JP2000063201A - 人体用忌避剤または動物用忌避剤における忌避剤組成物並びにそれを用いたスプレー製品、エアゾール製品 - Google Patents

人体用忌避剤または動物用忌避剤における忌避剤組成物並びにそれを用いたスプレー製品、エアゾール製品

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JP2000063201A
JP2000063201A JP22800098A JP22800098A JP2000063201A JP 2000063201 A JP2000063201 A JP 2000063201A JP 22800098 A JP22800098 A JP 22800098A JP 22800098 A JP22800098 A JP 22800098A JP 2000063201 A JP2000063201 A JP 2000063201A
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repellent
silicic acid
aerosol
acid anhydride
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JP22800098A
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Masaaki Mizuguchi
正昭 水口
Harumi Betsui
晴美 別井
Kazuo Iijima
和男 飯島
Takuya Sakai
琢也 坂井
Junya Kurihara
潤也 栗原
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Kyowa Industrial Co Ltd
Suzukiyushi Industrial Corp
Original Assignee
Kyowa Industrial Co Ltd
Suzukiyushi Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】害虫忌避剤を含有した分散の良い原液を完成し
てもエアゾール缶に入れ、バルブを装着し、噴射剤を充
填するとき、エアゾール組成中での分散性が悪くなると
きがある。また、分散性を良くしても、分散相のパウダ
ー相は数日〜數ヶ月間にわたり製品が静置されると、固
相は液底に沈積する。従って、無水珪酸多孔質微粒子を
利用し、有効成分を担持して薬効時間を延長すること、
皮膚表面に展着して微粒子の滞在期間を長くすること、
皮膚表面の感触を良くすること、感覚的に異物感を与え
ないこと、などが課題であった。 【解決手段】害虫忌避剤を担持した無水珪酸多孔質微粒
子、合成樹脂微粒子および溶媒とからなる忌避剤組成
物、忌避剤組成物と噴射剤をエアゾール用耐圧容器に充
填した人体用または動物用害虫忌避剤のエアゾール製
品、および忌避剤組成物を容器に収容し、ポンプスプレ
ーを取り付けた人体用または動物用害虫忌避剤のスプレ
ー製品を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体用または動物用
のための害虫忌避剤組成物に関するものである。更に詳
しくは、無水珪酸多孔質微粒子に忌避剤成分を担持させ
て、さらに合成樹脂微粒子と共に溶媒に分散させた人体
用または動物用害虫忌避剤のエアゾール製品および人体
用または動物用害虫忌避剤のスプレー製品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来は、害虫忌避剤として、主にN,N
−ジエチル−m−トルアミド(以下「ディート」とい
う)を溶剤に溶解し、濃グリセリン、1,3−ブチレン
グリコール、ジプロピレングリコールなどを配合し、エ
アゾール缶に充填し、液化石油ガスを加えてなるエアゾ
ールタイプの害虫忌避剤に始まり、更に使用感および薬
効の持続性をもたせるために無水珪酸多孔質微粒子にデ
ィートを担持させ、これを主にエチルアルコールなどの
溶剤に分散させ、その分散を良くするためにアクリル酸
重合体、アルカリ塩、界面活性剤などを用いて良好な分
散液にする技術が開発された。本発明者らは、特開平9
−78057の「エアゾール組成物およびその製造方
法、並びにそれを用いたエアゾール製品」で、その技術
を開示している。
【0003】一方、特開平7−126104において
は、人体用害虫忌避組成物として、白化せず、忌避効力
の永い、使用感の良い、組成物として、その比表面積が
500m2 /g以上の無水珪酸を用いることを、また特
開平9−208406は害虫忌避組成物として同様の目
的を果たすために使用する無水珪酸粒子が細孔容積1m
l/g以下、平均細孔径100Å以下、比表面積500
2 /g未満のものとするなどの技術が開示されてい
る。さらに、特願平9−157107の害虫忌避エアゾ
ールは低沸点炭化水素を含有し、噴射量が3秒間当たり
2.0〜5mlであり、粉体の吸油量が250ml/1
00g以下であるものの使用を開示している。また英国
特許第987,301号エアゾール組成物( PATENT SP
ECIFICATIONNo.987,301 Aerosol Compositions )で
は、制汗剤、デオドラント、その他薬効を持つパウダー
をアルコール、分散剤、およびコロイダルシリカ(無水
ケイ酸)と共に原液として耐圧缶に充填し、これにフロ
ン、LPGなどの噴射剤を加えてエアゾール製品とする
旨の技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術により、害
虫忌避剤を製造するとき、問題点の1つとして分散液中
におけるパウダー相(固相)の分散の問題があった。す
なわち、分散の良い原液として完成したものをエアゾー
ル缶に入れてバルブを装着し、噴射剤を充填するとき、
噴射剤のもつ特性により、エアゾール組成中での分散性
が悪くなるときがあるという問題である。これは例えば
炭酸ガスであればpHの問題によることが多く、液化ガ
スの場合には、原液と噴射剤との相溶性によることが多
い。このため、有効成分として採用したいものが使えな
いとか、代替品を探すのに苦労するとか、また、分散
剤、活性剤、溶剤の探索に多大の時間を要するなどの困
難があった。
【0005】また、別の問題としては、パウダー相の再
分散の問題がある。いかに分散性を良くしても、分散相
のパウダー相の眞の比重は、2.15程あり、使用する
溶剤などの比重は0.82位である。10日間、20日
間、あるいは數ヶ月間と製品が静置されると、固相は液
底に沈積する。これをいかに容易に、簡単な製品振動操
作で再分散させるかが、技術者の苦心する所である。す
なわち、分散剤、湿潤剤、活性剤の選択、組合せ、液粘
度の調整、パウダーの粒度、かさ比重、その表面処理、
などでさまざまの実験が必要となる。
【0006】更にもう一つの問題は、パウダー相すなわ
ち無水珪酸多孔質微粒子のもつ効果をいかに有効に発揮
させ、また欠点をカバーするかという問題である。無水
珪酸多孔質微粒子の持つ役割は、有効成分を担持して薬
効時間を延長すること、皮膚表面に展着して微粒子の滞
在期間を長くすること、皮膚表面の感触を良くするこ
と、すなわちサラサラ感およびべとつかないこと、感覚
的に異物感を与えないこと、すなわち白化しないことで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明らは上記の課題を
解決するために、種々の検討を行った結果、無水珪酸粒
子群の中に粒子間の衝突を防ぎ得る他材質の粒子を導入
することを見い出し、相溶性の良いエアゾール組成、再
分散性の良いエアゾール組成および感触が良く、白化し
ない、パウダー相組成を提供するにいたった。すなわ
ち、害虫忌避剤を担持した無水珪酸多孔質微粒子、合成
樹脂微粒子および溶媒とからなる忌避剤組成物であっ
て、溶媒がアルコールおよび水の少なくとも1種または
2種であることが好ましい。また、無水珪酸多孔質微粒
子が、粒径0.5〜50μm、平均粒子径0.5〜3
0.0μm、表面細孔直径20〜150Å、比表面積2
0〜800m2 /g、細孔容積0.01〜150ml/
g、である、非中空多孔質シリカ球形粒子または中空多
孔質シリカ球形粒子であり、また界面反応法で得られた
ものであり、表面細孔直径が50〜150Åのものが全
体の40〜90%を占めるものが好ましい。さらに、合
成樹脂微粒子の平均粒子径が0.1〜50μmの大きさ
であり、無水珪酸多孔質微粒子と物理的に非密着性のも
のであることが好ましい。
【0008】本発明の第2は、忌避剤組成物と噴射剤を
エアゾール用耐圧容器に充填し、密閉した、人体用また
は動物用害虫忌避剤のエアゾール製品であって、噴射剤
が液化石油ガス、ジメチルエーテルなどの液化ガス、窒
素ガス、炭酸ガスなどの圧縮ガス、の中から選ばれた1
種または2種以上の混合ガスであることが好ましい。
【0009】本発明の第3は、忌避剤組成物を容器に収
容し、ポンプスプレーを取り付けてなる人体用または動
物用害虫忌避剤のスプレー製品である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にいう害虫忌避剤とは、人
体用および動物用の害虫忌避剤をいい、蚊、ブユ、サシ
バエ、ノミ、イエダニ、ナンキンムシなど、人体および
動物に取りついて害を与える虫を排除するための薬剤を
いう。このような作用をもつ忌避剤成分としては、レモ
ングラスオイル、レモングラス、合成ムスク、シンナミ
ックアルデヒド、パインオイル、オイゲノール、ターピ
ネオール、木酢、バニリン、アセトキシフェニルブタ
ン、ヘキサノール、蟻酸ゲラール、α,β−ピネン、リ
モネン、サフロール、アネトール、アニスアルデヒド、
γ−ラクトン、1,8−シネオール、ナフタリン、アン
ゲリカ、環状テルペンアルコール、メントール、N,N
−ジエチル−m−トルアミド、エチルオメトン、イソチ
オネート、クレゾール、コショウおよびトウガラシなど
の香辛料、バニラ、ノニルラリタン、シトライル、リナ
ロール、2−ブトキシエタノール、ビスエーテル、シク
ロヘキサン、イソホロン、スペアミントオイル、青葉ア
ルコール、桂皮アルコール、メチルノニルケトン、メチ
ルフェニルケトン、しょうのう、シトラール、ユーカリ
プトール、アリルイソチアネート、カプサイシン、シク
ロヘキシミドなどを例示することができる。
【0011】本発明にいう忌避剤組成物とは、主剤とし
て1種または2種以上の忌避剤成分を選び、これを人体
または動物に使用できるように製剤化したものをいう。
すなわち、適切な溶剤、保留剤、可溶化剤、保湿剤、香
料、徐放剤、湿潤剤などを加え、製剤化したものであ
る。
【0012】本発明にいう無水珪酸多孔質微粒子とは、
無水珪酸よりなり、球形であり、界面反応法によって製
造することができる。この界面反応法は無機化合物水溶
液の中で、有機溶媒と界面活性剤により油中水滴型乳濁
液(エマルション)をつくり、これを別の水溶液と混合
することにより、水滴界面で沈殿反応を起こさせ、無機
質殻を形成した後、副生物や界面活性剤などを除去する
ことにより、中空または中空部を有しない、すなわち非
中空の無機多孔質微粒子を得るものである。既に商品化
されているものとしては、鈴木油脂工業株式会社製の無
機多孔質微粒子(商品名:ゴッドボール)を例示するこ
とができる。
【0013】この無機多孔質微粒子は、中空および非中
空を含め、次のような特徴をもっている。すなわち、粒
径は0.5〜25μm、表面細孔直径は20〜150
Å、比表面積は300〜700m2 /g、嵩密度は0.
18〜0.40g/cm3 である。中空無機多孔質微粒
子にあっては、液状の害虫忌避剤または溶媒に溶解また
は分散した害虫忌避剤を160〜180ml/100g
内包させることができ、非中空の無機多孔質微粒子にあ
っては、溶媒に溶解または分散した害虫忌避剤を80〜
175ml/100g含浸させることができる。害虫忌
避剤を担持した無機多孔質微粒子の概略断面構造を、図
1に示した。図示したものは壁物質が無水珪酸からなる
中空の無機多孔質微粒子内に、害虫忌避剤が内包すなわ
ちカプセル化されているものであり、壁面に存在する無
数の空孔より害虫忌避剤が徐々に浸み出し、害虫忌避剤
がもつ作用を、長時間にわたって持続させることができ
る。なお、図2に示しているような、非中空の無機多孔
質微粒子の空隙部に前記害虫忌避剤を含浸させることも
できる。
【0014】前記鈴木油脂工業株式会社製の無機多孔質
微粒子(商品名:ゴッドボール)のうち、非中空多孔質
球形粒子の物理的性質を表1に、富士シリシア化学株式
会社製の非中空多孔質微粒子(商品名:サイリシア)の
物理的性質を表2に、鈴木油脂工業株式会社製の無機多
孔質微粒子(商品名:ゴッドボール)のうち、中空多孔
質球形粒子の物理的性質を表3に示した。なお、サイリ
シアは界面反応法により製造されたものではない。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】害虫忌避剤を担持した無機多孔質微粒子と
は、無機多孔質微粒子のもつ細孔容積部に有効成分であ
る害虫忌避剤を含浸させることを意味し、真空法または
直接吸収法により、害虫忌避剤を無機多孔質微粒子の細
孔容積内に充填することをいう。
【0019】本発明にいう合成樹脂微粒子とは、ポリエ
チレン、テトラフロロエチレン、ナイロン、ポリメチル
メタアクリレート、ポリスチレン、ポリアセタール、ポ
リプロピレン、エチレン・アクリル酸共重合体などの合
成樹脂を球形にしたものをいう。合成樹脂微粒子の直径
は、その分布が無水珪酸多孔質微粒子の直径分布と略同
等であることが望ましい。すなわち、合成樹脂微粒子の
直径は0.1〜50μm、好ましくは2〜20μm、さ
らに好ましくは2〜15μmである。また、合成樹脂微
粒子は電気的に無水珪酸と同一の電荷であって、それぞ
れのもつ荷電特性が相反的であり、形状的にも離反し易
い形状である、物理的に非密着性のものが良い。また、
合成樹脂微粒子は、柔らかく弾力性をもっているので、
無水珪酸多孔質微粒子の硬さをカバーしている。すなわ
ち、人体の表面に本発明の忌避剤組成物を使用したとき
にサラサラ感とスベスベ感を共に演出する。
【0020】本発明にいう溶媒とは、界面活性剤のよう
に、分散液のなかでパウダー相を均一に分散させる役目
をもつものをいう。合成樹脂微粒子と無水珪酸多孔質微
粒子とは均一に混合しているが、これらの粒子を凝集さ
せないように分散させる作用をもつのが溶媒であって、
溶媒としてはエチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコールなどのアルコール類、およびその
水溶液を例示することができる。
【0021】本発明にいう噴射剤とは、エアゾール缶に
入れてその圧力を利用して原液を噴霧させる作用をもつ
薬剤をいい、プロパン、ブタン、イソブタン、ジメチル
エーテル、フロンF134a、などの液化ガス、窒素ガ
ス、炭酸ガス、笑気ガス、空気、ヘリウム、などの圧縮
ガス、を例示することができる。
【0022】本発明にいうエアゾール組成物とは、原液
と噴射剤とで構成されており、原液は製品の目的を果た
すための成分を含み、噴射剤は原液と混合されて良好な
噴射状態を形成する性格のものである。このエアゾール
組成物をエアゾール缶に収容し、製品としたものがエア
ゾール製品である。
【0023】本発明にいうポンプスプレーとは、スプレ
ー製品に使われるもので、スプレー噴霧する機構をもっ
たものである。スプレー製品とは、ポンプ製品ともいわ
れるもので、内容液をポンプ式のスプレヤーで、指によ
る上下のアクションで吸い上げ、加圧して霧状に噴霧す
る製品をいう。例えば指による上下運動で内容液を吸い
上げてスプレーするものである。ポンプスプレーを使っ
て製品化すれば、それがスプレー製品である。
【0024】
【実施例】本発明の概要について説明する。害虫忌避剤
を無水珪酸多孔質微粒子に担持させた後、合成樹脂微粒
子と混合し、これに溶媒その他の成分を加え、忌避剤組
成物を生成する。この忌避剤組成物と噴射剤をエアゾー
ル用耐圧容器に充填し、エアゾール製品をとする。ある
いは、この忌避剤組成物を容器に収容し、ポンプスプレ
ーを取り付けてスプレー製品とするものである。
【0025】本発明の詳細を実施例に基づいて説明する
が、本発明の趣旨はこれに限定されるものではない。 (実施例1)ディート(三菱ガス化学株式会社製)7.
0g、無水珪酸多孔質微粒子(鈴木油脂工業株式会社製
ゴッドボールE−6C)3.0g、ポリエチレン末(住
友精化株式会社製)1.0g、および濃グリセリン(阪
本薬品工業株式会社製)3.0gに99%変性アルコー
ルを加え、全量を100gとし、これを害虫忌避剤用原
液とした。
【0026】(実施例2)ディート(三菱ガス化学株式
会社製)7.0g、無水珪酸多孔質微粒子(富士シリシ
ア化学株式会社製サイリシア−530)2.5g、ポリ
エチレン末(住友精化株式会社製フロービーズCL−2
080)0.8g、および1,3−ブチレングリコ−ル
(ダイセル化学工業株式会社製)2.5gに99%エチ
ルアルコールを加え、全量を100gとし、これを害虫
忌避剤用原液とした。
【0027】(実施例3)ディート(三菱ガス化学株式
会社製)7.0g、無水珪酸多孔質微粒子(鈴木油脂工
業株式会社製ゴッドボールE−6CK)2.5g、ポリ
エチレン末(住友精化株式会社製フロービーズCL−2
080)0.8g、濃グリセリン(阪本薬品工業株式会
社製)2.5g、に政府所定変性99%エチルアルコー
ルを加え、全量を100gとし、これを害虫忌避剤用原
液とした。
【0028】(実施例4)ディート(三菱ガス化学株式
会社製)9.0g、無水珪酸多孔質微粒子(鈴木油脂工
業株式会社製ゴッドボールE−6CK)3.0g、ポリ
エチレン末(住友精化株式会社製)0.6g、1,3−
ブチレングリコ−ル(阪本薬品工業株式会社製)3.0
g、ポリオキシエチレンオレイルエーテル燐酸ナトリウ
ム(日光ケミカル株式会社製)2.0g、に99%変性
アルコールを加え、全量を100gとし、これを害虫忌
避剤用原液とした。
【0029】(実施例5)ディート(三菱ガス化学株式
会社製)8.0g、無水珪酸多孔質微粒子(鈴木油脂工
業株式会社製ゴッドボールE−6CK)3.0g、ポリ
エチレン末(住友精化株式会社製会社製)0.6g、濃
グリセリン(阪本薬品工業株式会社製)2.5g、界面
活性剤としてポリオキシエチレンオレイルエーテル燐酸
ナトリウム(東邦化学工業株式会社製、ホスファノール
RO−720N)2.0gおよび精製水10.0gに9
5%変性アルコールを加え、全量を100gとし、これ
を害虫忌避剤用原液とした。
【0030】(比較例1)ディート(三菱ガス化学株式
会社製)7.0g、無水珪酸多孔質微粒子(鈴木油脂工
業株式会社製ゴッドボールE−16C)3.0g、およ
び濃グリセリン(阪本薬品工業株式会社製)3.0gに
99%変性アルコールを加え、全量を100gとし、こ
れを害虫忌避剤用原液とした。
【0031】(試験例1)実施例1および比較例1で得
られた原液各45mlを耐圧ガラス瓶に入れ、バルブを
装着して炭酸ガスで5.5kg/cm2 に充填した。そ
の結果、実施例1で得られた原液を入れたものは、1週
間放置し、静置したものを、静かに瓶を倒立させると、
底に固着したように見えた白い粒子が、液中に降り、流
れ、分散を始め、これを2回繰り返すと、略完全に分散
した。一方、比較例1で得られた原液を入れたものは、
1週間放置し、静置したものを、静かに瓶を倒立させる
と、底に固着した白い粒子層は、瓶底に固着して液中に
降りないものが多く、10回正倒立を繰り返しても、な
お瓶底に固着したものが5分の1量位あった。
【0032】この試験の結果、無水珪酸多孔質微粒子と
ポリエチレン粒子とを分散液中に共存させた場合、摩擦
帯電を起こさず、そして両者の本来の帯電は共にマイナ
スであるので、各粒子間の衝突は防ぎ得る組合せとなる
訳である。この場合のポリエチレン末の粒径は、無水珪
酸多孔質微粒子の粒径と同等か図3に示すように無水珪
酸多孔質微粒子の粒径よりも大きいことが望ましい。そ
れはpHの影響を受け易い無水珪酸多孔質微粒子の粒径
を小さくし、pHによる電荷の影響を受け難いと考えら
れる有機質のポリエチレン粒子の粒径を大きくして電荷
による粒子間の挙動を支配的にさせるためである。すな
わち、粒子の凝着を防ぎ、分散液内でよい分散性を示す
ことになる。
【0033】また、このとき内容物を人の肌に噴射し
て、5分後の肌触りを調べた結果、サラサラ感は、実施
例1の原液を用いた方が比較例1の原液を用いたものよ
り優れれいた。これは図4に示すように、無機質粒子で
ある無水珪酸多孔質微粒子の硬さを軟質であるポリエチ
レンのソフトさがカバーしているためと推察される。
【0034】(試験例2)実施例2で製造した原液50
mlと液化石油ガス50mlとでエアゾールを作製し
た。原液のうち無水珪酸多孔質微粒子を種々変更して、
それぞれの白化度を観察して結果を表4に示した。ゴッ
ドボールについてみると、白化度の殆どないものは、E
−2C、E−6C、E−11C、E−6CK、B−6C
であり、それらの粒子径の最大は、それぞれ3.0μ
m、6.0μm、11.0μm、7.5μm、6.0μ
m、である。これに対し、軽微な白化を示すものは、E
−16C、PF−6CB、B−25Cであり、粒子径の
最大は18.0μm、15.0μm、15.0μm、で
ある。
【0035】また、サイリシアの各グレードを見ると
き、白化度の殆どないものは、No.730、No.5
30、であり、粒子最大径は、それぞれ10.4μm、
6.0μm、である。一方、白化が認められるものは、
No.740、No.550、No.250、であり、
それらの最大粒子径は、それぞれ12.5μm、10.
4μm、12.5μm、である。これからすると、白化
度の低いものとして、粒子径範囲の最大は、10μm以
下のものを選ぶのが良く、特にゴッドボールのグレード
から選ぶのが安定していて良いものと思われる。
【0036】
【表4】
【0037】(試験例3)実施例3で製造した原液30
mlと液化石油ガス30mlとでエアゾールを作製し
た。原液のうちゴッドボールのグレードを種々変更し
て、それぞれの原液の分散度および再分散性、エアゾー
ル充填物の液相中での分散度および再分散性、並びに使
用感を観察した。その評価法を表5に、その観察結果を
表6に示した。ゴッドボールについてみると、液中にお
ける分散度および再分散性が良く、使用感もサラサラし
て良好なのは、E−2C、E−6C、D−11C、E−
6CK、PF−6CBであって、E−16Cも実用上問
題はない。
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】(試験例4)実施例4で製造した原液50
mlとLPG50ml(4kg/cm2 )とでエアゾー
ルを作製した。原液の分散度および再分散性、エアゾー
ル充填物の液相中での分散度および再分散性、並びに使
用感を観察した。その結果は、原液のみでの分散度が良
く、液中での再分散性も良かった。また、エアゾール組
成での再分散性も良く、使用感もサラサラとし,またス
ベスベとしており、噴霧した皮膚面にはつや感があっ
た。
【0041】(試験例5)実施例5で製造した原液9
7.0gと炭酸ガス3.0gとをエアゾール用耐圧缶に
充填率60%で充填した。このエアゾール製品は、エア
ゾール充填物の液相中での再分散性は良く、使用すると
き肌に付いてサラサラ感があり、べとつかず、また白化
しないので、使用感が良かった。肌の感じも急激な冷感
がなく、カサカサ感もなく、快適であった。
【0042】
【発明の効果】本発明の害虫忌避剤を担持した無水珪酸
多孔質微粒子、合成樹脂微粒子および溶媒とからなる忌
避剤組成物は、エアゾール製品およびスプレー製品の原
液として用いた場合、エアゾール製品およびスプレー製
品の分散性および再分散性がよく、かつ感触が良く、白
化しない、パウダー相組成を提供するものである。ま
た、無水珪酸多孔質微粒子に担持されている忌避剤成分
は徐放性となり、忌避効果を長期間維持させることがで
きる。
【0043】忌避剤組成物と噴射剤をエアゾール用耐圧
容器に充填し、密閉した、人体用または動物用害虫忌避
剤のエアゾール製品および忌避剤組成物を容器に収容
し、ポンプスプレーを取り付けてなる人体用または動物
用害虫忌避剤のスプレー製品は、エアゾール充填した場
合に、噴射剤との相溶性がよく、エアゾール充填品およ
びスプレー製品は分散性および再分散性がよく、簡単な
振盪後、容易に使用することができる。また、肌に用い
るときには、急激な冷感はなく、べとつかず、サラサラ
感があり、しかも肌の上での微粒子による白化現象がみ
られず、快適に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の害虫忌避剤を内包した中空の無水珪酸
多孔質微粒子の一例を表す断面図
【図2】本発明の害虫忌避剤を含浸した非中空の無水珪
酸多孔質微粒子の一例を表す断面図
【図3】無水珪酸多孔質微粒子と合成樹脂微粒子との関
係図
【図4】肌上の無水珪酸多孔質微粒子と合成樹脂微粒子
との関係図
【符号の説明】
1.無水珪酸多孔質微粒子 2.害虫忌避剤 3.空孔 5.空隙部 6.合成樹脂微粒子 7.肌
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/30 C09K 3/30 F R D (72)発明者 別井 晴美 大阪府大阪市東淀川区井高野2丁目1番37 号 鈴木油脂工業株式会社内 (72)発明者 飯島 和男 埼玉県浦和市大谷口973番5 (72)発明者 坂井 琢也 埼玉県深谷市上野台3429−8 (72)発明者 栗原 潤也 群馬県伊勢崎市山王町1126

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】害虫忌避剤を担持した無水珪酸多孔質微粒
    子、合成樹脂微粒子および溶媒とからなる忌避剤組成
    物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の溶媒がアルコールおよび
    水の少なくとも1種または2種である忌避剤組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の無水珪酸多孔質
    微粒子が、粒径0.5〜50μm、平均粒子径0.5〜
    30.0μm、表面細孔直径20〜150Å、比表面積
    20〜800m2 /g、細孔容積0.01〜150ml
    /g、である、非中空多孔質シリカ球形粒子または中空
    多孔質シリカ球形粒子である忌避剤組成物。
  4. 【請求項4】請求項1から3の少なくとも1項に記載の
    無水珪酸多孔質微粒子が界面反応法で得られたものであ
    り、表面細孔直径が50〜150Åのものが全体の40
    〜90%を占めるものである忌避剤組成物。
  5. 【請求項5】請求項1から4の少なくとも1項に記載の
    合成樹脂微粒子の平均粒子径が0.1〜50μmの大き
    さであり、無水ケイ酸多孔質微粒子と物理的に非密着性
    のものである忌避剤組成物。
  6. 【請求項6】請求項1から5の少なくとも1項に記載の
    忌避剤組成物と噴射剤をエアゾール用耐圧容器に充填
    し、密閉した、人体用または動物用忌避剤のエアゾール
    製品。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の噴射剤が液化石油ガス、
    ジメチルエーテルなどの液化ガス、窒素ガス、炭酸ガス
    などの圧縮ガス、の中から選ばれた1種または2種以上
    の混合ガスである人体用または動物用忌避剤のエアゾー
    ル製品。
  8. 【請求項8】請求項1から5の少なくとも1項に記載の
    忌避剤組成物を容器に収容し、ポンプスプレーを取り付
    けてなる人体用または動物用忌避剤のスプレー製品。
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