JP2000063573A - ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

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JP2000063573A JP11157413A JP15741399A JP2000063573A JP 2000063573 A JP2000063573 A JP 2000063573A JP 11157413 A JP11157413 A JP 11157413A JP 15741399 A JP15741399 A JP 15741399A JP 2000063573 A JP2000063573 A JP 2000063573A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れたゴム組成物及びこれを用いた
空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性
率の温度による変化を表わす図において、100℃以上
に存在する動的貯蔵弾性率の急激な降下前であって、動
的貯蔵弾性率がほぼ直線的な変化を示す部分の外挿線A
と急激な降下部分の外挿線Bとの交点の温度が170℃
以上であることを特徴とするゴム組成物及びこれを用い
た空気入りタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム組成物及び空
気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、耐熱性が改良さ
れたゴム組成物及び、該ゴム組成物を用いた空気入りタ
イヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、サイドウォール部の剛性を上
げるためにゴム組成物単体或いは、ゴム組成物と繊維な
どの複合体による補強層が配設されている。しかし、こ
れらに用いられるゴム組成物には、とくに、タイヤのパ
ンクなどによりタイヤの内部圧力(以下、内圧という)
が下がった状態で走行する、いわゆる、ランフラット走
行時のように、温度が200℃以上にもなると、加硫な
どによって得られた架橋部、または、ゴム成分をなして
いるポリマー自体が切断されてしまう傾向がある。これ
により、弾性率が低下するためタイヤのたわみが増加し
発熱が進み、あるいは、ゴムの破壊限界が低下し、その
結果、タイヤは、比較的早期に故障に至ってしまう。
【0003】故障に至るのをできるだけ遅くする手段の
一つとして、配合を変えることにより用いるゴム組成物
の弾性率をできるだけ大きく、あるいは、 そのtanδ
をできるだけ小さく設定し、ゴム組成物自体の発熱を抑
制する方法があるが、配合面からのアプローチには限界
が有り、一定以上の耐久距離を確保するためには、ゴム
補強層及びビードフィラーを増量するしかなく、通常走
行時において乗り心地性の悪化、騒音レベルの悪化、重
量の増加を招いているのが現状であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、耐熱性が改良されたゴム組成物を提供すること、及
び、該ゴム組成物を、空気入りタイヤ、特に、サイドウ
ォール部補強用のゴム組成物や、ビードフィラーのゴム
組成物に用いることにより、耐久性が改良された空気入
りタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明者らは、ゴム組成物の耐
熱性を上げるべく、種々の配合薬品について鋭意研究し
た結果、特定の化合物を配合することにより、ゴム組成
物の耐熱性を大幅に向上できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、以下の構成とする。 (1)昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性率の温度
による変化を示す図において、 100℃以上に存在する
動的貯蔵弾性率の急激な降下前であって、動的貯蔵弾性
率がほぼ直線的な変化を示す部分の外挿線Aと急激な降
下部分の外挿線Bとの交点の温度が170℃以上である
ことを特徴とするゴム組成物。 (2)1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナトリウム・
二水和物を配合したことを特徴とする前記(2)に記載
のゴム組成物。 (3)前記1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナトリウ
ム・ 二水和物の配合量がゴム成分100重量部に対し1
重量部から10重量部であることを特徴とする前記
(2)に記載のゴム組成物。 (4)1分子中にエステル基を2個以上有する化合物を
配合したことを特徴とする前記(1)から(3)のいず
れかに記載のゴム組成物。 (5)昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性率の温度
による変化を示す図において、 180℃から200℃に
おける貯蔵弾性率の最大値と最小値の差ΔE’が2.5
メガパスカル(MPa)以下であることを特徴とするゴ
ム組成物。 (6)1分子中にエステル基を2個以上有する化合物を
配合したことを特徴とする前記(5)に記載のゴム組成
物。 (7)前記、1分子中にエステル基を2個以上有する化
合物がアクリレートまたはメタクリレートであることを
特徴とする前記(4)または(6)のいずれかに記載の
ゴム組成物。 (8)前記1分子中にエステル基を2個以上有する化合
物が多価のアルコールとアクリル酸またはメタクリル酸
との多価エステルであることを特徴とする前記(4)、
(6)または(7)のいずれかに記載のゴム組成物。 (9)前記1分子中にエステル基を2個以上有する化合
物を構成する多価アルコールが、テトラメチロールメタ
ン、トリメチロールプロパン、及び、これらの多量体か
らなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴
とする前記(4)または(6)から(8)のいずれかに
記載のゴム組成物。 (10)前記多価アルコールが、テトラメチロールメタ
ンの二量体またはトリメチロールプロパンであることを
特徴とする前記(4)または(6)から(9)のいずれ
かに記載のゴム組成物。 (11)前記1分子中にエステル基を2個以上有する化
合物の配合量が、ゴム成分100重量部に対して0.5
重量部から20重量部であることを特徴とする前記
(4)または、(6)から(10)のいずれかに記載の
ゴム組成物。 (12)ゴム補強層によって補強されたサイドウォール
部を有し、該ゴム補強層のゴム組成物が特許請求の範囲
1項から11項のいずれかに記載されたゴム組成物を含
むことを特徴とする空気入りタイヤ。 (13)ゴムフィラーで補強されたビード部を有し、該
ゴムフィラーのゴム組成物に、前記(1)から(11)
のいずれかに記載のゴム組成物を用いたことを特徴とす
る空気入りタイヤ。 (14)前記タイヤが、ランフラットタイヤであること
を特徴とする前記(12)または(13)に記載の空気
入りタイヤ。 (15)1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナトリウム
・ 二水和物を配合したことを特徴とするタイヤのサイ
ド補強層用、及び/ 又は、タイヤのビードフィラー用ゴ
ム組成物。 (16)1分子中にエステル基を2個以上有する化合物
を配合したことを特徴とするタイヤのサイド補強層用、
及び/ 又は、タイヤのビードフィラー用ゴム組成物。 (17)1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナトリウム
・ 二水和物、及び、1分子中にエステル基を2個以上有
する化合物を配合したことを特徴とするタイヤのサイド
補強層用、及び/ 又は、タイヤのビードフィラー用ゴム
組成物。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のゴム組成物は、昇温条件
で測定したときの動的貯蔵弾性率の温度による変化を示
す図において、 100℃以上に存在する動的貯蔵弾性率
の急激な降下前であって、貯蔵弾性率がほぼ直線的な変
化を示す部分の外挿線Aと急激な降下部分の外挿線Bと
の交点の温度が170℃以上であることを特徴とする。
ここで、昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性率の温
度による変化を示す図において、 100℃以上に存在す
る動的貯蔵弾性率の急激な降下前であって、貯蔵弾性率
がほぼ直線的な変化を示す部分の外挿線Aと急激な降下
部分の外挿線Bとの交点の温度とは、図3で示す温度C
のことである。
【0008】温度Cを170℃以上としたのは、この温
度が低すぎると、高温でのゴム組成物の耐久性が十分で
なく成り、結果として、特にランフラット走行時の耐久
性の向上が十分でなくなるためである。
【0009】なお、外挿線Aは、動的貯蔵弾性率の温度
による変化を示す図において、100℃以上での動的貯
蔵弾性率の急激な降下前であって動的貯蔵弾性率がほぼ
直線状になる部分を外挿して得られる線である。外挿線
と動的貯蔵弾性率を示す線とは、少なくとも20℃にわ
たって、好ましくは、少なくとも40℃にわたって接す
るのがよい。また、外挿線Bは、動的貯蔵弾性率が急激
に降下する部分を外挿して得られる線である。外挿線B
と動的貯蔵弾性率を示す線とは、少なくとも10℃にわ
たって接するのが良く、好ましくは、少なくとも15℃
にわたって接するのがよい。
【0010】本発明では、熱老化防止剤として1,6−
ヘキサメチレンジチオ硫酸ナトリウム・ 二水和物を配合
することが好ましい。1,6−ヘキサメチレンジチオ硫
酸ナトリウム・ 二水和物は、ゴム成分を構成する重合体
の鎖切断を抑制できるため、容易に温度Cを170℃以
上とすることができる。
【0011】1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナトリ
ウム・ 二水和物の配合量は特に制限されないが、本発明
の目的を達成する点において、ゴム成分100重量部に
対して1重量部から10重量部であることが好ましい。
【0012】また、本発明では、劣化防止剤として、ゴ
ム組成物に1分子中にエステル基を2個以上有する化合
物を配合することができる。本発明で好適に用いる劣化
抑止剤は、170℃未満では、加硫に対して実質的に不
活性であり、従って、加硫温度(通常160℃前後)に
おいては架橋に関与せず弾性率は設計目標以上に増加し
ない。一方、ゴム組成物の温度が170℃以上になる
と、ゴムの劣化が始まり、架橋点やポリマー鎖の切断が
起こり始めるが、一方で、該劣化抑止剤によるポリマー
の再架橋も進むため、弾性率の低下が抑えられ、その結
果、高温下でも発熱が抑制される。
【0013】1分子中にエステル基を2個以上有する化
合物としては、特に制限はないが、アクリレートまたは
メタクリレート、特には、多価のアルコールとアクリル
酸またはメタクリル酸との多価エステルであることが好
ましい。
【0014】多価アルコールとしては、メチレングリコ
ール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオー
ル、等のアルキレングリコール及びその多量体、さらに
は、これらのメチロール置換体、エリスリトール等のケ
トロース類、ポリアルコキシフェニルプロパンなどのポ
リアルキレンオキサイド基を含有する化合物、アルコー
ル性水酸基を2つ以上有するポリエステル類または、オ
リゴエステル類等が挙げられ、その中でも特に好ましい
のは、アルキレングリコールのメチロール置換体、及
び、その多量体である。
【0015】1分子中に2個以上のエステル基を有する
化合物の具体例としては、1,3−ブチレングリコール
ジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリ
レート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポ
リエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレン
グリコールジアクリレート、ビス(4−アクリロキシ)
ポリエトキシフェニルプロパンオリゴエステルジアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロー
ルメタンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタア
クリレート、オリゴエステルポリアクリレート、ジプロ
ピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールエ
タントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、ジ(テトラメチロールメタン)ペンタ
メタクリレート、ジ(テトラメチロールメタン)トリメ
タクリレート等が挙げられるが、その中でも特に好まし
いのは、ジ(テトラメチロールメタン)ペンタメタクリ
レート、ジ(テトラメチロールメタン)トリメタクリレ
ート、及び、トリメチロールプロパントリメタクリレー
トである。これらの化合物は、単独で用いても、2種以
上を混合して用いてもよい。
【0016】これら、1分子中にエステル基を2個以上
有する化合物の配合量は、本発明の目的を達成する点に
おいて、ゴム成分100重量部あたり、0.5〜20重
量部であることが好ましく、さらに好ましくは、1.0
〜15重量部である。
【0017】つまり、本発明のゴム組成物は、熱老化防
止剤の働きで鎖切断の発生を抑制することができ、ま
た、劣化防止剤を加えることにより、鎖切断が発生して
も、これを再架橋し、特にゴム組成物の動的貯蔵弾性率
の180℃から200℃まででの変位巾を2.5MPa
以下に抑えることができる。さらに、両者を同時に加え
ることにより、更に耐熱耐久性の高いゴム組成物を得る
ことができる。この場合、ゴム組成物の動的貯蔵弾性率
の170℃から200℃まででの変位巾が3MPa以下
であることが好ましい。
【0018】本発明で用いられるゴム成分としては、と
くに制限はなく、通常用いられるものを適宜選択するこ
とができ、例えば、天然ゴム(NR)、合成ポリイソプ
レンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチ
レン−ブタジエン共重合体(SBR)、ブチルゴム(I
IR)、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体
(EPDM)等が挙げられる。これらは単独で用いて
も、2種以上を混合して用いてもよい。
【0019】本発明のゴム組成物には、上記の他、通
常、ゴム業界で用いられる、硫黄、過酸化物などの架橋
剤、架橋促進剤、老化防止剤、軟化剤、補強性充填材、
無機充填材等の配合剤を適宜配合することができる。ま
た、本発明のゴム組成物は、さらに、いろいろな材質の
粒子、繊維、布等との複合体としてもよい。
【0020】本発明の空気入りタイヤは、上記のゴム組
成物を含むゴム部材を有することが必要であり、好まし
くは、その部材は、ビードフィラーまたは、サイドウォ
ール部に配設するゴム補強層である。
【0021】ここで、空気入りタイヤ、特に、ビードフ
ィラー及びサイドウォール部に付いて、図1を参照しな
がら簡単に説明する。図1は、空気入りタイヤ1の概略
断面図である。カーカス2は、折り返しカーカスプライ
2a及び、ダウンカーカスプライ2bを有し、補強コー
ドは、面10にほぼ垂直な方向に配されている。ベルト
3の二層が、カーカスプライ2のクラウン部、タイヤ半
径方向外側に配置され、トレッド8が、ベルト3のタイ
ヤ半径方向外側に配置される。更に、トレッド8の両側
には、サイドウォールが配置される。
【0022】折り返しカーカスプライ2aの両端部は、
ビードコアの周りに折り返され、折り返し端部を形成す
る。硬いゴム組成物から成るビードフィラー5は、折り
返しカーカスプライ2aとその折り返し端部との間であ
り、かつ、ビードコア4のタイヤ半径方向外側に配置さ
れている。ダウンカーカスプライ2bは、サイドウォー
ル部6と折り返しカーカスプライ2aの折り返し端部と
の間に配置される。折り返しカーカスプライ2aのサイ
ドウォール部の内側外周方向面に、三日月状の断面形状
を有するゴム補強層7が配置されている。
【0023】ビードフィラー、及び/または、サイド補
強ゴム双方のゴム組成物は、1,6−ヘキサメチレンジ
チオ硫酸ナトリウム・ 二水和物、または、1分子中にエ
ステル基を二個以上有する化合物を有するのが良く、両
者を有すると更に良い。このゴム組成物は、160℃に
おける動的貯蔵弾性率E' が8MPa以上であるのが良
く、好ましくは、10MPa、より好ましくは、13M
Pa以上である。
【0024】タイヤ走行時、特に、タイヤ内圧が低下し
た、いわゆる、ランフラット走行時には、荷重によるタ
イヤの変形は大変大きくなり、特にサイドウォール部に
おける、変形による発熱が大きく、サイドウォール部の
故障が大きな問題となっている。
【0025】前述のように、本発明のゴム組成物は、低
温であれば、設計目標どおりの弾性率を維持することが
できるので、通常走行時において、弾性率の増加による
乗心地性、騒音レベルの悪化は実質的に起こらない。一
方、タイヤのパンクなどによる大きな変形のため、ゴム
組成物の温度が170℃以上になっても弾性率の低下が
抑えられるため、高温下での発熱が抑制され、タイヤの
耐久性を向上することができる。
【0026】従って、このようなゴム組成物を、タイヤ
に、好ましくは、タイヤのサイドウォール部のゴム補強
層又はビードフィラーに使用することにより、特にタイ
ヤサイドウォール部の耐久性を向上させることができ、
結果として、例えば、ランフラット走行距離が大幅に伸
びることとなる。つまり、本発明は、ランフラット走行
時の安全性を重視した、いわゆる、ランフラットタイヤ
により有効に用いることができる。
【0027】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明の主旨を越えないかぎり、本実施例に限
定されることはない。また、実施例中の部及び%は、特
に断らないかぎり重量基準である。各種の測定は、下記
の方法によった。
【0028】(1)ゴム組成物の粘弾性は、160℃で
12分加硫した、厚さ2mmのスラブシートより切り出
した幅5mm、長さ20mmの試料の動的貯蔵弾性率
(E’)を、東洋精機(株)製スペクトロメータを使用
して、初期荷重160g、動的歪1%、周波数52Hz
の測定条件で、20℃〜250℃の温度範囲で、3℃/
分の昇温速度にて測定した。
【0029】タイヤランフラット耐久性 内圧3.0kg/cm2 でリム組みし、38℃の室温中
に24時間放置後、バルブのコアを抜き内圧を大気圧と
して、荷重570kg、速度89km/hrs、室温3
8℃の条件でドラム走行テストを行った。この時の故障
発生までの走行距離をランフラット耐久性とし、コント
ロールを100とした指数で表わした。指数が大きいほ
ど、ランフラット耐久性は良好である。
【0030】表1の配合に従いゴム組成物を調製し、動
的貯蔵弾性率E’を測定した。結果を表1に示す。
【0031】
【表1】 量は全て重量部 *1:BR01 (商標 JSR(株)製) *2:FEF *3:スピンドルオイル *4:ノクラック6C (商標 大内新興化学工業
(株)製) *5:ノクセラーNS (商標 大内新興化学工業
(株)製) *6:1、6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナトリウム・
二水和物 *7:KAYARAD D310 (商標 日本化薬
(株)製) *8:貯蔵弾性率E’の170℃から200℃まででの
変位巾
【0032】表1から判るように、熱老化防止剤を配合
した本発明のゴム組成物は、ゴム成分の種類、カーボン
ブラックの量などに関わらず、昇温条件で測定したとき
の動的貯蔵弾性率の温度による変化を示す図において、
100℃以上に存在する動的貯蔵弾性率の急激な降下前
であって、貯蔵弾性率がほぼ直線的な変化を示す部分の
外挿線Aと急激な降下部分の外挿線Bとの交点の温度が
170℃以上であり、また、劣化防止剤を併用している
実施例12から実施例16においては、170℃〜20
0℃における動的貯蔵弾性率の温度依存性が少なくなっ
ている。
【0033】さらに、各ゴム組成物をサイドウォール部
に配設されたゴム補強層のゴム組成物に用いてサイズ2
25/60R16の乗用車用ラジアルタイヤを常法によ
って製造し、耐久性試験を行った。結果を表1に示す。
表中、実施例17及び実施例18はゴム補強層と同じゴ
ム組成物をビードフィラーのゴム組成物にも用いてい
る。
【0034】次に、表2の配合に従い、劣化防止剤を配
合したゴム組成物を調製し、動的貯蔵弾性率E’を測定
した。結果を表2に示す。
【0035】
【表2】 量は全て重量部 *1:BR01 (商標 JSR(株)製) *2:FEF *3:スピンドルオイル *4:ノクラック6C (商標 大内新興化学工業
(株)製) *5:ノクセラーNS (商標 大内新興化学工業
(株)製) *6:KAYARAD D310 (商標 日本化薬
(株)製) *7:KAYARAD TMPTA (商標 日本化薬
(株)製) *8:貯蔵弾性率E’の180℃から200℃まででの
変位巾
【0036】表2から判るように、劣化防止剤を配合し
た本発明のゴム組成物も、ゴム成分の種類、カーボンブ
ラックの量などに関わらず、貯蔵弾性率E’の180℃
から200℃における動的貯蔵弾性率の温度依存性が少
なくなっている。
【0037】さらに、各ゴム組成物をサイドウォール部
に配設されたゴム補強層のゴム組成物に用いてサイズ2
25/60R16の乗用車用ラジアルタイヤを常法によ
って製造し、耐久性試験を行った。結果を表2に示す。
【0038】表1、及び、表2の結果から判るように、
本発明のゴム組成物をゴム補強層のゴム組成物に用いる
ことにより、ランフラット耐久性を向上できることが判
る。また、実施例17及び18から判るように、本発明
のゴム組成物をビードフィラーゴムにも用いることによ
り、タイヤのランフラット耐久性はさらに向上する。
【0039】
【効果】ゴム組成物の昇温条件で測定したときの動的貯
蔵弾性率の温度による変化を示す図において、 100℃
以上に存在する動的貯蔵弾性率の急激な降下前であっ
て、貯蔵弾性率がほぼ直線的な変化を示す部分の外挿線
Aと急激な降下部分の外挿線Bとの交点の温度を170
℃以上に設定することにより、或いは、ゴム組成物の昇
温条件で測定したときの動的貯蔵弾性率の温度による変
化を示す図において、 180℃から200℃における貯
蔵弾性率の最大値と最小値の差ΔE’を2.5メガパス
カル(MPa)以下に設定することにより、ゴム組成物
の物性の温度依存性を小さくすることができ、さらに、
このゴム組成物を空気入りタイヤの特にはサイドウォー
ル部のゴム補強層、ビードフィラーに用いることによ
り、タイヤの耐久性を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ断面の1例を表わす図である。
【図2】昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性率の温
度に対する変化を表わす図である。
【図3】昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性率の温
度による変化を表わす図において、100℃以上に存在
する動的貯蔵弾性率の急激な降下前であって、動的貯蔵
弾性率がほぼ直線的な変化を示す部分の外挿線Aと急激
な降下部分の外挿線Bとの交点Cを表わす図である。
【符号の説明】
1 :乗用車用空気入りタイヤ 2 :カーカスプライ 2a:折り返しカーカスプライ 2b:ダウンカーカスプライ 3 :ベルト 4 :ビードコア 5 :ビードフィラー 6 :サイドウォール 7 :ゴム補強層 C :昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性率の温度
による変化を表わす図において、100℃以上に存在す
る動的貯蔵弾性率の急激な降下前であって、動的貯蔵弾
性率がほぼ直線的な変化を示す部分の外挿線Aと急激な
降下部分の外挿線Bとの交点の温度

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性
    率の温度による変化を示す図において、 100℃以上に
    存在する動的貯蔵弾性率の急激な降下前であって、動的
    貯蔵弾性率がほぼ直線的な変化を示す部分の外挿線Aと
    急激な降下部分の外挿線Bとの交点の温度が170℃以
    上であることを特徴とするゴム組成物。
  2. 【請求項2】 1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナト
    リウム・ 二水和物を配合したことを特徴とする特許請求
    の範囲1項に記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸
    ナトリウム・ 二水和物の配合量がゴム成分100重量部
    に対し1重量部から10重量部であることを特徴とする
    特許請求の範囲2項に記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 1分子中にエステル基を2個以上有する
    化合物を配合したことを特徴とする特許請求の範囲1項
    から3項のいずれかに記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】 昇温条件で測定したときの動的貯蔵弾性
    率の温度による変化を示す図において、 180℃から2
    00℃における貯蔵弾性率の最大値と最小値の差ΔE’
    が2.5メガパスカル(MPa)以下であることを特徴
    とするゴム組成物。
  6. 【請求項6】 1分子中にエステル基を2個以上有する
    化合物を配合したことを特徴とする特許請求の範囲5項
    に記載のゴム組成物。
  7. 【請求項7】 前記、1分子中にエステル基を2個以上
    有する化合物がアクリレートまたはメタクリレートであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲4項又は6項のいず
    れかに記載のゴム組成物。
  8. 【請求項8】 前記1分子中にエステル基を2個以上有
    する化合物が多価のアルコールとアクリル酸またはメタ
    クリル酸との多価エステルであることを特徴とする特許
    請求の範囲4項、 6項、 又は、 7項のいずれかに記載の
    ゴム組成物。
  9. 【請求項9】 前記1分子中にエステル基を2個以上有
    する化合物を構成する多価アルコールが、テトラメチロ
    ールメタン、トリメチロールプロパン、及び、これらの
    多量体からなる群から選ばれる少なくとも1種であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲4項、 又は、 6項から8
    項のいずれかに記載のゴム組成物。
  10. 【請求項10】 前記多価アルコールが、テトラメチロ
    ールメタンの二量体またはトリメチロールプロパンであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲4項、又は、項から
    9項のいずれかに記載のゴム組成物。
  11. 【請求項11】 前記1分子中にエステル基を2個以上
    有する化合物の配合量が、ゴム成分100重量部に対し
    て0.5重量部から20重量部であることを特徴とする
    特許請求の範囲4項、 又は、 6項から10項のいずれか
    に記載のゴム組成物。
  12. 【請求項12】 ゴム補強層によって補強されたサイド
    ウォール部を有し、該ゴム補強層のゴム組成物が特許請
    求の範囲1項から11項のいずれかに記載されたゴム組
    成物を含むことを特徴とする空気入りタイヤ。
  13. 【請求項13】 ゴムフィラーで補強されたビード部を
    有し、該ゴムフィラーのゴム組成物に前記特許請求の範
    囲1項から11項記載のいずれかのゴム組成物を用いた
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  14. 【請求項14】 前記タイヤが、ランフラットタイヤで
    あることを特徴とする特許請求の範囲12項または13
    項に記載の空気入りタイヤ。
  15. 【請求項15】 1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナ
    トリウム・ 二水和物を配合したことを特徴とするタイヤ
    のサイド補強層用、及び/ 又は、タイヤのビードフィラ
    ー用ゴム組成物。
  16. 【請求項16】 1分子中にエステル基を2個以上有す
    る化合物を配合したことを特徴とするタイヤのサイド補
    強層用、及び/ 又は、タイヤのビードフィラー用ゴム組
    成物。
  17. 【請求項17】 1,6−ヘキサメチレンジチオ硫酸ナ
    トリウム・ 二水和物、及び、1分子中にエステル基を2
    個以上有する化合物を配合したことを特徴とするタイヤ
    のサイド補強層用、及び/ 又は、タイヤのビードフィラ
    ー用ゴム組成物。
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