JP2000062064A - 断熱用シート - Google Patents

断熱用シート

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JP2000062064A
JP2000062064A JP10234405A JP23440598A JP2000062064A JP 2000062064 A JP2000062064 A JP 2000062064A JP 10234405 A JP10234405 A JP 10234405A JP 23440598 A JP23440598 A JP 23440598A JP 2000062064 A JP2000062064 A JP 2000062064A
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JP
Japan
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heat insulating
sheet
insulating sheet
rear surface
surface groove
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JP10234405A
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English (en)
Inventor
Shigetaka Ikeguchi
茂高 池口
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IKEGUCHI KOGYO KK
Original Assignee
IKEGUCHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な角度で三次元的に屈曲したパイプに装
着でき、しかも簡単かつ低コストで製造することができ
る断熱用シートを提供する。 【解決手段】 屈曲性を有する合成樹脂発泡体を主体と
するシート状本体11の表面11aに外側が広い略V字
形状の表面溝部12が格子状に形成されているととも
に、該シート状本体11の裏面11bには前記表面溝部
12と表裏方向に一致しない位置に外側が広い略V字形
状の裏面溝部13が格子状に形成されており、かつ前記
裏面溝部13を含む裏面11b全面には剥離フィルム2
2によって保護された粘着層21が形成されている断熱
用シート10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配管用パイプ等
に装着される断熱用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、車両用のエアコンデ
ィショナー等における各種配管用パイプ51,55に
は、該パイプ51,55内を通る水やガス等の流体を断
熱するとともに、該パイプ51,55を保護するため
に、合成樹脂発泡体を主体とする断熱カバー60が装着
されることが多い。
【0003】従来、前記断熱カバー60は、図9に示す
ように、内部にパイプ51,55が挿通可能な所定筒体
をその長手方向に半割してなる二つの半筒状本体61,
65からなり、該二つの半筒状本体61,65を図8の
ように合体させることによりパイプ51,55外面に装
着される。また、この断熱カバー60は、装着時にパイ
プ51,55から外れないように、その裏面(内面)側
に粘着層62,66が形成され、該粘着層62,66で
もってパイプ51,55外面と接着される。なお、当該
断熱カバー60のパイプ51,55への装着前には、前
記粘着層62,66の上面側は、公知の剥離フィルム6
3,67で覆われ、装着する際に該フィルム63,67
は剥がされる。
【0004】ところで、前記車両用のエアコンディショ
ナー等に用いられる配管用パイプ51,55は、図示の
ように三次元的に屈曲したりすることが多い。このよう
に屈曲形状のパイプ51,55に上記断熱カバー60を
装着する場合、従来では、公知の真空成形法等によっ
て、該断熱カバー60(合成樹脂発泡体)を前記パイプ
51,55に対応した形状、すなわち三次元的に屈曲し
た形状に成形している。
【0005】しかしながら、上記のように断熱カバー6
0を三次元的に屈曲した形状に成形する場合には、その
成形に手間がかかったり、あるいは成形に要する成形型
等が複雑になったりしてしまい、ひいては製造コストが
増大するといった問題がある。また、前記パイプ51,
55の屈曲角度は、そのパイプ51,55の用途に応じ
て設計変更されることがあり、それに応じて、いろいろ
な屈曲角度の断熱カバー60を用意しなければならな
い。その結果、該断熱カバー60の成形に用いる成形型
が多数必要となり、設備コストが増大する問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は前
記問題点に鑑みなされたもので、様々な角度で三次元的
に屈曲したパイプ外面に装着でき、しかも簡単かつ低コ
ストで製造することができる断熱用シートを提案しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するこの
発明は、屈曲性を有する合成樹脂発泡体を主体とするシ
ート状本体の表面に外側が広い略V字形状の表面溝部が
格子状に形成されているとともに、該シート状本体の裏
面には前記表面溝部と表裏方向に一致しない位置に外側
が広い略V字形状の裏面溝部が格子状に形成されてお
り、かつ前記裏面溝部を含む裏面全面には剥離フィルム
によって保護された粘着層が形成されていることを特徴
とする断熱用シートに係る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る断
熱用シートを裏面側から見た斜視図、図2は同断熱用シ
ートの部分断面図、図3は同断熱用シートの表面側を示
す部分平面図、図4は同断熱用シートをパイプに装着す
る際を示す斜視図、図5は同断熱用シートをパイプに装
着した状態を示す斜視図、図6は図5の6−6断面図、
図7は参考比較例として示す断熱用シートの部分断面図
である。
【0009】図1ないし図3に示す断熱用シート10
は、この発明の一実施例に係るもので、図4ないし図6
に示すように、車両用のエアコンディショナー等におけ
る配管等、屈曲部32,36を有する各種配管用パイプ
31,35に断熱カバーとして装着される。勿論、当該
断熱用シート10は、屈曲部を有しない直線的なパイプ
にも装着することができる。
【0010】この断熱用シート10は、屈曲性を有する
合成樹脂発泡体を主体とするシート状本体11で構成さ
れ、適宜大きさにカットされて前記パイプ31,35外
面に装着される。前記合成樹脂発泡体としては、ポリエ
チレン(PE)発泡体,ポリプロピレン(PP)発泡
体,エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)発泡体、
ポリエチレンテレフタレート(PET)発泡体,ポリス
チレンペーパー(PSP),ポリウレタン(PU)発泡
体等が好適である。なお、この実施例におけるシート状
本体11(合成樹脂発泡体)は、単体とされているが、
複合体とされても良い。
【0011】そして、この発明においては、図1および
図2から理解されるように、前記シート状本体11の表
面11aに外側が広い略V字形状の表面溝部12が所定
間隔で格子状に形成されているとともに、該シート状本
体11の裏面11bには前記表面溝部12と表裏方向Z
に一致しない位置に外側が広い略V字形状の裏面溝部1
3が所定間隔で格子状に形成されている。前記両溝部1
2,13は、当該断熱用シート10の伸縮性(屈曲性)
を高めるためのものである。この実施例においては、図
3からよりよく理解されるように、請求項2の発明を適
用して、前記表面溝部12と裏面溝部13とが互いの各
溝部間のほぼ中央に位置するように形成されている。な
お、前記両溝部12,13の間隔および深さは、シート
状本体11の材質、要求されるシート状本体11の屈曲
可能角度等を考慮して定められる。
【0012】なお、上記シート状本体11の表面11a
および裏面11bに溝部12,13を形成する手段とし
ては、所望する溝部に対応する凸部が設けられた成形面
を有する成形金型を用いて行う公知の真空成形法等が挙
げられ、先の従来技術の項で述べたように断熱カバー6
0を三次元的に屈曲した形状に成形する場合に比し簡単
に行うことができるとともに、用いられる成形型が複雑
にならない。
【0013】また、前記シート状本体11の前記裏面溝
部13を含む裏面11b全面には、従来公知の剥離フィ
ルム22によって保護された粘着層21が形成されてい
る。前記粘着層21は、装着時に当該断熱用シート10
がパイプ31,35から外れないようにパイプ31,3
5外面と接着する部分で、酢酸ビニル樹脂接着剤等から
なる。さらに、前記剥離フィルム22は、断熱用シート
10のパイプ31,35への装着前における前記粘着層
21を覆い、当該断熱用シート10の取り扱いを容易に
するためのもので、ポリエチレンあるいはポリプロピレ
ンフィルム等からなる。
【0014】上述したようにシート状本体11の表面1
1aおよび裏面11bに表面溝部12および裏面溝部1
3が格子状に形成された当該断熱用シート10は、前記
表面溝部12および裏面溝部13で、自由に屈曲させる
ことができる。したがって、従来のように断熱カバーを
パイプの三次元的な屈曲形状に合わせて成形しなくて
も、様々な角度で屈曲したパイプ31,35に装着する
ことができ、汎用性に優れたものとなる。また、この発
明のように前記表面溝部12と裏面溝部13を互いに表
裏方向に一致しない位置に形成すれば、図7に参考比較
例として示した表面溝部12Aと裏面溝部13Aが表裏
方向に一致して形成した断熱用シート10Aに比べ、当
該断熱用シート10の伸縮率を高めることができ、すな
わち曲げ易くなり、より簡単に様々な角度で三次元的に
屈曲したパイプに装着することができる。さらに、前記
表面溝部12および裏面溝部13の形状を外側が広い略
V字形状とすれば、図7のように溝部12A,13Aの
内側の幅と外側の幅が同じ場合に比べ、当該断熱用シー
ト10の伸縮率を高めることができるとともに、前記剥
離フィルム22を粘着層21から剥がし易くすることが
できる。
【0015】このようにしてなる断熱用シート10は、
以下のようにパイプ31,35に装着される。まず、図
4に示すように、断熱用シート10の裏面側をパイプ3
1,35に向くように配置するとともに、前記剥離フィ
ルム22を前記粘着層21から剥がす。次いで、図5お
よび図6に示すように、前記剥離フィルム22が剥がさ
れた断熱用シート10をパイプ31,35の周方向に曲
げるとともに、該パイプ31,35の屈曲部32,36
に合わせて屈曲させ、パイプ31,35の外面を覆うよ
うに装着される。なお、装着時においては、当該断熱用
シート10は前記粘着層21の接着性によりパイプ3
1,35外面に接着される。
【0016】なお、図示においては、2本のパイプ3
1,35に断熱用シート10を装着した例を示したが、
勿論、当該断熱用シート10は1本のパイプに装着され
ることもあるし、あるいは3本以上のパイプに装着され
ることもある。
【0017】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
断熱用シートにおいては、シート状本体の表面および裏
面に表面溝部および裏面溝部がそれぞれ形成され、自由
に屈曲させることができるので、従来のようにパイプの
三次元的な屈曲形状に対応した形状に成形しなくても、
前記パイプに装着することができる。したがって、当該
断熱用シートは簡単かつ低コストで製造することができ
る。また、この断熱用シートは、パイプの屈曲角度が変
更されても、柔軟に対応することができ汎用性に優れて
いる。さらに、この発明のように前記表面溝部と裏面溝
部を互いに表裏方向に一致しない位置に形成すれば、断
熱用シートの伸縮率を高めることができ、曲げ易くな
る。またさらに、この発明のように前記表面溝部および
裏面溝部を外側が広い略V字形状とすれば、断熱用シー
トの伸縮率をより高めることができるとともに、該断熱
用シートをパイプに装着する際に剥離フィルムを粘着層
から剥がし易くすることができる。
【0018】また、請求項2の発明のように前記表面溝
部と裏面溝部とが互いの各溝部間のほぼ中央に位置する
ように形成すれば、より断熱用シートの伸縮率を高める
ことができ効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る断熱用シートを裏面
側から見た斜視図である。
【図2】同断熱用シートの部分断面図である。
【図3】同断熱用シートの表面側を示す部分平面図であ
る。
【図4】同断熱用シートをパイプに装着する際を示す斜
視図である。
【図5】同断熱用シートをパイプに装着した状態を示す
斜視図である。
【図6】図5の6−6断面図である。
【図7】参考比較例として示す断熱用シートの部分断面
図である。
【図8】従来の断熱カバーをパイプに装着した状態を示
す斜視図である。
【図9】同断熱カバーをパイプに装着する前の状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 断熱用シート 11 シート状本体 11a シート状本体の表面 11b シート状本体の裏面 12 表面溝部 13 裏面溝部 21 粘着層 22 剥離フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H036 AA01 AB18 AB25 AC03 AD04 AE13 4F100 AK01A AK04 AK07 AK12 AK42 AK51 AK68 AR00B BA02 BA31 CB05 DD14A DJ01A EJ91B GB51 JJ02 JK17A JL02 JL05 JL14B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲性を有する合成樹脂発泡体を主体と
    するシート状本体の表面に外側が広い略V字形状の表面
    溝部が格子状に形成されているとともに、該シート状本
    体の裏面には前記表面溝部と表裏方向に一致しない位置
    に外側が広い略V字形状の裏面溝部が格子状に形成され
    ており、かつ前記裏面溝部を含む裏面全面には剥離フィ
    ルムによって保護された粘着層が形成されていることを
    特徴とする断熱用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記表面溝部と裏面
    溝部とが互いの各溝部間のほぼ中央に位置するように形
    成された断熱用シート。
JP10234405A 1998-08-20 1998-08-20 断熱用シート Pending JP2000062064A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264577A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Cci Corp 防音排水管
JP2012202666A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2015165182A (ja) * 2015-05-18 2015-09-17 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
KR101574492B1 (ko) 2014-06-11 2015-12-04 신원준 건축물용 에너지손실 방지 및 주름방지 에어 단열 시트

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