JP2000055142A - 旋回装置 - Google Patents

旋回装置

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JP2000055142A
JP2000055142A JP10226781A JP22678198A JP2000055142A JP 2000055142 A JP2000055142 A JP 2000055142A JP 10226781 A JP10226781 A JP 10226781A JP 22678198 A JP22678198 A JP 22678198A JP 2000055142 A JP2000055142 A JP 2000055142A
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浩一 斎藤
Kengo Muro
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TOTAL SOUND STAKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回装置に設けたギヤのバックラッシ、加工
誤差、組付け誤差を吸収して、噛合面の干渉によって生
じる騒音、振動の低減を図る。 【解決手段】 回転台7に中間ギヤ取付けレバー10a
とモータ取付けレバー10bとから成る揺動部材10を
揺動自在に支持し、モータ取付けレバー10bにパルス
モータ14を固設し、パルスモータ14に軸着した駆動
ギヤ15に噛合する中間ギヤ11を中間ギヤ取付けレバ
ー10aに枢支し、中間ギヤ11を固定リング6に形成
したインナギヤ6aに噛合させる。そして、モータ取付
けレバー10bの自由端側をテンションスプリング17
によりインナギヤ6a方向へ押圧する。テンションスプ
リング17により各ギヤ15,11,6aの噛合面が押
接され、バックラッシ等が吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギヤのバックラッ
シ、加工誤差、組付け誤差による騒音、振動の低減を図
る旋回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、監視用カメラの取付け台、ロボ
ットアームの回転軸等を旋回させる旋回装置としては、
例えば、特開平10−90758号公報に開示されてい
るようなものがある。この先行技術では、旋回装置を監
視用カメラに組付けた状態が例示されており、監視用カ
メラを垂設する支持棒を減速ギヤを介してモータに連設
し、モータの駆動力により支持棒を回転させる構成とな
っている。
【0003】ところで、急旋回、或いは急反転する際
に、ギヤのバックラッシ、加工誤差、組付け誤差によ
り、ギヤの噛合面が干渉して騒音、振動が発生する。特
に、モータとしてパルスモータを採用する場合、回転変
動が1パルス毎に生じるため騒音、振動が一層顕在化さ
れる。
【0004】ギヤの噛合面の干渉に起因する騒音、振動
を低減するには、ギヤ自体の加工精度、組付け精度を厳
しく管理したり、或いはシザーズギヤ等のノーバックラ
ッシ化したギヤを採用すること等が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ギヤ自体の加
工精度、組付け精度を厳しく管理することは、製造工程
の複雑化を招き、製品コストが高くなってしまう。又、
ノーバックラッシ化したギヤは、構造が複雑で、製造、
組付けが煩雑化してしまう。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、簡単な構造
で、製造、組付けが容易で、ギヤの干渉による騒音、振
動の発生を低減することのできる旋回装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による第1の旋回装置は、回転台に連設する
揺動部材と、上記回転台の外周に配設すると共にインナ
ギヤを有する固定リングと、上記揺動部材に固定したモ
ータと、上記揺動部材に枢支した中間ギヤと、上記モー
タに軸着すると共に上記中間ギヤに噛合する駆動ギヤ
と、上記揺動部材を上記駆動ギヤ及び中間ギヤを介して
上記インナギヤ方向へ押圧付勢する押圧部材とを備える
ことを特徴とする。
【0008】第2の旋回装置は、第1の旋回装置におい
て、前記揺動部材が互いに揺動自在な第1のレバーと第
2のレバーとから成り、上記第1のレバーに前記モータ
が固設され、上記第2のレバーに前記中間ギヤが枢支さ
れ、上記第1のレバーが上記第2のレバー方向へ前記押
圧部材により押圧付勢されていることを特徴とする。
【0009】第3の旋回装置は、第1或いは第2の旋回
装置において、前記揺動部材の前記インナギヤからの反
力により揺動する方向に該揺動部材を受けるストッパを
設けたことを特徴とする。
【0010】第4の旋回装置は、第1〜第3の何かの旋
回装置において、前記駆動ギヤが金属製であり、前記中
間ギヤが樹脂製であることを特徴とする。
【0011】すなわち、第1の旋回装置では、回転台に
連設されている揺動部材に固設されたモータが回転する
と、このモータに軸着されている駆動ギヤが揺動部材に
枢支されている中間ギヤを介して、固定リングの内周に
設けたインナギヤを回動させようとし、その反力で、回
転台が回転する。このとき、押圧部材が揺動部材を上記
駆動ギヤ及び中間ギヤを介して上記インナギヤ方向へ押
圧付勢しているため、ギヤのバックラッシ、加工誤差、
組付け誤差が吸収され、騒音、振動の低減が図れる。
【0012】第2の旋回装置では、第1の旋回装置にお
いて、揺動部材を互いに揺動自在な第1のレバーと第2
のレバーとで構成し、第1のレバーにモータを固設し、
第2のレバーに中間ギヤを枢支し、第1のレバーを押圧
部材により第2のレバー方向へ押圧付勢することで、各
ギヤ間のバックラッシ、加工誤差、組付け誤差を、1つ
の押圧部材により、それぞれ吸収することが可能とな
る。
【0013】第3の旋回装置では、第1又は第2の旋回
装置において、揺動部材がインナギヤからの反力を受け
て揺動したとき、この揺動部材の揺動がストッパにより
規制されているため、インナギヤと中間ギヤとの距離が
常に適正に保持される。
【0014】第4の旋回装置では、第1〜第3の何かの
旋回装置において、駆動ギヤを金属製とし、中間ギヤを
樹脂製とすることで両ギヤの干渉による騒音、振動が一
層低減される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図中の符号1は、屋内の天井に
埋設、或いは垂設される監視用カメラ装置、2は監視用
カメラ装置1に内蔵された旋回装置で、水平方向旋回装
置2aと垂直方向旋回装置2bとを有する。
【0016】旋回装置2の上部には、カバー3が装着さ
れ、このカバー3内に電源ユニット4a、印刷基盤4b
等を載置するベースプレート5が固設されており、この
ベースプレート5の底面に固定リング6が固設され、こ
の固定リング6にインナギヤ6aが形成されている。
【0017】又、ベースプレート5の底面中央に、回転
台7の中央に突設されているボス7aが、ベアリング8
を介して回転自在に支持され、固定ナット9により掛止
されている。
【0018】又、上記回転台7の一側に切欠き部7bが
形成されており、この切欠き部7b側に揺動部材10が
配設されている。この揺動部材10は第2のレバーであ
る中間ギヤ取付けレバー10aと第1のレバーであるモ
ータ取付けレバー10bとを備え、中間ギヤ取付けレバ
ー10aがL字状に形成されている。この中間ギヤ取付
けレバー10aの一辺が上記切欠き部7b上に臨まさ
れ、この切欠き部7bに対設する面に、コ字状のフレー
ム10cの開口端が固設されている。尚、このフレーム
10cは中間ギヤ取付けレバー10aと一体形成されて
いても良い。
【0019】このフレーム10c内に樹脂製の中間ギヤ
11が枢支されている。このフレーム10cが上記切欠
き部7bに遊挿され、又中間ギヤ取付けレバー10aの
屈曲部が回転台7にピン12を介して枢支されている。
【0020】又、中間ギヤ取付けレバー10aの他辺
に、第2のレバー10bの一端がピン13を介して枢支
されている。このモータ取付けレバー10bに水平駆動
用パルスモータ14が固設されており、この水平駆動用
パルスモータ14のスピンドルに、金属製の駆動ギヤ1
5が軸着されている。
【0021】更に、上記モータ取付けレバー10bの自
由端の反中間ギヤ取付けレバー10a側と、回転台7に
固設されているストッパブロック16との間に、押圧部
材の一例であるテンションスプリング17が介装されて
いる。このテンションスプリング17は、上記駆動ギヤ
15を中間ギヤ11を介してインナギヤ6aに押接させ
るもので、比較的強いバネ圧に設定されている。
【0022】又、中間ギヤ取付けレバー10aの端部
に、上記ストッパブロック16に掛止するアジャスタ1
8が螺入されている。このアジャスタ18は中間ギヤ1
1がインナギヤ6aから離れ過ぎるのを防止するもの
で、製品毎に調整される。尚、符号19はダンパスプリ
ングで比較的弱いバネ圧に設定されている。
【0023】図3に示すように、駆動ギヤ15がテンシ
ョンスプリング17の付勢力により中間ギヤ11の噛合
面を回動方向へ押圧させる位置に偏心されており、イン
ナギヤ6aは中間ギヤ11の回転方向の付勢力により、
互いの噛合面が当接されている。従って、各ギヤ15,
11,6aのバックラッシ、加工誤差、組付け誤差が、
1つのテンションスプリング17の付勢力により吸収さ
れ、互いの噛合面の干渉が軽減される。
【0024】又、図3の符号20はリミットスイッチ
で、両端にスイッチ部20aを備え、回転台7の上面に
突出されている。一方、ベースプレート5の下面にはス
イッチ部20aに係合するストッパ21(図2参照)が
突設されている。回転台7はスイッチ部20aに当接す
る範囲で、水平方向へほぼ360°往復回動自在に設定
されている。
【0025】上記回転台7の下方に、カメラ部22のカ
メラベース23が対設されており、このカメラベース2
3が回転台7にスペーサ24を介して固設されている。
更に、カメラベース23の下方に、カメラ収納ボックス
25の両側がブラケット26を介して垂直方向へ回動自
在に支持されている。このカメラ収納ボックス25にカ
メラ本体27が収納されている。尚、符号28は、カメ
ラ部22を覆うカメラカバーで、カメラベース23に着
脱自在に装着されると共に、少なくともカメラ本体27
のレンズ面に対向する部位が透明になっている。
【0026】上記カメラ収納ボックスの側面の支持位置
に、樹脂製のウォームホイール29が固設され、このウ
ォームホイール29に、支持軸30の端部に形成したフ
ランジ30aが圧入、或いはねじ止めされている。
【0027】この支持軸30がベアリング31を介して
ブラケット26に枢支され、更に、この支持軸30のブ
ラケット26から突出した端部にリミットカム32が軸
着されている。
【0028】このリミットカム32は、カメラ収納ボッ
クス25の垂直方向の回動角を規制するもので、本実施
の形態では水平状態から下方向へ90°回動可能に設定
されており、水平状態でリミットカム32の水平カム面
32aがブラケット26に固設されている水平リミット
スイッチ33aに係合され、90°下方へ回動すると、
垂直カム面32bがブラケット26に固設されている垂
直リミットスイッチ33bに係合するように設定されて
いる。
【0029】又、上記ウォームホイール29の水平方向
側面に金属製のウォーム34が噛合されている。このウ
ォーム34はウォームシャフト35に挿通され、図示し
ない剣先ねじにより固定されている。
【0030】このウォームシャ35の両端がヨーク36
に回動自在に支持されている。このヨーク36は、その
中途がブラケット26に支持軸37を介して回動自在に
支持されている。そして、ブラケット26とヨーク36
との間に介装された押圧手段であるスプリング44によ
り、ヨーク36は図8の反時計方向に回動付勢され、ウ
ォーム34がウォームホイール29に圧接されている。
又、ヨーク36の上端が上記カメラベース23を貫通し
て、該カメラベース23の上部に突出されている。この
ヨーク36の上端にモータテーブル38が固設され、こ
のモータテーブル38に垂直駆動用パルスモータ39が
固設されている。
【0031】この垂直駆動用パルスモータ39と上記ウ
ォームシャフト35の上端とがカップリング40を介し
て連設されており、ウォームシャフト35はカップリン
グ40により上下方向の移動がある程度許容されてい
る。又、ウォームシャフト35下端の、ウォーム34の
下面と、これに対向するヨーク36の内面との間に、比
較的バネ圧の高いテンションスプリング41が介装され
ている。ウォーム34はテンションスプリング41の付
勢力によりウォームホイール29との噛合面に押圧され
て、噛合面のバックラッシ、加工誤差、組付け誤差が吸
収される。
【0032】又、ヨーク36のブラケット26に指向す
る側面にアジャスタ42が螺入されており、このアジャ
スタ42の先端が、ブラケット26に形成された凸部2
6a挿通され、その先端にナット43が螺入されて、ブ
ラケット26に掛止されている。このアジャスタ42
は、ブラケット26とヨーク36との距離が離れ過ぎる
のを防止し、ウォーム34がウォームホイール29に最
適な状態で噛合するように設定するもので、製品毎に調
整する。
【0033】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。先ず、水平方向旋回装置2aにより
カメラ本体27を水平方向へ回動させるには、水平駆動
用パルスモータ14を駆動させる。この水平駆動用パル
スモータ14は、回転台7に併設されている揺動部材1
0のモータ取付けレバー10bに固設されており、水平
駆動用パルスモータ14を駆動させると、水平駆動用パ
ルスモータ14に軸着されている駆動ギヤ15が、揺動
部材10の中間ギヤ取付けレバー10aに枢支されてい
る中間ギヤ11を介して、固定リング6に形成されてい
るインナギヤ6aを回転させようとする。
【0034】この固定リング6はベースプレート5に固
設されているため、その反力で、中間ギヤ11が公転
し、揺動部材10を介して回転台7が回転する。する
と、この回転台7に連設する水平駆動用パルスモータ1
4、カメラ収納ボックス25に内蔵されているカメラ本
体27等が水平方向へ一体回転する。
【0035】上記揺動部材10の第2のレバー10bの
屈曲部が回転台7にピン12を介して揺動自在に支持さ
れており、その他端がストッパブロック16に介装され
ているテンションスプリング17により中間ギヤ取付け
レバー10a方向へ付勢されているため、その付勢力に
より駆動ギヤ15と中間ギヤ11との噛合面、及び中間
ギヤ11とインナギヤ6aとの噛合面が、それぞれ押接
されている。
【0036】従って、ギヤのバックラッシ、加工誤差、
組付け誤差が吸収され、水平方向への旋回時の各ギヤの
干渉により生じる騒音、振動が低減される。更に、中間
ギヤ11を樹脂製としたことで、騒音、振動がより一層
低減される。
【0037】ところで、インナギヤ6aに対して駆動ギ
ヤ15を直接噛合させず、中間ギヤ11を介装させたこ
とで、駆動ギヤ15の径を小さくすることができ、その
分コンパクト化が実現できる。
【0038】そして、回転台7に固設したリミットスイ
ッチ20のスイッチ部20aの一方がベースプレート5
に突設されているストッパ21に係合すると、水平駆動
用パルスモータ14の回転が一旦停止し、その後、反転
し、他方のスイッチ部20aがストッパ21に係合する
までの略360°の範囲で往復回動する。
【0039】水平駆動用パルスモータ14が反転すると
き、中間ギヤ11にインナギヤ6aからの反力により内
方へ押出そうと力が作用するが、この中間ギヤ11を支
持する中間ギヤ取付けレバー10aの自由端がアジャス
タ18を介してストッパブロック16に掛止されるた
め、中間ギヤ11がインナギヤ6aから必要以上に離間
することがなく、この両ギヤ11,6aのピッチ円距離
が適正に保たれる。
【0040】その結果、例えば、水平駆動用パルスモー
タ14の角速度を、例えば360°/secの高速回転
に設定した場合であっても、或いは超低速回転させた場
合であっても、騒音、振動を大幅に低減させることが可
能となり、素早い動きの被写体に対しても確実に追従さ
せることが可能となり、又、夜間等の監視用としてむら
なく広い範囲で、ゆっくりと旋回動作させる際の騒音が
低減され、振動による画像のぶれを減少させることがで
きる。更に、急反転させた場合であっても両ギヤ11,
6aが必要以上に離間することがなく、高速での反転が
可能となる。
【0041】一方、垂直方向旋回装置2bによりカメラ
本体27を垂直方向へ旋回させるには、垂直駆動用パル
スモータ39を駆動させる。すると、この垂直駆動用パ
ルスモータ39に軸着されているウォーム34が、カメ
ラ収納ボックス25の一側に固設されているウォームホ
イール29を介して、該カメラ収納ボックス25を垂直
方向へ旋回させる。
【0042】ウォーム34は、テンションスプリング4
1により上方へ付勢され、かつ、スプリング44により
ウォームホイール29側へ付勢されているため、ウォー
ム34とウォームホイール29との噛合面が常時押接さ
れおり、この両ギヤ34,29のバックラッシ、加工誤
差、組付け誤差が吸収され、従って、噛合面の干渉が無
くなり、旋回時の騒音、振動が低減される。
【0043】更に、ウォームホイール29を樹脂製とし
たことで、より一層の騒音、振動の低減を図ることがで
きる。
【0044】そして、カメラ本体27を水平状態から垂
直方向へ、或いは垂直状態から水平方向へ旋回させる
と、リミットカム32がウォームホイール29と一体回
転し、このリミットカム32に形成した垂直カム面32
b、或いは水平カム面32aが、ブラケット26に固設
されている垂直リミットスイッチ33b、或いは水平リ
ミットスイッチ33aに係合する。
【0045】すると、旋回動作が一旦停止し、その後、
反転動作し、リミットカム32の他方のカム面32a,
32bが他方のリミットスイッチ33a,33bに係合
する90°の範囲で往復回動する。
【0046】垂直駆動用パルスモータ39が反転すると
き、ウォーム34にウォームホイール29からの反力に
より外方への押圧力が生じるが、このウォーム34に軸
装されたウォームシャフト35の上下端部を支持するヨ
ーク36がアジャスタ42を介してブラケット26に掛
止されているため、ウォーム34がウォームホイール2
9から必要以上に離間することがなく、この両者のピッ
チ円距離が適正に保たれる。
【0047】その結果、例えば、垂直駆動用パルスモー
タ39の角速度を、例えば90°/secの比較的高速
回転に設定した場合であっても、或いは超低速回転させ
た場合であっても、騒音、振動が抑制され、水平方向へ
の旋回と同様、素早い動きの被写体に対しても確実に追
従させることができ、又、夜間等の監視用としてむらな
く広い範囲で、ゆっくりと旋回動作させる際の騒音が低
減され、振動による画像のぶれを減少させることができ
る。
【0048】尚、本実施の形態では、旋回装置を監視用
カメラに取付けた場合について説明したが、本発明によ
る旋回装置は、ロボットアームの回転軸等、各種回転部
位に採用することが可能である。又、モータもパルスモ
ータに限らず直流モータ等であっても良い。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
回転台に支持されている揺動部材にモータを固設すると
共に、このモータに軸着する駆動ギヤに噛合する中間ギ
ヤを揺動部材に枢支し、この中間ギヤを、その外周に配
設した固定リングに設けたインナギヤに噛合させ、揺動
部材を押圧部材により駆動ギヤ及び中間ギヤを介してイ
ンナギヤ方向へ押圧付勢するようにしたので、各ギヤの
噛合面が互いに押接されて、ギヤのバックラッシ、加工
誤差、組付け誤差が吸収され、噛合面の干渉により生じ
る騒音、振動が低減される。その結果、超低速旋回から
高速旋回まで、あらゆる速度でスムーズに旋回動作させ
ることが可能となる。
【0050】又、1つの押圧部材で各ギヤのバックラッ
シ、加工誤差、組付け誤差が吸収されるため、構造が簡
素化され、製造組付けが容易になる。
【0051】この場合、揺動部材を互いに揺動自在な第
1のレバーと第2のレバーとし、第1のレバーにモータ
を固設し、第2のレバーに中間ギヤを枢支し、第1のレ
バーを押圧部材により第2のレバー方向へ押圧付勢する
ことで、ギヤのバックラッシ、加工誤差、組付け誤差を
1つの押圧部材により吸収することが可能となる。
【0052】更に、揺動部材がインナギヤからの反力を
受けて揺動したとき、この揺動部材の揺動をストッパブ
ロックにより規制することで、インナギヤと中間ギヤと
のピッチ円距離を常に適正に保持することができる。
【0053】又、駆動ギヤを金属製とし、中間ギヤを樹
脂製とすることで噛合面の干渉による騒音、振動を一層
低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】監視用カメラ装置の斜視図
【図2】監視用カメラ装置の縦断面図
【図3】図2の固定リングを除いたIII-III 断面図
【図4】図3のIV矢視図
【図5】図3のV-V 断面図
【図6】図3のVI-VI 断面図
【図7】水平方向旋回装置の分解斜視図
【図8】垂直方向旋回装置の側面図
【図9】垂直方向旋回装置の分解斜視図
【符号の説明】
6…固定リング 6a…インナギヤ 7…回転台 10…揺動部材 10a…第2のレバー 10b…第1のレバー 14…水平駆動用パルスモータ 16…ストッパ(ストッパブロック) 17…押圧部材(テンションスプリング)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室 謙吾 東京都品川区戸越6丁目10番17号 株式会 社トータルサウンドスタック内 Fターム(参考) 3J009 DA11 EA04 EA12 EA14 EA21 EA43 EB10 EC03 ED14 FA23 5H303 AA10 AA30 BB01 BB06 BB14 CC06 CC09 DD01 DD03 DD27 5H607 AA04 AA12 AA14 BB01 BB04 BB10 CC03 CC05 CC09 DD03 DD08 EE21 EE32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転台に連設する揺動部材と、 上記回転台の外周に配設すると共にインナギヤを有する
    固定リングと、 上記揺動部材に固定したモータと、 上記揺動部材に枢支した中間ギヤと、 上記モータに軸着すると共に上記中間ギヤに噛合する駆
    動ギヤと、 上記揺動部材を上記駆動ギヤ及び中間ギヤを介して上記
    インナギヤ方向へ押圧付勢する押圧部材とを備えること
    を特徴とする旋回装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動部材が互いに揺動自在な第1の
    レバーと第2のレバーとから成り、 上記第1のレバーに前記モータが固設され、 上記第2のレバーに前記中間ギヤが枢支され、 上記第1のレバーが上記第2のレバー方向へ前記押圧部
    材により押圧付勢されていることを特徴とする請求項1
    記載の旋回装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動部材の前記インナギヤからの反
    力により揺動する方向に該揺動部材を受けるストッパを
    設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の旋回装
    置。
  4. 【請求項4】 前記駆動ギヤが金属製であり、前記中間
    ギヤが樹脂製であることを特徴とする請求項1〜3の何
    かに記載の旋回装置。
JP22678198A 1998-08-11 1998-08-11 旋回装置 Expired - Fee Related JP3556838B2 (ja)

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