dは吸気管20の先端に接続されているか
ら、後述する支持バンド28を緩めることにより、エア
クリーナ25は吸気導出管26Dを軸として周方向に可
動に取付けられている。
【0028】28は周壁26Aを支持する支持部材とし
ての支持バンドを示し、該支持バンド28は、図5に示
すように、中央部が第3の仕切板13にボルト・ナット
29によって取付けられる略U字状の取付ブラケット2
8Aと、該取付ブラケット28Aの両端に位置して固着
され、略C字状に形成されたバンド部28Bと、該バン
ド部28Bの両端に位置し、バンド部28Bによってケ
ーシング26の周囲から囲繞して固定する締付ボルト2
8Cとから構成されている。そして、支持バンド28
は、締付ボルト28Cを緩めることにより、吸気管20
に対してエアクリーナ25の周方向位置を変更するのを
許し、外気導入管26Cの位置を選択的に調整するもの
である。
【0029】なお、図8、図9に示す30は追加エアク
リーナとしてのプリクリーナで、該プリクリーナ30
は、エアクリーナ25に外気が導入する前に、遠心力等
を利用して埃、砂等を排除するものである。
【0030】本実施の形態によるエンジン吸気装置を備
えた油圧ショベルは、上述の如く構成されるもので、次
に使用の態様について、図2、図3、図6ないし図9に
基づいて説明する。
【0031】まず、平均的な作業環境、即ち比較的塵埃
の少ない作業環境で、この油圧ショベルを使用する場合
について述べる。
【0032】この場合には、図2、図3に示すように、
支持バンド28により外気導入管26Cが横側(ほぼ水
平方向)に向くような位置にエアクリーナ25を取付
け、該外気導入管26Cを連通孔12A内に挿通させて
防塵板22内に開口させる。これにより、外気導入管2
6Cは防塵板22を介して外気導入室17内に開口し、
エアクリーナ25に直接外気導入室17内の外気を導入
する。そして、外気導入室17内に取込まれた外気の一
部は、図3中の矢印のように、防塵板22、外気導入管
26Cからエアクリーナ25内に導入され、フィルタエ
レメント27により塵埃を除去して清浄化した後、この
空気は吸気管20を通してエンジン19に供給される。
【0033】次に、平均的な作業環境に比較して塵埃の
多い作業環境で、この油圧ショベルを使用する場合につ
いて述べる。
【0034】この場合には、図6、図7に示すように、
支持バンド28の締付ボルト28Cを緩めることによ
り、外気導入管26Cが下側に向くような位置にエアク
リーナ25を回動させ、該外気導入管26Cを画室板2
3の連通孔23A内に挿通させて塵埃分離室24内に開
口させる。これにより、外気導入室17内に取込まれた
外気の一部は、図7中の矢印のように、防塵板22、第
2の仕切板12の連通孔12A、塵埃分離室24(クリ
ーナ収容室18)を通して外気導入管26Cからエアク
リーナ25内に導入される。
【0035】このとき、画室板23は、外気導入管26
Cに外気が導入されるまでの経路を延ばすと共に、外気
を一度下向きに流通させた後に上向きに流れるようにし
たから、大きな埃、砂等を塵埃分離室24に落下させて
空気と分離させることができる。そして、外気導入管2
6Cからエアクリーナ25内に吸込まれる塵埃の量を少
なくした上で、エアクリーナ25を通して清浄化した空
気はエンジン19に供給される。これにより、比較的塵
埃の多い作業環境で使用した場合であっても、エアクリ
ーナ25のフィルタエレメント27が早期に汚れるのを
防止することができる。
【0036】さらに、砂漠のように塵埃が非常に多い作
業環境で、この油圧ショベルを使用する場合について述
べる。
【0037】この場合には、図8、図9に示すように、
上面カバ−9に設けた蓋板9Bを取外した上で、支持バ
ンド28を緩めて外気導入管26Cが上側に向くような
位置にエアクリーナ25を取付けることにより、該外気
導入管26Cを上面カバ−9の連通孔9Aから外部に突
出させ、その先端にプリクリーナ30を接続する。これ
により、塵埃が非常に多い作業環境で使用する場合で
も、エアクリーナ25に外気を導入する前にプリクリー
ナ30によって予めダスト、砂等を排除しているから、
フィルタエレメント27が早期に汚れるのを防止するこ
とができる。
【0038】このように、本実施の形態では、支持バン
ド28を緩めることによりエアクリーナ25の周方向位
置を変更することによって、外気導入管26Cが前述し
た3つの位置を選択する構成としたから、外気導入管2
6Cを横側に向けたときには、エアクリーナ25に外気
導入室17から直接外気を導入して平均的な作業環境に
適用させることができる。
【0039】また、エアクリーナ25の外気導入管26
Cを下側に向け、該外気導入管26Cを塵埃分離室24
に開口させることにより、比較的塵埃の多い作業環境に
容易に適用させることができる。
【0040】さらに、支持バンド28によって外気導入
管26Cを上側に向けて外気導入管26Cを機械室15
から突出させ、該外気導入管26Cの先端にプリクリー
ナ30を接続することにより、砂漠のように塵埃が非常
に多い作業環境に容易に適用させることができる。
【0041】この結果、1個のエアクリーナ25であっ
ても種々の作業環境に対応させることができ、従来技術
のように作業環境毎にエンジンの吸気側を組立てるもの
に比べて、大幅なコスト低減を図ることができる。
【0042】しかも、エアクリーナ25から径方向に突
出した外気導入管26Cの向きを、支持バンド28を緩
めてエアクリーナ25の周方向位置を変更するという簡
単な作業により、種々の作業環境に対応させることがで
き、その作業時間と作業量を大幅に軽減することができ
る。
【0043】なお、実施の形態では、エアクリーナ25
の外気導入管26Cの位置を変えるために、図5に示す
ような支持バンド28を用いたが、本発明はこれに限ら
ず、ケーシング26の側面に90度毎に取付ブラケット
28Aを固着し、該取付ブラケット28Aを直接第3の
仕切板13にボルト・ナット29で固定するようにして
もよいことは勿論である。
【0044】また、実施の形態では、エアクリーナ25
を円筒状容器(有底筒状)に形成した場合について述べ
たが、これに限らず、角筒状でもよい。さらに、支持バ
ンド28は第3の仕切板13に固定するものとして述べ
たが、支持バンド28は上面カバー9に固定してもよ
い。
【0045】さらに、実施の形態では、油圧ショベルを
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、例えば油圧クレーン、ホイールローダあるいはブル
トーザ等のエンジンを搭載した他の建設機械にも適用し
てもよいものである。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、吸気管の先端にエアクリーナを周方向に可動に取
付け、該エアクリーナの周壁に外気導入口を突設し、前
記吸気管に対してエアクリーナの周方向位置を変更する
ことによって外気導入口の位置を選択する構成としたか
ら、選択した外気導入口の位置で、それぞれ異なった空
間に外気導入口を開口させることができ、塵埃の比較的
少ない作業環境から塵埃の非常に多い作業環境まで、種
々の作業環境に対応させたエンジンの吸気を実現するこ
とができる。
【0047】また、請求項2の発明では、エアクリーナ
の外気導入口を、機械室内に開口する位置、機械室内で
別個に画成された塵埃分離室に開口する位置、建屋カバ
ーから外部に突出し追加エアクリーナが取付けられる位
置の3つの位置を選択する構成としている。これによ
り、1個のエアクリーナであっても3つの取付位置のう
ちひとつを選択することにより、塵埃の比較的少ない作
業環境、比較的多い作業環境、砂漠のように非常に覆う
作業環境に対応させることができ、それぞれの作業環境
に応じたエンジンの吸気を実現することができる。しか
も、作業環境に対応させるための作業は、エアクリーナ
の周方向位置を変更するという簡単な作業によって行う
ことができ、その作業時間と作業量を従来技術に比べて
大幅に軽減することができる。
【0048】請求項3の発明では、エアクリーナを外気
導入口が径方向に突出して設けられた円筒状容器として
形成し、フレームまたは建屋カバーに該エアクリーナの
周壁を支持する支持部材を設ける構成としたから、支持
部材を緩めて、エアクリーナの外気導入口の位置を変更
するという簡単な作業により、種々の作業環境に対応し
たエンジンの吸気を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
側面図である。
【図2】エアクリーナの外気導入管を横側に向けて取付
けた状態を、図1中の矢示II−II方向からみた断面図で
ある。
【図3】図2中の矢示III −III 方向からみた断面図で
ある。
【図4】実施の形態に用いられるエアクリーナを示す分
解斜視図である。
【図5】支持バンドを第3の仕切板に取付けた状態を示
す正面図である。
【図6】エアクリーナの外気導入管を下側に向けて取付
けた状態を、図2と同様位置からみた断面図である。
【図7】図6中の矢示VII −VII 方向からみた断面図で
ある。
【図8】エアクリーナの外気導入管を上側に向けて取付
け、外気導入管にプリクリーナを接続した状態を、図2
と同様位置からみた断面図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向からみた断面図であ
る。
【符号の説明】
3 旋回フレーム 5 建屋カバー 15 機械室 16 エンジン室 17 外気導入室 18 クリーナ収容室 19 エンジン 20 吸気管 24 塵埃分離室 25 エアクリーナ 26 ケーシング 26C 外気導入管(外気導入口) 28 支持バンド(支持部材) 30 プリクリーナ(追加エアクリーナ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、該フレームに設けられ、機
    械室を画成する建屋カバーと、該建屋カバー内に設けら
    れたエンジンと、前記建屋カバー内に設けられ、該エン
    ジンの吸気側に吸気管を介して接続されたエアクリーナ
    とを備えた建設機械において、 前記吸気管の先端にはエアクリーナを周方向に可動に取
    付け、該エアクリーナの周壁に外気導入口を突設し、前
    記吸気管に対してエアクリーナの周方向位置を変更する
    ことによって外気導入口の位置を選択する構成としたこ
    とを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 フレームと、該フレームに設けられ、機
    械室を画成する建屋カバーと、該建屋カバー内に設けら
    れたエンジンと、前記建屋カバー内に設けられ、該エン
    ジンの吸気側に吸気管を介して接続されたエアクリーナ
    とを備えた建設機械において、 前記エアクリーナの外気導入口には、前記機械室内に開
    口する位置と、前記機械室内で別個に画成された塵埃分
    離室に開口する位置と、前記建屋カバーから外部に突出
    し追加エアクリーナが取付けられる位置とを選択する構
    成としたことを特徴とする建設機械。
  3. 【請求項3】 前記エアクリーナは、前記外気導入口が
    径方向に突出して設けられた円筒状容器として形成し、
    前記フレームまたは建屋カバーには該エアクリーナの周
    壁を支持する支持部材を設ける構成としてなる請求項1
    または2記載の建設機械。
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