JP2000062688A - 小型船舶のジェット推進機取付構造 - Google Patents

小型船舶のジェット推進機取付構造

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JP2000062688A
JP2000062688A JP10300163A JP30016398A JP2000062688A JP 2000062688 A JP2000062688 A JP 2000062688A JP 10300163 A JP10300163 A JP 10300163A JP 30016398 A JP30016398 A JP 30016398A JP 2000062688 A JP2000062688 A JP 2000062688A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】船体に推進ダクトを正確に位置決めして取り付
けることができ、しかも取付の作業性が向上する。 【解決手段】インペラ14の回転により船底から吸い込
んだ水を推進ダクト12を介して後方に噴出するジェッ
ト推進機11を船体2に備えた小型船舶において、船体
2のインペラ14の回転軸芯より上方位置に、船体上下
方向の位置決めを行なう爪部3bと船体左右方向の位置
決めを行なう爪部3cを形成し、この両爪部3b,3c
に対向して推進ダクト12にストッパ部200b,20
0cを形成し、このそれぞれのストッパ部200b,2
00cを爪部3b,3cに当接して位置決めを行ない、
推進ダクト12を船体2に取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ジェット推進機
を船体に備えた小型船舶のジェット推進機取付構造に関
する。 【0002】 【従来の技術】小型船舶には、例えば動翼の回転により
船底から吸い込んだ水を推進ダクトを介して後方に噴出
するジェット推進機を船体に備えるものがある。このジ
ェット推進機の推進ダクトは、船体に締付ボルト等の締
付手段により取り付けられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このように推進ダクト
が船体に締付ボルト等の締付手段により取り付けられる
が、推進ダクトには動翼が配置されるから正確な位置に
取り付ける必要がある。このため船体と推進ダクトの船
体上下方向と船体左右方向の位置決めを行ない取り付け
ることが考えられるが、位置決めを行なう位置によって
は比較的重量のある推進ダクトの重量がかかって正確な
位置決めができなかったり、推進ダクトが邪魔になり位
置決めの位置を目視することが困難で作業性が悪い等の
問題がある。 【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、船体に推進ダクトを正確に位置決めして取り付け
ることができ、しかも取付の作業性が向上する小型船舶
のジェット推進機取付構造を提供することを目的として
いる。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。 【0006】請求項1記載の発明は、『動翼の回転によ
り船底から吸い込んだ水を推進ダクトを介して後方に噴
出するジェット推進機を船体に備えた小型船舶におい
て、前記船体の前記動翼の回転軸芯より上方位置に、船
体上下方向の位置決めを行なう爪部と船体左右方向の位
置決めを行なう爪部を形成し、この両爪部に対向して前
記推進ダクトにストッパ部を形成し、このそれぞれのス
トッパ部を前記爪部に当接して位置決めを行ない、前記
推進ダクトを前記船体に取り付けたことを特徴とする小
型船舶のジェット推進機取付構造。』である。 【0007】この請求項1記載の発明によれば、船体の
動翼の回転軸より上方位置で、推進ダクトのストッパ部
を船体の爪部に当接して位置決めを行ない、推進ダクト
を船体に取り付けるから、比較的重量のある推進ダクト
の重量が船体にかかることがなく正確な位置決めができ
る。また、動翼の回転軸芯より上方位置で位置決めを行
なうから、位置決め位置を容易に目視することができ作
業性が向上する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明の小型船舶の実施
の形態について説明する。先ず、この発明が適用される
小型船舶を図1及び図2に基づいて説明する。図1は小
型船舶の側面図、図2は小型船舶の平面図である。 【0009】小型船舶として水ジェット推進艇1に適用
した実施の形態であり、水ジェット推進艇1は、船底か
ら吸い込んだ水を後方に噴出する。水ジェット推進艇1
の船体2はバスタブ状のハル3と蓋状のデッキ4とをガ
ンネル5で水密に結合し、デッキ4の左右側縁に船体前
後方向に延びる足載部4a,4bを形成した構造のもの
である。デッキ4の上面には複数の乗員が着座可能な跨
座式シート6が取り外し可能に配設されている。また、
跨座式シート6の前方には操舵ハンドル7が左右に操向
可能に配設されており、デッキ4の操舵ハンドル7より
前方にはハッチカバー8が開閉可能に配設されている。 【0010】船体2には燃料タンク10とエンジン9と
が搭載され、この実施の形態では、船体2内の跨座式シ
ート6の下方部位にはエンジン9が配設されており、エ
ンジン9の前方には燃料タンク10が配置されている。
また、デッキ4には前部物入れ150と後部物入れ13
0が接着されている。後部物入れ130は、船体両側後
方から足載部4a,4bの下方に沿って船体中央まで延
びており、例えば水上スキー等を収納できる大きさにな
っている。後部物入れ130の開口部には、開閉自在の
蓋131が設けられている。 【0011】エンジン9の後方に位置には、バルクヘッ
ド140が接着されている。バルクヘッド140は、船
内空間を前室Aと後室Bとに区画すると共に、船体2の
補強を行っている。後室Bには、ジェット推進機11が
配設されている。ジェット推進機11は、推進ダクト1
2を有し、推進ダクト12の後方には船の進行方向を調
整するノズルデフレクタ13が装着されている。 【0012】推進ダクト12の途中には動翼14aを配
設し、動翼14aを回転する推進軸15の前端をエンジ
ン9のクランク軸16の後端に動力伝達部材としてのカ
ップリング17を介して連結している。推進軸15は、
バルクヘッド140に軸受け141を介して支持されて
いる。 【0013】船体2内には吸気ダクト20が配設されて
いる。吸気ダクト20は船外の空気を船内に導入するも
ので、吸気ダクト20の空気導入口20aは操舵ハンド
ル7の前方に開口しており、吐出口である船内下端開口
部20bはエンジン9の前方下部に開口している。ま
た、エンジン9の後方下部には吸気ダクト172の吐出
口である船内下端開口部172bが開口しており、吸気
ダクト172の導入口172aは跨座式シート6下方に
開口している。 【0014】エンジン9は、水冷式2サイクル並列2気
筒エンジンであり、エンジン9には排気マニホールド3
6が接続されている。排気マニホールド36の下流側に
は排気膨張管37、ウォータロック38、後部排気管3
9が順に接続されており、各気筒からの排気ガスは船体
後部の水中に排出される。排気マニホールド36は、排
気ポー卜26bに接続されている。後部排気管39は、
ジェット推進機11を跨ぎウォータロック38に対して
反対側に延び、さらに屈曲して船体後部に延びている。 【0015】次に、小型船舶の冷却水取入構造を、図3
乃至図11に基づいて説明する。図3はジェット推進機
の背面図、図4は図3のIV-IV線に沿う断面図、図5は
図3のV-V線に沿う断面図、図6は図5のVI-VI線に沿う
断面図、図7は図6のVII-VII線に沿う断面図、図8は
図6のVIII-VIII線に沿う断面図、図9は図6のIX-IX線
に沿う断面図、図10はインテークダクトの平面図、図
11はフィルタを示す図である。 【0016】推進ダクト12は、ハウジング200、動
翼ダクト201、静翼ダクト202及びノズル203か
ら構成されている。動翼ダクト201と静翼ダクト20
2は位置決めピン900により位置決めされ、静翼ダク
ト202とノズル203は、位置決めピン901により
位置決めされ、動翼ダクト201、静翼ダクト202及
びノズル203は、ボルト204により一体に締付固定
されている。動翼ダクト201は、板状のハウジング2
00に位置決めノック902により位置決めされ、この
位置決めノック902に挿通されたボルト205により
ハウジング200に締付固定されている。動翼ダクト2
01には動翼14aが収容され、静翼ダクト202には
静翼14bが収容されている。動翼14aの回転軸心
を、図3、図4及び図6において符号Oで示す。 【0017】ハウジング200には4つの取付ボス部2
00aが設けられ、取付ボス部200aにはスタットボ
ルト206が圧入されており、このスタットボルト20
6をハル3のポンプ室Cの前壁3aに挿入してナット2
07で締付固定して組み付けられる。 【0018】このようにスタッドボルト206によって
ハウジング200をポンプ室Cの前壁3aに固定し、ボ
ルト204によってサブアッシイ化した動翼ダクト20
1、静翼ダクト202、ノズル203を、スタッドボル
ト204とは別のボルト205によってハウジング20
0に固定している。これにより、動翼ダクト201、静
翼ダクト202、ノズル203の点検・整備のためにこ
れらを船体2から着脱するに際し、船体2に対して位置
決めされかつケーブル類(後述の卜リム調整ケーブル5
8、ステアリングノズル操作用ケーブル59a、ビルジ
排出用ホース921)を貫通させたハウジング200を
取り外す必要がないので、前記点検・整備の作業性が向
上する。 【0019】また、スタッドボルト206とボルト20
5を別体にするに際し、ボルト205をスタッドボルト
206よりも内側に位置させたので、動翼ダクト201
におけるボルト205の取り付け部、ひいては動翼ダク
ト201自体をコンパクトなものにすることができる。 【0020】船体2の一部であるポンプ室Cの前壁3a
には、船体上下方向(Y方向)の位置決めを行なう爪部
3bと船体左右方向(X方向)の位置決めを行なう爪部
3cが一体に形成されている。 【0021】ハウジング200の上部角部には、上方へ
延びるストッパ部200bと、側方へ延びるストッパ部
200cとがそれぞれ一体に形成されている。ハウジン
グ200は、前端に形成した筒部200dをハル3に一
体形成したダクト部3dに挿入し、ストッパ部200b
を爪部3bに当接し、ストッパ部200cを爪部3cに
当接して位置決めを行ない船体2に組み付けられる。ス
トッパ部200bを爪部3bに当接し、ストッパ部20
0cを爪部3cに当接して位置決めを行なうことで、推
進軸15の前端を連結するクランク軸16と、推進軸1
5の後端を軸支するように静翼ダクト202に設けた軸
受301との軸芯合わせ、すなわち推進軸15の軸芯合
わせが行なわれる。 【0022】このように、推進ダクト12を構成するハ
ウジング200に形成したストッパ部200b,200
cを船体2の爪部3b,3cに当接させて船体2に対す
る推進ダクト12の位置決めを行ない、推進ダクト12
を船体2に取り付けるから、比較的重量のある推進ダク
ト12の船体2に対する正確な位置決めができる。ま
た、動翼14の回転軸芯Oより上方位置で位置決めを行
なうから、位置決めを行なっている際に推進ダクト12
の重量が船体2にかかることがないから位置決めをより
正確に行なうことができるとともに、位置決め位置を船
体2後方から容易に目視することができ作業性が向上す
る。 【0023】ハル3のポンプ室Cの前壁3aとハウジン
グ200の間は、図5及び図6に示すようにハウジング
200の前面に形成した溝に塗布された液状ガスケット
211によってシールされる。液状ガスケット211
は、ボルト206、冷却水の吐出管240、排気管の冷
却水ジャケットを流れる冷却水の排出用パイプ910及
びビルジ排出用パイプ922の周囲を囲みシールしてい
る。冷却水の排水用パイプ910には、排気管の冷却水
ジャケットを流れる冷却水の一部が供給され、この冷却
水は、排水用パイプ910に接続されたホースを介して
後部排気管39に排出される。ビルジ排出用第1パイプ
922には、前室Aに設けたビルジポンプに連結された
ビルジホース923が接続され、ビルジ排出用第1パイ
プ922に連通するようにハウジング200に設けたビ
ルジ排出用第2パイプ920には、ビルジ排出用ホース
921が接続され、ビルジ排出用ホース921の先端部
921aはノズル203内に開口している。 【0024】また、ハウジング200には、トリム調整
ケーブル貫通孔260及びステアリングノズル操作用ケ
ーブル貫通孔261が形成され、トリム調整ケーブル貫
通孔260にトリム調整ケーブル58がシール部材93
2を介して、ステアリングノズル操作用ケーブル貫通孔
261にステアリングノズル操作用ケーブル59aがシ
ール部材942を介してそれぞれ貫通される。 【0025】図5に示すように、ハウジング200、動
翼ダクト201及び静翼ダクト202には、船体前後方
向に延びる冷却水通路220が一体に形成されており、
推進ダクト12の周りの配管が一層簡素化される。 【0026】冷却水通路220は、ハウジング200の
通路221、動翼ダクト201の通路222及び静翼ダ
クト202の通路223から構成され、通路221と通
路222はハウジング200及び動翼ダクト201の合
面で連通している。静翼ダクト202には、静翼14b
と対向する位置に冷却水取入口224が設けられ、冷却
水取入口224は通路223に連通している。 【0027】冷却水取入口224にはフィルタ230が
嵌合され、このフィルタ230は、図11(a)の側面
図、図11(b)の平面図、図11(c)の底面図に示
すように多数の連通孔230aを有する凹形に形成さ
れ、この側壁230bには切欠き230cが形成されて
いる。フィルタ230の側壁230bの両側端部には、
4箇所の角部に突起230d,230eが形成されてい
る。このフィルタ230を冷却水取入口224に嵌合す
ると、突起230eが冷却水取入口224の段部202
aに当接し、そして押圧プレート231を静翼ダクト2
02に当てがいフィルタ230の開口部230fを塞
ぎ、押圧プレート231をボルト232により静翼ダク
ト202に締付固定する。この締付により4箇所の角部
に形成した突起230d,230eが押しつぶされてフ
ィルタ230が確実に冷却水取入口224に取り付けら
れる。このように冷却水取入口224にフィルタ230
を嵌合し、このフィルタ230を押圧プレート231を
介して静翼ダクト202に締付固定することで、切欠き
230cが通路223と連通し、冷却水取入口224に
フィルタ230を簡単かつ確実に取り付けることができ
る。 【0028】冷却水通路220の出口側には、吐出管2
40がハウジング200に圧入して設けられ、この吐出
管240はハル3のポンプ室Cの前壁3aを貫通して設
けられている。吐出管240には、冷却水をエンジン側
に導くホース241が取り付けられている。吐出管24
0の周りのハル3のポンプ室Cの前壁3aとハウジング
200の間は、液状ガスケット211によってシールさ
れている。 【0029】このようにジェット推進機11の推進ダク
ト12に冷却水通路220を船体前後方向に一体に形成
し、冷却水通路220の冷却水取入口224にフィルタ
230を設けており、ジェット推進機11の推進ダクト
12の周りの配管の配策が簡素化され、ジェット推進機
11のメンテナンスが容易になる。 【0030】また、推進ダクト12を収容するポンプ室
Cの前壁3aに、動翼ダクト201を支持する板状のハ
ウジング200を取り付け、このハウジング200に、
ハウジング200の外側方に向かって延びる通路300
を形成し、この通路300を、動翼ダクト201に形成
した通路222に連通させている。通路221よりも通
路222が下方に位置しているが、通路222よりも通
路221を下方に位置させてもよい。 【0031】また、動翼ダクト201に形成した通路2
22をハウジング200に形成した通路221および吐
出管240よりも動翼ダクト201の中心に近接させる
ことによって、動翼ダクト201に冷却水通路222を
一体形成したにもかかわらず動翼14aをコンパクトに
することができるとともに、ポンプ室Cの前壁3aとハ
ウジング200との間において、吐出管240の周りに
充分なシール代を確保することができる。 【0032】また、ハウジング200の外側方に向かっ
て延びる通路300を、ハウジング200と動翼ダクト
201の合面に形成しており、ハウジング200の外側
方に向かって延びる冷却水通路300の形成が容易であ
る。 【0033】ハル3の底部3fには、ハル3に一体に形
成したダクト部3dとともに水吸い込み口290を形成
するインテークダクト250が締付ボルト251により
締付固定されている。インテークダクト250の前部に
はゴミ等が水吸い込み口290に浸入するのを防止する
スクリーン252が一体に形成され、スクリーン252
の前端は、ハル3に締付ボルト253により締付固定さ
れている。 【0034】ハル3の底部3fとインテークダクト25
0との間には、シール部材254が設けられ、ハル3の
ポンプ室Cの前壁3a及びハウジング200とインテー
クダクト250との間には、シール部材255が設けら
れている。ハウジング200には、図4に示すようにシ
ール部材255に対向する位置にフランジ200eが一
体に形成されており、フランジ200eは、前進時にシ
ール部材255が後方へずれることを防止し、後進時に
は、シール部材255に水圧がかかることを防止し、シ
ール部材255を保護する。 【0035】船体2の後端部には、左右一対のブラケッ
ト51が両側方から締付ボルト52によりノズル203
に締付固定されている。ノズル203の後端開口部に
は、トリムリング53が回転軸54を支点に上下方向に
揺動可能に設けられ、このトリムリング53にノズルデ
フレクタ13が締付ボルト55を介して左右方向に揺動
可能に取り付けられている。ノズルデフレクタ13は、
後方に延びるに従い狭まる筒状に形成されている。 【0036】ノズルデフレクタ13にはレバー57が固
定され、このレバー57に設けられたトリム調整ケーブ
ル931の操作によりノズルデフレクタ13はトリム調
節可能である。また、ノズルデフレクタ13の側方には
レバー部59が一体に形成され、このレバー部59に設
けられたステアリングノズル操作用ケーブル941の操
作により船の進行方向を調整することができる。左右一
対のブラケット51には、それぞれ支持ピン60を支点
にしてリバースバケット50が回動可能に設けられ、リ
バースバケット50は図示しないリバースケーブルによ
って操作され、後進時にノズルデフレクタ13の開口部
を覆う。 【0037】図12乃至図14はインテークダクト25
0及び液状ガスケット211,212によるシール等が
異なる実施の形態を示し、図12は図3に対応するジェ
ット推進機の背面図、図13は図4に対応する図12の
XIII-XIII線に沿う断面図、図14は図6に対応する図
13のXIV-XIV線に沿う断面図である。 【0038】 【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、船体の動翼の回転軸より上方位置で、推進ダクトの
ストッパ部を船体の爪部に当接して位置決めを行ない、
推進ダクトを船体に取り付けるから、比較的重量のある
推進ダクトの重量が船体にかかることがなく正確な位置
決めができる。また、動翼の回転軸芯より上方位置で位
置決めを行なうから、位置決め位置を容易に目視するこ
とができ作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】小型船舶の側面図である。 【図2】小型船舶の平面図である。 【図3】ジェット推進機の背面図である。 【図4】図3のIV-IV線に沿う断面図である。 【図5】図3のV-V線に沿う断面図である。 【図6】図5のVI-VI線に沿う断面図である。 【図7】図6のVII-VII線に沿う断面図である。 【図8】図6のVIII-VIII線に沿う断面図である。 【図9】図6のIX-IX線に沿う断面図である。 【図10】インテークダクトの平面図である。 【図11】フィルタを示す図である。 【図12】図3に対応するジェット推進機の背面図であ
る。 【図13】図4に対応する図12のXIII-XIII線に沿う
断面図である。 【図14】図6に対応する図13のXIV-XIV線に沿う断
面図である。 【符号の説明】 1 水ジェット推進艇 2 船体 3 ハル 3b,3c 爪部 4 デッキ 11 ジェット推進機 12 推進ダクト 13 ノズルデフレクタ 14a 動翼 50 リバースバケット 51 ブラケット 200 ハウジング 200b,200c ストッパ部 220 冷却水通路 224 冷却水取入口 230 フィルタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】動翼の回転により船底から吸い込んだ水を
    推進ダクトを介して後方に噴出するジェット推進機を船
    体に備えた小型船舶において、前記船体の前記動翼の回
    転軸芯より上方位置に、船体上下方向の位置決めを行な
    う爪部と船体左右方向の位置決めを行なう爪部を形成
    し、この両爪部に対向して前記推進ダクトにストッパ部
    を形成し、このそれぞれのストッパ部を前記爪部に当接
    して位置決めを行ない、前記推進ダクトを前記船体に取
    り付けたことを特徴とする小型船舶のジェット推進機取
    付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6739923B2 (en) 2002-01-09 2004-05-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine alignment jig assembly for small watercrafts and method of positioning engine using the same
JP2006248485A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Honda Motor Co Ltd 小型艇のジェットポンプ取付構造

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