JP2000060073A - 回転電機及びその製造方法 - Google Patents
回転電機及びその製造方法Info
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- H02K13/04—Connections between commutator segments and windings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠心力により均圧装置が破損するようなこと
はなく、また均圧装置用に整流子を大きくする必要性が
無く、さらに均圧装置の取り付け、取り外し作業性が向
上した回転電機を得る。 【解決手段】 この発明の回転電機は、シャフト２０に
固定され鉄心２５の外周面に軸線方向に延びて形成され
た複数のスロット２６に導線が重巻方式で巻回されて構
成された巻線２８を有する電機子２１と、シャフト２０
に固定され複数の整流子片２２を有する整流子２３と、
この整流子２３の軸線方向で整流子２３に隣接して設け
られ軸線方向に積層された複数のターミナル３２が同電
位であるべき整流子片２２同士を電気的に接続した均圧
装置２４とを備えている。
はなく、また均圧装置用に整流子を大きくする必要性が
無く、さらに均圧装置の取り付け、取り外し作業性が向
上した回転電機を得る。 【解決手段】 この発明の回転電機は、シャフト２０に
固定され鉄心２５の外周面に軸線方向に延びて形成され
た複数のスロット２６に導線が重巻方式で巻回されて構
成された巻線２８を有する電機子２１と、シャフト２０
に固定され複数の整流子片２２を有する整流子２３と、
この整流子２３の軸線方向で整流子２３に隣接して設け
られ軸線方向に積層された複数のターミナル３２が同電
位であるべき整流子片２２同士を電気的に接続した均圧
装置２４とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、同電位であるべ
き整流子片同士を電気的に接続した均圧装置を含む回転
電機及びその製造方法に関するものである。
き整流子片同士を電気的に接続した均圧装置を含む回転
電機及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２２は実開昭５６−１４９５６５号公
報に記載された回転電機である直流機の要部断面図であ
り、この直流機は、シャフトに固定され鉄心１の外周面
に軸線方向に延びて形成された複数のスロットに導線が
重巻方式で巻回されて構成された巻線を有する電機子３
と、シャフトに固定され複数の整流子片４及びライザ８
を有する整流子５と、この整流子５の外表面に当接し同
電位であるべき整流子片４同士を電気的に接続した均圧
装置６と、整流子片４の表面に当接したブラシ７と、巻
線２を支える巻線支え部９とを備えている。
報に記載された回転電機である直流機の要部断面図であ
り、この直流機は、シャフトに固定され鉄心１の外周面
に軸線方向に延びて形成された複数のスロットに導線が
重巻方式で巻回されて構成された巻線を有する電機子３
と、シャフトに固定され複数の整流子片４及びライザ８
を有する整流子５と、この整流子５の外表面に当接し同
電位であるべき整流子片４同士を電気的に接続した均圧
装置６と、整流子片４の表面に当接したブラシ７と、巻
線２を支える巻線支え部９とを備えている。
【０００３】均圧装置６は、環状溝が内壁面に形成され
た保持環１１と、環状溝に組み込まれ軸線方向に積層さ
れた均圧コイル１０とを備えている。均圧コイル１０は
表面が絶縁処理されているとともに、図２３に示すよう
に内周面に円周方向に等間隔に４箇所突起部１２が形成
されている。この突起部１２は同電位であるべき整流子
片４同士を電気的に接続するために整流子片４の表面に
圧接している。
た保持環１１と、環状溝に組み込まれ軸線方向に積層さ
れた均圧コイル１０とを備えている。均圧コイル１０は
表面が絶縁処理されているとともに、図２３に示すよう
に内周面に円周方向に等間隔に４箇所突起部１２が形成
されている。この突起部１２は同電位であるべき整流子
片４同士を電気的に接続するために整流子片４の表面に
圧接している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の直流機では、均
圧装置６は整流子５の半径方向外側に配置されており、
それだけ均圧装置６に作用する遠心力が大きくなり、そ
の力により均圧装置６が破損する虞れがあるという問題
点があった。
圧装置６は整流子５の半径方向外側に配置されており、
それだけ均圧装置６に作用する遠心力が大きくなり、そ
の力により均圧装置６が破損する虞れがあるという問題
点があった。
【０００５】また、均圧装置６は整流子５の表面に当接
しており、それだけ整流子５の軸線方向の長さを長くし
なければならず、整流子５が大型化し、コストも高くな
らざるを得ないという問題点もあった。
しており、それだけ整流子５の軸線方向の長さを長くし
なければならず、整流子５が大型化し、コストも高くな
らざるを得ないという問題点もあった。
【０００６】また、均圧装置６とブラシ７とは接近して
おり、均圧装置６の取り付け、取り外し作業時にブラシ
７が邪魔になり作業性が悪いという問題点もあった。ま
た、直流機自体をメンテナンス等で分解、組立する際
に、ブラシが邪魔になり、作業性が悪いという問題点も
あった。
おり、均圧装置６の取り付け、取り外し作業時にブラシ
７が邪魔になり作業性が悪いという問題点もあった。ま
た、直流機自体をメンテナンス等で分解、組立する際
に、ブラシが邪魔になり、作業性が悪いという問題点も
あった。
【０００７】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題とするものであって、遠心力により均圧装
置が破損するようなことはなく、また均圧装置用に整流
子を大きくする必要性が無く、さらに均圧装置の取り付
け、取り外し作業性が向上し、さらにまた回転電機自体
の分解、組立作業性が向上する回転電機及びその製造方
法を得ることを目的とする。
ることを課題とするものであって、遠心力により均圧装
置が破損するようなことはなく、また均圧装置用に整流
子を大きくする必要性が無く、さらに均圧装置の取り付
け、取り外し作業性が向上し、さらにまた回転電機自体
の分解、組立作業性が向上する回転電機及びその製造方
法を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
る回転電機では、シャフトに固定され鉄心の外周面に軸
線方向に延びて形成された複数のスロットに導線が重巻
方式で巻回されて構成された巻線を有する電機子と、前
記シャフトに固定され複数の整流子片を有する整流子
と、この整流子の軸線方向で整流子に隣接して設けられ
軸線方向に積層された複数のターミナルが同電位である
べき整流子片同士を電気的に接続した均圧装置とを備え
ている。
る回転電機では、シャフトに固定され鉄心の外周面に軸
線方向に延びて形成された複数のスロットに導線が重巻
方式で巻回されて構成された巻線を有する電機子と、前
記シャフトに固定され複数の整流子片を有する整流子
と、この整流子の軸線方向で整流子に隣接して設けられ
軸線方向に積層された複数のターミナルが同電位である
べき整流子片同士を電気的に接続した均圧装置とを備え
ている。
【０００９】この発明の請求項２に係る回転電機では、
均圧装置は、ベースと、このベースに積層されたターミ
ナルと、各ターミナル間に介在しており、ターミナル同
士の短絡を防止する絶縁板とを備えている。
均圧装置は、ベースと、このベースに積層されたターミ
ナルと、各ターミナル間に介在しており、ターミナル同
士の短絡を防止する絶縁板とを備えている。
【００１０】この発明の請求項３に係る回転電機では、
ターミナルは、円環状のターミナル本体と、このターミ
ナル本体から半径外側方向に延びた均圧線部とから構成
されている。
ターミナルは、円環状のターミナル本体と、このターミ
ナル本体から半径外側方向に延びた均圧線部とから構成
されている。
【００１１】この発明の請求項４に係る回転電機では、
シャフトに固定され鉄心の外周面に軸線方向に延びて形
成された複数のスロットに導線が重巻方式で巻回されて
構成された巻線を有する電機子と、前記シャフトに固定
され複数の整流子片を有する整流子と、この整流子の軸
線方向で整流子に隣接して設けられ周方向に間隔をおい
て半径方向に延びた複数のターミナルがそれぞれ同電位
であるべき整流子片同士を電気的に接続した均圧装置と
を備えている。
シャフトに固定され鉄心の外周面に軸線方向に延びて形
成された複数のスロットに導線が重巻方式で巻回されて
構成された巻線を有する電機子と、前記シャフトに固定
され複数の整流子片を有する整流子と、この整流子の軸
線方向で整流子に隣接して設けられ周方向に間隔をおい
て半径方向に延びた複数のターミナルがそれぞれ同電位
であるべき整流子片同士を電気的に接続した均圧装置と
を備えている。
【００１２】この発明の請求項５に係る回転電機では、
均圧装置は、ターミナルと、各前記ターミナル同士の短
絡を防止するとともにターミナルを一体化した絶縁樹脂
部とを備えている。
均圧装置は、ターミナルと、各前記ターミナル同士の短
絡を防止するとともにターミナルを一体化した絶縁樹脂
部とを備えている。
【００１３】この発明の請求項６に係る回転電機では、
ターミナルは、円弧状のターミナル本体と、このターミ
ナル本体から半径外側方向に延びた均圧線部とから構成
されている。
ターミナルは、円弧状のターミナル本体と、このターミ
ナル本体から半径外側方向に延びた均圧線部とから構成
されている。
【００１４】この発明の請求項７に係る回転電機では、
ベースと整流子の内径部とは樹脂で一体化されている。
ベースと整流子の内径部とは樹脂で一体化されている。
【００１５】この発明の請求項８に係る回転電機では、
絶縁樹脂部と整流子の内径部とは樹脂で一体化されてい
る請求項５または請求項６に記載の回転電機。
絶縁樹脂部と整流子の内径部とは樹脂で一体化されてい
る請求項５または請求項６に記載の回転電機。
【００１６】この発明の請求項９に係る回転電機では、
均圧装置の表面には絶縁樹脂皮膜が形成されている。
均圧装置の表面には絶縁樹脂皮膜が形成されている。
【００１７】この発明の請求項１０に係る回転電機で
は、整流子片と電気的に接続されるターミナルの端部に
は端部と整流子片とを固定するための金属皮膜が形成さ
れている。
は、整流子片と電気的に接続されるターミナルの端部に
は端部と整流子片とを固定するための金属皮膜が形成さ
れている。
【００１８】この発明の請求項１１に係る回転電機で
は、金属皮膜はすずメッキである。
は、金属皮膜はすずメッキである。
【００１９】この発明の請求項１２に係る回転電機で
は、絶縁板は可撓性を有している。
は、絶縁板は可撓性を有している。
【００２０】この発明の請求項１３に係る回転電機で
は、絶縁板の外径寸法は、ターミナル本体の外径寸法よ
りも大きく、その大きさは隣接したターミナル本体の外
周端面を覆うことが可能な大きさである。
は、絶縁板の外径寸法は、ターミナル本体の外径寸法よ
りも大きく、その大きさは隣接したターミナル本体の外
周端面を覆うことが可能な大きさである。
【００２１】この発明の請求項１４に係る回転電機で
は、整流子片のフックの一面で導線が電気的に接続さ
れ、フックの他面でターミナルの端部が電気的に接続さ
れている。
は、整流子片のフックの一面で導線が電気的に接続さ
れ、フックの他面でターミナルの端部が電気的に接続さ
れている。
【００２２】この発明の請求項１５に係る回転電機の製
造方法では、整流子片のフックの一面に導線を当接する
工程と、前記フックの他面にターミナルの端部を当接す
る工程と、前記フックに前記導線及び前記ターミナルの
前記端部をヒュージングにより電気的に同時に接続する
工程とを備えたものである。
造方法では、整流子片のフックの一面に導線を当接する
工程と、前記フックの他面にターミナルの端部を当接す
る工程と、前記フックに前記導線及び前記ターミナルの
前記端部をヒュージングにより電気的に同時に接続する
工程とを備えたものである。
【００２３】
【発明の実施の形態】実施の形態１．図１はこの発明の
実施の形態１の電動機の内部構造の側断面図、図２は図
１の要部拡大図である。この電動機は、シャフト２０に
固定された電機子２１と、シャフト２０に固定され電機
子２１に供給される電流を整流する整流子２３と、この
整流子２３の軸線方向で整流子２３に隣接して設けられ
た均圧装置２４とを備えている。なお、電機子２１の外
周部には図示されていないが、４個の永久磁石が配設さ
れている。電機子２１は、外周面に軸線方向に延びて形
成された２４のスロット２６を有する鉄心２５と、スロ
ット２６に導線２７が重巻方式で巻回されて構成された
巻線２８とを備えている。整流子２３は、周方向に複数
配列され端部にフック２９が形成された整流子片２２
と、この整流子片２２を固定するとともにフェノール樹
脂で構成された絶縁樹脂部３０とを有している。
実施の形態１の電動機の内部構造の側断面図、図２は図
１の要部拡大図である。この電動機は、シャフト２０に
固定された電機子２１と、シャフト２０に固定され電機
子２１に供給される電流を整流する整流子２３と、この
整流子２３の軸線方向で整流子２３に隣接して設けられ
た均圧装置２４とを備えている。なお、電機子２１の外
周部には図示されていないが、４個の永久磁石が配設さ
れている。電機子２１は、外周面に軸線方向に延びて形
成された２４のスロット２６を有する鉄心２５と、スロ
ット２６に導線２７が重巻方式で巻回されて構成された
巻線２８とを備えている。整流子２３は、周方向に複数
配列され端部にフック２９が形成された整流子片２２
と、この整流子片２２を固定するとともにフェノール樹
脂で構成された絶縁樹脂部３０とを有している。
【００２４】図３（ａ）は均圧装置２４の展開正面図、
図３（ｂ）は図３（ａ）の均圧装置２４の側面図であ
り、均圧装置２４は、ベース３１上に、均圧部材である
銅板等で構成されたターミナル３２及び絶縁板３３が交
互に１２個積層されて構成されている。
図３（ｂ）は図３（ａ）の均圧装置２４の側面図であ
り、均圧装置２４は、ベース３１上に、均圧部材である
銅板等で構成されたターミナル３２及び絶縁板３３が交
互に１２個積層されて構成されている。
【００２５】図４（ａ）、図４（ｂ）はベース３１の正
面図、及び側面図であり、円環状のベース本体３４に
は、１２本のピン３５が円周方向に沿って等分間隔で立
設されている。
面図、及び側面図であり、円環状のベース本体３４に
は、１２本のピン３５が円周方向に沿って等分間隔で立
設されている。
【００２６】図５は均圧部材であるターミナル３２の正
面図であり、円環状のターミナル本体３６には２４箇所
に円周方向に沿って等分間隔で孔３７が形成されてい
る。また、ターミナル本体３６には互いに対向し、かつ
外側方向に延びた均圧線部３８ａ、３８ｂが設けられて
いる。
面図であり、円環状のターミナル本体３６には２４箇所
に円周方向に沿って等分間隔で孔３７が形成されてい
る。また、ターミナル本体３６には互いに対向し、かつ
外側方向に延びた均圧線部３８ａ、３８ｂが設けられて
いる。
【００２７】図６は絶縁板３３の正面図であり、この絶
縁板３３では、円環状の絶縁板本体３９の２４箇所に円
周方向に沿って等分間隔で孔４０が形成されている。
縁板３３では、円環状の絶縁板本体３９の２４箇所に円
周方向に沿って等分間隔で孔４０が形成されている。
【００２８】上記電動機では、ベース３１上にターミナ
ル３２及び絶縁板３３を交互に各々１２個ずつ積み重ね
て均圧装置２４を組立る。このときターミナル３２を各
々１５度毎回転させ、ターミナル３２の孔３７にベース
３１のピン３５を貫通させて、ベース３１にターミナル
３２を固定する。また、絶縁板３３の孔４０にベース３
１のピン３５を貫通させて、ベース３１に絶縁板３３を
固定する。その後、ピン３５の先端部をかしめること
で、一体化された均圧装置２４が出来上がる。
ル３２及び絶縁板３３を交互に各々１２個ずつ積み重ね
て均圧装置２４を組立る。このときターミナル３２を各
々１５度毎回転させ、ターミナル３２の孔３７にベース
３１のピン３５を貫通させて、ベース３１にターミナル
３２を固定する。また、絶縁板３３の孔４０にベース３
１のピン３５を貫通させて、ベース３１に絶縁板３３を
固定する。その後、ピン３５の先端部をかしめること
で、一体化された均圧装置２４が出来上がる。
【００２９】その後、均圧装置２４、整流子２３の順序
でシャフト２０に嵌着する。シャフト２０には回転方向
の位置決めのために軸線方向に延びた凸起部４１が形成
されており、この突起部４１にフェノール樹脂で構成さ
れた、ベース３１及び絶縁樹脂部３０が弾性変形して係
止している。
でシャフト２０に嵌着する。シャフト２０には回転方向
の位置決めのために軸線方向に延びた凸起部４１が形成
されており、この突起部４１にフェノール樹脂で構成さ
れた、ベース３１及び絶縁樹脂部３０が弾性変形して係
止している。
【００３０】次に、均圧線部３８ａ，３８ｂをフック２
９に沿うように折り曲げ、かつ鉄心２５に導線２７を重
巻方式で巻回して巻線２７を形成して、電機子２１を形
成する。このときには、図７に示すように、整流子片２
２のフック２９の一面で導線２７が係止され、フック２
９の他面でターミナル３２の端部４２が当接している。
その後、フック２９に導線２７及びターミナル３２の端
部４２をヒュージングにより電気的に同時に接続してい
る。
９に沿うように折り曲げ、かつ鉄心２５に導線２７を重
巻方式で巻回して巻線２７を形成して、電機子２１を形
成する。このときには、図７に示すように、整流子片２
２のフック２９の一面で導線２７が係止され、フック２
９の他面でターミナル３２の端部４２が当接している。
その後、フック２９に導線２７及びターミナル３２の端
部４２をヒュージングにより電気的に同時に接続してい
る。
【００３１】上記実施の形態の電動機では、絶縁板３３
を介してターミナル３２が積層された均圧装置２４は整
流子２３の片側に隣接して配置されており、ターミナル
３２の積層された均圧装置２４が受ける遠心力は小さい
ので、遠心力により均圧装置２４が破損することは防止
されるとともに、シャフト２０の軸線方向の長さは短く
てすむ。また、均圧装置２４の取り付け、取り外し作業
はブラシに干渉されることなく行うことができる。さら
にまた、電動機自体の分解、組立の作業性が向上する。
を介してターミナル３２が積層された均圧装置２４は整
流子２３の片側に隣接して配置されており、ターミナル
３２の積層された均圧装置２４が受ける遠心力は小さい
ので、遠心力により均圧装置２４が破損することは防止
されるとともに、シャフト２０の軸線方向の長さは短く
てすむ。また、均圧装置２４の取り付け、取り外し作業
はブラシに干渉されることなく行うことができる。さら
にまた、電動機自体の分解、組立の作業性が向上する。
【００３２】実施の形態２．図８はこの発明の実施の形
態２の均圧装置に用いられたターミナル４５の正面図で
ある。なお、以後の各実施の形態を説明するに当たり、
実施の形態１と同一または相当部分は同一符号を付して
説明する。
態２の均圧装置に用いられたターミナル４５の正面図で
ある。なお、以後の各実施の形態を説明するに当たり、
実施の形態１と同一または相当部分は同一符号を付して
説明する。
【００３３】この実施の形態では、均圧装置のターミナ
ル４５のターミナル本体４６は円弧状であり、実施の形
態１のターミナル３２と比較して銅の使用材料量を略半
減できる。
ル４５のターミナル本体４６は円弧状であり、実施の形
態１のターミナル３２と比較して銅の使用材料量を略半
減できる。
【００３４】実施の形態３．図９及び図１０はこの発明
の実施の形態３を示すもので、この実施の形態では、均
圧装置５０のターミナル３２及び絶縁板３３を各６個ず
つベース３１に交互に積層し、フック２９を通じて一つ
おきに整流子片２２とターミナル３２の端部４２とを電
気的に接続している。なお、二つおきに整流子片２２と
ターミナル３２とを電気的に接続した均圧装置であって
もよい。
の実施の形態３を示すもので、この実施の形態では、均
圧装置５０のターミナル３２及び絶縁板３３を各６個ず
つベース３１に交互に積層し、フック２９を通じて一つ
おきに整流子片２２とターミナル３２の端部４２とを電
気的に接続している。なお、二つおきに整流子片２２と
ターミナル３２とを電気的に接続した均圧装置であって
もよい。
【００３５】実施の形態４．図１１はこの発明の実施の
形態４を示すもので、この実施の形態の均圧装置５５は
整流子２３のフック２９と反対側に整流子２３に隣接し
て設けられている。均圧装置５５のターミナル３２の端
部４２は整流子片２２の端部５６とヒュージングにより
電気的に接続されている。この実施の形態では、電機子
２１と整流子２３との間は空間であり、電機子２１の導
線２７と整流子２３のフック２９との電気的接続を均圧
装置５５に干渉されることなく行うことができる。
形態４を示すもので、この実施の形態の均圧装置５５は
整流子２３のフック２９と反対側に整流子２３に隣接し
て設けられている。均圧装置５５のターミナル３２の端
部４２は整流子片２２の端部５６とヒュージングにより
電気的に接続されている。この実施の形態では、電機子
２１と整流子２３との間は空間であり、電機子２１の導
線２７と整流子２３のフック２９との電気的接続を均圧
装置５５に干渉されることなく行うことができる。
【００３６】実施の形態５．図１２はこの発明の実施の
形態５を示すもので、この実施の形態の均圧装置６０の
ベース６１と整流子２３の内径部６２とはフェノール樹
脂で一体化されている点が実施の形態４と異なる。この
実施の形態では、整流子２３と均圧装置６０とは一体化
されており、電動機の組立作業、分解作業がそれだけ簡
単になる。
形態５を示すもので、この実施の形態の均圧装置６０の
ベース６１と整流子２３の内径部６２とはフェノール樹
脂で一体化されている点が実施の形態４と異なる。この
実施の形態では、整流子２３と均圧装置６０とは一体化
されており、電動機の組立作業、分解作業がそれだけ簡
単になる。
【００３７】実施の形態６．図１３ないし図１５はこの
発明の実施の形態６を示すもので、この均圧装置６５で
は、周方向に間隔をおいて半径方向に延びた第１ないし
第６のターミナル６６ａ〜６６ｆがそれぞれ同電位であ
るべき整流子片２２同士を電気的に接続している。これ
らのターミナル６６ａ〜６６ｆの本体は、図１５（Ａ）
〜（Ｆ）から分かるように径の長さが異なる円弧状をし
ている。また、各ターミナル６６ａ〜６６ｆは絶縁樹脂
部６７により固定化されている。この実施の形態では、
各ターミナル６６ａ〜６６ｆは半径方向に沿って配設さ
れており、実施の形態１の電動機よりもさらに軸線方向
の長さを短くすることができる。
発明の実施の形態６を示すもので、この均圧装置６５で
は、周方向に間隔をおいて半径方向に延びた第１ないし
第６のターミナル６６ａ〜６６ｆがそれぞれ同電位であ
るべき整流子片２２同士を電気的に接続している。これ
らのターミナル６６ａ〜６６ｆの本体は、図１５（Ａ）
〜（Ｆ）から分かるように径の長さが異なる円弧状をし
ている。また、各ターミナル６６ａ〜６６ｆは絶縁樹脂
部６７により固定化されている。この実施の形態では、
各ターミナル６６ａ〜６６ｆは半径方向に沿って配設さ
れており、実施の形態１の電動機よりもさらに軸線方向
の長さを短くすることができる。
【００３８】実施の形態７．図１６はこの発明の実施の
形態７を示すもので、この実施の形態の均圧装置７０の
絶縁樹脂部６７と整流子２３の内径部７１とはフェノー
ル樹脂で一体化されている点が実施の形態６と異なる。
この実施の形態では、整流子２３と均圧装置７０とは一
体化されており、電動機の組立作業、分解作業がそれだ
け簡単になる。
形態７を示すもので、この実施の形態の均圧装置７０の
絶縁樹脂部６７と整流子２３の内径部７１とはフェノー
ル樹脂で一体化されている点が実施の形態６と異なる。
この実施の形態では、整流子２３と均圧装置７０とは一
体化されており、電動機の組立作業、分解作業がそれだ
け簡単になる。
【００３９】実施の形態８．図１７はこの発明の実施の
形態８を示すもので、この実施の形態の均圧装置７５で
は表面にターミナル３２同士の短絡を防止するために絶
縁樹脂皮膜７６が形成されている点が実施の形態１と異
なる。
形態８を示すもので、この実施の形態の均圧装置７５で
は表面にターミナル３２同士の短絡を防止するために絶
縁樹脂皮膜７６が形成されている点が実施の形態１と異
なる。
【００４０】実施の形態９．図１８ないし図２０はこの
発明の実施の形態９を示すもので、この実施の形態の均
圧装置８０では、整流子片２２と電気的に接続されるタ
ーミナル３２の両面にすずメッキで構成された金属皮膜
８１が形成されている点が実施の形態１と異なる。
発明の実施の形態９を示すもので、この実施の形態の均
圧装置８０では、整流子片２２と電気的に接続されるタ
ーミナル３２の両面にすずメッキで構成された金属皮膜
８１が形成されている点が実施の形態１と異なる。
【００４１】この実施の形態では、整流子片２２と電気
的に接続されるターミナル３２の端部４２には端部４２
と整流子片２２とを固定するための金属皮膜８１が形成
されているので、金属皮膜８１により端部４２と整流子
片２２とはより強固に固定され、激しい振動下でも端部
４２で断線が生じない。
的に接続されるターミナル３２の端部４２には端部４２
と整流子片２２とを固定するための金属皮膜８１が形成
されているので、金属皮膜８１により端部４２と整流子
片２２とはより強固に固定され、激しい振動下でも端部
４２で断線が生じない。
【００４２】実施の形態１０．図２１はこの発明の実施
の形態１０を示すもので、この実施の形態の均圧装置８
５では、可撓性を有するポリアミド紙で構成された絶縁
板８６の外径寸法は、ターミナル本体３６の外径寸法よ
りも大きく、その大きさは隣接したターミナル本体３６
の外周端面３６ａを覆うようになっている。
の形態１０を示すもので、この実施の形態の均圧装置８
５では、可撓性を有するポリアミド紙で構成された絶縁
板８６の外径寸法は、ターミナル本体３６の外径寸法よ
りも大きく、その大きさは隣接したターミナル本体３６
の外周端面３６ａを覆うようになっている。
【００４３】この実施の形態では、折れ曲がったターミ
ナル３２とそのターミナル３２と隣接したターミナル３
２との間には確実に絶縁板８６が介在しており、ターミ
ナル３２同士の短絡は確実に防止される。
ナル３２とそのターミナル３２と隣接したターミナル３
２との間には確実に絶縁板８６が介在しており、ターミ
ナル３２同士の短絡は確実に防止される。
【００４４】なお、いずれの実施の形態でも回転電機と
して電動機について説明したが、この発明は発電機につ
いても適用することができる。
して電動機について説明したが、この発明は発電機につ
いても適用することができる。
【００４５】
【発明の効果】この発明の請求項１に係る回転電機で
は、シャフトに固定され鉄心の外周面に軸線方向に延び
て形成された複数のスロットに導線が重巻方式で巻回さ
れて構成された巻線を有する電機子と、前記シャフトに
固定され複数の整流子片を有する整流子と、この整流子
の軸線方向で整流子に隣接して設けられ軸線方向に積層
された複数のターミナルが同電位であるべき整流子片同
士を電気的に接続した均圧装置とを備えたので、均圧装
置が配置された位置はシャフトに隣接しており、均圧装
置が受ける遠心力は小さくてすみ、遠心力により均圧装
置が破損することを防止することができる。また、整流
子及び回転電機の軸線方向の長さは短くてすむ。さら
に、均圧装置の取り付け、取り外し作業はブラシと干渉
されることなく円滑に行われる。さらにまた、回転電機
自体の分解、組立の作業性も向上する。
は、シャフトに固定され鉄心の外周面に軸線方向に延び
て形成された複数のスロットに導線が重巻方式で巻回さ
れて構成された巻線を有する電機子と、前記シャフトに
固定され複数の整流子片を有する整流子と、この整流子
の軸線方向で整流子に隣接して設けられ軸線方向に積層
された複数のターミナルが同電位であるべき整流子片同
士を電気的に接続した均圧装置とを備えたので、均圧装
置が配置された位置はシャフトに隣接しており、均圧装
置が受ける遠心力は小さくてすみ、遠心力により均圧装
置が破損することを防止することができる。また、整流
子及び回転電機の軸線方向の長さは短くてすむ。さら
に、均圧装置の取り付け、取り外し作業はブラシと干渉
されることなく円滑に行われる。さらにまた、回転電機
自体の分解、組立の作業性も向上する。
【００４６】この発明の請求項２に係る回転電機では、
均圧装置は、ベースと、このベースに積層されたターミ
ナルと、各ターミナル間に介在しておりターミナル同士
の短絡を防止する絶縁板とを備えたので、簡単な構成で
ターミナル間での短絡を確実に防止することができる。
均圧装置は、ベースと、このベースに積層されたターミ
ナルと、各ターミナル間に介在しておりターミナル同士
の短絡を防止する絶縁板とを備えたので、簡単な構成で
ターミナル間での短絡を確実に防止することができる。
【００４７】この発明の請求項３に係る回転電機では、
ターミナルは、円環状のターミナル本体と、このターミ
ナル本体から半径外側方向に延びた均圧線部とから構成
されたので、単一のターミナルを周方向に角度を変えて
積層することでそれぞれ整流子片同士を接続することが
できる。
ターミナルは、円環状のターミナル本体と、このターミ
ナル本体から半径外側方向に延びた均圧線部とから構成
されたので、単一のターミナルを周方向に角度を変えて
積層することでそれぞれ整流子片同士を接続することが
できる。
【００４８】この発明の請求項４に係る回転電機では、
シャフトに固定され鉄心の外周面に軸線方向に延びて形
成された複数のスロットに導線が重巻方式で巻回されて
構成された巻線を有する電機子と、前記シャフトに固定
され複数の整流子片を有する整流子と、この整流子の軸
線方向で整流子に隣接して設けられ周方向に間隔をおい
て半径方向に延びた複数のターミナルがそれぞれ同電位
であるべき整流子片同士を電気的に接続した均圧装置と
を備えたので、均圧装置が配置された位置はシャフトに
隣接しており、均圧装置が受ける遠心力は小さくてす
み、遠心力により均圧装置が破損することを防止するこ
とができる。また、整流子及び回転電機の軸線方向の長
さは短くてすむ。また、均圧装置の取り付け、取り外し
作業はブラシと干渉されることなく円滑に行われる。
シャフトに固定され鉄心の外周面に軸線方向に延びて形
成された複数のスロットに導線が重巻方式で巻回されて
構成された巻線を有する電機子と、前記シャフトに固定
され複数の整流子片を有する整流子と、この整流子の軸
線方向で整流子に隣接して設けられ周方向に間隔をおい
て半径方向に延びた複数のターミナルがそれぞれ同電位
であるべき整流子片同士を電気的に接続した均圧装置と
を備えたので、均圧装置が配置された位置はシャフトに
隣接しており、均圧装置が受ける遠心力は小さくてす
み、遠心力により均圧装置が破損することを防止するこ
とができる。また、整流子及び回転電機の軸線方向の長
さは短くてすむ。また、均圧装置の取り付け、取り外し
作業はブラシと干渉されることなく円滑に行われる。
【００４９】この発明の請求項５に係る回転電機では、
均圧装置は、ターミナルと、各ターミナル同士の短絡を
防止するとともにターミナルを一体化した絶縁樹脂部と
を備えたので、簡単な構成でターミナル間での短絡を確
実に防止することができる。
均圧装置は、ターミナルと、各ターミナル同士の短絡を
防止するとともにターミナルを一体化した絶縁樹脂部と
を備えたので、簡単な構成でターミナル間での短絡を確
実に防止することができる。
【００５０】この発明の請求項６に係る回転電機では、
ターミナルは、円弧状のターミナル本体と、このターミ
ナル本体から半径外側方向に延びた均圧線部とから構成
されたので、単一のターミナルを周方向に角度を変える
ことでそれぞれ整流子片同士を接続することができる。
ターミナルは、円弧状のターミナル本体と、このターミ
ナル本体から半径外側方向に延びた均圧線部とから構成
されたので、単一のターミナルを周方向に角度を変える
ことでそれぞれ整流子片同士を接続することができる。
【００５１】この発明の請求項７に係る回転電機では、
ベースと整流子の内径部とは樹脂で一体化されているの
で、整流子及び均圧装置を一体として取り扱うことがで
き、回転電機の組立作業、分解作業がそれだけ簡単にな
る。
ベースと整流子の内径部とは樹脂で一体化されているの
で、整流子及び均圧装置を一体として取り扱うことがで
き、回転電機の組立作業、分解作業がそれだけ簡単にな
る。
【００５２】この発明の請求項８に係る回転電機では、
絶縁樹脂部と整流子の内径部とは樹脂で一体化されてい
るので、整流子及び均圧装置を一体として取り扱うこと
ができ、回転電機の組立作業、分解作業がそれだけ簡単
になる。
絶縁樹脂部と整流子の内径部とは樹脂で一体化されてい
るので、整流子及び均圧装置を一体として取り扱うこと
ができ、回転電機の組立作業、分解作業がそれだけ簡単
になる。
【００５３】この発明の請求項９に係る回転電機では、
均圧装置の表面には絶縁樹脂皮膜が形成されているの
で、ターミナル間での短絡をより確実に防止することが
できる。
均圧装置の表面には絶縁樹脂皮膜が形成されているの
で、ターミナル間での短絡をより確実に防止することが
できる。
【００５４】この発明の請求項１０に係る回転電機で
は、整流子片と電気的に接続されるターミナルの端部に
は端部と整流子片とを固定するための金属皮膜が形成さ
れているので、金属皮膜により端部と整流子片とはより
強固に固定されており、激しい振動下でも端部で断線が
生じない。
は、整流子片と電気的に接続されるターミナルの端部に
は端部と整流子片とを固定するための金属皮膜が形成さ
れているので、金属皮膜により端部と整流子片とはより
強固に固定されており、激しい振動下でも端部で断線が
生じない。
【００５５】この発明の請求項１１に係る回転電機で
は、金属皮膜はすずメッキであるので、低コストで端部
と整流子片とはより強固に固定される。
は、金属皮膜はすずメッキであるので、低コストで端部
と整流子片とはより強固に固定される。
【００５６】この発明の請求項１２に係る回転電機で
は、絶縁板は可撓性を有しているので、ターミナルの折
り曲げ時に絶縁板が破損し、その結果ターミナル間で短
絡が生じるといった不都合を防止することができる。
は、絶縁板は可撓性を有しているので、ターミナルの折
り曲げ時に絶縁板が破損し、その結果ターミナル間で短
絡が生じるといった不都合を防止することができる。
【００５７】この発明の請求項１３に係る回転電機で
は、絶縁板の外径寸法は、ターミナル本体の外径寸法よ
りも大きく、その大きさは隣接したターミナル本体の外
周端面を覆うことが可能な大きさであるので、折れ曲が
ったターミナルとそのターミナルと隣接したターミナル
との間には確実に絶縁板が介在しており、ターミナル同
士の短絡を確実に防止することができる。
は、絶縁板の外径寸法は、ターミナル本体の外径寸法よ
りも大きく、その大きさは隣接したターミナル本体の外
周端面を覆うことが可能な大きさであるので、折れ曲が
ったターミナルとそのターミナルと隣接したターミナル
との間には確実に絶縁板が介在しており、ターミナル同
士の短絡を確実に防止することができる。
【００５８】この発明の請求項１４に係る回転電機で
は、整流子片のフックの一面で導線が電気的に接続さ
れ、フックの他面でターミナルの端部が電気的に接続さ
れたので、同一のフックに導線及びターミナルが接続さ
れており、接続箇所はフックに限られ、組立作業性が向
上する。
は、整流子片のフックの一面で導線が電気的に接続さ
れ、フックの他面でターミナルの端部が電気的に接続さ
れたので、同一のフックに導線及びターミナルが接続さ
れており、接続箇所はフックに限られ、組立作業性が向
上する。
【００５９】この発明の請求項１５に係る回転電機の製
造方法では、整流子片のフックの一面に導線を当接する
工程と、フックの他面にターミナルの端部を当接する工
程と、前記フックに前記導線及び前記ターミナルの前記
端部をヒュージングにより電気的に同時に接続する工程
とを備えたので、接続工程は簡単となり、回転電機の生
産性が向上する。
造方法では、整流子片のフックの一面に導線を当接する
工程と、フックの他面にターミナルの端部を当接する工
程と、前記フックに前記導線及び前記ターミナルの前記
端部をヒュージングにより電気的に同時に接続する工程
とを備えたので、接続工程は簡単となり、回転電機の生
産性が向上する。
【図１】 この発明の実施の形態１の電動機の内部の断
面図である。
面図である。
【図２】 図１の要部拡大図である。
【図３】 図３（ａ）は図１の均圧装置の展開正面図、
図３（ｂ）は図３（ａ）の側面図である。
図３（ｂ）は図３（ａ）の側面図である。
【図４】 図４（ａ）は図１の均圧装置のベースの正面
図、図４（ｂ）は図４（ａ）の側面図である。
図、図４（ｂ）は図４（ａ）の側面図である。
【図５】 図１の均圧装置のターミナルの正面図であ
る。
る。
【図６】 図１の均圧装置の絶縁板の正面図である。
【図７】 図１の均圧装置のターミナルと整流子の整流
子片との接続途中を示す図である。
子片との接続途中を示す図である。
【図８】 この発明の実施の形態２の電動機の均圧装置
のターミナルの正面図である。
のターミナルの正面図である。
【図９】 この発明の実施の形態３の電動機の内部の断
面図である。
面図である。
【図１０】 図９の要部拡大図である。
【図１１】 この発明の実施の形態４の電動機の内部の
断面図である。
断面図である。
【図１２】 この発明の実施の形態５の電動機の内部の
断面図である。
断面図である。
【図１３】 この発明の実施の形態６の電動機の均圧装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図１４】 図１３の均圧装置のターミナルの展開正面
図である。
図である。
【図１５】 図１３の各ターミナルの展開正面図であ
る。
る。
【図１６】 この発明の実施の形態７の電動機の均圧装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図１７】 この発明の実施の形態８の電動機の均圧装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図１８】 この発明の実施の形態９の電動機の均圧装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図１９】 図１８のターミナルの正面図である。
【図２０】 図１８のターミナルの断面図である。
【図２１】 この発明の実施の形態１０の電動機の要部
断面図である。
断面図である。
【図２２】 従来の電動機の要部の断面図である。
【図２３】 図２２の均圧コイルの正面図である。
２０ シャフト、２１ 電機子、２２ 整流子片、２３
整流子、２４，５０，５５，６０，６５，７０，７
５，８０，８５ 均圧装置、２５ 鉄心、２６スロッ
ト、２７ 導線、２８ 巻線、２９ フック、３１，６
１ ベース、３２，４５，６６ ターミナル、３３ 絶
縁板、３６，４６ ターミナル本体、３６ａ 端面、３
８ａ，３８ｂ 均圧線部、４２ 端部、６２，７１ 内
径部、６７絶縁樹脂部、７６ 絶縁樹脂皮膜、８１ 金
属皮膜、８６ 絶縁板。
整流子、２４，５０，５５，６０，６５，７０，７
５，８０，８５ 均圧装置、２５ 鉄心、２６スロッ
ト、２７ 導線、２８ 巻線、２９ フック、３１，６
１ ベース、３２，４５，６６ ターミナル、３３ 絶
縁板、３６，４６ ターミナル本体、３６ａ 端面、３
８ａ，３８ｂ 均圧線部、４２ 端部、６２，７１ 内
径部、６７絶縁樹脂部、７６ 絶縁樹脂皮膜、８１ 金
属皮膜、８６ 絶縁板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 京平 東京都千代田区大手町二丁目６番２号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 大穀 晃裕 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 Ｆターム(参考） 5H613 AA01 AA02 BB04 BB09 GA05 GB01 GB02 GB09 GB13 GB17 KK04 KK05 KK07 KK10 PP05 PP07 PP08
Claims (15)
- 【請求項１】 シャフトに固定され鉄心の外周面に軸線
方向に延びて形成された複数のスロットに導線が重巻方
式で巻回されて構成された巻線を有する電機子と、 前記シャフトに固定され複数の整流子片を有する整流子
と、 この整流子の軸線方向で整流子に隣接して設けられ軸線
方向に積層された複数のターミナルが同電位であるべき
前記整流子片同士を電気的に接続した均圧装置とを備え
た回転電機。 - 【請求項２】 均圧装置は、ベースと、このベースに積
層されたターミナルと、各ターミナル間に介在してお
り、ターミナル同士の短絡を防止する絶縁板とを備えた
請求項１に記載の回転電機。 - 【請求項３】 ターミナルは、円環状のターミナル本体
と、このターミナル本体から半径外側方向に延びた均圧
線部とから構成された請求項２に記載の回転電機。 - 【請求項４】 シャフトに固定され鉄心の外周面に軸線
方向に延びて形成された複数のスロットに導線が重巻方
式で巻回されて構成された巻線を有する電機子と、 前記シャフトに固定され複数の整流子片を有する整流子
と、 この整流子の軸線方向で整流子に隣接して設けられ周方
向に間隔をおいて半径方向に延びた複数のターミナルが
それぞれ同電位であるべき前記整流子片同士を電気的に
接続した均圧装置とを備えた回転電機。 - 【請求項５】 均圧装置は、ターミナルと、各前記ター
ミナル同士の短絡を防止するとともにターミナルを一体
化した絶縁樹脂部とを備えている請求項１または請求項
４に記載の回転電機。 - 【請求項６】 ターミナルは、円弧状のターミナル本体
と、このターミナル本体から半径外側方向に延びた均圧
線部とから構成された請求項２または請求項５に記載の
回転電機。 - 【請求項７】 ベースと整流子の内径部とは樹脂で一体
化されている請求項２，３，６の何れかに記載の回転電
機。 - 【請求項８】 絶縁樹脂部と整流子の内径部とは樹脂で
一体化されている請求項５または請求項６に記載の回転
電機。 - 【請求項９】 均圧装置の表面には絶縁樹脂皮膜が形成
された請求項１ないし請求項８の何れかに記載の回転電
機。 - 【請求項１０】 整流子片と電気的に接続されるターミ
ナルの端部には端部と整流子片とを固定するための金属
皮膜が形成された請求項１ないし請求項９の何れかに記
載の回転電機。 - 【請求項１１】 金属皮膜はすずメッキである請求項１
０に記載の回転電機。 - 【請求項１２】 絶縁板は可撓性を有している請求項
２，３，６，７，９，１０及び１１の何れかに記載の回
転電機。 - 【請求項１３】 絶縁板の外径寸法は、ターミナル本体
の外径寸法よりも大きく、その大きさは隣接したターミ
ナル本体の外周端面を覆うことが可能な大きさである請
求項１２に記載の回転電機。 - 【請求項１４】 整流子片のフックの一面で導線が電気
的に接続され、フックの他面でターミナルの端部が電気
的に接続された請求項１ないし請求項１３の何れかに記
載の回転電機。 - 【請求項１５】 シャフトに固定され鉄心の外周面に軸
線方向に延びて形成された複数のスロットに導線が重巻
方式で巻回されて構成された巻線を有する電機子と、前
記シャフトに固定され複数の整流子片を有する整流子
と、この整流子の軸線方向で整流子に隣接して設けられ
同電位であるべき整流子片同士を電気的に接続した複数
のターミナルを有する均圧装置とを備えた回転電機の製
造方法であって、前記整流子片のフックの一面に前記導
線を当接する工程と、前記フックの他面に前記ターミナ
ルの端部を当接する工程と、前記フックに前記導線及び
前記ターミナルの前記端部をヒュージングにより電気的
に同時に接続する工程とを備えた回転電機の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22631598A JP3474781B2 (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 回転電機及びその製造方法 |
| US09/270,114 US6057623A (en) | 1998-08-10 | 1999-03-16 | Dynamo-electric machine having a hook shaped commutator and equalizer attached thereto |
| DE19917059A DE19917059B4 (de) | 1998-08-10 | 1999-04-15 | Dynamoelektrische Maschine und Verfahren zu deren Herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22631598A JP3474781B2 (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 回転電機及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000060073A true JP2000060073A (ja) | 2000-02-25 |
| JP3474781B2 JP3474781B2 (ja) | 2003-12-08 |
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ID=16843282
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22631598A Expired - Fee Related JP3474781B2 (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 回転電機及びその製造方法 |
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|---|---|
| US (1) | US6057623A (ja) |
| JP (1) | JP3474781B2 (ja) |
| DE (1) | DE19917059B4 (ja) |
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