JP2000056408A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2000056408A
JP2000056408A JP22496098A JP22496098A JP2000056408A JP 2000056408 A JP2000056408 A JP 2000056408A JP 22496098 A JP22496098 A JP 22496098A JP 22496098 A JP22496098 A JP 22496098A JP 2000056408 A JP2000056408 A JP 2000056408A
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light
exposure
color
head
light source
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JP22496098A
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Toru Tanihata
透 谷端
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データに応じて光を照射することによっ
て感光材料の露光を行う露光装置において、構成要素が
簡素で、かつ、装置自体の大きさも小型となる、フルカ
ラー露光が可能な露光装置を提供する。 【解決手段】 石英ロッド10の一端の近傍にランプ部
12を配置し、石英ロッド10の周囲に、カラーフィル
タが形成されたカラードラム11を回転自在に配置る。
ランプ部12を出射した光は、石英ロッド10の一端に
入射し、石英ロッド10の円柱面から、カラードラム1
1を透過して、PLZTヘッド6Aに入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
感光材料である印画紙への露光を制御する露光ヘッドを
備えた露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルライン露光デバイスと呼
ばれる画像記録装置が種々提案されている。この種の画
像記録装置は、フィルム画像などを画像データとして取
り込み、取り込んだ画像データに応じて印画紙を露光
し、印画紙に画像を記録するものである。
【0003】このような従来の画像記録装置の一例につ
いて、図9を参照しながら以下に説明する。この画像記
録装置は、図9に示すように、マガジン51、画像記録
部52、および現像処理部53を備えている。
【0004】マガジン51は、未露光未現像の印画紙5
4をロール状態で収納する印画紙収納部であり、収納さ
れた印画紙54は、画像記録部52内の露光位置に搬送
されるようになっている。
【0005】画像記録部52は、マガジン51から搬送
された印画紙54をプリントサイズに切断するカッター
55と、露光位置に搬送された印画紙54を露光し、印
画紙54上に画像を形成する露光装置56と、露光装置
56による露光量を測定する測定部57と、露光装置5
6の動作を制御する制御部58と、光源部59と、光源
部59からの光を露光装置56に導く光ファイバー束6
0とを備えている。
【0006】光源部59とPLZTヘッド56Aとは、
光ファイバー束60を介して接続されており、光ファイ
バー束60は、導光を行うとともに、スポット状の発光
領域を直線状に伸びた発光領域に変換するように構成さ
れている。
【0007】上記露光装置56における露光手段とし
て、PLZTヘッド56Aが設けられている。このPL
ZTヘッド56Aは、透明強誘電性セラミックス材料で
あるPLZT素子を一対の偏光板(偏光子および検光
子)の間に配したものである。また、このPLZTヘッ
ド56Aは、光源部59からの光の透過とその阻止とを
制御するシャッター部を備えており、各シャッター部
は、印画紙54の搬送方向と直交する方向に一次元的に
設けられている。そして、所望の画素に対応する位置の
シャッター部に画像データに応じた駆動電圧を印加する
と、偏光子で直線偏光された光がPLZT素子を通過す
る際に、その光の偏光状態が変化し、検光子の偏光面に
一致した光成分のみが検光子から出射され、印画紙54
が露光されるようになっている。
【0008】このPLZTヘッド56Aには、ネガ/ポ
ジ等のフィルムあるいは反射原稿を読み取って得られた
画像データ、またはPC(Personal Computer) などで作
成された画像データ等が、制御部58から送られる。P
LZTヘッド56Aは、送られた画像データに基づいて
駆動され、光ファイバー束60を介して送られる光源部
59からの光によって、印画紙54を露光する。PLZ
Tヘッド56Aは、印画紙54の搬送方向と直交する方
向に複数のドットが1次元的に配列されており、露光
中、印画紙54はPLZTヘッド56Aの駆動に同期し
た速度で搬送される。
【0009】測定部57は、センサ57Bが、ボールネ
ジ57Aによって、PLZTヘッド56Aの直下を印画
紙54の搬送方向と直交する方向に移動する構成となっ
ており、PLZTヘッド56Aの出力光の光量が、各ド
ット毎に測定される。測定されたデータは、制御部58
において、PLZTヘッド56Aにおける各ドット毎の
透過光量を均一化する補正値として算出される。そし
て、次の画像データの露光時には、この補正値が加味さ
れた状態で露光が行われる。
【0010】現像処理部53は、現像部と乾燥部とを備
えている。現像部は、発色現像液、漂白液、定着液、安
定液の各処理液を収容する各処理槽を有しており、露光
装置56において画像の記録された印画紙54を各処理
液に順次浸漬することにより、現像処理を行う。乾燥部
は、現像部において処理された印画紙54を乾燥させ
る。乾燥部において乾燥された印画紙54は、仕上がり
プリント54Aとして装置外部に排出される。
【0011】なお、上記の構成では、露光ヘッドとして
PLZTヘッド56Aを用いているが、例えば、LED
(Light Emitting Diode)素子を直線状に配置したLED
アレイを露光ヘッドとして用いることもできる。LED
アレイは、それ自体が発光素子を備えているので、上記
のように露光ヘッドに適用した場合、光源を別途設ける
必要がないので、構成の簡素化を図ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のPLZTヘッド
56Aを用いた従来の画像記録装置は、PLZTヘッド
56Aに対して、光ファイバー束60を介して光源部5
9が接続されている構成となっている。このような構成
の場合、光源部59と露光装置56とを別の筺体内に配
置する必要があり、装置の大型化を招いていた。
【0013】また、光源部59から露光装置56への導
光を行うとともに、スポット状の発光領域を直線状に伸
びた発光領域に変換するために、光ファイバー束60が
必要となり、装置の構成の複雑化ならびに部品点数の増
大を招いていた。
【0014】また、露光ヘッドとしてLEDアレイを用
いる場合には、LED素子自体の発光光量が小さいの
で、露光時間を長くするなどの対応が必要とされ、装置
としての処理能力が低くなっていた。
【0015】また、LEDアレイは、R、G、Bの各素
子ごとに光強度の偏りがあるため、高画質のプリントを
得るためには、そのような偏りを考慮に入れた露光制御
を行う必要があり、制御処理の複雑化を招いていた。
【0016】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、画像データに応じて光を
照射することによって感光材料の露光を行う露光装置に
おいて、構成要素が簡素で、かつ、装置自体の大きさも
小型となる、フルカラー露光が可能な露光装置を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の露光装置は、画像データに応じて
光を照射することによって感光材料の露光を行う露光装
置において、光源と、軸方向に長い円柱形状の光伝送ロ
ッドと、各画素毎に光の透過および遮断を切り替える複
数のシャッターが、上記光伝送ロッドの長手方向に平行
な方向に一列に配置された露光ヘッドとを備え、上記光
伝送ロッドは、一端から入射した上記光源からの光を円
柱面から出射し、上記露光ヘッドは、上記光伝送ロッド
から入射した光を上記感光材料に照射することを特徴と
している。
【0018】上記の構成によれば、光源から出射した光
は、光伝送ロッドを介して露光ヘッドに到達することに
なる。このような構成の場合、光源と露光ヘッドとを別
の筺体内に配置する必要がなく、かつ、構成をコンパク
トに配置することができるので、装置の小型化を図るこ
とができる。
【0019】また、光源からの光を露光ヘッドに伝達す
る手段として、光伝送ロッドを用いているので、例えば
従来の構成のように、各画素に対応した極めて多数の光
ファイバーからなる光ファイバー束などが不要となり、
装置の構成の簡素化ならびに部品点数の低減化を図るこ
とができる。
【0020】請求項2記載の露光装置は、請求項1記載
の構成において、上記光伝送ロッドを囲うように、該光
伝送ロッドの中心軸と同心となる円筒状の色分解ドラム
が、その中心軸まわりに回転するように設けられてお
り、該色分解ドラムには、青色、緑色、赤色の各色に対
応したフィルタが形成されていることを特徴としてい
る。
【0021】上記の構成によれば、光源から光伝送ロッ
ドに伝わった光は、青色、緑色、赤色の各色に対応した
フィルタが形成された色分解ドラムを透過してから、露
光ヘッドに入射することになる。また、色分解ドラム
は、その中心軸まわりに回転するように設けられている
ので、例えば露光ヘッドにおける露光と色分解ドラムの
回転とを同期させることにより、フルカラー露光を容易
に行うことができる。
【0022】請求項3記載の露光装置は、請求項1記載
の構成において、上記光源と上記光伝送ロッドとの間
に、青色、緑色、赤色の各色に対応したフィルタが形成
された円盤状の色分解ホイールが、その円周方向に回転
するように設けられており、上記光源から上記光伝送ロ
ッドへ入射する光の光軸が、上記の青色、緑色、赤色の
各色に対応したフィルタのいずれか1つを透過するよう
に、上記色分解ホイールが配置されていることを特徴と
している。
【0023】上記の構成によれば、光源から出射した光
は、青色、緑色、赤色の各色に対応したフィルタのいず
れか1つを透過してから、光伝送ロッドを介して露光ヘ
ッドに入射することになる。また、色分解ホイールは、
その円周方向に回転するように設けられているので、例
えば露光ヘッドにおける露光と色分解ホイールの回転と
を同期させることにより、フルカラー露光を容易に行う
ことができる。
【0024】また、上記の色分解ホイールは、光源から
光伝送ロッドへ照射される光の色を切り替えるものであ
るので、その色分解ホイール自身の大きさは比較的小さ
いもので済む。よって、装置の小型化を図ることができ
るとともに、色分解ホイールの回転駆動に必要なエネル
ギーおよび駆動力を小さくすることができる。
【0025】請求項4記載の露光装置は、請求項1記載
の構成において、上記光源は、青色、緑色、赤色のいず
れか1色の光を発する発光部材を各色毎に複数備えた構
成となっていることを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、上記光源は、青色、
緑色、赤色のいずれか1色の光を発する発光部材を各色
毎に複数備えた構成となっているので、発光部材を各色
毎に選択的に点灯させ、この点灯のサイクルを露光ヘッ
ドにおける露光と同期させることによって、フルカラー
露光を容易に行うことができる。
【0027】また、フルカラー露光を行うための構成と
しての、請求項2または3に記載の構成のような色分解
手段が不要となるので、装置の構成の簡素化ならびに小
型化を図ることができる。
【0028】請求項5記載の露光装置は、請求項1ない
し4のいずれかに記載の構成において、上記露光ヘッド
は、光の透過、遮断を制御するPLZT素子を備えたP
LZTヘッドであることを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、光の透過、遮断を制
御する露光ヘッドとして、PLZT素子を備えたPLZ
Tヘッドを用いている。このPLZTヘッドが備えてい
るPLZT素子は、例えばLEDアレイ、液晶、蛍光表
示管などと比較して露光能力に優れており、高精細なド
ットを形成することができる。また、PLZT素子は応
答速度が非常に早く、オン/オフ時の光透過率比は20
00:1にもなり、かつ、使用温度範囲も広く、長寿命
であるなどの利点を有している。
【0030】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図4に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0031】図4は、本発明の実施の形態に係る露光装
置を備えた画像記録装置の概略構成を示す説明図であ
る。この画像記録装置は、図4に示すように、マガジン
1、画像記録部2、および現像処理部3を備えている。
【0032】マガジン1は、未露光未現像の印画紙(感
光材料)4をロール状態で収納する印画紙収納部であ
り、収納された印画紙4は、画像記録部2内の露光位置
に搬送されるようになっている。
【0033】画像記録部2は、マガジン1から搬送され
た印画紙4をプリントサイズに切断するカッター5と、
露光位置に搬送された印画紙4を露光し、印画紙4上に
画像を形成する露光装置6と、露光装置6による露光量
を測定する測定部7と、露光装置6の動作を制御する制
御部8とを備えている。
【0034】上記露光装置6は、光源部9(詳細は後述
する)と、PLZTヘッド6Aとを備えている。このP
LZTヘッド6Aは、透明強誘電性セラミックス材料で
あるPLZT素子を一対の偏光板(偏光子と検光子)の
間に配したものである。PLZT素子は、ジルコン酸鉛
(PbZrO3 )とチタン酸鉛(PbTiO3 )とを適
当な比率で固溶体としたもの(PZT)に、ランタンを
添加してホットプレスして得られる(Pb1-X LaX
(ZrY Ti1-Y 1-X/4 3 系固溶体である。
【0035】このPLZTヘッド6Aは、光源部9から
の光の透過とその阻止とを制御するシャッター部を備え
ている。各シャッター部は、印画紙4の搬送方向と直交
する方向(印画紙4の幅方向)に一次元的に設けられて
いる。本実施形態では、PLZTヘッド6Aの露光解像
度は400dpiに設定してある。また、上記シャッタ
ー部は5120個設けられており、5120ドット分の
画像データが送られるようになっている。これは、印画
紙幅の誤差を考慮して、305mm(およそ12イン
チ)幅の印画紙4にも余裕を持って対応できるように設
定されている。すなわち、5120ドット分のシャッタ
ー部の数は、400(dpi)×12(インチ)の単純
計算で得られる4800個よりも多い数となっている。
【0036】このようなPLZTヘッド6Aは、高い透
光性と、電圧を印加すると複屈折率が変化する電気光学
効果とを合わせ持っている。このPLZTヘッド6Aに
よる露光動作は次のようになる。所望の画素に対応する
位置のシャッター部に画像データに応じた駆動電圧を印
加すると、偏光子で直線偏光された光がPLZT素子を
通過する際に、その光の偏光状態が変化し、検光子の偏
光面に一致した光成分のみが検光子から出射され、印画
紙4が露光される。
【0037】また、このPLZTヘッド6Aが備えてい
るPLZT素子は、例えばLEDアレイ、液晶、蛍光表
示管などと比較して露光能力に優れており、高精細なド
ットを形成することができる。また、PLZT素子は応
答速度が非常に早く、オン/オフ時の光透過率比は20
00:1にもなり、かつ、使用温度範囲も広く、長寿命
であるなどの利点を有している。
【0038】このPLZTヘッド6Aには、ネガ/ポジ
等のフィルムあるいは反射原稿を読み取って得られた画
像データ、またはPC(Personal Computer) などで作成
された画像データ等が、制御部8から送られる。PLZ
Tヘッド6Aは、送られた画像データに基づいて駆動さ
れ、光源部9からの光によって、印画紙4を露光する。
PLZTヘッド6Aは、印画紙4の搬送方向と直交する
方向に複数のドットが1次元的に配列されており、露光
中、印画紙4はPLZTヘッド6Aの駆動に同期した速
度で搬送される。
【0039】測定部7は、センサ7Bが、ボールネジ7
Aによって、PLZTヘッド6Aの直下を印画紙4の搬
送方向と直交する方向に移動する構成となっており、P
LZTヘッド6Aの出力光の光量を、各ドット毎に測定
する。測定されたデータは、制御部8において、PLZ
Tヘッド6Aにおける各ドット毎の透過光量を均一化す
る補正値として算出される。そして、次の画像データの
露光時には、この補正値が加味された状態で露光が行わ
れる。
【0040】現像処理部3は、現像部と乾燥部とを備え
ている。現像部は、発色現像液、漂白液、定着液、安定
液の各処理液を収容する各処理槽を有しており、露光装
置6において画像の記録された印画紙4を各処理液に順
次浸漬することにより、現像処理を行う。乾燥部は、現
像部において処理された印画紙4を乾燥させる。乾燥部
において乾燥された印画紙4は、仕上がりプリント4A
として装置外部に排出される。
【0041】次に、上記の光源部9について、図1ない
し図3を参照しながら説明する。図1および図2は、光
源部9の近傍の概略構成を示しており、図1は斜視図、
図2は光源部9の長手方向に平行な面の断面図である。
また、図3は、光源部9の長手方向に垂直な面の断面図
を示している。
【0042】図1および図2に示すように、光源部9
は、石英ロッド(光伝送ロッド)10と、カラードラム
(色分解ドラム)11と、ランプ部(光源)12とを備
えている。カラードラム11は、中空の円筒形状をして
おり、図3に示すように、透明ドラム11Aの外側面
に、青色、緑色、赤色のそれぞれ対応したカラーフィル
タFB・FG・FRが形成された構成となっている。こ
のカラーフィルタFB・FG・FRは、カラードラム1
1の長手方向に垂直な断面において、円周上を3等分す
る領域、換言すれば、中心角が120°ずつとなる3つ
の領域に、長手方向にわたって形成されている。
【0043】また、石英ロッド10は、軸方向に長く伸
びた中実の円柱形状をしており、カラードラム11の内
側に同心となるように配置されている。そして、この石
英ロッド10およびカラードラム11は、PLZTヘッ
ド6Aの上方において、その長手方向、すなわち軸方向
が印画紙4の幅方向となるように配置される。
【0044】また、ランプ部12は、石英ロッド10の
一方の端部における軸方向の延長線上に配置されてい
る。ランプ部12は、ハロゲンランプ12Aとリフレク
タ12Bとから構成されている。リフレクタ12Bは、
ハロゲンランプ12Aを出射した光を反射させて石英ロ
ッド10の端部における入射面に入射するように、ハロ
ゲンランプ12Aの周囲を囲むように凹面状に形成され
ている。また、このリフレクタ12Bの反射面は鏡面加
工が施されている。
【0045】カラードラム11は、石英ロッド10の周
りを、その中心軸を回転中心として一定速度で回転する
ように構成されている。この回転速度はPLZTヘッド
6Aでの露光と同期して設定される。本実施形態では、
PLZTヘッド6Aにおける露光速度を400ライン/
sに設定し、カラードラム11の回転速度を400rp
sに設定してある。すなわち、1ライン分を露光する毎
にカラードラム11が1回転することになる。カラード
ラム11を回転させる駆動源としては、従来からよく知
られているステッピングモータ、サーボモータ、DCブ
ラシレスモータなどを用いればよい。
【0046】上記の石英ロッド10は石英から構成され
ているが、これに限定されるものではなく、例えば光学
ガラス、シリコン樹脂、アクリル樹脂などの、透明度が
高く耐光性の良い材料を用いることができる。この石英
ロッド10の外周面には、図示はしないが、入射した光
を石英ロッド10内に拡散反射するための拡散縞が形成
されている。この拡散縞は、石英ロッド10を構成する
材料よりも高屈折率であり、かつ耐光性のある透明微粉
体によって構成されている。また、この拡散縞は、石英
ロッド10の外周面における軸方向に直線状に形成され
る。なお、この拡散縞は、石英ロッド10の外周面にお
いて、PLZTヘッド6Aが配置されている側とは反対
側に配置されている。
【0047】次に、以上のような構成の光源部9の動作
について説明する。ハロゲンランプ12Aを出射した光
は、その一部がリフレクタ12Bで反射されて、石英ロ
ッド10の端部の入射面に入射する。石英ロッド10に
入射した光は、石英ロッド10の内部で全反射を繰り返
しながら軸方向へ伝送される。石英ロッド10の内部を
伝送される光は、伝送中に、石英ロッド10の外周面に
形成された拡散縞によって拡散反射され、さらに、石英
ロッド10自身のレンズ作用によって、拡散縞と反対方
向、すなわち、PLZTヘッド6A方向に指向性をもっ
て放射される。この時、石英ロッド10から出射する光
は、石英ロッド10の長手方向の全域にわたって、その
強度がほぼ均一となっている。なお、図1および図2に
おいて、矢印は光の出射方向を示している。
【0048】そして、石英ロッド10を出射した光は、
カラードラム11の内側から、透明ドラム11Aを透過
し、カラーフィルタFB、FG、FRのいずれか1箇所
を透過してPLZTヘッド6Aに入射する。上記したよ
うに、1ライン分露光する毎にカラードラム11が1回
転するように設定されているので、青色、緑色、赤色の
各色のデータが1ライン毎に順次露光されることにな
る。
【0049】以上のように、本実施形態に係る露光装置
6は、ランプ部12から出射した光が、石英ロッド10
を介してPLZTヘッド6Aに到達する構成となってい
る。このような構成の場合、ランプ部12とPLZTヘ
ッド6Aとを別の筺体内に配置する必要がなく、かつ、
構成をコンパクトに配置することができるので、装置の
小型化を図ることができる。
【0050】また、ランプ部12からの光をPLZTヘ
ッド6Aに伝達する手段として、石英ロッド10を用い
ているので、例えば従来の構成のように、各画素に対応
した極めて多数の光ファイバーからなる光ファイバー束
などが不要となり、装置の構成の簡素化ならびに部品点
数の低減化を図ることができる。
【0051】また、ランプ部12から石英ロッド10に
伝わった光は、青色、緑色、赤色の各色に対応したカラ
ーフィルタFB・FG・FRが形成されたカラードラム
11を透過してから、PLZTヘッド6Aに入射するこ
とになる。また、カラードラム11は、その中心軸まわ
りに回転するように設けられているので、PLZTヘッ
ド6Aにおける露光と色分解ドラムの回転とを同期させ
ることにより、フルカラー露光を容易に行うことができ
る。
【0052】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の形態
について図5に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様
の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明
を省略する。
【0053】図5(a)は、本実施形態に係る光源部9
およびその近辺の概略構成を示す側面図である。この光
源部9は、石英ロッド10と、ランプ部12と、カラー
ホイール13(色分解ホイール)と、カラーホイール1
3を回転させるためのホイール回転用モータ13Aとを
備えている。また、図5(b)は、図5(a)における
カラーホイール13を左側方から見た際の側面図であ
る。
【0054】カラーホイール13は、図5(a)および
(b)に示すように、円盤状の形状をしており、中心角
がそれぞれ120°ずつとなる3つの領域に、青色、緑
色、赤色にそれぞれ対応したカラーフィルタFB・FG
・FRが設けられている。また、カラーホイール13
は、ホイール回転用モータ13Aによって回動可能とな
っている。
【0055】このカラーホイール13の回転速度は、実
施の形態1におけるカラードラム11と同様に、PLZ
Tヘッド6Aでの露光と同期して設定される。本実施形
態では、PLZTヘッド6Aにおける露光速度を400
ライン/sに設定し、カラーホイール13の回転速度を
400rpsに設定してある。すなわち、1ライン分を
露光する毎にカラーホイール13が1回転することにな
る。ホイール回転用モータ13Aとしては、従来からよ
く知られているステッピングモータ、サーボモータ、D
Cブラシレスモータなどを用いればよい。
【0056】このような構成のカラーホイール13が、
ランプ部12と石英ロッド10との間の領域に配置され
ている。この際に、ランプ部12から出射した光の光軸
が、カラーホイール13におけるカラーフィルタFB・
FG・FRのいずれか1つを通過するような位置に、カ
ラーホイール13が配置される。
【0057】その他の構成については、実施の形態1で
説明した構成と同様となっており、図5(a)に示した
構成は、実施の形態1で説明した図4に示す画像記録装
置に適用することができる。
【0058】次に、以上のような構成の光源部9の動作
について説明する。ハロゲンランプ12Aを出射した光
は、その一部がリフレクタ12Bで反射されて、カラー
ホイール13におけるカラーフィルタFB・FG・FR
のいずれか1つの領域に入射する。そして、カラーホイ
ール13を出射した光は、石英ロッド10の端部の入射
面に入射する。石英ロッド10に入射した光は、石英ロ
ッド10の内部で全反射を繰り返しながら軸方向へ伝送
される。石英ロッド10の内部を伝送される光は、伝送
中に、石英ロッド10の外周面に形成された拡散縞によ
って拡散反射され、さらに、石英ロッド10自身のレン
ズ作用によって、拡散縞と反対方向、すなわち、PLZ
Tヘッド6A方向に指向性をもって放射される。この
時、石英ロッド10から出射する光は、石英ロッド10
の長手方向の全域にわたって、その強度がほぼ均一とな
っている。なお、図5(a)において、矢印は光の出射
方向を示している。
【0059】そして、石英ロッド10を出射した光は、
PLZTヘッド6Aに入射する。上記したように、1ラ
イン分露光する毎にカラーホイール13が1回転するよ
うに設定されているので、青色、緑色、赤色の各色のデ
ータが1ライン毎に順次露光されることになる。
【0060】以上のように、本実施形態に係る露光装置
6は、ランプ部12から出射した光が、青色、緑色、赤
色の各色に対応したカラーフィルタFB・FG・FRの
いずれか1つを透過してから、石英ロッド10を介して
PLZTヘッド6Aに入射する構成となっている。ま
た、カラーホイール13は、その円周方向に回転するよ
うに設けられており、PLZTヘッド6Aにおける露光
とカラーホイール13の回転とを同期させることによ
り、フルカラー露光を容易に行うことができる。
【0061】また、上記のカラーホイール13は、ラン
プ部12から石英ロッド10へ照射される光の色を切り
替えるものであるので、そのカラーホイール13自身の
大きさは比較的小さいもので済む。よって、装置の小型
化を図ることができるとともに、カラーホイール13の
回転駆動に必要なエネルギーおよび駆動力を小さくする
ことができる。
【0062】〔実施の形態3〕本発明の実施のさらに他
の形態について図6に基づいて説明すれば、以下のとお
りである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成
と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、そ
の説明を省略する。
【0063】図6は、本実施形態に係る光源部9および
その近辺の概略構成を示す側面図である。この光源部9
は、石英ロッド10と、LED群14とを備えている。
LED群14は、青色の光を発するLED素子(発光部
材)LB…と、緑色の光を発するLED素子(発光部
材)LG…と、赤色の光を発するLED素子(発光部
材)LR…とから構成されており、実施の形態1および
2において、ランプ部12が配置されていた位置に配置
されている。
【0064】このLED群14における、各色に対応す
るLED素子LB…、LG…、LR…の数に関して、L
ED素子LR…の数を一番大きくし、次にLED素子L
G…、そしてLED素子LB…の数を一番小さく設定し
てある。これは、印画紙4の感度において、青色に対す
る感度が一番強く、次に緑色、そして赤色に対する感度
が一番弱くなっていることによるものである。本実施形
態においては、図6に示すように、LED素子LB…を
2個、LED素子LG…を3個、LED素子LR…を4
個配置している。
【0065】以上のような構成のLED群14におい
て、LED素子LB…、LG…、LR…は、各色毎に選
択的に点灯される。この点灯のタイミングは、PLZT
ヘッド6Aでの露光と同期して設定される。本実施形態
では、PLZTヘッド6Aにおける露光速度を400ラ
イン/sに設定し、LED群14の点灯のサイクルを4
00サイクル/sに設定してある。すなわち、1ライン
分を露光する毎にLED群14の点灯が1サイクル行わ
れることになる。
【0066】その他の構成については、実施の形態1で
説明した構成と同様となっており、図6に示した構成
は、実施の形態1で説明した図4に示す画像記録装置に
適用することができる。
【0067】次に、以上のような構成の光源部9の動作
について説明する。LED群14におけるLED素子L
B…、LG…、LR…が、各色毎に選択的に点灯され、
石英ロッド10の端部の入射面に入射する。石英ロッド
10に入射した光は、石英ロッド10の内部で全反射を
繰り返しながら軸方向へ伝送される。石英ロッド10の
内部を伝送される光は、伝送中に、石英ロッド10の外
周面に形成された拡散縞によって拡散反射され、さら
に、石英ロッド10自身のレンズ作用によって、拡散縞
と反対方向、すなわち、PLZTヘッド6A方向に指向
性をもって放射される。この時、石英ロッド10から出
射する光は、石英ロッド10の長手方向の全域にわたっ
て、その強度がほぼ均一となっている。なお、図6にお
いて、矢印は光の出射方向を示している。
【0068】そして、石英ロッド10を出射した光は、
PLZTヘッド6Aに入射する。上記したように、1ラ
イン分露光する毎にLED群14の点灯が1サイクルす
るように設定されているので、青色、緑色、赤色の各色
のデータが1ライン毎に順次露光されることになる。
【0069】以上のように、本実施形態に係る露光装置
6は、光源として、青色、緑色、赤色のいずれか1色の
光を発するLED素子LB…・LG…・LR…を各色毎
に複数備えた構成となっているので、このLED素子L
B…・LG…・LR…を各色毎に選択的に点灯させ、こ
の点灯のサイクルをPLZTヘッド6Aにおける露光と
同期させることによって、フルカラー露光を容易に行う
ことができる。
【0070】また、フルカラー露光を行うための構成と
しての、実施の形態1におけるカラードラム11や、実
施の形態2におけるカラーホイール13などの構成が不
要となるので、装置の構成の簡素化ならびに小型化を図
ることができる。
【0071】〔実施の形態4〕本発明の実施のさらに他
の形態について図7および図8に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説
明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0072】図7は、光源部9の近傍の概略構成を示す
斜視図である。また、図8は、光源部9の長手方向に垂
直な面の断面図を示している。
【0073】図7に示すように、光源部9は、長尺ハロ
ゲンランプ15と、カラードラム11とを備えている。
カラードラム11は、中空の円筒形状をしており、図8
に示すように、透明ドラム11Aの外側面に、青色、緑
色、赤色のそれぞれ対応したカラーフィルタFB・FG
・FRが形成された構成となっている。このカラーフィ
ルタFB・FG・FRは、カラードラム11の長手方向
に垂直な断面において、円周上を3等分する領域、換言
すれば、中心角が120°ずつとなる3つの領域に、長
手方向にわたって形成されている。
【0074】また、長尺ハロゲンランプ15は、軸方向
に長い円柱形状をしており、カラードラム11の内側に
同心となるように配置されている。そして、この長尺ハ
ロゲンランプ15およびカラードラム11は、PLZT
ヘッド6Aの上方において、その長手方向、すなわち軸
方向が印画紙4の幅方向となるように配置される。
【0075】なお、本実施形態においては、光源とし
て、長尺ハロゲンランプ15を用いたが、これに限定さ
れるものではなく、例えば蛍光管ランプなどを用いるこ
とも可能である。
【0076】カラードラム11は、長尺ハロゲンランプ
15の周りを、その中心軸を回転中心として一定速度で
回転するように構成されている。この回転速度はPLZ
Tヘッド6Aでの露光と同期して設定される。本実施形
態では、PLZTヘッド6Aにおける露光速度を400
ライン/sに設定し、カラードラム11の回転速度を4
00rpsに設定してある。すなわち、1ライン分を露
光する毎にカラードラム11が1回転することになる。
カラードラム11を回転させる駆動源としては、従来か
らよく知られているステッピングモータ、サーボモー
タ、DCブラシレスモータなどを用いればよい。
【0077】次に、以上のような構成の光源部9の動作
について説明する。長尺ハロゲンランプ15を出射した
光は、カラードラム11の内側から、透明ドラム11A
を透過し、カラーフィルタFB、FG、FRのいずれか
1箇所を透過してPLZTヘッド6Aに入射する。この
時、長尺ハロゲンランプ15から出射する光は、長尺ハ
ロゲンランプ15の長手方向の全域にわたって、その強
度がほぼ均一となっている。なお、図7において、矢印
は光の出射方向を示している。
【0078】そして、上記したように、1ライン分露光
する毎にカラードラム11が1回転するように設定され
ているので、青色、緑色、赤色の各色のデータが1ライ
ン毎に順次露光されることになる。
【0079】以上のように、本実施形態に係る露光装置
6は、光源として、軸方向に長い円柱形状の長尺ハロゲ
ンランプ15と、各画素毎に光の透過および遮断を切り
替える複数のシャッターが、上記光伝送ロッドの長手方
向に平行な方向に一列に配置されたPLZTヘッド6A
と、上記の長尺ハロゲンランプ15を囲うように、該長
尺ハロゲンランプ15の中心軸と同心となる円筒状のカ
ラードラム11とを備えている。そして、上記カラード
ラム11には、青色、緑色、赤色の各色に対応したカラ
ーフィルタFB・FG・FRが形成されており、該カラ
ードラム11は、その中心軸まわりに回転する構成とな
っている。
【0080】このような構成によれば、光源としての長
尺ハロゲンランプ15とPLZTヘッド6Aとを別の筺
体内に配置する必要がなく、かつ、構成をコンパクトに
配置することができるので、装置の小型化を図ることが
できる。
【0081】また、例えば従来の構成のように、光源と
露光ヘッドとの間で光を伝送するために、各画素に対応
した極めて多数の光ファイバーからなる光ファイバー束
などが不要となるので、装置の構成の簡素化ならびに部
品点数の低減化を図ることができる。
【0082】また、長尺ハロゲンランプ15を出射した
光は、青色、緑色、赤色の各色に対応したカラーフィル
タFB・FG・FRが形成されたカラードラム11を透
過してから、PLZTヘッド6Aに入射することにな
る。また、カラードラム11は、その中心軸まわりに回
転するように設けられているので、PLZTヘッド6A
における露光と色分解ドラムの回転とを同期させること
により、フルカラー露光を容易に行うことができる。
【0083】また、長尺ハロゲンランプ15は、出射光
量が比較的大きいものであるので、装置としての処理能
力を向上させることができる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る露
光装置は、画像データに応じて光を照射することによっ
て感光材料の露光を行う露光装置において、光源と、軸
方向に長い円柱形状の光伝送ロッドと、各画素毎に光の
透過および遮断を切り替える複数のシャッターが、上記
光伝送ロッドの長手方向に平行な方向に一列に配置され
た露光ヘッドとを備え、上記光伝送ロッドは、一端から
入射した上記光源からの光を円柱面から出射し、上記露
光ヘッドは、上記光伝送ロッドから入射した光を上記感
光材料に照射する構成である。
【0085】これにより、光源と露光ヘッドとを別の筺
体内に配置する必要がなく、かつ、構成をコンパクトに
配置することができるので、装置の小型化を図ることが
できるという効果を奏する。
【0086】また、例えば従来の構成のように、各画素
に対応した極めて多数の光ファイバーからなる光ファイ
バー束などが不要となるので、装置の構成の簡素化なら
びに部品点数の低減化を図ることができるという効果を
奏する。
【0087】請求項2の発明に係る露光装置は、上記光
伝送ロッドを囲うように、該光伝送ロッドの中心軸と同
心となる円筒状の色分解ドラムが、その中心軸まわりに
回転するように設けられており、該色分解ドラムには、
青色、緑色、赤色の各色に対応したフィルタが形成され
ている構成である。
【0088】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、例えば露光ヘッドにおける露光と色分解ドラム
の回転とを同期させることにより、フルカラー露光を容
易に行うことができるという効果を奏する。
【0089】請求項3の発明に係る露光装置は、上記光
源と上記光伝送ロッドとの間に、青色、緑色、赤色の各
色に対応したフィルタが形成された円盤状の色分解ホイ
ールが、その円周方向に回転するように設けられてお
り、上記光源から上記光伝送ロッドへ入射する光の光軸
が、上記の青色、緑色、赤色の各色に対応したフィルタ
のいずれか1つを透過するように、上記色分解ホイール
が配置されている構成である。
【0090】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、例えば露光ヘッドにおける露光と色分解ホイー
ルの回転とを同期させることにより、フルカラー露光を
容易に行うことができるという効果を奏する。
【0091】また、色分解ホイール自身の大きさは比較
的小さいもので済むので、装置の小型化を図ることがで
きるとともに、色分解ホイールの回転駆動に必要なエネ
ルギーおよび駆動力を小さくすることができるという効
果を奏する。
【0092】請求項4の発明に係る露光装置は、上記光
源は、青色、緑色、赤色のいずれか1色の光を発する発
光部材を、各色毎に複数備えた構成となっている構成で
ある。
【0093】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、発光部材を各色毎に選択的に点灯させ、この点
灯のサイクルを露光ヘッドにおける露光と同期させるこ
とによって、フルカラー露光を容易に行うことができる
という効果を奏する。
【0094】また、フルカラー露光を行うための構成と
しての、請求項2または3に記載の構成のような色分解
手段が不要となるので、装置の構成の簡素化ならびに小
型化を図ることができるという効果を奏する。
【0095】請求項5の発明に係る露光装置は、上記露
光ヘッドは、光の透過、遮断を制御するPLZT素子を
備えたPLZTヘッドである構成である。
【0096】これにより、請求項1ないし4のいずれか
の構成による効果に加えて、このPLZTヘッドが備え
ているPLZT素子は、例えばLEDアレイ、液晶、蛍
光表示管などと比較して露光能力に優れており、高精細
なドットを形成することができるという効果を奏する。
また、PLZT素子は応答速度が非常に早く、オン/オ
フ時の光透過率比は2000:1にもなり、かつ、使用
温度範囲も広く、長寿命であるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る露光装置におけ
る、光源部およびその近傍の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図2】上記の光源部およびその近傍の概略構成を示す
断面図である。
【図3】上記光源部の長手方向に垂直な面を示す断面図
である。
【図4】上記露光装置を備えた画像記録装置の概略構成
を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の他の形態に係る露光装置におけ
る、光源部およびその近傍の概略構成を示す側面図であ
る。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態に係る露光装置
における、光源部およびその近傍の概略構成を示す側面
図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態に係る露光装置
における、光源部およびその近傍の概略構成を示す斜視
図である。
【図8】上記光源部の長手方向に垂直な面を示す断面図
である。
【図9】従来の露光装置を備えた画像記録装置の概略構
成を示す説明図である。
【符号の説明】
4 印画紙(感光材料) 6 露光装置 6A PLZTヘッド 9 光源部 10 石英ロッド(光伝送ロッド) 11 カラードラム(色分解ドラム) 11A 透明ドラム 12 ランプ部(光源) 12A ハロゲンランプ 12B リフレクタ 13 カラーホイール(色分解ホイール) 14 LED群 15 長尺ハロゲンランプ FB・FG・FR カラーフィルタ LB・LG・LR LED素子(発光部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに応じて光を照射することによ
    って感光材料の露光を行う露光装置において、 光源と、 軸方向に長い円柱形状の光伝送ロッドと、 各画素毎に光の透過および遮断を切り替える複数のシャ
    ッターが、上記光伝送ロッドの長手方向に平行な方向に
    一列に配置された露光ヘッドとを備え、 上記光伝送ロッドは、一端から入射した上記光源からの
    光を円柱面から出射し、上記露光ヘッドは、上記光伝送
    ロッドから入射した光を上記感光材料に照射することを
    特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】上記光伝送ロッドを囲うように、該光伝送
    ロッドの中心軸と同心となる円筒状の色分解ドラムが、
    その中心軸まわりに回転するように設けられており、該
    色分解ドラムには、青色、緑色、赤色の各色に対応した
    フィルタが形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の露光装置。
  3. 【請求項3】上記光源と上記光伝送ロッドとの間に、青
    色、緑色、赤色の各色に対応したフィルタが形成された
    円盤状の色分解ホイールが、その円周方向に回転するよ
    うに設けられており、上記光源から上記光伝送ロッドへ
    入射する光の光軸が、上記の青色、緑色、赤色の各色に
    対応したフィルタのいずれか1つを透過するように、上
    記色分解ホイールが配置されていることを特徴とする請
    求項1記載の露光装置。
  4. 【請求項4】上記光源は、青色、緑色、赤色のいずれか
    1色の光を発する発光部材を各色毎に複数備えた構成と
    なっていることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  5. 【請求項5】上記露光ヘッドは、光の透過、遮断を制御
    するPLZT素子を備えたPLZTヘッドであることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の露光装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1316290C (zh) * 2002-04-23 2007-05-16 Lg电子株式会社 光学***和使用该光学***的显示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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