JP2000059706A - テレビジョン受像機の選局方式 - Google Patents

テレビジョン受像機の選局方式

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JP2000059706A JP10233586A JP23358698A JP2000059706A JP 2000059706 A JP2000059706 A JP 2000059706A JP 10233586 A JP10233586 A JP 10233586A JP 23358698 A JP23358698 A JP 23358698A JP 2000059706 A JP2000059706 A JP 2000059706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信状態が変化する場合に煩雑な操作を行う
ことなく受信可能な放送波を選択することができるテレ
ビジョン受像機の選局方式を提供すること。 【解決手段】 サーチ制御部30は、現在受信中の放送
波が受信不能になったことを検出すると、周波数掃引部
32に指示を送って周波数掃引動作を開始し、その時点
で受信可能な放送波を受信レベル検出回路58のSD信
号に基づいてサーチして、受信電界レベルと受信可能な
放送波のチャンネル番号とを含む選局リストを作成す
る。サーチ制御部30は、サーチ終了後、受信電界レベ
ルの強い順に放送波のチャンネル番号を選局リストから
読み出して、順番に番組内容を受信して内容表示および
音声出力を行う。その途中で、操作部60の決定キーが
押下されると、その時点の放送波の受信状態を確定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数掃引して受
信可能な放送波を自動的に検出するテレビジョン受像機
の選局方式に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用のテレビジョン受像機は、車両が
走行中に番組を受信する場合には、現在受信中の番組の
受信状態が大きく変化する。例えば、電源投入直後に、
ある放送局の放送波を良好に受信できたとしても、その
放送局の受信エリア外に車両が移動した場合には、当然
ながらその放送波の番組を見ることはできない。利用者
は、現在受信中の放送波の受信状態が悪くなった場合に
は、自ら何らかの操作を行って、その場所で受信可能な
放送波を探し出す必要がある。例えば、手動操作によっ
て受信チャンネルを順に切り換えていって、良好に視聴
可能な放送波の番組を目視によって確認する場合や、サ
ーチ機能を使って受信可能な放送波を探す場合が考えら
れる。サーチ機能とは、所定の周波数範囲を一方向に周
波数掃引して受信可能な放送波を自動的に検出するもの
であり、利用者は、このサーチ機能を使うことにより、
その時点で受信可能な放送波を検索することができるた
め、検索された放送波の番組の視聴を新たに開始するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のテレビジョン受像機では、現在受信中の番組の受信
状態が悪くなって視聴不可能になった場合に、利用者が
所定の操作を行って、受信可能な新たな放送波を探さな
ければならないため、操作が煩雑であるという問題があ
った。特に、遠隔地を走行している場合には、受信可能
な放送チャンネルを知らないことが多いため、受信可能
な放送波を探すことは容易なことではない。
【0004】また、新たに受信可能な放送波を探すこと
ができた場合であっても、その放送波の受信状態が良好
であるか否か、別にもっと受信状態が良好な放送波があ
るかどうかといったことまではわからない。このため、
その場所で受信可能な複数の放送波の中から受信状態が
良好な放送波を選んで視聴しようとすると、さらに操作
が煩雑になるだけでなく、そのような放送波の選択はほ
とんど不可能であった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、受信状態が変化する場合に
煩雑な操作を行うことなく受信可能な放送波を選択する
ことができるテレビジョン受像機の選局方式を提供する
ことにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、受信状態が変
化する場合に煩雑な操作を行うことなく受信状態が良好
な放送波を選択することができるテレビジョン受像機の
選局方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のテレビジョン受像機の選局方式は、受
信中の放送波の受信不能状態を検出したときに周波数掃
引動作を行って受信可能な放送波を検出する放送波サー
チ手段と、この検出された放送波を所定の順に受信して
その内容を出力する選択候補受信手段と、受信内容が順
に出力された放送波の中からいずれかを選択する放送波
選択手段とを備えている。現在受信中の放送波が受信不
能状態になったときに、その時点で受信可能な放送波が
自動的に検出されるため、利用者は煩雑な操作を行うこ
となく、それらの検出された放送波の中から所望のもの
を選択することができる。特に、検索された各放送波を
順に受信してその内容の出力が行われるため、利用者は
その内容を確認した上で所望の放送波を選ぶことができ
る。
【0008】また、上述した放送波サーチ手段によって
放送波の有無とともに各放送波の受信電界レベルを検出
し、選択候補受信手段によって、この検出された受信電
界レベルが認識可能な状態で放送波の受信内容の出力を
行うことが好ましい。利用者は、受信電界レベルを確認
しながら所望の放送波を選択することができるため、受
信状態が良好な放送波を選ぶことが可能になる。
【0009】また、選択候補受信手段によって、受信電
界レベルが大きい順に放送波の受信内容の出力を行うこ
とが好ましい。受信電界レベルが大きい順に、放送波の
受信内容が出力されるため、利用者は、容易に受信状態
が良好な放送波を選択することができる。また、一般に
は受信状態が良好な放送波が選択される場合が多いと考
えられるため、所望の放送波の受信内容が出力されるま
での時間が短縮され、利用者は、迅速に放送波の選択を
行うことができる。
【0010】特に、受信電界レベルの大きさに応じて放
送波のグループ分けを行い、受信電界レベルが大きいグ
ループについて放送波の受信内容の出力を複数回行った
後に、少なくとも受信電界レベルが小さいグループが含
まれるように放送波の受信内容の出力を行うことが好ま
しい。選択される可能性の高い受信電界レベルが大きな
放送波を先に受信してその内容表示を複数回行うことに
より、利用者は、受信状態が良好な放送波を迅速、確実
に選択することができる。また、その後には受信電界レ
ベルが小さな放送波も含まれるように各放送波の受信が
行われるため、利用者は、受信状態が悪い放送波の中か
ら選択することもでき、選択の幅を広げることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のテレビジョン受像機について、図面を参照しながら
説明する。
【0012】図1は、本発明を適用した一実施形態の車
載用テレビジョン受像機の構成を示す図である。同図に
示す本実施形態のテレビジョン受像機100は、アンテ
ナ40を介して受信した信号の中から所望の同調周波数
成分を抽出するとともにこの抽出した信号に対して周波
数変換を行うチューナ部1と、チューナ部1の同調周波
数に対してPLL制御を行うPLL制御部2と、チュー
ナ部1の同調周波数を一方向に掃引する選局制御部3と
を含んで構成されている。
【0013】上述したチューナ部1は、入力回路10、
高周波増幅回路12、混合回路14および局部発振回路
16を備えている。入力回路10は、アンテナ40から
受信信号を引き込む接続線のインピーダンスと高周波増
幅回路12の入力インピーダンスの整合をとるためのも
のである。高周波増幅回路12は、所定の帯域幅(6M
Hz)を確保しながら、入力回路10を介して入力され
る受信信号の中から所定の周波数成分を選択して出力す
る同調動作を行うとともに、その同調出力に対して高周
波増幅を行う。混合回路14は、高周波増幅回路12か
ら出力される信号に対して局部発振回路16から出力さ
れる信号を混合して、これら2つの信号の差の周波数の
中間周波信号を出力する。この中間周波信号の周波数
は、映像搬送波については58.75MHzに、音声搬
送波については54.25MHzにそれぞれ設定されて
いる。局部発振回路16は、印加される制御電圧に応じ
て発振周波数が設定可能な電圧制御型の発振回路であ
り、この制御電圧はPLL制御部2から印加される。
【0014】上述したPLL制御部2は、分周器20、
24、位相比較器22および基準周波数発振器(基準O
SC)26を備えており、これら各構成が上述したチュ
ーナ部1内の局部発振回路16とともに位相同期ループ
を形成しており、この局部発振回路16の周波数設定を
行う。基準周波数発振器26は、水晶発振子等を利用し
た周波数安定度の高い固定周波数発振器であり、その発
振出力は分周比が固定の一方の分周器24によって分周
されて位相比較器22の一方の入力端に入力される。ま
た、他方の分周器20は、分周比Nが任意に設定可能な
可変分周器であって、局部発振回路16の出力を分周比
Nで分周した信号が位相比較器22の他方の入力端に入
力される。位相比較器22は、2つの分周器20、24
から入力される信号の位相比較を行って、この位相差を
少なくするような制御電圧を局部発振回路16に印加し
ており、局部発振回路16の発振周波数が上述した可変
の分周比Nで定まる所定値に制御される。
【0015】上述した選局制御部3は、サーチ制御部3
0、周波数掃引部32、選局リストメモリ34およびタ
イマ36を備えている。サーチ制御部30は、現在受信
中の放送波が受信不能状態になったときに周波数掃引部
32に対して掃引動作の開始タイミングを指示するとと
もに、この周波数掃引動作によって放送波が検出された
ときに選局リストを作成する。また、サーチ制御部30
は、選局リストに基づいて受信可能な放送波の番組内容
を巡回的に出力しているときに、操作部60の「決定」
キーが押下されると、このとき出力されている番組を選
局番組として決定する。この操作部60は、利用者が各
種の操作指示を行うものであり、上述した「決定」キー
を始めとする各種の操作キーを備えている。また、周波
数掃引部32は、PLL制御部2内の分周器20の可変
分周比を逐次増加あるいは減少させることによりチュー
ナ部1の同調周波数を一方向に周波数掃引する。選局リ
ストメモリ34は、サーチ制御部30によって作成され
た選局リストを格納する。この選局リストには、受信可
能な放送波の受信チャンネルの他に周波数掃引動作にお
いて検出された各放送波の受信電界レベルが含まれてい
る。タイマ36は、各種の時間を計測する。例えば、3
秒あるいは30秒といった時間が設定され、この設定時
間が経過したときにサーチ制御部30にその旨が通知さ
れる。
【0016】また、本実施形態のテレビジョン受像機1
00は、上述した構成に加えて、受信信号から映像を再
生するために映像中間周波増幅回路42、映像検波回路
44、映像増幅回路46および表示装置48を、受信信
号の中から音声信号を抽出して再生するために音声中間
周波検波回路50、FM検波回路52および低周波増幅
回路54をそれぞれ含んで構成されている。
【0017】映像中間周波増幅回路42は、チューナ部
1の混合回路14から出力される映像信号と音声信号が
含まれる中間周波信号の増幅を行うものであり、必要な
周波数帯域の成分のみを通過させる所定の選択度特性を
有している。また、自動利得制御によって入力信号のレ
ベルが変動しても出力信号のレベルが変化しないように
なっており、増幅された中間周波信号は映像検波回路4
4および音声中間周波検波回路50に入力される。映像
検波回路44は、映像中間周波増幅回路42で増幅され
た映像中間周波信号を検波して複合映像信号を取り出す
ものであり、一般には忠実に映像信号を再生するために
歪みの少ないダイオード検波や低レベル映像検波(LL
D)が用いられている。このようにして検波された映像
信号は、さらに映像増幅回路46を通した後に、輝度信
号と搬送色信号に分けられ、さらに搬送色信号を色復調
して再び輝度信号と合成した後、表示装置48からの映
像表示が行われる。
【0018】音声中間周波検波回路50は、映像中間周
波増幅回路42の出力に含まれる54.25MHzの音
声中間周波信号から4.5MHzのSIF信号(ビート
信号)を取り出すものである。このSIF信号を取り出
す代表的な方式としてインターキャリア方式とセパレー
トキャリア方式がある。FM検波回路52は、音声中間
周波検波回路50から出力される4.5MHzのSIF
信号に対してFM検波を行っており、検波された音声信
号が低周波増幅回路54で増幅された後スピーカ56か
ら出力される。また、音声中間周波検波回路50から出
力される音声中間周波信号は、受信レベル検出回路58
にも入力されている。
【0019】受信レベル検出回路58は、受信中の放送
波の受信電界レベルを検出して受信電界レベル信号を出
力するとともに、放送波の有無を示すSD(ステーショ
ンディテクタ)信号を出力する。例えば、音声中間周波
信号を直流検波して受信電界レベルを検出するシグナル
メータの機能と、受信信号の周波数偏移Δf(帯域幅)
の範囲内にあり、かつ、受信電界レベルが所定値以上の
ときに放送波が存在すると判定してハイレベルのSD信
号を作成するステーションディテクタの機能を有してい
る。
【0020】上述したサーチ制御部30、周波数掃引部
32、受信レベル検出回路58が放送波サーチ手段に、
チューナ部1、PLL制御部2、選局制御部3、映像中
間周波増幅回路42、映像検波回路44、映像増幅回路
46、表示装置48、音声中間周波検波回路50、FM
検波回路52、低周波増幅回路54、スピーカ56が選
択候補受信手段に、サーチ制御部30、操作部60が放
送波選択手段にそれぞれ対応する。
【0021】本実施形態のテレビジョン受像機100は
このような構成を有しており、次にその動作を説明す
る。図2および図3は、本実施形態のテレビジョン受像
機100の動作手順を示す流れ図であり、主に選局制御
部3の制御による選局動作に着目した動作手順が示され
ている。また、現在いずれかの放送波が受信されてお
り、車両の移動に伴って受信状態が変化するものとす
る。
【0022】サーチ制御部30は、現在受信中の放送波
が受信不能状態になったか否かを常時監視している(ス
テップ100)。例えば、受信レベル検出回路58から
出力される現在の受信電界レベルと選局リストメモリ3
4に格納されているこの放送波の過去の受信レベルとを
比較してその差が大きく、しかも受信レベル検出回路5
8から出力されるSD信号がローレベルである状態が所
定時間(例えば30秒)続いたときに、この放送波が受
信不能状態にあるものとして判断される。
【0023】現在受信中の放送波が受信不能状態になる
と、次にサーチ制御部30は、周波数掃引部32に対し
て周波数掃引の指示を送り、この指示を受け取った周波
数掃引部32は、例えば受信可能周波数帯域の下限周波
数から周波数掃引動作を開始する(ステップ101)。
例えば、VHFのチャンネル「1」からUHFのチャン
ネル「62」までの範囲を受信可能範囲とすると、チャ
ンネル「1」に対応する受信周波数を開始周波数として
周波数掃引動作が行われる。
【0024】また、サーチ制御部30は、上述した周波
数掃引動作が開始されると、各チャンネル毎に放送波が
存在するか否か(ステップ102)、この周波数は周波
数掃引範囲の上限か否かを判定する(ステップ10
3)。放送波が存在するか否かは、受信レベル検出回路
58から出力されるSD信号がハイレベルになったか否
かを調べることにより判断することができる。放送波が
存在する場合には、サーチ制御部30は、周波数掃引部
32に指示を送って周波数掃引動作を中断した後(ステ
ップ104)、受信レベル検出回路58から出力される
受信電界レベル信号を取り込んで(ステップ105)、
選局リストメモリ34に格納された選局リストにこの放
送波の識別情報(例えば1〜62のいずれかのチャンネ
ル番号)とこれに対応する受信電界レベルとを追加する
(ステップ106)。その後、サーチ制御部30は、周
波数掃引部32に指示を送って周波数掃引動作を再開し
た後(ステップ107)、ステップ102(放送波の有
無判定)以降の処理を繰り返す。
【0025】また、上述した周波数掃引動作が上限周波
数に達すると、ステップ103において肯定判断され、
次にサーチ制御部30は、少なくとも1つの放送波が検
出されたか否かを判定する(ステップ108)。例え
ば、長いトンネルや地下駐車場等に車両が進入した場合
等においては放送波が1つも検出されない場合があり、
しかもこの場合には一時的な受信不能状態に陥っただけ
であると考えられるため、サーチ制御部30は、周波数
掃引部32に指示を送って受信周波数を元の放送波に対
応した周波数に再セットした後(ステップ109)、上
述したステップ100に戻って処理を繰り返す。但し、
長いトンネルを走行中の場合等においては、直ちにステ
ップ100に戻って処理を継続しても、再度受信不能状
態にあると判断されて、ステップ101以降の周波数掃
引動作が繰り返されるだけであるため、所定時間(例え
ば5分)待った後に元の放送波の周波数に受信周波数を
再セットすることが好ましい。
【0026】また、上述した周波数掃引動作において1
つ以上の放送波が検出された場合(ステップ108にお
いて肯定判断された場合)には、次にサーチ制御部30
は、選局リストメモリ34に格納された選局リスト内の
放送波を全て読み出して、受信電界レベル順に2つのグ
ループに分ける(ステップ110)。例えば、受信電界
レベルが大きい順に8つの放送波が抽出されて上位グル
ープが形成され、次に受信電界レベルが大きい順に8つ
の放送波が抽出されて下位グループが形成され、このグ
ループ分けされた結果が選局リストメモリ34に格納さ
れる。なお、合計で16以上の放送波が検出された場合
には、受信電界レベルが17番目以降の放送波はグルー
プ分けからは除外される。また、検出された放送波が1
6に満たない場合には、8以上であれば8つの放送波が
含まれる上位グループとそれ以外の放送波が含まれる下
位グループに分けられ、8以下であれば上位グループの
みが形成される。
【0027】次に、サーチ制御部30は、上位グループ
の中で最も受信電界レベルが大きな放送波のチャンネル
番号を読み出して(ステップ111)、周波数掃引部3
2に指示を送ってその放送波を受信して、その放送波の
番組内容を表示装置48およびスピーカ56から出力す
る(ステップ112)。その後、サーチ制御部30は、
この番組内容を見た利用者によって操作部60の「決
定」キーが押下されて利用者による選局がなされたか否
か(ステップ113)、番組内容の出力を開始して所定
時間(例えば3秒)が経過したか否か(ステップ11
4)を判定する。利用者によって操作部60の「決定」
キーが押下された場合には、番組が表示されている放送
波が選択されたものとして以後の選局動作が中断され、
その番組内容の出力が継続される。したがって、ステッ
プ100に戻って、この選択された放送波が受信不能に
なったか否かの判断が繰り返される。
【0028】また、番組内容の出力を開始してから3秒
が経過した場合(ステップ114において肯定判断され
た場合)には、次にサーチ制御部30は、上位グループ
に番組内容が出力されていない他の放送波があるか否か
を判定し(ステップ115)、他の放送波がある場合に
は、受信電界レベルが1つ小さい放送波のチャンネル番
号を読み出した後(ステップ116)、ステップ112
の番組内容の出力動作以降が繰り返される。
【0029】また、上位グループに含まれる全ての放送
波の番組内容の出力が終了すると、ステップ115にお
いて否定判断がなされ、次にサーチ制御部30は、上位
グループについて行われる番組内容の出力が2巡したか
否かを判定する(ステップ117)。1巡しか終了して
いない場合には、上述したステップ111に戻って、さ
らにもう1巡、番組内容の出力(ステップ112)、選
局の有無判定(ステップ113)等が繰り返される。ま
た、番組内容の出力が2巡した場合には、3巡目の番組
内容の出力が上位グループと下位グループの両方に含ま
れる放送波を対象に行われる(ステップ118〜12
3)。いずれかの番組内容の出力が行われているとき
に、利用者によって操作部60の「決定」キーが押下さ
れると、その放送波が選択されたものとして以後の選局
動作が中断され、その番組内容の出力が継続される。ま
た、3巡目の番組内容の出力においても利用者によって
操作部60の「決定」キーが押下されない場合には、ス
テップ122(他の放送波があるか否かの判定)におい
て否定判断がなされ、次にサーチ制御部30は、上位グ
ループに含まれる最も受信電界レベルが大きい放送波の
チャンネル番号を選局リストメモリ34から読み出して
(ステップ124)、周波数掃引部32に指示を送って
その放送波の番組を受信する(ステップ125)。
【0030】このように、本実施形態のテレビジョン受
像機100は、現在受信中の放送波の受信電界レベルが
低下して受信不能となった場合に、自動的に周波数掃引
を開始して受信可能な放送波を検出するため、利用者に
よる煩雑な操作が不要になる。
【0031】また、受信可能な放送波を検出する際に、
同時に受信電界レベルも検出しており、検出された放送
波の番組を受信電界レベルが良好なものから順に受信し
て、その内容を出力(映像表示および音声出力)する。
したがって、利用者は番組の出力順によって受信電界レ
ベルの大小を知ることができるため、受信電界レベルが
良好な放送波の番組を優先的に選択することができ、受
信状態が良好な番組を迅速、確実に視聴することができ
る。
【0032】また、検索された受信可能な放送波の番組
内容を順に出力する際に、受信電界レベルに応じて上位
グループと下位グループに分け、上位グループについて
番組内容の出力を2巡させた後に、上位グループと下位
グループを合わせた全体について1巡させている。この
ように、受信電界レベルが大きな放送波の番組を繰り返
し利用者に見せることにより、利用者にとって番組の選
択が容易となる。また、受信電界レベルが小さい放送波
の番組についても3巡目に選択することが可能であるた
め、選択の幅を広げることができる。
【0033】特に、ローカル局の番組を受信するような
場合には、UHFでしかも送信電力が小さい場合が多い
ため、走行中に現在受信中の放送波の受信状態が大きく
変化することがあるが、本実施形態のテレビジョン受像
機100を用いた場合には、受信中の放送波が受信不能
になることが頻繁に繰り返された場合であっても、利用
者は、煩雑な操作を行うことなく、受信状態が良好な放
送波を常に受信することができる。
【0034】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨内で種々の変形実施が可能
である。例えば、上述した実施形態では、周波数掃引し
て受信可能な複数の放送波を検出したときに、それらを
受信電界レベルに応じて2つのグループに分けたが、全
体を1つのグループとして、あるいは3つ以上のグルー
プ分けをしてもよい。また、このグループ分けは、単に
受信電界レベルによって上位と下位とに分けたが、他の
分け方を行うようにしてもよい。例えば、映像の受信状
態としては、有色映像が得られる状態と、色情報が欠落
するが白黒映像が得られる状態とがあるため、それぞれ
の状態を対応させてグループ分けを行うようにしてもよ
い。このようなグループ分けを行うには、図4に示すよ
うに、映像増幅回路46から出力される映像信号に含ま
れるカラーバースト信号をカラー信号検出部59によっ
て検出し、その検出結果をバースト検出信号としてサー
チ制御部30に送ればよい。
【0035】また、上述した実施形態では、受信電界レ
ベルを検出してその値を選局リストメモリ34に格納し
ているため、各放送波の番組内容を出力する際に、図5
に示すように、電界検出レベルを表示画面の一部に表示
するようにしてもよい。選局対象となる放送波の受信電
界レベルを番組内容とともに表示することにより、利用
者は、受信電界レベルの大小の順番だけでなく、どの程
度の受信状態なのかを直接知ることができ、番組選択の
参考にすることができる。
【0036】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、現在
受信中の放送波が受信不能状態になったときに、その時
点で受信可能な放送波が自動的に検出されるため、利用
者は煩雑な操作を行うことなく、それらの検出された放
送波の中から所望のものを選択することができる。特
に、検索された各放送波を順に受信してその内容の出力
が行われるため、利用者はその内容を確認した上で所望
の放送波を選ぶことができる。また、受信電界レベルが
大きい順に放送波の受信内容を出力することにより、利
用者は、容易に受信状態が良好な放送波を選択すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のテレビジョン受像機の構成を示す
図である。
【図2】本実施形態のテレビジョン受像機の動作手順を
示す流れ図である。
【図3】本実施形態のテレビジョン受像機の動作手順を
示す流れ図である。
【図4】図1に示したテレビジョン受像機を部分的に変
形した構成を示す図である。
【図5】受信電界レベルを表示した画面の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 チューナ部 2 PLL制御部 3 選局制御部 30 サーチ制御部 32 周波数掃引部 34 選局リストメモリ 58 受信レベル検出回路 60 操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信中の放送波の受信不能状態を検出し
    たときに、周波数掃引動作を行って、受信可能な1ある
    いは複数の放送波を検出する放送波サーチ手段と、 前記放送波サーチ手段によって検出された1あるいは複
    数の放送波を、所定の順に受信してその内容を出力する
    選択候補受信手段と、 受信内容が前記選択候補受信手段によって順に出力され
    た放送波の中からいずれかを選択する放送波選択手段
    と、 を備えることを特徴とするテレビジョン受像機の選局方
    式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記放送波サーチ手段は、放送波の有無とともに各放送
    波の受信電界レベルを検出しており、 前記選択候補受信手段は、前記放送波サーチ手段によっ
    て検出された前記受信電界レベルが認識可能な状態で、
    前記放送波の受信内容の出力を行うことを特徴とするテ
    レビジョン受像機の選局方式。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記選択候補受信手段は、前記受信電界レベルが大きい
    順に、前記放送波の受信内容の出力を行うことを特徴と
    するテレビジョン受像機の選局方式。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記選択候補受信手段は、前記受信電界レベルの大きさ
    に応じて、前記放送波サーチ手段によって検出された複
    数の前記放送波のグループ分けを行い、前記受信電界レ
    ベルが大きいグループについて前記放送波の受信内容の
    出力を複数回行った後に、少なくとも前記受信電界レベ
    ルが小さいグループが含まれるように前記放送波の受信
    内容の出力を行うことを特徴とするテレビジョン受像機
    の選局方式。
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