JP2000060177A - Dcブラシレスモータの速度制御装置 - Google Patents

Dcブラシレスモータの速度制御装置

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JP2000060177A
JP2000060177A JP10221483A JP22148398A JP2000060177A JP 2000060177 A JP2000060177 A JP 2000060177A JP 10221483 A JP10221483 A JP 10221483A JP 22148398 A JP22148398 A JP 22148398A JP 2000060177 A JP2000060177 A JP 2000060177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータマグネットの着磁ムラやホール素子の
取り付け位置の誤差による影響を受けず、低速運転にお
いても精度の高い速度制御を行うことのできるDCブラ
シレスモータを提供する。 【解決手段】 DCブラシレスモータ1の回転速度を制
御する速度制御装置は複数のホール素子2〜4でモータ
の回転位置を検出し、それぞれ分周回路5〜7でモータ
1の回転速度を示す回転速度信号を得る。そして、目標
とする回転速度に応じて基準クロック発生回路12で基
準クロックを発生し、それぞれ誤差信号生成回路8〜1
0で基準クロックと回転速度信号と比較することにより
回転速度のずれを検出し、誤差信号を出力する。そし
て、これらの誤差信号を信号合成回路11で合成して速
度制御信号を合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDCブラシレスモー
タの回転速度を一定に保つためのDCブラシレスモータ
の速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のDCブラシレスモータの速度制御
装置について説明する。図7は従来のDCブラシレスモ
ータ1の速度制御装置の第1の従来例を示す回路図であ
る。DCブラシレスモータ1にはロータマグネットの位
置を検出するホール素子2、3、4が設けられている。
これらのホール素子2、3、4の出力信号は元々各相の
コイルに流れる励磁電流の向きを切り換えてロータを回
転させるために用いられるものであるが、同時に、この
出力信号をモータの速度制御にも利用している。
【0003】ホール素子2、3、4で得られるロータ位
置検出信号を利用して速度制御を行うと、モータ1の回
転速度検出用の周波数発電機等を設けなくて済むという
利点が生じる。尚、DCブラシレスモータ1が3相モー
タである場合、3個のホール素子2、3、4は電気角で
120度ずつずれた位置に配置されている。
【0004】その速度制御のためにホール素子2、3、
4で得られるアナログ信号を、磁極を表すパルス波形に
整形した後に、EXOR(排他的論理和)回路20で合
成する。これにより、EXOR回路20より速度制御信
号が出力される。速度制御信号はモータ1の回転速度が
速くなるほど周期が短くなるので、DCブラシレスモー
タ1の速度制御装置は目標とする回転速度の状態に適合
させるように速度制御を行う。
【0005】次に、図8はDCブラシレスモータ1の速
度制御装置の第2の従来例の回路図である。DCブラシ
レスモータ1が3相モータである場合、電気角で120
度ずつずれた位置に配置されている3個のホール素子
2、3、4でロータの位置を検出するが、速度制御装置
はそのうちの1個のホール素子2で得られるロータ位置
検出信号を分周回路21で分周してロータが1回転する
ごとに1パルス出力するようにする。この分周回路21
の出力を速度制御信号としてモータ1の速度を制御す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1のDCブラ
シレスモータ1の速度制御装置(図7)では、ロータマ
グネットの着磁ムラとホール素子の取り付け位置の誤差
により、速度制御信号にタイミングのずれが生ずること
がある。そのため、検出精度があまり高くないので精度
の高い速度制御が行えないという問題があった。
【0007】一方、従来の第2のDCブラシレスモータ
1の速度制御装置(図8)では、1個のホール素子2で
得られるロータ位置検出信号を分周し、ロータの1回転
につき1パルスの信号としているので、ロータマグネッ
トの着磁ムラとホール素子の取り付け位置の誤差の影響
を受けることがない。しかしながら、分周回路21によ
って1回転で1パルスを得るようになっているので、速
度制御信号の周波数が低くなり、速度制御信号に現れる
パルスの間隔が大きくなってしまう。この速度制御信号
によって回転速度制御を行うと、パルス間隔が広がって
いるために回転ムラが生じる原因となりスムーズな回転
にならない場合がある。特に、低速運転時には速度制御
信号のパルス間隔が大きく広がるので精度の高い回転制
御が行えないという問題があった。
【0008】本発明は、ロータマグネットの着磁ムラや
ホール素子の取り付け位置の誤差による影響を受けず、
低速運転においても精度の高い速度制御を行うことので
きるDCブラシレスモータを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成では、ロータ位置検出信号を出
力する複数のロータ位置検出手段を有し、前記ロータ位
置検出信号に基づいて前記ロータの回転速度を一定に保
つDCブラシレスモータの速度制御装置において、前記
ロータ位置検出信号のそれぞれについて1回転に1つの
回転速度信号を生成する回転速度信号生成回路と、前記
ロータの目標とする回転速度に応じた基準信号を発生す
る基準信号発生回路と、前記各回転速度信号と前記基準
信号を入力して前記ロータの回転速度と前記目標とする
回転速度とのずれを表す誤差信号を出力する誤差信号生
成回路と、前記誤差信号生成回路からの複数の誤差信号
を前記ロータの回転速度制御信号として出力する回路と
を備えるようにしている。
【0010】このような構成によると、DCブラシレス
モータの速度制御装置は複数のロータ位置検出手段でロ
ータの位置を検出し、ロータ位置検出信号を得る。そし
て、このロータ位置検出信号から回転速度信号生成回路
でロータが1回転に1つの回転速度信号を生成する。誤
差信号生成回路では基準信号発生回路で得られる基準信
号と回転速度信号とからロータの実際の回転速度と目標
とする回転速度とのずれを検出して誤差信号を出力す
る。そして、このようにして得られる複数の誤差信号を
合成してDCブラシレスモータの速度制御装置は回転速
度制御信号を出力する。この誤差を小さくするようにモ
ータを駆動することによってロータの回転速度を一定の
回転速度に保つことができる。
【0011】また、本発明の第2の構成では上記第1の
構成において、さらに、前記複数のロータ位置検出手段
は電気角120度ごとに配置されたホールセンサであ
り、前記誤差信号生成回路は各ホールセンサに対応した
数だけ設けられている。尚、本明細書でホールセンサと
はホール素子またはホールICを意図する。
【0012】このような構成によると、DCブラシレス
モータが3相モータであるときに、電気角120度ごと
に配置されたホールセンサでロータの位置を検出してD
Cブラシレスモータを駆動する。この駆動用に設けられ
ているホールセンサで得られるロータ位置検出信号をD
Cブラシレスモータの速度制御装置で共用して速度制御
に用いることができる。そして、誤差信号生成回路は各
ホールセンサに対応した数だけ設けられているので、各
誤差信号生成回路では1回転に1回の回転速度信号の入
力によって誤差信号が出力されるが、回転速度制御信号
は3相分の誤差信号が合成されているので1回転に3回
の誤差信号を含む周期の信号となる。
【0013】また、本発明の第3の構成では、ロータの
回転速度を検出するためにN個のロータ位置検出手段を
備え、その1つの検出手段の出力を用いて基準信号に対
する誤差を生成し、その誤差をN等分するとともに各ロ
ータ位置検出手段に関連するタイミングで振り分けて速
度制御信号として出力するようにしている。
【0014】このような構成によると、DCブラシレス
モータの速度制御装置は1つの検出手段の出力を用いて
実際の回転速度と目標とする回転速度に応じて生成され
る基準信号とのずれを表す誤差を生成する。そして、こ
の誤差をN等分してN個のロータ位置検出手段で得られ
るタイミングで振り分けて速度制御信号を生成している
ので1つのロータ位置検出手段で得られる誤差信号より
も速度制御信号は周期が短くなる。そして、この誤差を
小さくするようにDCブラシレスモータを駆動すること
によりロータの回転速度を一定に保つことができる。
【0015】また、本発明の第4の構成では上記第3の
構成において、前記N個のロータ位置検出手段として設
けられ電気角120度ごとに配置された第1、第2、第
3ホールセンサと、第1ホールセンサの出力を分周して
ロータの1回転につき1つのパルスを出力する分周回路
と、基準クロック発生回路と、基準クロックと前記分周
回路の出力とから前記ロータの回転速度誤差信号に対応
する誤差パルスを出力する誤差信号生成回路と、前記誤
差パルスを1/3の幅のパルスに変換した速度制御パル
スを出力するパルス幅調整回路と、前記分周回路の出力
と、第2ホールセンサの出力と、前記速度制御パルスと
から第2ホールセンサに関連するタイミングで前記速度
制御パルスを出力する第1のタイミング調整回路と、前
記分周回路の出力と、第3ホールセンサの出力と、前記
速度制御パルスとから第3ホールセンサに関連するタイ
ミングで前記速度制御パルスを出力する第2のタイミン
グ調整回路と、前記パルス幅調整回路と第1、第2タイ
ミング調整回路の出力を速度制御信号として出力する合
成回路とから成るようにしている。
【0016】このような構成によると、DCブラシレス
モータが3相モータであるときに、モータ駆動用に設け
られている3個のホールセンサを速度制御用に共用して
3個のホールセンサで得られるロータの回転位置を表す
信号から分周回路で分周することによって1回転で1つ
のパルスを出力する。そして、基準クロック発生回路で
得られる基準信号と分周回路の出力より誤差信号生成回
路で誤差パルスを生成する。そして、パルス幅調整回路
で誤差パルスを1/3の幅のパルスに変換する。そし
て、第1のタイミング調整回路で第2ホールセンサに関
連するタイミングでパルス幅調整回路で得られる速度制
御パルスを出力する。第2のタイミング調整回路で第3
ホールセンサに関連するタイミングでパルス幅調整回路
で得られる速度制御パルスを出力する。そして、合成回
路でパルス幅調整回路と第1、第2タイミング調整回路
の出力を合成することによって1回転で3個の速度制御
パルスを含む周期の誤差制御信号を出力することができ
る。
【0017】また、本発明の第5の構成では、ロータの
磁極を検出する複数の検出手段を備え、その1つの検出
手段の出力を用いて基準信号に対する誤差を速度誤差信
号として出力し、他の検出手段に関するタイミングでは
所定の加速信号を出力し、前記速度誤差信号と加速信号
でロータの回転速度を制御するようにしている。
【0018】このような構成によると、DCブラシレス
モータの速度制御装置は検出手段でロータの磁極を検出
する。この検出手段の出力から目標とする回転速度に対
応して設けられている基準信号に対する誤差を速度誤差
信号として出力する。また、目標とする回転速度等に応
じた加速信号を他の検出手段に関するタイミングで出力
する。そして、速度誤差信号と加速信号を合成した信号
によってロータの回転速度を制御することによりDCブ
ラシレスモータの速度制御装置はロータの回転速度を一
定に保つことができる。尚、モータの起動時は速度誤差
信号は加速信号となるので他の検出手段に関するタイミ
ングで出力される所定の加速信号と共にモータの速度を
一気に高めることになり、起動が迅速に行われる。通常
の速度に達すると速度誤差信号は減速信号となり、他の
検出手段に関するタイミングでの加速信号とによりロー
タを定速に保つ。
【0019】また、本発明の第6の構成では、上記第5
の構成において、さらに、前記複数の検出手段として設
けられ電気角120度ごとに配置された第1、第2、第
3ホールセンサと、第1ホールセンサの出力を分周して
ロータの1回転につき1つのパルスを出力する分周回路
と、基準クロック発生回路と、基準クロックと前記分周
回路の出力から前記ロータの回転速度誤差に対応する誤
差パルスを出力する誤差信号生成回路と、所定の加速パ
ルスを発生する加速パルス発生手段と、前記分周回路の
出力と、第2ホールセンサの出力と、前記加速パルスか
ら第2ホールセンサに関連するタイミングで前記加速パ
ルスを出力する第1タイミング調整回路と、前記分周回
路の出力と、第3ホールセンサの出力と、前記加速パル
スとから第3ホールセンサに関連するタイミングで前記
加速パルスを出力する第2タイミング調整回路と、前記
誤差信号生成回路の出力と第1、第2タイミング調整回
路の出力を速度制御信号として出力する合成回路とから
成るようにしている。
【0020】このような構成によると、DCブラシレス
モータが3相モータであるときに、モータ駆動用に設け
られている3個のホールセンサを速度制御用に共用して
3個のホールセンサで得られるロータの回転位置を示す
信号から分周回路で分周することによって1回転につき
1つのパルスを出力する。そして、分周回路の出力から
基準クロック発生回路で得られる基準クロック信号に対
する誤差パルスを誤差信号生成回路で生成する。また、
第1タイミング調整回路では第2ホールセンサに関連す
るタイミングで目標とする回転速度等に応じて定められ
た加速パルスを出力し、第2タイミング調整回路では第
3ホールセンサに関連するタイミングで所定の加速パル
スを出力する。そして、合成回路では誤差信号生成回路
の出力と、第1、第2タイミング調整回路の出力を合成
して速度制御信号として出力する。したがって、第1ホ
ールセンサの出力から基準信号に対する速度誤差信号と
して出力し、第1、第2タイミング調整回路は第2、第
3のホールセンサの出力に関するタイミングで所定の加
速パルスを出力し、速度誤差信号と加速パルスでロータ
の回転速度を制御することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>以下、本発明
の一実施形態について説明する。図1は本発明の第1の
実施形態のDCブラシレスモータ1の速度制御装置のブ
ロック図である。DCブラシレスモータ1は3相モータ
であり、駆動回路(図示せず)によって磁界がロータマ
グネットに与えられることによりロータが回転する。ホ
ール素子2、3、4はロータマグネットの磁極を検出す
ることによりロータの位置を検出する。ホール素子2、
3、4から得られるアナログ信号を整形してN極かS極
を示す2値状態のロータ位置検出信号とする。例えば、
ロータ位置検出信号はハイレベルのときN極、ローレベ
ルのときS極である。そして、駆動回路(図示せず)は
ホール素子2、3、4より出力されるロータ位置検出信
号によって各相に設けられたコイル電流の向きを切り替
え制御することによりロータを回転させる。
【0022】一方、DCブラシレスモータ1の速度制御
装置は3個のホール素子2、3、4で得られるロータ位
置の検出信号を用いることによってモータ1の回転制御
を行う。ホール素子2、3、4は電気角で120度ずれ
た位置に配置されている。図2(A)にホール素子2よ
り出力されるロータ位置検出信号Aを示す。
【0023】分周回路5はロータ位置検出信号Aを分周
することによりロータが1回転するごとに1個のパルス
を出力する回転速度信号Bを出力する(図2(B)参
照)。同時に、分周回路6はホール素子3で得られる磁
極を示すロータ位置検出信号を分周することによりロー
タが1回転するごとに1個のパルスを出力する回転速度
信号を出力する。また、分周回路7はホール素子4で得
られる磁極を示すロータ位置検出信号を分周することに
よりロータが1回転するごとに1個のパルスを出力する
回転速度信号を出力する。分周回路5、6、7によって
3相の回転速度信号が得られる。
【0024】基準クロック発生回路12は目標とするモ
ータ1のロータの回転速度に応じて設定される基準クロ
ック(基準信号)(図2(C)参照)を出力する。誤差
信号生成回路8は分周回路5より出力される回転速度信
号Bと基準クロックCを比較してロータの回転速度と目
標とする回転速度とのずれを表す誤差信号D(図2
(D)参照)を出力する。
【0025】誤差信号生成回路9は分周回路6より出力
される回転速度信号と基準クロックを入力して誤差信号
を出力する。誤差信号生成回路10は分周回路7より出
力される回転速度信号と基準クロックを入力して誤差信
号を出力する。信号合成回路11は誤差信号生成回路
8、9、10より出力される3つの誤差信号を合成して
速度制御信号E(図2(E)参照)を出力する。なお、
基準クロック発生回路12より出力される3つの基準ク
ロックは120度位相がずれている。
【0026】図2は本実施形態のDCブラシレスモータ
1の速度制御装置の動作を示す波形図である。ロータ位
置検出信号Aはホール素子2で得られるアナログ信号を
整形してパルス波形としたものであり、ハイレベルであ
るときにN極、ローレベルであるときにS極としてロー
タの回転位置を示している。
【0027】この信号Aは分周回路5で周波数が1/6
となるように分周され、ロータが1回転するたびに1個
のパルスを出力する回転速度信号Bに変換される。図2
では、信号Aの立ち上がりのタイミングt1で信号Bが
立ち上がり、その後、3回目の信号Aの立ち上がりのタ
イミングt3で信号Bは立ち下がり、さらに、その後3
回目の信号Aの立ち上がりのタイミングt4で信号Bは
立ち上がる。以降、このレベルの切り替えタイミングで
信号Bは周期的に繰り返される。
【0028】誤差信号生成回路8は回転速度信号Bと基
準クロックCを比較する。例えば、回転速度信号Bがハ
イレベルに立ち上がるタイミングt1では、基準クロッ
クCがハイレベルのままであるので、誤差信号生成回路
8では目標とする回転速度に対して実際のロータの回転
状態を示す回転速度信号Bの位相が進んでいると判断す
る。このとき、誤差信号生成回路8はタイミングt1か
ら基準クロックCの次の立ち下がりのタイミングt2ま
でを所定の正電圧とした誤差信号Dを出力する。
【0029】この誤差信号Dが正電圧であるとき速度制
御装置は駆動回路(図示せず)に対してモータ1を減速
するように制御する。逆に誤差信号Dが負電圧であると
きにモータ1を加速するように制御する。また、タイミ
ングt1からt2までの期間T1は回転速度信号Bと基
準クロックCの位相ずれを示しているので減速量をも示
している。
【0030】信号合成回路11では誤差信号生成回路
8、9、10より出力される誤差信号を合成しているの
で、タイミングt1からt2まで速度制御信号Eにはモ
ータの加速を表すパルス30が現れる。ホール素子2、
3、4は電気角が120度ずれた位置に設けられている
ので、その後、速度制御信号Eには、ホール素子3と分
周回路6と誤差信号生成回路9で生成される誤差信号に
よるパルス31が現れる。その後、速度制御信号Eには
ホール素子4と分周回路7と誤差信号生成回路10で得
られる誤差信号によるパルス32が現れる。誤差信号3
2は負電圧となっているので加速制御する。
【0031】その後、誤差信号生成回路8では信号Bの
立ち上がりのタイミングt4から次の基準クロックCの
立ち下がりのタイミングt5までの期間T2を正電圧と
する。図2に示す動作例では期間T2は期間T1よりも
狭くなっているので、減速量が小さくなっていることを
示してる。これにより、信号Eには減速制御のためのパ
ルス33が現れる。
【0032】その後、基準クロックCの立ち下がりのタ
イミングt6よりも後のタイミングt7で信号Bが立ち
上がっている。誤差信号生成回路8では基準クロックC
に対して回転速度信号Bの位相が遅れていると判断する
ことができる。このとき、誤差信号生成回路8はタイミ
ングt6からt7までを所定の負電圧とした誤差信号を
出力する。速度制御信号Eには負電圧のパルス34が現
れ、モータ1の加速を行うようにする。タイミングt6
からt7までの期間T3は減速すべき量を示している。
そして、次に誤差信号生成回路9で得られる誤差信号に
よるパルス35が現れる。
【0033】以上説明したように、本実施形態では、ホ
ール素子2、3、4で得られるロータ位置検出信号を分
周回路5、6、7でそれぞれ分周することにより、ロー
タの1回転につき1回のパルスを得るようにして、速度
制御信号Eの生成に利用しているので速度制御信号Eに
は、モータ1におけるロータマグネットの着磁ムラによ
る速度制御信号Eの精度の悪化を招かない。、また、3
個のホール素子3、4、5からの信号を用いて速度制御
信号Eを生成しているので、信号Eの周波数が低減しな
い。そのため、モータ1の低速運転においても回転ムラ
が生じにくくなっている。
【0034】また、本実施形態では分周回路5、6、7
はロータが1回転するごとに1個のパルスを出力してい
るが、DCブラシレスモータの速度制御装置はロータが
2回転以上するたびに1個のパルスを出力するようにし
て速度制御をすることも可能である。しかし、そのよう
にすると、速度制御信号の周期が大きくなるので精度の
高い制御を行うことができなくなってくる。したがっ
て、1回転で1個のパルスを出力するようにするのが最
も制御の精度が高い。尚、図2Eに示すようにパルス3
0〜35はホール素子2、3、4に関連するタイミン
グ、即ちホール素子の既知の電気角に対応するタイミン
グで生じている。
【0035】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図3は本発明の第2の実施
形態のDCブラシレスモータ1の速度制御装置のブロッ
ク図である。DCブラシレスモータ1は3相モータであ
り、3個のホール素子2、3、4が電気角で120度ず
つずれた位置に配置されている。なお、図3において図
1と同一部分には同一符号を付して(ただし、アルファ
ベットは必ずしも同一のものを示していない)詳しい説
明を省略する。ホール素子2からロータマグネットの磁
極の検出によりロータの回転位置を示すロータ位置検出
信号A(図4(A)参照)が出力される。分周回路5は
信号Aを分周することによってロータが1回転するごと
に1回パルスを出力する回転速度信号Bを出力する。
【0036】基準クロック発生回路12は目標とする回
転速度に応じて基準クロック(基準信号)C(図4
(C)参照)を出力する。誤差信号生成回路8は信号B
と基準クロックCを入力して誤差信号D(図4(D)参
照)を出力する。パルス幅調整回路15は誤差信号Dの
正電圧又は負電圧となっている期間を1/3に縮小した
信号F(図4(F)参照)を出力する。信号Fの出力す
るタイミングは後述するように信号Bの立ち下がりに同
期している。
【0037】ホール素子3はモータ1のロータ位置検出
信号GPを出力する。そのロータ位置検出信号GPは図
4(A)に示すロータ位置検出信号Aと周期が一致した
信号であるが、タイミング調整回路16は信号Bの入力
によって図4(G)に点線で示すような1回転で1個の
パルスの回転速度信号に相当するタイミングを取り込
む。これは、例えばDフリップフロップのデータ端子に
信号Bを入力し、クロック端子に検出信号GPの所定の
もの(信号Aよりも2周期遅れのパルス)を入力するこ
とによって実現することができる。その取り込まれたタ
イミングにより形成される信号G(図4(G)参照)の
立ち下がりのタイミングt5の時に信号Fによって得ら
れる期間T3を正電圧とした信号I(図4(C)参照)
を出力する。
【0038】ホール素子4はモータ1のロータ位置検出
信号HPを出力する。そのロータ位置検出信号GPはロ
ータ位置検出信号Aと周期が一致した信号であるが、タ
イミング調整回路17は信号B、F、HPを入力し、ま
ず信号B、HPから図4(H)に点線で示すような1回
転で1個のパルスに相当するタイミングを取り込む。そ
して、そのタイミングにより形成される信号Hの立ち下
がりのタイミングt8の時に信号Fによって得られる期
間T3を正電圧とした信号Jを出力する。信号合成回路
11は信号F、I、Jを合成することにより速度制御信
号Kを生成する。
【0039】図4の信号波形図に示すように、本実施形
態ではタイミングt1〜t2で形成した誤差信号(幅が
T1の正パルス)を3等分して、ホール素子2、3、4
に関連するt4、t5、t8のタイミング(各ホール素
子の電気角に関するタイミング)に振り分けて出力する
ようにしている。同様に、タイミングt6〜t7で形成
した誤差信号(幅がT4の正パルス)を3等分してタイ
ミングt9、t10、t13に振り分けて出力する。ま
た、タイミングt11〜t12で形成した誤差信号(幅
がT6の負パルス)を3等分して、ホール素子の位置に
関連するタイミングで出力する。振り分けられた(分散
された)3つの信号を信号合成回路11で合成して速度
制御信号Kを出力している。この場合、速度制御信号K
の周期が上述の第1の実施形態(図1)と同様に短くな
り、高精度の速度制御を行うことができる。
【0040】<第3の実施形態>次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。図5は本発明の第3の実施
形態のDCブラシレスモータ1の速度制御装置のブロッ
ク図である。本実施形態において、上述の第2の実施形
態(図3)と同一部分については同一符号を付して(た
だし、アルファベットについては必ずしも同一のものを
示していない)説明を省略する。第2の実施形態(図
3)と本実施形態(図5)との相違点は、第2の実施形
態(図3)ではタイミング調整回路16、17にパルス
幅を与えるためにパルス幅調整回路15が設けられてい
たが、本実施形態ではその代わりに加速パルス発生回路
18を設けてタイミング調整回路16、17にパルス幅
を与えるようにしている。加速パルス発生回路18は目
標とする回転速度に応じた一定の幅を有する加速パルス
(加速信号)を出力する。
【0041】図6は本実施形態のDCブラシレスモータ
1の速度制御装置の動作を示す波形図である。信号Aは
ホール素子2より出力されるロータ位置検出信号Aであ
る。回転速度信号Bは分周回路5で信号Aを分周するこ
とによって得られる。基準クロックCは基準クロック発
生回路12より出力される目標とする回転速度に応じて
一定の幅が設けられた基準信号である。基準クロックC
の立ち下がりのタイミングt1の後のタイミングt2で
回転速度信号Bが立ち上がっているので、ロータが目標
とする回転に対して遅れていることを示し、誤差信号生
成回路8はタイミングt1からタイミングt2までの期
間T1を所定の正電圧とした誤差信号Dを出力する。信
号Dは信号合成回路11で合成されるので、速度制御信
号Iには正電圧のパルス50が現れ、速度制御装置は加
速制御する。
【0042】ホール素子3はロータ位置検出信号EPを
出力する。このロータ位置検出信号EPはロータ位置検
出信号Aと周期が一致した信号である。タイミング調整
回路16は検出信号GPと信号Bの入力によって点線で
示すような1回転で1個のパルス(信号E)に相当する
タイミングを取り込む。そして、例えばその信号E(図
4E参照)の立ち上がりのタイミングt3の時に加速パ
ルス発生回路18より得られる加速パルスの幅T2を正
電圧とした制御信号Gを出力する。これにより、速度制
御信号Iにはパルス51が現れる。
【0043】ホール素子4はロータ位置検出信号FPを
出力する。このロータ位置検出信号FPはロータ位置検
出信号Aと周期が一致した信号である。タイミング調整
回路17は検出信号FPと信号Bの入力によって点線で
示すような1回転で1個のパルス(信号F)に相当する
タイミングを取り込む。そして、例えばその信号F(図
4F参照)の立ち上がりのタイミングt6の時に加速パ
ルス発生回路18より得られる加速パルスの幅T2を正
電圧とした制御信号Hを出力する。これにより、速度制
御信号Iにはパルス52が現れる。
【0044】その後、回転速度信号Bが立ち上がったタ
イミングt8では、基準クロックCがハイレベルとなっ
ているので、ロータが目標とする回転よりも進んでいる
ことを示している。誤差信号生成回路8ではタイミング
t8から次の基準クロックCの立ち下がりまでのタイミ
ングt9までの期間T3を負電圧を出力してロータを減
速するようにする。これにより、回転速度信号Iには負
電圧のパルス53が現れる。そして、信号Eによって与
えられるタイミングt10に加速パルス発生回路18で
与えられるパルス幅T2にタイミング調整回路16は正
電圧を出力する。タイミング調整回路17は信号Fによ
って与えられるタイミングt13で期間T2正電圧とし
た信号Hを出力する。これにより、回転制御信号Iには
パルス55が現れる。
【0045】誤差信号生成回路8は次の回転速度信号B
の立ち上がりのタイミングt15から基準クロックCの
立ち下がりのタイミングt16までを負電圧とした誤差
信号Dを出力する。これにより、速度制御信号Iには減
速すべきことを指示するパルス56が現れる。尚、図6
Iに示すようにパルス50〜56は各ホール素子2、
3、4の電気角に関するタイミングで発生している。
【0046】以上説明したように、本実施形態のDCブ
ラシレスモータ1の速度制御装置では、モータ1を起動
したときには、加速パルス発生回路18より出力される
加速パルスによって回転制御信号Iに一定の加速制御信
号が与えられるので、モータ1は目標とする回転速度と
なるまで加速されるようになる。そして、目標となる回
転速度を超えると、誤差信号生成回路8ではロータの減
速を指示する誤差信号Dを出力するのでロータは減速さ
れ、また、加速信号G、Hにより加速される。これを繰
り返すことによりロータの回転速度を目標として設定さ
れた回転速度に保つことができる。つまり、この実施形
態では、加速信号G、Hで加速しながら、誤差信号で加
速したり(特に起動時)、減速したりすることによっ
て、回転速度を一定に保つように制御する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
DCブラシレスモータの速度制御装置によれば、ロータ
位置検出手段で得られるロータ位置検出手段で得られる
ロータ位置検出信号が1回転に1つの回転速度信号とし
てから基準信号発生回路より出力される。誤差信号生成
回路では基準信号と比較してから誤差信号を出力するよ
うにしているので、ロータマグネットの着磁ムラやホー
ルセンサの取り付け位置のずれによってこの誤差信号が
歪みことがない。したがって、高精度の速度制御を行う
ことができる。また、複数の誤差信号を合成して回転速
度制御信号としているので、回転速度制御信号の周期は
1つの誤差信号の周期よりも短くなる。そのため、モー
タの低速運転において周期の短い回転速度で速度制御が
行われるので、回転ムラが生じることなくスムーズな回
転速度の制御を行うことができる。特に、低速運転にお
いて負荷の慣性が低く且つ高トルクが必要な場合にも回
転ムラが生じることなく有効な速度制御を行うことがで
きる。
【0048】また、請求項2に記載のDCブラシレスモ
ータの速度制御装置によれば、DCブラシレスモータが
3相モータであるときに電気角120度ごとに配置され
ているモータ駆動用のホールセンサでロータの回転位置
を検出してモータの駆動を行うので、これらのホールセ
ンサを速度制御用に共用することによって回転速度検出
用の周波数発電機等を設けなくて済む。また、3相分の
回転位置検出信号に応じて3個の誤差信号生成回路が設
けられ、各相で得られる誤差信号の位相が120度ずつ
ずれているのでこれらの誤差信号を合成した回転速度制
御信号は1回転に3個の誤差信号を含む周期の信号とな
る。
【0049】また、請求項3に記載のDCブラシレスモ
ータの速度制御装置によれば、1つのロータ位置検出手
段で得られるロータの回転速度より基準信号との誤差が
生成される。そして、この誤差はロータ位置検出手段の
個数NでN等分されて、各ロータ位置検出手段でそれぞ
れ得られるタイミングで振り分けて速度制御信号を生成
する。これにより、1つのロータ位置検出手段で得られ
るロータの回転速度を用いて回転速度を制御するよりも
周期の短い信号で制御することができる。そのため、低
速運転においても回転ムラが生じることなくスムーズな
回転速度制御を行うことができる。
【0050】また、請求項4に記載のDCブラシレスモ
ータの速度制御装置によれば、DCブラシレスモータが
3相モータであるときに、電気角120度ごとに配置さ
れている3つのモータ駆動用のホールセンサの第1のホ
ールセンサの出力を分周回路で分周することにより1回
転で1パルスを得る。このパルスから基準クロック発生
回路より出力される基準クロックに対する誤差パルスを
生成し、パルス幅調整回路で誤差パルスを1/3の幅の
パルスに変換する。そして、第1、第2タイミング調整
回路で第2、第3のホールセンサに関連するタイミング
で速度制御パルスを出力する。そして、合成回路でパル
ス幅調整回路と、第1、第2タイミング調整回路の出力
を合成する。これにより、1つのホールセンサの出力か
ら得られる誤差を3等分してそれぞれのホールセンサに
関連するタイミングで振り分けて制御信号として出力す
ることができる。
【0051】また、請求項5に記載のDCブラシレスモ
ータの速度制御装置によれば、1つの検出手段の出力で
速度誤差信号を生成しつつ目標とする回転速度等に応じ
て所定の加速信号を出力するので、例えば起動時では加
速信号によって目標とする回転速度まで加速するように
制御がなされるので、起動を短時間で且つスムーズに行
うことができる。その後、目標とする回転速度を超える
と、速度制御信号によって減速制御が行われるので、加
速信号で加速制御がなされても速度誤差信号で減速され
るので、DCブラシレスモータの速度制御装置はロータ
の回転速度を一定に保つことができる。
【0052】また、請求項6に記載のDCブラシレスモ
ータの速度制御装置によれば、DCブラシレスモータが
3相モータであるときに、電気角120度ごとに配置さ
れているモータ駆動用の3個のホールセンサをロータの
速度制御用に共用している。第1ホールセンサの出力を
分周回路で分周することにより1回転で1つのパルスを
得る。このパルスと基準クロック発生回路より出力され
る基準クロックとから回転速度誤差に対応する誤差パル
スを誤差信号生成回路で生成する。また、目標とする回
転速度等によって与えられる加速パルスを加速パルス生
成回路で生成する。第1タイミング調整回路では第2ホ
ールセンサに関連するタイミングで加速パルスを出力
し、第2タイミング調整回路では第3ホールセンサに関
連するタイミングで加速パルスを出力する。合成回路で
は誤差信号生成回路の出力と第1、第2タイミング調整
回路の出力を速度制御信号として出力し、ロータの速度
制御を行う。したがって、ホールセンサによってロータ
の磁極を検出でき、その1つの出力を用いて誤差信号生
成回路で速度誤差信号を出力する。そして、第1タイミ
ング調整回路と第2タイミング調整回路で加速信号を出
力する。そして、合成回路より出力される速度制御信号
によってロータの回転速度の制御を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のDCブラシレスモ
ータの速度制御装置のブロック図。
【図2】 そのDCブラシレスモータの速度制御装置の
動作を示す波形図。
【図3】 本発明の第2の実施形態のDCブラシレスモ
ータの速度制御装置のブロック図。
【図4】 そのDCブラシレスモータの速度制御装置の
動作を示す波形図。
【図5】 本発明の第3の実施形態のDCブラシレスモ
ータの速度制御装置のブロック図。
【図6】 そのDCブラシレスモータの速度制御装置の
動作を示す波形図。
【図7】 従来の第1のDCブラシレスモータの速度制
御装置のブロック図。
【図8】 従来の第2のDCブラシレスモータの速度制
御装置のブロック図。
【符号の説明】
1 DCブラシレスモータ 2、3、4 ホール素子 5、6、7 分周回路 8、9、10 誤差信号生成回路 11 信号合成回路 12 基準クロック発生回路(基準信号発生回路) 15 パルス幅調整回路 16、17 タイミング調整回路 18 加速パルス発生回路(加速信号発生回路)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ位置検出信号を出力する複数のロ
    ータ位置検出手段を有し、前記ロータ位置検出信号に基
    づいて前記ロータの回転速度を一定に保つDCブラシレ
    スモータの速度制御装置において、 前記ロータ位置検出信号のそれぞれについて1回転に1
    つの回転速度信号を生成する回転速度信号生成回路と、
    前記ロータの目標とする回転速度に応じた基準信号を発
    生する基準信号発生回路と、前記各回転速度信号と前記
    基準信号を入力して前記ロータの回転速度と前記目標と
    する回転速度とのずれを表す誤差信号を出力する誤差信
    号生成回路と、前記誤差信号生成回路からの複数の誤差
    信号を前記ロータの回転速度制御信号として出力する回
    路とを備えたことを特徴とするDCブラシレスモータの
    速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のロータ位置検出手段は電気角
    120度ごとに配置されたホールセンサであり、前記誤
    差信号生成回路は各ホールセンサに対応した数だけ設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のDCブラ
    シレスモータの速度制御装置。
  3. 【請求項3】 ロータの回転速度を検出するためにN個
    のロータ位置検出手段を備え、その1つの検出手段の出
    力を用いて基準信号に対する誤差を生成し、その誤差を
    N等分するとともに各ロータ位置検出手段に関連するタ
    イミングで振り分けて速度制御信号として出力するよう
    にしたことを特徴とするDCブラシレスモータの速度制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記N個のロータ位置検出手段として設
    けられ電気角120度ごとに配置された第1、第2、第
    3ホールセンサと、 第1ホールセンサの出力を分周してロータの1回転につ
    き1つのパルスを出力する分周回路と、 基準クロック発生回路と、 基準クロックと前記分周回路の出力とから前記ロータの
    回転速度誤差信号に対応する誤差パルスを出力する誤差
    信号生成回路と、 前記誤差パルスを1/3の幅のパルスに変換した速度制
    御パルスを出力するパルス幅調整回路と、 前記分周回路の出力と、第2ホールセンサの出力と、前
    記速度制御パルスとから第2ホールセンサに関連するタ
    イミングで前記速度制御パルスを出力する第1のタイミ
    ング調整回路と、 前記分周回路の出力と、第3ホールセンサの出力と、前
    記速度制御パルスとから第3ホールセンサに関連するタ
    イミングで前記速度制御パルスを出力する第2のタイミ
    ング調整回路と、 前記パルス幅調整回路と第1、第2タイミング調整回路
    の出力を速度制御信号として出力する合成回路と、 から成る請求項3に記載のDCブラシレスモータの速度
    制御装置。
  5. 【請求項5】 ロータの磁極を検出する複数の検出手段
    を備え、その1つの検出手段の出力を用いて基準信号に
    対する誤差を速度誤差信号として出力し、他の検出手段
    に関するタイミングでは所定の加速信号を出力し、前記
    速度誤差信号と加速信号でロータの回転速度を制御する
    ようにしたことを特徴とするDCブラシレスモータの速
    度制御装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の検出手段として設けられ電気
    角120度ごとに配置された第1、第2、第3ホールセ
    ンサと、 第1ホールセンサの出力を分周してロータの1回転につ
    き1つのパルスを出力する分周回路と、 基準クロック発生回路と、 基準クロックと前記分周回路の出力から前記ロータの回
    転速度誤差に対応する誤差パルスを出力する誤差信号生
    成回路と、 所定の加速パルスを発生する加速パルス発生手段と、 前記分周回路の出力と、第2ホールセンサの出力と、前
    記加速パルスから第2ホールセンサに関連するタイミン
    グで前記加速パルスを出力する第1タイミング調整回路
    と、 前記分周回路の出力と、第3ホールセンサの出力と、前
    記加速パルスとから第3ホールセンサに関連するタイミ
    ングで前記加速パルスを出力する第2タイミング調整回
    路と、 前記誤差信号生成回路の出力と第1、第2タイミング調
    整回路の出力を速度制御信号として出力する合成回路
    と、 から成る請求項5に記載のDCブラシレスモータの速度
    制御装置。
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