JP2000059822A - 立体映像表示装置 - Google Patents

立体映像表示装置

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JP2000059822A
JP2000059822A JP10223242A JP22324298A JP2000059822A JP 2000059822 A JP2000059822 A JP 2000059822A JP 10223242 A JP10223242 A JP 10223242A JP 22324298 A JP22324298 A JP 22324298A JP 2000059822 A JP2000059822 A JP 2000059822A
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observer
light source
display device
infrared
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JP10223242A
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English (en)
Inventor
Toru Sugiyama
徹 杉山
Ritsuo Yoshida
律生 吉田
Kazuyoshi Fuse
一義 布施
Naoki Akamatsu
直樹 赤松
Hideaki Okano
英明 岡野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、外部照明の影響を受けずに、観
察者に対する可視光の表示状態を直接知ることができ、
観察者が移動しても追従して観察者へ3次元表示をする
ことが容易となる。 【解決手段】 この発明は、特殊な眼鏡を必要としない
立体映像表示装置において、観察者の位置を測定する際
に、光源に可視光と赤外光とを含ませて同一の光学系を
介して観察者に照射し、その赤外光が照射される観察者
を撮影して観察者の位置を測定するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、観察者の位置を
検出し、観察者の位置にあわせての両眼に視差のある画
像を提供し、立体知覚を生じさせる立体映像表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両眼視差のある画像を観察者の左
右の眼に表示して、観察者は特殊な眼鏡を装着せずに立
体的な画像を得るシステムが提案されている(特開平9
−179066号)。
【0003】図18は、従来の立体映像表示装置の基本
構成を示す図である。図18に示すように、液晶表示装
置181の前後にはレンズ182、183が配置され、
光源184からの光がレンズ182、液晶表示装置18
1、レンズ183を介して観察者185に照射される。
【0004】液晶表示装置181には、映像信号発生部
186からの映像信号が供給される。映像信号発生部1
86は演算装置187からのタイミング信号に基づい
て、左眼用画像と右眼用画像とを交互に液晶表示装置1
81に表示する。また、上記タイミングに同期して、光
源をL、Rを交互に点灯する。これにより、左眼用画像
は左眼のみに、右眼用画像は右眼のみに入射するため、
観察者は特殊な眼鏡を装着せずに、立体的な画像を得る
ことができる。
【0005】しかし、上記のような特殊な眼鏡を使用し
ない装置では、左右画像を観察者の左右眼に別々に入射
するように制御する手段が必要である。図18の場合に
は、光源184の発光位置を制御することがこれに相当
する。また、発光位置を制御する上で観察者の観察位置
を計測する必要がある。このため、観察者の位置を監視
するための撮像素子カメラ188R、188Lを用いて
いる。光源像がそのまま観察者の顔面に形成されるた
め、その像を撮影像素子カメラ188R、188Lで撮
影することで観察状態を知ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、特殊な
眼鏡を必要としない立体映像表示装置においては、観察
者への光源の表示状態を直接撮影している。しかし、こ
の場合には、観察条件、たとえば室内照明など影響を受
けやすいという問題がある。これを改善するために、室
内照明の影響を受けないように、観察者に別途赤外光を
照射して、その反射光から観察者の位置を測定する方法
がある。しかし、この場合、観察者への光源からの画像
表示状態と別途設ける赤外光の反射光とが対応していな
いという問題点があった。
【0007】そこで本発明では、特殊な眼鏡を必要とし
ない立体映像表示装置において、観察者の位置を測定す
る際に室内の照明状態の影響を受けないようにし、かつ
観察者への表示状態を直接知ることができる立体映像表
示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の立体映像表示
装置は、観察者の右眼および左眼に、人間の両眼視差を
考慮して生成された右眼用画像および左眼用画像をそれ
ぞれ結像することにより前記観察者に映像を立体視させ
るものにおいて、人間の可視域と赤外域を含む波長域の
光を発光するとともに、その発光領域の状態である位置
および大きさ等を任意に変化することができる光源、前
記光源から照射する光を平行光に変換する第1の光学素
子、この第1の光学素子により変換された平行光を所定
の観察位置へ集光する第2の光学素子、前記第1の光学
素子から前記第2の光学素子への光路上に配置される空
間変調素子、この空間変調素子に映像信号を入力する手
段、前記光源から出力した赤外光の反射を撮影する手
段、この手段により撮影した画像から前記観察者の観察
位置を推定する手段、およびこの手段により推定される
前記観察位置の推定結果に基づいて、前記観察者の右眼
および左眼に前記光源からの光が集光するように前記光
源の少なくとも発光領域の状態を制御する手段から構成
されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の第1の実施の形態の構成を概略的に示す図である。図
1において、空間変調素子としての液晶が充填された液
晶パネルなどにより構成される液晶表示装置11の前後
にはレンズ12、13を配置し、光源14からの光をレ
ンズ12、液晶表示装置11、レンズ13を介して観察
者15に照射する。
【0010】また、液晶表示装置11に映像信号発生部
16からの映像信号を供給する。映像信号発生部16は
演算装置17からのタイミング信号に基づいて、左眼用
画像と右眼用画像とを交互に液晶表示装置11に表示す
る。この際、上記タイミング信号に同期して、光源14
のL部とR部とを交互に点灯する。
【0011】この光源14からの光は赤外光と可視光と
を含み、その可視光は液晶表示装置11に表示されてい
る左眼用画像あるいは右眼用画像がレンズ13を介して
観察者の左眼あるいは右眼に入射する。また、光源14
からの光に含まれる赤外光は液晶表示装置11に表示さ
れる画像に影響されずに常に液晶表示装置11を通過す
る。この液晶表示装置11を通過し、レンズ13を介し
て照射される赤外光が観察者の顔に反射し、レンズ13
の中央部近傍に設けられた赤外線カメラ18が赤外線画
像として撮影する。この赤外線画像が演算装置17に送
信され、この演算装置17は、観察者の左眼、および右
眼を検出する処理を行なう。この検出結果に基づいて、
演算装置17は光源14のL部とR部の位置及び領域を
制御する。
【0012】これにより、左眼用画像は左眼のみに、右
眼用画像は右眼のみに入射するため、観察者は特殊な眼
鏡を装着せずに、立体的な画像を知覚することができ
る。また、上記光源14は可視光と赤外光とを含んだ点
光源が2次元配列状に並んだものである。ここで、光源
14を図2に示すような形状で点灯したとき、赤外線カ
メラ18により撮影される赤外線画像は、図3のように
なる。このように得られる赤外線画像は赤外線を撮影し
たものだが、赤外線と可視光線は光源の同一部位から照
射しているために、得られる赤外線画像の形状はそのま
ま可視光の光源の形状に一致する。つまり、光源14の
L部から出た光は、途中で光学レンズ系及び空間変調素
子系を通り、観察者の左眼に入射している。
【0013】次に、観察者が立体映像表示装置の電源を
入れてから立体画像を得るまでの処理を図4に示すフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。まず、観察者が立体
映像表示装置の電源を入れる(ステップS1)。する
と、立体映像表示表示装置は、光源14の全面を点灯し
(ステップS2)、液晶表示装置11には左右のどちら
か片方の画像のみ(2次元画像)を常時表示する(ステ
ップS3)。
【0014】これにより、観察者は2次元画像を観察す
ることになる。同時に、立体映像表示装置は、赤外線カ
メラ18にて赤外線画像を撮影する(ステップS4)。
この際、赤外線を光源14の全面から照射するため、撮
影する赤外線画像も1画面全範囲に渡っている。演算装
置17は、この撮影した赤外線画像を1画面全範囲に渡
って画像処理を施し、観察者の左右眼の位置を検出する
(ステップS5)。この場合、観察者の左右眼を検出す
るには、例えば、眼の瞳孔が赤外線の反射率が顔のほか
の部位に比べ高いため、この性質を用いて瞳孔の位置を
パターン認識し、左右眼の平面上での位置を求める。
【0015】そして、観察者の左右眼の位置を検出した
後(ステップS6)、光源14は左右眼に相当する部位
のみを交互に点灯し(ステップS7)、同期して液晶表
示装置にも左右像を交互に表示する(ステップS8)。
これにより、観察者は3次元画像(立体映像)を観察す
ることになる。この際、同時に、赤外線カメラ18にて
観察者の撮影を行い、光源14の点灯範囲内で常に左右
眼の位置の検出を行うことにより観察者の位置を監視す
る。これにより観察者が移動したらそれに合わせ光源1
4の点灯部位を制御する。
【0016】また、観察者の位置を監視中に、観察者の
移動量が大きく観察者の左右眼の位置を見失ったとき
は、ステップS2に戻り2次元画像を表示し、再度全画
面に渡って観察者の左右眼の検出を行う。
【0017】上記のように、特殊な眼鏡を必要としない
立体映像表示装置において、観察者の位置を測定する際
に、光源に可視光と赤外光とを含ませて同一の光学系を
介して観察者に照射し、その赤外光が照射される観察者
を撮影して観察者の位置を測定するようにしたものであ
る。
【0018】これにより、観察者に対する可視光の表示
状態を直接知ることができ、観察者が移動しても追従し
て観察者へ3次元表示をすることが容易となる。また、
観察者の位置を測定する際に赤外光を用いているので外
部照明の影響を受けずに、観察者の位置を特定すること
ができる。
【0019】図5に第2の実施の形態の構成例を示す。
尚、第1の実施の形態で説明した図1と同一部分は同一
符号を付し説明を省略する。図5における図1との違い
は光源14が観察者に近づくように、あるいは遠ざかる
ように移動できる点にある。第1の実施の形態では光源
の平面方向の制御のみについて述べたが、観察者は奥行
き方向(液晶表示装置への遠近方向)にも移動すること
が考えられるため、第2の実施の形態ではこの方向での
光源14の制御を行う。
【0020】図6、図7、図8は、光源14の位置と観
察者に照射する光源像との関係を示す図である。図6
(a)が、光源14と観察者の両眼との光源距離aが理
想的な状態であり、図7(a)が、光源距離bは観察距
離に対して光源14とレンズ12が近すぎる場合であ
り、図8(a)が、光源距離cは観察距離に対して光源
14とレンズ12が遠すぎる場合である。このような、
光学距離a、光学距離b、および光学距離cのそれぞれ
の光源距離による観察者への光源像の変化を図6
(b)、図7(b)、図8(b)に示す。これより、光
源距離が最適の場合、図6(b)に示すように、観察さ
れる光源像が最小となることがわかる。
【0021】このため、この第2の実施の形態では、観
察者に投影される光源像の面積を比較することで、適当
な光源距離を求める。例えば、光源14を遠近方向に移
動させ、そのときの面積を逐次比較することにより面積
の最小値を求め、最適な光源距離を求める。
【0022】図9は、左右眼の平面における位置ととも
に、光源14から観察位置までの光源距離を検出する処
理を示すフローチャートである。図9において、電源を
オンすると(ステップS11)、光源14の全面を点灯
し(ステップS12)、液晶表示装置11により片方の
画像のみを表示する(ステップS13)。そして、赤外
線画像を撮影し(ステップS14)、赤外線画像から観
察者の左右眼を検出し(ステップS15)、観察者の左
右眼の平面位置に応じて点灯部位を制御する(ステップ
S17)。さらに、観察距離に適した光源距離を検出す
る(ステップS18)。ここで、光源距離を求める際の
点灯する光源の形状を図10に示すように、楕円形の形
状とすると、赤外線撮影画像は、図11に示すような光
源像が得られる。
【0023】つまり、図10のような光源の形状で光を
発光した状態で、光源を奥行き方向に駆動させて赤外線
画像を撮影する。すると、この撮影した赤外線画像から
光源像の面積を算出することにより光源距離を求めるこ
とができる。これにより、光源像の面積が最小となる最
適な光源距離を検出する。そして、この検出した最適な
光源距離に基づいて光源の位置を制御する(ステップS
19)。光源距離により光源の位置を制御した後、3次
元表示の状態に移る(ステップS20)。この際、撮影
される赤外線画像により光源像の大きさを常に監視し、
光源像が最小になるように制御する。
【0024】これにより、光源像が観察者の顔面に形成
するため、光源の発光状態と撮影した像の形状を比較す
ることで観察者の位置を特定することができる。次に、
第3の実施の形態について説明する。上記第1の実施例
では、観察者の左右眼の位置をパターン認識等で求める
が、この実施の形態では、光源の形状と撮影した光源像
の形状を比較することにより位置を推定するもので、図
1と同一部分は同一符号を付し説明を省略する。
【0025】光源の形状と撮影された光源像と位置の関
係を図12(a)〜(d)に示す。光源の形状が円形の
場合、赤外線カメラ18が撮影する光源形状がどのよう
に変形するか、例えば、円形がどのようにくずれるかを
見ることで観察位置が予測できる。図12(b)に示す
ように、円形形状の右側が欠けている場合、照射位置が
右にずれていることが判断できる。また、図12(c)
に示すように、円形形状が欠けていない場合、照射位置
がずれていないことを判断できる。また、図12(d)
に示すように、円形形状の左側が欠けている場合、照射
位置が左にずれていることを判断できる。
【0026】上記のように、光源の形状に対して赤外線
カメラが撮影する光源像がとのような形状になっている
かにより観察位置のずれを予測することができ、この予
測に基づいて光源を制御することができる。
【0027】上記第1〜第3の各実施の形態では、液晶
表示装置11が表示する画像の内容に関わらず一定の赤
外光を通過する構成が望ましい。そこで、第4の実施の
形態として、表示する画像の内容に関わらず一定の赤外
光を通過する液晶表示装置11の第1の構成例について
説明する。
【0028】図13は、第4の実施の形態に用いられる
液晶表示装置11Aの構成例を示す図である。図13で
は、液晶表示装置11Aの液晶パネルに用いられる液晶
表示素子自体は赤外光から可視光まで帯域の光を透過す
るデバイスを用いる。かつ、その表面に赤外(IR)、
赤(R)、緑(G)、青(B)を選択的に透過するフィ
ルタをマトリクス状に付加する。画像の表示には赤
(R)、緑(G)、青(B)を相当する部分の液晶を制
御することで行い、赤外(IR)の部分は常に透過する
ように制御する。
【0029】これにより、画像の内容に依らず、常に赤
外光が観察者に照射され、画像の内容に影響を受けるこ
となく、観察者の位置を正確に予測することができる。
次に、第5の実施の形態として、液晶表示装置11Bが
表示する画像の内容に関わらず一定の赤外光を通過する
液晶表示装置11Bの第2の構成例を示す。
【0030】図14は、第5の実施の形態に係わる液晶
表示装置11の構成例を示す図である。図14では、液
晶表示装置11Bの液晶パネルに用いられる液晶表示素
子自体は赤外光から可視光まで帯域の光を透過するデバ
イスを用いる。かつ、その表面に画像を表示する部分に
は赤(R)、緑(G)、青(B)を選択的に透過するフ
ィルタをマトリクス状に付加し、画像を表示しない周辺
部分に赤外(IR)のみを通過するフィルタを付加す
る。
【0031】上記のように構成される液晶表示装置11
Bを用いると、図15に示すように、画像を表示する可
視光の周辺部分にのみ赤外光を照射する。これにより、
画像の内容に依らず、常に一定の赤外光を観察者に照射
することになり、画像を表示中でも常に正確な観察者の
位置の予測を行うことができる。
【0032】次に、第6の実施の形態として、液晶表示
装置が表示する画像の内容に関わらず一定の赤外光を通
過する液晶表示装置11Cの第3の構成例について説明
する。
【0033】図16は、第6の実施の形態に係わる液晶
表示装置11Cの構成例を示す図である。液晶表示装置
11Cに用いられる液晶パネルの液晶表示素子自体は赤
外光から可視光まで帯域の光を透過するデバイスを用い
る。その表面に赤、緑、青を選択的に透過するフィルタ
をマトリクス状に付加し、かつ例えば赤フィルタは赤外
も透過するものを用いる。
【0034】また、光源14は、図16(a)に示すよ
うに、可視光と赤外光とを時分割で発光できるものを用
いて時分割で発光する。この光源14の可視光と赤外光
との発光のタイミングに応じて、図16(b)に示すよ
うに、液晶表示装置11Cの液晶パネルを制御する。つ
まり、可視光を発光した際に右眼用映像あるいは左眼用
映像を液晶に表示し、赤外光を発光した際に赤フィルタ
領域からの赤外光は全て透過するように液晶を制御す
る。また、赤外線撮影カメラ18は、赤外線を発光した
ときのみ赤外線像の撮影を行う。
【0035】これにより、画像の内容に依らず、一定の
間隔で、常に一定の赤外光を観察者に照射し、観察者の
位置を追従することができる。次に、第7の実施の形態
として、液晶表示装置が表示する画像の内容に関わらず
一定の赤外光を通過する第4の構成例について説明す
る。
【0036】図17は、第7の実施の形態に係わる液晶
表示装置11Aの構成例を示す図である。尚、図1と同
一部分は同一符号で示す。図17では、赤外光と可視光
を分離する手段を設け、可視光のみが液晶表示装置11
を通過するようにする。この場合、液晶表示装置11A
は、例えば、液晶表示素子自体は可視光の帯域の光を透
過するデバイスを用い、かつその表面に赤、緑、青を選
択的に透過するフィルタをマトリクス状に付加したもの
を用いる。
【0037】図17に示すように、光源14から出射す
る可視光および赤外光はレンズ12を透過し、ダイクロ
イックミラー172で赤外光のみ反射し、可視光は透過
する。ダイクロイックミラー172を透過した可視光は
全反射ミラー175、および176で反射した後、液晶
表示装置11Aを透過し、全反射ミラー177、および
178で反射し、ダイクロイックミラー179を透過す
る。
【0038】また、ダイクロイックミラー172で反射
した赤外光を全反射ミラー173、174で反射した
後、ダイクロイックミラー179で反射し、可視光と合
成してレンズ13に導く。ここで、全反射ミラー175
〜178は赤外光と可視光の光路長をそろえるためのも
のである。
【0039】これにより、画像の内容や液晶表示装置の
構成に依らずに、赤外光を観察者に照射することがで
き、観察者を追従することができる。なお、上記説明で
は、赤外線カメラ18の取付け手段や配線箇所について
は詳しく述べていないが各種の手段が可能である。ま
た、取付け箇所も種々の位置を選択しても良く、要は、
観察者が画像を見るのに障害とならない位置が好まし
い。更には、複数の赤外線カメラ18を設けて、観察エ
リアを区分して使用しするようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特殊な眼鏡を必要としない立体映像表示装置において、
観察者の位置あわせに赤外線を用い、光源に可視光と赤
外光を含ませて観察者に照射することで、観察者が移動
しても追従して観察者へ3次元表示をすることが容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態の立体映像表示
装置の概略構成を示す図。
【図2】 光源の発光制御を示す図。
【図3】 赤外線カメラにより撮影される赤外線画像を
示す図。
【図4】 第1の実施の形態の立体映像の表示動作を説
明するためのフローチャート。
【図5】 この発明の第2の実施の形態の立体映像表示
装置の概略構成を示す図。
【図6】 光源の位置と撮影される赤外線画像との関係
を示す図。
【図7】 光源の位置と撮影される赤外線画像との関係
を示す図。
【図8】 光源の位置と撮影される赤外線画像との関係
を示す図。
【図9】 第2の実施の形態の立体映像の表示動作を説
明するためのフローチャート。
【図10】 光源の発光制御を示す図。
【図11】 赤外線カメラにより撮影される赤外線画像
を示す図。
【図12】 観察者の位置と赤外線画像との関係を示す
図。
【図13】 液晶表示装置の液晶素子の光学的配置を示
す図。
【図14】 液晶表示装置の液晶素子の光学的配置を示
す図。
【図15】 可視光と赤外光との照射状態を示す図。
【図16】 光源と液晶表示装置との制御のタイミング
を示す図。
【図17】 第7の実施の形態の立体映像表示装置の概
略構成を示す図。
【図18】 従来の立体映像表示装置の概略構成を説明
するための図
【符号の説明】
11…液晶表示装置 12、13…レンズ 14…光源 15…観察者 16…映像信号発生部 17…演算装置 18…赤外線カメラ 172、179…ダイクロイックミラー 173〜178…全反射ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 15/00 H04N 15/00 (72)発明者 布施 一義 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 赤松 直樹 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 岡野 英明 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 Fターム(参考) 2F065 AA03 AA06 AA20 AA58 BB05 BB15 CC16 DD00 DD12 FF04 FF21 FF28 FF42 GG21 GG24 JJ03 LL12 LL20 LL21 LL22 NN20 PP21 QQ00 QQ25 SS02 SS13 2H088 EA06 HA13 HA21 HA24 HA28 MA01 2H091 FA02Y FA05X FA05Z FA14Z FA26X FA26Z LA16 MA01 5C061 AA06 AA11 AB12 AB16 AB17 AB24 5G435 AA00 BB12 BB17 CC11 CC12 DD05 DD09 GG02 GG04 GG08 GG12 GG23 GG26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察者の右眼および左眼に、人間の両眼
    視差を考慮して生成された右眼用画像および左眼用画像
    をそれぞれ結像することにより前記観察者に映像を立体
    視させる立体映像表示装置において、 人間の可視域と赤外域を含む波長域の光を発光するとと
    もに、その発光領域の状態である位置および大きさ等を
    任意に変化することができる光源と、 前記光源から照射する光を平行光に変換する第1の光学
    素子と、 この第1の光学素子により変換された平行光を所定の観
    察位置へ集光する第2の光学素子と、 前記第1の光学素子から前記第2の光学素子への光路上
    に配置される空間変調素子と、 この空間変調素子に映像信号を入力する手段と、 前記光源から出力した赤外光の反射を撮影する手段と、 この手段により撮影した画像から前記観察者の観察位置
    を推定する手段と、 この手段により推定される前記観察位置の推定結果に基
    づいて、前記観察者の右眼および左眼に前記光源からの
    光が集光するように前記光源の少なくとも発光領域の状
    態を制御する手段と、 を具備したことを特徴とする立体映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記観察者の観察位置を推定する手段
    は、光源の発光領域の形状と、観察者から反射し撮影さ
    れる赤外光による画像の形状を比較することにより行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記空間変調素子は、液晶表示素子に
    青、緑、赤、赤外光を選択的に透過するフィルタをマト
    リクス状に有することを特徴とする請求項1記載の立体
    映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記空間変調素子は、液晶表示素子に
    青、緑、赤光を選択的に透過するフィルタをマトリクス
    状に有し、その周辺に赤外光を選択的に透過する領域を
    有することを特徴とする請求項1記載の立体映像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記空間変調素子は、液晶表示素子に
    青、緑、赤光を選択的に透過するフィルタをマトリクス
    状に有し、かつ前記フィルタのうち少なくとも1種類は
    赤外光域も透過するフィルタを用い、前記光源は可視域
    と赤外域とを時分割で発光できるものを用い、前記光源
    が可視域を発光した際は画像を液晶表示素子に表示し、
    赤外域を発光した際は赤外域が透過するように液晶表示
    装置を制御することを特徴とする請求項1記載の立体映
    像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記空間変調素子を用いる代わりに、第
    1光学素子から第2光学素子への光路上に可視域と赤外
    域を分離する手段と合成する手段とを設け、可視域の光
    路上に映像を表示させる空間変調素子を配置することを
    特徴とする請求項1記載の立体映像表示装置。
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